JPH0372808A

JPH0372808A - 移植機

Info

Publication number: JPH0372808A
Application number: JP20941089A
Authority: JP
Inventors: Hidetaka Hirayama; 秀孝平山; Hiroyoshi Ono; 弘喜小野; Hiroshi Ikegawa; 池川　寛
Original assignee: Iseki and Co Ltd; Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Current assignee: Iseki and Co Ltd; Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Priority date: 1989-08-11
Filing date: 1989-08-11
Publication date: 1991-03-28
Anticipated expiration: 2015-07-04
Also published as: JP3058422B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、田植機等の移植機に設けられ、欠株が発生す
ると警報を発して操縦者に知らせる欠株警報装置に関す
る。

［従来の技術］苗を載せて左右に往復動し、所定の苗取出口に苗を順次
供給する苗載台と、所定の軌跡を描いて上下運動を行な
う植付杆とを備え、前記軌跡の上部で苗取出口に供給さ
れた苗を植付杆の植付爪が挾持し、これを該軌跡の下部
で開放して圃場に植え付けるようにした田植機がある。

この種の田植機において、苗載台の苗が空になったり、
苗送りに障害が発生した等の理由で、苗取出口への苗の
正常な供給が中断されると、植付杆による苗の植付けが
行なわれなくなり、圃場に欠株が生じる。

［発明が解決しようとする課８］前記理由等で欠株が生じた場合には、−旦作業を中断し
てそれに対処する必要がある。また、前記理由とは別に
、個々の苗に起因して散発的に発生する欠株もあり、こ
のような欠株の場合は、収穫量に与える影響が小さく無
視できるものもある。

そこで本発明は、散発的な欠株と連続的な欠株を区分し
、連続的な欠株が発生した場合にのみこれを操縦者に知
らせるよう警報を出す欠株警報装置を提供することを課
題としている。

［課題を解決するための手段］上記課題を解決するために１本発明は次のような構成と
した。

すなわち、本発明にかかる移植機の欠株警報装置は、苗
を保持する苗載台と、所定の軌跡を描いて上下運動を行
なう植付杆を備え、苗載台上の苗を植付杆で保持して圃
場に植え付ける移植機の欠株警報装置であって、苗載台
から圃場に至る軌道上で前記植付杆が苗を保持している
か否かを検出する欠株センサと、該欠株センサが苗を検
出すると、その時点から植付杆の動作のｌサイクルより
も長い一定時間が経過するまで出力信号を出す発信器と
、該発信器の出力信号がオフになると警報を発する警報
器とを備えてなる。

［作　用］正常植付時には、ｌサイクルごとに欠株センサが苗を検
出し発信器から出力信号が一定時間出される。この出力
信号の出力時間は植付動作の１サイクルよりも長いので
、常時出力信号が出されている状態となり警報は発せら
れない、欠株が連続的に発生して出力信号がオフになる
と、警報が発せられる。上記出力信号の出力時間を適当
に設定することにより、欠株が散発的に発生した場合に
は警報が発せられないようにすることができる。

［実施例］以下、図面にあられされた実施例に基づいて具体的に説
明する。

第１図は移植機である乗用田植機の側面図であって、こ
の田植機１は、走行車体２の後部に設けたリンク装置３
に、田植え用の作業機部分４が昇降可能に装着されてい
る。走行車体２は前輪６゜６と後輪７．７を有する四輪
式で、フラットなフロアの上に操縦席９が設けられてい
る。

作業機部分４は、前記リンク装置３のローリング軸１０
に取り付けられ、走行車体側からＰＴＯ軸１１を介して
伝動される伝動ケース１３と、該伝動ケースの上方に前
側が上位となるよう傾斜して設けられている苗載台１４
と、伝動ケース１３の後部に設けた植付条数分のロータ
リケース１５に２組づつ取り付けられた植付杆１６．・
・・とを備え、苗載台１４が左右に往復動して台上の苗
を所定の苗取出口１８に１株分づつ供給しつつ、植付杆
１６が所定の軌跡Ｐを描きながら上下運動を行ない、該
軌跡の上部（Ｐｌ）で前記苗取出口１８に供給された苗
を植付杆の先端部に設けた一対の植付爪１６ａ、１６ａ
で挾持し、これを軌跡の下部（Ｐ２）で開放して圃場に
植え付けるようになっている。

前記軌跡Ｐは植付爪１６ａ、１６ａの先端部の軌跡であ
って、該軌跡に沿って植付杆１６が苗を挾持しているか
否かを検出する欠株センサ２０が設けられている。この
欠株センサ２０は、第２図に示す如く、絶縁体でできた
苗ガイド２１が軌跡Ｐの前部に沿わせて苗載台１４の下
部から垂設されており、この苗ガイド２１における苗が
通過する側に突出させて電極２２が埋設されている。苗
ガイド２１は、苗載台のブラケット２４に取付軸２５に
よって回動自在に取り付けられる筒部２１ａと、該筒部
から下方に伸びる植付爪ガイド部２１ｂおよび苗ガイド
部２１ｃと、該植付爪ガイド部２１ｂの両側部に突設し
たストッパ受部２１ｄ、２１ｄとからなり、筒部２１ａ
に巻回したばね２６によって植付爪ガイド部２１ｂおよ
び苗ガイド部２１ｃの下部が後向きに付勢されていると
ともに、ストッパ受部２１ｄに当接するストッパ２７に
よって植付爪ガイド部２１ｂが軌跡Ｐよりも後方へ回動
しないようになっている。苗ガイド部２１ｃは、植付杆
１６が点Ｐｌから点Ｐ２へ下動するときに、一対の植付
爪１６ａ、１６ａの間隔部のほぼ中央を相対的に通過す
るようになっており、通過時に前記電極２２が苗３０の
ポット部３０ａに接触するようになっている０例えば第
９図に示す欠株センサの電気回路において、電極２２は
正極、植付爪１６ａ、１６ａは陰極として結線されてい
る。したがって、植付杆１６が苗３０を挾持していると
きは、回路が閉じて電極２２→苗３０→植付爪ｌｅａ、
１６ａの順に電流が流れて苗が検出される。植付杆１６
が苗を挾持していないときは１回路が開いたままである
ので電流が流れない。

なお、第３図に示す欠株センサ２０”のように、苗ガイ
ド２１に正極および陰極用の円電極３２゜３３を設けて
もよい。この場合、電極３２→苗３０→電極３３の順に
電流が流れる０例えば第２図に図示した欠株センサ２０
では、植付杆１６が苗を挟持していないのに、植付爪１
６ａ、１６ａに付着した水や泥等を介して正・陰画電極
間に通電が生じることによる誤検出が起こり得るが、本
欠株センサ２０′はこれを防正できる。

第４図は欠株警報装置４０の構成をあられす図、第５図
は出力のタイムチャートである。欠株センサ２０（また
は２０′）からの苗検出信号Ａは、増幅器４１で増幅さ
れ、ワンショット発信器４２に入力される。ワンショッ
ト発信器４２は、苗検出信号Ａが入力されると、その時
点から植付サイクルＴｏよりも長い一定時間Ｔが経過す
るまでワンショット出力信号Ｂを発信するもので、各ワ
ンショット出力信号を重ね合わせたトータル出力信号は
Ｃのようにあられされる。苗載台１４の苗詰まり等によ
って連続して欠株が生じ、トータル出力信号Ｃがオフに
なると、連続欠株を知らせるための警報器の一つである
ＬＥＤ４４が発光する。

ワンショット出力信号Ｂの出力時間Ｔは外部に設けたコ
ントロールボリューム４５で調整可能であるので、欠株
が生じてから警報が発せられるまでの時間（または警報
を発すべき連続欠株数）を任意に設定することができる
。

さらに、各条の出力信号ＣはＯＲ回路４７とＡＮＤ回路
４８に供給される。ＯＲ回路側のトランジスタ４９は各
条の出力信号の伺れかがオンであるときにオンになり、
ＡＮＤ回路側のトランジスタ５０は何れかの欠株センサ
がオンであるときにオンになる。すなわち、植付条数を
ｎとしたとき、植付作業時に少なくとも１個、最大で（
ｎ−１）個の欠株センサ２０が欠株を検出したときに、
もう一つの警報器であるブザー５３が警報音を発する。

このように、植付サイクルよりも長い一定時間発信する
ワンショット出力信号を利用して連続欠株を検出するよ
うに構成することにより、従来装置のように植付タイミ
ングを検出するためのセンサが不要となっている。また
、コントロールボリューム４５でワンショット出力信号
の出力時間Ｔを簡単に設定することができるので、車速
等の条件に応じた適切な警報の制御を行なうことができ
る。

植付タイミングの検出法としては、次のような方法も考
えられる。

第１の方法は、第７図に示すように、各欠株センサ２０
　（Ｌ〜４）からの信号Ａ（１〜４）のＯＲ信号りをタ
イミング信号とし、このタイミング信号りと各欠株セン
サからの信号Ａ（１〜４）との比較により欠株を検出す
るものである。この方法によれば、植付タイミングを検
出するためのセンサ等を別に設けることなく、植付速度
等に対応させて高精度で欠株を検出することができる。

なお、全条が欠株となった場合には正常に機能しなくな
るが、実際上そのようなことはまずありえないので、実
用に不都合は生じないと考えられる。

第６図はこの第１の方法、および後記第２の方法の構成
を示すブロック図である０図示例は４条植機の場合をあ
られしている。

第２の方法は、第８図に示すように、最初に苗を検出し
た条の欠株センサ２０の信号を各サイクルのタイミング
信号とし、連続するサイクルにおいて先のサイクルのタ
イミング信号Ｓ　（ｎ）から後のサイクルのタイミング
信号Ｓ（ｎ＋１）までの間に欠株センサからの信号Ａが
検出されないときは、その条が１株分欠株であると判断
するようになっている。この方法によれば、前記第１の
方法と同様に、植付タイミングを検出するためのセンサ
等を別に設けることなく、植付速度に対応させ高精度で
欠株を検出することができる。タイミング周期Ｔが変化
しても欠株を検出可能であるため、植付速度に対する適
応性が良好である。

つぎに、第９図は異なる欠株警報装置６０の回路図であ
る。各条の欠株センサ２０′、・・・に接続された比較
器６１．・・・の出力は、苗検出のとき低（Ｌ）、苗非
検出のとき高（Ｈ）となる、したがって、各比較器出力
の少なくとも一つがＨであるとき、囲路中のａ点におけ
る出力はＨとなる。すなわち、欠株の条があるとａ点は
Ｈ状態に維持される。また、各比較器出力の少なくとも
一つがＬであるとき、回路中のｂ点における出力はＨと
なる。

すなわち、何れかの条で苗検出があるとｂ点はＨ状態に
維持される。ａ点とｂ点の信号を比較し、ｂ点の変化回
数に対しａ点が複数回連続して変化しなかったとき、ブ
ザー６２によって警報が出される。カウンタ６４はＣＬ
の入力の立下りにより回数がカウントされるとともに、
Ｒ３ＴがＨレベルのときカウントがクリアされる。この
欠株警報装置６０も、前記装２１４０と同様に、ＯＲ回
路とＡＮＤ回路で植付タイミングを検出するように構成
されているので、植付タイミング計測用のセンサが不要
である。また、このように欠株数を数値的にカウントし
て警報を出すように構成することにより、警報が出され
るまでの連続欠株数のばらつきがなくなる。なお、図示
例のカウンタ６４の代りにタイマを設け、ｂ点の信号が
変化しているのにａ点の信号が一定時間以上変化しない
ときに警報が出されるようにしてもよい。

［発明の効果］以上の説明から明らかなように、本発明にかかる移植機
の欠株警報装置は、散発的に発生した欠株に対しては反
応せず、連続的に発生した欠株に対してだけ反応し、警
報器でこれを操縦者に知らせるようになっているので、
無視できる程度の欠株では警報を発することがなく、し
かも有害な欠株の発生を防止することが可能となった。

また、植付タイミングを検出するためのセンサが別に設
けられていないので、構成が簡単で、安価に提供するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は乗用田植機の側面図、第２図（ａ）、（ｂ）は
欠株センサの側面図と背面図、第３図は異なる欠株セン
サの背面図、第４図は本発明の１実施例である欠株警報
装置の構成図、第５図はその出力状態をあられすタイム
チャートである。第６図は異なる実施例のブロック図、
第７図および第８図は出力状態をあられすタイムチャー
トである。また、第９図はさらに異なる実施例の電気回
路図、第１０図は出力状態をあられすタイムチャートで
ある。１・・・乗用田植機、１４・・・苗載台、１６・・・植
付杆、１６ａ・・・植付爪、１８・・・苗取出口、２０
．２０’欠株センサ、３０・・・菌、４０．６０・・・
欠株警報装置、４２・・・発信器、４４・・・ＬＥＤ　
（警報器）４５・・・コントロールボリューム、５３．
６２・・・ブザー（警報器）。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）苗を保持する苗載台と、所定の軌跡を描いて上下
運動を行なう植付杆を備え、苗載台上の苗を植付杆で保
持して圃場に植え付ける移植機の欠株警報装置であって
、苗載台から圃場に至る軌道上で前記植付杆が苗を保持
しているか否かを検出する欠株センサと、該欠株センサ
が苗を検出すると、その時点から植付杆の動作の１サイ
クルよりも長い一定時間が経過するまで出力信号を出す
発信器と、該発信器の出力信号がオフになると警報を発
する警報器とを備えてなる移植機の欠株警報装置。