JPH0372750A - ディジタル信号復号回路 - Google Patents

ディジタル信号復号回路

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JPH0372750A
JPH0372750A JP32271489A JP32271489A JPH0372750A JP H0372750 A JPH0372750 A JP H0372750A JP 32271489 A JP32271489 A JP 32271489A JP 32271489 A JP32271489 A JP 32271489A JP H0372750 A JPH0372750 A JP H0372750A
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signal
value
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digital signal
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JP32271489A
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Takahisa Hayashi
林 隆久
Tadamasa Goto
後藤 忠正
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、例えばディジタル移動通信システムにおいて
、受信ディジタル信号の符号を判定するために使用され
るディジタル信号復号回路に関する。
(従来の技術) ディジタル移動通信システムでは、送信側でディジタル
信号の符号、つまり“1″  “0”を周波数の変化や
電圧値の変化に置換して送信し、受信側で上記送信側か
ら送られた信号を受信復調したのちこの受信ディジタル
信号を基準信号レベルと比較することにより上記符号(
“1”“O”)を判定するようにしている。第11図は
その復号動作の一例を示すもので、同図(a)に示すよ
うに基準信号レベルvthを予め適当な、値に設定して
おき、受信ディジタル信号RDをこの基準信号レベルV
thとレベル比較することにより同図(b)に示すよう
な復号ディジタル信号ODを得ることができる。
(発明が解決しようとする課題) ところが、この種の従来の復号回路は基準信号レベルV
thを固定的に設定しているため、例えば送信側または
受信側で変復調周波数の変動や電圧値の変動が発生し、
これにより受信ディジタル信号RDの直流レベルが例え
ば第12図(a)に示す如く変化したとすると、正確な
?〕号判走を行なえなくなり、この結果第12図(b)
に示すように復号出力ODに誤りが発生する問題があっ
た。
そこで、本発明はこの点に着目し、受信ディジタル信号
の直流レベルが変化してもこの変化に影響されずに復号
を行なえるようにし、しかも受信ディジタル信号の信号
値が雑音等により一時的に急激に変化してもその影響を
除虫でき、かつ受信ディジタル信号の振幅値が変化して
もこの変化に影響されずに復号を行ない得るディジタル
信号復号回路を提供することを特徴とする特許 [発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は、上記目的を達成するために次のような手段を
講じたものである。すなわち、信号値検出手段と符号判
定手段とを備え、受信ディジタル信号の各着目ビット毎
に、上記信号値検出手段により基準信号レベルに対する
上記受信ディジタル信号の信号値を検出し、この検出さ
れた信号値と少なくとも1ビット前の着目ビットにおい
て検出された信号値とに基づいて、上記符号判定手段で
上記受信ディジタル信号の着目ビットを符号判定する。
また、直流情報検出手段と、平均値検出手段と、基準信
号レベル発生手段とを備え、上記直流情報検出手段によ
り、上記信号値検出手段で検出された信号値に応じたパ
ラメータ値を発生して、このパラメータ値と上記受信デ
ィジタル信号の信号値とから受信ディジタル信号の直流
レベルに係わる情報を検出する。そして、上記平均値検
出手段により、上記検出された直流レベルに係わる情報
および少なくとも1ビット前の着目ビットにおいて検出
された直流レベルに係わる情報の平均値を検出し、基準
信号レベル発生手段により、上記検出された平均値に基
づいて少なくとも次の着目ビットの符号判定に使用する
ための基準信号レベルを発生し、この基準信号レベルを
上記信号値検出手段に供給するようにしたものである。
(作用) この結果本発明によれば、受信ディジタル信号から検出
した信号値に基づいて上記受信ディジタル信号の直流レ
ベルに係わる情報が検出され、この直流レベルに係わる
情報を基に基準信号レベルが発生されるので、何等かの
原因で受信ディジタル信号の直流レベルが変化しても、
この直流レベルの変化に追従して基準信号レベルも変化
することになり、この結果受信ディジタル信号は常に最
適な基準信号レベルに従って符号判定されることになっ
て、誤りのない高品質の復号を行なうことが可能となる
また、基準信号レベルを発生する際に、過大の複数の着
目ビットにおいて検出された直流情報の平均値が求めら
れ、この平均値に基づいて次の着目ビットの符号判定で
使用する基準信号レベルが発生されるので、たとえ雑音
等により受信ディジタル信号の信号値が一時的に急激に
変化したとしでも、その影響を受けた直流情報がそのま
ま次の着目ビットにおける基準信号レベルとして設定さ
れてしまう不具合は防止され、これにより基準信号レベ
ルをさらに正確に設定することができる。
さらに、上記基準信号レベルを基に受信ディジタル信号
の信号値が検出され、この信号値と少なくとも1ビット
前の着目ビットにおいて検出された信号値とに基づいて
受信ディジタル信号の符号判定が行なわれる。また、上
記受信ディジタル信号の信号値に応じたパラメータ情報
が発生され、このパラメータ情報と受信ディジタル信号
の信号値とに基づいて受信ディジタル信号の直流レベル
に係わる情報が検出され、この直流情報の平均値に基づ
いて基準信号レベルが発生される。このため、符号パタ
ーンによりたとえ受信ディジタル信号の振幅が変化した
としても、この振幅の変化に影響されず基準信号レベル
は安定に保たれることになる。したがって、受信ディジ
タル信号の振幅変化に起因する誤判定は防止され、常に
正確な初号判定を行なうことができる。
(大絶倒) 第1図は、本発明の一実施例におけるディジタル信号復
号回路の構成を示すものである。
このディジタル信号復号回路は、符号判定部100と、
基準信号レベル発生部200とから構成される。
このうち先ず符号判定部100は、例えば第2図に示す
ように、判定レベル発生回路110と、比較回路120
と、符号判定回路140とから構成される。尚、第2図
中の210は後述する基準信号レベル発生部200のオ
フセット制御回路210を示すものである。
判定レベル発生回路110は、加算器111゜112と
、減算器113,114と、これらの加算器111,1
12および減算器113,114に対し所定の2種類の
加算電圧および減算電圧 0 を供給するための可変抵抗器VRI 、VR2。
VR3,VR4とを有する。上記加算器111゜112
は、基準信号レベルVLl+に対し上記加算電圧を加算
することにより、基準信号レベルvthよりも高い2つ
の異なる判定レベルVthl 、 Vth2を発生する
。また、減算器113,114は、基準信号レベルvt
hから上記減算電圧を減算することにより、基準信号レ
ベルvthよりも低い2種類の判定レベルVth3 、
 Vth4を発生する。これらの判定レベルVthl 
、 Vth2 、 Vth3 、 Vth4 ハ、Vt
hl >Vth2 >Vth>Vth3 >Vth4の
ような関係を有し、その値は例えば第6図または第7図
に示すように、受信ディジタル信号RDのアイパターン
を形成する各信号値を識別可能な値に設定される。
比較回路120は5個のコンパレータ130〜134を
有する。これらのコンパレータ130〜134のうち、
コンパレータ130は上記基準信号レベルvthをその
まま判定レベルv thoとして人力し、受信ディジタ
ル信号RDの信号値をこの1 判定レベルv thoと比較する。一方他のコンパレー
タ131〜134は、それぞれ上記加算器111.11
2および減算器113,114から発生された判定レベ
ルVthl 、  Vth2 、  Vth3V th
4を入力し、上記受信ディジタル信号の信号値をコノ判
定レベルVthl 、 Vth2 、 Vth3 。
V th4と比較する。これらのコンパレータ130〜
134の比較出力は、符号判定回路140に供給される
符号判定回路140は、デコーダ141と、1ビット遅
延回路142とをも°する。1ビット遅延回路142は
、上記各コンパレータ130〜134から出力された比
較出力GO〜G4を、受信ディジタル信号RDの1ビッ
ト分だけ遅延して上記デコーダ141に供給するもので
ある。デコーダ141は例えばROMからなり、このR
OMには上記比較出力GO〜G4および遅延比較出力G
O’〜G4’の全ての組み合わせに対応する初号判定結
果ODが予め記憶されている。そして、上記比較出力G
O〜G4と、上記1ビット遅延回2 路142により遅延された1ビット前の比較出力GO’
 〜G4’ とがアドレスとして供給されると、デコー
ダ141はこれらの比較結果GO〜G4゜GO’〜G4
’に対応する符号判定結果ODを読み出す。
次に基準信号レベル発生部200は、オフセット制御回
路210と、オフセット電圧生成回路220と、電圧比
較器230と、スイッチトキャバシタ回路240と、平
均回路250と、電圧保持回路260とから構成される
このうち先ずオフセット制御回路210は、第2図に示
したようにデコーダからなる。このデコーダは例えばR
OMからなり、このROMには前記各コンパレータ13
0〜134の比較出力に対応する最適なオフセット情報
ESが予め記憶されている。上記オフセット情報ESは
、値が異なる3種類のオフセット電圧ΔVl、 ΔV2
. ΔV3のディジタル値ES1と、これらのオフセッ
ト電圧ΔVl、  ΔV2. Δv3の極性を表わす情
報ES2とから構成される。上記オフセット電圧は、3 例えばΔVl >ΔV2>ΔV3の関係に設定され、そ
の値は第6図または第7図に図示したような値にそれぞ
れ設定される。上記オフセット情報ESはオフセット電
圧生成回路220に供給される。
オフセット電圧生成回路220は、初期オフセット電圧
ΔVのディジタル値を発生する初期値発生回路21と、
上記初期オフセット電圧のディジタル値と、上記オフセ
ット制御回路210から供給されたオフセット電圧のデ
ィジタル値ESIとを択一的に出力するセレクタ22と
、ディジタル・アナログ(D/A)変換器23と、この
D/A変換器23から出力されたオフセット電圧を一時
保持するコンデンサ24と、極性設定回路25とから構
成される。D/A変換器23は、セレクタ22を介して
供給された初期オフセット電圧のディジタル値またはオ
フセット電圧のディジタル値ES1をアナログ値からな
るオフセット電圧Δ■、ΔVl、  ΔV2.  ΔV
3に変換するものである。
極性設定回路13は、上記オフセット制御回路210か
ら供給される極性情報ES2に応じて、4 上記オフセット電圧ΔV1ΔVl、  Δv2゜ΔV3
の極性を疋または負に設定して電圧比較器230に供給
するものである。第3図はその構成の一例を示すもので
、2対のスイッチ26.27および28.29をたすき
掛は接続したものからなっている。上記スイッチ対26
.27および28.29は、上記極性情報ES2に従っ
て相反的にオンオフ動作する。
電圧比較器230は、受信ディジタル信号RDの信号値
に、上記オフセット電圧生成回路220から出力された
オフセット電圧Δ■、ΔVl。
ΔV2 ΔV3または−ΔV、  −ΔVI−ΔV2.
−ΔV3を加算し、これにより受信ディジタル信号RD
の振幅の中心値を算出するもので、この振幅中心値をス
イッチトキャパシタ回路240に供給する。
スイッチトキャパシタ回路240は、4個のスイッチト
キャパシタを備え、これらのスイッチトキャバシタは、
各々コンデンサ41a〜41dと、その信号入力側に設
けられた充電制御スイッチ5 42a〜42dと、上記コンデンサ41a〜41dの出
力側に設けられた放電制御スイッチ43a〜43dとか
ら構成される。これらの制御スイッチ42.43のうち
充電制御スイッチ42a〜42dは、図示しないタイミ
ング信号発生回路から発生されるタイミング信号により
、伝送りロックCLKに同期して順に択一的にオン動作
する。また、放電制御スイッチ43a〜43dは、上記
タイミング信号発生回路から発生されるタイミング信号
により、伝送りロックCLKに同期して同時にオン動作
する。尚、これらの充電制御スイッチ42a〜42dお
よび放電制御スイッチ43a〜43dのオン動作タイミ
ングは、伝送りロックCLKの1/2だけ相互に位相が
ずれるように設定されている。
しかして各スイッチトキャパシタは、受信ディジタル信
号RDの隣接する4ビットにおいてそれぞれ算出された
振幅中心値をコンデンサ418〜41dに記憶し、かつ
これら4つの振幅中心値を各ビット毎にコンデンサ41
8〜41dから読み6 出して出力する。これらのスイッチトキャパシタから出
力された振幅中心値は平均回路250に供給される。
平均回路250は、電流増幅器51a〜51dと、抵抗
52a〜52dと、加算器53とから構成される。電流
増幅器51a〜51dは、上記各スイッチトキャパシタ
から出力された4個の振幅中心値をそれぞれ所定の電流
値に電流増幅する。
この電流増幅された振幅中心値は、それぞれ抵抗52a
〜52dを介して加算器53に供給される。
加算器53は、上記4つの振幅中心値の平均値を算出す
るもので、この振幅中心値の平均値は電比保持回路26
0に供給される。
この電圧保持回路260は、コンデンサ61と、その入
力側および出力側にそれぞれ配置されたスイッチ62.
63とから構成される。これらのスイッチ62.63は
、図示しないタイミング信号発生回路から伝送りロック
CLKに同期して発生されるタイミング信号に従って、
互いに1/2ビットずれてオン動作する。コンデンサ6
1は、上7 記スイッチ62がオンになったときに上記加算器53か
ら出力された振幅中心値の平均値を入力して一時保持し
、上記スイッチ63がオンとなったときにこの平均値を
基準信号レベルvthとして前記レベル比較器100に
供給する。
次に、以上のように構成されたディジタル信号復号回路
の動作を説明する。尚、符号判定回路140のデコーダ
(ROM)141およびオフセット制御回路210のデ
コーダ(ROM)には、それぞれ受信ディジタル信号R
Dのtm号値比較結果に対する符号判定結果を表わすデ
ータおよび上記比較結果に対するオフセット情報が予め
記憶しであるものとして説明する。
先ず回路の初期設定として、スイッチトキャパシタ回路
240の各コンデンサ41a〜41dに、振幅中心値の
初期値をそれぞれ設定する。すなわち、オフセット電圧
生成回路220のセレクタ22を初期値発生回路21側
に設定し、その初期値情報に応じた初期オフセット電圧
ΔVをD/A変換器23から発生させる。そうすると、
この初8 期オフセット電圧ΔVは電圧比較器230で受信ディジ
タル信号RDの標準信号に加算され、これにより初期振
幅中心値が得られる。そして、これらの初期振幅中心値
は、充電制御スイッチ42を介して各コンデンサ41a
〜41dにそれぞれ充電される。尚、この初期設定後、
セレクタ22はオフセット制御回路210側に設定され
る。
この状態でディジタル信号が到来すると、図示しないタ
イミング信号発生回路から受信ディジタル信号RDの伝
送りロックCLKに同期して所定のタイミング信号がそ
れぞれ発生され、これにより各スイッチがオンオフ動作
を開始する。
例えば、いま第4図に示したような受信ディジタル信号
RDが人力されたとする。尚、ここでは簡単のため振幅
値が“1″、“0“とも一定レベルになる場合を考える
そうすると、受信ディジタル信号RDの伝送りロックC
L Kの最初の立ち下がりエツジtO′に同期して、極
性設定回路25の各スイッチ対はオフ、スイッチトキャ
パシタ回路240の充電制御9 スイッチ428〜42dはオフ、放電制御スイッチ43
a〜43dはオンとなり、さらにスイッチ62.63は
それぞれオン、オフとなる。このため、スイッチトキャ
パシタ回路240からは、各コンデンサ41a〜41d
に記憶されている振幅中心値の初期値がそれぞれ読み出
され、これらの初期振幅中心値は平均回路250の加算
器53でその平均値が求められる。そして、この平均値
は、初期基準信号レベルvthとして電圧保持回路26
0のコンデンサ61に供給され保持される。
つまり、着目ビットの符号判定タイミング上1に対する
HA(aが行なわれる。
さて、この状態で伝送りロックCLKの最初の立上がり
エツジ上1に同期して、図示しないタイミング信号発生
回路からタイミング信号が発生されると、電圧保持回路
260の各スイッチ62゜63はそれぞれオフ、オンと
なる。このため、コンデンサ61に保持されていた初期
基準信号レベルVihは、?:)母料足部100に供給
される。
この?〕号母料部100では、先ず上記初期越準0 信号レベルvthに基づいて判定レベル発生回路110
で4つの判定レベルV thl〜V th4が発生され
る。そして、比較回路120の各コンパレータ130〜
134で、上記初期基準信号レベルv th (ff1
l定レベルVthO)および上記判定レベルV thl
 −V th4と、受信ディジタル信号RDの信号値と
が比較され、これにより受信ディジタル信号RDの信号
値が検出される。これらの比較結果GO〜G4は、符号
判定回路140のデコーダ141および1ビット遅延回
路142にそれぞれ入力される。そうするとデコーダ1
41では、上記比較結果GO〜G4と、1ビット遅延回
路142により遅延された1ビット前の比較結果GO′
〜G4’ とをアドレスとし、このアドレスに記憶され
たン〕号母料結果が読み出され、この符号判定結果が復
号ディジタル信号ODとして出力される。尚、第4図の
符号判定タイミング上1においては、受信ディジタル信
号RDの信号値は基準信号レベルよりも十分に高いので
、符号判定結果“1”が出力される。
1 また、上記各コンパレータ130〜134の比較結果G
O〜G4は、基準信号発生回路200のオフセット制御
回路210にも人力される。そうすると、このオフセッ
ト制御回路210のデコーダからは、上記比較粘果に応
じたオフセット情報ESが出力される。例えば、この判
定タイミング信号では、受信ディジタル信号RDの信号
レベルは第4図に示す如く十分に高いので、例えばオフ
セット電圧ΔVlを表わす′情報ESIと、基準(i号
しベルv thoよりも高いことを表わす極性情報ES
2とがそれぞれ出力される。そして、これらの情報ES
I、ES2はそれぞれオフセット電圧生成回路220の
D/A変換器23および極性設定回路24に供給される
。そうすると、D/A変換器23からは上記オフセット
情報ESIに応じたオフセット電圧ΔVlが出力され、
このオフセット電圧ΔVlはコンデンサ24を経て極性
設定回路25に供給される。このとき、極性設定回路2
5は、上記極性情報ES2に従ってスイッチ対26.2
7がオフ、スイッチ対28.29がオン2 状態になっている。このため、上記オフセット電圧ΔV
1は負極性(−)に極性反転されて電圧比較器230に
導入され、ここで受信ディジタル信号RDの信号値に加
算される。例えば、いま受信ディジタル信号RDの信号
値が第4図に示すようにVSIだったとすると、この信
号値VSIに上記−ΔVlが加算される。したがって、
電圧比較器230からは、第4図に示す如く振幅中心値
■1が出力される。
さらにこの符号判定タイミングt1では、スイッチトキ
ャパシタ回路240の充電制御スイッチ42a〜42d
のうち例えばスイッチ42aのみがオンとなり、放電制
御スイッチ43a〜43dはすべてオフとなる。このた
め、上記電圧比較器230から出力された振幅中心値V
lはコンデンサ41aに記憶される。
次に伝送りロックCLKの第2の立ち下がりエツジtl
’が検出されると、スイッチトキャパシタ回路240の
各スイッチ42.43はそれぞれオフ、オンとなり、ま
た電圧保持回路260の各3 スイッチ62.63はそれぞれオン、オフとなる。
このため、スイッチトキャバシタ回路240からは、各
コンデンサ41a〜41dに保持されている振部ψ心値
がそれぞれ読み出されて平均回路250の加算器53に
供給され、この加算器53でその平均値が算出される。
そして、この平均値は電圧保持回路260のコンデンサ
61に、次の着目ビットの符号判定で使用する新たな基
準信号レベルVthとして保持される。
続いて伝送りロックCLKの第2の立上がりエツジt2
が検出されると、このエツジt2に同期して、電圧保持
回路260の各スイッチ62゜63はそれぞれオフ、オ
ンとなる。このため、コンデンサ61に保持されていた
上記基準信号レベルvthは7〕号判定部100に供給
される。そうするとこの符号判定部100では、上記t
lの場合と同様に、上記埜準信号しベルVth(判定レ
ベルVthO)と、この基準信号レベルVthを基に坐
威された4つの判定レベルV thl〜V th4とを
用いて、比較回路120て受信ディジタル信号RDの4 信号値が検出され、この検出結果に基づいて符号判定回
路140のデコーダ141により符号判定が行なわれる
また、このときオフセット制御回路210のデコーダか
らは、上記符号判定部100の比較回路120において
検出された受信ディジタル信号RDの信号値に応じたオ
フセット情報ES1゜ES2が出力される。このため、
オフセット電圧生成回路220のD/A変換器23から
は、上記オフセット情報ES1に応じたオフセット電圧
、例えば第4図に示す如くΔv1が出力される。
また、このとき極性設定回路25は、極性情報ES2に
従ってスイッチ対26.27がオン、スイッチ対28.
29がオフになる。このため、上記D/A変換器23か
ら出力されたオフセット電圧ΔV1は、正極性のまま電
圧比較器230に供給される。したがって電圧比較器2
30では、この符号判定タイミング上2での受(jディ
ジタルイ!号RDの信号値に上記オフセット電圧ΔVl
が加算される。例えば、いま受信ディジタル信号RD5 の信号値が第4図に示すようにVS2だったとすると、
この信号値VS2に上記十ΔVlが加算される。したが
って、電圧比較器230からは第4図に示すごとく振幅
中心値v2が出力される。さらに、このときスイッチト
キャパシタ回路240では、各充電制御スイッチ42a
〜42dのうちの例えばスイッチ42bのみがオンとな
る。このため、上記電圧比較器230から出力された振
幅中心値V2はコンデンサ41bに保持される。
さらに、伝送りロックCLKの第3の立ち下がりエツジ
t2’が検出されると、上記tl’ の場合と同様に、
スイッチトキャパシタ回路240の各スイッチ42.4
3はそれぞれオフ、オンとなる。このため、スイッチト
キャバシタ回路240の各コンデンサ418〜41dに
保持されている各振幅中心値が1L均回路250の加算
器53でその平均値が算出される。そして、この平均値
は電圧保持囲路260のコンデンサ61に、次の着目ビ
ット(t3)の符号判定に使用する新たな基準信号レベ
ルVthとして保持される。
6 また続いて伝送りロックCLKの第3の立上がりエツジ
上3が検出されると、このエツジ上3に同期して、上記
tl、t2のときと同様に、電圧保持回路260の各ス
イッチ62.63がそれぞれオフ、オンとなり、これに
よりコンデンサ61に保持されていた上記基準信号レベ
ルvthが符号判定部100に供給される。そして、こ
の符号判定部100では、上記基準信号レベルVth(
判定レベルVthO)と、この基準信号レベルvthを
基に発生された4つの判定レベルV thl〜V th
4とを用いて、受信ディジタル信号RDの信号値が検出
され、さらにこの信号値から受信ディジタル信号RDの
符号判定が行なわれる。
また、このときオフセット電圧生成回路220では、オ
フセット制御回路210から発生されるオフセット情報
ESI、ES2に応じて、このとき(t3)の受信ディ
ジタル信号の信号値に応じた所定のオフセット電圧、例
えば+ΔVlが発生される。そして、このオフセット電
圧十ΔV1は電圧比較器230で受信ディジタル信号R
Dの信7 号値VS3に加算され、これによりこの信号値VS3に
対応した振幅中心値V3が得られる。この振幅中心値V
3は、スイッチトキャパシタ回路240のコンデンサ4
1cに保持される。
以後同様に、伝送りロックCL Kの各立ちドがりエツ
ジt3’、t4’、 ・・・では、スイ・ンチトキャパ
シタ回路240の各コンデンサ41. a〜41dに保
持された各振幅中心値を基に、それぞれ次の着目ビット
の符号判定に使用する新たな基準C−号レしルVLl+
が生成され、電圧保持回路260のコンデンサ61に保
持される。
一方、伝送りロックCLKの各立ち上がり工・ソジt4
.t5.・・・では、上記基準信号レベルvth(判定
レベルVthO)と、この基準信号レベルvthを基に
生成された4つの判定レベルV thl〜V th4と
に基づいて、?〕号母料部100で受信ディジタル信号
RDの符号判定が行なわれるとともに、オフセット制御
回路210、オフセット電圧生成回路220および電圧
比較器230により受信ディジタル信号RDの信号値に
応じた振幅中心 8 値が求められ、スイッチトキャパシタ回路240のコン
デンサ416〜41cに順次保持される。
したがって、このような実施例であれば、符号判定部1
00により受信ディジタル信号RDの符号判定の仮定で
検出された受信ディジタル信号RDの信号値に基づいて
、基準信号レベル発生部200でこの受信ディジタル信
号RDの振幅中心値が求められ、この振幅中心値を基に
次の着目ビットの符号判定に使用する基準信号レベルv
thが生成されるので、何等かの原因で受信ディジタル
信号RDの直流レベルが変化したとしても、この直流レ
ベルの変化に追従して例えば第5図に示す如く基準信号
レベルvthも変化することになる。
このため、受信ディジタル信号RDを常に最適な基準信
号レベルvthに従って復号することができる。
しかも、本実施例では基準信号レベルvthを設定する
際に、過去の連続する4ビットの振幅中心値の平均をと
り、この平均値を新基準信号レベルvthとするように
したので、例えば任意のビット2つ で雑音等により受信ディジタル信号RDの信号値が一時
的に大きく変化したとしても、この−特約な信号変化の
影響を緩和して安定な基準信号レベルを設定することが
できる。従って、復号動作の安定性を高めることができ
る。
ところで、以上の例では符号パターンによる受信ディジ
タル信号RDの振幅変化がほとんど無い場合について述
べたが、受信ディジタル信号RDの振幅値は、一般に復
調回路に設けられているフィルタの特性により符号パタ
ーンに応じて変化する。例えば1”または“0″が連続
している場合には、受信ディジタル信号RDの振幅値は
所定の最大値になるが、“1”、“O″が比較的短い周
期で繰り返される場合には、受信ディジタル信号RDの
振幅値は上記最大値に満たない低い値となる。この様な
場合、受信ディジタル信号RDの信号値をただ単純に1
個の基準信号レベルVthと比較して符号判定を行なう
と、受信ディジタル信号RDの符号パターンによっては
正確な符号判定を行なえなくなる。
0 しかし本実施例では、この様な不具合を次のように防1
トしている。すなわち、各符号判定タイミングにおいて
、電圧体tノ!用路260から出力された基準信号レベ
ルVthは、先に述べたように符号判定部100の判定
レベル発生回路110に入力される。この判定レベル発
生回路110では、上記基準信号レベルVthを基に4
つの判定レベルV thl〜V th4が発生される。
これらの判定レベルV thl〜V th4は、上記基
準信号レベルVth(判定レベルVthO)とともに比
較回路120の各コンパレータ130〜134にそれぞ
れ人力される。これらのコンパレータ130〜134で
は、それぞれ受信ディジタル信号RDと上記判定レベル
v tho〜V th4との比較が行なわれ、その比較
結果が“H”、“L”の信号として出力される。
ところで、上記各判定レベルv tho〜V th4の
値は、例えば第6図または第7図に示す如く、受信ディ
ジタル信号RDがどのアイパターンを形成する場合でも
、その各信号値を確実に識別できるようにそれぞれ予め
設定されている。したがって、1 例えばいま第6図のAに示すような受信ディジタル信号
RDが入力されたとすると、その符号判定タイミング【
1では、コンパレータ130〜134からはすべて“H
”レベルとなる比較結果GO〜G4が出力される。また
符号判定タイミングt2では、G1のみ“H” レベル
となり、他はすべて“L”レベルとなる比較結果が出力
される。
同様に符号判定タイミング上3らおよびt4では、G4
のみが“H” レベルで他はすべて“L”レベルとなる
比較結果が出力される。
一方、第7図のCに示すような受信ディジタル信号RD
が人力された場合には、11およびt3ではGl、G2
が“L”レベルとなり、GO1G8.G4が“H”レベ
ルとなる比較結果が出力され、またt2およびt4では
GO,Gl、G2が“L1レベルとなり、G3.G4が
“H” レベルとなる比較結果がそれぞれ出力される。
すなわち、上記比較回路120の各コンパレータ130
〜134により、受信ディジタル信号RDの各符号判定
タイミングにおける信号値が検出されるこ2 とになる。
そうして上記各コンパレータ130〜134から出力さ
れた比較結果GO〜G4は、符号判定回路140のデコ
ーダ141に供給される。このデコーダ141では、上
記各比較結果GO〜G4と、1ビット遅延回路142か
ら供給される1ビット前の比較粘果GO’〜G4’ と
に基づいて、受1.4ディジタル信号RDの符号判定が
行なわれる。
例えば、第6図のAに示す受f!ディジタル信号RDが
入力された場合には、次のように符号判定が行なわれる
。先ず符号判定タイミング上1では、このときの比較結
果GO−04は全て“H″レベルあり、また1ビット前
の比較結果GO′〜G4’ も全て“H”レベルである
ため、デコーダ141からは判定結果“1″が復号ディ
ジタル信号ODとして出力される。次に、わ母料定タイ
ミングt2では、このときの各比較結果GO〜G4はG
1のみが“L”レベルで他は全て“H”レベルであるが
、1ビット前の比較結果GO’〜G4’が上記したよう
に全て“H” レベルである3 ため、デコーダ141からは判定結果“0”が復号ディ
ジタル信号ODとして出力される。すなわち、この場合
には受信ディジタル信号RDの信号値は基準信号レベル
VthO以上であるため一見すると“1″のようである
が、真に“1“であれば信号値は最大値のまま変化しな
いはずであり、ここでは低下しているため“0”と判定
する。
さらに符号判定タイミング上3では、このときの各比較
結果GO〜G4はG4のみ“H″レベル他は全て“L“
レベルであり、また1ビット前の比較結果GO’〜G4
’は上記したように61のみが“L”レベルで他は全て
“H“レベルである。このため、デコーダ141からは
判定結果“O“が復号ディジタル信号ODとして出力さ
れる。これに対し、第6図のBに示すように符号判定タ
イミング上3における比較結果GO〜G4が、GO,G
l、G2 =“L”レベルでかつG3゜G4−H”レベ
ルの場合には、信号値が1ビット前の信号値よりも低下
しており、かつ基準信号レベルVLhOよりも低い。こ
のため、符号は“0“4 のようであるが、この場合には信号値が“0″と判定す
べき信号値よりも高いため、上記Aの場合とは異なり判
定結果“1”が出力される。
同様に符号判定タイミング上4では、このときの比較結
果GO〜G4もまた1ビット前の比較結果GO’〜G4
’ も、ノ(にG4のみ“H” レベルで他は全て“L
”レベルである。このため、デコーダ141からは判定
結果“1”が出力される。
すなわち、この場合も74号値は基準信号レベルVLh
Oよりも代<、かつ“0″と判定した1ビット前の信号
値と等しいため、判定結果は一見“0”のようであるが
、真に“0”であれば信号値は最小値まで低下してこれ
により各比較結果GO〜G4はすべて“L” レベルに
なるはずであり、ここではすべて“レベルになっていな
いので1′と判定される。
一方、第7図のCに示すように、”1” 、  “0″
の繰返しパターンを含む受信ディジタル信号RDが入力
された場合には、次のように?〕号母料が行なわれる。
すなわち、例えば符号判定タイミング5 t2では、このときの比較結果GO〜G4はGO。
Gl、G2がa′L″レベルで63.G4が“H”レベ
ルであるが、1ビット前の比較結果GO’ 〜G4’ 
はG1.G2が“L“レベルでGO,G3G4が“H”
 レベルである。このため、デコーダ141からは判定
結果“1”が復号ディジタル信号ODとして出力される
。すなわち、この場合には信号値が1ビット前の信号値
よりも低くかつ基準信号レベルv thoよりも低いた
め、判定結果は一見“0”のようであるが、真に“0”
であれば比較結果GO〜G4はG4のみが“H”レベル
で他はすべて″L″レベルになるはずであり、ここでは
信号値がそれよりも高いので“1”と判定される。
また次のタイミング上3ては、このときの比較結果GO
〜G4はGl、02が“L″レベルGO,G3.G4が
H”レベルであり、1ビット前の比較結果GO′〜G4
’ は上記のようにGO,Gl、G2が“L” レベル
で03.G4が“H”レベルである。このため、デコー
ダ1416 からは判定結果“O”レベルが復号ディジタル、信号O
Dとして出力される。これに対し受信ディジタル信号R
Dの信号値が例えば第7図のDのように変化したとする
と、上記タイミング上3では、比較結果GO〜G4はG
1のみが1” レベルで他は全て“H” レベルとなる
。このため、デコーダ141からは判定結果“1”が出
力される。
ところで、基準信号レベルvthを設定するためのオフ
セット電圧の値を1個の値に固定してしまうと、例えば
上記第6図および簗7図に示したように受信ディジタル
信号RDの振幅値が符号パターンにより変化する場合に
は、正確な基準信号レベルvthの設定が行なえなくな
る。しかし、本実施例ではこの問題を次のように改善し
ている。
すなわち、符号判定部100の各コンパレータ130〜
134から出力された比較結果GO〜G4は、オフセッ
ト制御回路210に供給される。
オフセット制御回路210では、上記比較結果GO〜G
4に応じて、つまり受信ディジタル信号RDの信号値に
応じて、最適なオフセット電圧の7 選択が行なわれる。例えば、第6図の符号判定タイミン
グtlにおいては、比較結果GO〜G4が全て“H″レ
ベルあるため、これに応じて3柾類のオフセット電圧Δ
v1.ΔV2.ΔV3(ΔVl >ΔV2>ΔV3)の
うち、絶対値が最も大きいΔVlを表わすオフセット情
報ESがオフセット制御回路210から選択的に出力さ
れる。
このため、オフセット電圧生成回路220からは上記オ
フセット情報ESに応じたオフセット電圧−ΔVlが発
生され、このオフセット電圧−ΔVlは電圧比較器23
0で受信ディジタル信号RDの信号値に加算されて、こ
れにより受信ディジタル信号RDの振幅中心値が求めら
れる。
また第6図の符号判定タイミング上2においては、比較
結果GO〜G4はGlのみが“L”レベルで他は全てH
”レベルであるため、オフセット制御回路210では3
種類のオフセット電圧ΔVl、 ΔV2. ΔV3のう
ち、ΔV2を表わすオフセット情報ESが選択的に出力
される。したがって、このときオフセット電圧生成口路
2208 からはオフセット電圧−ΔV2が出力され、電圧比較器
230ではこのオフセット電圧−ΔV2が受信ディジタ
ル信号RDの信号値に加算され、これにより受信ディジ
タル信号RDの振幅中心値が得られる。
同様に、第6図の符号判定タイミング型3や、第7図の
レベル判定タイミングt1やt2においては、オフセッ
ト制御回路210からは3種類のオフセット電圧ΔVl
、  ΔV2.  ΔV3のうち、最も小さいΔV3を
表わすオフセット情報ESが選択的に出力される。この
ため、オフセット電圧生成回路220からはオフセット
電圧Δv3が発生され、電圧比較器230ではこのオフ
セット電圧Δv3が受信ディジタル信号RDの信号値に
加算され、これにより受信ディジタル信号RDの振幅中
心値が得られる。
このように本実施例は、符号判定部100の判定レベル
発生回路110で基準信号レベルvthを基に4つの判
定レベルVthl−Vth4を発生し、これらの判定レ
ベルV thl〜V th4および上記基3つ 準信号しベルvthを用いて受信ディジタル信号RDの
信号値を比較検出し、この比較結果GO〜G4と1ビッ
ト前の比較結果GO’〜G4’ とに基づいて受信ディ
ジタル信号RDの符号判定を行うようにしている。また
、それとともに上記比較検出結果GO〜G4に応じて、
受信ディジタル信号RDの振幅値に応じた最適なオフセ
ット電圧ΔVl、  ΔV2. Δv3を選択的に発生
し、これらのオフセット電圧ΔVl、  ΔV2.  
ΔV3を受信ディジタル信号RDの信号値に加算するこ
とによりその振幅中心値を求め、この振幅中心値を基に
基準信号レベルvthを設定するようにしている。
したがって本実施例であれば、フィルタ特性の影響で符
号パターンによって受信ディジタル信号RDの振幅値が
変化するような場合でも、誤り無く正確に受信ディジタ
ル信号RDの符号判定を行なうことができる。
次に本発明の他の実施例を説明する。この実施例が前記
実施例と構成を異にするところは次の点である。すなわ
ち、前記実施例では、受信ディジ 0 タル信号RDの信号値の検出結果に応じて最適なオフセ
ット電圧を発生し、このオフセット電圧を受信ディジタ
ル信号RDに加算することにより受信ディジタル信号R
Dの振幅ψ6値を得ている。
そして、連続する複数の着目ビットで得られた振幅中心
値の平均値を求め、この平均値を次の着目ビットの符号
判定で使用する基準信号レベルVt11として符号判定
部100に供給している。
これに対し本実施例では、受信ディジタル信号RDの信
号値の検出結果に応じて、この信号値に最も近い初期信
号値■fを発生し、この初期信号値vrと上記受信ディ
ジタル信号RDの信号値との差を求める。すなわち、初
期信号値に対する実際の受信ディジタル信号RDの変化
量を求める。
そして、連続する複数の着目ビットにおいて求められた
複数の変化量の平均値を求め、この平均値を初期基準信
号レベルvthに対し加算または減算することにより、
次の着目ビットの符号判定に使用する基準信号レベルv
thを得るようにしている。
第8図は、この実施例におけるディジタル信号1 復号回路の構成を示す回路ブロック図である。尚、同図
において前記第1図と同一部分には同一符号を付して詳
しい説明は省略する。
基準信号レベル発生部201には、オフセット制御回路
210に代わって初期、信号値を発生するためのデコー
ダ211が設けられている。このデコーダ211は例え
ばROMからなり、荀母料定部100の比較回路140
から出力された比較粘果GO〜G4をアドレスとして人
力する。このROMには、上記比較結集GO〜G4、つ
まり受信ディジタル信号RDの信号値に対応して、この
信号値に最も近い初期信号値のディジタル値FSが予め
記憶しである。上記初期信号値は、例えば受信ディジタ
ル信号RDのアイパターンが第9図に示すものであると
すると、同図中のVrl〜VlBに示す6個の値に設定
される。
上記デコーダ211から読み出されたディジタル初期信
号値FSは、D/A変換器23に供給される。D/A変
換器23は、上記ディジタル初期信号値FSをアナログ
初期信号値vrに変換し、2 電圧比較器230に供給する。電圧比較器230は、上
記アナログ初期信号値vrに対する受信ディジタル信号
RDの信号値の変化量を検出し、スイッチトキャパシタ
回路240に供給する。このため、スイッチトキャパシ
タ回路240の各コンデンサ41a〜41dには、上記
アナログ初期信号値vfに対する受信ディジタル信号R
Dの信号値の変化量が各々記憶されることになる。そし
て、これらのコンデンサ41a〜41dに記憶された各
変化量の値は平均回路251に供給される。平均回路2
51では、加算器53で上記各変化量の平均値が求めら
れ、かつ加算器54で初期基準信号レベルVthに上記
変化量の平均値が加算される。
すなわち、この平均回路251では、実際の受信ディジ
タル信号RDの直流成分の変化量を含んだ補正された基
準信号レベルが得られる。この補正された基準信号レベ
ルは、電圧保持回路260で一旦保持されたのち、次の
着目ビットにおける符号判定用として符号判定部100
に供給される。
このような構成であるから、例えば第1Ω図のF3 に示す如く初期信号値Eに対し直流レベルが変化した受
f!ディジタル(tJ号RDが人力されたとする。
そうすると、先ず符号判定タイミングtl、t2では、
D/A変換器23から検出信号値に最も近い初期信号値
VF6がそれぞれ出力され、この結果電圧比較器230
では上記初期信号値VF6に対する実際の受信信号値F
の変化量ΔVdl、ΔVd2がそれぞれ求められる。ま
た、?〕・母料定タイミングt3.t4では、D/A変
換器23から検出信号値に最も近い初期信号値Vf4.
 VF6がそれぞれ出力され、電圧比較器230では上
記初期信号値Vf4. VF6に対する実際の受信信号
値Fの変化量ΔV d3.  ΔVd4がそれぞれ求め
られる。これらの変化量ΔV dl、 ΔV d2. 
ΔV d3. ΔV d4は、スイッチトキャパシタ回
路240の各コンデンサ41a〜41dに一旦記憶され
る。そして、これらのコンデンサ41a〜41dから読
み出されて、平均回路251の加算器53でその平均値
が求められ、さらに加算器54で初期基準伝号レベルに
この平均値が加算される。したがって平均回路4 251では、受信ディジタル信号RDの直流レベルの変
化成分を含んだ基準信号レベルVthが出力される。
したがって、この様な基準信号レベルを基に符号判定部
100で符号判定を行えば、受信ディジタル信号RDの
直流変動の影響を受けずに、正確な符号判定を行うこと
ができる。また、4ビット分の変化量の平均値を用いて
基準信号レベルを設定しているので、ノイズ等によって
任意の着目ビットで一時的に信号レベルが変化したとし
ても、その影響を軽減して基準信号レベルを安定に設定
することができる。
また本実施例では、上記したように受信ディジタル信号
RDの直流レベルの変化量を初期基準信号レベルに加算
することにより新たな基準信号レベルを設定するように
しているので、フィルタ特性の影響で符号パターンによ
って受信ディジタル信号RDの振幅値が変化するような
場合でも、基準信号レベルを正確に設定することができ
、これにより誤り無く正確に受信ディジタル信号RDの
5 符号判定を行なうことができる。
尚、本発明は上記各実施例に限定されるものではない。
例えば、上記各実施例では符号判定部100の比較回路
120で得られた比較結果GO〜G4をオフセット制御
回路210または初期信号値を発生するためのデコーダ
211に供給することにより最適なオフセット値または
初期信号値を発生するようにしたが、受信ディジタル信
号RDの信号値を例えばA/D変換器により検出し、こ
の検出値に応じて最適なオフセット値または初期信号値
を発生するようにしてもよい。
また符号判定部の構成は、各着目ビットにおいて受信デ
ィジタル信号RDの信号値を例えばサンプルホールド回
路やA/D変換器により検出し、この検出値と、1ビッ
ト前の検出値に対するこの検出値の変化量とから、受信
ディジタル信号RDの符号判定を行なうようにしてもよ
い。また、符号判定を行なう際に参照するビットは1ビ
ット前のビットのみではなく、複数ビットを参照しても
よい。
 6 さらに、平均値を求めるために使用するビットの数は、
4ビット以外に2または3ビットでもよく、さらには5
ビット以上であってもよい。また、判定レベルの数は5
つのレベルv tho〜V th4以外に、2,3.4
レベルであっても、また6レベル以上であってもよい。
その他、振幅中心値または信号値の変化量を記憶するた
めの記憶手段の構成やその・1を0値を求めるための手
段の構成、オフセット電比を発生するための手段や振幅
中心値を求めるための手段の構成等についても、本発明
の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
[発明の効果コ 以上詳述したように本発明は、信号値検出手段と符号判
定手段とを備え、受信ディジタル信号の各着目ビット毎
に、上記信号値検出手段により基準信号レベルに対する
上記受信ディジタル信号の信号値を検出し、この検出さ
れた信号値と少なくとも1ビット前の着目ビットにおい
て検出された信号値とに基づいて、上記符号判定手段で
上記 7 1!ディジタル信号の着目ビットを符号判定する。
また、直流情報検出手段と、平均値検出手段と、基準信
号レベル発生手段とを備え、上記直流情報検出手段によ
り、上記信号値検出手段で検出された信号値に応じたパ
ラメータ値を発生して、このパラメータ値と上記受信デ
ィジタル信号の信号値とから受信ディジタル信号の直流
レベルに係わる情報を検出する。そして、上記平均値検
出手段により、上記検出された直流レベルに係わる情報
および少なくとも1ビット前の着目ビットにおいて検出
された直流レベルに係わる情報の平均値を検出し、基準
信号レベル発生手段により、上記検出された平均値に基
づいて少なくとも次の着目ビ・ノドの符号判定に使用す
るための基準信号レベルを発生し、この基準信号レベル
を上記信号値検出手段に供給するようにしたものである
したがって本発明によれば、受信ディジタル信号の直流
レベルが変化してもこの変化に影響されずに復号を行な
うことができ、しかも受信ディジタル信号の信号値が雑
音等により一時的に急激に 8 変化してもその影響を除去でき、かつ受信ディジタル信
号の振幅値が変化してもこの変化に影響されずに復号を
行ない得るディジタル信号復号回路を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は本発明の一実施例を説明するための
もので、第1図はディジタル信号復号回路をの構成を示
す回路ブロック図、第2図は同回路の符号判定部の構成
を示す回路ブロック図、第3図は極性設定回路の回路構
成の一例を示す図、第4図乃至第7図は動作説明に使用
する信号波形図、第8図は本発明の他の実施例における
ディジタル信号復号回路の構成を示す回路ブロック図、
第9図および第10図は同回路の動作説明に使用する信
号波形図、第1t図および第12図はそれぞれ従来のデ
ィジタル信号復号回路の動作を説明するための信号波形
図である。 100・・・?1号母料部、200,201・・・基準
信号レベル発生部、110・・・判定レベル発生回路、
120・・・比較回路、130〜134・・・コンバレ
ー 9 夕、140・・・符号判定回路、14]・・・デコーダ
、142・・・1ビット遅延回路、210・・・オフセ
・ノド制御回路、211・・・初期信号値を発生するた
めのデコーダ、220・・・オフセット電圧生成回路、
21・・・初期値発生回路、22・・・セレクタ、23
・・D/A変換器、24・・・コンデンサ、25・・・
極性設定回路、230・・・電圧比較器、240・・・
スイ・ソチトキャパシタ回路、41a〜41d・・・コ
ンデンサ、42a〜42d・・・充電制御スイッチ、4
3a〜43d・・・放電制御スイッチ、250・・・平
均回路、51 a 〜51 d−・・電流I曽幅器、5
2 a 〜52 d −・・加算用の抵抗、53.54
・・・加算器、55・・・初期基準信号レベル発生回路
、260・・・電圧保持回路、61・・・コンデンサ、
62.63・・・スイ・ソチ、RD・・・受信ディジタ
ル信号、Vth・・・基準信号レベル、V Lho〜V
Lh4・・・判定レベル、GO〜G4・・・比較結果、
GO’〜G4’・・・1ビット前の比較結果、ΔVl、
 ΔV2.ΔV3・・・オフセ・ソト電圧、ΔVN〜Δ
Vl’6・・・初期信号値。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)受信ディジタル信号をその各着目ビット毎に基準
    信号レベルと比較して符号判定を行なうディジタル信号
    復号回路において、 前記受信ディジタル信号の各着目ビット毎に、基準信号
    レベルに対する前記受信ディジタル信号の信号値を検出
    するための信号値検出手段と、この信号値検出手段によ
    り検出された信号値と少なくとも1ビット前の着目ビッ
    トにおいて検出された信号値とに基づいて前記受信ディ
    ジタル信号の着目ビットを符号判定する符号判定手段と
    、前記信号値検出手段により検出された信号値に応じた
    パラメータ値を発生し、このパラメータ値と前記受信デ
    ィジタル信号の信号値とから受信ディジタル信号の直流
    レベルに係わる情報を検出する直流情報検出手段と、 この直流情報検出手段により検出された直流レベルに係
    わる情報および少なくとも1ビット前の着目ビットにお
    いて検出された直流レベルに係わる情報の平均値を検出
    する平均値検出手段と、この平均値検出手段により検出
    された平均値に基づいて少なくとも次の着目ビットの符
    号判定に使用するための基準信号レベルを発生し、この
    基準信号レベルを前記信号値検出手段に供給する基準信
    号レベル発生手段とを具備したことを特徴とするディジ
    タル信号復号回路。
  2. (2)信号値検出手段は、基準信号レベルに基づいて複
    数の判定レベルを発生するための判定レベル発生手段と
    、受信ディジタル信号の着目ビット毎に、その信号値を
    前記判定レベル発生手段から発生された複数の判定レベ
    ルとそれぞれ比較してその比較結果を出力するための信
    号レベル比較手段とを備え、かつ符号判定手段は、前記
    信号レベル比較手段から出力された着目ビットの比較結
    果と少なくとも1ビット前の着目ビットにおける比較結
    果とに基づいて前記着目ビットの符号判定を行なう手段
    を備えることを特徴とする請求項(1)記載のディジタ
    ル信号復号回路。
  3. (3)直流情報検出手段は、信号値検出手段により検出
    された信号値に応じた最適なオフセット値を発生するた
    めのオフセット値発生手段と、このオフセット値発生手
    段から発生されたオフセット値を受信ディジタル信号の
    着目ビットの信号値に加算もしくは減算して受信ディジ
    タル信号の振幅中心値を求めるための中心値検出手段と
    を備え、かつ平均値検出手段は、前記中心値検出手段に
    より求められた振幅中心値を少なくとも1ビット前の着
    目ビットにおいて求められた振幅中心値と共に記憶する
    記憶手段と、この記憶手段に記憶された複数の振幅中心
    値の平均値を求める演算手段とを備え、さらに基準信号
    レベル発生手段は、前記演算手段により求められた平均
    値を少なくとも次の着目ビットの符号判定で使用する基
    準信号レベルとして信号値検出手段に供給することを特
    徴とする請求項(1)記載のディジタル信号復号回路。
  4. (4)直流情報検出手段は、信号値検出手段により検出
    された信号値に最も近い初期信号値を発生するための初
    期信号値発生手段と、この初期信号値発生手段から発生
    された初期信号値に対する前記受信ディジタル信号の信
    号値の変化量を検出するための変化量検出手段とを備え
    、かつ平均値検出手段は、前記変化量検出手段により検
    出された変化量を少なくとも1ビット前の着目ビットに
    おいて検出された変化量と共に一旦記憶する記憶手段と
    、この記憶手段に記憶された複数の変化量の平均値を求
    める演算手段とを備え、さらに基準信号レベル発生手段
    は、前記演算手段により求められた変化量の平均値を初
    期基準信号レベルに加算または減算し、その演算出力を
    少なくとも次の着目ビットの符号判定で使用する基準信
    号レベルとして信号値検出手段に供給することを特徴と
    する請求項(1)記載のディジタル信号復号回路。
  5. (5)記憶手段は、スイッチトキャパシタ回路により構
    成されることを特徴とする請求項(3)または(4)に
    記載のディジタル信号復号回路。
JP32271489A 1989-05-19 1989-12-14 ディジタル信号復号回路 Pending JPH0372750A (ja)

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