JPH037260A - 新規キノロン誘導体またはその塩及びこれを含有する抗菌剤 - Google Patents

新規キノロン誘導体またはその塩及びこれを含有する抗菌剤

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JPH037260A
JPH037260A JP2086707A JP8670790A JPH037260A JP H037260 A JPH037260 A JP H037260A JP 2086707 A JP2086707 A JP 2086707A JP 8670790 A JP8670790 A JP 8670790A JP H037260 A JPH037260 A JP H037260A
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JP
Japan
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group
compound
dihydro
cyclopropyl
atom
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Application number
JP2086707A
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English (en)
Inventor
Takashi Yanami
八並 高志
Hitoshi Yamamoto
山本 等
Yasuhiro Kuramoto
康弘 倉本
Norihiro Hayashi
則博 林
Akira Yazaki
明 矢崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Wakunaga Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Wakunaga Pharmaceutical Co Ltd
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は合成抗菌剤として有用な新規キノロン誘導体ま
たはその塩に関する。
〔従来の技術〕
ピリドンカルボン酸を基本骨格とする化合物の中には、
優れた抗菌力と幅広い抗菌スペクトルを有することから
、合成抗菌剤として有用なものが数多く知られている。
その中でも、ノルフロキサシン(特開昭53−1412
86号公報)、エノキサシン(特開昭55−31042
号公報)、オフロキサシン(特開昭57−46986号
公報)、シプロフロキサシン(特開昭58−76667
号公報)等は、感染症治療剤として、臨床において広く
使用されている。
これらの化合物の大きな特徴は、キノリン骨格またはナ
フチリジン骨格の6位がフッ素原子で置換され、かつ7
位に2級アミノ基を有することである。中でも7位への
ピペラジン環あるいはピロリジン環の導入は抗菌活性の
増強に大きな役割を果たすと考えられている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、これらの化合物は抗菌力、腸管吸収性、
代謝安定性、副作用等の点で未だ充分に満足できるもの
ではなく、これらの要求を満足する新たな化合物の創製
が望まれていた。
〔課題を解決するための手段〕
斯かる実情において、本発明者らは、上記諸要件を改善
した臨床上優れた合成抗菌剤を提供すべく、鋭意研究を
行った結果、キノリン骨格またはナフチリジン骨格の7
位に酸素原子または窒素原子を介して複素環を導入した
化合物がダラム陰性園およびダラム陽性菌に対し擾れた
抗菌活性を示し、かつ他の要件をも満たし、合成抗菌剤
として有用であることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は次の一般式〔■〕 〔式中、R’は置換基を有していてもよい低級アルキル
基、置換基を有していてもよいシクロアルキル基、置換
基を有していてもよい低級アルケニル基または置換基を
有していてもよいフェニル基を示し、R2は水素原子ま
たはカルボキシ保護基を示し、R3は水素原子、ハロゲ
ン原子、アミノ基、モノもしくはジ低級アルキルアミノ
基、ヒドロキシ基または低級アルコキシ基を示し、Xは
水素原子またはハロゲン原子を示し、Yは窒素原子また
は基C−R’ (ここで84は水素原子、ハロゲン原子
、低級アルキル基または低級アルコキシ基を示すかまた
はR1と一緒になって環を形成する基−0CR=C)I
CL、−CLCLC)ICL、−3C1(2CI(CH
,、もしくは−CCH,C)IC)131 を示し)、Zi′!酸素原子またはN−R’ (ここで
RSは水素原子、低級アルキル基または置換基を有して
いてもよいアラルキル基を示す。ただし、Rsが水素原
子のとき、R’はエチル基ではない。)を示し、Aは置
換基を有していてもよい窒素原子を含有する飽和複素環
式基を示し、nはO〜2の整数を示す〕 で表わされるキノロン誘導体またはその塩およびそれを
含有する抗菌剤を提供するものである。
本発明において、Cr2式の各置換基の説明に用いられ
る「低級」とは、該置換基が直鎖または分岐状の基であ
るときには、炭素数1〜7、好ましくは1〜5の基を意
味し、環状の基であるときは、炭素数3〜7の基を意味
する。
R1で示される低級アルキル基としては、例えばメチル
基、エチル基、イソプロピル基、t−ブチル基、t−ペ
ンチル基などが挙げられる。また置換基を有していても
よい低級アルキル基としては、ハロゲン原子やヒドロキ
シ基置換のものが挙げられ、具体例としては例えば2−
フルオロエチル基、2−ヒドロキシエチル基、ジフルオ
ロメチル基等が挙げられる。置換基を有していてもよい
低級アルケニル基としては、例えばビニル基、イソプロ
ペニル基、アリル基、2−ブテニル基等が挙げられる。
置換基を有していてもよいシクロアルキル基としては、
例えばシクロプロピル基、1−メチルシクロプロピル基
、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル
基等が挙げられる。置換基を有していてもよいフェニル
基としては、例えばハロゲン原子、低級アルコキシ基、
低級アシルオキシ基、ヒドロキシ基、アミノ基、低級ア
ルキル基、ニトロ基等の置換基によって1または多置換
されていてもよいフェニル基などが挙げられ、具体例と
してはフェニル基、2−フルオロフェニル基、4−フル
オロフェニル基、2.4−ジフルオロフェニル基、2−
ヒドロキシフェニル基、4−ヒドロキシフェニル基、2
−メトキシフェニル基、4−メトキシフェニル基、2−
フルオロ−4−メトキシフェニル基、2−フルオロ−4
−ヒドロキシフェニル基、4−メチルフェニル基、4−
アセチルオキシフェニル基、4−アミノフェニル基、4
−ニトロフェニル基等が挙げられる。
R2で示されるカルボキシ保護基とは、カルボン酸エス
テルのエステル残基を指し、比較的容易に開裂して、対
応する遊離カルボキシル基を生じる任意のものを意味す
る。その具体例としては、例えば低級アルキル基(例え
ば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、t−ブチル
基など)、アラルキル基(例えば、ベンジル基など)あ
るいはTリール基(例えば、フェニル基など)等の加水
分解や接触還元等の緩和な条件で処理することにより脱
離するもの;あるいは、低級アルカノイルオキシ低級ア
ルキル基(例えば、アセトキシメチル基、ピバロイルオ
キシメチル基など)、低級アルコキシカルボニルオキシ
低級アルキル基(例えば、メトキシカルボニルオキシメ
チル基、1−エトキシカルボニルオキシエチル基など)
、低級アルコキシメチル基(例えば、メトキシメチル基
など)、ラクトニル基(例えば、フタリジル基など)、
ジ低級アルキルアミノ低級アルキル基(例えば、1−ジ
メチルアミノエチル基など)、(5−メチル−2−オキ
ソール−4−イル)メチル基等の生体内で容易に脱離す
るものなどが挙げられる。
R3で示されるハロゲン原子としては、フッ素原子、塩
素原子、臭素原子が挙げられ、好ましくはフッ素原子ま
たは塩素原子である。低級アルコキシ基としては、例え
ばメトキシ基、エトキシ基、イソプロピルオキシ基など
が挙げられる。モノもしくはジ低級アルキルアミノ基と
しては、例えばメチルアミノ基、エチルアミノ基、ジメ
チルアミノ基などが挙げられる。
Xで示されるハロゲン原子としては、R′として前記し
たものが挙げられるが、好ましくはフッ素原子または塩
素原子であり、さらに好ましくはフッ素原子である。
YがC−R’である場合の、R4で示されるハロゲン原
子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子が挙げら
れ、好ましくはフッ素原子または塩素原子である。R4
で示される低級アルキル基とは、炭素数1〜4の直鎮ま
たは分岐状のアルキル基を意味し、例えばメチル基、エ
チル基、n−プロピル基、イソプロピル基、t−ブチル
基が挙げられる。
R4で示される低級アルコキシ基としては、R3として
前記したものが挙げられる。
式−Z−(CH2) 、−Aで示される基のうち、Zは
酸素原子またはN−111’を示すが、R5で示される
低級アルキル基としては前記R4の場合と同様のものが
挙げられる。また置換基を有していてもよいアラルキル
基としては、例えばベンジル基等が挙げられる。
^で示される窒素原子を含有する飽和複素環式基として
は、例えば次のものが挙げられる。
(ここでBは酸素原子、硫黄原子またはN−R’を示し
、n′個のR6は同一でも異なっていてもよく水素原子
または低級アルキル基を示し、R7及びR6は同一でも
異なっていてもよく水素原子、置換されていてもよい低
級アルキル基、シクロ低級アルキル基、置換されていて
もよいアラルキル基、置換されていてもよいアルコキシ
カルボニル基、置換されていてもよいアシル基またはイ
ミドイル基を示し;そして1は1〜3、mは1または2
、n′は1〜4.0は0または1、pは0〜2、qは0
または1の整数を示す。) 式(a)の好ましい飽和複素環式基としては、例えば2
−アゼチジニル基、3−アゼチジニル基、2−ピロリジ
ニル基、3−ピロリジニル基、2−ピペリジル基、3−
ピペリジル基、4−ピペリジル基などが挙げられ;式ら
)の好ましい飽和複素環式基としては、例えば2−チア
ゾリジニル基、4−チアゾリジニル基、5−チアゾリジ
ニル基、2−オキサゾリジニル基、4−オキサゾリジニ
ル基、5−オキサゾリジニル基、2−イミダゾリジニル
基、4−イミダゾリジニル基、3−ピラゾリジニル基、
2−モルホリニル基、3−モルホリニル基、2−チオモ
ルホリニル基、3−チオモルホリニル基、2−ピペラジ
ニル基、3−ピペラジニル基などが挙げられる。
R6、R7およびR8で示される低級アルキル基として
は、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソ
プロピル基、t−ブチル基などが挙げられ、R?および
R@で示される置換されていてもよい低級アルキル基と
しては、ヒドロキシ基、メトキシ基、アミノ基、シアノ
基、エトキシカルボニル基、ハロゲン原子、カルボキシ
基などによって1または多置換されていてもよい低級ア
ルキル基、例えば2−ヒドロキシエチル基、2−メトキ
シエチル基、2−アミノエチル基、2−シアノエチル基
、2−エトキシカルボニルエチル基、2−フルオロエチ
ル基、2−カルボキシメチル基などが挙げられ;シクロ
低級アルキル基としては、例えばシクロプロピル基、シ
クロブチル基、シクロペンチル基などが挙げられ;置換
されていてもよいアラルキル基としては、例えばベンジ
ル基が挙げられ;置換されていてもよいアシル基として
は、例えばアセチル基、ベンゾイル基、トリフルオロア
セチル基などが挙げられ:置換されていてもよいアルコ
キシカルボニル基としては、例えばエトキシカルボニル
基、t−ブトキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボ
ニル基などが挙げられ;イミドイル基としては、例えば
ホルムイミドイル基、アセトイミドイル基、ベンゾイミ
ドイル基などが挙げられる。
また、本発明の化合物(IFは酸付加塩または塩基付加
塩の両方を形成することができる。酸付加塩としては、
例えば、(イ)塩酸、硫酸などの鉱酸との塩、(ロ)ギ
酸、クエン酸、トリクロロ酢酸、トリフルオロ酢酸など
の有機カルボン酸との塩、(ハ)メタンスルホン酸、ベ
ンゼンスルホン酸、p−)ルエンスルホン酸、メシチレ
ンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸などのスルホン酸
との塩を、また塩基付加塩としては、例えば、(イ)ナ
トリウム、力°リウムなどのアルカリ金属との塩、(ロ
)カルシウム、マグネシウムなどのアルカリ土類金属と
の塩、(ハ)アンモニウム塩、(ニ)トリメチルアミン
、トリエチルアミン、トリブチルアミン、ピリジン、N
、N−ジメチルアニリン、N−メチルピペリジン、N−
メチルモルホリン、ジエチルアミン、シクロヘキシルア
ミン、プロ力イン、ジベンジルアミン、N−ベンジル−
β−フェネチルアミン、1−エフエナミン、N。
N′−ジベンジルエチレンジアミンなどの含窒素有機塩
基との塩を挙げることができる。
また、本発明の化合物〔l〕は、未溶媒和型のみならず
、水和物もしくは溶媒和物としても存在することができ
る。従って、本発明の化合物は、そのすべての結晶型お
よび水和もしくは溶媒和物にも及ぶものである。
また、本発明の化合物〔IFには、その7位の置換基に
不斉炭素原子を有するものが含まれ、それらは光学活性
体として存在し得る。これらの光学活性体も本発明の化
合物に包含される。
更にまた、本発明化合物〔I〕の中には、その7位の置
換基に2個の不斉炭素原子を有するものがあり、それら
は異なる立体異性体(シス型、トランス型)として存在
し得る。これらの立体異性体もまた本発明の化合物に包
含される。
本発明化合物〔■〕は、置換基の種類等によって、それ
にあった任意の方法によって製造されるが、その好まし
い例を挙げれば次のとおりである。
〔工程1〕 一般式〔I〕で示される本発明化合物のうち、R2が水
素原子または低級アルキル基である化合物は、例えば以
下の反応式−〔1)に示される工程によって製造される
反応式−(1) (式中、R’、 R’、R3、X、Y、n、AおよびZ
は前記に同じ。xlはハロゲン原子を示す。A′は前記
へと同様の基を示すか、または基^の中にアミノ基、イ
ミノ基、ヒドロキシ基またはカルボキシ基が存在する場
合、これらの基を保護した形の基を示す。) 即ち、本発明の化合物〔1)は、−機成Cl0)で表わ
される化合物と一般式〔■〕で表わされる化合物とを縮
合させ、必要であれば保護基の除去および/または加水
分解を行うことによって製造される。
本縮合反応は、ベンゼン、トルエン、キシレンなどのよ
うな芳香族炭化水素類;ジエチルエーテル、テトラヒド
ロフラン、モノグライムなどのようなエーテル類;ジメ
チルホルムアミド、ジメチルスルホキシド 非プロトン性極性溶媒;アセトニトリル、ピリジン等の
反応に影響を与えない溶媒中、好ましくは脱酸剤、例え
ば水素化ナトリウム、水素化カルシウムのような金属水
素化物;例えばナトリウム、カリウムのようなアルカリ
金属類;例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭
酸ナトリウム、炭酸カリウムのような無機塩類;例えば
トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、1.
8−ジアザビシクロC5.4.0〕ウンデセン(DB[
I)などのような有機塩基等の存在下に行われる。本反
応は、通常0〜150℃、好ましくは0〜110℃付近
で進行し、10分〜24時間程度で完結する。化合物[
III]の使用量は、化合物[II]に・対して等モル
以上好ましくは等モル−5倍モルとするのがよい。
上記の反応で使用される化合物[111]中に、基A′
の中にアミノ基、イミノ基、ヒドロキシ基またはカルボ
キシ基などが存在する場合には、好ましくはこれらの基
を保護した形で用い、本反応終了後常法によって除去す
るのがよい。該保護基としては、反応によって形成され
る本発明の化合物の構造を破壊することなく除去しうる
ものであれば、いずれでもよく、ペプチド、アミノ糖、
核酸の化学分野で通常用いられている基が使用される。
アミノ基、イミノ基の保護基としては、例えばアセチル
基、t−ブトキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボ
ニル基、トリフルオロアセチル基、ベンジル基などが;
ヒドロキシ基の保護基としては、例えばアセチル基、ベ
ンゾイル基、ベンジル基、t−ブチルジメチルシリル基
などが;カルボキシ保護基としては、例えば前記したも
のが挙げられる。
また、本反応によって得られる一般式CrEの化合物に
おいてR2がカルボキシ保護基である化合物は、通常の
加水分解反応や加水素分解反応によって、R2が水素原
子である化合物に導くことができる。本加水分解反応は
、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナト
リウム、炭酸カリウムなどの塩基性化合物;例えば塩酸
、硫酸、臭化水素酸などの鉱酸;例えばp−トルエンス
ルホン酸などの存在下、例えば水、メタノール、エタノ
ール、プロパツールのようなアルコール類;例えばテト
ラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル類;例え
ばアセトン、メチルエチルケトンのようなケトン類;例
えば酢酸、プロピオン酸のような有機酸類等の溶媒もし
くはこれらの混合溶媒中で行われる。
原料化合物[II)は、以下の文献に記載の方法或いは
、これに準じた方法で製造しうる。
1)  J.Mad, Chem, 23. 1358
(1980)2)  J.Med, Cham. 2L
 292 (1984)3)  J.Med. Che
m. 28. 1558(1985)4)  J.Me
d. Chem. 30. 5(t4 (1987)5
)  J. Med,Che+n. 29. 2363
 (1986)6)   Liebigs Ann、 
 Chem、  29.  (1987)?)   C
hem、  Pharm、  Bull、34. 40
98(1986)8)   J、Med、Chem、 
 31. 503  (1988)9)   J、Me
d、  Chem、  30. 465  (1987
)10)特開昭55−47658号 11)特開昭56−30964号 12)特開昭63−130594号 13)  特開昭63−14526−8号14)  特
開昭62−59263号 15)特開昭62−277362号 16)  特開昭63−145268号17)  特開
昭62−187459号18)  特開昭63−264
461号19)特開昭62−226962号 20)特開昭62−228063号 21)特開昭63−297366号 〔工程2〕 一般式〔I〕で示される化合物のうち、R2がカルボキ
シ保護基である化合物は、例えば以下の反応式=(2)
で示される工程によっても製造される。
反応式−(2) (式中、R’、 R’、x、Y、A、nおよびZは前記
に同じ。R21はカルボキシ保護基を示し、x2はハロ
ゲン原子を示す。) 一般式〔Ib〕で表わされる化合物は、−機成[:Ia
]で表わされる化合物に一般式〔■〕で表わされるハロ
ゲン化物を反応させることによって得られる。ここで使
用される溶媒としては、ベンゼン、トルエンなどのよう
な芳香族炭化水素類;塩化メチレン、クロロホルムなど
のようなハロゲン化炭化水素類;ジメチルホルムアミド
、ジメチルスルホキシドなどのような非プロトン性極性
溶媒;ジエチルエーテル、テトラヒドロフランなどのよ
うなエーテル類等の不活性溶媒を挙げることができる。
反応温度は、通常室温〜100℃付近である。本反応は
、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ジ
シクロヘキシルアミン、080 、炭酸ナトリウム、炭
酸カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの
ような塩基性化合物の存在下に行うことが好ましい。
〔工程3〕 一般式[、I]で示される本発明化合物のうち、YがC
−R’を示し、且つR4が低級アルコキシ基である化合
物は、例えば以下の反応式−(3)に示される工程によ
っても製造しうる。
以下余白 〔式中、R1、R2、R3、X SZ 、 A 、 A
’およびnは前記と同じ。x3はハロゲン原子を示し、
R1′は低級アルキル基を示し、Mはアルカリ金属原子
またはアルカリ土類金属原子を示しn′は1または2の
整数を示す。〕 すなわち、C1,d)で表わされる化合物は、機成〔I
C〕で表わされる化合物に一般式〔■〕で表わされる金
属アルコキシドを反応させることによって製造される。
本反応に使用される溶媒としては、前記〔工程l〕に示
したものが挙げられる。本反応は、通常0〜150℃、
好ましくは0〜110℃付近で進行し、10分〜24時
間程度で完結する。化合物[Vlの使用量は、化合物〔
IC〕に対して等モル以上、好ましくは等モル−5倍モ
ルとするのがよい。
上記の反応において、基A′の中にアミノ基、イミノ基
、ヒドロキシ基またはカルボキシ基などが存在する場合
には、好ましくはこれらの基を保護した形で用い、本反
応終了後常法によって除去するのがよい。
また、本反応によって得られる一般式(Id〕の化合物
においてR2がカルボキシ保護基である化合物は、通常
の加水分解反応や加水素分解反応によって、R2が水素
原子である化合物に導くことができる。
該反応の条件としては、前記〔工程1〕に示したものが
挙げられる。
〔工程4] 一般式〔■〕で示される本発明化合物のうち基へが置換
基としてイミドイル基を有する基である化合物は、例え
ば以下の反応式−(4)に示される工程によっても製造
しうる。
反応式−(4) 塩  基 〔式中、R1、R2、R3、X、Y、Zおよびnは前記
に同じ。R111は4水素原子、低級アルキル基または
アリール基を示し、R目は低級アルキル基または置換さ
れていてもよいアラルキル基を示し、含有する飽和複素
環式基のうち、環を構成する窒素原子上に置換基を有さ
ないものを示す〕すなわち、〔I f〕で表わされる化
合物は、−機成[:Ie)で表わされる化合物に一般式
[VI)で表わされるイミノエーテル類を過剰の塩基存
在下に反応させることによって製造される。
本反応に使用される溶媒としては、メタノール、エタノ
ール、n−プロパツールなどのようなアルコール類;ジ
メチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、HMPA
などのような非プロトン性極性溶媒;アセトニトリル、
ピリジンなどが挙げられる。
該反応に用いられる塩基としては、例えばトリエチルア
ミン、ジイソプロピルエチルアミン、Dea。
ピリジンなどのような有機塩基類;例えば水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム
などのような無機塩基が挙げられる。
化合物(Vl)の使用量は、化合物(Ie)に対して等
モル以上、好ましくは等モル−5倍モルとするのがよい
。本反応は0〜100℃、好ましくは0〜50℃付近で
進行し、10分〜10時間程度で完結する。化合物CI
 f〕は該反応終了後、過剰の塩酸または臭化水素酸な
どの酸を加え、これらの塩の形で単離するのが好ましい
なお、本反応は基へが式(a)、(b)または(d)で
ある場合に適用するのが好ましい。
このようにして得られた本発明の化合物は、常法に従い
単離、精製される。単離、精製の条件によって塩の形、
遊離カルボン酸または遊離アミンの形で得られるが、こ
れらは所望により相互に変換され、目的とする形の本発
明の化合物が製造される。
〔作 用〕
(1)抗菌作用 本発明化合物CI)の代表的なものについて、日本化学
療法学会標準法〔ケモテラビ−(CHBMOTl(日R
APY)第29巻、第1号、第76〜79頁(1981
年)〕に準じ、最小発育阻止濃度CMrC:μg / 
ml ]を測定した。結果を表1に示す。尚表中の化合
物番号は実施例に示したとおりである。
以下余白 (2)分配係数 ^kira Tsuji at at: Antimi
crob、 AgentsChemother、、 3
2.190−194(198B)の方法に準じて、50
mMリン酸バッフy −(pH7,4,μ= 0.15
) / n−オクタツール分配係数を測定した。代表的
な化合物についての結果を表2に示す。
表  2 上記の如く、本発明化合物(1)およびその塩はいずれ
も新規化合物であり、ダラム陰性菌およびダラム陽性菌
に対して極めて優れた抗菌活性を示し、かつ安全性が高
いものである。
本発明化合物〔I〕は、抗菌剤として使用する場合、注
射、経直腸等の非経口投与、固形もしくは液体形態での
経口投与等のための製薬上許容し得る担体とともに組成
物として処方することができる。
注射剤のための本発明による組成物の形態としては製薬
上許容し得る無菌水もしくは非水溶液、懸濁液もしくは
乳濁液が挙げられる。適当な非水担体、希釈剤、溶媒ま
たはビヒクルの例には、プロピレングリコール、ポリエ
チレングリコール、植物油例えばオリーブ油および注射
可能な有機エステル例えばオレイン酸エチルが包含され
る。このような組成物は補助剤例えば防腐剤、湿潤剤、
乳化剤および分散剤をも含有することができる。
これら組成物は例えば細菌保持フィルターによる濾過に
より、または使用直前に滅菌水あるいは若干の他の滅菌
注射可能な媒質に溶解し得る無菌固形組成物の形態で滅
菌剤を混入することにより滅菌することができる。
経口投与のための固形製剤にはカプセル剤、錠剤、丸剤
、散剤および顆粒剤等が包含される。この固形製剤の調
製にあたっては一般に本発明化合物を少なくとも1種の
不活性希釈剤例えばスクロース、乳糖またはでんぷんと
混和する。この製剤はまた通常の製剤化において不活性
希釈剤以外の追加の物質例えば滑沢剤(例えばステアリ
ン酸マグネシウム等)を包含させることができる。カプ
セル剤、錠剤および乳剤の場合には、緩衝剤をも包含し
得る。錠剤および乳剤には更に腸溶性被膜を施すことも
できる。
経口投与のための液体製剤には、当業者間で普通に使用
される不活性希釈剤、例えば水を含む製薬上許容し得る
乳剤、溶液、懸濁剤、シロップ剤およびエリキシール剤
が包含される。かかる不活性希釈剤に加えて、組成物に
は補助剤例えば湿潤剤、乳化、懸濁剤、ならびに甘味、
調味および香味剤をも配合することができる。
経直腸投与のための製剤は、好ましくは本発明化合物に
加えて賦形剤例えばカカオ脂もしくは半割ワックスを含
有していてもよい半割である。
本発明化合物[13の投与量は投与される化合物の性状
、投与経路、所望の処置期間およびその他の要因によっ
て左右されるが、一般に一日当り約0.1〜1000m
g / kg 、特に約1〜100mg/ kgが好ま
しい。また、所望によりこの一日量を2〜4回に分割し
て投与することもできる。
〔発明の効果〕
本発明化合物[I)およびその塩は抗菌剤として極めて
価値あるものであり、人体および動物用の医薬品として
、また魚病薬、農薬、食品の保存剤として使用すること
ができる。
〔実施例〕
次に実施例を挙げて説明する。
実施例1 7−(3−ピロリジニルオキシ)−1−シクロプロピル
−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−4−才キソキノリ
ン−3−カルボン酸塩酸塩(化合物1): (1)  1−シクロプロピル−6,7−ジフルオロ−
1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン
酸エチルエステル220mg、1−t−ブトキシカルボ
ニル−3−ヒドロキシピロリジン280mg、 DBo
 170mgおよび口MF 5ml!の混合物を室温で
攪拌しながら、これに55%水素化ナトリウム65mg
を添加した。室温で2時間攪拌した後、45℃で11時
rVJ攪拌した。反応混合物を減圧で濃縮乾固し、残渣
にクロロホルムを加えて溶かし、10%クエン酸水溶液
、5%炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で順
次洗浄した。
クロロホルム層を無水芒硝で乾燥後濃縮した。この残渣
をシリカゲルクロマト (クロロホルム−メタノール;
100:1)により精製し、7−(1−1−ブトキシカ
ルボニル−3−ビロリジニルオオシ)−1−シクロプロ
ピル−6−フルオロ−1゜4−ジヒドロ−4−才キソキ
ノリン−3−カルボン酸エチルエステル140 mgヲ
得り。
’ H−NMR(CDC1s)δ; 8.53(18,
s)、 8.12(18,d、 J−12Hz)、 7
.350H,d、J=7Hz>、 5.09(IN、b
rs)。
4J8(2H,q、J=8)1z)、 3.35−3.
75(5)l、m)。
2.10−2.40(28,m)、 1.48(9H,
s)、 1.42(3t1.t。
J=8Hz) 、 1.15−1.38 (4H,m)
(2)?−(1−t−ブトキシカルボニル−3−ピロリ
ジニルオキシ)−1−シクロプロピル−6〜フルオロ−
1,4−ジヒドロ−4−才キソキノリン−3−カルボン
酸エチルエステル210mgを濃塩酸0.7−および酢
酸2.8mlの混液に溶かし、3時間加熱還流した。反
応混合物を減圧で濃縮乾固した。残渣をエタノールより
再結晶して目的物の結晶60mgを得た。
融点 266−269℃(分解) ’ !(−NMR(DMSO−d、)δ;8.70(1
)1.s)、 8.08(1)1.d。
J=11Hz)、 7.82(LH,d、J=7Hz)
、 5.58(1)1゜brs)、 3.88(LH,
brs)、 2.25−2.45(2H,m)。
1、15−1.40 (4H,m) 実施例2 7−(3−ピロリジニルオキシ)−1−シクロプロピル
−6,8−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ
キノリン−3−カルボン酸塩酸塩(化合物2): (1)1−シクロプロピル−6,7,8−)リフルオロ
−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボ
ン酸エチルエステル233mg、1−t−ブトキシカル
ボニル−3−ヒドロキシピロリジン168mg、 DB
o 170mgおよび[]MF 5mj!の混合物を室
温で攪拌しながら、これに55%水素化すトリウム36
+ngを添加した。室温で1時間攪拌した後、反応混合
物を減圧で濃縮乾固した。残渣にクロロホルムおよび1
0%クエン酸を加えてよく振りまぜた後、クロロホルム
層を分取し、5%炭酸水素す) IJウム水溶液および
飽和食塩水で順次洗浄した。このクロロホルム層を無水
芒硝で乾燥後、濃縮して得た残渣をシリカゲルクロマト
(クロロホルム−メタノール:100:1)により精製
し、210mgの7−(1−t−ブトキシカルボニル−
3−ピロリジニルオキシ)−1−シクロプロピル−6,
8−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリ
ン−3−カルボン酸エチルエステルを得た。
H−NMR(C[lCi3)δ;8.57(1)1.s
)、 8.03(LH,d、J=12Hz)、 5.0
8(1t1.brs)、 4J8(2t1.Qj=7H
z)。
3.88(LH,brs)、 3.50−3.80(4
H,m)、 2.0O−2JO(2)1.m)、 1.
48(9H,s)、 1.40(3)1.t。
J=7flz)、 1゜02−1.35 (4tl、 
m)(2)?−(1−t−ブトキシカルボニル−3−ピ
ロリジニルオキシ)−1−シクロプロピル−6゜8−ジ
フルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3
−カルボン酸エチルエステル200mgを濃塩酸0.6
6rn!および酢酸2.66−の混液に溶かし、3時間
加熱還流した。反応混合物を減圧濃縮して得た残渣をエ
タノールより再結晶して目的物74mgを得た。
融点 232−237℃(分解) ’ H−NMR(DMSO−da)  δ; 8.75
(LH,S)、 8.05(LH,d。
J=12)1z)、 5JO(IH,brs)、 4.
15(IH,brs)。
2.05−2J5(2H,m)、 1.1O−IJ5(
4)1.m)実施例3 実施例2と同様にして表3に示す化合物3〜7を得た。
以下余白 実施例4 ?−(3−ピロリジニルオキシ)−1−シクロプロピル
−5−アミノ−6,8−ジフルオロ−1゜4−ジヒドロ
−4−オキソキノリン−3−カルボン酸塩酸塩(化合物
8): (1)1−シクロプロピル−5−アミノ−6,7゜8−
トリフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン
−3−カルボン酸エチルエステル277mg、1−t−
ブトキシカルボニル−3−ヒドロキシピロリジン318
mg5DOυ194mgおよびDMSo 3mlの混合
物を室温で攪拌しながら、これに55%水素化ナトリウ
ム74mgを添加した。室温で1時間攪拌した後、反応
混合物をクロロホルムで希釈し、10%クエン酸および
飽和食塩水で順次洗浄した。有機層を無水芒硝で乾燥後
、濃縮乾固して得た残渣をエタノールより再結晶して1
20 mgの7−(1−t−ブトキシカルボニル−3−
ピロリジニルオキシ)−1−シクロプロピル−5−アミ
ノ−6,8−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキ
ソキノリン−3−カルボン酸を得た。
’ H−NMI? (C[]C1,)δ:8,69(1
)1.s)、 6.63(2N、brs)。
5.14(1)l、brs)、 3.92(IH,br
s)、 3.50−3.80(4)1. m) 、 2
.00−2.30 (2H,ffI) 、 1.47 
(9日、 s) 。
1、01−1.28 (4)I、 m)上記再結晶の母
液を濃縮して得た残渣をシリカゲルクロマト (クロロ
ホルム−メタノール;100:1)で精製し、さらに?
−(1−t−ブトキシカルボニル−3−ピロリジニル、
t+シ)−1−シクロプロピル−5−アミノ−6,8−
ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−
3−カルボン酸エチルエステル110mgを得た。
’ )I−NMR(CDfJ! a)δ: 8.41(
LH,s)、 6.80(2H,brs)。
5.0?(LH,brs)、 4.38(21!、q、
J=7Hz)、 3.82(LH,brs)、 3.3
5−3.70(4)1.m)、 1.48(9)1.s
)。
1、38 (3)1. t、 J=7Hz) 、 1.
00−1.20 (4H,m)(2)7−(t−ブトキ
シカルボニル−3−ピロリジニルオキシ)−1−シクロ
プロピル−5−アミノ−6,8−ジフルオロ−1,4−
ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸105
mgX!塩酸0.5rrI!!および酢酸2−を用い、
実施例1−(2)と同様に処理し、エタノールより再結
晶して目的物82mgを得た。
融点 269−274℃(分解) H−NMR(DMSO−ds)δ; 8.56 (LH
,s) 、 7.50 (28゜brs)、 5.24
(18,brs)、 4.03(18,brs)、 2
.05−2.30(2)1.m>、 1.00−1.2
5(4H,m)(3)  ? −(t−フトキシ力ルボ
ニルー3−ピロリジニルオキシ)−1−シクロプロピル
−5−アミノ−68−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−
4−オキソキノリン−3−カルボン酸エチルエステル1
05 mgを濃塩酸0.5−および酢酸2−を用いて、
同様に処理して目的物38■を得た。
実施例5 10=(3−ピロリジニルオキシ)−9−フルオロ−2
,3−ジヒドロ−3−メチル−7−オキソ−7H−ピリ
ド[1,2,3−del  [:1. 4]−ベンゾオ
キサジン−6−カルボン酸塩酸塩(化合物9): (1)9.10−ジフルオロ−2,3−ジヒドロ−3−
メチル−7−オキソ−7H−ピリドI:1,2゜3−d
el  [1,4]−ベンゾオキサジン−6−カルボン
酸エチルエステル263■、1−t−ブトキシカルボニ
ル−3−ヒドロキシピロリジン318mg5Dell 
194mgおよびDMSo 3mi!の混合物を室温で
攪拌しながら、55%水素化す) IJウム’14mg
を添加した。室温で2時間30分攪拌した後、反応混合
物をクロロホルムで希釈し、10%クエン酸および飽和
食塩水で洗浄した。有機層を無水芒硝で乾燥後、濃縮し
て得た残渣をシリカゲルクロマト (クロロホルム−メ
タノール;100:1)で精製し、1O−(1−t−ブ
トキシカルボニル−3−ピロリジニルオキシ)−9−フ
ルオロ−2,3−ジヒドロ−3−メチル−7−オキソ−
78−ピリド[1,2,3−de〕[1゜4〕−ベンゾ
オキサジン−6−カルボン酸エチルエステル220 m
gを得た。
’ H−NMR(CDIJ 、)δ; 8.36(IH
,s)、 7. flo(IH,d、 J=12Hz)
、 5.05(1N、brs)、 4.27−4.45
(5H,m”)。
3.40−3.80 (4N、 m) 、 1.90−
2.25 (2H,m) 、 1.60(3H)、  
1.47(911,s)、  1.40(3H,t、J
=7tlz)(2)  1O−(1−t−ブトキシカル
ボニル−3−ピロリジニルオキシ)−9−フルオロ−2
,3−、ジヒドロ−3−メチル−7−オキソ−7H−ピ
リド[1,2,3−de)(1,4]−ベンゾオキサジ
ン−6−カルボン酸エチルエステル120mg。
濃塩酸0.6mlおよび酢酸2.6−を用い、実施例1
−(2)と同様に処理し、エタノールより再結晶して目
的物50mgを得た。
融点 256−260℃(分解) ’H−NMR(DMSO−ds)δ;9.08(01,
s)、 7.77(LH,d。
J=12Hz)、 5.23(LH,brs)、 4.
95−5.07(LH,m)。
4.47および4.65(各1)1.ABq、J=11
Hz)、 2.00・−2,27(2H,m)、 1.
45(:E、d、J=811z)実施例6 7−(3−ピロリジニルオキシ)−1−(2゜4−ジフ
ルオロフェニル)−6−フルオロ−1゜4−ジヒドロ−
4−オキソ−1,8−ナフチリジン−3−カルボン酸塩
酸塩(化合物10)=(1)  1− (2,4−ジフ
ルオロフェニル)−6−フルオロ−ツークロロ−1,4
−ジヒドロ−4−オキソ−1,8−ナフチリジン−3−
カルボン酸エチルエステル325+ng、1−t−ブト
キシカルボニル−3−ヒドロキシピロリジン318mg
D[lU 194mgおよびDMF3mi!の混合物を
室温で攪拌しながら、55%水素化ナトリウム46mg
を添加した。室温で1時間30分攪拌した後、実施例1
−(1)と同様に処理して、?−(1−t−ブトキシカ
ルボニル−3−ピロリジニルオキシ)−1−(2,4−
ジフルオロフェニル)−6−フルオロ−1,4−ジヒド
ロ−4−才キソー1.8−ナフチリジン−3−カルボン
酸エチルエステル240mgを得た。
’H−NMR(CDCjs)δ;8.4g(LH,s)
、 8.33(ltl、d、J=10Hz)、 7.0
0−7.50(3H,m)、 5.05(ltl、br
s)。
4.39(2H,q、J=7Flz)、 3.20−3
.60(4Fl、m)。
1.80−2.20(2H,m)、 1.43(9)1
.s)、 1.40(3N、t。
J=7Hz) (2) ?−(1−t−ブトキシカルボニル−3−ピロ
リジニルオキシ’)−1−(2,4−ジフルオロフェニ
ル)−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−
1,8−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルエステル
220a+g、濃塩酸0.7dおよび酢酸2.8dを用
いて、実施例1−(2)と同様に処理し、エタノールよ
り再結晶して目的物80■を得た。
融点 263−267℃(分解) H−NMI?(υMSO−cL)δ;9.03(l)l
、s)、 8.52CIH,d。
J=11Hz)、 7.30−7.90(3)1.m)
、 5.15(11(、brs)。
1、98−2.20 (2H,m> 実施例7 7−(1−メチル−4−ピペリジルオキシ)1−エチル
−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリ
ン−3−カルボン酸(化合物11): 6.7−ジフルオロ−1−エチル−1,4−ジヒドロ−
4−オキソキノリン−3−カルボン酸280mg、N−
メチル−4−ピペリジツール345mgおよびDMF4
tf!の混合物を水冷下撹拌しながら、50%水素化ナ
トリウム200mgを添加した。室温で2時間攪拌した
後、酢酸260 mgを加え、クロロホルムおよび水を
加えてよく振り混ぜた。クロロホルム層を分取し、水で
洗浄した後、芒硝で乾燥した。減圧で溶媒を濃縮して析
出した固体を濾取して目的物38mgを得た。
融点 268−271℃ ’ H−NMR(DMSO−do)δ;9.0(1)1
.s)、 8.08(LH,d。
J=11)1z)、 7.58(1N、d、J=7)l
z)、 5.09−5.20(LH,m)、 4.64
(2H,q、J=7)1z)、 2.75(3H,s)
2.03−2J6(4H,m)、 1.4[3H,t、
J=7Hz)実施例8 10−(1−メチル−4−ピペリジルオキシ)−9−フ
ルオロ−2,3−ジヒドロ−3−メチル−7−オキソ−
7H−ピリド[:1. 2. 3.−deal[1,4
]−ベンゾオキサジン−6−カルボン酸(化合物12)
 : 9.10−ジフルオロ−2,3−ジヒドロ−3−メチル
−7−オキソ−7H−ピリドCL、2゜3−de〕[:
1. 4]−ベンゾオキサジン−6−カルボン酸280
mgを実施例7と同様に反応、処理して目的物380g
を得た。
融点 234−238℃ ’+1−NMR(DMSO−da)  δ; 9.03
(lft、s)、 7.70(LH,d。
J=IIHz)、 4.91−5.(14(1)l、+
n)、 4.60−4.70(1)1゜m)、 4J5
−4.50(2)1.m)、 2.60−2.71(2
H,m)。
2.211H,s)、 1.67−1.98(4)1.
m)、  1.45(3H。
d、 、h7Hz) 実施例9 7−(1−メチル−4−ピペリジルオキシ)−1−シク
ロプロピル−6−フルオロ−1,4−’)ヒドロ−4−
オキソキノリン−3−カルボン酸(化合物13): 6.7−ジフルオロ−1−シクロプロピル−1゜4−ジ
ヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸530m
g5N−メチル−4−ピペリジツール690■およびD
MF8mA’の混合物を氷冷下撹拌しながら、60%水
素化ナトリウム320■を添加した。室温で10分間攪
拌した後、酢酸480 mgを加え、DMFを減圧下に
留去した。残渣に15m1゜のn−へキサンを加え、よ
く振り混ぜた後、上澄を捨て、沈殿物に8ml!のエタ
ノールを加えて攪拌し析出した固体を濾取し、エタノー
ルで洗浄して目的物578mgを得た。
融点 265−269℃ ’It−NMR(DMSO−dg) δ; 8.62 
(IH,s) 、 7.93 (LH,d。
J=12Hz)、 7.68(IH,d、J=8)1z
)、 4.TO−4,81(1t1.m)、 3.68
−3.80(IH,m)、 2.55−2.69(2H
m)、 2.21−2.33(2H,m)、 2.20
(ift、s)、 1゜99−2.12(2)1.m>
、 1.72−2.87(2H,m)、 1.22−I
J2(2N、 m)、 1.02−1.13 (2)1
. m)実施例10 実施例9と同様にして表4に示す化合物14〜22を得
た。
以下余白 実施例11 7−(1−メチル−4−ピペリジルオキシ)−1−シク
ロプロピル−6,8−ジフルオロ−1゜4−ジヒドロ−
4−オキソキノリン−3−カルボン酸(化合物23): 6、、.7.8−)リフルオロ−1−シクロプロピル−
1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン
酸570mgを実施例9と同様に反応した。酢酸480
 mgを加え、DMFを減圧下に留去して得た残渣をシ
リカゲルカラムクロマトにて分離し、目的物160mg
を得た。
融点 166−167℃ ’ H−NMR(DMSO−ds)δ; 8.72(L
H,s)、 7.98(LH,d。
J=lOHz)、 4.37−4.50(lit、m)
、 4.10−4.23(IH,tn)、   2.5
7−2.72(2)1.+n)、   2.18<38
.s)。
1.70−2.07(4H,m)、 1.12−IJI
(4tl、m)実施例12 ?−[(1−メチル−3−ピロリジニルメチル)オキシ
ゴー1−シクロプロピル−5−アミノ−6,8−ジフル
オロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カ
ルボン酸(化合物24): 1−シクロプロピル−5−アミノ−6,7,8−トリフ
ルオロ−1,4−ジヒドロ−4−才キソキノリン−3−
カルボン!596mg、1−メチル−3−ヒドロキシメ
チルピロリジン460mgおよびDMF5mfの混合物
を室温で攪拌しながら、これに55%水素化ナトリウム
262 mgを添加した。
室温で1時間攪拌した後、酢酸360 mgを加え、D
MFを減圧下留去した。この残渣をシリカゲルクロマト
(クロロホルム−メタノール; 3 : 1)により精
製し、さらにエタノールより再結晶して、240mgの
目的物を得た(淡緑色粉状晶)。
融点 193−194℃ ’ H−NMR(CDC1s)δ; 1.05−1.3
5 (4H,m”) 、 1.86 (IN。
m)、 2.20(1B、m)、 2.58(3H,s
)、 2.76−3.08(4H,m) 、 3.95
 (LH,m) 、 4.28 (2)1. brs)
 、 6.62(2H,brs)、 8.68(E、s
>実施例13 (2’S) −7−C(2’−ピロリジニルメチル)オ
キシ〕−1−シクロプロピル−6−フルオロ−1,4−
ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸塩酸塩
(化合物25): (1)1−シクロプロピル−6,7−ジフルオロ−1,
4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸5
30mg、1−t−ブトキシカルボニル−し−プロパツ
ール1.20gおよび[1MF8rnlの混合物を水冷
下撹拌しながら、これに55%水素化ナトリウム200
 mgを加え、さらに15分間攪拌した。氷水中にこの
反応混合物を注ぎ込み、酢酸で酸性として、析出した結
晶を濾取した。得られた結晶をクロロホルムに溶かし、
水洗後無水硫酸マグネシウムで乾燥した。クロロホルム
を留去して得られた結晶をジエチルエーテルで洗浄後、
乾燥し、(2’S) −7−C(1’−t−ブトキシカ
ルボニル−2′−ピロリジニルメチル)オキシ〕−1−
シクロプロピル−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−4
−オキソキノリン−3−カルボン酸796gを得た。
(2) (2’S) −7−[: (1’−t−ブトキ
シカルボニル−27−ピロリジニルメチル)オキシ)−
1−シクロプロピル−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ
−4−オキソキノリン−3−カルボン酸446mgを4
N−塩酸/酢酸エチル溶液に加え、室温で1時間攪拌し
た。減圧濃縮後残渣をアセトニトリルより再結晶して3
70 mgの目的物を得た。
融点 244−247℃(分解) ’ H−NMR(OMSO−d、)δ: 1.19−1
.40(4H,m)、 l、 82−2.23(41(
、m)、 3.25(2)1.m)、 3.87(If
t、m)。
4.06(LH,m)、 4.61(2)1.m)、 
7.84(LH,d、J=7Hz)、 8.05(IH
,d、J=11)1z)、 8.72(LH,s)実施
例14 実施例13と同様にして表5に示す化合物26〜35を
得た。
以下余白 実施例15 ?−[(1−メチル−3−ピロリジニルメチル)オキシ
〕−1−シクロプロピル−6−フルオロ−1,4−ジヒ
ドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸塩酸塩(化
合物36):1−シクロプロピル−6,7−ジフルオロ
−1゜4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボ
ン酸530mg、1−メチル−3−ヒドロキシメチルピ
ロリジン460 mgおよびDMF 5−の混合物を室
温で攪拌しながら、これに55%水素化す)IJウム2
62mgを添加した。室温で1゜5時間攪拌した後、酢
酸360mgを加え、DMFを減圧下留去した。この残
渣をシリカゲルクロマト (クロロホルム−メタノール
; 3 : 1)により精製した。目的の画分をエタノ
ールに溶かし、0.5mgの4N−塩酸/ジオキサン溶
液を加えて攪拌した後、減圧で濃縮した。この残渣をエ
タノール−ジイソプロピルエーテルより再結晶して66
mgの目的物を得た(無色針状晶)。
融点 214−223℃ ’ H−NMR(DMSOJs)  δ ; 1.15
−1.45(4)1.m)、  1.75−2.40(
2)1.m)、  2.82(3H,s)、  3.8
6(iff、brs)。
4、46 (2H,brs) 、  7.82 (LH
,d、 J=8flz) 、  8.03(lH,d、
J=12flz)、  8.70(IH,s)実施例1
6 (3’R) −7−(3’−ピロリジニルオキシ)−1
−シクロプロピル−5−アミノ−6,8−ジフルオロ−
1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン
酸塩酸塩(化合物37):(1)1−シクロプロピル−
5−アミノ−6,7゜8−トリフルオロ−1,4−ジヒ
ドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸298mg
、(3R)−1−t−ブトキシカルボニル−3−ヒドロ
キシピロリジン374mgおよびDMF3ml!の混合
物を室温で攪拌しながら、これに55%水素化ナトリウ
ム120■を添加した。室温で6時間攪拌した後、反応
混合物をクロロホルムで希釈し、10%クエン酸および
飽和食塩水で順次洗浄した。有機層を無水芒硝で乾燥後
、濃縮乾固して得た残渣をエタノールより再結晶して3
26mgの(3’R)−7−(1’−t−ブトキシカル
ボニル−3′−ピロリジニルオキシ)−1−シクロプロ
ピル−5−アミノ−6,8−ジフルオロ−1,4−ジヒ
ドロ−4−才キソキノリン−3−カルボン酸を得た。
’ +1−NMR(CDIJ りδ; 1.1O−IJ
O(4H,m)、 1.50(9H,s)、 1.90
−2.35(2H,m)、 3.50−3.83(4N
m)、 3.92(iff、m)、 5.15(1)1
.brs)、 6.62(2H,brs)、 8.70
(LH,5)(2)  (3’R) −7−(1’−t
−ブトキシカルボニル−3′−ピロリジニルオキシ)−
1−シクロプロピル−5−アミノ−6,8−ジフルオロ
−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボ
ン酸290m+rを濃塩酸1.25dおよび酢酸5−の
混液に溶かし、1時間加熱還流した。反応混合物を減圧
濃縮して得た残渣をエタノールより再結晶して目的物2
14 mgを得た(淡緑色粉状晶)。
融点 263−267℃(分解) ’)l−NMR(OMSO−cl++)δ; 1.05
−1.20(4)1.a+)、 2.05−2JO(2
H,m)、 3.53(21(、m)、 4.05(I
H,m)。
5.25(IH,brs)、 7.53(2H,brs
)、 8.58(1)1.s)実施例17 実施例16と同様にして表6に示す化合物38〜40を
得た。
以下余白 実施例18 ?−(1−t−ブトキシカルボニル−3−ピロリジニル
オキシ)−1−シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−
1,4−ジヒドロ−4−才キソキノリン−3−カルボン
酸(化合物41):?−(1−t−ブトキシカルボニル
−3−ピロリジニルオキシ)−1−シクロプロピル−6
,8−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノ
リン−3−カルボン酸エチルエステルIN−水酸化ナト
リウム水溶液3.5mlよびテトラヒドロフラン30r
nlの混合物を1.5時間加熱還流した。減圧で濃縮後
、残渣に10%クエン酸水溶液を加えて酸性としてクロ
ロホルムで抽出した。
クロロホルム層を飽和食塩水で洗浄後、無水芒硝で乾燥
し、濃縮乾固した。この残渣をクロロホルム−ジイソプ
ロピルエーテルより再結晶し、1.11gの目的物を得
た(無色粉状晶)。
融点 158−160℃ fl−NMR (CDCl2 a)δ; 1.15−1
.40(4H,m)、 1.47(9H。
s)、 1.97−2.35(28,m)、 3.50
−3,80(4H.m)。
3、98(lft,m)、  5.16(LH,brs
)、  8.04(IH,d,J=12Hz)、  8
.83(lfl,s)実施例19 ?−(1−t−ブトキシカルボニル−3−ピロリジニル
オキシ)−1−シクロプロピル−5−アミノ−6、8−
ジフルオロ−1.4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−
3−カルボン酸(化合物42): 1−シクロプロピル−5−アミノ−6、7.8−トリフ
ルオロ−1.4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−
カルボン酸1.20g,1−t−ブトキシカルボニル−
3−ヒドロキシピロリジン1.50gおよびDMF15
ml!の混合物を水冷下撹拌しながら、これに55%水
素化ナトリウム4 8 3 mgを加え、さらに室温で
20時間攪拌した。反応混合物をクロロホルムで希釈し
、10%クエン酸水溶液および飽和食塩水で順次洗浄し
た。有機層を無水芒硝で乾燥後、濃縮して得た残渣をエ
タノールより再結晶して1.48gの目的物を得た(淡
緑色粉状晶)。
融点 2’08−212℃ )1−NMR (CDCjl! りδ ; 1.10−
1、30 (4H. m> 、  1. 50 (9H
s)、  1.90−2.35(2f(、m)、  3
.5(1−3.83(4N,m)。
3、92(LH,a+)、  5.15(LH.brs
)、  6.62(2H,brs)。
8、 70 (1)1, s) 実施例20 7−(3−ピロリジニルオキシ)−1−シクロプロピル
−6−フルオロ−8−メトキシ−1.4−ジヒドロ−4
−才キソキノリン−3−カルボン酸塩酸塩(化合物43
): (1)?−(1−t−ブトキシカルボニル−3−ピロリ
ジニルオキシ)−1−シクロプロピル−6。
8−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−才キソキノリ
ン−3−カルボン酸300mgをDMF 3艷に溶かし
、水冷下撹拌しながら55%水素化す)IJウム32m
gを加えた。10分間攪拌後、ナトリウムメトキシド7
2mgを加え、さらに室温で18時間攪拌した。反応混
合物をクロロホルムで希釈し、10%クエン酸水溶液$
よび飽和食塩水で順次洗浄した。有機層を無水芒硝で乾
燥後、濃縮乾固して7−(1−t−ブトキシカルボニル
−3−ピロリジニルオキシ)−1−シクロプロピル−6
−フルオロ−8−メトキシ−1,4−ジヒドロ−4−オ
キソキノリン−3−カルボン酸を得た。特に精製せず次
ステツプの反応に用いた。
’ If−NMR (CDIJ 、)δ; 1.05−
IJO(4)1.m)、 1.50(9H,s)、 2
.00−2.30(2tl,m)、 3.50−3.8
5(4tl。
m)、 3.98(3H.s)、 4.10(LH,m
)、 5.IHLH。
brs)、 8.01(LH,d,J=12)1z)、
 8.86(111.s)(2)上記で得た?−(1−
t−ブトキシカルボニル−3−ピロリジニルオキシ)−
1−シクロプロピル−6−フルオロ−8−メトキシ−1
.4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸
全量を濃塩酸1.25−および酢酸5rnlの混液に溶
かし、1時間加熱還流した。反応混合物を減圧乾固して
得た残渣をエタノールより再結晶し120mgの目的物
を得た(無色針状晶)。
融点 2 1 2−2 1 5℃ ’ H−NMR (口MSOJa)  δ ;  1.
05−1.25(4)1,m)、  2.00−2、2
7(2H,+n)、 3.54(2)1,brs)、 
3.98(3N,s)。
4、20 (iff、 m) 、  5.22 (IH
,brs) 、  7.94 (LH,d。
J=11Hz>  8.73 (lft、 s)実施例
21 7−(1−ホルムイミドイル−3−ピロリジニルオキシ
)−1−シクロプロピル−5−アミノ−68−゛ジフル
オロー1.4−ジヒドロー4−オキソキノリン−3−カ
ルボン酸塩酸塩(化合物44); 7−(3−ピロリジニルオキシ)−1−シクロプロピル
−5−アミノ−6,8−ジフルオロ−1゜4−ジヒドロ
−4−オキソキノリン−3−カルボン酸塩酸塩(化合物
8)  100mg、 DBo 152mgおよびエタ
ノール8mlの混合物を室温で攪拌しなカラ、これにベ
ンジルホルムイミデート71mgを加え、6時間攪拌し
た。塩化水素の飽和エタノール溶液2dを加えて析出し
た結晶を濾取し、エタノールおよびエーテルで順次洗浄
して39mgの目的物を得た(淡緑色針状晶)。
融点 240−242℃(分解) J−NMR(DMSO−d、) δ; 1.00−1.
25(4H,m)、 2.04−2.50(2H,m)
、  4.05(IH,m)、  5.25(LH,b
rs)。
7.50(2H,brs)、  8.27(LH,m)
、  8.57(LH,s)実施例22 実施例21と同様にして表7に示す化合物45〜46を
得た。
以下余白 実施例23 7−〔N−メチル−(1−メチル−3−ピロリジニルメ
チル)〕〕アミノー1−シクロプロピル−6フルオロ−
1,4−ジヒドロ−4−才キソキノリン−3−カルボン
酸(化合物47):1−シクロプロピル−6,7−ジフ
ルオロ−1゜4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−
カルボン酸265II1g、1−メチル−3−(メチル
アミノ)メチルピロリジン384 mgおよびDMF 
2−の混合物を100℃で1時間攪拌した。放冷後、反
応混合物をクロロホルムで希釈し、水洗後、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥した。溶媒を留去後、残渣を酢酸エチ
ルより再結晶して260 mgの目的物を得た。
融点 220−223℃(分解) H−NMR(DMSO−d@) δ;0.96−1.2
7 (4t(、m) 、 l、 43(1)1.m)、
 1.88(1)1.m)、 2.22(3H,s)、
 2.47(4H,m)、 3.00(3t1.s)、
 3.32(3)1.m)、 4.02(IH,m)、
 7.32−’7.78(28,m)、 8.58(I
H,s)実施例24 実施例23と同様にして表8に示す化合物48〜51を
得た。
以下余白 実施例25 7−(4−ピペリジルオキシ)−1−シクロプロピル−
5−アミノ−8−フルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オ
キソキノリン−3−カルボン酸(化合物52); 1−シクロプロピル−5−アミノ−7,8−ジフルオロ
−1,4−ジヒドロ−4−才キソキノリン−3−カルボ
ン酸、4−ピペリジツールおよび水素化す)IJウムを
用いて実施例9と同様に反応処理して目的物を得た(無
色粉状晶)。
融点 〉300℃ ’ )I−NMR(DMSO−d、)δ; 1.06−
1.30(4H,m)、 1.54・−1,67(2H
,m)、 1.88−2.00(2)1.m)、 2.
44−2.57(2H,m)、 2.93−3.05(
211,m)、 3.94−4.04(ltl、o+)
、 4J5−4.47(LH,m)、 6.82(1)
1.d、J=6Hz)、 7.43(2fl、brs)
、 8.68(LH,s)実施例26 7−(1−モルホリノオキシ)−1−シクロプロピル−
6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−4−才キソキノリン
−3−カルボン酸(化合物53)二 1−シクロプロピル−6,7−ジフルオロ−1゜4−ジ
ヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸、1−ヒ
ドロキシモルホリンおよび水素化ナトリウムを用いて、
実施例9と同様にして目的物を得た。
融点 170−174℃(分解) ’ H−NMR(口MSOds)   δ ;  1.
22−IJ4(41(、m)、  3.00(2H,m
)、 3.41(2)1.m)、 3.71(2H,+
r+)、 3.87(LH,m>、 4.02(2H,
m)、 8.03(LH,d、J=9Hz)。
8.26(LH,d、J=12Hz)、 It、72(
1)1.s)以  上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、次の一般式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔 I 〕 〔式中、R^1は置換基を有していてもよい低級アルキ
    ル基、置換基を有していてもよいシクロアルキル基、置
    換基を有していてもよい低級アルケニル基または置換基
    を有していてもよいフェニル基を示し、R^2は水素原
    子またはカルボキシ保護基を示し、R^3は水素原子、
    ハロゲン原子、アミノ基、モノもしくはジ低級アルキル
    アミノ基、ヒドロキシ基または低級アルコキシ基を示し
    、Xは水素原子またはハロゲン原子を示し、Yは窒素原
    子または基C−R^4(ここでR^4は水素原子、ハロ
    ゲン原子、低級アルキル基または低級アルコキシ基を示
    すかまたはR^1と一緒になって環を形成する基▲数式
    、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、表等が
    あります▼、▲数式、化学式、表等があります▼、もし
    くは▲数式、化学式、表等があります▼、 を示し)、Zは酸素原子またはN−R^5(ここでR^
    5は水素原子、低級アルキル基または置換基を有してい
    てもよいアラルキル基を示す。ただし、R^5が水素原
    子のとき、R^1はエチル基ではない。)を示し、Aは
    置換基を有していてもよい窒素原子を含有する飽和複素
    環式基を示し、nは0〜2の整数を示す〕 で表わされるキノロン誘導体またはその塩。 2、請求項1記載のキノロン誘導体またはその塩を有効
    成分とする抗菌剤。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2004031118A1 (ja) * 2002-10-03 2006-02-09 小野薬品工業株式会社 Lpa受容体拮抗剤
JP2009530292A (ja) * 2006-03-13 2009-08-27 アクティヴィックス バイオサイエンシーズ インコーポレイテッド Gsk−3インヒビターとしてのアミノキノロン
WO2017217441A1 (ja) * 2016-06-15 2017-12-21 湧永製薬株式会社 新規ピリドンカルボン酸誘導体又はその塩

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