JPH0372417B2 - - Google Patents

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JPH0372417B2
JPH0372417B2 JP60090448A JP9044885A JPH0372417B2 JP H0372417 B2 JPH0372417 B2 JP H0372417B2 JP 60090448 A JP60090448 A JP 60090448A JP 9044885 A JP9044885 A JP 9044885A JP H0372417 B2 JPH0372417 B2 JP H0372417B2
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JP
Japan
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spherical surface
slider piece
main body
electrode
protrusion
Prior art date
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JP60090448A
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JPS61249221A (ja
Inventor
Koichi Matsushita
Tadayuki Kubo
Eiichi Yamada
Kyoharu Kumagai
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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Publication of JPS61249221A publication Critical patent/JPS61249221A/ja
Publication of JPH0372417B2 publication Critical patent/JPH0372417B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23HWORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
    • B23H7/00Processes or apparatus applicable to both electrical discharge machining and electrochemical machining
    • B23H7/26Apparatus for moving or positioning electrode relatively to workpiece; Mounting of electrode
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q1/00Members which are comprised in the general build-up of a form of machine, particularly relatively large fixed members
    • B23Q1/25Movable or adjustable work or tool supports
    • B23Q1/44Movable or adjustable work or tool supports using particular mechanisms
    • B23Q1/50Movable or adjustable work or tool supports using particular mechanisms with rotating pairs only, the rotating pairs being the first two elements of the mechanism
    • B23Q1/54Movable or adjustable work or tool supports using particular mechanisms with rotating pairs only, the rotating pairs being the first two elements of the mechanism two rotating pairs only
    • B23Q1/545Movable or adjustable work or tool supports using particular mechanisms with rotating pairs only, the rotating pairs being the first two elements of the mechanism two rotating pairs only comprising spherical surfaces
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q1/00Members which are comprised in the general build-up of a form of machine, particularly relatively large fixed members
    • B23Q1/25Movable or adjustable work or tool supports
    • B23Q1/44Movable or adjustable work or tool supports using particular mechanisms
    • B23Q1/56Movable or adjustable work or tool supports using particular mechanisms with sliding pairs only, the sliding pairs being the first two elements of the mechanism
    • B23Q1/60Movable or adjustable work or tool supports using particular mechanisms with sliding pairs only, the sliding pairs being the first two elements of the mechanism two sliding pairs only, the sliding pairs being the first two elements of the mechanism
    • B23Q1/62Movable or adjustable work or tool supports using particular mechanisms with sliding pairs only, the sliding pairs being the first two elements of the mechanism two sliding pairs only, the sliding pairs being the first two elements of the mechanism with perpendicular axes, e.g. cross-slides
    • B23Q1/621Movable or adjustable work or tool supports using particular mechanisms with sliding pairs only, the sliding pairs being the first two elements of the mechanism two sliding pairs only, the sliding pairs being the first two elements of the mechanism with perpendicular axes, e.g. cross-slides a single sliding pair followed perpendicularly by a single sliding pair

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  • Electrochemistry (AREA)
  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は放電加工機用の姿勢制御装置に関し、
特に基体に対し所定の姿勢にて保持される電極ま
たは被加工物を異なる2つまたは3つの軸のまわ
りに回動させることにより姿勢制御する装置に関
する。
〔従来の技術〕
精密加工法の1つとして放電加工が一般に利用
されている。放電加工は、工具を電極として用い
て被加工物との間の微小間隙においてアーク放電
を生起させ、これにより被加工物表面を微量づつ
除去し被加工物を工具の形状に対応した形状に加
工するものである。
放電加工によれば、機械加工が困難な強靭な材
料や高硬度材料をも正確な形状に加工でき、また
表面も比較的微細にすることができ、更に電極さ
え作製しておけば如何なる形状の面をも加工する
ことができるので、放電加工はたとえばプレス加
工用の金型の製造に利用される。
この様な放電加工のために用いられる放電加工
機の従来例を第8図に示す。
図において、102はX方向スライドテーブル
であり、104は該X方向スライドテーブル10
2上に設けられたY方向スライドテーブルであ
り、該Y方向スライドテーブル104上には加工
液収容タンク106が固定されている。108は
該タンク106中に設けられた作業台であり、該
作業台108上にワーク110が固定されてい
る。尚、加工時にはタンク106中に加工液たと
えば水または油等が収容される。112はコラム
であり、114はクイルであり、116は絶縁板
であり、118はチヤツクであり、120は回転
ヘツドであり、122は電極ホルダーであり、1
24は電極即ち工具である。
回転ヘツド120はチヤツク118に対しZ方
向のまわりに回動することができる。即ち、回転
ヘツド120には水平方向を向いた突出部120
aが固設されており、一方チヤツク118には該
突出部120aのZ方向のまわりの回動方向に関
し両方から当接している回動調整ネジ118a,
118bが付設されている。従つて2つの調整ネ
ジ118a,118bを操作することによりチヤ
ツク118に対し回転ヘツド120を回動するこ
とができる。
また、電極ホルダー122にはX方向及びY方
向から電極124に当接せしめられている調整ネ
ジ122a,122bが付設されており、該調整
ネジ122a,122bを操作することにより電
極124のZ方向に対する倒れを修正することが
できる。即ち、調整ネジ122aを操作すること
により電極124をY方向のまわりに適宜の角度
回転させ、一方調整ネジ122bを操作すること
により電極124をX方向のまわりに適宜の角度
回転させるのである。
放電加工時においては、コラム112に対し電
極124をZ方向に沿つて下向きに移動させ、該
電極124とワーク110との間の関隙が微小と
なる位置で放電を開始する。以後、少しづつ電極
124を下向きに移動させながら放電を行ない、
所定の位置で放電を停止し、電極124を上向き
に移動させる。これにより、ワーク110には電
極124の下面及び側面の形状に対応する加工面
が形成される。
しかして、放電加工によりワークに対し正確な
加工を行なうためには、電極124の形状が正確
であることの外に該電極124が正確な姿勢で電
極ホルダー122に装着されることが必要であ
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかるに、以上の様な従来の放電加工機におい
ては、電極ホルダー122に装着された電極12
4の姿勢は必ずしも正確であるとはいえないの
で、電極124の装着後に該電極を上下移動させ
ながら電極面または該電極の側面に形成された基
準面124a,124bにダイヤルゲージを当接
させて電極の倒れを測定し、その測定結果に基づ
き調整ネジ122a,122bを操作して電極1
24のX方向のまわりの回動及びY方向のまわり
の回動を行ない、更に作業台に支持されたダイヤ
ルゲージを電極面または基準面に当接させながら
作業台をX方向またはY方向に移動させて電極の
Z方向のまわりの回転を測定し、その測定結果に
基づき調整ネジ118a,118bを操作して電
極124のZ方向のまわりの回動を行ない、これ
により所望の電極姿勢に調整することが行なわれ
ている。
しかしながら、この様な手動による姿勢調整で
は、目的とする姿勢に到達するには調整ネジ操作
と電極の姿勢測定とを繰返し行なうことが必要で
あり、極めて多くの労力と時間を要するという問
題があつた。
また、自動電極交換装置(AEC)を用いるこ
ともあるが、電極交換の際の装着誤差をとりきれ
ず、高精度な完全自動運転は不可能であつた。
電極の水平面内における芯ズレの調整及び電極
を被加工物の所定の位置に送る場合に対しても、
電極形状がストレート以外のものに対しては代用
基準面を設ける必要があるが、この基準面に対し
て芯ズレ調整及び送りの際の放電加工機のX方向
スライドテーブル及びY方向スライドテーブルの
送り量が決定されるため、基準面に対する電極形
状部の加工精度が被加工物の加工精度に影響を及
ぼすことになり、放電加工機のX方向スライドテ
ーブル、Y方向スライドテーブル及びZ方向移動
手段の高精度な送りが可能であつても、高精度な
加工を行なうことは困難である。
以上の様な問題は、放電加工機において、電極
を姿勢制御する場合のみならず、被加工物を姿勢
制御する場合においても同様に存在する。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明によれば、以上の如き従来技術の問題点
を解決するものとして、 放電加工機の電極または被加工物の姿勢を制御
する装置において、 凹球形状面をもつ本体と、 該本体の凹球形状面に対応する凸球形状面をも
ち、該凸球形状面側と反対の側において電極また
は被加工物を固定保持し、上記凸球形状面が上記
本体の凹球形状面と摺動可能に接触せしめられて
いる球面フランジと、 を有し、 上記球面フランジの凸球形状面に対応する凹球
形状面をもつXスライダ駒が、その凹球形状面を
上記球面フランジの凸球形状面と摺動可能に接触
せしめられて配置されており、該Xスライダ駒は
上記本体に対し上記凹球形状面に沿つて第1の方
向にのみ摺動可能にかん合しており、 上記球面フランジにはその凸球形状面から突出
する部分をもつYスライダ駒が固定されており、
該Yスライダ駒の突出部は上記Xスライダ駒に対
し上記第1の方向を横切る第2の方向にのみ摺動
可能にかん合しており、 上記本体には、上記Yスライダ駒の突出部をX
方向に正の向きに付勢するX方向予圧付与手段
と、上記Yスライダ駒の突出部をY方向に正の向
きに付勢するY方向予圧付与手段と、上記Yスラ
イダ駒突出部をX方向に負の向きに上記X方向予
圧付与手段による予圧に抗して適宜のストローク
にわたつて移動させるX方向駆動手段と、上記Y
スライダ駒突出部をY方向に負の向きに上記Y方
向予圧付与手段による予圧に抗して適宜のストロ
ークにわたつて移動させるY方向駆動手段とが取
付けられており、 上記本体の凹球形状面と上記球面フランジの凸
球形状面との接触保持を行うための、予圧付与機
能をもつクランプ機構を有する、 ことを特徴とする、放電加工機用姿勢制御装置、 が提供される。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながら本発明の具体的実施
例を説明する。
第1図aは本発明による姿勢制御装置の第1の
実施例を示す縦断面図であり、第1図bはそのB
−B断面図である。尚、第1図aは第1図bのA
−A断面図に相当する。本実施例は放電加工機の
工具である電極の姿勢制御に適用されたものであ
る。
図において、2は本体であり、4は球面フラン
ジである。本体2の上端部は放電加工機本体側に
固定され、一方球面フランジ4の下端部には電極
が固定される。本体2はほぼ円筒形状をなしてお
り、該本体2の下面は凹球形面をなしている。球
面フランジ4の上面は上記本体2の下端面の凹球
形面に対応する凸球形状面をなしている。
本体2の中央部には空隙部6が形成されてお
り、該空隙部6内にはXスライダ駒8が収容され
ている。該Xスライダ駒8は第1図bに示される
様に矩形状の平面形状を有する。また、該Xスラ
イダ駒8の下面は球面フランジ4の上面の凸球形
面に対応する凹球形面形状をなしている。Xスラ
イダ駒8は、空隙部6内においてY方向の両平端
面が本体2のY方向内面と摺動可能にかん合せし
められており、一方X方向の両平端面は本体2の
内面との間に適宜の間隙を有する。従つて、Xス
ライダ駒8は球面フランジ4上において本体2に
対しX方向に沿つて所定のストロークにわたつて
相対的に往復運動することができ且つY方向には
本体2に対し相対的に運動できない。
一方、球面フランジ4の中央部にはYスライダ
駒10が固定されている。該Yスライダ駒10は
球面フランジ4の上面の凸球形面を貫いて上方へ
と突出している。該Yスライダ駒10の突出部1
0aは第1図bに示される様に矩形状の平面形状
を有する。該Yスライダ駒10の突出部10aは
上記Xスライダ駒8を貫通してZ方向に延びてい
る。Yスライダ駒10は、Xスライダ駒8の貫通
孔内においてX方向の両平端面がXスライダ駒8
と摺動可能にかん合せしめられており、一方Y方
向の両平端面はXスライダ駒8との間に適宜の間
隔を有する。従つて、Yスライダ駒10はXスラ
イダ駒8に対しY方向に沿つて所定のストローク
にわたつて相対的に往復運動することができ且つ
X方向にはXスライダ駒8に対し相対的に運動で
きない。
本体2の側部には、X方向に沿つて形成された
メネジ12中をX方向に沿つて移動可能なバネ圧
調整ネジ14内に形成されたX方向のガイド孔中
に一部収容されX方向にスライド可能なスライド
ピン16が配置されている。該スライドピン16
は予圧用のバネ18によりYスライダ駒突出部1
0aの方へと付勢されており、その先端部はYス
ライダ駒突出部10aのX方向端面に突当てられ
ている。
同様に、本体2の側部にはY方向に沿つて形成
されたメネジ13中をY方向に沿つて移動可能な
調整ネジ15内に形成されたY方向のガイド孔中
に一部収容されY方向にスライド可能なスライド
ピン17が配置されている。該スライドピン17
は予圧用のバネ19によりYスライダ駒突出部1
0aの方へと付勢されており、その先端部はYス
ライダ駒突出部10aのY方向端面に突当てられ
ている。
Yスライダ駒突出部10aのスライドピン16
突当て側と反対の側にはX方向に延びているピン
20が固設されており、またYスライダ駒突出部
10aのスライドピン17突当て側と反対の側に
はY方向に延びているピン21が固設されてい
る。
本体2の側部にはまたZ方向の軸22のまわり
に回動可能なレバー24が取付けられている。該
レバー24の先端はピン20の先端に対向せしめ
られている。また、本体2の側部には積層型ピエ
ゾ素子26が付設されており、該素子26の駆動
端はレバー24の上記ピン20対向側とは反対の
側に対向せしめられている。そして、該素子26
の駆動端のストロークはレバー24を押圧し該レ
バー24はピン20を押圧し、該ピン20を所定
のストロークにわたつてX方向に移動せしめるこ
とができる程度である。
同様に、本体2の側部には、上記ピン22、レ
バー24及び積層型ピエゾ素子26からなる機構
と同様なピン23、レバー25及び積層型ピエゾ
素子27からなる機構が設けられており、この機
構はYスライダ駒突出部10aに固設されたピン
21に対向して配置されている。
本体2の側部外面にはまた該本体2と球面フラ
ンジ4とのクランプのために使用されるエアーシ
リンダー30が配設されている。そして、該エア
ーシリンダー30の下方にはクランプ用レバー3
2が、本体2側に設けられた水平方向ピン33の
まわりに回動自在な様に付設されている。該レバ
ー32のピン33よりも内側の端部はその上面が
球面フランジ4に当接せしめられる様になつてお
り、一方該レバー32の他端部即ち外側の端部の
上面はエアーシリンダー30の駆動端部と対向せ
しめられており且つこれらの間には予圧用の圧縮
バネ34が介在せしめられている。クランプの際
にはエアーシリンダー30を作動させて圧縮バネ
34を更に圧縮する。
以上の様な本実施例装置においては積層型ピエ
ゾ素子26に駆動電気信号を与えることにより、
該素子26の先端部がX方向に前進してレバー2
4を押す。これにより該レバー24の先端部がY
スライダ駒突出部10aに固設されたピン20を
X方向に押す。このレバー24によるピン20の
押圧はスライドピン16によりYスライダ駒突出
部10aにかけられているX方向の予圧に抗して
行なわれる。
同様にして、積層型ピエゾ素子27に駆動電気
信号を与えることにより、該素子27の先端部が
Y方向に前進してレバー25を押し、これにより
該レバー25の先端部がYスライダ駒突出部10
aに固設されたピン21をY方向に押す。このレ
バー25によるピン21の押圧はスライドピン1
7によりYスライダ駒突出部10aにかけられて
いるY方向の予圧に抗して行なわれる。
これにより、Yスライダ駒10及びこれに固定
されている球面フランジ4は本体2及びXスライ
ダ駒8に対しY方向に沿つて球面摺動を行ない、
更にYスライダ駒10は球面フランジ4及びXス
ライダ駒8とともに本体2に対しX方向に沿つて
球面摺動を行なうことができる。かくして、球面
フランジ4は本体2に対しX方向のまわり及びY
方向のまわりにそれぞれ独立に回動することがで
きる。
従つて、本実施例装置の本体2を放電加工機に
固定し且つ球面フランジ4に放電加工の工具であ
る電極を固定することにより、電極の姿勢制御を
行なうことができる。
第2図は本実施例装置の放電加工機の工具の姿
勢制御に使用した場合の具体例を示す概略構成図
である。本図においては第8図におけると同様の
部材には同一の符号が付されており、これらにつ
いては説明を省略する。
図において、40は回転ヘツドであり、42は
上記姿勢制御装置である。44は絶縁板であり、
46は電極取付面板であり、48はプルスタツト
チヤツクであり、50は電極ホルダーである。ま
た、52はタツチセンである。
第3図、第4図及び第5図は以上の様な放電加
工機における電極の姿勢制御を行なう際の手順を
説明するための図であり、第3図は電極近傍の部
分拡大側面図であり、第4図は制御系の構成を示
すブロツク図であり、第5図は姿勢制御のフロー
チヤートである。
先ず、電極124をZ方向に移動させてタツチ
センサ52の高さに位置せしめる。次に、X方向
スライドテーブル102及びY方向スライドテー
ブル104を動かして、タツチセンサ52を電極
124に接触せしめる(第3図参照)。この際の
電極124のZ方向移動量とY方向スライドテー
ブル102のX方向移動量とY方向スライドテー
ブル104のY方向移動量とから、タツチセンサ
52と接触している第1の測定点P1の座標x1
y1,z1がCPU60において算出され記憶される
(第5図のステツプ70,71)。次に同様にして
電極124、X方向スライドテーブル102及び
Y方向スライドテーブル104を移動させて、上
記第1の測定点P1とは異なる第2の測定点P2
おいて電極124をタツチセンサ52に接触さ
せ、該第2の測定点P2の座標x2,y2,z2を算出し
記憶する。以下同様にして必要な複数の測定点の
座標を測定し記憶する。
続いて、CPU60において予め当該電極に関
し正しい姿勢の際の電極表面の座標として記憶さ
れているデータと上記複数の測定点の座標との比
較を行ない、その結果(姿勢量)を算出する(第
5図のステツプ72)。その姿勢量がCPU60か
ら駆動指令装置62へと出力せしめられる。該駆
動指令装置62においては、所定の信号変換が行
なわれ姿勢制御装置42に対し駆動指令信号が発
せられる(第5図のステツプ73)。この駆動指
令信号は上記姿勢量を正しい姿勢のものに近づけ
る様に積層型ピエゾ素子26,27を適宜のスト
ロークにわたつて駆動するためのものである。そ
して、レバー32によりクランプする。
かくして電極124の姿勢を変化させた後に、
再び第5図のステツプ70〜72と同様の操作を
行なつて姿勢量が許容範囲内にあるか否かを確認
する(第5図のステツプ74)。許容範囲内にな
い場合には、レバー32によるクランプを解除
し、再びその時点の姿勢量に基づいて駆動指令装
置62から駆動信号が発せられ電極124の姿勢
を変化させ、更にレバー32によりクランプし、
これを繰返す。姿勢量が許容範囲内にある場合に
は、姿勢制御は完了し、続いて放電加工に移る
(第5図のステツプ75)。
尚、以上の説明においては電極124のZ方向
のまわりの回転位置の姿勢制御の説明は省略した
が、これは図示しない制御手段により放電加工機
の回転ヘツド40を駆動して適宜の角度回転させ
ることにより行なえばよい。
また、第4図に示される様にCPU60及び駆
動指令装置62は遠隔操作盤64により操作され
る様にしてもよい。
第6図aは本発明による姿勢制御装置の第2の
実施例を示す縦断面図であり、第6図bは第6図
aのB−B断面図である。尚、第6図aは第6図
bのA−A断面図に相当する。本図において、第
1図a,bにおけると同様の部材には同一の符号
が付されており、これらについては説明を省略す
る。
本実施例においては、上記第1の実施例におけ
る積層型ピエゾ素子26、レバー24、ピン22
及びピン20を含むX方向のYスライダ駒駆動機
構のかわりに、ステツピングモータ80、ギヤヘ
ツド82、送りネジ84及びスライダ86を含ん
でなるX方向のYスライダ駒駆動機構が用いられ
ている。従つて、ステツピングモータ80を駆動
してギヤヘツド82の出力軸を回転させることに
より、該出力軸に連結された送りネジ84が回転
せしめられ、該送りネジ84とかみあつているX
方向にのみ移動可能なスライダ86がX方向に往
復移動する。該スライダ86の先端部はYスライ
ダ駒突出部10aのX方向端面に突当てられてい
る。
また、本実施例においては、上記第1の実施例
における積層型ピエゾ素子27、レバー25、ピ
ン23及びピン21を含むY方向のYスライダ駒
駆動機構のかわりに、上記X方向のYスライダ駒
駆動機構におけると同様な、ステツピングモータ
81、ギヤヘツド83、送りネジ85及びスライ
ダ87を含んでなるY方向のYスライダ駒駆動機
構が用いられている。
第7図aは本発明による姿勢制御装置の第3の
実施例を示す縦断面図であり、第7図bは第7図
aのB−B断面図である。尚、第7図aは第7図
bのA−A断面図に相当する。本図において、第
1図a,bにおけると同様の部材には同一の符号
が付されており、これらについては説明を省略す
る。また、第7図aにおいては一部の部材の図示
が省略されており、第7図bにおいては一部が第
7図aのB−B断面でなく表わされている。
本実施例においては、本体2は互いにZ方向の
まわりに相対的に回動可能な2つの部分からな
る。即ち、本体2はほぼ円筒形状の基部2aと該
基部2aの内側に配置され該基部2aに対してベ
アリング90によりZ方向のまわりに回動可能に
支持されているほぼ円筒形状の可動部2bとから
なる。可動部2bの下面が球面フランジ4の上面
と接触せしめられており、また該可動部2b内に
空隙部6が形成されており、該空隙部6内におい
て球面フランジ4上にXスライダ駒8が収容され
ている。
可動部2bの側部には水平方向に外方へと延び
ている突出部91が付設されており、該突出部9
1は基部2aを貫いている。一方、基部2aには
上記突出部91の延びている方向と直交する水平
方向に沿つて形成されたメネジ中を該水平方向に
沿つて移動可能な調整ネジ92内に形成された該
水平方向のガイド孔中に一部収容され該水平方向
にスライド可能なスライドピン93が配置されて
いる。該スライドピン93は予圧用のバネ94に
より上記突出部91の方へと付勢されており、そ
の先端部は該突出部91に突当てられている。
基部2aの側部にはまた上記突出部91の方向
と平行な方向の軸94のまわりに回動可能なレバ
ー95が取付けられている。該レバー95の先端
は突出部91の先端の上記スライドピン93突当
て側の面と反対の側面に対向せしめられている。
更に、基部2aの側部には積層型ピエゾ素子96
が付設されており、該素子96の駆動端はレバー
95の上記突出部91対向側とは反対の側に対向
せしめられている。そして、該素子96の駆動端
のストロークはレバー95を押圧し該レバー95
が突出部91を押圧し、該突出部91を所定のス
トロークにわたつてZ方向のまわりに回動せしめ
ることができる程度である。
本実施例装置においては、積層型ピエゾ素子9
6に駆動電気信号を与えることにより、該素子9
6の先端部がレバー95を押し、これにより該レ
バー95の先端部が可動部2bに固設された突出
部91を押す。このレバー95による突出部91
の押圧はスライドピン93により突出部91にか
けられている予圧に抗して行なわれる。その後、
レバー32によりクランプがなされる。
かくして、本実施例装置によれば、本体2の基
部2aを放電加工機に固定し且つ球面フランジ4
に放電加工の工具である電極を固定することによ
り、X方向、Y方向及びZ方向のまわりの回転に
より電極を所望の姿勢に制御することができる。
以上の実施例においてはX方向、Y方向及びZ
方向がそれぞれ直交するとされているが、本発明
においては第1の方向、第2の方向及び第3の方
向は必ずしも直交していなくてもよい。
また、以上の実施例においては駆動源として積
層型ピエゾ素子またはステツピングモータを用い
ているが、本発明においては駆動源としてエアー
シリンダーまたはオイルシリンダーその他の駆動
手段を用いることもできる。
更に、以上の実施例においては駆動力の伝達機
構としてレバーまたは送りネジを用いているが、
本発明においては駆動力の伝達機構として偏心カ
ム、くさび、または弾性変形手段その他の機構を
用いることもできる。
上記実施例においては、姿勢を制御される物体
が放電加工機の工具たる電極である場合が示され
ているが、本発明姿勢制御装置は放電加工機にお
ける被加工物の姿勢制御にも利用することができ
る。
〔発明の効果〕
以上の如き本発明姿勢制御装置によれば、姿勢
制御のための本体と球面フランジとの相対的移動
は球面摺動により行なわれるので、繰返し使用後
においても摩耗による精度低下が少なく、また本
体と球面フランジとの間の接触面積が大きいので
十分な剛性を実現することができる。
また、本発明姿勢制御装置によれば、被姿勢制
御物を固定保持している球面フランジに固定され
ているYスライダ駒の突出部を、X方向駆動手段
及びY方向駆動手段により直接第1の方向及び第
2の方向の双方に駆動するので、誤差の少ない極
めて良好な制御が可能となる。そして、該Yスラ
イダ駒突出部には、第1の方向及び第2の方向
に、駆動手段による移動の向きと逆の向きに予圧
が付与されているので、各方向につきバツクラツ
シユなく十分良好な追従性をもつて制御が実現さ
れる。更に、Yスライダ駒突出部が球形状面の曲
率中心側と反対の側に位置し、且つ被姿勢制御物
が球形状面の曲率中心側に位置するので、第1の
方向及び第2の方向の駆動力作用点の移動ストロ
ークが被姿勢制御物において縮小したストローク
として実現され、このため被姿勢制御物の極めて
精確な制御を実現することが可能となる。
また、本発明姿勢制御装置においては、姿勢制
御は動力駆動により行なわれ、また上記の如く精
度低下が少ないので、極めて迅速且つ容易に所望
の姿勢に制御することができ、このため被姿勢制
御物体を機械的に自動着脱し、その装着姿勢の測
定を行ない、その結果に基づき自動的に姿勢制御
を行なうシステムを実現することができる。
また、本発明によれば、被姿勢制御物体が放電
加工の電極である場合には、電極形状部に直線部
分を有するものに対しては、電極の倒れ量の測定
において電極形状部を直接測定することが可能で
あるため、電極の基準面加工が不要であり、また
基準面に対する電極形状部の加工誤差という要因
を除去することが可能となり、電極の加工コスト
を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第6図及び第7図は本発明姿勢制御装
置の断面図である。第2図は本発明姿勢制御装置
を適用した放電加工機の概略構成図であり、第3
図はその部分拡大図であり、第4図は該放電加工
機の制御系の概略ブロツク図であり、第5図は該
放電加工機における姿勢制御のフローチヤートで
ある。第8図は従来の放電加工機の概略図であ
る。 2:本体、2a:基部、2b:可動部、4:球
面フランジ、8:Xスライダ駒、10:Yスライ
ダ駒、16,17,93:スライドピン、26,
27,96:積層型ピエゾ素子、30:エアーシ
リンダー、80,81:ステツピングモータ、8
6,87:スライダ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 放電加工機の電極または被加工物の姿勢を制
    御する装置において、 凹球形状面をもつ本体と、 該本体の凹球形状面に対応する凸球形状面をも
    ち、該凸球形状面側と反対の側において電極また
    は被加工物を固定保持し、上記凸球形状面が上記
    本体の凹球形状面と摺動可能に接触せしめられて
    いる球面フランジと、 を有し、 上記球面フランジの凸球形状面に対応する凹球
    形状面をもつXスライダ駒が、その凹球形状面を
    上記球面フランジの凸球形状面と摺動可能に接触
    せしめられて配置されており、該Xスライダ駒は
    上記本体に対し上記凹球形状面に沿つて第1の方
    向にのみ摺動可能にかん合しており、 上記球面フランジにはその凸球形状面から突出
    する部分をもつYスライダ駒が固定されており、
    該Yスライダ駒の突出部は上記Xスライダ駒に対
    し上記第1の方向を横切る第2の方向にのみ摺動
    可能にかん合しており、 上記本体には、上記Yスライダ駒の突出部をX
    方向に正の向きに付勢するX方向予圧付与手段
    と、上記Yスライダ駒の突出部をY方向に正の向
    きに付勢するY方向予圧付与手段と、上記Yスラ
    イダ駒突出部をX方向に負の向きに上記X方向予
    圧付与手段による予圧に抗して適宜のストローク
    にわたつて移動させるX方向駆動手段と、上記Y
    スライダ駒突出部をY方向に負の向きに上記Y方
    向予圧付与手段による予圧に抗して適宜のストロ
    ークにわたつて移動させるY方向駆動手段とが取
    付けられており、 上記本体の凹球形状面と上記球面フランジの凸
    球形状面との接触保持を行うための、予圧付与機
    能をもつクランプ機構を有する、 ことを特徴とする、放電加工機用姿勢制御装置。 2 上記本体が、球面フランジとの接触部分を有
    する可動部と、該可動部に対し第1の方向及び第
    2の方向の双方を横切る第3の方向のまわりに回
    動可能な基部とを有し、 上記基部には、上記可動部を上記第3の方向の
    まわりに正の向きに回転付勢する回転与圧付与手
    段と、上記可動部を上記第3の方向のまわりに負
    の向きに上記回転与圧付与手段による予圧に抗し
    て適宜のストロークにわたつて回転させる回転駆
    動手段とを有する、 特許請求の範囲第1項に記載の放電加工機用姿勢
    制御装置。
JP9044885A 1985-04-26 1985-04-26 姿勢制御装置 Granted JPS61249221A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59156624A (ja) * 1983-02-22 1984-09-05 Mitsubishi Electric Corp 放電加工装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59156624A (ja) * 1983-02-22 1984-09-05 Mitsubishi Electric Corp 放電加工装置

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JPS61249221A (ja) 1986-11-06

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