JPS6317641Y2 - - Google Patents

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JPS6317641Y2
JPS6317641Y2 JP1980181045U JP18104580U JPS6317641Y2 JP S6317641 Y2 JPS6317641 Y2 JP S6317641Y2 JP 1980181045 U JP1980181045 U JP 1980181045U JP 18104580 U JP18104580 U JP 18104580U JP S6317641 Y2 JPS6317641 Y2 JP S6317641Y2
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probe
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flange
workpiece
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  • Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)
  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、三次元方向の位置検出用の位置検出
装置に関するものである。
一般にフライス盤等の工作機械により高精度の
機械加工を行う場合には、機械の切削刃の摩耗等
による誤差も考慮しなければならないので、被加
工物の寸法を逐一測定する必要がある。従来、被
加工物の寸法を測定するには、該被加工物を工作
機械上から測定用の定盤上に移動して、該定盤上
にてマイクロメータ、ハイトゲージ等により測定
を行つていた。そして、被加工物の寸法が所定の
誤差範囲よりも大きな誤差を有している場合に
は、上記被加工物を再び工作機械上に戻して再加
工を行うようにしている。従つて、従来、高精度
の機械加工を行おうとすると、被加工物の寸法を
測定するために膨大な手間を要し、作業効率が極
めて低下せざるを得ないでいた。
ところで、工作機械の送り機構等に測長装置を
連動せしめ、該工作機械上で被加工物の寸法を測
定するようにすれば、測定作業が簡略化でき、高
精度な機械加工でも効率良く行うことが可能にな
る。この場合、被加工物の寸法を工作機械上で上
下、左右、前後の三次元方向について測定するた
めに、三次元方向の位置を検出する位置検出装置
を必要とする。
そこで、本考案は、各種工作機械における被加
工物あるいは被測定物の基準面や端面からの加工
位置等を三次元方向について検出可能な位置検出
装置を提供するものである。
以下、本考案について一実施例を示す図面に従
い詳細に説明する。
本考案に係る位置検出装置の一実施例の外観斜
視図および要部断面図が第1図および第2図に示
してある。
この実施例において、ハウジング11は、有底
円筒形状に形成されており、その後方側開口部1
2が円盤状の蓋体13により閉じられている。上
記蓋体13の中心には、この位置検出装置40を
図示しない測定装置に取付けるためのシヤンク1
4が立設されている。上記ハウジング11の前面
側底壁15には、その中心に測定子16の挿通さ
れる中央開口部17が設けられているとともに、
上記測定子16の位置調整ネジ18A,18B用
の2個のネジ穴19A,19Bが略90゜の中心角
Θをなすように外周縁近傍に配設されている。上
記底壁15の中央開口部17には、ハウジング1
1内方に向つて拡開する円錐状の受け面20を有
する円筒ブツシユ21が嵌着されている。
上記ハウジング11の中央開口部17に挿通さ
れる測定子16は、先端部分に接触子としての導
電球体22が設けられたフイーラ23と該フイー
ラ23が着脱自在に螺着された中心軸24とから
成り、この中心軸24の後端基部側に設けた当接
部25の球面状の当接面26が上記円筒ブツシユ
21の受け面20に当接支持されている。さら
に、上記中心軸24には、上記当接部25にフラ
ンジ28が設けられている。そして、上記中心軸
24のフランジ28に配設した2個の位置決めチ
ツプ29A,29Bに上記位置調整ネジ18A,
18Bの先端が当接されるようになつている。上
記位置決めチツプ29には第3図に示すようにV
溝30形成されており、このV溝30が位置調整
ネジ18の先端に係合することによつて、測定子
16の軸廻り方向の位置規制がなされる。
さらに、上記中心軸24のフランジ28の背面
側には、その中央部分および上記位置決めチツプ
29A,29B間の中途部分に対応する位置に、
それぞれバネ受け部31A,31Bが突設されて
おり、上記蓋体13と各バネ受け部31A,31
Bとの間に配設したコイルスプリング32A,3
2Bによる弾性力が与えられている。上記中心軸
24のフランジ28に与えられる弾性力の合成力
は、第4図に示すように各位置決めチツプ29
A,29Bと中心点とで形成される三角形(図中
に斜線を施して示してある。)の領域A内に与え
られるようにする必要がある。
なお、上述の説明では、2個のコイルスプリン
グ32A,32Bによる弾性力の合成力を上記領
域A内に与えるようにしているが、コイルスプリ
ングは、上記測定子16を軸方向に押圧する弾性
力を上記領域A内に与えように配置されれば1個
でもよく、また2個以上の複数であつてもよい。
そして、この位置検出装置40は、少なくとも
上記シヤンク14および測定子16が導電性を有
する金属にて形成され、且つ該シヤンク14と測
定子16との間は電気的に絶縁され、上記シヤン
ク14と測定子16とにそれぞれリード線33
A,33Bにより接続されたコネクタ34が上記
ハウジング11の外周部分に配設されている。な
お、この実施例では、上記円筒ブツシユ21、位
置決めチツプ29A,29B、およびバネ受け部
31A,31Bを絶縁性材料にて形成し、上記シ
ヤンク14と測定子16との間を絶縁するように
してある。
上述の如き構成の位置検出器40は、シヤンク
14を介して図示しない測定装置に取付けられ、
該測定装置を装備した工作機械のテーブル上にて
機械加工される鉄等の導電性被加工物に上記測定
子16が当接されることにより、電気的な導通状
態による位置検出信号を上記コネクタ34から出
力する。上記位置検出器40からの位置検出信号
は、測定子16の当接圧等に依存することなく得
られる。
すなわち、この実施例の位置検出装置40で
は、測定子16自体をスイツチの接触子として用
いて上記測定子16が被測定物に接触することに
より閉回路を構成し、上記測定子16が被測定物
に接触した瞬間に位置検出信号を発生するように
しているので、位置検出信号を得るのに上記測定
子16に外力を与える必要がなく、上記測定子1
6自体の変形による測定誤差を伴わないので、測
定方向に拘らず極めて高い検出精度で位置検出信
号を得ることができる。
そして、上述の如き構成の位置検出装置40で
は、測定子16の中心軸24に設けた当接部25
の球面状当接面26と円筒ブツシユ21の受け面
20との当接および上記測定子16のフランジ2
8に設けた各位置決めチツプ29A,29Bと各
位置調整ネジ18A,18Bとの当接による三点
支持構造にて上記測定子16が支持された安定位
置状態を、各コイルスプリング32A,32Bに
よる弾性力にて保持するので、測定子16に三次
元方向の外力が与えられると非安定状態となり、
該外力が除かれると安定状態に戻り、該安定状態
では測定子16の先端部分の導電球体22が三次
元空間の一点に位置することになる。しかも、三
次元空間における上記測定子16に設けた導電球
体22の位置は、各位置調整ネジ18A,18B
を螺進せしめることにより簡単に位置調整するこ
とができ、その中心をシヤンク14の軸心に合せ
ることが可能である。すなわち、この実施例の位
置検出装置40では、第1図、第2図および第4
図中に矢印を付して示してあるように上記測定子
16の軸方向をZ方向とし、また、Z方向に対す
る直交方向例えば上記測定子16と一方の位置調
整ネジ18Bとを結ぶ直線のなす方向をX方向と
し、さらに、Z方向およびX方向に対する直交方
向例えば上記測定子16と他方の位置調整ネジ1
8Aとを結ぶ直線のなす方向をY方向とすると、
上記導電球体22のZ方向の位置は、上記測定子
16の基端部分に設けた当接部25の球面状当接
面26とハウジング11の中央開口部17の周縁
部分に形成されている円錐状の受け面20との当
接により決定され、上記導電球体22のX方向の
位置は、上記位置調整ネジ18Bを螺進操作する
ことにより、上記当接面26と受け面20との当
接位置および上記位置決めチツプ29Aと位置調
整ネジ18Aとの当接位置を支点とする変位によ
り調整することができ、さらに、上記導電球体2
2のY方向の位置は、上記位置調整ネジ18Aを
螺進操作することにより、上記当接面26と受け
面20との当接位置および上記位置決めチツプ2
9Bと位置調整ネジ18Bとの当接位置を支点と
する変位により調整することができる。上記導電
球体22の位置は、上記各位置調整ネジ18A,
18Bの螺進操作によつて、X方向とY方向とも
にほぼ独立に調整することができ、上記導電球体
22の回転中心からのX方向およびY方向の心ず
れ量を予め計測して、上記各位置調整ネジ18
A,18Bの螺進操作によつてX方向およびY方
向に対して独立に位置調整を行うことにより、効
率良く短時間で高い精度に調整することができ
る。なお、上記測定子16の軸廻り方向の位置規
制は、上述の如く上記測定子16側に配設した各
位置決めチツプ29A,29Bに形成されている
各V溝30に上記ハウジング11側に配設された
各位置調整ネジ18A,18Bの各頭部が係止さ
れることにより行われる。また、上記導電球体2
2は、フイーラ23の交換により、被測定物の形
状等に応じた球径のものを用いることができる。
次に、上述の如き本考案に係る位置検出装置4
0を平面研削盤に適用した使用例について説明す
る。
本考案が適用される工作機械としての平面研削
盤は、第5図に示すように金属素体等の被加工物
102が電磁チヤツク等の固定手段105を介し
て所定位置に位置決めして載置固定され、上記被
加工物102の研削を行なう加工方向としての1
方向(第5図中矢印X方向)に油圧シリンダ等の
駆動手段により往復動自在とされた載置台103
と、この載置台103の移動方向と直交する方向
(第5図中矢印Y方向)に往復動可能とされ上記
載置台103が位置決めして取付けられるサドル
104を基台を含む機械本体100に取付けてい
る。さらに、この平面研削盤は、被加工物102
を研削加工する加工具である砥石等の研削具10
6が設けられる加工部108と、この加工部10
8を支持し且つ機械本体100の高さ方向(第5
図中矢印Z方向)に往復動自在に作動せしめる例
えば油圧シリンダで構成される駆動部110とか
らなる加工部駆動装置111とを有している。な
お、上記研削具106は加工部108に取付けら
れている電源モータ112の駆動軸に軸支され、
研削加工時に回転駆動させられ被加工物102の
研削加工を行行なうように作用する。
ところで、被加工物102が載置固定される載
置台103は、被加工物102の研削加工時に駆
動部110の作用によつて機械本体100の下方
向へ往動させられ被加工物102を設定した所定
量を研削する研削具106の加工速度に同期する
ように制御されて矢印X方向中の一方向へ移動さ
せられる。なお、サドル104は、研削具106
と載置台103上に載置固定された被加工物10
2の研削位置との相対的位置関係を設定するた
め、上記載置台103とともに機械本体100に
設けた回転手段によつて矢印Y方向に適宜移動操
作される。
このような構成を有する平面研削盤には、載置
台103の移動方向(第5図中矢印X方向)に亘
る長さを測定する第1の測定ユニツト115と、
サドル104の移動方向(第5図中矢印Y方向)
に亘る長さを測定する第2の測定ユニツト116
と、加工部駆動装置111の移動方向(第5図中
矢印Z方向)に亘る高さを測定する第3の測定ユ
ニツト117とが設けられている。これら第1、
第2及び第3の測定ユニツト115,116,1
17は、磁気スケール118,119,120上
を検出ヘツド121,122,123が摺接移動
し、若しくは所定間隔を隔てて移動してその移動
量を検出し、この検出された移動量を測定長さと
して測定する磁気スケール装置が用いられる。そ
して、第1の測定ユニツト115を構成する磁気
スケール118は、載置台103の移動方向と平
行となるように機械本体100に固定され、検出
ヘツド121は上記載置台103とともに移動し
得るように該載置台3の一部に上記磁気スケール
118と摺接するように取付けられている。
また、第2の測定ユニツト116を構成する磁
気スケール19は、第6図に示すようにサドル1
04の移動方向と平行となるように機械本体10
0に固定され、検出ヘツド122は上記サドル1
04とともに移動し得るように該サドル104の
一部に上記磁気スケール119と摺接するように
取付けられている。さらに、第3の測定ユニツト
117を構成する磁気スケール120は、加工部
駆動装置111の移動方向と平行となるように上
記駆動装置111の加工部8の一側に植立された
支持軸125を介して植立支持され、検出ヘツド
123は上記支持軸125を摺動し後述する位置
検出装置を支持するスライダユニツト127に組
込まれ上記磁気スケール120に対し摺動自在と
なるように取付けられている。
ところで、第1及び第2の測定ユニツト11
5,116の各磁気スケール118,119は、
載置台103上に載置固定された被加工物102
の測定点、例えば研削具106によつて研削加工
された部分が略真上に位置するような位置である
載置台103及びサドル104の各下面位置にお
いて配設される。機械本体100に取付けられる
各磁気スケール118,119を上述のように取
付けることにより、測定点と磁気スケール11
8,119との距離を小さくすることができ、よ
り精度の高い測定ができる。
また、各測定ユニツト115,116,117
の測定点を検出するとともに上記各測定ユニツト
115,116,117の検出ヘツド121,1
22,123による測定量をカウント表示する機
械本体100に設けられた表示ユニツト129の
動作制御用の位置検出信号を出力する3次元応答
型の位置検出装置40が第3の測定ユニツト11
7の検出ヘツド123を司持するスライダユニツ
ト127を介して取付けられている。従つて、上
記位置検出装置40は、第3の測定ユニツト11
7の磁気スケール120を支持する支持軸25に
対し検出ヘツド125とともに機械本体100の
高さ方向に亘つて摺動自在となるように取付けら
れ表示ユニツト129の動作制御用の位置検出信
号を出力する。この位置検出信号は表示ユニツト
129内に設けられたコントロールボツクスに入
力されて信号処理がなされ、第1回目に入力され
る位置検出信号により表示ユニツト129の表示
カウンタを自動リセツトし第2回目に入力される
位置検出信号により上記表示カウンタをラツチす
るように使用する。
上述のように構成された本考案により被加工物
102の例えば研削量を測定する場合の操作を第
7図及び第8図を用いて説明する。
まず、被加工物102の測定に当つて、表示ユ
ニツト129の電源をONする。そして、被加工
物102の研削具106によつて研削された深
さ、すなわち第5図中矢印Z方向に亘る高さHを
測定するには、位置検出装置40を第3の測定ユ
ニツト117の磁気スケール120を支持する支
持軸125にそつて摺動させ、第8図Aに示すよ
うに被加工物102の研削された底面の1点aに
上記位置検出装置40の測定子16を接触させ
る。上記位置検出装置40はこの接触により前述
したように位置検出信号を出力する。この1回目
の接触により出力された位置検出信号は、表示ユ
ニツト129内に設けられたコントロールボツク
ス157のインターフエース回路159を介して
第1、第2及び第3の測定ユニツト115,11
6,117に接続された第1、第2及び第3の表
示カウンタ161,162,163に入力され、
これら表示カウンタ161,162,163をリ
セツトする。ここで、第3の測定ユニツト117
の検出ヘツド123を位置検出装置40とともに
磁気スケール120上を摺動させると、上記検出
ヘツド123の移動量が第3の測定ユニツト11
7に対応する表示カウンタ163にカウント表示
される。そして、上記検出ヘツド123とともに
摺動させた位置検出装置40の測定子16を被加
工物102の所望測定点bに接触させる。そうす
ると、この2回目の接触により、前記1回目の接
触と同様に位置検出装置40から位置検出信号が
出力され、この位置検出信号は上述の場合と同様
にコントロールボツクス157内のインターフエ
イス回路159を介して第1、第2及び第3の表
示カウンタ161,162,163に入力され、
これらカウンタ161,162,163をラツチ
する。従つて、位置検出装置40が1回目に接触
するa点から2回目に接触するb点に至るまで上
記位置検出装置40とともに磁気スケール120
上を摺動した第3の測定ユニツト117の検出ヘ
ツド123によつて検出された移動量が第3の表
示カウンタ163に表示され上記a点からb点に
至る高さHの測定ができる。ここで測定された測
定データはコントロールボツクス157のデータ
記憶回路165に入力されて記憶される。
また、被加工物102の研削具106によつて
研削された第5図中矢印Y方向に亘る幅Wを測定
するには、第8図Bに示すように位置検出装置4
0を支持軸125にそつて摺動操作するとともに
上記被加工物102を載置固定した載置台3を取
付け固定したサドル104を第5図中矢印Y方向
に移動操作して、測定子16を被加工物102の
側面の1点cに接触させ、前述の通り各表示カウ
ンタ161,162,163をリセツトする。こ
こで、位置検出装置40を支持軸125にそつて
摺動操作するとともにサドル104を矢印Y方向
に移動操作して上記測定子16を被加工物102
の所望測定点bに接触させる。そうすると、前述
の場合と同様に位置検出装置40が1回目に接触
するc点から2回目に接触し各表示カウンタ16
1,162,163の表示をラツチするd点に至
るまでの幅Wは、サドル104に設けられこのサ
ドル104の移動に伴なつて第2の測定ユニツト
116を構成する磁気スケール119上を摺動す
る検出ヘツド122の移動量として検出され、こ
の移動量は第2の測定ユニツト116に対応する
第2の表示カウンタ162に表示されて上記c点
からd点に至る幅Wの測定がなされる。ここで測
定された測定データもコントロールボツクス15
7のデータ記憶回路165に入力されて記憶され
る。
さらに、被加工物102の研削具106によつ
て研削される第5図中矢印X方向に亘る長さLを
測定する場合には、位置検出装置40を上記矢印
Y方向の測定と同様に摺動操作し、載置台103
を上記矢印X方向に移動させることによつて、測
定子16により被加工物102の矢印X方向に亘
る2点の位置検出を行なえば、前記矢印Y方向に
亘る測定と同様に上記2点間の長さLの測定が行
なえる。
ここで、第5図中矢印X,Y及びZ方向の測定
を行なつた後、データ記憶回路165に記憶され
ている各方向の測定データを改めて各表示カウン
タ161,162,163に表示するようにすれ
ば、一挙に各方向の寸法を表示でき、また、上記
各測定データをインターフエース回路167を介
してプリントアウト機能を備えた計算機169に
入力すれば、各測定データを印字表示することも
可能となる。
上述のような使用例では、被加工物を機械本体
の載置台から取外すことなく、加工具で加工後直
ちにその加工量又は被加工物そのものを3次元方
向に亘つて測定することができる。
従つて、研削量等の加工量不足を生じた場合で
も直ちに再び研削加工を行なうことができるの
で、最終仕上げまで機械本体上で測定しながら研
削加工を行なうことができる。そのため、従来被
加工物を載置台から取外し再びこの載置台へ取付
ける際の取付誤差の発生ができるため、極めて高
精度な研削加工を行なえるばかりか著しい作業能
率の向上を達成できる。
また、被加工物の測定は、機械にあらかじめ設
けられた測定ユニツトを用いて行うため、測定に
に対し熟練等を必要としないので、容易な操作で
高精度の測定が可能となる。
上述したように、本考案は、測定子自体をスイ
ツチの接触子として用い、測定子が被測定物に接
触することにより閉回路を構成して位置検出信号
を発生するようにしているので、位置検出信号を
得るのに測定子に外力を与える必要がなく、測定
子自体の変形による測定誤差を伴わないので、測
定方向に拘らず極めて高い検出精度で位置検出信
号を得ることができ、三次元方向の位置検出を高
精度に行うことができる。
また、導電金属製の測定子の基端部分に外向き
フランジ状のフランジおよび球面状の当接面を有
する当接部を設け、それぞれV溝を有する2個の
位置決めチツプを上記フランジに測定子軸を中心
として略90゜の中心角をなす位置に配設し、上記
測定子の基端側を収納するハウジングに形成され
ている上記測定子が挿通される開口部の周縁部分
に上記球面状の当接面が当接される円錐状の受け
面を設けるとともに、それぞれ上記位置決めチツ
プの各V溝に当接される球面状の頭部を有する2
個の突出部材を上記ハウジング内に配設し、上記
フランジの上記測定子軸の中心と上記2個の位置
決めチツプとで形成される三角形の領域にコイル
スプリングによる弾性力を付与した構成を備えて
いるので、上記測定子の軸廻り方向の位置規制が
なされ、上記測定子に三次元方向の外力が与えら
れると非安定状態となり、該外力が除かれると安
定状態に戻り、該安定状態では上記測定子の先端
部分の導電球体を三次元空間の一点に位置させる
ことができる。しかも、上記測定子の先端部分の
導電球体の三次元空間における位置は、上記測定
子側に設けた球面状の当接面と上記ハウジング側
に設けた円錐状の受け面との当接により軸方向の
位置が決定され、残りの二方向について略独立
に、上記各突出部材の進退操作によつて効率良く
短時間で高い精度に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る位置検出装置を示す外観
斜視図であり、第2図は上記位置検出装置の内部
構造を示す要部断面図であり、第3図は上記位置
検出装置における位置決めチツプ部分の模式的な
断面図であり、第4図は上記位置検出装置におけ
る測定子のフランジに与える弾性力の位置の条件
を示す模式図である。第5図は本考案装置を適用
した平面研削盤の斜視図であり、第6図はその側
面図である。第7図は本考案装置の測定系の構成
を示すブロツク図であり、第8図A及び第8図B
は本考案装置による測定例を示す説明図である。 11……ハウジング、14……シヤンク、15
……ハウジングの前面底壁、16……測定子、1
7……中央開口、18,18A,18B……位置
調整ネジ、20……受け面、21……円筒ブツシ
ユ、22……導電球体、23……フイーラ、24
……中心軸、25……当接部、26……当接面、
28……フランジ、29,29A,29B……位
置決めチツプ、30……V溝、32A,32B…
…コイルスプリング、34……コネクタ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 先端部分に導電球体を有し、基端部分に外向
    きフランジ状のフランジおよび球面状の当接面
    を有する当接部を設けるともに、それぞれV溝
    を有する2個の位置決めチツプを上記フランジ
    の測定子軸を中心として略90゜の中心角をなす
    位置に配設した導電金属製の測定子と、 上記測定子を軸方向に押圧する弾性力を上記
    フランジの上記測定子軸の中心と上記2個の位
    置決めチツプとで形成される三角形の領域に付
    与するコイルスプリングと、 上記測定子が挿通される開口部を有し、上記
    開口部の周縁部分に上記球面状の当接面が当接
    される円錐状の受け面を設けるとともに、それ
    ぞれ上記位置決めチツプの各V溝に当接される
    球面状の頭部を有する2個の突出部材を突出量
    を調整自在に配設した上記測定子の基端部分お
    よび上記コイルスプリングを収納するハウジン
    グとを備え、 上記コイルスプリングによる弾性力にて上記
    球面状の当接面と上記円錐状の受け面とを弾性
    的に圧接せしめるとともに上記各位置決めチツ
    プと上記各突出部材とを弾性的に圧接せしめ、
    上記突出部材の進退により上記測定子先端の導
    電球体の三次元空間における安定状態位置を調
    整自在に、上記測定子を三次元方向に位置規制
    して成り、 上記測定子が導電性の被測定物に接触するこ
    とによる電気的な導通信号により位置検出を行
    う位置検出装置。 (2) 上記2個の突出部材をそれぞれ螺進体にて形
    成し、上記測定子先端の導電球体の三次元空間
    における安定状態位置を上記突出部材の螺進に
    より調整可能にしたことを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項に記載の位置検出装置。
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