JPH0372029A - 弾発性が必要な鋼製締結部品のオーステンパ処理方法 - Google Patents
弾発性が必要な鋼製締結部品のオーステンパ処理方法Info
- Publication number
- JPH0372029A JPH0372029A JP20789289A JP20789289A JPH0372029A JP H0372029 A JPH0372029 A JP H0372029A JP 20789289 A JP20789289 A JP 20789289A JP 20789289 A JP20789289 A JP 20789289A JP H0372029 A JPH0372029 A JP H0372029A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- product
- temp
- fastener product
- temperature
- salt solution
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000005279 austempering Methods 0.000 title claims abstract description 24
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims abstract description 29
- 239000012266 salt solution Substances 0.000 claims abstract description 19
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims abstract description 14
- 238000000034 method Methods 0.000 claims abstract description 14
- 238000010791 quenching Methods 0.000 claims abstract description 14
- 230000000171 quenching effect Effects 0.000 claims abstract description 14
- 229910000975 Carbon steel Inorganic materials 0.000 claims abstract description 6
- 239000010962 carbon steel Substances 0.000 claims abstract description 6
- 238000003756 stirring Methods 0.000 claims description 6
- 239000000243 solution Substances 0.000 claims description 3
- 239000007921 spray Substances 0.000 abstract description 2
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 6
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 6
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 6
- QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N atomic oxygen Chemical compound [O] QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 229910052760 oxygen Inorganic materials 0.000 description 4
- 239000001301 oxygen Substances 0.000 description 4
- 150000003839 salts Chemical class 0.000 description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 229910001562 pearlite Inorganic materials 0.000 description 3
- 238000005496 tempering Methods 0.000 description 3
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 229910001563 bainite Inorganic materials 0.000 description 2
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 2
- FGIUAXJPYTZDNR-UHFFFAOYSA-N potassium nitrate Chemical compound [K+].[O-][N+]([O-])=O FGIUAXJPYTZDNR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000005507 spraying Methods 0.000 description 2
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 2
- 240000005979 Hordeum vulgare Species 0.000 description 1
- 235000007340 Hordeum vulgare Nutrition 0.000 description 1
- DGAQECJNVWCQMB-PUAWFVPOSA-M Ilexoside XXIX Chemical compound C[C@@H]1CC[C@@]2(CC[C@@]3(C(=CC[C@H]4[C@]3(CC[C@@H]5[C@@]4(CC[C@@H](C5(C)C)OS(=O)(=O)[O-])C)C)[C@@H]2[C@]1(C)O)C)C(=O)O[C@H]6[C@@H]([C@H]([C@@H]([C@H](O6)CO)O)O)O.[Na+] DGAQECJNVWCQMB-PUAWFVPOSA-M 0.000 description 1
- 239000000654 additive Substances 0.000 description 1
- 230000000996 additive effect Effects 0.000 description 1
- 229910001566 austenite Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000005261 decarburization Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 229910000734 martensite Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000029052 metamorphosis Effects 0.000 description 1
- 239000012299 nitrogen atmosphere Substances 0.000 description 1
- 230000003647 oxidation Effects 0.000 description 1
- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 description 1
- 235000010333 potassium nitrate Nutrition 0.000 description 1
- 239000004323 potassium nitrate Substances 0.000 description 1
- 238000003672 processing method Methods 0.000 description 1
- 230000002250 progressing effect Effects 0.000 description 1
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 1
- 229910052708 sodium Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011734 sodium Substances 0.000 description 1
- 229940035289 tobi Drugs 0.000 description 1
- NLVFBUXFDBBNBW-PBSUHMDJSA-N tobramycin Chemical compound N[C@@H]1C[C@H](O)[C@@H](CN)O[C@@H]1O[C@H]1[C@H](O)[C@@H](O[C@@H]2[C@@H]([C@@H](N)[C@H](O)[C@@H](CO)O2)O)[C@H](N)C[C@@H]1N NLVFBUXFDBBNBW-PBSUHMDJSA-N 0.000 description 1
- 230000009466 transformation Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Heat Treatment Of Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、弾発・1/Iが必要な鋼製締結部品(以下フ
ァスナ製品という)の、A−ステナイト温度範囲を利m
t、た鋼の?!J、処理方法(以下オーステンパ処理方
法という)に関する。
ァスナ製品という)の、A−ステナイト温度範囲を利m
t、た鋼の?!J、処理方法(以下オーステンパ処理方
法という)に関する。
[従来の技術]
ファスナ製品は、弾発f4 、硬さ、靭性を出すために
、通常、焼入れ焼戻しされるか、ばね性を強く出すため
にオーステンパ処理される。従来の、ファスナ製品のオ
ースデンバ処理は、熱処理づ゛べきファスナ製品をオー
スデンパ処理可能な温度、すなわち約830 ’Cに加
熱し、この温度からMS点(マルテンサイト点)より上
の温度、たとえば4゜0℃に、1〜2秒間で急冷し所定
時間保持してベイナイト組織にする、という方法がとら
れている。
、通常、焼入れ焼戻しされるか、ばね性を強く出すため
にオーステンパ処理される。従来の、ファスナ製品のオ
ースデンバ処理は、熱処理づ゛べきファスナ製品をオー
スデンパ処理可能な温度、すなわち約830 ’Cに加
熱し、この温度からMS点(マルテンサイト点)より上
の温度、たとえば4゜0℃に、1〜2秒間で急冷し所定
時間保持してベイナイト組織にする、という方法がとら
れている。
ここで急冷とするのは、途中にパーライト変態、カーバ
イドが生じるゾーンがあるので、そのゾーンにひっかか
らないように鼻時間(ノーズタイム〉内で鼻の前を通過
させるか、又はそのゾーンをパーライト組織を実質的に
生成することなく、急速度で通過させるためである。
イドが生じるゾーンがあるので、そのゾーンにひっかか
らないように鼻時間(ノーズタイム〉内で鼻の前を通過
させるか、又はそのゾーンをパーライト組織を実質的に
生成することなく、急速度で通過させるためである。
[発明が解決しようとする課題]
しかし、従来法には、つさ゛の問題があった。
(イ)、薄目で小型の77スナ製品しかオーステンバ処
理できない。すなわち、厚1」で中型、大型のファスナ
製品を、たとえば830°Cから400℃に急冷しよう
としても、短時間の急冷では中心部迄十分に冷却できな
いので、望まれる硬さ、靭性を出すことができないばか
りか、中心部にバーライ1〜カーバイド組織が出てしま
う。
理できない。すなわち、厚1」で中型、大型のファスナ
製品を、たとえば830°Cから400℃に急冷しよう
としても、短時間の急冷では中心部迄十分に冷却できな
いので、望まれる硬さ、靭性を出すことができないばか
りか、中心部にバーライ1〜カーバイド組織が出てしま
う。
0、また、たとえば830℃から400’Cへの冷却に
必要な冷却能が多大な量とムリ、オーステンパ処lql
能力が小さい。
必要な冷却能が多大な量とムリ、オーステンパ処lql
能力が小さい。
(/9.830℃近傍という高い温度から急冷を開始す
るために、急冷温度幅が大で、製品に熱変形が生じ易い
。
るために、急冷温度幅が大で、製品に熱変形が生じ易い
。
本発明は、ファスナ製品のオーステンパ処理において、
急冷温度幅を従来より減少させることにより、従来技術
に存在した種々の問題点を解決することを目的とプる。
急冷温度幅を従来より減少させることにより、従来技術
に存在した種々の問題点を解決することを目的とプる。
[課題を達成するための手段]
上記目的は、本発明によれば、次のファスナ製品のオー
ステンパ処理方法によって、達成される。
ステンパ処理方法によって、達成される。
寸なわら、
オーステンバ処理すべき、炭素鋼フッ・スナ製品をオー
ステンパ処理可能な温度に加熱し、前記加熱と同一の設
備内において加熱したファスナ製品の温度をAra点直
上迄降温し、該降温したファスナ製品をソルト液を用い
てMS点より上の温度迄急冷すること、 を特徴とするファスナ製品のオーステンパ処理方法。
ステンパ処理可能な温度に加熱し、前記加熱と同一の設
備内において加熱したファスナ製品の温度をAra点直
上迄降温し、該降温したファスナ製品をソルト液を用い
てMS点より上の温度迄急冷すること、 を特徴とするファスナ製品のオーステンパ処理方法。
[作 用]
上記の本発明の方法においては、急冷を1Mづ前に、フ
ァスナ製品をAr3点直上迄降渇させておくので、その
温度から急冷が開始される。たとえばAr3点直上温度
を700℃とすると、従来は830′Cからたとえば4
00°Cまで急冷させていたものが、本発明では700
’Cから400 ’Cまでの急冷で済む。この急冷温
度幅の減少によって、(イ)従来より厚目、大型の製品
まで急冷冷却でき、より大型の製品のA−スデンバ処理
が可能になり、0必要冷却能も減少でき、ぐ9製品の変
形も少なく<Kる。
ァスナ製品をAr3点直上迄降渇させておくので、その
温度から急冷が開始される。たとえばAr3点直上温度
を700℃とすると、従来は830′Cからたとえば4
00°Cまで急冷させていたものが、本発明では700
’Cから400 ’Cまでの急冷で済む。この急冷温
度幅の減少によって、(イ)従来より厚目、大型の製品
まで急冷冷却でき、より大型の製品のA−スデンバ処理
が可能になり、0必要冷却能も減少でき、ぐ9製品の変
形も少なく<Kる。
[実施例]
以下に、本発明に係るファスナ製品のオーステンバ処理
方法の、望ましい実施例を、図面を参照して説明する。
方法の、望ましい実施例を、図面を参照して説明する。
第1図は本発明のオーステンパ’lla埋方法を実施す
るためのオーステンパ処理装若を示しており、1川熱炉
10と恒温熱浴槽20とから成る。加熱炉10は炭素鋼
ファスナ製品1をオースデンパ処理可能な温度、づなわ
ちAC3点(約760℃)以」ニの温度、たとえば約8
30’C,に加熱するゾーン11と、同−設備において
ファスナ製品1をAr3点く約670℃〉直上の温度、
たとえば約700℃、に比較的ゆるやかに降温させるゾ
ーン12とを右する。ファスナ製品1は炉外から炉内に
延びるコンベア13上をゆるやかに炉内へと送られ、ゾ
ーン11からゾーン12へと送られる間に、最初は約8
30℃に加熱され、つぎに約700℃に降温される。恒
温熱浴槽20には加温したソルト液(硝酸カリウム50
%、亜fil’fMナトリウム50%溶液〉が入れられ
ており、急冷した製品を恒温熱浴して適冷オーステナイ
トが変態完了するまで恒温保持し全量へイフイト粗織に
する。
るためのオーステンパ処理装若を示しており、1川熱炉
10と恒温熱浴槽20とから成る。加熱炉10は炭素鋼
ファスナ製品1をオースデンパ処理可能な温度、づなわ
ちAC3点(約760℃)以」ニの温度、たとえば約8
30’C,に加熱するゾーン11と、同−設備において
ファスナ製品1をAr3点く約670℃〉直上の温度、
たとえば約700℃、に比較的ゆるやかに降温させるゾ
ーン12とを右する。ファスナ製品1は炉外から炉内に
延びるコンベア13上をゆるやかに炉内へと送られ、ゾ
ーン11からゾーン12へと送られる間に、最初は約8
30℃に加熱され、つぎに約700℃に降温される。恒
温熱浴槽20には加温したソルト液(硝酸カリウム50
%、亜fil’fMナトリウム50%溶液〉が入れられ
ており、急冷した製品を恒温熱浴して適冷オーステナイ
トが変態完了するまで恒温保持し全量へイフイト粗織に
する。
ソルト液はMS点く約350°C1ただし格子により異
なる〉以上の温度、たとえば400 ’Cに加熱されて
いて、ファスナ製品1が加熱炉10から恒温熱浴槽20
にダクト14を通って落下するときに、ダウ1〜14部
分でファスナ製品1にカーテン状に噴射されて吹きか(
プられファスナ製品1を急冷する。恒温熱浴槽20に落
下し溜ったソルト液は恒温熱浴4f!20内のダクト部
下方部位におGJるソルト液の液中噴射により撹拌され
ている。ソルト液の噴射罪はポンプ回転数をインバータ
によって制御することにより行なわれ、これによって撹
拌力釦IJ御される。
なる〉以上の温度、たとえば400 ’Cに加熱されて
いて、ファスナ製品1が加熱炉10から恒温熱浴槽20
にダクト14を通って落下するときに、ダウ1〜14部
分でファスナ製品1にカーテン状に噴射されて吹きか(
プられファスナ製品1を急冷する。恒温熱浴槽20に落
下し溜ったソルト液は恒温熱浴4f!20内のダクト部
下方部位におGJるソルト液の液中噴射により撹拌され
ている。ソルト液の噴射罪はポンプ回転数をインバータ
によって制御することにより行なわれ、これによって撹
拌力釦IJ御される。
この吹きか【プおよび液中噴射撹拌は、ソルト液の冷却
能を著しく向上させる。恒温熱浴槽20内に落下したフ
ァスナ製品1はメツシュ式ベルトコンベア21によって
ゆるやかに所定時間かt〕で搬送され、恒温熱浴槽20
外へ、と取り出される。
能を著しく向上させる。恒温熱浴槽20内に落下したフ
ァスナ製品1はメツシュ式ベルトコンベア21によって
ゆるやかに所定時間かt〕で搬送され、恒温熱浴槽20
外へ、と取り出される。
上記の、ファスナ製品1を連続オーステンパ処理する設
備において、敢q・1温度計15により炉内進行中のフ
ァスナ製品1の温度を計測し、指定温度と比較演算して
コンベア速度を増減づるとともに、ゾーン11.12の
ヒータ16.1γの出力を制御することにより、ファス
ナ製品1をゾーン11.12進行中のそれぞれの指定温
度に41制御する。
備において、敢q・1温度計15により炉内進行中のフ
ァスナ製品1の温度を計測し、指定温度と比較演算して
コンベア速度を増減づるとともに、ゾーン11.12の
ヒータ16.1γの出力を制御することにより、ファス
ナ製品1をゾーン11.12進行中のそれぞれの指定温
度に41制御する。
また、加熱炉10において、炉内ガスの酸素濃度を酸素
セン1J18により測定し、測定値を電気信相に変え発
信し、酸素濃度か10’になるように、添加ガス、たと
えばN2(N2雰囲気にするためのもの) 、Ctlx
OH(還元用)等の供給樋を自動調整する。酸素濃度
は830℃において10−″に保たれていれば製品酸化
上、脱炭上問題はなく、それ以下に保ってもコストがか
がるだ↓ノである。
セン1J18により測定し、測定値を電気信相に変え発
信し、酸素濃度か10’になるように、添加ガス、たと
えばN2(N2雰囲気にするためのもの) 、Ctlx
OH(還元用)等の供給樋を自動調整する。酸素濃度
は830℃において10−″に保たれていれば製品酸化
上、脱炭上問題はなく、それ以下に保ってもコストがか
がるだ↓ノである。
ソルト液の吹きか【プおよび液中噴射において、ソルト
液の噴射速度は、その噴射ポンプ22の回転数および配
管ラインのバルブの開度を、処理製品の大きざ、材質、
形状に応じて、自動制御することにより、自動調整され
るようになっており、所定のII!!!度、品質の製品
が得られるようにしである。
液の噴射速度は、その噴射ポンプ22の回転数および配
管ラインのバルブの開度を、処理製品の大きざ、材質、
形状に応じて、自動制御することにより、自動調整され
るようになっており、所定のII!!!度、品質の製品
が得られるようにしである。
上記の装置により本発明のh法はっぎのよう□に実施さ
れる。
れる。
まず、炭素鋼のファスナ製品1をオーステンパ処理可能
な温度、すなわちA C3点く約760℃)以」−の温
度に加熱する。実際には、へ03点に対して若干の余裕
をもたせるので、約830 ’Cに加熱する。
な温度、すなわちA C3点く約760℃)以」−の温
度に加熱する。実際には、へ03点に対して若干の余裕
をもたせるので、約830 ’Cに加熱する。
つぎに、同じ加熱炉10において、上記の加熱したファ
スナ製品1をAra点く約670℃〉直上の温度、たと
えば700℃、までゆるやかに降温させる。焼入れ右動
加熱温度は加熱方向にはA C3点以上であるが降温方
(14にはArx点以点射上ばよく、へr3点はA C
3点よりもかなり低い点に着目し、焼入れ有効温度に保
ったまま、急冷の前に降温させておき、これによって急
冷の温度幅を減少させている点に本発明の大きな特徴が
ある。
スナ製品1をAra点く約670℃〉直上の温度、たと
えば700℃、までゆるやかに降温させる。焼入れ右動
加熱温度は加熱方向にはA C3点以上であるが降温方
(14にはArx点以点射上ばよく、へr3点はA C
3点よりもかなり低い点に着目し、焼入れ有効温度に保
ったまま、急冷の前に降温させておき、これによって急
冷の温度幅を減少させている点に本発明の大きな特徴が
ある。
続いて、降温させたファスナ製品1をソルト液を用いて
MS点より上の温度、たとえば400°C1迄急冷する
。そして、ソルト液中で恒温浴させて全量ベイナイト組
織にする。
MS点より上の温度、たとえば400°C1迄急冷する
。そして、ソルト液中で恒温浴させて全量ベイナイト組
織にする。
この急冷においては、まず、噴6=Jfflを製品の大
きさ、形状、材質に応じてル制御された噴射ポンプ22
からのソルト液をダクト内落下中の77スナ製品1に吹
きか(プ、続いてソルト液中に落下したファスナ製品1
をソルト液を液中噴射して撹拌することによって、効果
的に短時間、たとえば1〜2秒間で、冷却する。液中噴
射はメツシュ式ベルトコンベア21の両側からファスナ
製品1に向けて噴射し、〕7スナ製品1がベルトコンベ
ア21から浮遊して落ちないようにする。
きさ、形状、材質に応じてル制御された噴射ポンプ22
からのソルト液をダクト内落下中の77スナ製品1に吹
きか(プ、続いてソルト液中に落下したファスナ製品1
をソルト液を液中噴射して撹拌することによって、効果
的に短時間、たとえば1〜2秒間で、冷却する。液中噴
射はメツシュ式ベルトコンベア21の両側からファスナ
製品1に向けて噴射し、〕7スナ製品1がベルトコンベ
ア21から浮遊して落ちないようにする。
第2図は、冷却における時間−温度−組織の関係を示し
ている。第2図において、領域AはA−ステノーイト領
域、¥il域Bはパーライト、カーバイド領域、Cはフ
ルテン1ノイド領域である。通常の焼入れ焼戻し曲線を
曲fiQcで示してあり、従来のオーステンパ処理曲線
を曲線すで示してあり、本発明のオーステンパ処理曲線
を曲線aで示しである。曲線すとCとの比較かられかる
ように、オーステンパ処理では、熱浴に焼入れしただc
ノで通常の焼入れ焼戻しと同様な結果が得られ焼戻しす
る必要がない。ただし、オーステンパ処理では領域Bの
鼻にひっかからないように0時間Tを短かくしな()れ
ばならないので、従来は小型製品にしか適用できなかっ
た。しかし、曲線aとbとの比較かられかるように、急
冷開始時間が本発明で(よ従来の830℃に比べて約7
00℃と低いので、十分に寿時間内で急冷でき、(若干
鼻時間にひっかかることは訂される)従来より大型のフ
ァスナ製品1のオーステンパ処理が可能となっている。
ている。第2図において、領域AはA−ステノーイト領
域、¥il域Bはパーライト、カーバイド領域、Cはフ
ルテン1ノイド領域である。通常の焼入れ焼戻し曲線を
曲fiQcで示してあり、従来のオーステンパ処理曲線
を曲線すで示してあり、本発明のオーステンパ処理曲線
を曲線aで示しである。曲線すとCとの比較かられかる
ように、オーステンパ処理では、熱浴に焼入れしただc
ノで通常の焼入れ焼戻しと同様な結果が得られ焼戻しす
る必要がない。ただし、オーステンパ処理では領域Bの
鼻にひっかからないように0時間Tを短かくしな()れ
ばならないので、従来は小型製品にしか適用できなかっ
た。しかし、曲線aとbとの比較かられかるように、急
冷開始時間が本発明で(よ従来の830℃に比べて約7
00℃と低いので、十分に寿時間内で急冷でき、(若干
鼻時間にひっかかることは訂される)従来より大型のフ
ァスナ製品1のオーステンパ処理が可能となっている。
また、冷却温度幅が減少することによって、必要冷却能
も小で済む。急冷においては、ソルト液の吹きかけ、撹
拌は、急冷を促進させるとともに、冷却能を増している
ので、必要冷却能の減少とあいまって、急速冷却が効果
的に行なわれる。
も小で済む。急冷においては、ソルト液の吹きかけ、撹
拌は、急冷を促進させるとともに、冷却能を増している
ので、必要冷却能の減少とあいまって、急速冷却が効果
的に行なわれる。
さらに、冷却温度幅の減少によって、ファスナ製品1の
冷却時の熱変形も当然に小さくなり、形状」ニの品質も
向上される。
冷却時の熱変形も当然に小さくなり、形状」ニの品質も
向上される。
[発明の効果]
したがって、本発明のファスナ製品のオーステンパ処理
方法によるときは、ファスナ製品を加熱F2Ar3点直
上までいったん降温させてから急冷させるので、(イ)
従来より厚目で大型の製品までオーーステンパ処理がで
きる、0必要冷却能も減少できエネルギ節約ができる、
rn製品の急冷時の変形も小になる、等の秤々の効果が
得られる。また、ソルト液を恒温熱浴槽内で液中噴射で
るようにしたので、ソルト液の冷却能を向上でき、急冷
を内洞かつ十分に行なうことかできる。
方法によるときは、ファスナ製品を加熱F2Ar3点直
上までいったん降温させてから急冷させるので、(イ)
従来より厚目で大型の製品までオーーステンパ処理がで
きる、0必要冷却能も減少できエネルギ節約ができる、
rn製品の急冷時の変形も小になる、等の秤々の効果が
得られる。また、ソルト液を恒温熱浴槽内で液中噴射で
るようにしたので、ソルト液の冷却能を向上でき、急冷
を内洞かつ十分に行なうことかできる。
第1図は本発明のファスナ製品のオーステンパ処理方法
の実施に用いられる設備の断面図、第2図はオーステン
パ処理の時間−温度−組織関係図、 である。 1・・・・・・ファスナ製品 10・・・・・・加熱炉 11、12・・・・・・ゾーン 14・・・・・・ダクト 15・・・・・・放射温度計 18・・・・・・酸素セン1ノ 20・・・・・・恒温熱浴槽 22・・・・・・噴射ポンプ トビー工業株式会社
の実施に用いられる設備の断面図、第2図はオーステン
パ処理の時間−温度−組織関係図、 である。 1・・・・・・ファスナ製品 10・・・・・・加熱炉 11、12・・・・・・ゾーン 14・・・・・・ダクト 15・・・・・・放射温度計 18・・・・・・酸素セン1ノ 20・・・・・・恒温熱浴槽 22・・・・・・噴射ポンプ トビー工業株式会社
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、オーステンパ処理すべき、炭素鋼ファスナ製品をオ
ーステンパ処理可能な温度に加熱し、前記加熱と同一の
設備内において加熱したファスナ製品の温度をAr_3
点直上迄降温し、該降温したファスナ製品をソルト液を
用いてMS点より上の温度迄急冷すること、を特徴とす
るファスナ製品のオーステンパ処理方法。 2、ソルト液を用いた急冷において、ファスナ製品を恒
温熱浴槽内に設けたコンベア上に落し、コンベアの両側
から噴射量が制御されたソルト液を液中噴射してソルト
液を撹拌することを特徴とする請求項1のファスナ製品
のオーステンパ処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20789289A JP2957200B2 (ja) | 1989-08-14 | 1989-08-14 | 弾発性が必要な鋼製締結部品のオーステンパ処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20789289A JP2957200B2 (ja) | 1989-08-14 | 1989-08-14 | 弾発性が必要な鋼製締結部品のオーステンパ処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0372029A true JPH0372029A (ja) | 1991-03-27 |
JP2957200B2 JP2957200B2 (ja) | 1999-10-04 |
Family
ID=16547298
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20789289A Expired - Fee Related JP2957200B2 (ja) | 1989-08-14 | 1989-08-14 | 弾発性が必要な鋼製締結部品のオーステンパ処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2957200B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100681505B1 (ko) * | 2005-10-07 | 2007-02-12 | 한국생산기술연구원 | 면압 제어 오스템퍼링 열처리 방법 |
EP2397568A1 (en) * | 2010-06-17 | 2011-12-21 | Newfrey LLC | Blind fastener and manufacturing method therefor |
CN118166189A (zh) * | 2024-05-16 | 2024-06-11 | 江苏永钢集团有限公司 | 12.9级免退火热轧复相冷镦钢盘条及其制造方法 |
-
1989
- 1989-08-14 JP JP20789289A patent/JP2957200B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100681505B1 (ko) * | 2005-10-07 | 2007-02-12 | 한국생산기술연구원 | 면압 제어 오스템퍼링 열처리 방법 |
EP2397568A1 (en) * | 2010-06-17 | 2011-12-21 | Newfrey LLC | Blind fastener and manufacturing method therefor |
US8579566B2 (en) | 2010-06-17 | 2013-11-12 | Newfrey Llc | Blind fastener and production method thereof |
CN118166189A (zh) * | 2024-05-16 | 2024-06-11 | 江苏永钢集团有限公司 | 12.9级免退火热轧复相冷镦钢盘条及其制造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2957200B2 (ja) | 1999-10-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
AU604281B2 (en) | A method for producing non-aging hot-dip galvanized steel strip | |
RU93005122A (ru) | Способ восстановительного отжига порошкового железа и устройство для его осуществления | |
ES416138A1 (es) | Procedimiento de recocido continuo para la obtencion de la-minas de acero reducidas en frio. | |
JPH0372029A (ja) | 弾発性が必要な鋼製締結部品のオーステンパ処理方法 | |
US4332630A (en) | Continuous cooling of low carbon steel wire rod | |
JPS5723026A (en) | Spheroidization treatment for bar steel material | |
CA1040516A (en) | Method and arrangmeent for agitating and controlling the temperature of baths, particularly melts for heat treating metallic articles | |
US4770722A (en) | Methods for heat treatment of steel rods | |
JP3152509B2 (ja) | 線材の熱処理方法 | |
JPS56150127A (en) | Direct normalizing method | |
CN111172368A (zh) | 钢丝热轧与索氏体化处理组合的工艺与循环系统 | |
JPS5554526A (en) | Manufacture of cold rolled steel plate with superior deep drawability by continuous annealing | |
JPS55110735A (en) | Method and equipment for producing galvanized steel plate for deep drawing use | |
JPS6350417A (ja) | レ−ザ熱処理方法およびその装置 | |
JPS58177414A (ja) | 熱処理装置 | |
JPS57116727A (en) | Production of high carbon alloy steel wire rod | |
JPS556417A (en) | Method and apparatus for continuous quenching of steel pipe | |
Ochi et al. | A study of spheroidizing mechanism of cementite in annealing of medium carbon steel | |
JPH01215924A (ja) | 熱間圧延線俸鋼の製造方法 | |
JPS5591929A (en) | Method and facility for continuous annealing of cold rolled steel strip | |
SU943300A1 (ru) | Способ обработки заготовок из углеродистой и легированной стали | |
JPS58164731A (ja) | 線材の直接熱処理方法 | |
JPH0387312A (ja) | 液状冷却媒体による鋼の焼き入れ方法 | |
JPS63169322A (ja) | 連続熱処理炉 | |
JPS55122822A (en) | Manufacture inhibiting austenite crystal grain coarsening for controlled rolled steel products |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090723 Year of fee payment: 10 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |