JPH037186Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 従来の下敷きは、下敷き以外での利用の仕方と
しては文字・数字・絵などの目で見る利用の仕方
であつて、下敷き自体を使つての利用がなかつ
た。また、分度器については、一直線に対し、任
意の角度で任意の長さの一直線を描くには一動作
で描く事ができなかつた。そこで、この考案は、
下敷き以外での利用の仕方として、下敷き自体を
使い、また、一直線に対し、任意の角度で任意の
長さの一直線を一動作で描けるようにしたもので
ある。

その構造は、各各の角が直角をなす四角形をし
た透明材料でできた薄板に、図に示すように、周
囲に寸法目盛、内側に、５mm間隔の点線を１度き
ざみで90度描いた下敷きである。

このように構成したから、仮に、一直線に対
し、33度の直線を描く場合、下敷き内の33度の点
線目盛を一直線にあてがう。そうすると、この下
敷きの一辺が33度線を描いている。また、他の三
辺は33度に90度づつ足していつた角度の123度・
213度・303度線を描いているので四辺を全部使え
ば、一直線に対して、すべての角度が一動作で描
ける。また、周囲に描いてある寸法目盛を使え
ば、任意の長さの一直線を描く事ができる。

また、この考案の下敷き内の角度目盛が点線で
あるので、一直線にこの目盛をあてがう際に、こ
の目盛を一直線にあわせやすくなる効果がある。

また、従来の分度器は、一直線上に印を付け、
その印に分度器の中心点をあてがいつつ、分度器
の０度線を一直線にあてがつてから、任意の角度
を目盛つただけであつたので、任意の角度で任意
の長さの直線を描くには、分度器で目盛つた印と
一直線上の印に定規をあてがわなくてはならなか
つたのに対し、この考案の下敷きを使えば、定規
を必要としないうえに、一動作で、任意の角度で
任意の長さの一直線が描ける。

また、地図上に、この考案下敷き内の支点を地
図の基点にあわせつつ、下敷きの四辺が東西南北
に位置するようにあわせた場合、この下敷きの下
に描かれている、ある地点の基点からの方角と距
離が下敷き内の５mm間隔の角度点線目盛で読み取
る事ができる。

また、各傾斜角度での立ち上がり長さを割り出
す場合、従来は各角度関数をもちいて、計算が必
要であつたのに対し、この考案の下敷きを単位を
替えて読み取れば、各角度関数を必要としない
で、各傾斜角度での立ち上がり長さを読み取る事
ができる。

また、目盛を色分けして描いた場合、目盛数字
を入れたのと同じ効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

図はこの考案を施した下敷きの平面図である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 各各の角が直角をなす四角形をした透明材料で
   できた薄板に、図に示すように、周囲に寸法目
   盛、内側に、５mm間隔の点線を１度きざみで90度
   描いた下敷き。