JPH0371297B2 - - Google Patents
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- JPH0371297B2 JPH0371297B2 JP62506423A JP50642387A JPH0371297B2 JP H0371297 B2 JPH0371297 B2 JP H0371297B2 JP 62506423 A JP62506423 A JP 62506423A JP 50642387 A JP50642387 A JP 50642387A JP H0371297 B2 JPH0371297 B2 JP H0371297B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brake
- chamber
- pressure
- proportional valve
- valve assembly
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
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- 238000013461 design Methods 0.000 description 2
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T8/00—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
- B60T8/26—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force characterised by producing differential braking between front and rear wheels
- B60T8/28—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force characterised by producing differential braking between front and rear wheels responsive to deceleration
- B60T8/282—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force characterised by producing differential braking between front and rear wheels responsive to deceleration using ball and ramp
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T8/00—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
- B60T8/32—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration
- B60T8/52—Torque sensing, i.e. wherein the braking action is controlled by forces producing or tending to produce a twisting or rotating motion on a braked rotating member
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Hydraulic Control Valves For Brake Systems (AREA)
- Valve Device For Special Equipments (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Description
請求の範囲
1 流体圧力源に連通する入口33と、ブレーキ
組立体110,120,130,135に連通す
る出口114と、入口33と出口114の間の流
体の連通を変化させるように入口33及び出口1
14と協働する圧力応答組立体20と、介在する
弁34によつて第1のチヤンバ30に連通する流
体収容チヤンバ13とを有し、該流体収容チヤン
バ13が、車両の減速に応答して弁34を閉じる
慣性検知マス40を内部に備える、車両用の比例
弁組立体において、 圧力応答組立体20は、第2チヤンバ26内に
設置されており、かつ前記第1のチヤンバ30内
に配置されかつ第3のチヤンバ30aの一部を形
成する圧力応答部材100と連結された部分8
0,90を備え、ブレーキトルク応答装置140
がブレーキ組立体110,120,130,13
5の摩擦要素120と係合しかつライン150を
介して前記第3のチヤンバ30aと連通してお
り、第3のチヤンバ30aは、圧力応答部材10
0が入口33の流体圧を受けることなく位置決め
され、かつ慣性検知マス40とブレーキトルク応
答装置140が互いに独立して圧力応答部材10
0を作動させることができるように、第2のチヤ
ンバ26内の流体圧から隔てられていることを特
徴とする比例弁組立体。
組立体110,120,130,135に連通す
る出口114と、入口33と出口114の間の流
体の連通を変化させるように入口33及び出口1
14と協働する圧力応答組立体20と、介在する
弁34によつて第1のチヤンバ30に連通する流
体収容チヤンバ13とを有し、該流体収容チヤン
バ13が、車両の減速に応答して弁34を閉じる
慣性検知マス40を内部に備える、車両用の比例
弁組立体において、 圧力応答組立体20は、第2チヤンバ26内に
設置されており、かつ前記第1のチヤンバ30内
に配置されかつ第3のチヤンバ30aの一部を形
成する圧力応答部材100と連結された部分8
0,90を備え、ブレーキトルク応答装置140
がブレーキ組立体110,120,130,13
5の摩擦要素120と係合しかつライン150を
介して前記第3のチヤンバ30aと連通してお
り、第3のチヤンバ30aは、圧力応答部材10
0が入口33の流体圧を受けることなく位置決め
され、かつ慣性検知マス40とブレーキトルク応
答装置140が互いに独立して圧力応答部材10
0を作動させることができるように、第2のチヤ
ンバ26内の流体圧から隔てられていることを特
徴とする比例弁組立体。
2 圧力応答組立体20の部分80,90がポペ
ツトから成ることを特徴とする、請求の範囲第1
項に記載の比例弁組立体。
ツトから成ることを特徴とする、請求の範囲第1
項に記載の比例弁組立体。
3 圧力応答部材100が、ばね装置62で付勢
されたプランジヤ100から成ることを特徴とす
る、請求の範囲第1項に記載の比例弁組立体。
されたプランジヤ100から成ることを特徴とす
る、請求の範囲第1項に記載の比例弁組立体。
4 ブレーキトルク応答装置140が、ブレーキ
組立体110,120,130,135の摩擦要
素120と係合しているピストン弁140から成
り、ブレーキトルクに応答する前記摩擦要素12
0の移動が、前記ピストン140の作動及び前記
第1のチヤンバ30への流体圧の伝達を引き起こ
すことを特徴とする、請求の範囲第3項に記載の
比例弁組立体。
組立体110,120,130,135の摩擦要
素120と係合しているピストン弁140から成
り、ブレーキトルクに応答する前記摩擦要素12
0の移動が、前記ピストン140の作動及び前記
第1のチヤンバ30への流体圧の伝達を引き起こ
すことを特徴とする、請求の範囲第3項に記載の
比例弁組立体。
5 前記弁は、ばねで付勢されて慣性検知マス4
0と係合していることを特徴とする、請求の範囲
第4項に記載の比例弁組立体。
0と係合していることを特徴とする、請求の範囲
第4項に記載の比例弁組立体。
6 前記マス40は、車両の減速がマス40の変
位を引き起こすように、傾斜面上に配置されてい
ることを特徴とする、請求の範囲第5項に記載の
比例弁組立体。
位を引き起こすように、傾斜面上に配置されてい
ることを特徴とする、請求の範囲第5項に記載の
比例弁組立体。
7 前記圧力応答部材100と部分80,90
は、第1のチヤンバ30と第2のチヤンバ26と
の間を開口27を通して延びるシヤフト90で連
結され、密封装置75が前記シヤフト90の周り
に配置されていることを特徴とする、請求の範囲
第1項に記載の比例弁組立体。
は、第1のチヤンバ30と第2のチヤンバ26と
の間を開口27を通して延びるシヤフト90で連
結され、密封装置75が前記シヤフト90の周り
に配置されていることを特徴とする、請求の範囲
第1項に記載の比例弁組立体。
8 比例弁組立体10は、前記流体収容チヤンバ
13、第1のチヤンバ30及び第2のチヤンバ2
6を収容するボデイ12を備えることを特徴とす
る、請求の範囲第7項に記載の比例弁組立体。
13、第1のチヤンバ30及び第2のチヤンバ2
6を収容するボデイ12を備えることを特徴とす
る、請求の範囲第7項に記載の比例弁組立体。
9 部分80,90はポペツト80を備え、応力
応答部材100は、ばね装置62で付勢されたプ
ランジヤ100から成り、ポペツト80とプラン
ジヤ100は、第1のチヤンバ30と第2のチヤ
ンバ26との間に延びるシヤフト90で連結され
ていることを特徴とする、請求の範囲第1項に記
載の比例弁組立体。
応答部材100は、ばね装置62で付勢されたプ
ランジヤ100から成り、ポペツト80とプラン
ジヤ100は、第1のチヤンバ30と第2のチヤ
ンバ26との間に延びるシヤフト90で連結され
ていることを特徴とする、請求の範囲第1項に記
載の比例弁組立体。
10 ブレーキトルク応答装置140は、圧力応
答部材100が第2のチヤンバ26から遠ざかつ
て変位するように、流体圧を第1のチヤンバ30
に伝達することを特徴とする、請求の範囲第1項
に記載の比例弁組立体。
答部材100が第2のチヤンバ26から遠ざかつ
て変位するように、流体圧を第1のチヤンバ30
に伝達することを特徴とする、請求の範囲第1項
に記載の比例弁組立体。
この発明は、ブレーキトルク調整能力をもつ、
即ち変化し易い摩擦要素の厚さ及び変化し易い摩
擦係数の影響を除去するブレーキトルクについて
調整する、減速及び圧力感応式の比例弁組立体に
関する。
即ち変化し易い摩擦要素の厚さ及び変化し易い摩
擦係数の影響を除去するブレーキトルクについて
調整する、減速及び圧力感応式の比例弁組立体に
関する。
米国特許第4595243号及び欧州公開特許第
0202457号は、マスタシリンダのボデイ内に完全
に配置され、又はマスタシリンダのボデイをもた
ずに配置され、かつ後輪に伝達される流体圧を減
ずるために減速及び圧力感応式の比例弁組立体を
開示している。荷を載せていない及び荷を載せた
車両の状況において後輪に加わるブレーキ流体圧
を減ずることによつて、車両の負荷に従つて適切
なブレーキ圧が後輪に伝達され、それにより、制
動距離が短縮され、また車輪のロツクアツプ及び
続いて起こる横滑りが最少にされる。上述した比
例弁組立体の目的は、後輪ブレーキへの加圧流体
の伝達度を車両の負荷に対して制御することであ
り、即ち車両の重量が大きくなるほど、ブレーキ
組立体に伝達すべき所望の流体圧をより大きくし
て車輪のブレーキトルクをより大きくすることで
ある。このことは、車両の負荷が変化したとき
に、区切り点、即ち屈折点を制御するように修理
された在来型式の比例弁を使用することによつて
達成される。この修正は、比例弁組立体のポペツ
ト位置(通常、固定位置)を比例弁のピストンか
ら遠ざけることを含む。その結果、ポペツトの行
程量が大きくなるほど、ピストンの行程量が大き
くなり、それゆえにこれにより車輪ブレーキへの
流体圧の伝達度を増大させ、その結果、より高く
区切り点が得られる。これらの実施態様では、ポ
ペツトの行程量は比例弁組立体の入口圧によつて
制御され、入口圧はマスタシリンダによつて発生
する。かくして、入口圧が大きくなるほど、ポペ
ツトの行程量が大きくなり、所定点に達する。ポ
ペツトの行程量が大きすぎると、後輪の滑りが起
こり、かくして、区切り点の許容差が広すぎるか
又は大きすぎることになる。この所定点は、慣
性、即ち減速力で制御される弁を使用することに
よつて設定される。車両の減速度が所定値に達し
たとき、減速応答弁が閉じ、ポペツトのそれ以上
の走行を停止する。この時点で、比例弁組立体の
移動差面積ピストンがポペツトに近づき、比例弁
組立体の出口圧を調節又は計量する。この比例弁
組立体は、区切り点の許容差に影響を及ぼすそれ
らのパラメータの許容差の範囲内で十分満足に機
能する。しかしながら、ブレーキパツドの摩擦係
数の変化が広範囲であるために、ポペツトを位置
決めするための改良装置を提供することが望まし
い。「グリーン(green)」ライニングと「アグレ
ツシブ(aggressive)」ライニングとの間の摩擦
係数の広範囲の変化に加えて、ブレーキパツドの
厚さが非常に変化することがわかつた。アグレツ
シブライニングが大きな摩擦係数をもつブレーキ
パツド又はライニングであるのに対して、グリー
ンライニングはより小さな摩擦係数をもつ傾向が
ある。本発明は、組立体の作動特性が摩擦ライニ
ングの厚さ及び摩擦係数の広範囲の変化の影響を
受けることなく、組立体が所定の仕方で適切に作
動するように、ブレーキトルクの調整能力を備え
た、減速及び圧力感応式の比例弁組立体を提供す
る。
0202457号は、マスタシリンダのボデイ内に完全
に配置され、又はマスタシリンダのボデイをもた
ずに配置され、かつ後輪に伝達される流体圧を減
ずるために減速及び圧力感応式の比例弁組立体を
開示している。荷を載せていない及び荷を載せた
車両の状況において後輪に加わるブレーキ流体圧
を減ずることによつて、車両の負荷に従つて適切
なブレーキ圧が後輪に伝達され、それにより、制
動距離が短縮され、また車輪のロツクアツプ及び
続いて起こる横滑りが最少にされる。上述した比
例弁組立体の目的は、後輪ブレーキへの加圧流体
の伝達度を車両の負荷に対して制御することであ
り、即ち車両の重量が大きくなるほど、ブレーキ
組立体に伝達すべき所望の流体圧をより大きくし
て車輪のブレーキトルクをより大きくすることで
ある。このことは、車両の負荷が変化したとき
に、区切り点、即ち屈折点を制御するように修理
された在来型式の比例弁を使用することによつて
達成される。この修正は、比例弁組立体のポペツ
ト位置(通常、固定位置)を比例弁のピストンか
ら遠ざけることを含む。その結果、ポペツトの行
程量が大きくなるほど、ピストンの行程量が大き
くなり、それゆえにこれにより車輪ブレーキへの
流体圧の伝達度を増大させ、その結果、より高く
区切り点が得られる。これらの実施態様では、ポ
ペツトの行程量は比例弁組立体の入口圧によつて
制御され、入口圧はマスタシリンダによつて発生
する。かくして、入口圧が大きくなるほど、ポペ
ツトの行程量が大きくなり、所定点に達する。ポ
ペツトの行程量が大きすぎると、後輪の滑りが起
こり、かくして、区切り点の許容差が広すぎるか
又は大きすぎることになる。この所定点は、慣
性、即ち減速力で制御される弁を使用することに
よつて設定される。車両の減速度が所定値に達し
たとき、減速応答弁が閉じ、ポペツトのそれ以上
の走行を停止する。この時点で、比例弁組立体の
移動差面積ピストンがポペツトに近づき、比例弁
組立体の出口圧を調節又は計量する。この比例弁
組立体は、区切り点の許容差に影響を及ぼすそれ
らのパラメータの許容差の範囲内で十分満足に機
能する。しかしながら、ブレーキパツドの摩擦係
数の変化が広範囲であるために、ポペツトを位置
決めするための改良装置を提供することが望まし
い。「グリーン(green)」ライニングと「アグレ
ツシブ(aggressive)」ライニングとの間の摩擦
係数の広範囲の変化に加えて、ブレーキパツドの
厚さが非常に変化することがわかつた。アグレツ
シブライニングが大きな摩擦係数をもつブレーキ
パツド又はライニングであるのに対して、グリー
ンライニングはより小さな摩擦係数をもつ傾向が
ある。本発明は、組立体の作動特性が摩擦ライニ
ングの厚さ及び摩擦係数の広範囲の変化の影響を
受けることなく、組立体が所定の仕方で適切に作
動するように、ブレーキトルクの調整能力を備え
た、減速及び圧力感応式の比例弁組立体を提供す
る。
本発明は車両用の比例弁組立体を提供し、この
弁組立体は、流体圧力源に連通する入口とブレー
キ組立体に連通する出口とを有し、圧力応答組立
体が、入口と出口との間の流体の連通度を変化さ
せるように入口及び出口と協働し、流体収容チヤ
ンバが、車両の減速に応答し、かつ入口と出口と
の間を連通する流体の変化を助けるように圧力応
答組立体と協働する慣性検知マスを内部に有し、
流体収容チヤンバは介在する弁装置によつて第1
のチヤンバと連通し、弁装置は前記慣性検知マス
と係合しており、圧力応答組立体は、第2のチヤ
ンバ内に配置されており、かつ前記第1のチヤン
バ内に配置された圧力応答部材と連結された部分
を備え、ブレーキトルク応答装置が流体圧を前記
第1のチヤンバいに伝達し、第1のチヤンバは、
圧力応答部材がブレーキトルクに応答して、かつ
入口の流体圧を受けることなく位置決めされるよ
うに、第2のチヤンバ内の流体圧から隔離されて
いる。
弁組立体は、流体圧力源に連通する入口とブレー
キ組立体に連通する出口とを有し、圧力応答組立
体が、入口と出口との間の流体の連通度を変化さ
せるように入口及び出口と協働し、流体収容チヤ
ンバが、車両の減速に応答し、かつ入口と出口と
の間を連通する流体の変化を助けるように圧力応
答組立体と協働する慣性検知マスを内部に有し、
流体収容チヤンバは介在する弁装置によつて第1
のチヤンバと連通し、弁装置は前記慣性検知マス
と係合しており、圧力応答組立体は、第2のチヤ
ンバ内に配置されており、かつ前記第1のチヤン
バ内に配置された圧力応答部材と連結された部分
を備え、ブレーキトルク応答装置が流体圧を前記
第1のチヤンバいに伝達し、第1のチヤンバは、
圧力応答部材がブレーキトルクに応答して、かつ
入口の流体圧を受けることなく位置決めされるよ
うに、第2のチヤンバ内の流体圧から隔離されて
いる。
添付図面は、例示として、かつ請求の範囲の発
明を限定することなく、本発明の原理を図示した
実施態様を示す。
明を限定することなく、本発明の原理を図示した
実施態様を示す。
第1図は、本発明の比例弁組立体及びブレーキ
トルク応答弁の断面図である。
トルク応答弁の断面図である。
第2図は比例弁組立体の端面断面図である。
第3図は、本発明に利用したブレーキトルク応
答弁を備えるデイスクブレーキの斜視図である。
答弁を備えるデイスクブレーキの斜視図である。
第4図は、本発明の比例弁組立体のPioに対す
るPputのグラフである。
るPputのグラフである。
第1図及び第2図は、全体的に参照番号10で示
した、本発明の比例弁組立体の実施態様を示す。
比例弁組立体10はハウジング12内に収容され
ており、ハウジング12は、マスタシリンダのボ
デイ(図示せず)と別体であり、そしてそれ自身
の流体収容チヤンバ、即ちリザーバ13を有す
る。出願中の特許出願第850463号は低減速応答性
をもつ、減速及び圧力感応式の比例弁組立体を開
示しており、この出願はここに参考として取り入
れてある。前述したように、本発明の目的は、ブ
レーキライニングの厚さ及びアグレツシブライニ
ングに対するグリーンライニングの相違による摩
擦係数の広範囲の変化によつて、比例弁組立体の
性能が悪影響を受けないように、ポペツトを位置
決めするための改良装置を提供することである。
ブレーキライニングの摩擦係数の変化の影響、及
びそれが比例弁組立体の区切り点にいかに影響を
及ぼすかは、次の特性を調べることによつて理解
することができる。望ましい区切り点は車輪に生
ずるトルクと減速度によつて決定される。車輪に
生ずるトルクは基本的に、(1)ホイールシリンダの
直径(定数)、(2)ドラムの直径(定数)、(3)ライニ
ングの摩擦係数(変数)、及び(4)入口圧(車両の
運転者によつて制御される)によつて決定され
る。かくして、制御すべき1つの変数はライニン
グの摩擦係数である。ポペツトの位置をトルクの
関数として制御することによつて、ライニングの
摩擦係数という変数を除去し、区切り点の許容差
を改良する、即ち減ずることが可能である。適切
なポペツト位置を設定するのにブレーキトルクを
利用することの明らかで付加的な利点は、(ブレ
ーキの「スパイク」載荷のような)入口での急速
な圧力載荷が、ポペツト位置の「オーバーシユー
ト」に及ぼす影響を最小にすることである。
した、本発明の比例弁組立体の実施態様を示す。
比例弁組立体10はハウジング12内に収容され
ており、ハウジング12は、マスタシリンダのボ
デイ(図示せず)と別体であり、そしてそれ自身
の流体収容チヤンバ、即ちリザーバ13を有す
る。出願中の特許出願第850463号は低減速応答性
をもつ、減速及び圧力感応式の比例弁組立体を開
示しており、この出願はここに参考として取り入
れてある。前述したように、本発明の目的は、ブ
レーキライニングの厚さ及びアグレツシブライニ
ングに対するグリーンライニングの相違による摩
擦係数の広範囲の変化によつて、比例弁組立体の
性能が悪影響を受けないように、ポペツトを位置
決めするための改良装置を提供することである。
ブレーキライニングの摩擦係数の変化の影響、及
びそれが比例弁組立体の区切り点にいかに影響を
及ぼすかは、次の特性を調べることによつて理解
することができる。望ましい区切り点は車輪に生
ずるトルクと減速度によつて決定される。車輪に
生ずるトルクは基本的に、(1)ホイールシリンダの
直径(定数)、(2)ドラムの直径(定数)、(3)ライニ
ングの摩擦係数(変数)、及び(4)入口圧(車両の
運転者によつて制御される)によつて決定され
る。かくして、制御すべき1つの変数はライニン
グの摩擦係数である。ポペツトの位置をトルクの
関数として制御することによつて、ライニングの
摩擦係数という変数を除去し、区切り点の許容差
を改良する、即ち減ずることが可能である。適切
なポペツト位置を設定するのにブレーキトルクを
利用することの明らかで付加的な利点は、(ブレ
ーキの「スパイク」載荷のような)入口での急速
な圧力載荷が、ポペツト位置の「オーバーシユー
ト」に及ぼす影響を最小にすることである。
ハウジング12内に収容された比例弁20(第
2図参照)は、後輪用シリンダに連通する流体圧
出口114と、他の後輪用シリンダに連通するも
う1つの流体圧出口(図示せず)とを有する分割
ブレーキ回路用のものである。本発明の設計は、
交差分割軸受装置に限定されない。単動式又は複
動式の比例弁の設計を二軸軸受装置に使用するこ
とができる。第1図は、通路33によつてマスタ
シリンダ(図示せず)と連通する段付ボア25を
示す。ボア25は、細い通路27によつてチヤン
バ30と接続されたチヤンバ26から成り、チヤ
ンバ30はリザーバ、即ち流体収容チヤンバ13
と連通している。段付開口32が弁座36と係合
する弁34を収容し、弁34は慣性検知マス、即
ちボール40と係合する。ボール40は流体収容
チヤンバ、即ちリザーバ13内に設置され、ラン
プ、即ち可変傾斜面39上に配置されている。傾
斜面は、特定の用途により可変斜面をもつことが
でき、そのことは、ここに参考として取り入れた
出願中の特許出願第850463号に開示されている。
弁34は、本発明において適切に機能する多数の
弁構造のうちの任意のものでよく、ここでは弁3
4として示してある。慣性検知ボール40はチヤ
ンバ26を通る流体の通路から完全に分離して配
置されており、可変傾斜ランプ、即に可変傾斜面
39に沿つて自由に移動する。慣性検知ボール4
0は、減速中、車両によつてある所定の姿勢が達
成されるまで、即ち減速によりボール40をラン
プ39に沿つて変位させるときまで、第2の弁3
4を開状態に保持する。ボア25は、内部に差動
ピストン70を有する拡径部28を備えている。
差動、即ち面積差ピストン70は、出口114を
ボア25と連通させる貫通開口72を備えてい
る。シール73が差動ピストン70の周りに配置
され、差動ピストン70は段付ボア25の縮径部
29内に設置された弁座76を有する。第1のば
ね60は、その一端がハウジングの肩31に当接
して、差動ピストン70を第1図の右側に付勢し
ている。第2のチヤンバ30内に設置されたプラ
ンジヤ、即ち面積差ピストン100と連結された
シヤフト90によつて、ポペツト80がチヤンバ
26内の位置決めされている。プランジヤ100
は、ばね62で第1図の右側に付勢されており、
シール74がプランジヤ100の周りに延びてい
る。ハウジング壁15内に設置されたシール75
がシヤフト90の周りに配置されており、それに
よりチヤンバ26及び30が内部の各々の流体圧
から隔絶される。かくして、ポペツト80がシヤ
フト90に連結され、そしてシヤフト90が小さ
な直径をもつので、シール抵抗の効果及び最小の
シヤフト径により、入口圧がプランジヤ100に
加わるのを効果的に除去する。その結果、ポペツ
ト80は、入口33における流体圧によつて影響
を受けたり、位置決めされたり、又は変位したり
することがない。
2図参照)は、後輪用シリンダに連通する流体圧
出口114と、他の後輪用シリンダに連通するも
う1つの流体圧出口(図示せず)とを有する分割
ブレーキ回路用のものである。本発明の設計は、
交差分割軸受装置に限定されない。単動式又は複
動式の比例弁の設計を二軸軸受装置に使用するこ
とができる。第1図は、通路33によつてマスタ
シリンダ(図示せず)と連通する段付ボア25を
示す。ボア25は、細い通路27によつてチヤン
バ30と接続されたチヤンバ26から成り、チヤ
ンバ30はリザーバ、即ち流体収容チヤンバ13
と連通している。段付開口32が弁座36と係合
する弁34を収容し、弁34は慣性検知マス、即
ちボール40と係合する。ボール40は流体収容
チヤンバ、即ちリザーバ13内に設置され、ラン
プ、即ち可変傾斜面39上に配置されている。傾
斜面は、特定の用途により可変斜面をもつことが
でき、そのことは、ここに参考として取り入れた
出願中の特許出願第850463号に開示されている。
弁34は、本発明において適切に機能する多数の
弁構造のうちの任意のものでよく、ここでは弁3
4として示してある。慣性検知ボール40はチヤ
ンバ26を通る流体の通路から完全に分離して配
置されており、可変傾斜ランプ、即に可変傾斜面
39に沿つて自由に移動する。慣性検知ボール4
0は、減速中、車両によつてある所定の姿勢が達
成されるまで、即ち減速によりボール40をラン
プ39に沿つて変位させるときまで、第2の弁3
4を開状態に保持する。ボア25は、内部に差動
ピストン70を有する拡径部28を備えている。
差動、即ち面積差ピストン70は、出口114を
ボア25と連通させる貫通開口72を備えてい
る。シール73が差動ピストン70の周りに配置
され、差動ピストン70は段付ボア25の縮径部
29内に設置された弁座76を有する。第1のば
ね60は、その一端がハウジングの肩31に当接
して、差動ピストン70を第1図の右側に付勢し
ている。第2のチヤンバ30内に設置されたプラ
ンジヤ、即ち面積差ピストン100と連結された
シヤフト90によつて、ポペツト80がチヤンバ
26内の位置決めされている。プランジヤ100
は、ばね62で第1図の右側に付勢されており、
シール74がプランジヤ100の周りに延びてい
る。ハウジング壁15内に設置されたシール75
がシヤフト90の周りに配置されており、それに
よりチヤンバ26及び30が内部の各々の流体圧
から隔絶される。かくして、ポペツト80がシヤ
フト90に連結され、そしてシヤフト90が小さ
な直径をもつので、シール抵抗の効果及び最小の
シヤフト径により、入口圧がプランジヤ100に
加わるのを効果的に除去する。その結果、ポペツ
ト80は、入口33における流体圧によつて影響
を受けたり、位置決めされたり、又は変位したり
することがない。
慣性検知ボール40は、マスタシリンダから関
連する後輪用ブレーキに通ずる流体の流路から分
離した位置に配置されている。かくして、慣性検
知ボール40は、制動中、流体の流路内に起こる
流体の流れ特性を受けない。ボール40は弁体3
7の可変傾斜面39上に配置されている。第2図
に示す比例弁20はチヤンネル38によつて互い
に接続されている。弁体37はねじ45を備え、
このねじ45は、ハウジング12の相補的なねじ
に螺合している。ハウジング12と弁体37との
間にシールを作るために、Oリング50が弁体3
7の周りに配置されている。可変傾斜面39は環
状であり、ボール40の多方向の移動を許容する
ので、ボール40は、車両の長さ方向の減速及び
横方向の減速の両方にベクトル的に応答する。
連する後輪用ブレーキに通ずる流体の流路から分
離した位置に配置されている。かくして、慣性検
知ボール40は、制動中、流体の流路内に起こる
流体の流れ特性を受けない。ボール40は弁体3
7の可変傾斜面39上に配置されている。第2図
に示す比例弁20はチヤンネル38によつて互い
に接続されている。弁体37はねじ45を備え、
このねじ45は、ハウジング12の相補的なねじ
に螺合している。ハウジング12と弁体37との
間にシールを作るために、Oリング50が弁体3
7の周りに配置されている。可変傾斜面39は環
状であり、ボール40の多方向の移動を許容する
ので、ボール40は、車両の長さ方向の減速及び
横方向の減速の両方にベクトル的に応答する。
第1図に概略的に示すように、出口114は、
摩擦要素120及び130を作動するホイールシ
リンダ、即ちピストン110と接続されている。
摩擦要素は回転しているドラム135に係合し
て、その制動を行う。本発明はドラムブレーキ又
はデイスクブレーキのいずれにも使用することが
できるので、ホイールシリンダ、即ちピストン1
10は概略的に示してあり、そして摩擦要素12
0及び130は、又、ロータ(図示せず)に制動
をかけるデイスクブレーキ内で利用される摩擦パ
ツドであつてもよいことを明確に理解すべきであ
る。摩擦要素120はブレーキトルク応答式ピス
トン弁140に係合しており、ピストン弁140
は、シユー端121に当接する弁部材142と、
弁部材142を付勢してシユー端121に係合さ
せるばね143と、流体収容チヤンバ144とか
ら成る。ピストン弁140は流体ライン150に
よつてチヤンバ30と接続されている。かくし
て、摩擦要素120がブレーキの回転ドラム又は
ロータに係合して制動が起こつたとき、ブレーキ
トルクによつて引き起こされた(矢印Xの方向へ
の)摩擦要素の変位により、弁部材142をピス
トン弁140の中へ変位させて、ピストン弁14
0内の流体を加圧し、加圧流体をチヤンバ30に
伝達する。
摩擦要素120及び130を作動するホイールシ
リンダ、即ちピストン110と接続されている。
摩擦要素は回転しているドラム135に係合し
て、その制動を行う。本発明はドラムブレーキ又
はデイスクブレーキのいずれにも使用することが
できるので、ホイールシリンダ、即ちピストン1
10は概略的に示してあり、そして摩擦要素12
0及び130は、又、ロータ(図示せず)に制動
をかけるデイスクブレーキ内で利用される摩擦パ
ツドであつてもよいことを明確に理解すべきであ
る。摩擦要素120はブレーキトルク応答式ピス
トン弁140に係合しており、ピストン弁140
は、シユー端121に当接する弁部材142と、
弁部材142を付勢してシユー端121に係合さ
せるばね143と、流体収容チヤンバ144とか
ら成る。ピストン弁140は流体ライン150に
よつてチヤンバ30と接続されている。かくし
て、摩擦要素120がブレーキの回転ドラム又は
ロータに係合して制動が起こつたとき、ブレーキ
トルクによつて引き起こされた(矢印Xの方向へ
の)摩擦要素の変位により、弁部材142をピス
トン弁140の中へ変位させて、ピストン弁14
0内の流体を加圧し、加圧流体をチヤンバ30に
伝達する。
ハウジング12内に収容された各比例弁20は
次のように作動する。入口33を通つて受け入れ
られた加圧ブレーキ流体は、チヤンバ26に流入
し、弁座76、開口72を通つて出口114及び
後輪用ブレーキのホイールシリンダに流れる。入
口圧が差動ピストン70を第1図の左側に変位さ
せるのに十分なレベルまで上昇したとき、弁座7
6はポペツト80に向かつて移動し、開口72を
介して後輪ブレーキに伝達されるブレーキ流体及
び圧力を制限する。制動が始まつたとき、摩擦要
素は制動すべき部材(ブレーキドラム又はロー
タ)に係合し、この係合により摩擦要素を弁部材
142に対して変位させる。ピストン弁140内
に生じた流体圧は接続部150を介してチヤンバ
30に伝達され、それにより、どんなブレーキラ
イニングの厚さ及び摩擦係数でも(グリーンライ
ニングであれアグレツシブライニングであれ)、
ライン150を介して伝達された流体圧により、
ピストン100を変位させ、従つて、ポペツト8
0を位置決めする。かくして、ポペツトが制動中
初期に位置決めされるので、比例弁組立体は、制
動時に、ブレーキ装置の種々の構造的及び機能的
特性を従つて適切に作動することができる。ピス
トン70が左に移動すると、それはポペツト80
に近づき、第1の区切り点が設定される。第4図
を参照すると、入口圧に対する出口圧の関係が示
してあり、初期の制動中、曲線Aが生ずる。差動
ピストン70がポペツト80に近づいたとき、第
1の区切り点A1が設定され、そしてブレーキ圧
は第4図に示す曲線Bに従つて進む。曲線Bは、
アグレツシブブレーキライニングを有し、荷を載
せていない、かくして最大の減速量をもつ車両の
例示の圧力曲線である。作動中、アグレツシブ摩
擦ライニングでは、摩擦要素120の変位がより
大きくなり、弁部材142の変位が増大し、より
高い流体圧がライン150を介してチヤンバ30
へ伝達される。かくして、プランジヤ100/ポ
ペツト80構造の変位は、摩擦要素がグリーンラ
イニングを備える場合よりも大きいことがまず明
らかである。しかしながら、車両がアグレツシブ
ブレーキライニングを有し、かくして、より大き
な減速度をもつとき、減速度が大きくなるほど慣
性検知ボール40はより迅速に変位して弁34は
より早く閉じ、そして弁34が一旦閉じると、チ
ヤンバ30から流体収容チヤンバ13への流体の
伝達が終わり、プランジヤ100の移動を停止さ
せる。かくして、より大きな減速度によつて、慣
性検知ボールがより迅速に変位し、その結果、プ
ランジヤ100の移動をより早く終わらせるの
で、アグレツシブ摩擦ライニングについてのプラ
ンジヤ/ポペツトの移動量は、グリーンライニン
グについてのプランジヤ/ポペツトの移動量より
も小さい。もし、摩擦要素のライニングがグリー
ンライニングであり、その結果、ブレーキのライ
ニングとドラム/ロータとの間の摩擦係数が小さ
いために、より小さな減速度が生ずるのであれ
ば、そのとき弁部材142に対する摩擦要素12
0の変位はより小さく、より低い流体圧がライン
150を介してチヤンバ30へ伝達される。かく
して、たとえグリーンライニングについて、アグ
レツシブライニングよりも小さな流体圧がチヤン
バ30に伝達されても、車両の減速度がより小さ
いので、弁34は同じくらい迅速には閉弁せず、
プランジヤ100/ポペツト80は、減速によつ
て弁34をより迅速に閉弁させ、プランジヤ10
0の移動をより迅速に停止させる前述した状況よ
りももつと第1図の左側に変位する。プランジヤ
及びポペツト80は左側に更に移動し、ポペツト
80と差動ピストン70の弁座76との間の〓間
はより長い時間開いたままであり、より多量の加
圧ブレーキ流体をブレーキシリンダ110に伝達
することができる。荷を載せていない車両につい
て、グリーン摩擦ライニングを備え、幾分高い減
速度をもつ状況では、圧力の出力曲線は曲線Cを
たどり、ついには区切り点C1に達する。このブ
レーキ圧は曲線Dに従つて進む。比例弁組立体2
0の作動の上記説明からわかるように、前述した
状況よりも小さな減速度になる、荷を載せた車両
についてのアグレツシブ摩擦ライニングの状況で
は、圧力曲線E及び区切り点E1を生じさせ、次
いで曲線Fに沿つて進む。最後に、荷を載せた車
両についてグリーン摩擦ライニングの状況では、
減速度が最小になり、それに応じてプランジヤ/
ポペツトの行程量は最大になる。これにより、圧
力の出力特性は曲線G及び区切り点G1になり、
それから曲線は第4図の曲線Hに従つて進む。
次のように作動する。入口33を通つて受け入れ
られた加圧ブレーキ流体は、チヤンバ26に流入
し、弁座76、開口72を通つて出口114及び
後輪用ブレーキのホイールシリンダに流れる。入
口圧が差動ピストン70を第1図の左側に変位さ
せるのに十分なレベルまで上昇したとき、弁座7
6はポペツト80に向かつて移動し、開口72を
介して後輪ブレーキに伝達されるブレーキ流体及
び圧力を制限する。制動が始まつたとき、摩擦要
素は制動すべき部材(ブレーキドラム又はロー
タ)に係合し、この係合により摩擦要素を弁部材
142に対して変位させる。ピストン弁140内
に生じた流体圧は接続部150を介してチヤンバ
30に伝達され、それにより、どんなブレーキラ
イニングの厚さ及び摩擦係数でも(グリーンライ
ニングであれアグレツシブライニングであれ)、
ライン150を介して伝達された流体圧により、
ピストン100を変位させ、従つて、ポペツト8
0を位置決めする。かくして、ポペツトが制動中
初期に位置決めされるので、比例弁組立体は、制
動時に、ブレーキ装置の種々の構造的及び機能的
特性を従つて適切に作動することができる。ピス
トン70が左に移動すると、それはポペツト80
に近づき、第1の区切り点が設定される。第4図
を参照すると、入口圧に対する出口圧の関係が示
してあり、初期の制動中、曲線Aが生ずる。差動
ピストン70がポペツト80に近づいたとき、第
1の区切り点A1が設定され、そしてブレーキ圧
は第4図に示す曲線Bに従つて進む。曲線Bは、
アグレツシブブレーキライニングを有し、荷を載
せていない、かくして最大の減速量をもつ車両の
例示の圧力曲線である。作動中、アグレツシブ摩
擦ライニングでは、摩擦要素120の変位がより
大きくなり、弁部材142の変位が増大し、より
高い流体圧がライン150を介してチヤンバ30
へ伝達される。かくして、プランジヤ100/ポ
ペツト80構造の変位は、摩擦要素がグリーンラ
イニングを備える場合よりも大きいことがまず明
らかである。しかしながら、車両がアグレツシブ
ブレーキライニングを有し、かくして、より大き
な減速度をもつとき、減速度が大きくなるほど慣
性検知ボール40はより迅速に変位して弁34は
より早く閉じ、そして弁34が一旦閉じると、チ
ヤンバ30から流体収容チヤンバ13への流体の
伝達が終わり、プランジヤ100の移動を停止さ
せる。かくして、より大きな減速度によつて、慣
性検知ボールがより迅速に変位し、その結果、プ
ランジヤ100の移動をより早く終わらせるの
で、アグレツシブ摩擦ライニングについてのプラ
ンジヤ/ポペツトの移動量は、グリーンライニン
グについてのプランジヤ/ポペツトの移動量より
も小さい。もし、摩擦要素のライニングがグリー
ンライニングであり、その結果、ブレーキのライ
ニングとドラム/ロータとの間の摩擦係数が小さ
いために、より小さな減速度が生ずるのであれ
ば、そのとき弁部材142に対する摩擦要素12
0の変位はより小さく、より低い流体圧がライン
150を介してチヤンバ30へ伝達される。かく
して、たとえグリーンライニングについて、アグ
レツシブライニングよりも小さな流体圧がチヤン
バ30に伝達されても、車両の減速度がより小さ
いので、弁34は同じくらい迅速には閉弁せず、
プランジヤ100/ポペツト80は、減速によつ
て弁34をより迅速に閉弁させ、プランジヤ10
0の移動をより迅速に停止させる前述した状況よ
りももつと第1図の左側に変位する。プランジヤ
及びポペツト80は左側に更に移動し、ポペツト
80と差動ピストン70の弁座76との間の〓間
はより長い時間開いたままであり、より多量の加
圧ブレーキ流体をブレーキシリンダ110に伝達
することができる。荷を載せていない車両につい
て、グリーン摩擦ライニングを備え、幾分高い減
速度をもつ状況では、圧力の出力曲線は曲線Cを
たどり、ついには区切り点C1に達する。このブ
レーキ圧は曲線Dに従つて進む。比例弁組立体2
0の作動の上記説明からわかるように、前述した
状況よりも小さな減速度になる、荷を載せた車両
についてのアグレツシブ摩擦ライニングの状況で
は、圧力曲線E及び区切り点E1を生じさせ、次
いで曲線Fに沿つて進む。最後に、荷を載せた車
両についてグリーン摩擦ライニングの状況では、
減速度が最小になり、それに応じてプランジヤ/
ポペツトの行程量は最大になる。これにより、圧
力の出力特性は曲線G及び区切り点G1になり、
それから曲線は第4図の曲線Hに従つて進む。
本発明の比例弁組立体は、ブレーキライニング
の初期及び後の状態にかかわらず、車輪のロツク
アツプを防止又は最少にする能力を大幅に改良す
ることができる。ブレーキライニングの厚さ、及
び新規な「グリーン」ブレーキライニング及び
「アグレツシブ」ブレーキライニングに関連する
摩擦係数の広範囲の変化は、車輪に生じるブレー
キトルクを決定し、かつ制御する上での重要な変
動要因である。この変数の除去、即ちそれに対す
る補償は、制動過程中にポペツトを位置決めする
のにブレーキトルクを使用し、かつポペツトの位
置がマスタシリンダから受け入れられる入口圧の
影響を受けないことによつて、比例弁組立体を変
動特性に対して適切に作動させることになる。実
際、変動特性は各々の構造的及び機能的状況に対
して補償され、即ちこの状況に従つて一定にさ
れ、その結果、本発明の比例弁組立体は、実施し
た比例弁組立体に望ましい所定の許容差の範囲内
で作動する。
の初期及び後の状態にかかわらず、車輪のロツク
アツプを防止又は最少にする能力を大幅に改良す
ることができる。ブレーキライニングの厚さ、及
び新規な「グリーン」ブレーキライニング及び
「アグレツシブ」ブレーキライニングに関連する
摩擦係数の広範囲の変化は、車輪に生じるブレー
キトルクを決定し、かつ制御する上での重要な変
動要因である。この変数の除去、即ちそれに対す
る補償は、制動過程中にポペツトを位置決めする
のにブレーキトルクを使用し、かつポペツトの位
置がマスタシリンダから受け入れられる入口圧の
影響を受けないことによつて、比例弁組立体を変
動特性に対して適切に作動させることになる。実
際、変動特性は各々の構造的及び機能的状況に対
して補償され、即ちこの状況に従つて一定にさ
れ、その結果、本発明の比例弁組立体は、実施し
た比例弁組立体に望ましい所定の許容差の範囲内
で作動する。
第3図は、キヤリパ200及び摩擦要素22
0,230を備えた、代表的なデイスクブレーキ
の斜視図を示す。ブレーキパツド支持板220及
び230を横切つて延びたバー250が、キヤリ
パ200内に収容されたブレーキトルク応答式ピ
ストン弁140と係合している。ピストン弁14
0は、ライン150(図示せず)によつて比例弁
組立体20のチヤンバ30と接続されている。か
くして、本発明の比例弁組立体を、サーボ式及び
非サーボ式のドラムブレーキと、デイスクブレー
キとについて利用することができる。
0,230を備えた、代表的なデイスクブレーキ
の斜視図を示す。ブレーキパツド支持板220及
び230を横切つて延びたバー250が、キヤリ
パ200内に収容されたブレーキトルク応答式ピ
ストン弁140と係合している。ピストン弁14
0は、ライン150(図示せず)によつて比例弁
組立体20のチヤンバ30と接続されている。か
くして、本発明の比例弁組立体を、サーボ式及び
非サーボ式のドラムブレーキと、デイスクブレー
キとについて利用することができる。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US944,079 | 1986-12-22 | ||
US06/944,079 US4770471A (en) | 1986-12-22 | 1986-12-22 | Deceleration and pressure sensitive proportioning valve assembly with braking torque adjustability |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01503292A JPH01503292A (ja) | 1989-11-09 |
JPH0371297B2 true JPH0371297B2 (ja) | 1991-11-12 |
Family
ID=25480750
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62506423A Granted JPH01503292A (ja) | 1986-12-22 | 1987-10-10 | 減速、圧力及びブレーキトルク感応式の弁 |
Country Status (10)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4770471A (ja) |
EP (1) | EP0340215B1 (ja) |
JP (1) | JPH01503292A (ja) |
KR (1) | KR920000666B1 (ja) |
AU (1) | AU604434B2 (ja) |
BR (1) | BR8707934A (ja) |
CA (1) | CA1283678C (ja) |
DE (1) | DE3770476D1 (ja) |
ES (1) | ES2006010A6 (ja) |
WO (1) | WO1988004625A1 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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FR2633886B1 (fr) * | 1988-07-07 | 1994-05-27 | Legrill Yves | Dispositif hydromecanique de freinage amplificateur et antiblocage des roues en fonction de l'adherence |
FR2648193B1 (fr) * | 1989-06-07 | 1994-05-13 | Sab Nife | Procede pour reguler une pression dans un circuit de travail a partir d'une pression de reference, dispositif pour la mise en oeuvre de ce procede, systeme de freinage et systeme limiteur d'effort comportant ce dispositif |
FR2660269B1 (fr) * | 1990-03-29 | 1992-06-12 | Bendix Europ Services Tech | Compensateur de freinage a valve additionnelle. |
US5417482A (en) * | 1991-12-24 | 1995-05-23 | Kayaba Kogyo Kabushiki Kaisha | Antilock mechanism for motorcycle brakes |
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JPS61222852A (ja) * | 1985-03-26 | 1986-10-03 | アライド・コーポレーシヨン | トルク感応型ブレーキ制御装置 |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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GB1035443A (en) * | 1963-06-22 | 1966-07-06 | Astro Dye Works Inc | Method for random dyeing cellulosic yarn |
US3349875A (en) * | 1965-06-25 | 1967-10-31 | Kelsey Hayes Co | Controlled torque drum brake |
DE1805666C3 (de) * | 1967-10-27 | 1980-01-03 | Ulf Christer Knivsta Ekenberg | Anti-Blockiereinrichtung für ein Rad |
JPS4947225B1 (ja) * | 1969-08-26 | 1974-12-14 | ||
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