JPH0371164A - トナー補給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、トナー補給装置、詳しくは電子写真法による
複写機、プリンタの現像装置へトナーを補給するための
トナー補給装置に関する。

従来の技術と課題 従来、トナー補給装置としては、補給用トナを収容した
トナーボトルを複写機本体に着脱自在としたものが種々
提供されており、そこではトナーボトル内でのトナーの
内壁付着、架橋現象を防止し、トナーの攪拌効率を上げ
ることが課題とされている。そこで、特開昭６０−１５
４２７３号公報に記載の如く、トナーボトルの内壁に沿
った形状を少なくとも一部に有する攪拌部材を揺動自在
に設けたものが提案されている。この攪拌部材はトナー
ボトル又は攪拌部材の回転に基づいてボトル内のトナー
を攪拌すると共に、揺動してボトル内壁に接勉し、内壁
にイ」着するトナーを掻き落とし、架橋を防止する作用
を期待されている。

しかしながら、トナーは湿度、気温等の変化で凝集しや
すく、前記攪拌部材ではトナーの圧力で内壁側への移動
が困難となり、攪拌効果、掻き落とし効果が不十分とな
り、架橋を防止できず、トナーの残量が多いのに拘わら
ず、補給されないという問題点を有していた。

そこで、本発明の課題は、トナー補給容器内に攪拌部材
を備えたトナー補給装置において、攪拌部材の攪拌効率
、掻き落とし効率を高め、Ｉ・ナーの架橋現象を確実に
防止することにある。

課題を解決するための手段 以上の課題を解決するため、本発明に係るトナー補給装
置は、 （ａ）　　ｌ−ナー攪拌部材又はトナー補給容器のいず
れかが回転駆動可能とされ、 （ｂ）前記攪拌部材が前記補給容器の略中心部と内壁部
との間で揺動自在とされ、 （ｃ）前記攪拌部材が前記補給容器内のトナーの圧力に
て補給容器の内壁部側に付勢される羽根部分を有するこ
と、 を特徴とする。

供−浬 以」二の構成において、攪拌部材又は補給容器いずれか
の回転によって、補給容器内のトナーと攪拌部材とが相
対的に移動し、トナーの圧力が羽根部分に作用し、トナ
ーが攪拌されると共に、羽根部分を含めて攪拌部材が補
給容器の内壁側に揺動し、内壁部に付着したｌ・ナーを
掻き落とす。攪拌部材はその羽根部分がトナーの圧力を
受けて付勢されるため、湿度、温度等の環境変化で１〜
ナーが凝集しやすくなっていたとしても、確実に内壁部
に移動し、トナーの架橋現象を防止する。また、トナー
が羽根部分に当接し流れが変化することにより攪拌効率
も向上する。

央舶例 以下、本発明に係るトナー補給装置の一実施例を添付図
面に従って説明する。

まず、第１図〜第４図を参照して、攪拌部材（１）の構
成、動作について説明する。

攪拌部材（１）は、四つの折り曲げ部（ｌａ、）、　＜
１．ｂ）（ｌｃ）、　（ｌｄ）を有する棒状材からなり
、トナーボトル（１０）の下端口部（１０ａ）に位置す
る第１の折り曲げ部（１８）を支点として矢印（ａ）、
　（ｂ）方向に揺動自在に設置されている。また、攪拌
部材（１）は、第４図に示す様に、矢印（ａ）方向に揺
動した際、トナーボトル（１０）の内壁部に略沿う形状
に折り曲げられており、第４の折り曲げ部（ｌｄ）には
中央部が側方に膨らんだ形状の羽根部材（５〉が、例え
ばス一 ポット溶接にて固定されている。この羽根部材（５）は
、第１図中揺動方向を示す矢印（８）方向の直線を基準
とした角度（θ）が６０°となる様に取り付けられてい
る。

トナーボトル（１０）は矢印（ｃ＞方向に回転駆動され
、トナーボトル（１０）内の補給用トナーは口部（１０
ａ）から以下に詳述する補給機構を通じて図示しない現
像器へ補給される。トナーボトル（１０）が矢印（ｃ）
方向に回転すると、トナーも同方向へ移動し、当初略垂
直に位置している攪拌部材（１）の羽根部材（５）にト
ナーが当接し、攪拌部材（１）を矢印＜、）方向に付勢
する。トナーによる付勢力にて攪拌部材（１）は矢印（
ａ）方向に揺動し、トナーボトル（１０）の内壁部に接
触し、該内壁部に付着したトナーを掻き落とし、架橋現
象を防＋ｈする。また、トナーは羽根部材（５〉にて第
１凶中矢印（Ｃ″）方向に流れを変えて攪拌されるのみ
ならず、第４図中矢印（ｃ”）方向に示す上方へも移動
し、羽根部材（５）の下方へのもぐり込みによる同化が
防止され、攪拌効率、架橋防１）、効果が向上４−る。

本実施例において、攪拌部材（１）がトナーポ［・ル（
１０〉の内壁部に接触する部分は第２図、第４図中矢印
（Ａ）で示す１点である。攪拌部材（１）の形状はボト
ル（１０）の内壁部の形状に極力沿うことが、付着トナ
ーを最小限にするために好ましい。本実施例で１点接触
としたのは、ボトル（１０）の破損を防止し、ボトル（
１０）の回転に支障を来たさないようにするためである
。従って、ボトルの回転に支障を来さないならば、複数
点て接触する様にしてもよい。また、羽根部材（５）の
設置角度（θ）（第１図参照）は０°から９０°の間で
任意に選択できるが、本実施例では）・ナーの攪拌性、
内壁部への移動の容易性等を考慮し、６０°に設定した
。

次に、第５図、第６図を参照してトナーボトル（１０）
の取付は機構及び１−ナー補給機構について説明する。

）・ナーボトル（１０）は複写機本体内の合板（５５）
上に着脱自在に装着され、補給用；・ナーの補充はエン
プティとなった古いトナーボトル（１０）を取り外し、
合板（５５）上に新たなトナーボトル（１０）を充填す
ることにより行なわれる。トナーボトル＜１０）の交換
は古いトナーボトル（１０）を台板（５５〉と共に支軸
り５６）を支点として第６図中矢印（ｄ）方向（第７図
では手前側）に傾倒した状態で行なう。この交換のため
、複写機本体にはヒンジ金具（１６）にて支持されたＪ
ｆｉ（１５）が設置されている。

トナー補給機構はトナーボトル〈１０〉内の補給用トナ
ーの流動性を向上させるために補給時にあってはトナー
ボトル（１０）を回転させる方式を採用すると共に、ボ
トル内壁部へのトナー付着現象、架橋現象を防止するた
めに前記攪拌部材〈１）をトナーボトル＜１０）内に設
置し、トナーボトル（１０）の口部（１０ａ）から送り
出される補給用トナーの量を正確に規制するための計量
手段を付設したもので、概略、第５図に示す様に、ボト
ル台（２０）と、支持ノング（２５）と、計量板（３６
）、これらの部材によって計量落下されたトナーを現像
器内へと水平方向に搬送する図示しない搬送手段とから
構成されている。

ボトル台（２０）は透明のアクリル樹脂からなり、底部
に略扇形の開口（２１）が形成され、前記台板（５５）
上に固定されている。支持リング（２５）は底部に略扇
形の三つの開口〈２６）を略等間隔に形成し、周部に歯
部（２７）を刻設すると共に筒部内周面に雌ねじ（２８
）を刻設したもので、底部の表裏面にはモルトブレンか
らなるシール板（３０）、　（３３）が貼着されている
。このシール板（３０）、　（３３）にも前記開口（２
６）と同形の三つの開口（３１）、　（３４）が形成さ
れ、貼着は各開口（３１）、　（３４）が開口（２６）
と一致する様に行なわれる。

計量板（３６）はトナーボトル（１０）の口部（１０ａ
）の内径より僅かに小径の円板状をなし、一部は扇形の
開口（３７）とされている。前記支持リング（２５〉は
ボトル台（２０）上に重ねられ、計量板（３６）は支持
リング（２５）に貼着されたシール板（３０）上に設置
され、これらの部材は各中心孔にビン（３９）を挿入し
て合板（５５）の裏面に突出した先端部をカシメること
により、台板（５５）上に取り付けられる。このとき、
ボトル台（２０）と計量板（３６）とは一体的に回り止
めされ、計量板（３６）の開口（３７）は第７図に示す
様に傾斜した下側に位置し、ボトル台（２０〉の開口（
２１〉は上側に位置する。支持リングク２５）はシール
板（３０）が計量板り３６）と、シール板（３３〉がボ
トル台り２０）とそれぞれ摺擦して回転自在である。台
板（５５）にはボトル台（２０〉の開口（２１〉と一致
する開口（図示せず）が形成されており、補給用トナー
はこの開口から図示しないトナー搬送手段へ落下する。

前記攪拌部材り１〉は第１の折り曲げ部（１ａ）を支持
部材（４０）によって計量板（３６）上で揺動自在に支
持され、矢印（ｂ）方向への揺動は支持部材（４０〉の
ストッパ部（４１）にて規制される。

また、合板（５５）の表面にはトナー受け（５７）が取
り付けられ、裏面には図示しない補給用モータが設置さ
れている。このモータの出力軸（４５〉は台板（５５）
の表面に突出し、該出力軸（４５）に固定した歯車（４
６）が支持リング＜２５〉の周部に形成した歯部（２７
）に噛合している。

トナーボトル（１０）の着脱は、台板（５５〉を第５図
に示す様に、支軸（５６）を支点として矢印（ｄ）づＪ
向に回動させた状態で行なわれ、トナーボトル（１０）
は口部（１０ａ）の外周に刻設した雄ねじ（１１）を支
持ノング（２５）の内周に刻設した雌ねじ（２８〉に螺
着することによって支持リング（２５）と一体的に結合
される。

空になったトナーボトル（１０）を取り外すために合板
（５５）を第５図に実線で示す位置まで回動させると、
攪拌部材（１）は、重力の作用により、第１の折り曲げ
部（ｌａ）を中心に揺動し、ス１〜ツバ部（４１）に当
接して図に示す位置で停止する。このとき、攪拌部材り
１）は、合板（５５）に対して略直交した状態で停止す
るため、１〜ナーボトル（１０〉を容易に取り外すこと
ができ、また、トナーの入った新しいトナーボトル（１
０〉を装着するときに６、攪拌部材（１）の屈曲に沿っ
てトナーボトル（１０）を動かしながら装着するという
ようなことを行なわなくても、略直線状に動かすことで
トナーボトル（１０）の装着ができ、着脱操作が極めて
容易である。

装着されたトナーボトル（１０）は、台板（５５）と共
に上方に回動され、第７図に示す様に若干傾倒した状態
で起立する。その起立動作に伴い、攪拌部材（１〉は、
再び第１の折り曲げ部（Ｉｇ）を中心として重力により
揺動し、トナー中に埋まった状態で第３図に示した如く
略垂直に起立する。

トナー補給はトナー補給動作開始信号に基づいて支持リ
ング（２５）及びトナーボトル（１０）が一定期間回転
することにより行なわれる。即ち、モータの起動にて歯
車（４６）を介して支持リング（２５）と共に１〜ナー
ボトル（１０〉が一定期間回転駆動される。

トナーボトル（１０）内の補給用トナーは支持リング（
２５）の開口〈２６）とシール板（３０）、　（３３）
の開口（３１）。

（３４）が計量板（３６）の開口（３７）を通過する際
に、この開口（２６）、　（３１，）、　（３４）内に
充填され、かつ計量板（３６）の開口（３７）の縁部に
て過剰のトナーが除かれ、この開口（２６）、　（３１
）、　（３４）がボトル台（２０）の開口（２１）上に
まで回転したとき、この開［コ（２１＞、合板（５５）
の開口（図示せず）を通して搬送手段（図示せず）内に
落下し、さらに搬送されて現像器内に補給される。

このトナー補給時にあっては、計量板（３６）で開口（
２６）、　（３１）、　（３４）に充填される補給用ト
ナーの量が正確に計量されるため、支持リング（２５）
の回転に基づいてトナーボトル（１０〉から間欠的に送
り出され補給用トナー量のばらつきが除去される。また
、前記計量板（３６）には開口（３７）の縁部に突片（
３８）が突設されている。との突片（３８）にて１〜ナ
ーボトル＜１０）の口部（１０Ｂ）でのトナーの架橋が
防止され、かつ、補給量のばらつきが一層減少する。

一方、トナー補給時のトナーボトル（１０）の回転にて
、攪拌部材（１）がトナーの圧力を羽根部材（５）に受
けることにより、ボトル内壁部へ揺動じ、トナーを攪拌
し、内壁部への付着トナーを掻き落とすことは前述の通
りである。これにて、架橋現象を生じることなく最終ま
で補給用トナーを使い切ることができる。

なお、本発明に係るトナー補給装置は以上の実施例に限
定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更
可能である。

例えば、攪拌部材（１）の揺動支持部材は計量板（３６
〉以外であってもよく、さらには支持リング１ ２ （２５）、計量板（３６）等以外の機構を用いてトナー
ボトル（１０）内のトナーを補給してもよい。

発明の効果 以上の説明で明らかな様に、本発明によれば、攪拌部材
を補給容器の略中心部と内壁部との間で揺動自在に設置
すると共に、該攪拌部材に補給容器内の）〜ナーの圧力
にて補給容器の内壁部側に付勢される羽根部分を設けた
ため、羽根部分に作用するトナーの圧力にて攪拌部材が
確実に補給容器の内壁部まで揺動し、内壁部への付着ト
ナーを掻き落とし、たとえトナーが凝集しやすくなって
いても、確実に架橋現象を防止して安定したトナー補給
が可能となる。しかも、前記羽根部分によってトナーが
掻き落とされ、攪拌されるため、攪拌効率も一段と向上
するのみならず、補給ロヘトナーが固まりとなって入る
ことなく、補給量のばらつきも減少する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係るトナー補給装置の一実施例を示し、
第１図は攪拌部材の動きを説明するための概略平面図、
第２図は攪拌部材の攪拌動作時における平面図、第３図
は攪拌部材が初期位置にセ・７１−された状態の正面図
、第４図は第２図の正面図、第５図はトナー補給機構の
分解斜視図、第６図はトナーボトルの着脱を説明するた
めの断面図、第７図は本トナー補給装置を備えた複写機
の正面図である。 （１）・・・攪拌部材、（５）・・・羽根部材、（１０
）・・・トナボトル、（４０）・・・支持部材、（ｃ）
・・・トナーボトル回転方向。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、トナー補給容器内に揺動自在なトナー攪拌部材を設
   置したトナー補給装置において、前記攪拌部材又は前記
   補給容器のいずれかが回転駆動可能とされ、 前記攪拌部材が前記補給容器の略中心部と内壁部との間
   で揺動自在であると共に、補給容器内のトナーの圧力に
   て補給容器の内壁部側に付勢される羽根部分を有するこ
   と、 を特徴とするトナー補給装置。