JPH0370035B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0370035B2
JPH0370035B2 JP61207000A JP20700086A JPH0370035B2 JP H0370035 B2 JPH0370035 B2 JP H0370035B2 JP 61207000 A JP61207000 A JP 61207000A JP 20700086 A JP20700086 A JP 20700086A JP H0370035 B2 JPH0370035 B2 JP H0370035B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silicone oil
spray
viscosity
cst
silicone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61207000A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6366377A (ja
Inventor
Toshiharu Yarimizu
Masaki Tsumadori
Kyoshi Sodebayashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP20700086A priority Critical patent/JPS6366377A/ja
Publication of JPS6366377A publication Critical patent/JPS6366377A/ja
Publication of JPH0370035B2 publication Critical patent/JPH0370035B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は糊剤組成物、特にスプレー型糊剤組成
物に関する。 〔従来の技術および発明が解決しようとする問題
点〕 家庭で用いる糊剤には粉末、液状およびスプレ
ー(エアゾールあるいはポンプ式)の三種類のタ
イプがあり、各々の特徴を生かした商品が市販さ
れている。このうち、スプレー型の糊剤は部分的
な糊付けが手軽にできるため特に便利である。ス
プレー型の糊剤においては、張り強度の付与と共
に、アイロン滑り性がよいこと、糊剤のアイロン
への付着が少ないこと等が必要となる。さらにス
プレー型糊剤は使用期間が比較的長いため、家庭
において使用されている間にスプレーボタンにつ
いて使用されている間にスプレーボタンにつまり
が生じ、スプレーパターンが不均一になつたり、
更には噴霧不可能になる場合がある。そこで、噴
霧性を良好に長期に渡り保つ必要がある。 スプレー型糊剤の製造には、特開昭52−18992、
53−49190にみられる様に、澱粉を主基剤に用い
るのが一般的である。 しかしながら、澱粉は、張り強度を付与するに
は最適な基剤であるが、長期に渡り使用すると、
スプレー時においてスプレーパターンが不均一、
或いは噴霧不可能になる場合がある。そこで、噴
霧不良を改善する方法としては、例えばスプレー
ボタンの噴口の内径を大きくする方法が考えられ
る。しかしこの場合噴霧不良は改善されても、好
ましいスプレーパターンあるいは細かい霧を得る
ことはできない。また、噴霧不良を改善する別の
方法として粘度の低い化工澱粉を用いる方法が考
えられる。しかし、この場合も張り強度が低下し
満足できるものは得られない。 従つて張り強度の優れる化工澱粉を主基剤と
し、かつ、内径の小さい噴口(例えば0.4mm)を
用いても長期に渡り安定した噴霧状態が得られ、
仕上がりの良いスプレー型糊剤が望まれていた。 〔問題点を解決するための手段〕 そこで、本発明者らは、これらの問題を解決す
べく、鋭意研究を行なつた結果、化工澱粉に低粘
度のシリコンオイルと高粘度のシリコンオイルを
併用して配合すれば、上記目的が達成されること
を見出し、本発明を完成した。 すなわち、本発明は化工澱粉及びシリコンオイ
ルを含有する糊剤組成物であつて、シリコンオイ
ルとして(A)25℃での粘度が、50000〜150000cStの
シリコンオイルと(B)25℃での粘度が100〜
20000cStのシリコンオイルを併用し、シリコンオ
イル(A)/(B)の配合割合が重量比で1/11.5〜50/
1であるスプレー型糊剤組成物を提供するもので
ある。 本発明に使用する化工澱粉としては、5%水溶
液の粘度が、20℃で20cSt以下、特に10cSt以下の
ものが好ましく、その配合量は0.5〜10重量%
(以下単に%で示す)、好ましくは2〜7%がよ
い。 本発明に係る化工澱粉は、好ましくはヒドロキ
シアルキル化澱粉、カルボキシアルキル化澱粉で
あり、特にヒドロキシプロピル化澱粉、ヒドロキ
シエチル化澱粉がよい。それらの置換程度は、置
換度として0.01〜0.6、好ましくは0.03〜0.4がよ
い。置換度が0.01未満では、化工澱粉の変性によ
り、長期間保存すると沈澱物が生成し、色物など
に使用した時、白化現象が顕著になる。又、置換
度が0.6より大きいものを用いると、張り強度の
低下傾向が認められ好ましくない。 本発明に使用される高粘度のシリコンオイル(A)
は、粘度が50000〜150000cSt、好ましくは60000
〜110000cStのものであり、斯かるシリコンオイ
ルとしては、例えば日本ユニカー(株)のL−45、信
越シリコーン(株)のKF−96H、トーレシリコーン
(株)のSH−200等が挙げられる。また、低粘度のシ
リコンオイル(B)は、粘度が100〜20000cSt、好ま
しくは1000〜10000cStのものであり、斯かるシリ
コンオイルとしては、例えば信越シリコーン(株)の
KF−96、トーレシリコーン(株)のSH−3749等が挙
げられる。 シリコンオイル(A)/(B)の配合割合は、重量比
で、100/1〜1/100の範囲で効果が認められる
が、1/10〜50/1の場合が最良の結果を与え
る。シリコンオイルはそのままのオイル状の形態
で用いることもできるが、水とのエマルジヨン型
の形態で使用するのが好ましい。シリコンオイル
(A)及び(B)の本発明糊剤組成物中への配合量は、両
者の合計として0.01〜5%、特に0.05〜1%が好
ましい。 本発明糊剤組成物は、例えば化工澱粉を溶解糊
化した後、攪拌しながら、シリコーンオイル又は
そのエマルジヨン及び添加剤を加えることによつ
て製造される。この際、シリコーンオイル又はそ
のエマルジヨンは、起泡作用の強い成分を加えた
後に添加するのが、シリコーンオイルの抑泡作用
を利用でき、作業効率がよい。糊剤組成物はPH5
〜11、特にPH7〜9.5にするのが好ましい。 本発明のスプレー型糊剤組成物を使用するにあ
たつて最も好ましいのは、エアゾール型スプレー
式であつて、噴射剤としてプロパン、ブタン等の
液化石油ガス、フロンガスを用いるのがよい。 本発明の組成物には更に必要に応じてその他の
添加剤、例えば安息香酸等の防錆剤、活性剤、尿
素、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、香料、殺菌剤、ア
ルコール等を添加することもできる。 〔発明の効果〕 本発明の糊剤組成物は、スプレー時の霧の状態
が細かく、噴霧むらが無く、スプレーがよく出来
るだけでなく、アイロン時においても、噴霧むら
が無くなるために焦げつきを防ぎ、張りを向上さ
せ、仕上がりをもよくすることができる。 〔実施例〕 次に実施例を挙げて説明する。尚実施例中、%
は重量%で示した。また、シリコーンベースオイ
ルとしては何れもジメチルポリシロキサンを用い
た。 実施例 1 高分子基剤として70℃で糊化したヒドロキシプ
ロピル化澱粉(置換度0.25;20℃での5%水溶液
の粘度が10cSt)を用いた。このヒドロキシプロ
ピル化澱粉5%に、100000cStのシリコーンベー
スオイルと1000cStのシリコーンベースオイルを
表−1の比で、エマルジヨンとして、その添加量
が合計で0.5%に成るように添加した。 この液80部とLPG(20℃における圧力3.5Kg/
cm2)20部をエアゾール罐に充填し、その噴霧安定
性、霧の均一性、仕上がり性を調べた。その結果
を表−1に示す。
【表】 実施例 2 実施例1と同様の組成で、シリコンオイルの粘
度を換え実施例1と同様にして評価した。結果を
表−2に示す。
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 化工澱粉及びシリコンオイルを含有する糊剤
    組成物であつて、シリコンオイルとして(A)25℃で
    の粘度が、50000〜150000cStのシリコンオイルと
    (B)25℃での粘度が100〜20000cStのシリコンオイ
    ルを併用し、シリコンオイル(A)/(B)の配合割合が
    重量比で1/11.5〜50/1であるスプレー型糊剤
    組成物。 2 シリコンオイル(A)の当該粘度が60000〜
    110000cStで、シリコンオイル(B)の当該粘度が
    1000〜10000cStのものである特許請求の範囲第1
    項記載のスプレー型糊剤組成物。 3 シリコンオイルが水とのエマルジヨン型のも
    のである特許請求の範囲第1項又は第2項記載の
    スプレー型糊剤組成物。
JP20700086A 1986-09-03 1986-09-03 スプレ−型糊剤組成物 Granted JPS6366377A (ja)

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JP20700086A JPS6366377A (ja) 1986-09-03 1986-09-03 スプレ−型糊剤組成物

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JPS6366377A JPS6366377A (ja) 1988-03-25
JPH0370035B2 true JPH0370035B2 (ja) 1991-11-06

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JP20700086A Granted JPS6366377A (ja) 1986-09-03 1986-09-03 スプレ−型糊剤組成物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0732510U (ja) * 1993-11-16 1995-06-16 功 山邊 巻取式距離検出器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5713668A (en) * 1980-06-26 1982-01-23 Shin Kobe Electric Mach Co Ltd Manufacture of lead acid battery

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JPS5713668A (en) * 1980-06-26 1982-01-23 Shin Kobe Electric Mach Co Ltd Manufacture of lead acid battery

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JPS6366377A (ja) 1988-03-25

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