JPH0369860A - 産業車両におけるクラッチの油圧駆動装置 - Google Patents

産業車両におけるクラッチの油圧駆動装置

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JPH0369860A
JPH0369860A JP1204339A JP20433989A JPH0369860A JP H0369860 A JPH0369860 A JP H0369860A JP 1204339 A JP1204339 A JP 1204339A JP 20433989 A JP20433989 A JP 20433989A JP H0369860 A JPH0369860 A JP H0369860A
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clutch
pressure
shift
gear
valve
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JP1204339A
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Toshiyuki Takeuchi
敏之 竹内
Shuji Ota
修二 太田
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、フォークリフトのような産業車両におけるク
ラッチの油圧駆動装置に関する。
(従来の技術〉 油圧操作式のクラッチ付き手動変速機を備えた産業車両
、たとえばフォークリフトでは前後進用シフトレバ−及
び変速用シフトレバ−の操作によって手動変速機のギヤ
位置の切換えが行なわれると、それに連動してクラッチ
制御用油圧回路の油圧バルブが切換えられてクラッチが
接続又は遮断される。
すなわち、従来のクラッチ油圧駆動装置を示す第14図
の回路図において、前後進用ジフトレバー201が前進
位置又は後進位置へシフト操作されると、前後進用ギヤ
シフトフォーク202が移動されて手動変速機の前後進
用ギヤ位置が切換えられるとともに、前後進用シフトバ
ルブ203が中立時の閉鎖位置から開放位置に切換えら
れる。
そして、シフト完了時に油圧ポンプ204から吐出され
た圧油がレギュレータバルブ205を経て前後進用ゲー
トバルブ206に送られ、該ゲートバルブ206を開放
する。このとき、ハイローゲートバルブ(変速用ゲート
バルブ)207が開放位置にあれば、油圧ポンプ204
とクラッチのクラッチシリンダ208とが連通されるた
め、モジュレータバルブ209とアキュームレータ21
0とで油圧の立上がりが調圧されながらクラッチが接続
される。
一方、変速用シフトレバ−(ハイローレバー〉211が
低速位置又は高速位置へシフト操作されると、ハイロー
バルブ212が切換えられて油圧によってハイローシフ
トバルブ213が中立時の閉鎖位置から開放位置へ切換
えられるとともに、手動変速機の変速用ギヤシフトフォ
ーク214が移動されて変速用ギヤ位置が切換えられる
。そして、ハイローシフトバルブ213の開放位置への
切換えによってハイローゲートバルブ207が開放位置
へ切換えられ、このとき前後進用ゲートバルブ206が
開放位置にあれば、上記前後進操作時と同様にクラッチ
が接続される。
なお、前後進用シフトレバ−201又は変速用シフトレ
バ−211を中立位置へ操作してギヤの噛み合いを解く
ときは、当該ゲートバルブ206゜207が図示の初期
位置へ戻されクラッチシリンダ208をタンク215へ
連通するため、クラッチは遮断される。
(発明が解決しJ:うとする課題〉 ところが、上述した従来装置の場合は、前後進用シフト
レバ−201あるいは変速用シフトレバ−211を中立
位置へ操作して変速機のギヤを抜く場合に、ギヤが動か
ないとクラッチが遮断しない構造である。つまり、前後
進用及び変速用のゲートバルブ206.207を1II
IIifIlするための各シフトバルブ203.213
と、ギヤ操作用のギヤシフトフォーク202.214と
が機械的に連動する構成であることから、ギヤを抜きつ
つクララを断つという形態になり、そのためギヤが損傷
するおそれがあった。
そこで本発明は、以上の問題に鑑み、ギヤを抜くに先立
ってクラッチを遮断することのできる産業車両における
クラッチの油圧駆動装置を提供することを、その目的と
する。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記課題を解決するために次のように構成し
ている。
すなわち、少なくとも前進2速、後進2速に切換可能な
手動変速機と、クラッチシリンダにより断続作動される
クラッチとを備えた産業車両において、 クラッチの油圧駆動装置は、油圧ポンプから吐出された
圧油を前記クラッチシリンダに導くクラッチ回路と、油
圧ポンプから吐出された圧油を変速機のギヤ切換用油圧
アクチュエータに導入するための操作回路とを備えてい
る。
そして、前記クラッチ回路には常には閉鎖位置に保持さ
れ、前記手動変速機のギヤ切換時に油圧アクチュエータ
の操作圧力により開放されてクラッチ圧をタンクに抜く
ためのゲートバルブが設けられている。
〈作用〉 上述のように構成されたクラッチの油圧駆動装置におい
ては、手動変速機のギヤを動かす力がクラッチをa1g
iする信号となる。すなわち、手動変速機のギヤ位置の
切換えに際して、ギヤ切換用油圧アクチュエータの操作
回路に発生する操作圧ノノによりクラッチ回路のゲート
バルブを開放してクラッチ圧をタンクに抜くため、該ゲ
ートバルブの作動圧力を前記油圧アクチュエータの操作
圧力よりも低く設定することによってクラッチの遮断作
用をギヤ位置の切換え動作に先行させることが可能とな
る。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体的に説明す
る。
(実施例1) まず、第1図〜第9図に基づいて本発明の実施例1を説
明する。第1図の油圧回路図はクラッチの油圧操作系を
示しており、油圧ポンプ1から吐出された圧油は分流弁
3によって分流され、一方は油圧アクチュエータ用操作
回路であるブースタ回路4に送られ、他方はインチング
バルプ7を備えたクラッチ回路8を経てクラッチシリン
ダ21に送られる。ブースタ回路4には手動変速機のギ
ヤ切換用油圧アクチュエータである前後進用シフトブー
スタ5と変速用シフトブースタ6が直列に設けられてお
り、図示の中立位置では圧油はタンク2に抜けている。
なお、ブースタ回路4にはシフトブースタ5,6の最大
作動圧力を設定するリリーフバルブ9が設けられ、クラ
ッチ回路8にはクラッチシリンダ21の最大作動圧力を
設定するレギュレータバルブ10が設けられている。ま
た、前後進用と変速用のシフトブースタ5,6はそれぞ
れ手動変速機のギヤ位置切換用の前後進用シフトレバ−
11及び変速用シフトレバ−12によって操作される。
インチングバルブ7とクラッチシリンダ21との間にお
いて、クラッチ回路8から分岐されたクラッチ圧力制御
回路13には、パイ目ットライン14を経て作用するブ
ースタ操作圧力により開放位置へ切換えられてクラッチ
圧をタンクに抜くための操作ゲートバルブ15と、中立
時のみクラッチ圧をタンクに抜くための前後進用と変速
用との2個のゲートバルブ16.17と、発進時のクラ
ッチ圧の昇圧を制御するための第1アキユームレータ1
8と、発進時と変速時のクラッチ圧の昇圧を制御するた
めの第2アキユーレータ19と、第1アキユームレータ
18の圧油がクラッチ回路8側へ流れ出ることを阻止す
る逆止弁20とが設けられている。
葡記操作ゲートバルブ15と、前後進用ゲートバルブ1
6と、変速用ゲートバルブ17とは、クラッチ圧力制御
回路13において互いに並列に配列され、そして前後進
用のゲートバルブ16と変速用のゲートバルブ17とは
前後進用及び変速用の当該シフトブースタ5,6と機械
的に連結されている。逆止弁20は前後進用ゲートバル
ブ16の上流側に配置され、この逆止弁20と前後進用
ゲートバルブ16との間に第1アキユームレータ18が
接続されている。また、第2アキユームレータ19はア
キュームレータ191とモジュレータバルブ192との
組合わせからなり、変速用ゲートバルブ17の上流側に
接続されている。
第2図はフォークリフト等に使用されている一般的な前
後進2速式の手動変速機を示したものであって、前後進
用と変速用の2本のシフトシャフト33.34は#後進
用と変速用のシフトブースタ5,6の出力シャフト52
と機械的に連結されており、軸方向に摺動することによ
ってシフトフォーク35.36を介してギヤ位置を切換
え、その切換位置はデテント37によって保持される。
なお、第2図において38.39は一対の低速用ギヤ、
40.41は一対の高速用ギヤ、42.43は一対の前
進用ギヤ、44.45は一対の後進用ギヤであり、また
46は入力軸、47は出力軸である。
つぎに、第3図はシフトブースタ5,6の具体的構造を
示したものであって、前後進用、変速用共、全く同一構
造である。前後進用あるいは変速用のシフトレバ−11
,12によって操作される入力シャフト51は出力シャ
フト52に対して図示の3fJ、3rの範囲内で移動可
能とされ、また出力シャフト52はハウジング53に対
して軸方向に潜動可能となっている。そして、シフトレ
バ−11,1,2の中立時には図示位置にあって、ポン
プボート54と、左右のシリンダ室55.56と、左右
の反力室57.58 (左の反力室57はスプリング収
容室を兼用する。)と、タンクボート59とが連通して
おり、圧油はタンク2に抜けている。
図示状態において、入力シャフト51が図示右側へ移動
されたときは、出力シャフト52と一体に移動する構成
のバルブボデー60のランド部と入力シャフト51のラ
ンド部との間のバルブ隙間62及び64がそれぞれ閉じ
られ、左側のシリンダ室55及び右側の反力室58に圧
力が作用する。
そのため、反力室58ではal−a2の受圧面積での力
が入力シャフト51に反ノコとして加わり、シフトレバ
−11,12に操作反力を伝える。−方、シリンダ室5
5ではAl−A2の受圧面積の力で出力シャフト52を
図示右側へ移動させる。
つまり、スプリング65による反力を省略して考えれば
、入力シャフト51のストローク分だけ出力シャフト5
2はAl−A2/a1−a2の比率の増大された力で作
動され、手動変速機のシフトシャフト33あるいは34
を移動させてギヤ位置を切換えるとともに、前後進用あ
るいは変速機用のゲートバルブ16.17を切換える。
そして、シフトレバ−11,12のシフト動作が完了す
れば、出力シャフト52と入力シャフト51との相対移
動によって前記パルI隙間62及び64が開放され、ポ
ンプボート54はタンクボート59に連通する。つまり
、シフトレバ−11゜12が操作されているシフトブー
スタ5,6の作動中はブースタ回路4内の操作圧力は高
圧となるが、シフト操作が完了すると同時にタンク2に
抜けて低圧又は零となる。
なお、入力シャフト51を図示左側へ移動したときは、
バルブボデー60のランド部と入力シャフト51のラン
ド部との間のバルブ隙間61及び63がそれぞれ閉じら
れるため、このときは右側のシリンダ室55と左側の反
力室57に圧油が作用することになり、出力シャフト5
2は図示左側へ移動される。
第4図は各ゲートバルブ15,16.17及び逆止弁2
0の具体的構造を示したものであり、前述したように前
後進用及び変速用の各ゲートバルブ16.17は前後進
用及び変速用の当該シフトブースタ5.6の出力シャフ
ト52とそれぞれ機械的に連結されており、そしてそれ
らは手動変速機が中立位置のときにはゲートパル716
.17の各クラッチボート161.161°とタンクボ
ート162とを連通し、中立位置以外では両クラッチボ
ートボート161,161°とタンクポート162とを
遮断する。また、操作ゲートバルブ15はパイロットラ
イン14を通して作用する前記シフトブースタ5,6の
操作圧力以下のパイロット圧力によって変速用ゲートバ
ルブ17のクラッチボート161’、とタンクボート1
62を連通し、クラッチ圧をタンクに抜くようになって
いる。つまり、シフトブースタ5.6の作動中のみ開放
位置に切換えられ、それ以外は閉鎖位置に保持される。
ざらに逆止弁20は前後進用ゲートバルブ16がタンク
ボート162と第1アキユームレータボート163を遮
断しているときには、変速用ゲートバルブ17が開放位
置にあっても第1図で示した第1アキユームレータ18
の圧油がタンク2に抜けないよう作用する。
つぎに、第5図はトルクコンバータ付き変速機等に使用
されている、アキュームレータ191とモジュレータバ
ルブ192とからなる第2アキユームレータ19の詳細
図であって、回路内の油圧はモジュレータピストン19
3の図示右側の室に作用する一方、オリフィス194を
経てアキュムレータピストン195の図示左側の室に作
用する。
加圧当初にあってはモジュレータピストン193に作用
する左向きの押圧力がモジュレータスプリング196に
打勝ってモジュレータピストン193を左動させ、モジ
ュレータピストン193とタンクボート197とが形成
する隙間でのバランスした圧力まで(第9図に示すA点
まで〉上昇し、さらに圧力が上昇するとアキュームレー
タピストン195が右側へ動きだしてモジュレータスプ
リング196のセット荷重を高め、回路内圧力を第9図
のA点からB点まで上昇させる。さらにアキュームレー
タピストン195はモジュレータピストン193によっ
て停止されるまでアキュームレータスプリング198に
打勝って移動し、このことによって圧力が第9図の0点
で示す最大圧力まで上界されることになる。なお、アキ
ュームレータピストン側の圧油の戻りは逆止弁199を
通して行なわれる。
つぎに、第6図はトルクコンバータ付き変速機に使用さ
れている一般的なインチングバルプ7とレキ1レータバ
ルブ10の詳細図である。インチングバルプ7はインチ
ングピストン71を図示右側へ押圧するインチングリア
クションスプリング72と、インチングシフトシャフト
73に支持されてインチングピストン71を図示左側へ
押圧するインチンゲスプリング74とのバランスにjこ
つてクラッチ圧を調圧する。インチングシフトシャフ]
−73はペダル75と機械的に連結されていて、常には
インチングセットスプリング76にて押圧された図示位
置に保持されており、このときはポンブボート77とク
ラッチボート78が連通し、タンクポート79は遮断さ
れているが、ペダル操作によりインチングシフトシャフ
ト73が図示右側へ移動されると、その移動量に対応し
てインチンゲスプリング74のセット荷重が変わりイン
チングピストン71の作動圧が変化する。その結果、イ
ンチングピストン71が図示右側へ移動し、ポンプポー
ト77がクラッチボート78及びタンクポート79の相
互と連通したり、ポンプポート77が遮断され、かつク
ラッチボート78がタンクポート79と連通したりする
すなわち、インチングバルブ7のペダル操作によってク
ラッチを接続あるいは遮断することができるようになっ
ている。
つぎに、第7図はクラッチの詳細図であり、圧油はクラ
ッチハウジング22側にロッド31を介して固定された
ロータリバルブ23からクラッチカバー24に形成され
た油路25を通ってクラッチシリンダ21に送られ、ピ
ストン26を介してクラッチプレッシャプレート27と
フライホイール28とでインプットシャフト29上のク
ラッチディスク30を挟んで動力を伝)仝する。
本実施例は上述のように構成したものであり、以下その
作用を説明する。
第8図は前後進2速式変速機の操作し得る全シフ]ヘパ
ターンを示したものであって、図においてNは中立位置
、Fは前進位置、Rは後進位置、1は低速位置、2は高
速位置を示している。また白抜きの矢印は第1と第2の
2個の7キユームレータ18.19を使用してクラッチ
を接続する場合のスロー接続、実線の矢印は第1アキユ
ームレータ18のみを使用してクラッチを接続する場合
のクイック接続、破線の矢印はクラッチ非接続をそれぞ
れ示す。
神々のシフトパターンのうち、最も標準的なシフト操作
の場合を例にして説明する。
前後進用及び変速用のシフトレバ−11,12がそれぞ
れ中立位置にあるとぎは、両シフ]−ブースタ5.6が
共に中立位置にあり、従って油圧ポンプ1から分流弁3
を通ってブースタ回路4へ送られた圧油はタンク2へ戻
っている。また、前後進用及び変速用のゲートバルブ1
6.17が共に開放位置にあるため、分流弁3を通りク
ラッチ回路8へ送られた圧油はクラッチ圧力制御回路1
3を経てタンク2へ戻っており、従ってクラッチは遮断
した状態にある。
そこで車両を発進すべく、変速用のシフ1〜レバー12
を低速側へシフト操作したときは、変速用シフトブース
タ6の入力シャフト51が移動され、それに伴い前述し
たように出力シャフト52が人力シャフト51と同方向
へ移動されることによってこれと機械的に連結されてい
る手動変速機の変速用ギヤ位置が低速側に切換えられる
とともに、変速用ゲートバルブ17が閉鎖位置に切換え
られるが、この状態では前後進用ゲートバルブ16が開
いたままであり、従ってクラッチは遮断状態を保持され
る。
この状態で、前後進用のシフトレバ−11を前進側又は
後進側へシフト操作すると、前後進用シフトブースタ5
の入力シャフト51が移動され、それに伴い前述したよ
うに出力シャフト52が入力シャフト51と同方向へ移
動されることによってこれと機械的に連結されている手
動変速機の前後進用ギヤ位置が前進側に切換えられると
ともに、前後進用のゲートバルブ16が閉鎖位置に切換
えられて、クラッチ圧力制御回路13がタンク2から遮
断される。そのため、該クラッチ圧力制御回路13及び
クラッチ回路8そしてクラッチシリンダ21の圧力がレ
ギュレータバルブ10の設定圧まで上昇し、クラッチが
接続されることになる。
そして、このときは、第1アキユームレータ18と第2
アキユームレータ19との2個のアキュームレータによ
って昇圧時間を制御される、つまり油圧の立上がりがゆ
っくりと行なわれ、クラッチがスロー接続となるため、
ショックを伴わない円滑な発進が可能となる。
なお、上述の発進操作時において、クラッチ圧力制御回
路13の操作ゲートバルブ15は、前述したようにシフ
トブースタ5.6の作動中には一旦開放位置へ切換えら
れるが、シフト完了に伴い閉鎖位置へ復帰される。
一方、低速から高速への変速時には、変速用のシフトレ
バ−11をシフト操作して低速用ギヤが抜かれるときに
、変速用シフトブースタ6の操作圧力によって操作ゲー
トバルブ15がそれまでの閉鎖位置から開放位置へ切換
えられる、つまりシフトブースタ6の作動中はブースタ
回路4内の圧力上昇に伴いパイロットライン14を経て
作用するパイロット圧が操作ゲートバルブ15を開放位
置へ切換えるため、クラッチシリンダ21の圧力がタン
ク2に抜かれ、クラッチが遮断される。すなわち、クラ
ッチが遮断されてから、低速ギヤが抜かれることになる
また、操作ゲートバルブ15が開放位置へ切換えられる
ことによって第2アキユームレータ19に蓄圧された圧
油はクラッチシリンダ21と同様にタンク2に抜かれる
が、第1アキユームレータ18は閉鎖位置にある前後進
用ゲートバルブ16と逆止弁20とによって流出を阻止
され、蓄圧された状態を保持する。そして、手動変速機
が中立位置を経て高速ギヤに切換えられ、また変速用ゲ
ートバルブ17が閉鎖位置へ切換えられると、再びクラ
ッチ圧が昇圧してクラッチが接続されることになるが、
この場合の昇圧は第2アキユームレータ19のみによる
制御であるため、発進時よりも短時間でレギュレータバ
ルブの設定圧ま′c昇任され、クラッチはクイック接続
となる。
なお、第1アキユームレータ18の蓄圧は前進から後進
あるいはその逆の操作時にのみタンク2に抜かれるが、
この操作は車両が発進するのと同じことであり、クラッ
チの速やかな接続は必要なく、スロー接続が有効である
また、上述した第17キユームレータ18や第2アキユ
ームレータ19の昇圧制御によるクラッチ接続制御より
もさらに微妙な機台制御を必要とする場合には、オペレ
ータによるペダル75の操作によりインチングバルブ7
を作動させる、すなわち第6図に示したインチングピス
トン71のインチングスフリング74のセット荷重を変
えることによりクラッチ圧を制御してクラッチを適宜に
断・続することができる。
しかして、このような第1及び第2アキュームレータ1
8.19によるクラッチ圧の昇圧制御は、第8図のシフ
トパターンに白抜きの矢印又は実線の矢印で示すように
行なわれるものであり、低速発進時及び高速発進時には
第1アキユームレータ18と第2アキユームレータ19
とによる昇圧制御であって、クラッチはスロー接続とな
り、低速から高速又はその逆の変速時には第2アキユー
ムレータ19のみによる昇圧制御であって、クラッチは
クイック接続となる。
(実施例2) つぎに、第10図に示す実施例2について説明する。こ
の実施例2はクラッチ圧力制御回路13のクラッチ回路
8との分岐点を分流弁3とインチングバルブ7との間に
設定した点において第1図に示した実施例1と相違し、
その他の構成については実施例1と同様となっている。
従って、実施例1の場合と同様の作用・効果が得られる
(実施例3) つぎに、第11図に示す実施例3について説明する。こ
の実施例3は第2アキユームレータ19において、実施
例1のAリフイス194及び逆止弁199に変えて、ア
キュームレータ191内の蓄圧を抜くときに直接タンク
2へ戻すことのできる切換弁200を設ける一方、ギヤ
切換用油J王アクチュエータを実施例1のシフトブース
タ5.6から単なる切換弁90とシフトシリンダ91と
の組合わ吐に変更したものである。ただし、切換弁90
としてはシフト操作後は中立位路へ自!71復帰される
スプリングオフセット式を利用している。
従って、この実施例3の場合も実施例1と同様の作用・
効果が得られる。
(実施例4〉 つぎに、第12図に示す実施例4について説明する。こ
の実施例4は変速用ゲートバルブ17の構造を変更する
とともに、低速側へ切換えたときには充満せず、高速側
へ切換えたときには充満する第3アキユームレータ93
を追加したものである。従って、シフト操作時における
第1〜第3の各アキュームレータ18.19.93の作
動は第13図に示す通りとなる。ただし、第13図では
第1アキユームレータ18を■とし、第2アキユームレ
ータ19を■とし、第3アキユームレータ93を■とし
て示す。
すなわち、低速発進時にはクラッチ圧は第1アキユーム
レータ18と第2アキユームレータ19とによる昇圧制
御であり、クラッチはスロー接続となる。一方、高速発
進時には3個の全アキュームレータ18,19.93に
よる昇圧制御であり、クラッチは超スロー接続となる。
また、低速から高速への変速時には第2アキユームレー
タ19と第3アキユームレータ93とによる昇圧制御で
あり、クラッチはクイック接続となる。さらには高速か
ら低速への変速時には第2アキユームレータ19による
昇圧制御であり、クラッチは超クイック接続となる。
すなわち、実施例4によるときは第1〜第3の各アキュ
ームレータ18,19.93の容量を適当に調整するこ
とによって前述の各実施例に比べてよりきめ細かい制御
が可能となる。
なお、本実施例では手動変速機のギヤ切換えを油圧で行
なうとして説明したが、これに限らず機械的に行なう方
式にも適用可能であり、また手動変速機としては前後進
2速式に限定するものではない。
(発明の効果) 以上詳述したように、本発明によれば、ギヤ切換用油圧
アクチュエータの操作圧力によってギヤの切換動作に先
行して操作ゲートバルブを開いてクラッチ圧を抜くこと
ができ、このことはクラッチが完全に遮断された状態で
ギヤを抜くことが可能となり、変速機のギヤ損傷問題を
未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第13図は本発明の実施例を示し、第1図は実
施例1のクラッチ制御系の油圧回路図、第2図は手動変
速機の断面図、第3図はシフトブースタの断面図、第4
図は各ゲートバルブ及び逆止弁の具体的構造を示す断面
図、第5図は第2アキユームレータの断面図、第6図は
インチングバルブの断面図、第7図はクラッチの断面図
、第8図は前後進2速式手動変速機のシフトパターンと
クラッチ接続態様を示づ説明図、第9図は第2アキユー
ムレータの昇圧線図、第10図は実施例2を示す油圧回
路図、第11図は実施例3を示す抽圧回路図、第12図
は実施例4を示す油圧回路図、第13図は実施例4の場
合のシフトパターンにおけるクラッチ接続態様を示す説
明図、第14図は従来のクラッチ制御系の油圧回路図で
ある。 21・・・クラッチシリンダ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 少なくとも前進2速、後進2速に切換可能な手動変速機
    と、クラッチシリンダにより断続作動されるクラッチと
    を備えた産業車両において、油圧ポンプから吐出された
    圧油を前記クラッチシリンダに導くクラッチ回路と、油
    圧ポンプから吐出された圧油を変速機のギヤ切換用油圧
    アクチュエータに導入するための操作回路とを備え、前
    記クラッチ回路には常には閉鎖位置に保持され、前記手
    動変速機のギヤ切換時に油圧アクチュエータの操作圧力
    により開放されてクラッチ圧をタンクに抜くゲートバル
    ブを設けた産業車両におけるクラッチの油圧駆動装置。
JP1204339A 1989-08-07 1989-08-07 産業車両におけるクラッチの油圧駆動装置 Pending JPH0369860A (ja)

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US07/560,100 US5083646A (en) 1989-08-07 1990-07-31 Hydraulic device for operating a clutch in an industrial vehicle
KR1019900011916A KR930009946B1 (ko) 1989-08-07 1990-08-03 산업차량용 클러치의 유압 구동 장치
EP90115165A EP0412505B1 (en) 1989-08-07 1990-08-07 Hydraulic device for operating a clutch in an industrial vehicle
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112145728A (zh) * 2020-09-26 2020-12-29 常州市隆金机械有限公司 一种双闸气锁耐磨阀

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