JPH0369667A - 易崩壊性編織物の製造方法 - Google Patents

易崩壊性編織物の製造方法

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JPH0369667A
JPH0369667A JP1205168A JP20516889A JPH0369667A JP H0369667 A JPH0369667 A JP H0369667A JP 1205168 A JP1205168 A JP 1205168A JP 20516889 A JP20516889 A JP 20516889A JP H0369667 A JPH0369667 A JP H0369667A
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Minoru Yamada
稔 山田
Hirohisa Nara
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、水中で容易に崩壊する編織物の製造方法に関
するものである。
【従来の技術】
織物や編物は種々の用途に用いられており、例えば外用
薬用基布やガーゼ等の医療用品として用いられている。 この用途に用いられた場合、衛生上の観点より、速やか
に廃棄する必要があった。 このため、従来より、水洗トイレ等で水と共に流して廃
棄しうるように、水溶性繊維で構成された易崩壊性の編
織物が種々開発されている。例えば、ポリビニルアルコ
ール繊維等の本来的に水溶性の構成繊維よりなる糸条で
編織物を構成し、易崩壊性編織物を得るという方法等が
知られている。 一方、本来的には非水溶性繊維であるセルロース繊維を
用いて、易崩壊性編織物を得る方法が種々提案されてい
る。例えば、天然セルロース繊維で構成された紡績糸よ
りなる編織物を、溶媒にモノハロゲン化酢酸又はその塩
と水酸化アルカリ金属とを溶解させた混合溶液(以下、
単に「混合溶液」と言うこともある。)中に浸漬し、長
時間加熱処理する方法が提案されている(特公昭39−
24856号公報)。この方法により、天然セルロース
繊維とモノハロゲン化酢酸等が反応し、天然セルロース
繊維はアルカリ金属カルボキシメチル化されて水溶性と
なり、得られた編織物は水中で容易に崩壊するのである
。なお、混合溶液を調整する際に用いる溶媒としては、
=船釣にアルコールと水との混合溶媒が用いられる。こ
れは、水を溶媒とすると反応中に天然セルロース繊維が
溶解し始め、編織物が崩壊するからである。 しかしながら、上記のいわゆる浸漬法は、編織物を構成
する糸条の内部に混合溶液が流入しにくく、糸条の表面
のみがアルカリ金属カルボキシメチル化がされ、したが
って水中で糸条が完全に崩壊しにくいという欠点があっ
た。糸条の内部に混合溶液が流入しにくい理由は、アル
カリ金属カルボキシメチル化反応が糸条の表面から内部
に向かって進行するためであり、反応した糸条の表面に
おいて混合溶媒の一つである水を吸収し、糸条の表面が
膨潤するからである。 また、天然セルロース繊維で構成された糸条よりなる編
織物の場合、糸条の内部まで混合溶液を流入させるよう
に工夫してアルカリ金属カルボキシメチル化しても、未
だ完全に水中で崩壊する編織物を得ることは困難であっ
た。 なお、浸漬法は、未反応の混合溶液を編織物中に流入さ
せながら反応を進行させなければならず、混合溶液を多
量に使用しなければならないという欠点もあった。そし
て、製造工程上においても、バッチ方式でアルカリ金属
カルボキシメチル化しなければならず、連続工程で処理
できないという欠点もあった。即ち、浸漬法は、総じて
経済的且つ合理的でないという欠点があった。
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明者等は下記(1)〜(4)の点につき種
々検討した結果、これらの検討項目をすべて満足させる
方法を見出し、本発明に到達したのである。 (1)糸条の表面から内部に亙って、均一にアルカリ金
属カルボキシメチル化させる方法。 (2)水中での編織物の崩壊性を更に促進させる方法。 (3)製造コスト低減のため、混合溶液の使用量を減少
させる方法。 (4)生産性の向上のため、バッチ式で処理するのに代
えて、連続式で処理する方法。
【課題を解決するための手段及び作用】即ち、本発明は
、モノハロゲン化酢酸又はその塩と水酸化アルカリ金属
との混合溶液に、再生セルロース繊維を主体として構成
された編織物を浸漬した後、圧搾し、次いで不活性雰囲
気中で加熱処理することを特徴とする易崩壊性編織物の
製造方法に関するものである。 まず、本発明においては、再生セルロース繊維を主体と
する編織物を準備する。編織物は糸条を織ったり又は編
んだりして形成されるものである。 従って、この糸条として、再生セルロース繊維を主体と
して構成されたものを用いればよい。糸条としては、マ
ルチフィラメント糸、モノフィラメント糸、紡績糸等が
用いられる。 再生セルロース繊維は、セルロース分子の水酸基の水素
原子が未だアルカリ金属カルボキシメチル基で置換され
ていないものである。また、結晶化度が低い点及び重合
度が低い点で、綿等の天然セルロース繊維と異なるもの
である。本発明方法においては、主として繊維の非晶部
分でアルカリ金属カルボキシメチル化されるため、結晶
化度が高い天然セルロース繊維を用いると、アルカリ金
属カルボキシメチル化が十分に進行せず、水中で優れた
崩壊性を示す編織物を得ることができないので、好まし
くない。再生セルロース繊維の具体例トしては、ビスコ
ースレーヨン繊維や銅アンモニアレーヨン繊維等を用い
ることができる。 本発明において、再生セルロース繊維の単糸繊度は5デ
ニール以下であるのが好ましい。再生セルロース繊維の
単糸繊度が5デニールを超えると、繊維の内部(繊維の
芯部)が十分にアルカリ金属カルボキシメチル化されに
くいため、水中で優れた崩壊性を示す編織物を得がたく
なる傾向が生じる。また、再生セルロース繊維の繊維長
は適宜決定しうる事項である。 本発明に使用する編織物は、再生セルロース繊維を主体
とし、所望に応じて他の天然セルロース繊維、ポリオレ
フィン系繊維、ポリエステル繊維。 ポリアミド繊維等を混合することもできる。即ち、再生
セルロース繊維に他繊維を混繊した糸条を用いて得られ
た纒゛織物も使用しうる。編織物中における再生セルロ
ース繊維の量は、−船釣に言って80重景%以上が好ま
しい。再生セルロース繊維の量が80重量%未溝になる
と、再生セルロース繊維をアルカリ金属カルボキシメチ
ル化しても、他繊維の存在のため、水中で編織物が崩壊
しにくくなる傾向を生じる。 本発明で用いる編織物の目付は、4oog/rrf以下
であることが好ましい。編織物の目付が400g/ボを
超えると、構成繊維の量が多くなりすぎて、全ての再生
セルロース繊維を十分にアルカリ金属カルボキシメチル
化しにくくなり、水中で編織物が容易に崩壊しにくくな
る傾向を生じる。 次に、この編織物を、モノハロゲン化酢酸又はその塩と
水酸化アルカリ金属との混合溶液に浸漬する。一般的に
、浸漬は、混合溶液を入れた浴に編織物を漬けることに
よって行う。モノハロゲン化酢酸又はその塩としては、
一般的にモノクロル酢酸が用いられ、水酸化アルカリ金
属としては、水酸化ナトリウムが用いられる。モノハロ
ゲン化酢酸又はその塩と水酸化アルカリ金属との混合溶
液を調整するために、溶媒として水、アルコール。 又は水とアルコールとの混合溶媒が用いられる。 また、モノハロゲン化酢酸等の濃度は、所望の置換度に
するため任意に決定しうる事項であるが、一般的にはモ
ノハロゲン化酢酸又はその塩の濃度は、50〜450g
/l程度が好ましく、水酸化アルカリ金属の濃度は、1
0〜250g/j!が好ましい。 この後、混合溶液が含浸された編織物を圧搾する。一般
的に、圧搾は、編織物を加圧ロール間に通すことによっ
て行う。この圧搾によって、編織物は絞られ、余剰に含
浸された混合溶液が除去されるわけである。 この圧搾は、本発明において以下の如き特別な意味を持
つものである。即ち、混合溶液を圧搾することにより、
繊維重量当たりに使用する混合溶液の量が著しく低減で
きるということである。前記した従来技術に係るいわゆ
る浸漬法においては、繊維重量に対して、20〜50倍
もの混合溶液が必要であったが、圧搾によりこれの0.
5〜2倍の混合溶液で十分となる。従って、従来技術に
おける混合溶液使用量に対して、1710〜1/100
程度の使用量となる。 本発明において、圧搾の程度即ち絞り率は50〜200
%程度が好ましい。絞り率は、〔(圧搾後の編m物の重
量−混合溶液に浸漬する前の編織物の重量)/混合溶液
に浸漬する前の編織物の重量〕×100で表されるもの
である。 このようにして、混合溶液が編織物に付与された後、不
活性雰囲気中で加熱処理される。ここで、不活性雰囲気
中とは、編織物に付与した以外の混合溶液とは接触させ
ない状態ということである。 従って、一般的には空気中で加熱処理されることになる
。この加熱処理によって、再生セルロース繊維中のセル
ロース分子がモノハロゲン化酢酸又はその塩及び水酸化
アルカリ金属と反応し、セルロース分子の水酸基の水素
原子がアルカリ金属カルボキシメチル基と置換されるの
である。このように、混合溶液が付与されたm1llt
物を不活性雰囲気中で加熱処理するため、編織物を構成
する糸条の表面及び内部で同時にアルカリ金属カルボキ
シメチル化され、糸条の内部でアルカリ金属カルボキシ
メチル化が不充分となることを回避しうるのである。 加熱処理の温度条件は、100〜200°Cが好ましい
。加熱処理の条件が100″C未満であると、再生セル
ロース繊維を主体とする編織物に、水中での優れた崩壊
性を与えることができなくなる傾向が生じる。この理由
は定かではないが、強アルカリ存在下での高温乾熱処理
によって再生セルロース繊維中のセルロース分子が解重
合を起こすのではないかと考えられる。従って、再生セ
ルロース繊維がアルカリ金属カルボキシメチル化される
こと、及びセルロース分子が解重合を起こし重合度が低
下することの両者が相俟って、水中で優れた崩壊性を呈
するのであると考えられる。なお、加熱処理の時間は1
5秒乃至30分間程度が好ましい。 本発明においては、加熱処理を不活性雰囲気中で行うの
で、混合溶液を調整する際の溶媒として水のみを用いる
こともできる。即ち、従来技術に係る浸漬状態で加熱処
理する方法では、反応の進行と共に再生セルロース繊維
が混合溶液中に溶解してしまうため、混合溶液中の溶媒
として水を使用できなかった。しかるに、本発明におい
ては、混合溶液が付与された時点では樽生セルロース繊
維は未だ反応しておらず、水に不溶である。これを不活
性雰囲気中で加熱処理することにより、反応は進行する
が、溶媒である水は加熱処理時に蒸発してしまう。従っ
て、反応後の再生セルロース繊維上には水分が残留して
おらず、依って反応後の再生セルロース繊維が溶解した
り、編織物が崩壊したりすることがない。従って、本発
明に係る方法では高価なアルコール溶媒を使用しなくと
も、安価な水で混合溶液を調整することもできる。勿論
、本発明においても、アルコールを溶媒として用いて、
或いは水とアルコールとの混合溶媒を用いて、混合溶液
を調整しても何ら差し支えない。 また、前記したように大発明においては、加熱処理を短
時間で行うこともでき、非常に生産性の高い連続式製造
法を採用することも可能となる。 アルカリ金属カルボキシメチル基による置換は、セルロ
ース分子中のすべての水酸基に対してではなく、一部の
水酸基に対してなされる。本発明においては、実施例中
で後述する測定方法による置換度が、0.1〜0.5で
あることが好ましい。置換度が0.1未満であると、得
られた編織物が水中で崩壊しにくくなる傾向が生じる。 また、置換度が0.5を超えると、得られた編織物の機
械的強度が低下する傾向が生じる。 この加熱処理後、得られたis初物中は、−船釣に未反
応のモノハロゲン化酢酸又はその塩、又は水酸化アルカ
リ金属が残留しているので、これらを除去するために洗
浄を行う。そして、この洗浄後、乾燥して目的とする易
崩壊性編織物を得ることができる。
【実施例】
実施例1 繊度75デニール、75フイラメント(単糸繊度1デニ
ール)のビスコースレーヨン糸からなる目付70g/r
rfの平織織物を準備した。 この織物をモノクロル酢酸189g/C水酸化ナトリウ
ム80g//!からなる混合溶液(溶媒は水)に浸漬し
た後、圧搾して絞り率100%とした。その後、空気中
で160″C,5分間加熱処理した。 加熱処理後、エタノール80%及び水20%の混合溶剤
と酢酸とを用いて、中和洗浄し、乾燥して易崩壊性織物
を得た。 この易崩壊性織物中のアルカリ金属カルボキシメチル化
された再生セルロース繊維の置換度は、0.35であっ
た。また、この易崩壊性織物の振動崩壊度は2であった
。なお、置換度及び振動崩壊度は、以下に記載する方法
で測定した。 (置換度の測定方法) ■得られた易崩壊性編織物1gを、80%メタノール溶
液中で塩酸によって、酸型に変換する。ここで、酸型に
変換するとは、アルカリ金属カルボキシメチル基(−C
H2COOM]をカルボキシメチル基(−C)IzCo
ol)に変換することである。 ■80%メタノール溶液で十分洗浄後、絶乾して、秤量
し、Xgとする。 ■絶乾後の編織物を一定量のN/10水酸化ナトリウム
水溶液で溶解する。 ■フェノールフタレイン指示薬を入れ、過剰の水酸化ナ
トリウムをN/10塩酸で中和滴定して、その使用量を
Smlとする。 ■同時に空試験を行い、N/10塩酸の使用量をBni
lとする。 ■置換度を次式により計算する。 (振動崩壊度の測定方法) ■容量600m1.内径50mmの円筒形のガラス製シ
リンダー容器に、水300m1と測定されるべき易崩壊
性編織物(60mm X 60mm )−枚を投入し、
密栓する。 ■シリンダーを水平にして、水平振動器に設置する。 ■シリンダーの軸方向に振幅100mm、  lサイク
ル1.0秒の振動を与える。 ■測定されるべき易崩壊性編織物が完全崩壊するまで、
■の振動を与える。 ■測定されるべき易崩壊性編織物が完全崩壊したときの
■の振動回数を振動崩壊度とする。 なお、完全崩壊とは、測定されるべき易崩壊性編織物中
の糸条の構成繊維が一本づつバラバラになった状態を言
い、現実的にはビンセットで編織物を把持して持ち上げ
た場合、ビンセットで把持した部分しか持ち上がらない
ことを言う。 比較例1 実施例1と同じ織物を実施例1と同様に処理した。但し
、加熱処理を行わずに、常温にて風乾乾燥した。 このようにして得られた織物の置換度及び振動崩壊度を
実施例1と同様に測定した。その結果、置換度は0.0
6であり、振動崩壊度は無限大であった。 従って、実施例1の方法で得られた易崩壊性織物は水中
で容易に崩壊するが、比較例1の方法で得られた織物は
水中では容易に崩壊しないことが判る。 実施例2 単糸[2デニールのビスコースレーヨンステーブルファ
イバーからなる40番手紡績糸を用いて目付120g/
rrfの平織織物を準備した。 この織物を、モノクロル酢酸ソータ233 g / l
 。 水酸化ナトリウム40g/I!、からなる混合溶液(溶
媒は水)に浸漬した後、圧搾して絞り率100%とした
。その後、空気中で150°c、10分間加熱処理した
。 加熱処理後、エタノール80%及び水20%の混合溶剤
と酢酸とを用いて、中和洗浄し、乾燥して易崩壊性織物
を得た。 この易崩壊性織物の置換度を測定したところ、0.41
であった。また、振動崩壊度を特定したところ、2であ
った。 比較例2 綿100%からなる40番手紡績糸を用いて目付120
g/%の平織織物を準備した。この織物を用いて、実施
例2と同様に処理した。 得られた織物の置換度を測定したところ、0.21であ
った。また、振動崩壊度を測定したとごろ、無限大であ
った。 比較例3 実施例2で用いたのと同じ織物を用いて、実施例2と同
様に処理した。但し、加熱処理を行わずに、常温にて風
乾乾燥した。 得られた織物の置換度を測定したところ、0.09であ
った。また、振動崩壊度を測定したところ、無限大であ
った。 従って、実施例2の方法で得られた易崩壊性織物は水中
で容易に崩壊するが、比較例2及び3の方法で得られた
織物は水中では容易に崩壊しないことが判る。
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る製造方法は、再生セ
ルロース繊維を主体として構成された編織物を混合溶液
に浸漬した後、圧搾し、次いで不活性雰囲気中で加熱処
理するという方法であるため、再生セルロース繊維の非
晶部分で集中的に且つ再生セルロース繊維で構成された
糸条の内部に亙ってアルカリ金属カルボキシメチル化さ
れる。そして、更に不活性雰囲気中での加熱処理でセル
ロース分子が解重合を起こすと考えられる。従って、本
発明に係る方法で得られた易崩壊性編織物は、再生セル
ロース繊維の非晶部分におけるアルカリ金属カルボキシ
メチル化とセルロース分子の解重合とが相俟って、水中
で容易に非晶部分が崩壊して、再生セルロース繊維が微
細片となる。依って、本発明に係る方法で得られた易崩
壊性編織物は、それを構成する再生セルロース繊維の繊
維長に拘わらず、水中で容易に溶解且つ分散し、編織物
は速やかに崩壊するという効果を奏するものである。 また、本発明に係る製造方法は、編織物を混合溶液に浸
漬し圧搾した後、反応を進行きせるので、反応に不要な
混合溶液は既に絞りだされている。 従って、従来の方法の如く混合溶液を多量に使用しなく
てもよく、製造コストを低減しうるという効果を奏する
。 また、本発明に係る製造方法においては、従来の浸漬法
の如く長時間編織物を混合溶液に浸漬しておく必要がな
く、編織物の混合溶液への浸漬、圧搾、加熱処理を各々
短時間で行うことができ、連続工程で製造することが可
能となる。従って、従来の方法に比べて、易崩壊性編織
物の生産性を向上しうるという効果を奏する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  モノハロゲン化酢酸又はその塩と水酸化アルカリ金属
    との混合溶液に、再生セルロース繊維を主体として構成
    された編織物を浸漬した後、圧搾し、次いで不活性雰囲
    気中で加熱処理することを特徴とする易崩壊性編織物の
    製造方法。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5615458A (en) * 1979-07-19 1981-02-14 Asahi Chemical Ind Absorbable nonwoven fabric

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5615458A (en) * 1979-07-19 1981-02-14 Asahi Chemical Ind Absorbable nonwoven fabric

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