JPH0369048B2

JPH0369048B2 -

Info

Publication number: JPH0369048B2
Application number: JP20274983A
Authority: JP
Inventors: Unhachi Machida
Original assignee: Koden Electronics Co Ltd
Current assignee: Koden Electronics Co Ltd
Priority date: 1983-10-31
Filing date: 1983-10-31
Publication date: 1991-10-30
Also published as: JPS6095321A

Description

【発明の詳細な説明】（発明の技術分野）この発明は自航航跡・目標航路・海象気象・漁
況・陸地形・他船位置などの航行情報を単位緯
度・経度を表わす緯度・経度線を基準とする表示
画面上に表示する形式の表示装置に関するもので
ある。

（発明の技術的背景）この種の表示装置は、ブラウン管を用いたいわ
ゆるTVモニター形式のラスター走査によるもの
と、記録ペンによるＸ・Ｙプロツター形式のもの
とがあり、前者には表示画像を随時に変更・切替
えして希望のものを即時に観測できる利点がある
が表示面に比してブラウン管の占有容積が大きく
狭まい操舵室を有効に利用するには不向であり、
これを解決するため液晶表示・プラズマ表示など
ドツトマトリクスによる平面表示板（ドツトマト
リクス表示板と略称する）のＸ・Ｙアドレスの交
点をラスター走査して表示する手段がある。

しかし、この手段はマトリクス電極の形成加工
などの製造歩留りの関係上、大型のものが作れな
い欠点がある。

この発明は小型のドツトマトリクス表示板を組
合せた画面により目的の表示画像を不都合なく表
示できるようにしたものである。

（発明の構造・動作）以下、図面によつて、この発明を説明する。

図面中の各符号は、図面の簡単な説明の項に記
した通りであり、この符号を用いて記述する。

１は表示すべき情報を発生する手段であり、線
形的な図形情報を１ａとし、文字・マークなどの
情報を１ｂとして出力するもので、例えばロラン
Ｃ電波航法受信機とレーダーの組合せなどであ
る。

２は与えられた情報を一時記憶し、表示すべき
配列に直し、後記の４に記憶するための信号とし
て変換する手段であり、３ａにより制御されて２
ａ，２ｂをデジタル値信号により順次に出力する
もので、例えばコンパレーターとバツフアーレジ
スタの組合せなどである。

３は表示すべき信号を後記の１０の画像配置に
合わせて４に記憶させるための書込位置と、４の
記憶内容を読出すための読出位置とを指定する手
段であり、６ａにより制御されて３ａ，３ｂ，３
ｃを出力するもので、例えばカウンター、レジス
タ、コンパレーター、ゲート回路の組合せなどで
ある。

３ａは、例えばＹアドレスカウンターの１カウ
ント毎に出力されるパルス信号、３ｂは６ａに同
期してアツプ・ダウンを繰返すＸアドレスカウン
ターとＹアドレスカウンターの値のデジタル値信
号、３ｃは１０の表示画像の基準点のアドレス毎
に出力されるパルス信号である。

４は１０の表示構成に合わせて情報・その他の
信号を記憶し、後記の９ａと同期して記憶内容を
出力する手段であり、３ｂにより制御され、指定
されたアドレスについて読出しと書込とを交互に
順次に行なうことを繰返し、読出した信号を４
ａ，４ｂとして出力し、３ａにより２ａ，２ｂが
出力されたときおよび５ａが出力されたときの
み、それを記憶するもので、例えばICメモリー
の組合せなどである。

４ａ，４ｂは、例えばＨレベル・Ｌレベルをも
つて信号内容を表現した信号であり、４ａは１０
の画素信号、４ｂは文字・マークなどの呼出コー
ドを表わす始点信号である。

５は緯度線と経度線とを表示する位置を縮尺
率・倍率などに従つて決める手段であり、３ｃを
基準として計値した時点毎に５ａを出力するもの
で、例えばリセツト点が変更可能なカウンターに
よるデバイダー回路の組合せなどであり、１つの
デバイダーのリセツト時点毎に狭い単点パルス信
号を、また、他のデバイダーのリセツト時点毎に
長い幅のパルス信号を発生して５ａとして出力す
る。

６は１０に表示される画像を一定位置に保持す
るために４，７，９を同期的関連で動作するよう
に制御する手段であり、クロツクパルスとこれを
カウントした複数の特定周期毎に発生させた同期
パルス信号とを６ａ，６ｂ，６ｃとして出力する
もので、例えばクロツクパルスジエネレーター、
カウンターによるデバイダー回路の組合せなどで
ある。

７は文字・マークなどをＸ・Ｙの座標点の画素
に分解して記憶しておき、これを特定のコード信
号を与えて呼出して出力する手段であり、４ｂ，
１２ａにより指定された文字・マークなどの画素
信号を７ａとして６ｃの制御に従つて出力するも
ので、例えばICによるキヤラクタジエネレータ
ーである。

８は１０に表示する複数の表示信号を１つの表
示信号に合成する手段であり、４ａと７ａを重畳
して８ａとして出力するもので、例えばダイオー
ドゲートによるOR回路・演算増幅回路の組合せ
などである。

９は１０のドツトマトリクスの座標値（以下、
表示のＸ・Ｙアドレスという）を水平走査と垂直
走査とを組合せて１０にラスター走査を行なわせ
る手段であり、６ｂより９ａを作つて出力するも
ので、例えばカウンター回路の組合せなどであ
る。

１０はドツトマトリクスにより画像を表示する
手段であり、９ａにより指定された表示アドレス
に８ａを表示するもので、例えば第２図〜第５図
により後述するように表示器をもつ表示回路であ
る。

１１は１０に表示されている画像の位置を故意
にずらせて後述する10の１０ａままたは１０ｂに
またがつて表示される画像を確認するための手段
であり、第６図〜第８図によつて後述するよう
に、１１ａを６のカウンターにプリセツトして６
ａ，６ｃと６ｂとの同期位相をずらせることによ
り９ａに対する８ａの各出力時点を遅進させて１
０に表示されている画像表示位置を、１１を操作
している間だけ、特定位置に移動させるもので、
例えばデジタルスイツチによる特定のデジタ値信
号発生回路・手動によるゲート回路の組合せなど
であり、特定デジタル値信号とプリセツト信号と
を手動操作中のみ１１ａとして出力する。

そして、１０の１００は、１０１ａ，１０１ｂ
を有する１０１に、１０２ａを１０２ｂで保持し
た１０２を装着したものを縦横に複数個碁盤目状
に配列し、１０４の各１０２に対応する位置に設
けた１０３に１０２を差し込み、複数個の１０１
を格子目状に並べて１体化したものを作り、この
１０ａ部分にはめ込む１０５ａと、周縁部分をは
め込む１０５に入れ込んで保持して構成し、１０
４には図示していないが、各１０１ａを横方向
に、各１０１ｂを縦方向に並列接続する回路、９
ａを並列接続された１０１ａ，１０１ｂの各アド
レス点に変換してラスター走査を行なうためのア
ドレスデコーダー１０５、一方のアドレス、例え
ばＹアドレスの各アドレス点に対して８ａとアド
レス出力とをANDゲートして出力するANDゲー
ト群１０６などを設けたものであり、信号が与え
られたＸアドレスとＹアドレスの交点が発色する
１つのドツトマトリクス板にしてある。

５ａは４における各１０ａの位置に位置づける
よう３ｃにより５を制御しており、１つの１０１
の１０１ａ，１０１ｂと隣接する１０１の１０１
ａ，１０１ｂの間はそれぞれ１アドレス分だけ空
白アドレスを設けているので、１０の画面上で
は、通常は各１０ａそのものがそれぞれ緯度線・
経度線となり、例えばＡ，Ｂ，Ｃ，Ｄ，C₁，D₁，
Ｅが第６図のように表示される。

１１は例えば、２０１ａ，２０１ｂ，２０１
ｃ，２０１ｄを１組とした２０１をもち、それぞ
れ加・減極性を異ならせたゲート回路を開く信号
を発生する押ボタンスイツチであり、プリセツト
するデジタル値信号の値を１０１ａ，１０１ｂの
各1/3の値にしておき、そのうちの１つの押ボタ
ンスイツチにより相当する加減極性によつてこの
値をゲートして１１ａとして出力することによ
り、６の６ａ，６ｃまたは６ｃのカウンターにこ
の値をプリセツトして、読出・表示間のＸアドレ
スとＹアドレスとをその値に相当する分だけ該当
方向、例えば右下方向に１０の表示画像をずら
せ、第８図のように移動表示する。

この移動表示は、第６図のように、C₁，D₁な
どが１０ｂの部分に位置している場合、１０ｂの
幅によつて分割され見づらくなつているのを第８
図のように見易くするためのものである。

この移動によつて５ａによる８ａはそれぞれ１
０１ａ，１０１ｂの該当位置に入力されるので１
０ｃのように表示されＡ，Ｂ，Ｃ，Ｄ，C₁，D₁，
Ｅの位置を誤視することなく確認できる。

（発明の効果）この発明によれば、製造歩留りのよい小型のド
ツトマトリクス表示板を組合せた表示器により大
型の航行情報表示を行なえ、各表示板の境界線を
そのまま緯度・経度線として表示するので見易く
安価なものを提供できる特長がある。

（発明の変形実施）この発明は、次の変形実施が可能である。

(1) １０１の１０１ａ，１０１ｂの位置を上・下
または左・右もしくは周囲３辺または周囲４辺
にする。

(2) １１を動作させるときのみ５ａを出力するよ
うに５と１１を連動させる。

(3) ５ａを４に与えず、８または１０に与えて同
様に表示する。

【図面の簡単な説明】

図面は実施例を示し、第１図はブロツク構成
図、第２図〜第５図は要部構造斜視図、第７図は
操作要部の正面図、第６図・第８図は表示画像図
である。１…情報手段、２…バツフアー手段、３…アド
レス手段、４…記憶手段、５…緯度・経度線手
段、６…同期手段、７…キヤラクタ手段、８…合
成手段、９…走査手段、１０…表示手段、１１…
移動手段、１２…カーソル手段、１ａ…図形情報
信号、１ｂ…文字マーク情報信号、２ａ…書込図
形情報信号、２ｂ…書込文字マーク信号、３ａ…
書込制御信号、３ｂ…アドレス信号、３ｃ…基点
アドレス信号、４ａ…読出図形信号、４ｂ…読出
文字マーク信号、５ａ…緯度・経度線信号、６ａ
…アドレス同期信号、６ｂ…走査同期信号、６ｃ
…キヤラクタ同期信号、７ａ…キヤラクタ表示信
号、８ａ…合成表示信号、９ａ…ラスター走査信
号、１０ａ…境界線、１０ｂ…境界交点、１０ｃ
…緯度・経度線像、１０ｄ…緯度・経度線像交
点、１１ａ…移動信号、１２ａ…カーソル信号、
１００…ドツトマトリクス表示器、１０１…ドツ
トマトリクス表示板、１０２…アドレス端子板、
１０３…ソケツト、１０４…プリント配線板、１
０５…保持枠、２０１…移動操作ボタン、１０１
ａ…Ｙ方向アドレス電極、１０１ｂ…Ｘ方向アド
レス電極、１０２ａ…接点端子、１０２ｂ…絶縁
体、１０５ａ…境界機、１０５ｂ…額縁、２０１
ａ…右上移動、２０１ｂ…右下移動、２０１ｃ…
左上移動、２０１ｄ…左下移動、Ａ…陸地像、Ｂ
…航跡線像、Ｃ，C₁…イベントマーク像、Ｄ，
D₁…イベント記事像、Ｅ…カーソルマーク像。

Claims

【特許請求の範囲】１航行情報を記憶し、この記憶内容を表示のラ
スター走査と同期して読出した信号を単位緯度・
経度を表わす緯度・経度線を基準とする表示画面
上に表示する航行情報表示装置であつて、複数個のドツトマトリクス表示板を碁盤目状に
配列し、その各ドツトマトリクス表示板のＸ・Ｙ
アドレスをそれぞれ並列に接続したアドレスの交
点を前記ラスター走査して前記読出した信号を表
示する表示手段と、前記記憶を行なう記憶手段であつて、前記緯
度・経度線位置を前記碁盤目状に配列されたドツ
トマトリクス板の境界線の位置の前記Ｘ・Ｙアド
レスに対応する記憶アドレスに合致させて前記航
行情報を記憶する記憶手段と、を具備することにより、前記境界線を緯度・経度
線とした前記航行情報の表示画像を表示すること
を特徴とする表示装置。２特許請求範囲第１項の表示装置であつて、前記緯度・経度線を表示するための線信号を作
る線信号手段と、前記境界線の位置の前記Ｘ・Ｙアドレスに対応
する記憶アドレスに前記線信号を記憶する記憶付
加手段と、前記同期を前記ラスター走査のＸアドレスとＹ
アドレスのそれぞれについて特定量だけずらせて
移相し、前記航行情報の表示画像を前記特定量分
だけ移動する移動手段とを付加することにより、
前記移動手段を操作している間だけ前記緯度・経
度線の位置を前記ドツトマトリクス表示板の表示
画内に移動した前記表示画像を表示できるように
したことを特徴とする表示装置。３特許請求範囲第１項の表示装置であつて、前記緯度・経度線を表示するための線信号を作
る手段と、前記同期を前記ラスター走査のＸアドレスとＹ
アドレスのそれぞれについて特定量だけずらせて
移相し、前記航行情報の表示画像を前記定量分だ
け移動する移動手段と、前記移動手段によつて移動した表示画像の前記
緯度・経度線の位置に対応する前記ラスター走査
のＸアドレスとＹアドレスとに、前記移動手段の
操作中にのみ、前記線信号を与える手段と、を付加することにより、前記移動手段を操作して
いる間だけ前記緯度・経度線の位置を前記ドツト
マトリクス表示板の表示画内に移動した前記表示
画像を表示できるようにしたことを特徴とする表
示装置。