JPH036886Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH036886Y2 JPH036886Y2 JP1983140231U JP14023183U JPH036886Y2 JP H036886 Y2 JPH036886 Y2 JP H036886Y2 JP 1983140231 U JP1983140231 U JP 1983140231U JP 14023183 U JP14023183 U JP 14023183U JP H036886 Y2 JPH036886 Y2 JP H036886Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- balloon
- endoscope
- fixation
- expansion
- regulating member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 15
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 15
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims description 13
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 9
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 description 6
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 2
- 229920003051 synthetic elastomer Polymers 0.000 description 2
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 2
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 2
- 239000005061 synthetic rubber Substances 0.000 description 2
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 description 1
- 238000005286 illumination Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、内視鏡における挿入部の先端部に固
定用の伸縮性に富んだ材料製のバルーンが付設せ
しめられてなる固定用バルーン付き内視鏡に関す
るものである。
定用の伸縮性に富んだ材料製のバルーンが付設せ
しめられてなる固定用バルーン付き内視鏡に関す
るものである。
内視鏡の挿入部を工業用の配管や機械類または
体腔内の管腔内に挿入して検査等を行う場合、検
査等をなし易くするために、挿入部の先端部近傍
にバルーンを付設し、このバルーンに送気し、こ
のバルーンを膨張させ、挿入部の先端部を配管や
管腔の内壁に圧接させて固定するようにしてい
る。
体腔内の管腔内に挿入して検査等を行う場合、検
査等をなし易くするために、挿入部の先端部近傍
にバルーンを付設し、このバルーンに送気し、こ
のバルーンを膨張させ、挿入部の先端部を配管や
管腔の内壁に圧接させて固定するようにしてい
る。
ところで、上記のように、挿入部の先端部を固
定するバルーンは、通常薄肉の合成樹脂またはゴ
ム等で形成されているので、強固に固定するため
に、バルーン内の圧力を高くすれば、バルーンが
破損してしまうことや、工業用に供する場合にお
いては、小さな突起物等によつて、バルーンが破
損してしまうことがあつた。
定するバルーンは、通常薄肉の合成樹脂またはゴ
ム等で形成されているので、強固に固定するため
に、バルーン内の圧力を高くすれば、バルーンが
破損してしまうことや、工業用に供する場合にお
いては、小さな突起物等によつて、バルーンが破
損してしまうことがあつた。
そこで、最近上記の如き固定用に用いるバルー
ンの外側に伸縮性に富んだ保護部材を配し、この
保護部材でバルーンを囲繞することによつて、固
定機能を高めると同時に、バルーンの破損防止を
図つた固定用バルーン付きの内視鏡が使用される
ようになつてきた。
ンの外側に伸縮性に富んだ保護部材を配し、この
保護部材でバルーンを囲繞することによつて、固
定機能を高めると同時に、バルーンの破損防止を
図つた固定用バルーン付きの内視鏡が使用される
ようになつてきた。
ところで、上記の固定用バルーン付き内視鏡に
おける保護部材は、シート状部材で形成したも
の、あるいは網線状部材で形成したものであり、
かつこれらで形成された保護部材はバルーンと別
体のものであり、この別体の保護部材で単にバル
ーンを囲繞せしめて固定用となしたものであるが
故に、内視鏡の挿入部を挿入し、その先端部の固
定にあたつての送気時、急に送気圧に変化をきた
し、しかも通常視認不可能なところに固定するの
で、この取扱いには相当の熟練度を要することと
なり、またそのうえ、保護部材を網線状部材で形
成したものにあつては、完全な洗浄が不可能とい
う状態を招くことがあつた。
おける保護部材は、シート状部材で形成したも
の、あるいは網線状部材で形成したものであり、
かつこれらで形成された保護部材はバルーンと別
体のものであり、この別体の保護部材で単にバル
ーンを囲繞せしめて固定用となしたものであるが
故に、内視鏡の挿入部を挿入し、その先端部の固
定にあたつての送気時、急に送気圧に変化をきた
し、しかも通常視認不可能なところに固定するの
で、この取扱いには相当の熟練度を要することと
なり、またそのうえ、保護部材を網線状部材で形
成したものにあつては、完全な洗浄が不可能とい
う状態を招くことがあつた。
本考案は、上述の如き実状に鑑みてなされたも
ので、その使用にさほどの熟練度を要せず、固定
用のバルーンを破損させることなく、固定操作が
確実にでき、しかも使用後等の洗浄も完全にで
き、そのうえ、構造が簡単で、製作が容易な固定
用バルーン付き内視鏡を提供せんとするものであ
る。
ので、その使用にさほどの熟練度を要せず、固定
用のバルーンを破損させることなく、固定操作が
確実にでき、しかも使用後等の洗浄も完全にで
き、そのうえ、構造が簡単で、製作が容易な固定
用バルーン付き内視鏡を提供せんとするものであ
る。
上記の目的を達成するために、本考案の固定用
バルーン付き内視鏡は、内視鏡における挿入部の
先端部近傍に固定用のバルーンが付設せしめられ
てなる固定用バルーン付き内視鏡における前記バ
ルーンは、前記バルーン構成用の伸縮性に富んだ
主材内に、その膨張時における膨張を規制するた
めのネツト状に編成した伸縮性の膨張規制部材を
埋設してなる膨張規制部材内蔵伸縮性薄肉材で形
成したところに特徴を有するもので、以下本考案
を図示の実施例によつて詳細に説明することとす
る。
バルーン付き内視鏡は、内視鏡における挿入部の
先端部近傍に固定用のバルーンが付設せしめられ
てなる固定用バルーン付き内視鏡における前記バ
ルーンは、前記バルーン構成用の伸縮性に富んだ
主材内に、その膨張時における膨張を規制するた
めのネツト状に編成した伸縮性の膨張規制部材を
埋設してなる膨張規制部材内蔵伸縮性薄肉材で形
成したところに特徴を有するもので、以下本考案
を図示の実施例によつて詳細に説明することとす
る。
図において、1は本考案によつて構成せられた
固定用のバルーン3が付設せしめられた固定用バ
ルーン付き内視鏡であつて、その挿入部2の先端
部には、図示省略の照明用光学系や観察用の光学
系等が、これまでの内視鏡と同様に設けられてお
り、4はバルーン3への送気用の注入器で、手許
操作部5に設けられた注入器装着用口に装着され
るものであり、7はバルーン3を付設せしめるた
めに挿入部2の先端部近傍の外周に沿つて形成さ
れた凹所、8は一端が前記注入器装着用口に連通
し、他端は前記凹所7の中央部に開口9せしめら
れて、前記バルーン3内への送気用に供せられる
送気管である。なお、6は体腔内壁である。
固定用のバルーン3が付設せしめられた固定用バ
ルーン付き内視鏡であつて、その挿入部2の先端
部には、図示省略の照明用光学系や観察用の光学
系等が、これまでの内視鏡と同様に設けられてお
り、4はバルーン3への送気用の注入器で、手許
操作部5に設けられた注入器装着用口に装着され
るものであり、7はバルーン3を付設せしめるた
めに挿入部2の先端部近傍の外周に沿つて形成さ
れた凹所、8は一端が前記注入器装着用口に連通
し、他端は前記凹所7の中央部に開口9せしめら
れて、前記バルーン3内への送気用に供せられる
送気管である。なお、6は体腔内壁である。
そして、上記バルーン3は、合成樹脂または合
成ゴム等の伸縮性に富んだバルーン構成用の主材
内に、その膨張時における膨張を規制するための
ネツト状に編成した伸縮性の膨張規制部材10を
埋設してなる膨張規制部材内蔵伸縮性薄肉材で筒
状に形成し、その前後端部を前記凹所7の前後端
部に密封的に係止せしめてなるものである。
成ゴム等の伸縮性に富んだバルーン構成用の主材
内に、その膨張時における膨張を規制するための
ネツト状に編成した伸縮性の膨張規制部材10を
埋設してなる膨張規制部材内蔵伸縮性薄肉材で筒
状に形成し、その前後端部を前記凹所7の前後端
部に密封的に係止せしめてなるものである。
以上の記載から明らかなように、本考案に係る
固定用バルーン付き内視鏡における固定用のバル
ーンは、この種固定用に供する従来よりのものと
異なり、伸縮性に富んだバルーン構成用の主材内
に、その膨張時における膨張を規制するためのネ
ツト状に編成した伸縮性の膨張規制部材を埋設し
てなる膨張規制部材内蔵伸縮性薄肉材で形成した
ものであるが故に、 a 内視鏡の挿入部を挿入し、その先端部の所要
個所への固定にあたつての送気圧は、次第に高
くなり、最近使用されているこの種のものの如
く、急に高くなることはないので、固定の態様
を速やかに察知することができることとなつ
た。
固定用バルーン付き内視鏡における固定用のバル
ーンは、この種固定用に供する従来よりのものと
異なり、伸縮性に富んだバルーン構成用の主材内
に、その膨張時における膨張を規制するためのネ
ツト状に編成した伸縮性の膨張規制部材を埋設し
てなる膨張規制部材内蔵伸縮性薄肉材で形成した
ものであるが故に、 a 内視鏡の挿入部を挿入し、その先端部の所要
個所への固定にあたつての送気圧は、次第に高
くなり、最近使用されているこの種のものの如
く、急に高くなることはないので、固定の態様
を速やかに察知することができることとなつ
た。
b そして、その固定の過程で、バルーンへの送
気量に比例して、バルーンを構成しているネツ
ト状の膨張規制部材の網目間の伸縮性に富んだ
主材は網目を通し僅かながらずつ膨出し、バル
ーンの外表面は正確な球面状ではなく、凹凸を
呈することとなるをもつて、挿入部の先端部の
固定作用は確実に行われることとなつた。
気量に比例して、バルーンを構成しているネツ
ト状の膨張規制部材の網目間の伸縮性に富んだ
主材は網目を通し僅かながらずつ膨出し、バル
ーンの外表面は正確な球面状ではなく、凹凸を
呈することとなるをもつて、挿入部の先端部の
固定作用は確実に行われることとなつた。
c そのうえ、この固定作用にあたつて、送気に
よるバルーンの膨張は膨張規制部材によつて規
制され、その送気圧の高まりによつて、バルー
ンの膨張の極限を容易に察知することができる
こととなることに、膨張規制部材自体の強度も
付加され、送気によるバルーンの破損を皆無な
らしめることとなつた。
よるバルーンの膨張は膨張規制部材によつて規
制され、その送気圧の高まりによつて、バルー
ンの膨張の極限を容易に察知することができる
こととなることに、膨張規制部材自体の強度も
付加され、送気によるバルーンの破損を皆無な
らしめることとなつた。
d したがつて、さほどの熟練度がなくても、バ
ルーンを破損させることなく、挿入部の先端部
を所要個所に固定する操作が極めて容易に行い
得ることとなつた。
ルーンを破損させることなく、挿入部の先端部
を所要個所に固定する操作が極めて容易に行い
得ることとなつた。
e しかも、バルーンは単一の部材で、その不使
用時の外表面は平たんであるので、使用後等の
洗浄は完全に行い得ることとなつた。
用時の外表面は平たんであるので、使用後等の
洗浄は完全に行い得ることとなつた。
f 上記の如く、バルーンは単一の部材であるか
ら、挿入部の先端部への組付けも極めて容易で
ある。
ら、挿入部の先端部への組付けも極めて容易で
ある。
などの優れた作用効果を奏するをもつて、本考案
は、この種従来よりの固定用バルーン付き内視鏡
では奏し得なかつた優れた作用効果を有する固定
用バルーン付き内視鏡の提供を可能となしたもの
である。
は、この種従来よりの固定用バルーン付き内視鏡
では奏し得なかつた優れた作用効果を有する固定
用バルーン付き内視鏡の提供を可能となしたもの
である。
図面は本考案に係る固定用バルーン付き内視鏡
の実施例を示すもので、第1図はその使用時の一
態様を示す概略外観図で、第2図はその要部説明
用の一部切欠側面図である。 1:固定用バルーン付き内視鏡、2:挿入部、
3:バルーン、4:送気用の注入器、7:バルー
ン係止用の凹所、8:送気管、9:開口、10:
膨張規制部材。
の実施例を示すもので、第1図はその使用時の一
態様を示す概略外観図で、第2図はその要部説明
用の一部切欠側面図である。 1:固定用バルーン付き内視鏡、2:挿入部、
3:バルーン、4:送気用の注入器、7:バルー
ン係止用の凹所、8:送気管、9:開口、10:
膨張規制部材。
Claims (1)
- 内視鏡における挿入部の先端部近傍に固定用の
バルーンが付設せしめられてなる固定用バルーン
付き内視鏡における前記バルーンは、前記バルー
ン構成用の伸縮性に富んだ主材内に、その膨張時
における膨張を規制するためのネツト状に編成し
た伸縮性の膨張規制部材を埋設してなる膨張規制
部材内蔵伸縮性薄肉材で形成したことを特徴とす
る固定用バルーン付き内視鏡。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14023183U JPS6049517U (ja) | 1983-09-12 | 1983-09-12 | 固定用バルーン付き内視鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14023183U JPS6049517U (ja) | 1983-09-12 | 1983-09-12 | 固定用バルーン付き内視鏡 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6049517U JPS6049517U (ja) | 1985-04-08 |
JPH036886Y2 true JPH036886Y2 (ja) | 1991-02-21 |
Family
ID=30314042
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14023183U Granted JPS6049517U (ja) | 1983-09-12 | 1983-09-12 | 固定用バルーン付き内視鏡 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6049517U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4794931A (en) * | 1986-02-28 | 1989-01-03 | Cardiovascular Imaging Systems, Inc. | Catheter apparatus, system and method for intravascular two-dimensional ultrasonography |
JP5340089B2 (ja) * | 2009-09-08 | 2013-11-13 | 富士フイルム株式会社 | 内視鏡 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5830722A (ja) * | 1981-08-17 | 1983-02-23 | Olympus Optical Co Ltd | 内視鏡固定装置 |
-
1983
- 1983-09-12 JP JP14023183U patent/JPS6049517U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5830722A (ja) * | 1981-08-17 | 1983-02-23 | Olympus Optical Co Ltd | 内視鏡固定装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6049517U (ja) | 1985-04-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4738659A (en) | Catheter and its method of use with a cystoscopic lens | |
US5154164A (en) | Anchoring structure for endoscope cover | |
US4465072A (en) | Needle catheter | |
US5154166A (en) | Endoscope cover | |
EP1063915B1 (en) | Anchoring and positioning device for an endoscope | |
US5159919A (en) | Endoscope cover | |
US4468216A (en) | Irrigation suction catheter | |
US6175751B1 (en) | Apparatus and method for sensing oxygen levels in a fetus | |
JPS6214864A (ja) | 身体内消息子、消息子を組立てる装置及びこの装置により消息子を組立てる方法 | |
JPH0229264A (ja) | バルーンカテーテル | |
JPH0337029A (ja) | 内視鏡用シース装置 | |
US10687838B2 (en) | Inflatable balloon for medical use | |
JPH036886Y2 (ja) | ||
JP2018531136A6 (ja) | 医療用インフレータブルバルーン | |
WO2019075705A1 (zh) | 保护套、带有保护套的宫腔镜以及带有保护套的肾镜 | |
JPS5830722A (ja) | 内視鏡固定装置 | |
JPS622925A (ja) | バル−ン付内視鏡 | |
JP3846634B2 (ja) | 内視鏡 | |
JPH03111025A (ja) | 内視鏡用鉗子栓 | |
JPH04357920A (ja) | シース付内視鏡 | |
EP0440255A1 (en) | Endoscope cover | |
JPH07275256A (ja) | 身体挿入用棒状体の固定具 | |
JPH0411681Y2 (ja) | ||
JP2004337324A (ja) | オーバーチューブ | |
JPH0515487A (ja) | 内視鏡におけるバルーン装着方法 |