JPH0368630A - 1,4”‐ビスハロフェニルスルホンターフェニルから誘導されたポリアリールスルホン - Google Patents

1,4”‐ビスハロフェニルスルホンターフェニルから誘導されたポリアリールスルホン

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JPH0368630A
JPH0368630A JP2148876A JP14887690A JPH0368630A JP H0368630 A JPH0368630 A JP H0368630A JP 2148876 A JP2148876 A JP 2148876A JP 14887690 A JP14887690 A JP 14887690A JP H0368630 A JPH0368630 A JP H0368630A
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G75/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing sulfur with or without nitrogen, oxygen, or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G75/20Polysulfones
    • C08G75/23Polyethersulfones

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  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 発明の利用分野 本発明は、1.4’−(ビスハロフェニルスルホン)タ
ーフェニルから誘導される融解結晶化可能なポリアリー
ルスルホンに係る。
関連技術の説明 さまざまなポリ(アリールエーテルスルホン)が業界で
公知である。たとえば、1974年7月の「ポリマー(
POLYMEI?) J第15巻、第456〜465頁
参照。典型的なポリ(アリールエーテルスルホン)は非
晶質材料であり、二、三のものは溶媒処理によって結晶
化を引き起こすことができるとはいうものの、溶融体か
ら結晶するものは今までほとんど見出されていない。し
たがって、これらのポリマーの軟化挙動は、−次的に非
晶質である材料の場合と同様にそのガラス転移温度によ
って決まる。これとは対照的に、結晶性のポリマーの軟
化挙動は、特に強化されている場合、そのガラス転移温
度よりはポリマーの融解温度に依存する。このように、
一般論として、結晶性ポリマーは、ポリマー横這が多少
似ている非晶質ポリマーよりもずっと高い温度で許容で
きる程度の性能を発揮する。二、三の公知のポリ(アリ
ールエーテルスルホン)では溶媒を使用して二次的に結
晶化を引き起こすことができるが、そのような溶媒によ
り引き起こされる結晶化にはそれに伴ういくつかの問題
、たとえば余分な加工処理、重要な性質の大きな低下、
および材料費の高揚という問題がある。
したがって、本発明のひとつの目的は、溶融体から結晶
するポリ(アリールエーテルスルホン)を提供すること
である。
もうひとつ別の目的は、優れた耐薬品性と熱−酸化安定
性とを有する融解結晶化可能なポリ(アリールエーテル
スルホン)を提供することである。
さらに別の目的は、高い熱変形温度を有し高熱適用条件
下で使用されるポリ(アリールエーテルスルホン)を提
供することである。
発明の概要 本発明のポリ(アリールエーテルスルホン)は、1.4
’  −(ビスハロフェニルスルホン)ターフェニルと
二価フェノールから誘導される。これらのポリマーは、
一般に、溶融体から結晶し、高度の耐薬品性と熱−酸化
安定性を示し、しかも高い熱変形温度をもっている。
発明の詳細な説明 本発明は、1.4’  −(ビスハロフェニルスルホン
)ターフェニルと二価フェノールから誘導されるポリ(
アリールエーテルスルホン)を包含する。
使用するモノマーの1. 4’  −(ビスハロフェニ
ルスルホニル)ターフェニルは、金属ハロゲン化物触媒
を使用してp−ターフェニルとp−ハロベンゼンスルホ
ニルハライドとの反応混合物から調製される。通常、こ
の反応は次式で表わされる。
存在下でp−ターフェニルとp−クロロベンゼンスルホ
ニルクロライドの反応混合物から誘導されたものが好ま
しい。この反応は次式で表わされる。
↓顧 熱↓F e CI 3 ここで、XとXlはそれぞれハロゲンの中から独立に選
択される。Xは塩素、臭素およびフッ素の中から選択さ
れるのが好ましい。Xlは塩素と臭素の中から選択され
るのが好ましい。特に、調製されるモノマーが1,4′
 −ビス(p−クロロフェニルスルホン)ターフェニル
であって、有機溶媒と金属塩化物触媒(好ましくは塩化
第二鉄)のモノマーの実質的な収率を得るためには、少
なくとも約0.5時間の間反応混合物を110℃から1
70℃まで、より好ましくは150℃から170℃まで
の中から選択される温度に加熱して反応速度を高めるの
が好ましい。この反応混合物の有機溶媒は1. 2. 
44リクロロベンゼンであるが、ターフェニルとp−ク
ロロベンゼンスルホニルハライドを溶かすのに適した他
の有機溶媒も使用できる。反応混合物中に使用するp−
ハロベンゼンスルホニルハライドとターフェニルの量は
約2;1のモル比にすべきであり、好ましくはpハロベ
ンゼンスルホニルハライドを多少過剰に、たとえば2.
1:1のモル比で存在させるべきである。反応混合物を
加熱して反応を起こさせ、1゜4′ = (ビスハロフ
ェニルスルホン)ターフェニルモノマーを形成させた後
、このモノマーを濾過、洗浄および乾燥により単離する
ことができる。
本発明のポリマーは、塩基の存在下で二価フェノールを
1.4’  −(ビスへロフェニルスルホン)ターフェ
ニルモノマーと反応させることによって極住非プロトン
性溶媒中無水条件下で製造できる。
この反応は次のように表わすことができる。
HO−R−OH ここで、Rは以下の(i)と(ii )より成る群の中
のものである。
(i) (ii)次の一般式を有する二価の残基。
ただし、Yは式 を有する二価の基より成る群の中から選択されるもので
あり、qは0か1、zは1から5までの整数である。
適切な二価フェノールとしては、たとえば、2゜2−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)メタン、2.2−ビス(4−ヒドロ
キシ−3−メチルフェニル)プロパン、4.4−ビス(
4−ヒドロキシフェニル)へブタン、2.2−(3,5
,3’   5’テトラクロロ−4,4′ −ジヒドロ
キシフェニル)プロパン、2.2−  (3,5,3’
 、5’  −テトラブロモ−4,4′ −ジヒドロキ
シフェニル)プロパンなどのような二価フェノール類が
ある。同様に上記ポリマーの製造の際に使用するのに適
した他の二価フェノールが米国特許第2,999゜83
5号、第3.038,365号、第3.334.154
号および第4,131,575号に開示されている。
好ましい二価フェノールは、次式のビスフェノール−A および次式のヒドロキノンである。
したがって、ビスフェノール−Aが二価フェノールであ
る場合、Rは次式の基であり、また適切な二価フェノー
ルとして次式のものもある。
またヒドロキノンが二価フェノールである場合、Rは次
式の基である。
二価フェノール類の混合物は、一般に、得られるポリマ
ーの溶融体からの結晶化傾向を低下せしめるという意味
で使用しない方が好ましい。
別の好ましい二価フェノールはビスフェノールスルホン
であり、これは次式で表わすことができる。
ただし R1とR2は同一であるかまたは異なっており
、炭素原子1〜4個、好ましくは1〜3個のアルキル、
およびハロゲン(好ましくはクロロかブロモ)である。
文字aとbは同じであるかまたは異なっており、0.1
.2.3、または4の整数、好ましくは011、または
2である。
Wは炭素原子2〜10個のアルキレン、炭素原子1〜1
0個のアルキリデン、炭素原子4〜12個のシクロアル
キレン、炭素原子4〜12個のシクロアルキリデン、 の中から選択され、CはOか1である。
本発明のポリマーを製造するにはDMSO法かDMAC
法のいずれかによることができ、類似の適切なポリマー
形成法がジョンソン(Johnson)らの米国特許第
4.175,175号に記載されている。DMSO法で
は、極性非プロトン性溶媒中で化学量論量、すなわち二
価フェノールに対して2モル当量の塩基(好ましくは金
属水酸化物、たとえばNa0H)を二価フェノールに添
加して二価フェノールの無水二ナトリウム塩を形成させ
る。
次いで、この無水二ナトリウム塩を含有する溶液に1.
4’  −(ビスハロフェニルスルホン)ターフェニル
を加え、加熱してポリマーを形成させる。
さらに詳しくいうと、ポリ(アリールエーテルスルホン
)を製造するためのDMSO法では、極性非プロトン性
溶媒中でアルカリ金属を二価フェノールと反応させて二
価フェノールをアルカリ金属塩に変換する。適した極性
非プロトン性溶媒はジメチルスルホキシドであるが、そ
の他の溶媒も適しているであろう。この溶媒は、反応の
水を共沸蒸溜で除去するのに使用されるトルエンやクロ
ロベンゼンのようなある量の助溶媒も含有しているのが
好ましい。
ポリ(アリールエーテルスルホン)のもうひとつの適切
な製造法はDMAC法であり、1,4′−(ビスハロフ
ェニルスルホン)ターフェニル、二価フェノール、過剰
の塩基(すなわち、2モル当量以上のに2CO3)、お
よび、極性非プロトン性溶媒と反応の水を共沸留去する
ための助溶媒とからなる溶媒の混合物を調製し、この混
合物を加熱すると同時に水を除去してポリマーと金属ハ
ロゲン化物塩を含む反応済混合物を形成させる。
適切な極性非プロトン性溶媒としてはジメチルアセトア
ミドがあるがジフェニルスルホンなどのような他の極性
非プロトン性溶媒も適している。使用する助溶媒はトル
エンであるが、たとえばベンゼン、ヘプタン、キシレン
、トルエン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼンなど、
他の助溶媒も適している。この助溶媒は、存在する溶媒
と助溶媒の合計の50重量%もの高濃度で存在させるこ
とができる。
二原子状酸素と反応体、溶媒またはポリマーとの間の副
反応を避ける意味で、反応混合物から酸素を排除するの
が望ましい。反応混合物中に二原子状酸素が存在するの
を確実に排除するには窒素雰囲気を使用した。
ポリマーを溶液中に維持すると共に反応速度を上げるた
めに反応温度は110℃より高くするのが好ましく、反
応温度を150℃と170℃の間にするとさらに好まし
い。ジメチルスルホキシドを使用する場合にはその熱分
解を避けるために反応温度は190℃未満にするべきで
ある。
大気圧以上の圧力を使用する場合には反応温度を溶媒の
通常の沸点より高くしてもよい。溶媒の使用量は変える
ことができるが、反応混合物が50〜85重量%の溶媒
を含むのが好ましい。
ポリマー形成後、メタノールのような非溶剤にポリマー
を沈澱させるなどの通常の分離法でポリマーを溶媒から
回収し、洗浄・乾燥することができる。ポリマーの分子
量は反応混合物に連鎖停止剤を添加することによって調
節することができる。
二価フェノールと1,4′−ビス(p−クロロフェニル
スルホン)ターフェニルとから製造したポリマーは溶融
体から急速に結晶化し、高い熱変形温度を示した。
適切なポリマーには、1.41−ビス(p−クロロフェ
ニルスルホン)ターフェニルおよびジクロロジフェニル
スルホン化合物を二価フェノールと反応させて得られる
コポリマーも包含される。
このジクロロジフェニルスルホン化合物としては次式で
表わすことができる4、4′ −ジクロロジフェニルス
ルホンがある。
この場合1,4′−ビス(p−クロロフェニルスルホン
)ターフェニルは、使用する1、41−ビス(p−クロ
ロフェニルスルホン)ターフェニルとジクロロジフェニ
ル化合物の合計モル数を基準にして少なくとも25モル
%の量で存在するのが好ましい。
実施例 以下の実施例は例示のために挙げるものであって限定の
意味はない。
実施例1 モノマーの1.4′−ビス(p−クロロフェニルスルホ
ン)ターフェニルは以下のようにして調製した。
575.8グラム(2,5モル)のp−ターフェニル(
分子ff1M、 W、 =230. 31)を、150
0ミリリツトルの1.2.4−)リクロロベンゼンに加
えてスラリーを形成し、次にこのスラリーを約30分間
N2で掃気した。次いで、ターフェニルを完全に溶かす
ことなくスラリーを70℃に加熱した。その後、p−タ
ーフェニルを完全には溶かさないでスラリーをさらに1
10℃に加熱した。1108.13グラム(97%)の
p−クロロベンゼンスルホニルクロライド(5,25モ
ル)(M、W、−211,07)を、700ミリリツト
ル(ml)の1.2.4−トリクロロベンゼンに溶かし
、上で得られたターフェニルスラリーに加えることによ
って均質な溶液を形成した。
この溶液に、55グラムの塩化第二鉄(FeCIa、M
、 W、 −162,2,0,25モル)を加えて反応
混合物を形成した。この混合物を150〜170℃の温
度範囲に加熱しこの温度範囲に20時間保って反応済混
合物を得た。次に、この反応した混合物を濾過し、得ら
れた濾取固体をメタノールで洗浄し、洗浄した固体を3
リツトルの水および60グラムのクエン酸でスラリー化
し、加熱した後このスラリーを濾過し、これらの濾取固
体をメタノールおよび熱トルエンで洗浄し、この固体を
熱キシレン中にスラリー化し、キシレンを濾別し、得ら
れた固体をアセトン中にスラリー化した後固体を濾別す
ることによって、モノマーの1゜4′−ビス(p−クロ
ロフェニルスルホン)ターフェニルを反応済混合物から
単離した。これらの固体を次に減圧下100℃で6時間
乾燥した後、さらに12時間に亘って減圧下130℃で
乾燥して、示差走査式熱量測定によるTmが351 ’
C1融解熱が25. 5 c a l/g、分子量が5
79゜50グラム1モルである1、4′−ビス(p−ク
ロロフェニルスルホン)ターフェニルを1160グラム
得た。
実施例2 1.41−ビス(p−クロロフェニルスルホン)ターフ
ェニルとビスフェノール−Aを反応させてポリ(アリー
ルエーテルスルホン)を製造した。
すなわち、ビスフェノール−A%に2CO3、ジフェニ
ルスルホン、トルエンおよび1,4′ −ビス(p−ク
ロロフェニルスルホン)ターフェニルを混和して反応混
合物を形成した。この反応混合物を170℃の反応温度
まで加熱すると同時に混合物から水を除いて反応済混合
物中にポリマーを形成させた。この反応済混合物をメタ
ノール中に注いだ後濾過した。次に、濾過した固体を熱
水HOに加えてスラリーを形成し、濾過し、H20に加
えて濾過し、アセトンに加えて濾過し、アセトンに加え
て′a過し、熱N20に加えて濾過し、次いで175℃
の真空オーブン中減圧下で乾燥した。得られたポリマー
は、フェノール/1,1゜2.2−テトラクロロエタン
(TCE)中で測定した固有粘度が0.52dl/gで
あり、示差走査式熱量測定で測ったTmが338℃であ
った。
このポリマーは溶融体から急速に結晶した。
実施例3 1.4′−ビス(p−クロロフェニルスルホン)ターフ
ェニルをヒドロキノンと反応させることによってポリ(
アリールエーテルスルホン)を製造した。すなわち、窒
素雰囲気下で、15.9グラムの1,4′ −ビス(p
−クロロフェニルスルホン)ターフェニル(0,20モ
ル、M、W、−579,50)、22.02グラムのヒ
ドロキノン(0,20モル、M、W、−110,10)
、45グラムのに2CO3(M、W、−138,21)
、350グラムのジフェニルスルホンおよび100m1
のトルエンを互いに混合し、加熱すると同時に水を留去
して反応済混合物中にポリマーを形成させた。この反応
した混合物をフラスコから取出してメタノール中に注い
だ。次に、この固体を濾別し、熱N20中にスラリー化
して濾別し、熱N20中にスラリー化して濾別し、アセ
トン中にスラリー化して濾別し、アセトン中にスラリー
化して濾別し、熱N20に加えて濾過し、次いで175
℃の真空オーブン中下で乾燥した。得られたポリマーは
、フェノール/TCE溶媒に不溶であり、融解温度が4
11℃であった。このポリマーは溶融体から急速に結晶
した。
実施例4 1.4′ −ビス(p−クロロフェニルスルホン)ター
フェニルをビスフェノールスルホンと反応させることに
よってポリ(アリールエーテルスルホン)を製造した。
すなわち、6.1818グラム(0,0100モル)の
1.4′ 〜ビス(p−クロロフェニルスルホン)ター
フェニルと2.5033グラム(0,0100モル)の
ビスフェノールスルホンを、2.0040グラムのに2
CO3,30,0034gのジフェニルスルホンおよび
3ミリリツトルのトルエンと一緒に混合した。これらの
反応体を100m1の反応フラスコに入れ、N2雰囲気
下で160℃の温度に加熱し、さらに3ミリリツトルの
トルエンを加え、12時間反応させた後、反応温度を2
60℃に上げ、1時間反応させた後、12時間かけて放
冷した。次いで、反応体をふたたび4時間260℃に加
熱した。その後、得られたポリマーを冷却し、メタノー
ルで洗浄した後、熱水で、さらに熱水で、次にアセトン
で二回、そして熱水で洗浄した。このポリマーは微粉末
の形態であったが、次にこれをアセトン中で還流した。
得られたポリマーは、フェノール/テトラクロロエタン
中での固有粘度が0.12dl/g、示差走査式熱量測
定によるガラス転移温度が196℃、示差走査式熱量測
定による融解温度が240℃であった。
実施例5 1.4′  −ビス(p−クロロフェニルスルホン)タ
ーフェニルを、式 で表わされる4、4′ −ジクロロジフェニルスルホン
および式 で表わされる4、4′ −ジヒドロキシジフェニルエー
テルと反応させることによってポリ(アリールエーテル
スルホン)を製造した。すなわち、4゜6706グラム
の1,4′−ビス(p−クロロフェニルスルホン)ター
フェニル、0.7180グラムの4.4′ −ジクロロ
ジフェニルスルホン、および2.0008グラムの4,
4′ −ジヒドロキシジフェニルエーテルを、2.00
08グラムのに2CO3,30,0001グラムのジフ
ェニルスルホンおよび4ミリリツトルのトルエンと共に
混合した。これらの反応体を窒素雰囲気下で160℃に
加熱した。次に、反応体を200℃に加熱し、さらに全
体で1時間260℃に加熱した後、反応体を放置して冷
却させ、その後この反応体を6時間160℃に加熱し、
さらに0.5時間200℃に、また1時間40分260
℃に加熱した。
次いで、得られたポリマーをメタノールで洗浄し、次に
熱水で二回、さらにアセトンで二回洗浄した後、ふたた
び熱水で洗浄した。次いでこのポリマーをアセトン中で
3日間還流した。得られたポリマーは、フェノール/T
CE(テトラクロロエタン)中で測定した固有粘度が0
.54dl/g。
示差走査式熱量測定で求めた融解温度が245℃であり
、モして示差走査式熱量測定で測ったガラス転移温度が
226℃であった。
実施例6 1.4′ −ビス−(p−クロロフェニルスルホン)タ
ーフェニルを、式 で表わすことができるアセトフェノンのビスフェノール
[すなわち、(1−フェニル−1,1−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)エタンコと反応させることによってポ
リ(アリールエーテルスルホン)を製造した。すなわち
、6.1818グラムの1.4′ −ビス−(p−クロ
ロフェニルスルホン)ターフェニルと2.9042グラ
ムのアセトフェノンのビスフェノールを、2.0115
グラムのに2CO3,29,9942グラムのジフェニ
ルスルホンおよび4ミリリツトルのトルエンと共に混合
した。これらの反応体を窒素雰囲気下で160℃に加熱
し、約7時間170℃に温度を上げ、約1時間200℃
に温度を上げた後、20分間220℃に、次いで2時間
20分の間260℃に温度を上げた。得られたポリマー
をメタノールで洗浄した後、熱水で二回、次にアセトン
で一回、さらに熱水で一回洗浄した。その後ポリマーを
アセトン中で48時間に亘って還流した。このポリマー
は、固有粘度がフェノール/TCE中で0゜11dl/
g:であり、融解温度が示差走査式熱量測定で229℃
であった。
実施例7 1.4′ −ビス(p−クロロフェニルスルホン)ター
フェニルと、式 で表わされるジヒドロキシジフェニルエーテルとの反応
生成物からポリ(アリールエーテルスルホン)を製造し
た。すなわち、6.1196グラムの1.4′−ビス(
p−クロロフェニルスルホン)ターフェニルと2.00
01グラムのジヒドロキシジフェニルエーテルを、2.
0010γラムのに2CO3,30,0225グラムの
ジフェニルスルホンおよび10ミリリツトルのトルエン
と共に混合した。これらの反応体を窒素雰囲気下で加熱
した。最終的に反応体を280℃に加熱して反応を完了
させた。得られたポリマーをN、N−ジメチルアセトア
ミド中で還流した後、メタノール、熱水、熱水、アセト
ン、アセトンそして熱水で順次洗浄した。次に、得られ
たポリマーを乾燥させたところ、フェノールとテトラク
ロロエタン中で0.41dl/rの固有粘度、示差走査
式熱量測定で275℃の融解温度、示差走査式熱量測定
で225”Cのガラス転移温度を示した。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、Rは式 ▲数式、化学式、表等があります▼および▲数式、化学
    式、表等があります▼ を有する二価の基より成る群の中から選択される]の繰
    返し単位を有するポリマー鎖からなるポリマー樹脂。
  2. (2)(i)二価フェノールと、(ii)式▲数式、化
    学式、表等があります▼ [式中、Xはそれぞれ独立してハロゲンより成る群の中
    から選択される]で表わされるモノマーとの反応生成物
    から誘導されたポリマー樹脂。
  3. (3)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、Rは (i) ▲数式、化学式、表等があります▼▲数式、化学式、表
    等があります▼ ▲数式、化学式、表等があります▼ ▲数式、化学式、表等があります▼ および、 (ii)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Yは式 −C_ZH_2_Z−、▲数式、化学式、表等がありま
    す▼、▲数式、化学式、表等があります▼、−O−およ
    び−S−(式中、zは1から5までの整数である)を有
    する二価の基より成るクラスの中から選択されるもので
    あり、qは0または1である)を有する二価の基、より
    成る群の中から選択される]の繰返し単位を有するポリ
    マー鎖からなるポリマー樹脂。
  4. (4)(a)1,4″−(ビスハロフェニルスルホン)
    ターフェニルと、(b)二価フェノールとの反応生成物
    からなるポリ(アリールエーテルスルホン)。
  5. (5)(a)1,4″−(ビスクロロフェニルスルホン
    )ターフェニルと、(b)ビスフェノールAとの反応生
    成物からなるポリ(アリールエーテルスルホン)。
  6. (6)(a)1,4″−(ビスクロロフェニルスルホン
    )ターフェニルと、(b)ビスフェノールスルホンとの
    反応生成物からなるポリ(アリールエーテルスルホン)
  7. (7)(a)1,4″−(p−クロロフェニルスルホン
    )ターフェニル、(b)4,4′−ジクロロジフェニル
    スルホン、および(c)4,4′−ジヒドロキシジフェ
    ニルエーテルの反応生成物からなるポリ(アリールエー
    テルスルホン)。
  8. (8)(a)1,4″−ビス(p−クロロフェニルスル
    ホン)ターフェニルと、(b)1−フェニル−1,1−
    ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタンとの反応生成物
    からなるポリ(アリールエーテルスルホン)。
  9. (9)(a)1,4″−ビス(p−クロロフェニルスル
    ホン)ターフェニルと、(b)ジヒドロキシフェニルエ
    ーテルとの反応生成物からなるポリ(アリールエーテル
    スルホン)。
  10. (10)(i)式 [式中、R^1およびR^2は、それぞれ独立して、1
    〜4個の炭素原子を有するアルキル基およびハロゲン原
    子の中から選択され、aおよびbは、それぞれ独立して
    、0、1、2、3および4の中から選択され、Wは炭素
    原子2〜10個のアルキレン、炭素原子1〜10個のア
    ルキリデン、炭素原子4〜12個のシクロアルキレン、
    炭素原子4〜12個のシクロアルキリデン、 −S−、−S−S−、▲数式、化学式、表等があります
    ▼、−S−、−O−および▲数式、化学式、表等があり
    ます▼の中から選択され、cは0および1の中から選択
    される]で表わされる二価フェノールと、 (ii)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、各Xは、それぞれ独立して、ハロゲンより成る
    群の中から選択される]で表わされるモノマーとの反応
    生成物から誘導されたポリマー樹脂。
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