JPH0368573U - - Google Patents

Description

【図面の簡単な説明】

図１に示されるように本機は直角三角形の各頂
点に小型の滑車（プーリ）が配置されており、各
プーリは連結棒（フレーム）で固定されている。
連結棒の長さ調整により回転駆動力も調整可能。
なお、プーリＣは重りに変えて、海底に設置して
海底資源開発に応用できる。また、プーリＢ，Ｃ
は海水表面上にウキの形で配置することも可能。 Ａ，Ｂ，Ｃ……プーリ、Ａ→Ｂ→Ｃ……形状記
憶合金（ワイヤー、ベルト）（海水循環または海
中、海底物質運搬のためにはシヤベル、海水汲み
上げ機器を合金に連結させる。）、Ｄ（Ａ→Ｃ）
，Ｅ（Ａ→Ｂ），Ｆ（Ｂ→Ｃ）……連結棒（長さ
調節可能）、Ａ′，Ｂ′……本機水上浮上用ウキ
、Ｃ′……重り（海底に配置して海水底物質の採
掘を行う場合）。

補正 平２．１１．９ 考案の名称を次のように補正する。 考案の名称 温度差熱機関 実用新案登録請求の範囲、図面の簡単な説明を
次のように補正する。

【実用新案登録請求の範囲】 (1) 基枠体の直角三角形の各頂点位置にそれぞ
れプーリーを配設し、当該各プーリー間に形状記
憶合金製のベルト状体をほぼ直角三角形状に掛け
回してなる機関本体と、垂直方向に一定の温度差
を有する液体もしくは気体からなる伝熱媒体とか
らなり、前記機関本体は、伝熱媒体に対し、その
直角三角形状に掛け回したベルト状体の直角を挟
んだ一辺の全部または一部が伝熱媒体中でほぼ垂
直状態になるよう姿勢制御して配置し、ベルト状
体が垂直方向に温度差のある伝熱媒体の中で熱機
械的固相変態を起こして、プーリー間でベルト状
体の可逆的な伸縮を繰り返し、これによつて、ベ
ルト状体に回転駆動力を発生させるようにしたこ
とを特徴とする温度差熱機関。 (2) 基枠体に設けたプーリーの直角三角形の各
頂点位置を移動自在にして、形状記憶合金製ベル
ト状体が形成する直角三角形の形状と角度を調整
自在となし、これによつて回転駆動力を制御する
ことができるようにしたことを特徴とする実用新
案登録請求の範囲第１項記載の温度差熱機関。 (3) 形状記憶合金製ベルト状体がワイヤ状もし
くは平ベルト状またはコイル状に形成されている
ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第１項
もしくは第２項記載の温度差熱機関。

【図面の簡単な説明】 第１図は本考案に係る温度差熱機関の一実施例
を示す模式図で、第２図は同作動原理図、第３図
、第４図、第５図は従来提案されてきた形状記憶
合金を利用した温度差熱機関の模式図である。 主な符合の説明、１……機関本体、２……伝熱
媒体、３，４，５……プーリー、６……ベルト状
体、Ａ，Ｂ，Ｃ……直角三角形の各頂点位置。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 垂直方向に配置した直角三角形の各頂点の滑車
   （プーリー）間を通した形状記憶合金（ベルトま
   たはバネ）が、垂直方向に一定の温度差を有する
   環境（例えば海洋等）中で熱機械的固相変態（い
   わゆる形状記憶効果）を起こし、これがプーリ間
   で可逆的な伸縮を繰り返すことによつて回転駆動
   力を発生させ、かつ直角三角形のなす角度調整に
   よつても回転駆動力を制御できる垂直循環型温度
   差作動熱機関（エンジン）。この特長を生かして
   、主に海洋開発分野、即ち、(1)海洋温度差発電
   、(2)富養海水汲み上げ人工漁業振興、(3)深海底
   資源採掘・開発のための動力源および海底からの
   物質運搬に供する。