JPH0368375A - 医療用フレキシブルワイヤーの製造法 - Google Patents

医療用フレキシブルワイヤーの製造法

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JPH0368375A
JPH0368375A JP1204439A JP20443989A JPH0368375A JP H0368375 A JPH0368375 A JP H0368375A JP 1204439 A JP1204439 A JP 1204439A JP 20443989 A JP20443989 A JP 20443989A JP H0368375 A JPH0368375 A JP H0368375A
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JP
Japan
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coil
shape memory
layer coil
diameter
memory alloy
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Application number
JP1204439A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatoshi Fujiwara
正利 藤原
Tsutomu Kato
勉 加藤
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Piolax Inc
Original Assignee
Kato Hatsujo Inc
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  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野J 本発明は、例えばカテーテル挿入用又は超音波などのセ
ンサ挿入用のガイドワイヤー、並びに内視鏡のチューブ
などに好適な医療用フl/キシプルワイヤー及びその製
造法に関する。
「従来の技術」 従来より、各種のフレキシブルワイヤーが医療器具とし
て用いられている0例えばカテーテル挿入用のガイドワ
イヤー、先端に超音波センサなどをつけて挿入するため
のガイドワイヤー、内視鏡のチューブなどである。これ
らは、主に血管、尿管、気管、食道などの人体の管状器
官における検査・治療器具として用いられている。
従来、特にカテーテル挿入用のガイドワイヤーとしては
、例えば第4図に示すように、ステンレスからなる線材
でコイル1を形成し、このコイルlの内部に芯線2を挿
入したちのが知られている。この場合、二線2の先端部
はテーパ状に加工して柔軟性を付与している。また、形
状記憶合金からなる芯線の外周に合成樹脂膜をコーティ
ングしたものなども知られている。
しかしながら、これらのガイドワイヤー(ま、内部に芯
線が挿入されるため、先端に各種センサなどをつけて内
部にリード線等を通すというような用途には使用できな
い、すなわち、内部が中空でないため、カテーテル挿入
用の用途に限定されてしまい、応用範囲が狭いという問
題があった。
また、内視鏡等のチューブとしては、第5図に示すよう
に、金属のメツシュからなるチューブ3に合成樹脂膜4
をコーディングしたものなどが使用されている。この場
合、チューブ3の内部には映像を送るためのガラス繊維
などが挿入されることになる。
ところで、これらのフレキシブルワイヤーを人体の管状
器官内に挿入する場合、第6図に示すように、フレキシ
ブルワイヤー5の手元の部分6を例えば矢印六方向に回
転させたとき、管状器官内に挿入された先端部7が同様
な方向である矢印B方向に回転する、すなわち回転が伝
達されることが要求されている。これは、フレキシブル
ワイヤー5の先端7を曲折した管状器官の任意の位置に
導くため、あるいは先端7に装着されたセンサなどを任
意の方向に向けるために必要である。
この点に関し、前記第5図に示した内視鏡等のチューブ
は、金属のメツシュからなるチューブ3に合成樹脂膜4
をコーティングしたものからなるので、十分な柔軟性を
付与した場合に回転伝達性ら悪くなり、先端部を回転さ
せて任意の方向に向けることが困難であった。
第7図には、内部が中空であって回転伝達性ら良好な従
来のフレキシブルワイヤーが示されている。このフレキ
シブルワイヤーは、ステンレスの3本の線材をコイル状
に成形した3つのコイル8.9.10を備え、コイル8
の外側にコイル9を被せ、コイル9の外側にコイルlO
を被せて互いに密接した3重構造とするとと6に、コイ
ル9の巻方向をコイル8.10の巻方向と反対にしたも
のである。
このフレキシブルワイヤーを矢印Cで示すように回転さ
せたとき、コイル8は縮径し、コイル9は拡径し、コイ
ル10は縮径する。このため、コイル9とコイル10と
が強く接触し、その回転力をフレキシブルワイヤーの全
体に伝達させることができる。逆にこのフレキシブルワ
イヤーを矢印りで示す方向に回転させたとき、コイル8
は拡径し、コイル9は縮径し、コイル10は拡径する。
このため、コイル8とコイル10とが強く接触し、その
回転力をフレキシブルワイヤーの全体に伝達させること
ができる。
「発明が解決しようとする課題」 しかしながら、第7図に示す従来のフレキシブルワイヤ
ーは、ステンレスの線材からなる各コイル8,9.10
が互いに密接して重なりあうようにするため、各コイル
8.9、]0の内径及び外径などの寸法精度を極めて正
確に作る必要があり、これらを重ねた状態に作るための
特殊な製造装置も必要となる。したがって、加工コスト
が極めて高くつくという問題点があった。
また、ステンレスの綿材からなる3つのコイル8.9.
10を重ねあわせて3重構造にしているため、フレキシ
ブルワイヤーとしての柔軟性が損なわれやすく、用途に
よっては良好な繰作性が得られないこともあった。
したがって、本発明の目的は、内部が中空で回転伝達性
が良好であり、十分な柔軟性を付与することができ、し
がち製造が容易で加工コストを低減できるようにした医
療用フレキシブルワイヤー及びその製造法を提供するこ
とにある。
「課題を解決するための手段」 上記目的を達成するため、本発明の医療用フレキシブル
ワイヤーは、金属からなる内層コイルと、この内層コイ
ルの外側に密接して巻き付けられた同じく金属からなる
中間コイルと、この中間コイルの外側に密接して巻き付
けられた同じく金属からなる外層コイルとを備え、前記
中間コイルは前記内層コイル及び前記外層コイルに対し
て反対巻きとされている医療用フレキシブルワイヤにお
いて、前記内層コイル、前記中間コイル及びiii記外
層コイルの少なくとも2つが形状記憶合金からなり、こ
れらのコイルを個々にばらして形状記憶合金の変態点以
上の温度としたとき、外層コイルの内径A、中間コイル
の外径Bo、中間コイルの内径B2.内層コイルの外径
Cとすると、A≦B、かつB2≦Cとなるようにされて
いることを特徴とする。
また、本発明の医療用フレキシブルワイヤーの製造法は
、少なくとも2つが形状記憶合金からなり、1つが他の
2つに対して反対巻きとされた3つの金属コイルを用意
し、同じ方向に巻かれた2つの金属コイルを内層コイル
及び外層コイルとし1反対巻きにされた1つの金属コイ
ルを中間コイルとし、外層コイルの内径A、中間コイル
の外径B + 、中間コイルの内径B2、内層コイルの
外径Cとしたとき、A≦B、かつB2≦Cとなるように
形状記憶合金からなるコイルを形状記憶させ、これらの
コイルを縮径又は拡径させつつ重合して内層コイル、中
間コイル及び外層コイルが内側から順に重なった3重構
造とし、形状記憶合金の変態点以上の温度にして形状記
憶合金からなるコイルを形状復帰させることを特徴とす
る。
「作用」 本発明の医療用フレキシブルワイヤーでは、内層コイル
と中間コイルと外層コイルを内側から互いに密接させて
3重に巻き付けた構造とし、中間コイルを内層コイル及
び外層コイルとは反対巻きにしであるので、第7図に示
したフレキシブルワイヤーと同様な原理で、いずれの方
向に回転させてち、その回転力をフレキシブルワイヤー
全体に確実に伝達することができる。また、内層コイル
、中間コイル及び外層コイルのうち少なくとも2つが形
状記憶合金からなるので、形状記憶合金の超弾性によっ
て3重巻きにしてち柔軟性を維持することができる。
また、本発明の医療用フレキシブルワイヤーの製造法で
は、少なくとも2つのコイルが形状記憶合金からなるの
で、形状記憶合金の変態点付近あるいはそれ以下の温度
において、これらのコイルを比較的自由に縮径又は拡径
することができ、それによって内層コイル、中間コイル
及び外層コイルを容易に重合させ、内側から順に重なっ
た3重構造とすることができる。この状態で形状記憶合
金の変態点以上の温度とし、形状記憶合金からなるコイ
ルを形状復帰させれば、外層コイルの内径A、中間コイ
ルの外径B5、中間コイルの内径B2、内層コイルの外
径Cとしたとき、A≦BかつB2≦Cとなるようにされ
ているため、各コイルが互いに密接した状態となる。
上記において、コイルの重合方法としては、各種の方法
を採用でき、例えば■内層コイルの外側に中間コイルを
拡径させて被せ、更にその外側に外層コイルを拡径させ
て被せる方法、■中間コイルの内部に内層コイルを縮径
させて挿入し、中間コイルの外側に外層コイルを拡径さ
せて被せる方法、■外層コイルの内部に中間コイルを縮
径させて挿入し、更に中間コイルの内部に内層コイルを
縮径させて挿入する方法、などを採用できる。この場合
、上記■の方法では内層コイル、■の方法では中間コイ
ル、■の方法では外層コイルを形状記憶合金以外の通常
の金属で形成することができる。勿論、全てのコイルを
形状記憶合金で形成することもできる。
このように1本発明では、形状記憶合金からなるコイル
を縮径又は拡径して重合し、形状記憶合金の形状復帰力
を利用してコイルを密接させるようにしたので、全ての
コイルをステンレスなどで形成したちのに比べて、コイ
ルの重合操作が容易となり、寸法精度を厳密にしなくて
もコイルを互いに密接させることができる。したがって
、製造作業性を向上させ、加工コストを低減することが
できる。
「実施例」 第1図及び第2図には、本発明による医療用フレキシブ
ルワイヤーの実施例が示されている。
この医療用フレキシブルワイヤーは、内層コイル11.
中間コイル12、外層コイル13からなっている。この
実施例の場合、各コイル11.12.13は全て形状記
憶合金で形成したが、このうちの1つをステンレス等の
他の金属で形成することち可能である。なお、形状記憶
合金としては、T1Ni合金が好ましく採用される。
また、各コイル11.12.13の線材は、この実施例
では角線を採用したが、丸線や平線でもよい、#!材の
線径は、用途に応じて適宜設定されるちのであるが、通
常、0.1〜0.5 mmが好ましく採用される。また
、フレキシブルワイヤーの外径は、035〜2+m++
程度とされることが好ましい、コイル11.12.13
は、1本の線材を巻いてコイルにしたものでもよく、複
数本の線材を平行に揃えて巻いてコイルにしたものでも
よい。
中間コイル12は、内層コイル11及び外層コイル13
に対して反対巻きとされている1例えば内層コイルII
及び外層コイル13が右巻きのとき、中間コイル12は
左巻きとされる。
そして、内層コイル11の外側に中間コイル12が密接
して被せられ、中間コイル12の外側に外層コイル13
が密接して被せられた3重巻き構造とされている。
第3図fat、  lb、、  fc)は、このフレキ
シブルワイヤーを構成する各コイル11.12.13を
示している。形状記憶合金の変態点以上の温度において
、外層コイル13の内径をA、中間コイル12の外径を
B1、内径をB2、内層コイル11の外径なCとしたと
き、A≦B、かつB2≦Cとなるように各コイル11.
12.13は成形され、その状態で形状記憶処理がなさ
れているにの結果、各コイル11、】2.13を重合さ
せて形状記憶合金を形状復帰させたとき、内層コイル1
1の外周に中間コイル12の内周が密接し、中間コイル
の外周に外層コイル13の内周が密接した状態となる。
第3図1a)、 (b)、 fclに示す各コイル11
.12.13を重合させる方法としては、前述した■、
■、■のいずれの方法も採用できる。この重合に際し、
コイルを縮径又は拡径しやすくするため、重合は形状記
憶合金の変態点付近あるいはそれ以下の温度で行なうこ
とが好ましい。なお、形状記憶合金の変態点は、特に限
定されないが、上記重合操作を常温付近で行なうことが
できるようにするため、かつ、管状器官内に挿入したと
きには完全に形状復帰できるようにするため、10〜3
5℃程度にすることが好ましい。
こうして各コイル11.12.13を重合させた後、形
状記憶合金の変態点以上の温度とすることにより、前述
のように内層コイル11の外周に中間コイル12の内周
が密接し、中間コイルの外周に外層コイル13の内周が
密接して、第1図に示す本発明の医療用フレキシブルワ
イヤーを得ることができる。
このフレキシブルワイヤーは、例えば第1図中矢印Cで
示すように回転さセたとき、コイル11は縮径し、コイ
ル】2は拡径し、コイル13は縮径する。このため、コ
イル12とコイル13とが強く接触し、その回転力をフ
レキシブルワイヤーの全体に伝達させることができる。
逆にこのフレキシブルワイヤーを矢印りで示す方向に回
転さセたとき、コイル11は拡径し、コイル12は縮径
し、コイル13は拡径する。このため、コイル11とコ
イル12とが強く接触し、その回転力をフレキシブルワ
イヤーの全体に伝達させることができる。
また、この実施例の場合、コイル11.12.13の全
てが形状記憶合金からなるので、3重巻きにしても形状
記憶合金の超弾性によって必要とされる柔軟性を維持す
ることができる。なお、フィル11.12.13のいず
れかがステンレスなどの通常の金属であってち、全ての
コイルがステンレスからなる場合に比較すれば、柔軟性
に優れている。
このフレキシブルワイヤーは、例えばカテーテルを挿入
するためのガイドワイヤーとして用いることもでき、先
端に超音波などのセンサを付け、内部にリード線を通し
て挿入するためのガイドワイヤーとしても使用でき、内
視鏡などのチューブとしても使用することができる。な
お、重合されたコイルの外周又は内周に樹脂をコーティ
ングすることにより、管状器官内に挿入して造影剤など
の薬液を直接注入することも可能となる。
「発明の効果」 以上説明したように、本発明によれば、内部が中空で回
転伝達性が良好であり、十分な柔軟性を右する医療用フ
レキシブルワイヤーを提供することができる。また、形
状記憶合金の形状復帰力を利用してコイルを重合させる
ことにより、上記フレキシブルワイヤーを容易にかつ低
コストで製造することができる。この医療用フレキシブ
ルワイヤーは、カテーテルや各種センサ挿入用のガイド
ワイヤー、内視鏡などのチューブなどとして幅広い用途
に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による医療用フレキシブルワイヤーの実
施例を示す部分側面図、第2図は同フレキシブルワイヤ
ーの端面図、第3図fa)、 fb)。 ic+ は同フレキシブルワイヤーを構成する内層コイ
ル、中間コイル、外層コイルをそれぞれ示す側面図、第
4図は従来のガイドワイヤーの一例を示す部分側面図、
第5図は従来の内視鏡のチューブを示す部分側面図、第
6図はこの種のフレキシブルワイヤーの操作状態を示す
説明図、第7図は従来のフレキシブルワイヤーの他の例
を示す部分側面図である。 図中、11は内層コイル、12は中間コイル、13は外
層コイル、Aは外層コイルの内径、B。 は中間コイルの外径、B2は中間コイルの内径、Cは内
層コイルの外径である。 第1闘 第4図 第2図 第3図 第7図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)金属からなる内層コイルと、この内層コイルの外
    側に密接して巻き付けられた同じく金属からなる中間コ
    イルと、この中間コイルの外側に密接して巻き付けられ
    た同じく金属からなる外層コイルとを備え、前記中間コ
    イルは前記内層コイル及び前記外層コイルに対して反対
    巻きとされている医療用フレキシブルワイヤーにおいて
    、前記内層コイル、前記中間コイル及び前記外層コイル
    の少なくとも2つが形状記憶合金からなり、これらのコ
    イルを個々にばらして形状記憶合金の変態点以上の温度
    としたとき、外層コイルの内径A、中間コイルの外径B
    _1、中間コイルの内径B_2、内層コイルの外径Cと
    すると、A≦B_1かつB_2≦Cとなるようにされて
    いることを特徴とする医療用フレキシブルワイヤー。
  2. (2)少なくとも2つが形状記憶合金からなり、1つが
    他の2つに対して反対巻きとされた3つの金属コイルを
    用意し、同じ方向に巻かれた2つの金属コイルを内層コ
    イル及び外層コイルとし、反対巻きにされた1つの金属
    コイルを中間コイルとし、外層コイルの内径A、中間コ
    イルの外径B_1、中間コイルの内径B_2、内層コイ
    ルの外径Cとしたとき、A≦B_1かつB_2≦Cとな
    るように形状記憶合金からなるコイルを形状記憶させ、
    これらのコイルを縮径又は拡径させつつ重合して内層コ
    イル、中間コイル及び外層コイルが内側から順に重なっ
    た3重構造とし、形状記憶合金の変態点以上の温度にし
    て形状記憶合金からなるコイルを形状復帰させることを
    特徴とする医療用フレキシブルワイヤーの製造法。
JP1204439A 1989-08-07 1989-08-07 医療用フレキシブルワイヤーの製造法 Pending JPH0368375A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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