JPH036836Y2 - - Google Patents

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JPH036836Y2
JPH036836Y2 JP1985050562U JP5056285U JPH036836Y2 JP H036836 Y2 JPH036836 Y2 JP H036836Y2 JP 1985050562 U JP1985050562 U JP 1985050562U JP 5056285 U JP5056285 U JP 5056285U JP H036836 Y2 JPH036836 Y2 JP H036836Y2
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JP
Japan
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engine
plate
sound insulation
air
sound
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JP1985050562U
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JPS61167433U (ja
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  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は低騒音エンジンに使用される近接遮音
覆に関する。
〔従来の技術〕
通常エンジンの騒音を減らすため、エンジンの
外側に部分的に遮音カバーを付けるとか、または
エンジン全体をエンクロージヤですつぽり覆つて
遮音することが行われている。この場合、従来
は、遮音効果を上げるために、遮音覆を吸音材と
透過損失の大きな材料とを組合わせて、壁構造を
厚くして減音量を増大をはかつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕 ところが減音効果の大きな遮音覆は肉厚、重
量、及びエンクロージヤ外形寸法がともに大きく
なり、コスト高となる欠点があつた。
本考案の目的は、前記従来装置の欠点を解消
し、軽量、小形でしかもコストの安い、エンジン
の近接遮音覆を提供するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の近接遮音覆は遮音覆とこれの支持板に
複合多層形制振板を使用するとともに、遮音覆内
部の放射熱をエンジン上部に集めて吸い込み、熱
交換器により冷却された空気をエンジン室の下部
に放出して循環させることにより、遮音覆を軽量
小型かつ低コストとするとともに、エンジン室の
換気を良好にしたことを特徴とする。
〔実施例〕
以下第1〜4図を参照して本考案の一実施例に
ついて説明する。
第3図は本考案の内部熱交換式全密封形エンジ
ン遮音覆の横断面図、第1図は第3図に示すエン
ジンと下部遮音覆の支持部Aの詳細図、第2図は
第3図に示す上部遮音覆二重構造Bの詳細図、第
4図は縦断面図を示す。
第3図〜第4図において、遮音覆の底板1の上
側に側板2、側板3、側板4を置き最上部に上板
5を載せる。上板5のすぐ下側には仕切板6が設
けられており、この仕切板6には空気穴6eが明
けられ上板5と仕切板6の間の空気層6fから空
気を導くダクト6gが形成されている。エンジン
と各々の遮音覆とは支持板7,8,9によりボル
ト12,13で強固に固定されている。エンジン
の下方には冷却風ダクト10が設けており、この
冷却風ダクト10内の空気をエンジン室11内に
放出するための空気穴10eを有している。第4
図に示すように熱交換器11を設置し、エンジン
で熱せられた空気層61内に貯つた空気を冷却す
る。第1〜2図に示すものは遮音板と支持板の代
表的の構造例で薄い金属板1a,2a,7a(第
1図)、4a,5a,6a(第2図)と温度特性、
周波数特性の異なる種類の粘弾性体からなる制振
材1b,1c,1d,2b,2c,2d,7b,
7c,7d(第1図)、4b,4c,4d,5b,
5c,5d,6b,6c,6d(第2図)、を交互
に重ねて粘り付けた複合多層形の制振板構造より
なつている。
次に前記実施例の作用について説明する。
エンジンから放射された騒音は空中を伝播し、
遮音板に当たる。この時音は反射するものと遮音
板を透過するものがあるが、本考案は透過音を遮
断する遮音覆に係るものである。第1図において
制振板は薄い金属板と制振材とが交互に貼り付さ
れているが、制振板はそれぞれ温度特性、周波数
特性の異なる種類の粘弾性体で出来ており、音の
振動が金属板を透過しても粘弾性体のずり変形に
より音のエンジが逸早く減衰される。さらに粘弾
性体の制振材が多層構造になつているため制振板
の厚さが薄いものでも騒音を遮断する作用があ
る。一方エンジンと遮音覆を連結する支持板は、
上記と同様複合多層形の制振板から出来ていて振
動を減衰する作用を行うと同時に、遮音覆の重量
を支えながらエンジンと遮音覆の振動をよく拾つ
て、支持板自体が積極的に音の制振作用を行う。
次にエンジン表面から放射された熱は、周囲の
空気を温め温度が上昇する。この熱はエンジンに
使用されているゴム製品やガスケツト類の劣化を
促進するので、遮音覆の内部空気温度が過昇しな
いように内部と熱交換を行つている。第3〜4図
において熱せられた空気は、上昇してエンジンの
上部に達した後、仕切板6の空気穴6eから上部
の遮音覆二重構造内に集められ、ここからダクト
6gを通つて熱交換器11に吸込まれる。熱交換
器11で冷却された空気は、冷却風ダクト10を
通つてエンジンの下側の空気穴10eから放出さ
れて、常に遮音覆の内部温度は低く押えられ循環
される。
〔考案の効果〕
前述のとおり、本考案に係る内部熱交換方式の
全密形のエンジン近接遮音覆は、遮音覆とこの遮
音覆の支持板に薄い金属板と粘弾性制振材との複
合多層形制振材を使用しているので、遮音覆の厚
さをこれ迄の1/10程度まで小さく取つても減音量
を約25dBまで下げられ、重量が減少し生産コス
トが低下するとともにさらにエンジンに近接して
設置されてるため外形寸法が小型にできる効果が
ある。また、熱交換器により冷却した空気をエン
ジン室内に放出して循環させているので、エンジ
ン室内の換気が良好となり、室温の過昇を抑える
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第3図は本考案に係るエンジンの近接遮音覆の
横断面図、第1図は第3図のA部詳細図、第2図
は第3図のB部詳細図、第4図は同縦断面図。 1,2,3,4,5,6……遮音覆、7,8,
9……支持板、1a,2a,7a,4a,5a,
6a……金属板、1b,1c,1d,2b,2
c,2d,7b,7c,7d,4b,4c,4
d,5b,5c,5d,6b,6c,6d……制
振材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンを板材からなる遮音覆で覆つたものに
    おいて、前記遮音覆の上板の内側に空気層を介し
    て空気通路付きの仕切板を設けるとともに、同空
    気層内の空気を冷却する熱交換器を設け、同熱交
    換器にて冷却された空気をエンジン室内に送出す
    るように構成し、前記遮音覆は薄い金属板と粘弾
    性材製制振材との複合多層形制振材に構成したこ
    とを特徴とするエンジンの近接遮音覆。
JP1985050562U 1985-04-06 1985-04-06 Expired JPH036836Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985050562U JPH036836Y2 (ja) 1985-04-06 1985-04-06

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JP1985050562U JPH036836Y2 (ja) 1985-04-06 1985-04-06

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Publication Number Publication Date
JPS61167433U JPS61167433U (ja) 1986-10-17
JPH036836Y2 true JPH036836Y2 (ja) 1991-02-20

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58151324U (ja) * 1982-04-01 1983-10-11 東洋ゴム工業株式会社 制振性エンジン部品

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Publication number Publication date
JPS61167433U (ja) 1986-10-17

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