JPH0368289A - 特性補正装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野］ この発明は、信号記録装置において、記録、再生時の信
号処理系の非線型性に起因する歪みの補正及び再生信号
レベルの補正を自動的に行う特性補正装置に関するもの
である。

〔従来の技術〕

ＶＴＲなどの信号記録装置において、広帯域の信号を記
録するための一手法として、１つの信号を複数のチャン
ネルに分割することにより、各チャンネルに要求される
帯域幅を減少させて記録するチャンネル分割記録方式が
ある。

このような方式において、記録される信号がテレビジョ
ン信号である場合には、信号を１水平走査期間毎に区切
って複数のチャンネルに振り分け、該振り分けられた信
号を時間軸伸長して記録する方法が用いられている。

この方法の一例を第１１図に示し、この例では入力映像
信号を２つのチャンネル（Ａ、Ｂ）に振り分けるように
している。同図（ａ）は入力信号を示し、１水平ま査期
間毎に時間順の番号をＨｌ、Ｈ２、Ｈ３，・・・と付し
ている。入力信号はｌ水平走査線毎にチャンネルＡとチ
ャンネルＢに振り分けられるとともに、時間軸伸長を受
けて第１１図（ｂ）に示す記録信号の形に変換される。

このようにチャンネル分割することによって信号が時間
軸伸長されると、チャンネル毎の帯域が減少するが、１
つの信号が２系統で記録、再生されることになるので、
チャンネル間に特性差があると、上記の例では走査線が
目立つ等の再生画質の劣化につながる。そこでチャンネ
ル間の特性差を自動的に補正する装置が必要となる。

上記のようなチャンネル分割を行って記録、再生するＶ
ＴＲに使用されている特性補正装置の一構成例を第１２
図に示す、ここでは５ｂｉｔのＡ／Ｄ変換器で再生信号
をＡ／Ｄ変換するＶＴＲについて説明する。１は記録映
像信号から垂直および水平同期信号を分離し、ゲートパ
ルスを発生するゲートパルス発生手段、２はゲートパル
ス発生手段１からゲートパルスが入力されるごとに値を
変えてパルス高さデータを発生するパルス高さデータ発
生手段、３はパルス高さデータ発生手段２で発生するパ
ルス高さに相当する基準パルスを発生する基準パルス作
成手段、４はゲートパルスに基づき、パルス高さデータ
、基準パルスのどちらかを選択するデータ選択手段、５
はゲートパルスに応じてデータ選択手段４で選択された
信号を入力記録映像信号のブランキング期間に挿入する
基準データ挿入手段、６は再生映像信号をＡ／Ｄ変換す
る再生Ａ／Ｄ変換器、７は再生Ａ／Ｄ変換器６の出力デ
ータから記録時に挿入した基準パルスのデータを選択す
る基準パルス選択手段、８は再生映像信号からパルス高
さデータを選択するパルス高さデータ選択手段、９は基
準パルス選択手段７の出力データとパルス高さデータ選
択手段８の出力データとを用いて再生映像信号をレベル
補正するレベル補正手段、ｌＯはレベル補正された映像
信号をＤ／Ａ変換する再生Ｄ／Ａ変換器である。

なお、ゲートパルス発生手段１は記録系のものを兼用で
きるが、全く同じ動作をする別の回路を用いることも勿
論できる。

次に第１２図を用いて動作について説明する。

ゲートパルス発生手段１は記録映像信号から垂直および
水平同期信号を分離して、ゲートパルスＧＰを作威する
。ゲートパルスＣＰをパルス高さデータ作成手段２に送
る。パルス高さデータ作成手段２では、Ｏ／２５５．１
／２５５．２／２５５・・・２５５／２５５のパルス高
さデータＨＤをゲートパルスＣＰがはいるごとに発生す
る。パルス高さデータＨＤを基準パルス作成手段３に送
り、また、パルス高さデータＨＤをシリアル形式に変換
して（第１３図（ｂ）参照）データ選択手段４に送る。

基準パルス作成手段３では、送られたパルス高さデータ
ＨＤに相当する量子化レベルの高さを有する基準パルス
ＲＰを作威しく第１３図（Ｃ）参照）、データ選択手段
４に送る。データ選択手段４ではシリアル形式のパルス
高さデータＨＤと相当する基準パルスＲＰを合わせて基
準データＲＤとし、基準データ挿入手段５で記録映像信
号の垂直ブランキング期間内に挿入する（第１４図参照
）。

再生時には例えば歪みを受けて白レベル付近が縮んだ再
生映像信号を再生Ａ／Ｄ変換器６でＡ／Ｄ変換する。こ
れと同時にゲートパルス発生手段ｌで時間軸変動を含む
再生映像信号に同期した再生ゲートパルスＲＧＰを発生
する（第１５図（ａ）参照）、この再生ゲートパルスＲ
ＧＰに従って、基準パルス選択手段７は再生Ａ／Ｄ変換
器６の出力データから、歪みを受けて高さが変化した（
Δ、。

Δ、だけ縮んだ）再生基準パルスＲＲＰ　（第１５図（
ｂ）参照）を、またパルス高さデータ選択手段８は再生
映像信号から記録時のパルス高さを識別できる再生パル
ス高さデータＲＨＤを得る（第１５図（Ｃ）参照）。

次にレベル補正手段９において、例えばすべての再生基
準パルスＲＲＰのデータをアドレスとして、相当するパ
ルス高さデータＨＤをメモリに書込んでレベル補正テー
ブルを作成し、通常の映像期間では再生Ａ／Ｄ変換器６
の出力データをアドレスとしてレベル補正テーブルから
値を読出すなどのレベル補正動作を行い、記録時に挿入
した基準パルスとパルス高さデータを除去し、この後、
再生Ｄ／Ａ変換器１０でＤ／Ａ変換すると、レベル補正
された再生映像信号が得られる。

〔発明が解決しようとする課Ｂ］ 従来の特性補正装置は以上のように構成されているので
、記録時に特性補正用データを垂直ブランキング期間内
の１水平走査線期間以上使用しなければならないという
問題点があった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、特性補正用データの記録時の使用領域を減ら
すことのできる特性補正装置を得ることを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

この発明に係る特性補正装置は、映像信号の黒レベルか
ら白レベルまでに相当する高さの異なる基準パルスを順
に発生する基準パルス作成手段と、基準パルスを記録映
像信号のブランキング期間内に挿入する基準パルス挿入
手段と、ある特定の量子化レベルに相当する基準パルス
が挿入されているブランキング期間を示すようにコント
ロール信号の形態を変えて記録するコントロール信号記
録手段と、再生映像信号から得られる再生基準パルスと
再生コントロール信号から得られるある特定の量子化レ
ベルに相当する基準パルスを示す信号を用いて再生映像
信号をレベル補正するレベル補正手段とを設けたもので
ある。

〔作用〕

この発明における特性補正装置は、少なくとも黒レベル
から白レベルまでに相当する高さの異なる基準パルスを
ある一定の順序で発生し、基準パルスをブランキング期
間内に挿入する。記録コントロール信号はある特定の量
子化レベルに相当する基準パルスが挿入されているブラ
ンキング期間を示すように形態を変えて記録する。再生
時には再生映像信号から得られる再生基準パルスと再生
コントロール信号から得られるある特定の量子化レベル
に相当する基準パルスを示す信号を用いて、記録時に挿
入した黒レベルから白レベルまでに相当する高さの異な
る各基準パルスと再生基準パルスを正確に対応づけるこ
とができ、映像信号のブランキング期間を有効に活用す
ることができる。

〔実施例〕

以下、この発明の一実施例を図について説明する。ここ
では８ｂｉｔのＡ／Ｄ変換器で再生映像信号をＡ／Ｄ変
換するＶＴＲについて説明する。

第１図において、ｌは前記従来例と同一のゲートパルス
発生手段、１１はゲートパルス発生手段１に従って異な
る量子化レベルの高さの基準パルスを発生する基準パル
ス作成手段、１２は基準パルス作成手段１１で作成した
基準パルスを垂直ブランキング期間内に挿入する基準パ
ルス挿入手段、１３は基準パルス作成手段１１がある特
定のレベルに相当する基準パルスを作成したことを示す
信号を発生する基準パルスリセット信号発生手段、１４
は基準パルスリセット信号発生手段１３で作成した信号
に基づいてコントロール信号の形態を変えて記録するコ
ントロール信号発生手段、６゜７は前記従来例と同一の
再生Ａ／Ｄ変換器、及び基準パルス選択手段、１５は再
生コントロール信号から基準パルスリセット信号を選択
する基準パルスリセット信号選択手段、１６はゲートパ
ルス発生手段１からの再生ゲートパルスに応じて基準パ
ルス高さデータを順に変更し、基準パルスリセット信号
選択手段１５からの基準パルスリセット信号で基準パル
ス高さデータをある特定のレベルにする基準パルス高さ
データ作成手段、９，１゜は前記従来例と同一のレベル
補正手段及び再生Ｄ／Ａ変換器である。

次に、第１図を用いて動作について説明する。

第１図において、記録時にゲートパルス発生手段ｌは記
録映像信号（第２図（ａ）参照）から垂直および水平同
期信号を分離する。そして、垂直同期信号（第２図（ロ
）参照）から３水平期間後のｌ水平期間でハイとなるゲ
ートパルスＣＰ（第２図（Ｃ）参照）を発生する。

基準パルス作成手段１１はゲートパルスＣＰがはいるご
とにＯ／２５５．１／２５５．・・・２５５／２５５の
順にｌづつ大きくして、ある一定の幅をもった基準パル
スＲＰを作成する（第３図（ｂ）参照）、各基準パルス
ＲＰは垂直ブランキング期間内に基準パルス挿入手段１
２で挿入する（第４図参照）、基準パルスリセット信号
発生手段１３は例えば、２５５／２５５の量子化レベル
の基準パルスのとき基準パルスリセット信号ＲＰＲをあ
る一定期間ローとする（第３図（Ｃ）参照）。コントロ
ール信号発生手段１４は基準パルスリセット信号ＲＰＲ
がはいると、その周期のコントロール信号のみデユーテ
ィ−比を変えて記録する（第５図参照）。ここで、コン
トロール信号の周期はｌフレームとする。第６図に、こ
のときの記録コントロール信号と基準パルスＲＰの値の
関係を示す。

再生時には例えば歪みを受けて白レベル付近が縮んだ再
生映像信号を再生Ａ／Ｄ変換器６でＡ／Ｄ変換する。こ
れと同時にゲートパルス発生手段ｌで時間軸変動を含む
再生映像信号に同期した再生ゲートパルスＲＧＰを発生
する（第７図（ａ）参照）この再生ゲートパルスＲＧＰ
に従って、基準パルス選択手段７は再生Ａ／Ｄ変換器６
の出力データから、歪みを受けて高さが変化した（Δ３
．Δ２゜Δ３．Δ４だけ縮んだ）再生基準パルスＲＲＰ
　（第７図（ｂ）参照）を得る。一方、再生コントロー
ル信号（第８図（ａ）参照）から基準パルスリセット信
号選択手段１５で再生基準パルスリセット信号ＲＲＰＲ
（第８図（ｂ）参照）を発生する。基準パルス高さデー
タ作成手段１６は再生基準パルスリセット信号ＲＲＰＲ
で基準パルス高さデータＨＤをＯ／２５５にし、以下、
再生ゲートパルスＲＧＰがはいるごとにｌづつ大きくす
る（第８図（ｄ）参照）。

このようにして、得られた基準パルス高さデータＨＤと
再生基準パルスＲＲＰを対応づけることができ、記録基
準パルスＲＰと再生基準パルスＲＲＰを正確に対応づけ
ることができる。

次にレベル補正手段９において、例えばすべての再生基
準パルスＲＲＰのデータをアドレスとして、相当する基
準パルス高さデータＨＤをメモリに書込んでレベル補正
テーブルを作成し、通常の映像期間では再生Ａ／Ｄ変換
器６の出力データをアドレスとしてレベル補正テーブル
から値を続出すなどのレベル補正動作を行い、記録時に
挿入した基準パルスを除去し、この後、再生Ｄ／Ａ変換
器１０でＤ／Ａ変換すると、レベル補正された再生映像
信号が得られる。

なお、上記実施例では、１個の基準パルスＲＰを垂直ブ
ランキング期間内の１水平走査線期間に基準パルスＲＰ
の小さいものから順に１個ずつ挿入し、１番大きい量子
化レベルの高さの基準パルスが挿入されていることを示
すように記録コントロール信号のデユーティ−比を変え
たものについて説明したが、この例以外にも、パルス高
さの高い基準パルスから１＠に挿入してもよい、また、
第９図の記録映像信号に示すように垂直ブランキング期
間内の１水平期間内に、複数個の基準パルスを順に挿入
するようにしても良い、また、ある−定の規則に基づい
て変化する基準パルス中に、ある量子化レベルの基準パ
ルスが挿入されていることを示すようにコントロール信
号のデユーティ−比を変えるようにしてもよい、また、
ある量子化レベルの基準パルスが挿入されていることを
示すのに、コントロール信号のデユーティ−比を変える
だけでなく、記録電流を変えるなどしても良い。

また、第１Ｏ図の記録映像信号に示すように基準パルス
ＲＰを水平ブランキング期間に挿入して、ｌトラックま
たは１フイールドまたはｌフレーム単位で基準パルスを
順に変化させても良い。

また、上記実施例ではレベル補正方式として、再生基準
パルスのＡ／Ｄ変換データをアドレスとして相当する基
準パルス高さデータをメモリに書込み、通常の映像期間
では再生Ａ／Ｄ変換器６の出力データをアドレスとして
上記メモリから補正された値を読出すという方式を用い
た例について説明したが、例えば再生基準パルスのデー
タと基準パルス高さデータの差を補正データとしてメモ
リに書込み、通常の映像期間では再生Ａ／Ｄ変換器６の
出力データをアドレスとして上記メモリから補正データ
を読出し、再生Ａ／Ｄ変換器６の出力データと加算して
レベル補正する等の方式や、マイクロコンピュータを用
いてソフトウェアでレベル補正データを作成し、レベル
補正データに不連続点が生じた場合にデータを補間する
等の他のレベル補正方式を用いてもよい。

また、上記実施例では、再生時に得られる再生基準パル
スのデータをそのまま用いた例について説明したが、複
数回の再生基準パルスのデータを加算平均、平滑化する
手段、ドロップアウトが発生した場合の再生基準パルス
のデータは使用しない、などの手段を併用することによ
りさらに一層の効果を期待できる。

（発明の効果］ 以上のように、この発明によればある時間幅をモツ基準
パルスを一定の順序でブランキング期間内に挿入し、あ
る特定のレベルの基準パルスが挿入されているブランキ
ング期間を示すようにコントロール信号の形態を変えて
記録するように構成したので、特性補正用データの利用
領域が少なくてずみ、ブランキング期間を有効に活用で
きるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による特性補正装置を示す
ブロック図、第２ないし８図は上記実施例の動作説明図
、第９，１０図はこの発明の他の実施例の動作説明図、
第１１図は信号記録装置におけるチャンネル分割記録方
式を説明するための図、第１２図は従来の特性補正装置
の構成を示すブロック図、第１３．１４．１５図は従来
の特性補正装置の動作説明図である。 ６・・・再生Ａ／Ｄ変換器、７・・・基準パルス選択手
段、９・・・レベル補正手段、１１・・・基準パルス作
成手段、１２・・・基準パルス挿入手段、１３・・・基
準パルスリセット信号発生手段、１４・・・コントロー
ル信号発生手段、１５・・・基準パルスリセット信号選
択手段、１６・・・基準パルス高さデータ作成手段。 なお図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）映像信号を記録、再生する際の信号処理系の特性
   を補正する特性補正装置であって、 記録映像信号の少なくとも黒レベルから白レベルまでに
   相当する複数個の高さの異なる基準パルスを一定の順序
   で発生しうる基準パルス作成手段と、 該基準パルスを前記記録映像信号のブランキング期間内
   に挿入する基準パルス挿入手段と、該基準パルスのうち
   ある特定の基準パルスを挿入する時とそれ以外の時とで
   コントロール信号の形態を変えて記録するコントロール
   信号発生手段と、 再生映像信号から得られる基準パルスと再生コントロー
   ル信号から得られる記録時のある特定の基準パルスを示
   す信号を用いて該再生映像信号をレベル補正するレベル
   補正手段とを備えたことを特徴とする特性補正装置。