JPH036821Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH036821Y2
JPH036821Y2 JP4972885U JP4972885U JPH036821Y2 JP H036821 Y2 JPH036821 Y2 JP H036821Y2 JP 4972885 U JP4972885 U JP 4972885U JP 4972885 U JP4972885 U JP 4972885U JP H036821 Y2 JPH036821 Y2 JP H036821Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radiator
cooling
engine
rotating screen
centrifugal fan
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP4972885U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61166124U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP4972885U priority Critical patent/JPH036821Y2/ja
Publication of JPS61166124U publication Critical patent/JPS61166124U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH036821Y2 publication Critical patent/JPH036821Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は水冷エンジンの冷却装置、特に園芸・
農用に用いられる作業機、例えばガーデントラク
タ等に垂直に(クランク軸が垂直に、本明細にお
いて同じ)搭載される水冷エンジン(本明細書に
おいて、縦型水冷エンジンともいう)の冷却装置
に関する。
(従来技術及び考案が解決しようとする問題点) 従来、園芸・農用作業機のエンジンには、保守
の容易性及び暖気運転の煩わしさの点に鑑み、空
冷エンジンが専ら使用されることが多かつた。
しかし、近年、園芸・農用機械においても騒音
の低減、機関性能の安定性等の点に鑑み、空冷エ
ンジンに換わり水冷エンジンが搭載される傾向に
ある。
かかる場合、園芸・農用としての特質より草、
藁、穀物等の植物の断片あるいは草木の種子等が
飛び交う環境において使用されるためラジエータ
の目詰まり防止がポイントとなる。特に、草苅機
やガーデントラクタのような背の低い小型の作業
機に搭載される場合にあつては、枯れ草、種子等
をより吸い込み易くなるため、ラジエータの目詰
まり防止が特に重要なポイントとなる。
ところで、一般にガーデントラクタのような園
芸・農用の作業機の場合には、作業性の点よりエ
ンジンルームの高さを低くして前方の視界を良く
するため、エンジンを垂直に搭載することが望ま
しい。
しかし、第4図に図示するように、縦型水冷エ
ンジン7のクランク軸に冷却フアン3′を取着し、
その上方にラジエータ6′を水平に配設して冷却
装置を構成した場合には、該ラジエータ6′上面
に上記枯れ草や草木の種子等が堆積し、適性な冷
却を得るためには常にラジエータ上に堆積した該
枯れ草等を掃除する必要があり、またラジエータ
6′を水平に配設する場合には耐振動性を配慮し
てマウントしなければならずマウント手段(図示
せず)が複雑になる欠点がある。
また、第5図に図示するように、ラジエータ
6′をエンジンルーム8前部に配設して、該ラジ
エータ6′後方に電動フアン9を装着して冷却装
置を構成した場合には、別途、全速時、アイドリ
ング時の別によりスピードをコントロールするコ
ントロール手段(図示せず)を新たに付設する必
要がある。従つて、電動フアン自体及びその制御
手段のためコスト高となる。さらに、前方よりの
冷却風で該ラジエータを冷却する場合には、地上
に生えている草、枯れ草等の断片、草木等植物の
種子等で該ラジエータが短時間で目詰まりをおこ
す危惧がある。
本考案は上記現況に鑑み行われたもので、ガー
デントラクタのような園芸・農用作業機に最適な
縦型水冷エンジンの冷却装置を提供することを目
的とする。
(問題を解決するさための手段) 本考案にかかる縦型水冷エンジンの冷却装置
は、垂直に搭載されたエンジン上部のクランク軸
に遠心フアンを取着し、該遠心フアンの周りを冷
却用の空気吸い込み口を有するフアンハウジング
で覆い、その冷却用の空気吸い込み口に回転スク
リーンを設け、該回転スクリーンの下流側で上記
遠心フアンにより冷却風を励起することにより、
上記回転スクリーンから流入した冷却風をスパイ
ラルダクトを介してエンジンルーム前部に配置さ
れたラジエータ後方より導くよう構成したことを
特徴とする。
(作用) しかして、上記構成を有する縦型水冷エンジン
の冷却装置によれば、垂直に搭載されたエンジン
のクランク軸に取着された遠心フアンにより励起
される冷却風は、フアンハウジングに入る前上記
遠心フアン上流で回転スクリーンにより大きな塵
芥が排除されてフアンハウジングからスパイラル
ダクトに流入し、該スパイラルダクトで小さな塵
芥が排除され、殆ど塵芥を含まない冷却風とな
り、エンジンルーム後方から前方に向かつてラジ
エータを通過して冷却(リバースクーリング)す
る。従つて、ラジエータに目詰まりを起こすこと
もなく、且つラジエータも垂直に配設できるため
マウント手段も簡単な構造でよく、そのうえ上記
構成が単に板金加工品である回転スクリーン、フ
アンハウジング、スパイラルダクト等で構成され
ているため経済的にも安価である。さらに、ラジ
エータによつて温度上昇した冷却風は、エンジン
ルーム内に入らずラジエータ前方からエンジンル
ーム外に排出されるため、エンジンルームは常に
冷たい外気で冷却されることとなり冷却効率の点
においても優れる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面を参照しながら説
明する。
第1図は本考案にかかる縦型水冷エンジンの冷
却装置の全体の構成を示す拡大斜視図、第2図は
本考案にかかる縦型水冷エンジンの冷却装置をガ
ーデントラクタに搭載した場合の斜視図である。
まず、第1図に基づいて説明すると、図におい
て、1はエンジンのクランク軸上のフライホイー
ルに形成された遠心フアン、2は遠心フアンの上
部に共に回転するよう取着され側面の周縁に切刃
2bが形成されている回転スクリーン、3は遠心
フアン1を覆うフアンハウジング、4はフアンハ
ウジング3と一体的に形成され外形スパイラル形
状を有するスパイラルダクト、5はスパイラルダ
クト4の一部に形成されている分離部、6はエン
ジン冷却用のラジエータ、7は水冷式縦型のエン
ジンである。
そして、フライホイールに一体に形成された遠
心フアン1はエンジン7のクランク軸7aに取着
され、該遠心フアン1は空気吸い込み口Aたる吸
引用開口部3a及びスパイラルダクト4に連通す
る送風口を除いてフアンハウジング3で囲まれて
いる。また、遠心フアン1上方の上記吸引用開口
部3aに、該吸引用開口部3aの縁部を回転スク
リーン2の側面部分が重なり全体として上方より
覆い被さるような状態で回転スクリーン2が取着
されるとともに、上記フアンハウジング3と連続
するよう下流側に一体的にスパイラルダクト4が
形成され、そのスパイラルダクトの排風口4bの
周壁はエンジンルーム前部に配置されているエン
ジン冷却用のラジエータ6の周側壁6aに接続さ
れている。そして、上記スパイラルダクト4の外
壁4aの一部に開口部を設け塵芥に作用する遠心
力及び流速を利用して塵芥を分離する分離部5が
形成されている。また、上記回転スクリーン2は
吸引用開口部3aに対し回転自在にするため、わ
ずかのクリアランスをもつて覆い被さるような状
態で取着され、該フアンハウジング3はその吸引
用開口部3aがエンジンルーム上部で上方側が大
気に開放した状態で取着されている。一方、エン
ジン冷却用ラジエータは、その一方の表面側即ち
大気側表面は大気に開放した状態で取着されてい
る。即ち、ガーデントラクタに装着される場合に
は、第2図に図示するように、縦型に搭載された
エンジン上方のフアンハウジング3の吸引用開口
部3aがエンジンルーム8の上板開口部8aの下
方に位置するように、またラジエータ6がエンジ
ンルーム前部開口部8bに位置するようにし、上
記フアンハウジング3とラジエータ6をスパイラ
ルダクト4で接続する。
しかして、以上の如く構成される本冷却装置は
塵芥除去に際し以下のように作用する。即ち、エ
ンジン7が始動すれば、該エンジン7のクランク
軸に取着されている遠心フアン1は回転を始め大
気中の空気を吸引用開口部3aから回転スクリー
ン2を通つてフアンハウジング3内に上方より吸
入する。かかる際、大きな塵芥は上記遠心フアン
2に取着されている回転スクリーン2に引つ掛か
りその回転力により接線方向等に飛ばされる。ま
た、枯れ草等の長いものが上記回転スクリーン2
と吸引用開口部3aとのクリアランスより吸い込
まれようとする場合には、該回転スクリーン2の
側面の周縁に形成された切刃2bにより短く切断
され、その一部は空気とともに吸入され、他の一
部は回転スクリーン2の回転力により上記同様に
飛ばされる。そして、上記回転スクリーン2を通
り吸入された空気は遠心フアン1の働きによりフ
アンハウジング3外壁3aに沿つてスパイラルダ
クト4の方に流れる、かかる際冷却風はスパイラ
ル形状に沿つて流れるため、質量を有する塵芥、
例えば上記回転スクリーン2により切断された枯
れ草、あるいは穀物の種子等には大きな遠心力が
作用するためフアンハウジング3あるいはスパイ
ラルダクト4の外側の壁3a,4aに沿つてなが
れ、またタンポポの種子のように質量の小さな浮
漂する塵芥は流速の大きいフアンハウジング3あ
るいはスパイラルダクト4の外壁3a,4aに沿
つて流れるため、その外側の壁に設けられた分離
部5より上記塵芥はスパイラルダクト4外に放出
される。そして、塵芥を含まない冷却風によつて
ラジエータ6はエンジンルーム後方より前方に向
かつて所謂リバースクーリングされることとな
る。即ち、上方より比較的塵芥の少ない冷却風を
吸い込み、リバースクーリングにより後方より前
方にラジエータを冷却するため、より塵芥の少な
い冷却風で冷却することができる。従つて、従来
の水冷エンジンの冷却装置のように、ラジエータ
に目詰まりを起こすことがない。
また、ラジエータにより温度上昇した冷却風
は、エンジンルーム内に排出されずラジエータ前
方からエンジンルーム外に排出され、エンジンル
ーム内は温度の低い別の外気で冷却されるため、
エンジンの冷却効率も向上する。
さらに、遠心フアンをフライホイールを利用し
て一体的に形成されているので、フアンスペース
が究めて小さくてすみ、コスト的にも安価に実施
可能である。
上記実施例では塵芥の分離部5をスパイラルダ
クト4の途中に設けているが、第3図に示す如く
スパイラルダクト4の排風口4bの外壁側にクリ
アランスCを設けることにより形成してもよい。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案は塵芥の大きさ、
質量の違いに着目し、それぞれにあつた複数の除
去手段を設け、且つリバースクーリングを行うこ
とにより、比較的簡単な構造でかつ安価にそれで
いて非常に除去効果の大きい且つ冷却効率にも優
れた冷却装置を提供し、縦型エンジンを具備する
ガーデントラクタ等の小型作業機のエンジンの水
冷化を促進する派生効果の大きなかつ技術的にも
優れた考案である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる縦型水冷エンジンの冷
却装置の全体の構成を示す拡大斜視図、第2図は
本考案にかかる縦型水冷エンジンの冷却装置をガ
ーデントラクタに搭載した場合の斜視図、第3図
は他の実施例を示す斜視図、第4図は従来例を示
すガーデントラクタのエンジンルーム部分の一部
断面を有する側面図、第5図は同様従来例を示す
ガーデントラクタのエンジンルーム部分の一部断
面を有する側面図である。 1……遠心フアン、2……回転スクリーン、3
……フアンハウジング、4……スパイラルダク
ト、5……分離部、6……ラジエータ、7……エ
ンジン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 垂直に搭載されたエンジン上部のクランク軸に
    遠心フアンを取着し、該遠心フアンの周りを冷却
    用の空気吸い込み口を有するフアンハウジングで
    覆い、その冷却用の空気吸い込み口に回転スクリ
    ーンを設け、該回転スクリーンの下流側で上記遠
    心フアンにより冷却風を励起することにより、上
    記回転スクリーンから流入した冷却風をスパイラ
    ルダクトを介してエンジンルーム前部に配置され
    たラジエータに後方より導くよう構成したことを
    特徴とする縦型水冷エンジンの冷却装置。
JP4972885U 1985-04-02 1985-04-02 Expired JPH036821Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4972885U JPH036821Y2 (ja) 1985-04-02 1985-04-02

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4972885U JPH036821Y2 (ja) 1985-04-02 1985-04-02

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61166124U JPS61166124U (ja) 1986-10-15
JPH036821Y2 true JPH036821Y2 (ja) 1991-02-20

Family

ID=30567192

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4972885U Expired JPH036821Y2 (ja) 1985-04-02 1985-04-02

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH036821Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61166124U (ja) 1986-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0160655B2 (ja)
US4407112A (en) Grass mower
US4443236A (en) Self-cleaning screen for the cooling air inlet of an engine enclosure
CA2550602C (en) Rotating filter screen with baffle
US3636684A (en) Engine enclosure for a harvesting machine
US6321830B1 (en) Cooling system for a work machine
US4371047A (en) Agricultural tractor having reverse air flow cooling
US7213667B2 (en) Air intake
JPH07205666A (ja) 農作業車のボンネット
JPH0442493Y2 (ja)
US4590891A (en) Engine cooling system in field machinery
JPH036821Y2 (ja)
US6706084B2 (en) Device for deflecting debris from lawnmower air intake
CN212681969U (zh) 一种截流式吸尘装置
GB2254991A (en) Rotary mowers with grass collection.
JP2000177403A (ja) 建設機械の冷却装置
JPH0423368Y2 (ja)
GB2318967A (en) Lawnmower
AU2006203022A1 (en) Agricultural working vehicle with air scoop for air intake system
JPH0343374Y2 (ja)
JPS6018581Y2 (ja) 空冷内燃機関における防塵装置
JP3425677B2 (ja) 移動農機の防塵装置
JPS62179306A (ja) フロントモ−ア
JPS6018580Y2 (ja) 空冷内燃機関における防塵装置
GB2108062A (en) Air intakes