JPH0367572A - 水溶性カゼインカルシウム組成物 - Google Patents

水溶性カゼインカルシウム組成物

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Publication number
JPH0367572A
JPH0367572A JP20385389A JP20385389A JPH0367572A JP H0367572 A JPH0367572 A JP H0367572A JP 20385389 A JP20385389 A JP 20385389A JP 20385389 A JP20385389 A JP 20385389A JP H0367572 A JPH0367572 A JP H0367572A
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JP
Japan
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water
aspartame
calcium
casein calcium
soluble casein
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Pending
Application number
JP20385389A
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English (en)
Inventor
Shuji Saito
斉藤 修司
Koichi Misawa
孝一 三澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tosoh Corp
Original Assignee
Tosoh Corp
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Publication date
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  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、α−L−アスパルチル−L−フェニルアラニ
ンメチルエステル(以下、アスパルテームと略す。)を
含む水溶性カゼインカルシウム組成物に関するものであ
る。該組成物は水に対する可溶性が優れており、カゼイ
ンの分解及びカルシウム由来の苦みがマスキングされて
おりまたアスパルテームの甘味も爽やかであるので、食
品添加物としての利用範囲が広くなる。
(従来の技術) カゼインは安価でかつ栄養価が高いので、食品としての
利用価値が高い。しかし、その溶解性を向上させたり、
その消化をよくするためにカゼインを加水分解すると苦
みが生じるという問題がある。その苦みを取り除くため
に従来は活性炭処理などを行い、苦味成分を取り除いた
りしているがそれらの処理だけでは不十分であった。そ
のために、カゼイン加水分解物の味の改善方法を見出だ
すことが期待されている。
一方、カルシウムは骨の形成に必要な元素でありそれを
摂取することは大変重要であり、それを塩化カルシウム
などの塩の形としてではなく、蛋白質などに結合させた
形で摂取する方が体に吸収されやすいと考えられている
。しかし、カルシウムを添加すると一般に苦味が生じ食
品添加物として利用しづらくなる。そのため、その味を
改善する方法を見出だすことが期待されている。
また、アスパルテームは単独では水に対する溶解速度が
遅く、特に酸性領域においては極めて遅いが、水に易溶
性の物質、例えばグルコースなど糖、アミノ酸、塩類な
どと混合することによりその溶解速度が向上することが
知られている。
(発明が解決しようとする課題) 本発明の目的は、飲料・食品添加物として優れた水溶性
カルシウムカゼイン組成物を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、上記現状に鑑み鋭意研究した結果、カゼ
インカルシウムにアスパルテームを添加することにより
、カゼインカルシウムの苦みが緩和され、一方でアスパ
ルテームの溶解性も向上することを見出だし本発明を完
成するに至った。
即ち、本発明は、アスパルテームを含むことを特徴とす
る水溶性カゼインカルシウム組成物を提供するものであ
る。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明者らは、以前より水溶性カゼインカルシウムを得
る方法を検討しており、既に特許出願している(昭和6
3年5月13日、昭和63年12月7日)。本発明の原
料となるカゼインカルシウムは、これらの方法で得られ
るものが好ましい。
具体的には、 ■酸カゼイン、カリウムカゼイネート、ナトリウムカゼ
イネートの少なくとも1種をアルカリ水溶液中で加熱処
理した後、酸性物質を添加することによりカゼイン分解
物を沈殿させ、回収し次いで該分解物を水に懸濁させ、
水酸化カルシウムを添加する。
■酸カゼイン、カゼインカルシウム又はそれらのU合物
を懸濁した水溶液に水酸化カルシウムを添加し、加熱処
理した後、中性又は弱アルカリ制領域で活性なプロテア
ーゼを作用させ分解物を回収する。
このようにして得られた水溶性カゼインカルシウムにア
スパルテームを添加するが、この添加方法としては、カ
ルシウムカゼイン水溶液中にアスパルテームを溶解させ
るという方法が考えられる。
このとき添加するアズパルチームの量はとくに制限され
ないが、少ないとカゼインカルシウムの苦みが残り、多
いとアスパルテームの甘味が強くなり過ぎてしまう。
以上のようにして調整した該溶液をスプレードライなど
の方法で乾燥させることにより、水溶性カゼインカルシ
ウム組成物を得ることができる。
(発明の効果) 本発明により得られる水溶性カゼインカルシウム組成物
は、水溶性カゼインカルシウム自体がもっている苦みが
緩和されているので飲料、食品などに利用しやすくなる
。また、アスパルテームを水溶性カゼインカルシウムと
混合することにより、その甘味がまろやかになり、溶解
速度が向上し、更には溶解性も向上すると考えられる。
(実施例) 以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが本発
明はこれに限定されるものではない。
実施例1 酸カゼイン1kgをIOAの水中で懸濁させながら、1
50gの水酸化ナトリウムを加え、70℃で24時間加
熱攪拌した後、液温を室温まで下げて塩酸を加えてpH
を4.5に低下させた。次いで、カゼイン分解物の沈殿
を濾別し、得られた沈殿を水中に分散させ、水酸化カル
シウムを添加して液性をpH7に52整し、カゼインカ
ルシウム溶液を得た。更に、該溶液を濾過した後、スプ
レードライすることによりカゼインカルシウムの粉末5
00gを得た。得られた水溶性カゼインカルシウム10
0gおよびアスパルテーム10gを、水900 mAに
、溶解させた。上記溶液をスプレードライして水溶性カ
ゼインカルシウム組成物を得た。
100m1のイオン交換水及び、100dの0.2%ク
エン酸水溶液のそれぞれiqられたカゼインカルシウム
組成物3gを溶解させた後、その上1ilffiの蛋白
質濃度をビユレット試薬を用いて測定したところイオン
交換水では、23a+g/mi、0.2%クエン酸水溶
液では、22■/−であった。また、味については苦み
はかなり緩和されておリアスパルチーム由来の甘味もか
なりまろやかであった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. α−L−アスパルチル−L−フェニルアラニンメチルエ
    ステルを含むことを特徴とする水溶性カゼインカルシウ
    ム組成物。
JP20385389A 1989-08-08 1989-08-08 水溶性カゼインカルシウム組成物 Pending JPH0367572A (ja)

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