JPH036720Y2 - - Google Patents
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- JPH036720Y2 JPH036720Y2 JP4184986U JP4184986U JPH036720Y2 JP H036720 Y2 JPH036720 Y2 JP H036720Y2 JP 4184986 U JP4184986 U JP 4184986U JP 4184986 U JP4184986 U JP 4184986U JP H036720 Y2 JPH036720 Y2 JP H036720Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tunnel
- wire rope
- shield
- excavator
- contact
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Links
- 238000010276 construction Methods 0.000 claims description 13
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 12
- 230000005641 tunneling Effects 0.000 claims description 12
- 239000004035 construction material Substances 0.000 claims description 11
- 238000009412 basement excavation Methods 0.000 claims description 3
- 241001669679 Eleotris Species 0.000 description 8
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案はシールド掘進機のトンネル構築用資材
運搬用台車のワイヤロープガイド装置に係り、特
にトンネル内でのワイヤロープの横移動を防止す
ることができるシールド掘進機のトンネル構築用
資材運搬用台車のワイヤロープガイド装置に関す
るものである。
運搬用台車のワイヤロープガイド装置に係り、特
にトンネル内でのワイヤロープの横移動を防止す
ることができるシールド掘進機のトンネル構築用
資材運搬用台車のワイヤロープガイド装置に関す
るものである。
[従来の技術]
一般にシールド工法によるトンネルはシールド
掘進機の前部に設けられたカツタで切羽を掘削
し、後部に設けられたシールドジヤツキを伸長さ
せてセグメントを押圧し、その反力によつて地中
を掘進する。そして、掘進機によつて掘削された
トンネルの内壁に沿つて止水及び補強するために
掘進機の後部にはエレクタ部が設けられ、このエ
レクタ部によつて掘進機後方のトンネルの内壁に
はセグメントが張設されていることは周知の如く
である。
掘進機の前部に設けられたカツタで切羽を掘削
し、後部に設けられたシールドジヤツキを伸長さ
せてセグメントを押圧し、その反力によつて地中
を掘進する。そして、掘進機によつて掘削された
トンネルの内壁に沿つて止水及び補強するために
掘進機の後部にはエレクタ部が設けられ、このエ
レクタ部によつて掘進機後方のトンネルの内壁に
はセグメントが張設されていることは周知の如く
である。
このセグメント等のトンネル構築用資材をシー
ルド掘進機の後方へ搬送するためのシールド掘進
機のトンネル構築用資材運搬装置はシールド掘進
機の後部に設けられたウインチによりワイヤロー
プを巻上げることによりワイヤロープの未端に接
続されたトンネル構築用資材運搬用台車を掘進機
後方のトンネル内を往復移動させるものである。
ルド掘進機の後方へ搬送するためのシールド掘進
機のトンネル構築用資材運搬装置はシールド掘進
機の後部に設けられたウインチによりワイヤロー
プを巻上げることによりワイヤロープの未端に接
続されたトンネル構築用資材運搬用台車を掘進機
後方のトンネル内を往復移動させるものである。
[考案が解決しようとする問題点]
ところで、従来のシールド掘進機のトンネル構
築用資材運搬装置にあつては以下の如き問題点が
あつた。
築用資材運搬装置にあつては以下の如き問題点が
あつた。
第3図は水平方向に屈曲したトンネルを示すも
のである。図示するようにシールド掘進機aによ
り水平方向に屈曲したトンネルbを掘削し、その
後方へとセグメント等のトンネル構築用資材cを
搬送するために、シールド掘進機aの後部に設け
られたウインチdによりその末端部がトンネル構
築用資材運搬用台車eに接続されたワイヤロープ
fを巻き上げる際、ワイヤロープfに張力が働い
て直状になるため水平方向に屈曲したトンネルb
の屈曲部側にワイヤロープfが横移動してこれが
トンネルbの内壁に接触してワイヤロープf及び
セグメントが損傷するという問題があつた。
のである。図示するようにシールド掘進機aによ
り水平方向に屈曲したトンネルbを掘削し、その
後方へとセグメント等のトンネル構築用資材cを
搬送するために、シールド掘進機aの後部に設け
られたウインチdによりその末端部がトンネル構
築用資材運搬用台車eに接続されたワイヤロープ
fを巻き上げる際、ワイヤロープfに張力が働い
て直状になるため水平方向に屈曲したトンネルb
の屈曲部側にワイヤロープfが横移動してこれが
トンネルbの内壁に接触してワイヤロープf及び
セグメントが損傷するという問題があつた。
また、トンネルb内でワイヤロープfが横移動
するためトンネルb内を通行する人間に危険が及
ぶという問題があつた。
するためトンネルb内を通行する人間に危険が及
ぶという問題があつた。
これらの問題点を解決すべく第4図に示す如き
工夫が成された。図示するように、トンネルbの
内壁に沿つて張設されたセグメントgの下方には
枕木hが掛け渡されている。この枕木hはトンネ
ルbの長手方向に沿つて敷設されており、この枕
木h上を人間が通行すると共に、枕木h上に設け
られたレールi上を上記トンネル構築用資材運搬
用台車eが走行するように成つている。その工夫
は例えばトンネルbが水平方向左側に屈曲してい
る場合には左側に人間の通行する間隔を隔てて上
記レールiの左側に沿つて所定間隔毎にワイヤロ
ープfを案内するガイドローラユニツトjを設け
るというものであつた。そして、このガイドロー
ラユニツトjはワイヤロープfが枕木hの上面と
直接接触するのを防止すると共に、ワイヤロープ
fの横移動を規制しており、その高さは上記トン
ネル構築用資材運搬用台車eへのワイヤロープf
の取付位置よりもやや高い程度のものであつた。
工夫が成された。図示するように、トンネルbの
内壁に沿つて張設されたセグメントgの下方には
枕木hが掛け渡されている。この枕木hはトンネ
ルbの長手方向に沿つて敷設されており、この枕
木h上を人間が通行すると共に、枕木h上に設け
られたレールi上を上記トンネル構築用資材運搬
用台車eが走行するように成つている。その工夫
は例えばトンネルbが水平方向左側に屈曲してい
る場合には左側に人間の通行する間隔を隔てて上
記レールiの左側に沿つて所定間隔毎にワイヤロ
ープfを案内するガイドローラユニツトjを設け
るというものであつた。そして、このガイドロー
ラユニツトjはワイヤロープfが枕木hの上面と
直接接触するのを防止すると共に、ワイヤロープ
fの横移動を規制しており、その高さは上記トン
ネル構築用資材運搬用台車eへのワイヤロープf
の取付位置よりもやや高い程度のものであつた。
然し乍ら、この工夫にあつては第5図に示す如
くトンネルbが斜上方へ屈曲している場合にはワ
イヤロープfがウインチdの巻上げ張力により直
状になると、トンネルbの天井方向へと上昇し、
上記ガイドローラユニツトjから外れ出て横移動
を起し通行中の人間に危険を及ぼしたり、ワイヤ
ロープfがトンネルbの屈曲部内壁の天井部に接
触し、ワイヤロープf及びセグメントが損傷する
という問題があつた。特に、近年竪抗構築費の低
減を目的として竪抗を浅くし、急勾配で上り、下
りするシールド工法が増加してきている。
くトンネルbが斜上方へ屈曲している場合にはワ
イヤロープfがウインチdの巻上げ張力により直
状になると、トンネルbの天井方向へと上昇し、
上記ガイドローラユニツトjから外れ出て横移動
を起し通行中の人間に危険を及ぼしたり、ワイヤ
ロープfがトンネルbの屈曲部内壁の天井部に接
触し、ワイヤロープf及びセグメントが損傷する
という問題があつた。特に、近年竪抗構築費の低
減を目的として竪抗を浅くし、急勾配で上り、下
りするシールド工法が増加してきている。
上述の如き問題点に鑑みて本考案はシールド掘
進機の掘進方向後方部とその後方のトンネル構築
用資材運搬用台車とを結ぶワイヤロープのトンネ
ル内での横移動を抑制して人間の通行の安全性が
向上できると共に、ワイヤロープ及びセグメント
の損傷が防止できるシールド掘進機のトンネル構
築用資材運搬用台車のワイヤロープガイド装置を
提供することを目的とするものである。
進機の掘進方向後方部とその後方のトンネル構築
用資材運搬用台車とを結ぶワイヤロープのトンネ
ル内での横移動を抑制して人間の通行の安全性が
向上できると共に、ワイヤロープ及びセグメント
の損傷が防止できるシールド掘進機のトンネル構
築用資材運搬用台車のワイヤロープガイド装置を
提供することを目的とするものである。
[問題点を解決するための手段]
シールド掘進機のトンネル構築用資材運搬装置
における問題点を解決するために、本考案はトン
ネル内にその長手方向に所定の間隔毎に、走行す
る台車の走行空間を囲繞し、上記ワイヤロープを
挿通させてワイヤロープがトンネルの内壁に接触
するのを防止する枠体を設け、この枠体にワイヤ
ロープと接触する部分を滑動させて案内するガイ
ドローラを設けたものである。
における問題点を解決するために、本考案はトン
ネル内にその長手方向に所定の間隔毎に、走行す
る台車の走行空間を囲繞し、上記ワイヤロープを
挿通させてワイヤロープがトンネルの内壁に接触
するのを防止する枠体を設け、この枠体にワイヤ
ロープと接触する部分を滑動させて案内するガイ
ドローラを設けたものである。
[作用]
以上の如く構成され、上記枠体が斜上方に屈曲
したトンネル内及び水平方向に屈曲したトンネル
内でのワイヤロープの横移動を抑制し、ワイヤロ
ープがトンネルの内壁に接触することがなく、か
つ、台車及びワイヤロープが走行移動する空間と
人間が通行する空間を隔て、この枠体のワイヤロ
ープと接触する部分に設けられたガイドローラに
よりワイヤロープがスムーズに滑動するよう案内
されるものである。
したトンネル内及び水平方向に屈曲したトンネル
内でのワイヤロープの横移動を抑制し、ワイヤロ
ープがトンネルの内壁に接触することがなく、か
つ、台車及びワイヤロープが走行移動する空間と
人間が通行する空間を隔て、この枠体のワイヤロ
ープと接触する部分に設けられたガイドローラに
よりワイヤロープがスムーズに滑動するよう案内
されるものである。
[実施例]
次に本考案の一実施例を添付図面に従つて詳述
する。
する。
第1図は本考案のシールド掘進機のトンネル構
築用資材運搬用台車のワイヤロープガイド装置を
示すものである。図示するようにワイヤロープガ
イド装置1はトンネル2の内壁に沿つて張設され
たセグメント3の下方に掛け渡された枕木4上に
設けられている。この枕木4はトンネル2の長手
方向に沿つて敷設されている。そして、上記ワイ
ヤロープガイド装置1はトンネル2の長手方向に
沿つて所定の間隔毎に設けられている。特に、ト
ンネル2の屈曲部には間隔を密にして設けられて
いる。また、上記枕木4上の中央部にはレール5
が設けられている。このレール5上をセグメント
3等のトンネル構築用資材を搬送するためのトン
ネル構築用資材運搬用台車(以下台車という)6
がトンネル2の長手方向に沿つて往復移動して走
行するように成つている。この台車6は第2図に
示す如くこれに接続されたワイヤロープ7を掘進
機8の後部に設けられたウインチ9によつて巻上
げることにより移動するように成つている。上記
ワイヤロープガイド装置1にはこのトンネル2内
を走行する台車6の走行空間10を囲繞するよう
に枠体11が備えられている。この枠体11はト
ンネル2の内壁から内方へ所定の間隔Sを隔てて
枕木4上に起立された第1及び第2の支柱12,
13と、上記セグメント3の上方に第1及び第2
の支柱12,13を横断するように掛け渡された
梁部材14とから成つている。この所定の間隔は
人間が通行する空間を維持するものである。これ
ら第1及び第2の支柱12,13と梁部材14と
によつて囲繞された上記台車6の走行空間10に
は上記ワイヤロープ7が挿通されている。この枠
体11のワイヤロープ7と接触する部分にはワイ
ヤロープ7を滑動させて案内するためのガイドロ
ーラ15が設けられている。このガイドローラ1
5は枠体11の上記台車6の走行空間10側に臨
んで枠体11に沿うように配設されている。第1
図にあつては水平方向左側に屈曲したトンネル2
に設けた枠体11にガイドローラ15を配設した
ものである。本実施例にあつてはガイドローラ1
5は台車6の走行空間10に臨んで枕木4と第1
の支柱12と梁部材14とに沿つて設けられてい
る。尚、上記枠体11はトンネル2が水平方向左
側に屈曲している場合には第2の支柱13を、水
平方向右側に屈曲している場合には第1の支柱1
2を除いて構成しても良い。
築用資材運搬用台車のワイヤロープガイド装置を
示すものである。図示するようにワイヤロープガ
イド装置1はトンネル2の内壁に沿つて張設され
たセグメント3の下方に掛け渡された枕木4上に
設けられている。この枕木4はトンネル2の長手
方向に沿つて敷設されている。そして、上記ワイ
ヤロープガイド装置1はトンネル2の長手方向に
沿つて所定の間隔毎に設けられている。特に、ト
ンネル2の屈曲部には間隔を密にして設けられて
いる。また、上記枕木4上の中央部にはレール5
が設けられている。このレール5上をセグメント
3等のトンネル構築用資材を搬送するためのトン
ネル構築用資材運搬用台車(以下台車という)6
がトンネル2の長手方向に沿つて往復移動して走
行するように成つている。この台車6は第2図に
示す如くこれに接続されたワイヤロープ7を掘進
機8の後部に設けられたウインチ9によつて巻上
げることにより移動するように成つている。上記
ワイヤロープガイド装置1にはこのトンネル2内
を走行する台車6の走行空間10を囲繞するよう
に枠体11が備えられている。この枠体11はト
ンネル2の内壁から内方へ所定の間隔Sを隔てて
枕木4上に起立された第1及び第2の支柱12,
13と、上記セグメント3の上方に第1及び第2
の支柱12,13を横断するように掛け渡された
梁部材14とから成つている。この所定の間隔は
人間が通行する空間を維持するものである。これ
ら第1及び第2の支柱12,13と梁部材14と
によつて囲繞された上記台車6の走行空間10に
は上記ワイヤロープ7が挿通されている。この枠
体11のワイヤロープ7と接触する部分にはワイ
ヤロープ7を滑動させて案内するためのガイドロ
ーラ15が設けられている。このガイドローラ1
5は枠体11の上記台車6の走行空間10側に臨
んで枠体11に沿うように配設されている。第1
図にあつては水平方向左側に屈曲したトンネル2
に設けた枠体11にガイドローラ15を配設した
ものである。本実施例にあつてはガイドローラ1
5は台車6の走行空間10に臨んで枕木4と第1
の支柱12と梁部材14とに沿つて設けられてい
る。尚、上記枠体11はトンネル2が水平方向左
側に屈曲している場合には第2の支柱13を、水
平方向右側に屈曲している場合には第1の支柱1
2を除いて構成しても良い。
以上の如く構成されたシールド掘進機のトンネ
ル構築用資材運搬用台車のワイヤロープガイド装
置の作用を述べる。
ル構築用資材運搬用台車のワイヤロープガイド装
置の作用を述べる。
例えば第2図に示す如く、シールド掘進機8に
よりトンネル2が斜上方へ屈曲して掘削される場
合、シールド掘進機8の後方へのセグメント3等
のトンネル構築用資材の搬送は掘進機8の掘進方
向後方部とその後方のセグメント3等のトンネル
構築用資材の載置された台車6とをワイヤロープ
7により結び、このワイヤロープ7を掘進機8の
後部に設けられたウインチ9により巻上げること
によつて上記台車6を掘進機8後方のトンネル2
内を往復移動して走行させることにより成され
る。この斜上方に屈曲したトンネル2内にはその
長手方向に屈曲部を挟んで二箇所にワイヤロープ
ガイド装置1が設けられている。上記ウインチ9
によつてワイヤロープ7を巻上げると、その張力
によりワイヤロープ7がトンネル2の内壁の天井
方向へと上昇しようとするが、上記ワイヤロープ
ガイド装置1に備えられた上記枠体11内にワイ
ヤロープ7が挿通されているため、その梁部材1
4によりその上昇が規制される。そして、この梁
部材14によりトンネル2内壁の天井方向への上
昇が規制されたワイヤロープ7はトンネル2内壁
の天井部と接触することなく、ワイヤロープ7及
びトンネル2内壁に張設されたセグメント3は損
傷することがない。また、この梁部材14の両側
には上記ワイヤロープ7を挾持するように第1及
び第2の支柱12,13が起立して設けられてい
るため、ワイヤロープ7の横移動が抑制されるこ
とに成る。このように第1及び第2の支柱12,
13によりワイヤロープ7の横移動が抑制される
ので第2図に示したような斜上方に屈曲したトン
ネル2だけでなく水平方向に屈曲したトンネル2
においてもワイヤロープ7の横移動は抑制され
る。更に、これら第1及び第2の支柱12,13
より水平方向外方にはワイヤロープ7が横移動し
ないため、第1及び第2の支柱12,13とトン
ネル2の内壁との間に設けられた上記所定の間隔
Sを人間が通行することにより、その安全性が確
保される。
よりトンネル2が斜上方へ屈曲して掘削される場
合、シールド掘進機8の後方へのセグメント3等
のトンネル構築用資材の搬送は掘進機8の掘進方
向後方部とその後方のセグメント3等のトンネル
構築用資材の載置された台車6とをワイヤロープ
7により結び、このワイヤロープ7を掘進機8の
後部に設けられたウインチ9により巻上げること
によつて上記台車6を掘進機8後方のトンネル2
内を往復移動して走行させることにより成され
る。この斜上方に屈曲したトンネル2内にはその
長手方向に屈曲部を挟んで二箇所にワイヤロープ
ガイド装置1が設けられている。上記ウインチ9
によつてワイヤロープ7を巻上げると、その張力
によりワイヤロープ7がトンネル2の内壁の天井
方向へと上昇しようとするが、上記ワイヤロープ
ガイド装置1に備えられた上記枠体11内にワイ
ヤロープ7が挿通されているため、その梁部材1
4によりその上昇が規制される。そして、この梁
部材14によりトンネル2内壁の天井方向への上
昇が規制されたワイヤロープ7はトンネル2内壁
の天井部と接触することなく、ワイヤロープ7及
びトンネル2内壁に張設されたセグメント3は損
傷することがない。また、この梁部材14の両側
には上記ワイヤロープ7を挾持するように第1及
び第2の支柱12,13が起立して設けられてい
るため、ワイヤロープ7の横移動が抑制されるこ
とに成る。このように第1及び第2の支柱12,
13によりワイヤロープ7の横移動が抑制される
ので第2図に示したような斜上方に屈曲したトン
ネル2だけでなく水平方向に屈曲したトンネル2
においてもワイヤロープ7の横移動は抑制され
る。更に、これら第1及び第2の支柱12,13
より水平方向外方にはワイヤロープ7が横移動し
ないため、第1及び第2の支柱12,13とトン
ネル2の内壁との間に設けられた上記所定の間隔
Sを人間が通行することにより、その安全性が確
保される。
また更に、これら第1及び第2の支柱12,1
3と梁部材14とから成る枠体11のワイヤロー
プ7と接触する部分に上記ガイドローラ15が設
けられたのでワイヤロープ7がスムーズに滑動す
るように案内されるものである。
3と梁部材14とから成る枠体11のワイヤロー
プ7と接触する部分に上記ガイドローラ15が設
けられたのでワイヤロープ7がスムーズに滑動す
るように案内されるものである。
[考案の効果]
以上要するに本考案によれば次の如き優れた効
果を発揮する。
果を発揮する。
(1) トンネル内にその長手方向に所定の間隔毎に
枠体が走行する台車の走行空間を囲繞し、ワイ
ヤロープを挿通させて設けられたので、斜上方
に屈曲したトンネル内及び水平方向に屈曲した
トンネル内でのワイヤロープの横移動を抑制
し、ワイヤロープがトンネル内壁に接触するこ
とがなく、ワイヤロープ及びセグメントの損傷
を防止することができる。
枠体が走行する台車の走行空間を囲繞し、ワイ
ヤロープを挿通させて設けられたので、斜上方
に屈曲したトンネル内及び水平方向に屈曲した
トンネル内でのワイヤロープの横移動を抑制
し、ワイヤロープがトンネル内壁に接触するこ
とがなく、ワイヤロープ及びセグメントの損傷
を防止することができる。
(2) 上記枠体のワイヤロープと接触する部分にガ
イドローラが設けられたので、ワイヤロープが
スムーズに滑動するよう案内され、枠体との接
触によつてワイヤロープが損傷することなく、
台車を円滑に走行させることができる。
イドローラが設けられたので、ワイヤロープが
スムーズに滑動するよう案内され、枠体との接
触によつてワイヤロープが損傷することなく、
台車を円滑に走行させることができる。
(3) 上記枠体がトンネル内の横断面を台車及びワ
イヤロープが走行移動する空間と人間が通行す
る空間とを隔てるため、特にトンネルの屈曲部
における安全性が向上できる。
イヤロープが走行移動する空間と人間が通行す
る空間とを隔てるため、特にトンネルの屈曲部
における安全性が向上できる。
第1図は本考案の一実施例を採用したトンネル
の横断面図、第2図は本考案を説明するための斜
上方に屈曲したトンネルの縦断面図、第3図は従
来例を説明するための水平方向に屈曲したトンネ
ルの平断面図、第4図は従来例を採用したトンネ
ルの横断面図、第5図は従来例を説明するための
斜上方に屈曲したトンネルの縦断面図である。 図中、1はワイヤロープガイド装置、2はトン
ネル、6はトンネル構築用資材運搬用台車、7は
ワイヤロープ、8はシールド掘進機、9はウイン
チ、10は走行空間、11は枠体、15はガイド
ローラである。
の横断面図、第2図は本考案を説明するための斜
上方に屈曲したトンネルの縦断面図、第3図は従
来例を説明するための水平方向に屈曲したトンネ
ルの平断面図、第4図は従来例を採用したトンネ
ルの横断面図、第5図は従来例を説明するための
斜上方に屈曲したトンネルの縦断面図である。 図中、1はワイヤロープガイド装置、2はトン
ネル、6はトンネル構築用資材運搬用台車、7は
ワイヤロープ、8はシールド掘進機、9はウイン
チ、10は走行空間、11は枠体、15はガイド
ローラである。
Claims (1)
- シールド掘進機の掘進方向後方部とその後方の
トンネル構築用資材運搬用台車とをワイヤロープ
により結び、該ワイヤロープをウインチにより巻
上げることにより上記台車を掘進機後方のトンネ
ル内を往復移動させるシールド掘進機のトンネル
構築用資材運搬装置において、上記トンネル内に
その長手方向に所定の間隔毎に、走行する台車の
走行空間を囲繞し、上記ワイヤロープを挿通させ
てワイヤロープがトンネル内壁に接触するのを防
止する枠体を設け、該枠体にワイヤロープと接触
する部分を滑動させて案内するガイドローラを設
けたことを特徴とするシールド掘進機のトンネル
構築用資材運搬用台車のワイヤロープガイド装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4184986U JPH036720Y2 (ja) | 1986-03-24 | 1986-03-24 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4184986U JPH036720Y2 (ja) | 1986-03-24 | 1986-03-24 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62154100U JPS62154100U (ja) | 1987-09-30 |
JPH036720Y2 true JPH036720Y2 (ja) | 1991-02-20 |
Family
ID=30857221
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4184986U Expired JPH036720Y2 (ja) | 1986-03-24 | 1986-03-24 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH036720Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-03-24 JP JP4184986U patent/JPH036720Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62154100U (ja) | 1987-09-30 |
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