JPH0367036A - アルコールエンジンの燃料噴射制御装置 - Google Patents

アルコールエンジンの燃料噴射制御装置

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JPH0367036A
JPH0367036A JP20359989A JP20359989A JPH0367036A JP H0367036 A JPH0367036 A JP H0367036A JP 20359989 A JP20359989 A JP 20359989A JP 20359989 A JP20359989 A JP 20359989A JP H0367036 A JPH0367036 A JP H0367036A
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JP
Japan
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fuel
fuel pressure
fuel injection
pulse width
alcohol
Prior art date
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Pending
Application number
JP20359989A
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English (en)
Inventor
Kenji Mochizuki
健次 望月
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Heavy Industries Ltd filed Critical Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication of JPH0367036A publication Critical patent/JPH0367036A/ja
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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分瞥] 本発明は、燃料のアルコール濃度に基づいて燃料圧力を
可変し、安定した燃料噴射を得るアルコールエンジンの
燃料噴射制御装置に関する。
[従来の技術と発明が解決しようとする課題]近年、燃
料事情の悪化、排気清浄化の要請などにより、従来のガ
ソリンに加えて、代替燃料としてのアルコールを同時に
使用可能なシステムが実用化されつつあり、このシステ
ムを搭載した自動車などの車輌(Flexible F
uel Vehicle 、以下、rFFVJと称する
)では、ガソリンは勿論のこと、アルコールとガソリン
との混合燃料、あるいは、アルコールのみで走行が可能
なようになっている。
このFFVのエンジンは、例えば、特開昭58−285
57号公報に開示されているように、アルコールとガソ
リンとの混合燃料中のアルコール11mをアルコールセ
ンサによって検知し、このアルコール11度により燃料
噴射量を補正して理論空燃比に保つように制御されてい
る。
しかしながら、アルコールを用いた場合の理論空燃比は
ガソリンを用いた場合に対して略1/2であり、燃料の
アルコール濃度が高くな、るほど理論空燃比が低下する
。このため、上記FFVの工ンジンにおいては、従来の
ガソリンエンジンと同一のエンジン運転状態では、燃料
のアルコール濃度が100%(ガソリン0%)の場合、
アルコール濃度O%(ガソリン100%〉の場合に対し
て略2倍の燃料噴t)J最が必要となり、インジェクタ
の容量を略2倍にしな番ノればならない。
この場合、例えば、単に従来のインジェクタのノズル径
を拡大して容量を略2倍としただけでは、アルコール濃
度O%(ガソリン100%)の低負荷運転域で、噴射パ
ルス幅、すなわちインジェクタの開弁時間が従来よりも
小さくなり、インジェクタの噴射量がばらつくばかりで
なく燃料の霧化が悪化してエンジンの燃焼が不安定にな
る。
また、従来のガソリンエンジン用のインジェクタを使用
し、噴射パルス幅を略2倍にすると、−般に、燃料噴射
タイミングは気化を促進し燃焼を安定化させるべく、吸
気管内で、かつ、吸気開始前に完了するように設定され
るため、エンジンが高回転且つ高負荷状態のとき、エン
ジン1回転当りの時間が短く噴射開始のタイミングに対
して演算が間に合わず、また、インジェクタを全開とし
ても噴射量が不足する恐れがある。従って、噴射量がば
らついて燃焼悪化が顕著となるばかりでなくエンジンの
出力低下を招く。
すなわち、上記FFVエンジンでは、ガソリン100%
のアイドリンク時における最小給飼凝からアルコール1
00%の最高出力付近における最大噴射量までのインジ
ェクタに対する要求ダイナミックレンジが、従来のガソ
リンエンジンに対して略2倍必要であり、このようなイ
ンジェクタは現実的に開発が困難であるばかりでなく、
特殊な製品となって大幅なコスト上昇を招く。
[発明の目的] 本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、燃料圧力
を最適に制御してインジェクタからの燃料噴射を最適な
状態に保ち、燃焼の安定化を図ることのできるアルコー
ルエンジンの燃料噴射制御装置を提供することを目的と
している。
[課題を解決するための手段及び作用]本発明によるア
ルコールエンジンの燃料噴射制御装置は、燃圧センサか
らの信号に基づき燃料圧力を算出する燃圧算出手段と、
燃料のアルコール濃度とエンジン運転状態パラメータと
に基づいて燃料圧力の制御目標値を設定し、この1i1
1御目標値と上記燃圧算出手段で算出した燃料圧力との
差に7:tづいて燃料圧力を制御する燃圧制御手段と、
上記燃圧算出手段で算出した燃料圧力に基づきインジェ
クタの燃料噴射パルス幅を設定する燃料噴射パルス幅設
定手段とを備えたものである。
づなわち、燃圧算出手段により燃圧センサからの信号に
基づいて燃料圧力が算出され、アルコール濃度とエンジ
ン運転状態パラメータとに基づいて設定した制御目標値
と上記燃料圧力との差に基づいて燃圧制御手段により燃
料圧力が制御され、また、上記燃料圧力に基づき、燃料
噴射パルス幅設定手段によりインジェクタの燃料パルス
幅が設定される。
[発明の実施例] 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は機能ブロック
図、第2図はエンジン制御系の概略図、第3図はクラン
クロータとクランク角センサの正面図、第4図はカムロ
ータとカム角センサの正面図、第5図は燃圧目標値マツ
プの説明図、第6図は燃料噴射タイミングのタイムチャ
ート、第7図は燃料噴射タイミング設定手順を示すフロ
ーチ1?ト、第8図は燃料噴射の割込み処理を示すフロ
ーチtp−ト、釦9図は燃圧制御手順を示リフローチャ
ートである。
(構 成) 図中の符号1はFFV用のアルコールエンジンで、図に
おいては水平対向4気筒型エンジンを示す。このエンジ
ン1のシリンダヘッド2に形成した吸気ボート2aにイ
ンテークマニホルド3が連通され、このインテークマニ
ホルド3の上流側にエアチャンバ4を介してスロットル
チャンバ5が連通され、このスロットルチャンバ5の上
流側に吸気管6を介してエアクリーナ7が取付けられて
いる。
また、上記吸気管6の上記エアクリーナ7の直下流に吸
入空気量センサ(図においては、ホットワイヤ式Jアフ
ローメータ)8が介装され、さらに、上記スロットルチ
ャンバ5に設けられたスロットルバルブ5aにスロット
ル開度センサ9aとスロットルバルブ全開を検出するア
イドルスイッチ9bとが連設されている。
また、上記インテークマニホルド3には吸入管圧力セン
サ19が連設されており、また、各気筒の各吸気ボート
2aの直上流側に、インジェクタ10が配設されている
。さらに、上記シリンダヘッド2の各気筒毎に、その先
端を燃焼室に露呈する点火プラグ17が取付けられてい
る。
また、上記インジェクタ10は燃料供給路11を介して
燃料タンク12に連通されており、この燃料タンク12
には、アルコールのみ、またはアルコールとガソリンと
の混合燃料、あるいは、ガソリンのみの、ユーザの燃料
補給の際の事情によりアルコール濃度A(%〉の異なる
燃料が貯溜されている。
上記燃料供給路11には、上記燃料タンク12側から燃
料ポンプ13、アルコール濃度センサ14、燃料圧力(
燃圧)センサ15が介装されており、さらに、リターン
通路16に燃圧可変プレッシャレギュレータ18が介装
されている。
上記可変燃圧プレッシャレギュレータ18は、例えば、
レギュレータ本体18a1励磁コイル18b、可動バル
ブ18Gからなるリニアソレノイドバルブにより構成さ
れ、図中−点鎖線で示すように、上記燃圧可変プレッシ
ャレギュレータ18からのリターン燃料は上記燃料タン
ク12に戻される。
また、上記エンジン本体1のクランクシャフト1bには
クランクロータ21が軸着され、このクランクロータ2
1の外周にクランク角を検出するための電磁ピックアッ
プなどからなるクランク角センサ22が対設されている
。さらに、上記クランクシャフト1bに対して1/2回
転するカムシャフト1Cにカムロータ23が軸着され、
このカムロータ23の外周にカム角センサ24が対設さ
れいる。
第3図に示すように、上記クランクロータ21の外周に
突起21a、21b、21cが形成されている。この各
突起21a、21b、21cが各気筒の圧縮上死点前(
BTDC)θ1.θ2.θ3の位置に形成されており、
突起21aが点火時1す1設定の際の基準クランク角を
示し、突起21a。
21b間の通過時間から角速度ωを算出し、また、突起
21Gが固定点火時期、及び、燃料噴射終了クランク角
θANを設定する際の基準クランク角をボす。
また、第4図に示すように、上記カムロータ23の外周
に、気筒判別用突起23a、23b、23Cが形成され
ている。突起23aが#3. #4気筒の圧縮上死点後
(ATDC)04の位置に形成され、また、突起23b
が3個の突起で構成され、その最初の突起が#1気筒の
圧縮上死点後(ATDC)θ5の位置に形成され、さら
に、突起23cが2個の突起で構成され、その最初の突
起が#2気筒の圧縮上死点後(ATDC)θ6の位置に
形成されている。
尚、図の実施例では、θ1=97°、θ2=65°、θ
3−10”  θ4=20”、θ5=56θ6=20’
であり、第6図のタイムチャートに示づように、例えば
、上記カム角センサ24が05 (突起23b〉のカム
パルスを検出した場合、その後にクランク角センサ22
で検出するクランクパルスが#3気筒のクランク角を示
す信号であることが判別できる。
また、上記θ5のカムパルスの後にθ4 (突起23a
)のカムパルスを検出した場合、その後のクランク角セ
ンサ22で検出するクランクパルスが#2気筒のクラン
ク角を示すものであることが判別できる。同様に06 
(突起23C)のカムパルスを検出した後のクランクパ
ルスが#4気筒のクランク角を示すものであり、また、
上記θ6のカムパルスの後にθ4 (突起23a〉のカ
ムパルスを検出した場合、その後に検出するクランクパ
ルスが#1気筒のクランク角を示すものであることが判
別できる。
さらに、上記カム角センサ24でカムパルスを検出した
後に、上記クランク角センサ22で検出するクランクパ
ルスが該当気筒の基準クランク角(θ1)を示すもので
あることが判別できる。
また、上記インテークマニホールド3に形成されたライ
ザをなす冷却水通路(図示せず)に冷却水温センサ25
が臨まされ、上記シリンダヘッド2の排気ボート2bに
連通ずる排気管26には、02センサ27が臨まされて
いる。なお、符号28は触媒コンバータである。
(制御装置の回路構成〉 一方、符号31はυ1111装置で、この1ilI!i
o装置31のCPU (中央演算処理装置)32.RO
M33、RAM34、および、I10インターフェース
35がパスライン36を介して互いに接続されており、
このI10インターフェース35の入力ボートに上記各
センサ8.9a、14.15.22゜24.25.27
、及び、アイドルスイッチ9bが接続されている。
また、上記I10インターフェース35の出力ボートに
は、上記点火プラグ17がイグナイタ29を介して接続
されているとともに、駆動回路37を介して上記インジ
ェクタ10.燃料ポンプ13、燃圧可変レギュレータ1
8が接続されている。
上記ROM33にはflrlJ御プログラム、及び、後
述する燃圧目標値マツプMPF 、固定噴射終了クラン
ク角度θAHなどの固定データが記憶されており、また
、上記RAM34には、データ処理した後の上記各セン
サの出力信号及び上記CPU32で演篩処理したデータ
が格納されている。
また、上記CPLI32では上記ROM33に記憶され
ている制御プログラムに従い、上記RAM34に格納さ
れた各種データに基づき、インジェクタ10を駆動する
パルス幅、点火プラグ17の点火時用、及び、可変燃圧
レギュレータ18を駆動づるデユーティ比などを演算す
る。
(制御装置の機能構成) 第1図に示すように、上記制t11装圓31の燃料噴射
(空燃比〉制御にかかわる機能は、気筒判別手段41、
クランクパルス判別手段42、角速度算出手段43、エ
ンジン回転数算出手段44、吸入空気量算出手段45、
基本燃料噴射パルス幅設定手段46、各種増量分補正係
数設定手段47、空燃比フィードバック補正係数設定手
段48、アルコール温度算出手段49、アルコール分補
正係数設定手段50、燃圧算出手段51、燃料噴射パル
ス幅設定手段52、燃料噴射終了時期算出手段53、燃
料噴射開始時期算出手段54、タイマ手段55、インジ
ェクタ選択・駆動手段56、吸入管圧力算出手段57、
燃圧111111手段58から構成されている。
さらに、上記燃圧制御手段58は、燃圧目標値設定手段
58a1燃圧目標値マツプMPF、偏差Il算出手段5
8b1デユーティ比補正係数設定手段58C1デユーテ
ィ比設定手段58d1デユーティ信号生成手段58eか
ら構成されている。
気筒判別手段41では、カム角センサ24のカムロータ
23の突起23a〜23cを検出するカムパルスに基づ
き、その後のクランク角センサ22で検出するクランク
パルスがいずれの気筒のクランク角を示すものであるか
を判別する。
クランクパルス判別手段42では、上記カム角センサ2
4から出力されるカムパルスの後に上記クランク角セン
サ22から出力されるクランクパルスが、いずれの突起
21a〜21cであるかを判別する。
角速度算出手段43では、上記クランクパルス判別手段
42にて判別したθ1 (突起21a)とθ2 (突起
21b)とを検出するクランクパルス間の経過時間tを
計測し、この経過時間tと(θ1−02)の挟み角から
角速度ωを算出する(ω−d(θ1−θ2)/dt)。
エンジン回転数算出手段44では、上記角速度算出手段
43で搾出した角速度ωにすづいてエンジン回転数Nを
算出する(N=60Xω/2π)。
吸入空気量算出手段45では、吸入空気量センサ8の出
力信号から吸入空気ff1Qを算出する。
基本燃料噴射パルス幅設定手段46では、上記エンジン
回転数算出手段44で算出したエンジン回転数Nと、上
記吸入空気、MR出手段45で鋒出した吸入空気bl 
Qとに基づいて、予めROM33に記憶された基準燃圧
pFO(例えば250KPa)下のインジェクタ10の
噴射量特性から、演算(Tp=KxQ/N  K:理論
空燃比、インジェクタ特性、気筒数などによる定数の逆
数)により、あるいは、エンジン回転数Nと吸入空気f
f1Qとをパラメータとするマツプ検索により、上記イ
ンジェクタ10の基本量弁時間、すなわち基本燃料噴射
パルス輻Tpを設定する。
尚、ここにおいて、上記基本燃料噴射パルス幅Tpは、
燃料のアルコール濃度Aが0%(ガソリン100%)に
おけるものとする。
各種増量分補正係数設定手段47では、スロットル開度
センサ9aのスロットル開度(θ)信号、アイドルスイ
ッチ9bのON、OFF信号、冷却水温センサ25の冷
却水温(Tw )信号を読込み、加減速補正、全開増量
補正、アイドル後増量補正、冷却水温補正などに係わる
各種増量分補正係数C0EF@設定する。
空燃比フィードバック補正係数設定手段48では、02
センサ27の出力電圧を読込み、この02センサ27の
出力電圧と予め設定したスライスレベルとを比較し、比
例積分制御により空燃比フィードバック補正係数αを設
定づる。
尚、上記02センサ27が不活性のときには、上記空燃
比フィードバック補正係数αをα=1,0に固定し、空
燃比フィードバック制御を中止する。
アルコール濃度算出手段49では、アルコール濃度セン
サ14の出力信号を読込みインジェクタ10へ供給する
燃料のアルコール100%を算出する。
アルコール分補正係数設定手段50では、上記アルコー
ル濃度算出手段49で算出したアルコール濃度Aに対応
して、アルコール濃度Aの相違による理論空燃比のずれ
を補正するためのアルコール分捕正係数KALを設定す
る。
すなわち、理論空燃比は、−例として、燃料がガソリン
100%の場合14.9であり、アルコール(メタノー
ル)100%の場合6.45(エタノールの場合には9
.01)である。従って、燃料のアルコール濃度Aが高
くなるほど理論空燃比が低下し、同じエンジン運転状態
下においては、燃料噴射量を多くする必要がある。
本実施例においては上記基本燃料噴射パルス幅Toを前
述のようにアルコールII!mA = 0%として設定
しているので、上記アルコール分補正係数に八[をアル
コール とし、アルコール濃度Aが上昇づるほど連続的に上昇す
るアルコール濃度への関数から求め(KAL=f(八)
)、このアルコール分捕正係数KALによってアルコー
ル濃度Aによる理論空燃比のずれを補正する。
この場合、上記アルコール分捕正係数KALは、例えば
ガソリン100%の場合の理論空燃比を14、9とする
と、アルコール(メタノール)100%の場合の理論空
燃比を6.45としてK AL= 2、3(エタノール
の場合にはに^L=1.7)となり、同−運転状態下で
は、アルコール100%の場合の燃料晴朗量は、ガソリ
ン100%の場合の燃料噴用量の略2倍となる。
燃圧算出手段51では、燃圧センサ15の出力信号から
インジェクタ10の燃圧PFを算出する。
燃料噴射パルス幅設定手段52では、上記基本燃料噴射
パルス幅設定手段46で設定した基本燃料給飼パルス幅
Tpを、上記各種増量分補正係数設定手段47で設定し
た各種増量分補正係数COEF、及び、上記アルコール
分捕正係数設定手段50で設定したアルコール分捕正係
数KALで空燃比補正するとともに、上記空燃比フィー
ドバック補正係数設定手段48で設定した空燃比フィー
ドバック補正係数αでフィードバック補正し、さらに、
上記燃圧算出手段51で算出した燃圧PFで補正する。
基本的にインジェクタ10などのノズルから噴射される
燃料噴射ら1は、燃圧P「の1/2乗に比例するが、燃
圧PFによる上記インジェクタ10の応答性の変化など
を考慮して、予め設定した関数f (Pr)により、上
記インジェクタ10の実際の開弁時間、すなわち燃料噴
射パルス幅Ti8設定する(Ti =Tp xC(lE
FxαxK^L/ f (PF))。
すなわち、同一運転状態では、基準燃圧PFOに対し上
記燃圧算出手段51で算出した現在の燃圧PFが高いほ
ど上記燃料噴射パルス幅T1は小さく設定され、PF−
PFOのときは、f (PF)−1,0である。
燃料噴射終了時期算出手段53では、ROM33に予め
固定データとして記憶されている固定噴射終了クランク
角度θANを読出し、この固定噴射終了クランク角度θ
^Nと上記角速度算出手段43で算出した角速度ωとか
ら噴射終了時期T ENDを算出する( T END−
θ^N/ω〉。
燃料噴射開始時期算出手段54では、上記燃料噴射終了
時期算出手段53で算出した噴射終了時m T END
から上記燃料噴射パルス幅設定手段52で設定した燃料
噴射パルス幅T+を減算し、燃料噴射開始時期TING
を算出する(TING −TEND−T+ )。
タイマ手段55では、上記燃料噴射開始時期算出手段5
4で算出した燃料噴射開始時期TTNGをセットし、上
記クランクパルス判別手段42で判別したθ3 (突起
21C〉を検出するクランクパルスをトリガとして、計
時を開始する。
インジェクタ選択・駆動手段56では、上記タイマ手段
55からの計時終了を示すトリガパルスを受けて、上記
気筒判別手段41で判別した該当気筒のインジェクタ1
0へ、上記燃料噴射パルス幅設定手段52で設定した燃
料噴射パルス幅Tiの駆動信号を出力する。
一方、吸入管圧力算出手段57では、吸入管圧力センサ
19の信号から吸入管圧力Pを詐出し、燃圧制御手段5
8の、燃圧目標値設定手段58aでは、上記エンジン回
転数算出手段44で算出したエンジン回転数N1及び、
上記吸入管圧力算出手段57で算出した吸入管圧力Pな
どのエンジン負荷によるエンジン運転状態パラメータと
、上記アルコール濃度算出手段49で算出したアルコー
ル濃度Aとに基づいて燃圧の制御目標値を設定する。
この制御目標値は、第5図に示すように、アルコールm
度へ1吸入管圧力P1及び、エンジン回転数Nで形成さ
れる燃圧目標値マツプMPFの格子の各アドレスに、予
め実験などにより求めた最通燃圧データが燃圧目標値P
Oとしてストアされており、上記燃圧目標値設定手段5
8aでは、上記燃圧目標値マツプMPFを検索し、アル
コール濃度Aが高いほど、吸入管圧力Pが高いほど(エ
ンジン負荷が大きいほど)、また、エンジン回転数Nが
高いほど、上記燃圧目標値POを大きく設定する。
偏差量算出手段58bでは、上記燃圧目標値設定手段5
8aで設定した燃圧目標値POから上記燃圧算出手段5
1で算出した燃圧PFを減粋して、I差量ΔPを算出す
る(ΔP=PO−PF )。
デユーティ比補正係数設定手段58Gでは、上記偏差量
算出手段58bで算出した偏差量ΔPの関数チ(ΔP)
からデユーティ比補正係数KOを設定する。
すなわち、上記偏差量ΔPがΔP=0のとき、デユーテ
ィ比補正係数KOはKO−1,0であり、上記偏差量Δ
Pがマイナス側のとき(燃圧PFが燃圧目標値POより
大きいとき) 、KO>1.0であり、一方、上記偏差
量ΔPがプラス側のとき(燃圧PFが燃圧目標値POよ
り小さいとき)、KO<1.0である。
デユーティ比設定手段58dでは、上記デユティ比補正
係数設定手段580′c−0出したデユティ比補正係数
KOからデユーティ比DUを設定する。
デユーティ信号生成手段58eでは、上記デユーティ比
設定手段58dで設定したデユーティ比[)Uから駆動
パルス信号を生成し、燃圧可変プレッシャレギュレータ
18の励磁コイル18bへ出力する。
上記燃圧可変プレッシャレギュレータ18の励磁コイル
18bヘデユーテイ信号が入力されると、可動パルプ1
8cの位置が可変され、バルブリーク量、すなわち、燃
料リターン量が制御されて燃圧PFが上記燃圧目標gn
POとなるよう制御される。
(動 作〉 次に、上記構成による実施例の動作を第7図〜第9図の
フローチャートに基づいて説明する。
(燃料噴射タイミング設定) 第7図は燃料噴射タイミングの設定手順を示すフローチ
ャートであり、まず、ステップ5101で、クランク角
センサ22、カム角センサ24から、それぞれクランク
パルス、カムパルスを読込み、ステップ5102へ進ん
で気筒判別を行う。
その後、ステップ5103で、上記カムパルスの割込み
からクランクパルスを判別し、ステップ5104で、θ
1.θ2のクランクパルスを検出する間の時間から角速
度ωを算出する(ω=d(θ1−θ2)/dt)。
次いで、ステップ5105で、上記ステップ5104で
算出した角速度ωからエンジン回転数Nを算出する(N
=(60/2π)×ω)。
その後、ステップ8106で、吸入空気量センサ8の出
力信号から吸入空気WIQを算出し、ステップ5107
で、上記ステップ5105で算出したエンジン回転数N
1上記ステップ8106で算出した吸入空気量Qに基づ
き、基本燃料噴射パルス幅Tpを設定しくTp =Kx
Q/N  K :理論空燃比、インジェクタ特性、気筒
数などによる定数の逆数〉、ステップ8108へ進む。
ステップ8108では、冷却水In 、スロットル開度
θ、アイドルスイッチ出力を読込み、ステップ5109
で、上記ステップ8108で読込んだ情報に基づき、冷
却水温補正、加減速補正、全開増量補正、アイドル後増
量補正などに係わる各種増量分補正係数C0FFを設定
する。
その後、ステップ5110へ進み、02センサ27の出
力信号に基づき空燃比フィードバック補正係数αを設定
し、また、ステップ5111で、アルコル濃度センサ1
4の出力信号に基づきアルコール濃度へを算出し、ステ
ップ5112へ進む。
ステップ5112では、上記ステップ5111で締出し
たアルコール濃度Aに基づきアルコール分捕正係数KA
Lを設定し、ステップ5113へ進んで、燃圧センサ1
5の信号から現在の燃圧PFを読込む。
次に、ステップ5114で、上記ステップ5107で設
定した基本燃料噴射パルス幅Tp1上記ステップ510
9で設定した各種増量分補正係数C0FF、上記ステッ
プ5110で設定した空燃比フィードバック補正係数α
、上記ステップ5112で設定したアルコール分捕正係
数K AL、及び、上記ステップ5113で読込んだ燃
圧PFの関数f (PF)に基づき、燃料噴射パルス幅
Tiを設定する(Ti =Tp xCOEFxαxK 
AL/ f (PF))。
そして、ステップ5115へ進み、ROM33の所定ア
ドレスから固定噴射終了クランク角度θANを読出し、
ステップ8116で、この固定噴射終了クランク角度θ
ANを上記ステップ5104で算出した角速度ωで除算
して燃料噴射終了時期T ENDを算出して(TEND
=θ^N/ω〉ステップ5117へ進む。
ステップ5117へ進むと、上記ステップ8116で算
出した燃料噴射終了時期T ENDから上記ステップ5
114で設定した燃料噴射パルス幅Tiを減算して燃料
噴射開始時期T INGを算出する(TING−TEN
D−Ti)。
そして、ステップ8118で、上記ステップ5117で
算出した燃料噴射開始時朋T rNGをタイマ手段55
にセットしルーチンを終了する。
(燃料噴射) 第8図は、θ3 (実施例においてはBTDCloo〉
を検出するクランクパルスによって起動される燃料噴射
の割込み処理を示すルーチンであり、ステップ5151
で、上述の燃料噴射タイミング設定の割込みルーチンで
セットされたタイマ手段55が、θ3パルスによってト
リガされ、計時を開始する。
そして、燃料噴射開始時期T INGに達すると、ステ
ップ5152で、上述の燃料噴射タイミング設定の割込
みルーチンで設定された燃料噴射パルス幅Tiの駆動信
号が対応気筒のインジェクタ10へ出力され、燃料が噴
射される。
(燃圧制御手順〉 一方、第9図に示す燃圧i!+制御のルーチンでは、ス
テップ5201で、アルコール濃度A1エンジン回転数
N、吸入管圧力Pを算出し、ステップ5202で、上記
ステップ5201で算出したアルコール濃度A1エンジ
ン回転数N1吸入管圧力Pをパラメータとして燃圧目標
値マツプMPFを検索し、燃圧目標値POを設定する。
次いで、ステップ5203へ進み、燃圧センサ15の信
号から現在の燃圧PFを読込み、ステップ5204で、
上記ステップ5202で設定した燃圧目標値POに対す
る燃圧PFの偏差量ΔPを算出しくΔP=PO−PF 
) 、ステップ5205へ進む。
ステップ5205では、上記ステップ5204で算出し
た偏差量ΔPから、デユーティ比補正係数KOを設定し
くKO=f(PF)) 、ステップ8206で、前回の
ルーチンで設定されたデユーティ比[)Uを上記ステッ
プ5205で設定したデユーティ比補正係数KDで補正
して新たなデユーティ比[)Uを設定する(DU 4−
DIJ XKD )。
尚、ルーチンが初回のときには、上記デユーティ比Du
を、初期値(例えば燃圧目標値POが基準燃圧PFOと
なるデユーティ比)にイニシャライズセットする。
そして、ステップ3207へ進み、上記ステップ520
6で設定したデユーティ比Duの駆動信号を燃圧可変プ
レッシャレギュレータ18の励磁コイル18bに出力し
てルーチンを終了する。
これにより、第6図に示すように、エンジン運転状態が
同一の場合、アルコールQ度A=0%(ガソリン100
%〉の場合に対して燃料噴射パルス幅Tiが略2倍とな
るアルコール濃度A=100%〈ガン9フ0 タ10の燃料噴射パルス幅Tiが、従来、図の一点鎖線
で示すように略2倍となり、小官5+のインジェクタで
はエンジン高回転域での回転周期に対して燃料噴射パル
ス幅Tiが異常に長くなり、また、大容量のインジェク
タでは低負荷域での燃料噴射パルス幅Tiが短くなって
、共に燃料噴射が不安定になる。
本発明においては、アルコールm度Aと、エンジン回転
数N及び吸入管圧力P(エンジン負vJ)などのエンジ
ン運転状態パラメータとから燃圧PFが最適に制御され
、同一運転状態下では上記インジェクタ10の燃料噴射
パルス幅T1をアルコール濃度へによらず略一定とする
ことができ、通常のガソリンエンジン用のインジェクタ
を使用しても、必要最小燃料給飼岳から必要最大燃料給
飼星まで常に安定した燃料噴射とすることができ、ダイ
ノーミックレンジを大幅に拡大することができる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、燃圧セン1すから
の信号に基づき燃料圧力を算出する燃圧算出手段と、燃
料のアルコールa度とエンジン運転状態パラメータとに
基づいて燃料圧力の制御目標値を設定し、この制御目標
値と上記燃圧算出手段で0出した燃料圧力との差に旦づ
いて燃料圧力を制御する燃圧制御手段と、上記燃圧算出
手段で算出した燃料圧力に基づきインジェクタの燃料噴
射パルス幅を設定する燃料噴射パルス幅設定手段とを備
えたため、燃圧が常に最適の状態に制!2Ilされて特
別なアルコールエンジン用のインジェクタを使用上ずに
必要燃料噴tAFf!を満足することができるばかりで
なく、最小燃料噴射量においても安定した燃料噴射とす
ることができ、ダイナミックレンジを拡大することがで
きる。
従って、エンジンの安定性、排気ガス浄化性能の向上を
図ることがでさるとともにコスト低減を図ることができ
るなど侵れた効果が秦される。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は機能ブロック
図、第2図【、、lエンジン制御2II系の概略図、第
3図はクランクロータとクランク角ヒンリの正面図、第
4図はカムロータとカム角センサの正面図、第5図は燃
圧目標値マツプの説明図、第6図は燃料噴射タイミング
のタイムヂャ〜ト、第7図は燃料噴射タイミング設定手
順を示すフローヂャート、第8図は燃料噴射の割込み処
理を示すノ[1チヤート、第9図は燃圧制御手順を示す
フロヂjz−トである。 10・・・インジェクタ 15・・・燃圧センサ 51・・・燃圧算出手段 52・・・燃料噴射パルス幅設定手段 58・・・燃圧制御手段 A・・・アルコールQ度 N、P・・・エンジン運転状態パラメータPF・・・燃
料圧力 PO・・・燃圧目標値(制御目標値) Ti・・・燃料噴射パルス幅

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 燃圧センサからの信号に基づき燃料圧力を算出する燃圧
    算出手段と、 燃料のアルコール濃度とエンジン運転状態パラメータと
    に基づいて燃料圧力の制御目標値を設定し、この制御目
    標値と上記燃圧算出手段で算出した燃料圧力との差に基
    づいて燃料圧力を制御する燃圧制御手段と、 上記燃圧算出手段で算出した燃料圧力に基づきインジェ
    クタの燃料噴射パルス幅を設定する燃料噴射パルス幅設
    定手段とを備えたことを特徴とするアルコールエンジン
    の燃料噴射制御装置。
JP20359989A 1989-08-04 1989-08-04 アルコールエンジンの燃料噴射制御装置 Pending JPH0367036A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010521616A (ja) * 2007-03-13 2010-06-24 リカード インコーポレイテッド フレキシブル燃料パワートレインの最適化
JP2014227982A (ja) * 2013-05-27 2014-12-08 マツダ株式会社 火花点火式エンジンの制御装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010521616A (ja) * 2007-03-13 2010-06-24 リカード インコーポレイテッド フレキシブル燃料パワートレインの最適化
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