JPH0366879A - 石碑 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、肖像写真あるいは絵、家紋、文字などの表示
内容を表示する表示体が取り付けられた石碑に関する。

（従来の技術） 墓石、墓誌などの砂面に、肖像写真などの表示内容を表
示する表示体を取り付けた石碑について本発明者は先に
出願した（特願昭６３−２３６９７７号、特願平１−７
４４４６号）。これらの石碑は、肖像写真、絵、文字等
の表示内容をプラスチックシートの表示シートに印刷し
、この表示内容が印刷された表示シートを透明な表面保
護板と裏面保護板との間に挟着し、この表示体を砂面の
凹部内に取り付けたものである。

なお１表示した肖像写真などが外光にさらされて褪色し
たりしないように、表面保護板としては偏光フィルタの
ように外光を一部遮断する透明体が好適に用いられ１表
面保護板と裏面保護板との接着剤には紫外線硬化用の接
着剤を用いること、表面保護板のプラスチックシートと
の接着面側下面には紫外線カツト用のコーティングを施
すこと、表面保護板と裏面保護板との接合体の周側面お
よび裏面には外気遮断と防水のために保護用の塗料を塗
布すること等がなされている。

（発明が解決しようとする課題） 上記の表示体はプラスチックシートに肖像写真等を印刷
したり、外光をカットしたり、紫外線硬化用の接着剤等
を用いることによって表示内容が変化しないようにして
いるものであるが、表示体を製造する際に、プラスチッ
クシートを中間に介在させ、接着剤によって表面保護板
と裏面保護板によって挟着しているため、その貼り合わ
せがむずかしいという問題点がある。とくに、接着剤を
塗布して貼り合わせる場合、プラスチックシートが異質
材であることから接着剤が固化する際にプラスチックシ
ートが収縮してしまうような場合が生じた。

そこで、本発明は上記問題点をＭ？ｌ’ｆすべくなされ
たものであり、その目的とするところは、雨風等の外部
環境変化に対して十分な耐久性を有すると共に、褪色等
の品質の劣化をおこさず、製造も容易な表示体を取り付
けた石碑を提供するにある。

（課題を解決するための手段） 本発明は上記目的を達成するため次の構成をそなえる。

すなわち、墓石、墓誌等の石材に、肖像写真、絵、家紋
、文字等の所要の表示内容を表示した表示体が取り付け
られた石碑において、前記表示体に設けられる肖像写真
、絵、家紋、文字等の所要の表示内容が、ガラス板等の
表示体自体に印刷されて設けられたことを特徴とする。

また、前記表示体が該表示体の周側面および裏面を収容
する皿状の保護容器内に収納されたことを特徴とする。

（作用） 表示体を構成するガラス板等の表示体本体に印刷によっ
て肖像写真、文字等の表示内容を設けることにより、表
示内容の褪色等の劣化が防止でき耐久性が向上する。ま
た、保護容器内に表示体を収納することによって、表示
体の保護が完全になり石碑取り付けが容易になる。

（実施例） 以下本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に
説明する。

第１図は、本発明に係る石碑に用いる表示体の一実施例
を示す斜視図、第２図はその断面図である。

図で１０は平面形状が楕円形をなす透明なガラス板から
なる表面保護板であり、表面保護板１０の下面には接着
剤印刷層１１を介してガラス板からなる印刷用基板１２
が接合される。

１４は表面保護板１０と印刷用基板↓２との接合体を収
容する保護容器で、ステンレス等の耐蝕性素材を用いて
接合体と同形の皿状の四部が形成されると共に、凹部外
周縁には細いフランジ１６が周設される。表面保護抜工
Ｏと印刷ｍ基板１２との外周側面および印刷用基板１２
の下面には外気を遮断し、防水するための保護塗料１８
を塗布し、接合体の外周囲を密封して保護容器１４内に
収納している。

第１図のように、表面保護板１０はその周縁部が保護容
器１４によって保護されていることにより、取り扱い時
に表面保護板１０が欠けたりして破損することが防止で
き、石碑へ取り付ける際にもフランジ１６を設けること
によって取り付けやすくしている。

また、前記保護塗料１８は保護容器１４と表面保護板１
０、印刷用基板１２との熱膨張率が若干具なることによ
って生じる応力を緩和する緩衝材としての効果も有する
。

第３図は上述した接着剤印刷層を拡大して示す断面図で
ある。

同図で２０は印刷用基板１２の表面に設ける下地印刷層
、２２は肖像写真等の表示内容を印刷した印刷層である
。

下地印刷層２０は肖像写真等を印刷した際に、表示内容
が鮮明に印刷できるようにするためのもので、実施例で
は、白色の印刷インキを用いて印刷用基板１２の表面全
体に均一に下地印刷ＷＪ２０を形成した。この下地印刷
層２０は印刷用基体１２が透明体のときに裏面側から光
が反射すると像が見にくくなることを防止する作用も備
える。したがって、下地印刷５２０には不透明インキを
用いるのがよい。

下地印刷Ｊ’Ｍ２０を形成した後、下地印刷Ｋｉｊ２０
に肖像写真、絵、家紋、文字等の所要の表示内容を印刷
する。

下地印刷Ｊｉ２０は印刷用基板１２にじかに印刷し、印
刷層２２は下地印刷ｑ２０の上に印刷するが、いずれも
オフセット印刷の方法によって容易に印刷できる。肖像
写真、絵、文字等の表示内容は下地印刷Ｊｆｆ１２０に
印刷することによってきわめて鮮明に印刷することがで
きた。なお、褪色を防止するため下地印刷ＷＪ２０およ
び印刷層２２には紫外線用インキを用いるのがよい。

第３図で表面保護板１０の上記印刷層２０に接着される
下面には紫外線をカッＩ・するためのコーティング層２
４を設ける。

印刷層２２を形成した後、紫外線硬化用の接着剤を用い
て表面保護板１０と印刷用基体とを接合して一体化する
。

こうして得られた表示体は、表面保護板１０と印刷ｍ基
体１２とが完全に一体接合され、表示内容は表面保護板
１０をとおして外部から明瞭に透視することができる。

また、画像の表示部分は印刷用基体１２にじかに印刷し
て設けられているから、従来のプラスチックシー１〜を
中間に介在させて挟着した場合とくらべてはるかに接着
性が向上し、確実に接合できると共に、接合作業も容易
になる。

第４図は上記実施例とは異なり、印刷用基板１２を用い
ずに、表面保護板１０の下面にじかに印刷をした例であ
る。この場合は表面保護板１０にコーティング層２４を
設けた後、コーティング層２４に印刷し、さらに下地印
刷を行う。保護塗料１８を下地印刷層２０下面に櫓布し
保護容器１４に収納することによって第１図に示すと同
様な表示体を得ることができる。ただし、この実施例の
場合は、コーティング層２４に用いる材質等を適宜選定
する必要がある。

第４図は上記実施例の表示体を石碑３０に取り付けた状
態を示す説明図である。図のように、石碑３０に表示体
に合わせて凹部を形成し、凹部内に表示体を固定する。

砂面と表示体の表面保護板１０の表面とは同一面にあり
、フランジ１６によって表面保護板１０がふちどりされ
て固設される。

肖像写真、文字等は表面保護板１０が透明であることに
よって外部から透視できる。

表面保護板１０に偏光フィルタ等のような外光を一部カ
ットする素材を用いることは従来例と同様である。また
、印刷して表示する表示内容はとくに限定されるもので
なく、肖像写真の他、文字や家紋等随意に選択すること
ができる。また、表示体の大きさおよび厚さ等のサイズ
も特に限定されるものでなく、また任意形状に形成する
ことができる。

」二記表示体を墓誌に付設した場合などでは、長期間に
わたって品質が劣化しない耐久性がとくに要求されるが
、上記実施例の表示体は耐紫外線用の印刷インキや接着
剤を用い、紫外線カツト用のコーティングを施したり、
表面保護板の透過光量を抑えることによって、外光によ
る褪色にも十分に耐えることができ１、外気、雨水等の
外部環境変化に対する十分な耐久性を有する。これによ
って、墓誌の他、種々の石碑に取り付けて用いることが
可能となる。

以上、本発明について好適な実施例を挙げて種々説明し
たが、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、
発明の稍神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得る
のはもちろんのことである。

（発明の効果） 本発明によれば、上述したように構成したことにより、
肖像写真などの所要の表示内容をきわめて容易に表示体
に表示することが可能となり、また、外光とくに紫外線
によって褪色したりすることを防止することができ、表
示内容の品質が劣化せず十分な耐久性を有するものとな
る。

また、保護容器に表示体を収納した場合は１表示体の保
護が効果的になされ取り扱いが容易になる等の著効を奏
する。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は木兄１す１に係る石碑に用いる表
示体の一実施例を示す斜視図および断面図。 第３図は印刷層等を拡大して示す断面図、第４図は他の
実施例の印刷層等を拡大して示す断面図、第５図は表示
体取り付は状態を示す説明図である。 １０・・・表面保護板、　　１１・・・接着剤印副層、 １４　・ １．８　　・ ２２　・ ３０　・ １２・・・印刷用基体、 ・保護容器、　　１６・・・フランジ、・保護塗料、　
２０・・・下地印刷層、・印刷層、　　２４・・・コー
ティング層、・石碑。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、墓石、墓誌等の石材に、肖像写真、絵、家紋、文字
   等の所要の表示内容を表示した表示体が取り付けられた
   石碑において、 前記表示体に設けられる肖像写真、絵、家 紋、文字等の所要の表示内容が、ガラス板等の表示体本
   体に印刷されて設けられたことを特徴とする石碑。 ２、前記表示体が該表示体の周側面および裏面を収容す
   る皿状の保護容器内に収納されたことを特徴とする請求
   項１記載の石碑。