JPH0366627A - 消化管運動抑制用医薬組成物 - Google Patents

消化管運動抑制用医薬組成物

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JPH0366627A
JPH0366627A JP1202557A JP20255789A JPH0366627A JP H0366627 A JPH0366627 A JP H0366627A JP 1202557 A JP1202557 A JP 1202557A JP 20255789 A JP20255789 A JP 20255789A JP H0366627 A JPH0366627 A JP H0366627A
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acid
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suppressing
dione
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JP1202557A
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Yasutoku Goto
泰徳 後藤
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Nippon Chemiphar Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、新規な消化管運動抑制性医薬組成物に関する
[発明の背景] 消化管運動機能異常としては、ストレスや中枢神経の病
変に伴なう迷走神経の過緊張など、過度の精神的緊張に
より神経性に消化管の運動機能や分泌機能を異常に亢進
させ、腹痛、腹鴫、下痢、消化性潰瘍等を引き起こすこ
とが知られている。
これらに対する治療は、通常マイナートランキライザー
や抗コリン剤等が使用されてきたが、副作用の頻度が高
く、必ずしも満足できるものとは言えない。
本発明者らは、グルタミン酸拮抗剤であって、且つ、グ
ルタミン酸受容体の活性物質であるN−メチルーD−ア
スパラギン酸、キスカル酸及びカイニン酸の神経興奮作
用をいずれも抑制し得る非選択的な拮抗様式の物質が、
優れた消化管運動抑制作用を有することを見出し本発明
を完成した。
グルタミン酸受容体に関与する物質については種々の検
討がなされているが、これらの物質が消化管運動に対し
て作用を及ぼすことは全く知られていない。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、グルタミン酸拮抗剤であって且つN−メチル
−〇−アスパラギン酸、キスカル酸及びカイニン酸によ
る神経興奮作用を非選択的に抑制し得る物質を有効成分
として含有することを特徴とする消化管運動抑制性医薬
組成物である。
本発明における有効成分は、グルタミン酸拮抗剤であっ
て、且つ、N−メチル−〇−アスパラギン酸、キスカル
酸及びカイニン酸等による神経興奮作用を抑制し得る物
質である。(R,L、 Johnsonら、Journ
al of Medicinal Cheo+1str
y、1988゜vol、31. No、11.p、20
57−2066及び、J、C,Watkins。
Neurotox’88: Mo1ecular Ba
5is of Drug & Pe5−ticide 
Action、 p、445−459参照)。本発明に
おける有効成分はこのような性質を有するものであれば
よいが、特に好ましい物質の例としては、4−ヒドロキ
シ−2−キノリンカルボン酸、6.7−ジニトロキノキ
サリン−2,3−ジオン(互変異性体、2.3−ジヒド
ロキシ−6,7−シニトロキノキサリン)、 6−シアノ−7−ニトロキノキサリン−2,3−ジオン
(互変異性体、6−シアノ−2,3−ジヒドロキシ−7
−ニトロキノキサリン)、1−(p−ブロモベンゾイル
)ピペラジン−2,3−ジカルボン酸、 2−アミノ−3−(6−カルボキシ−2−オキソ−2H
−ピラン−4−イル)プロパン酸、2−アミノ−3−(
6−カルボキシ−2−オキソ−2H−ピラン−3−イル
)プロパン酸、γ−D−グルタミルアミノメチルスルホ
ン酸、及びγ−D−グルタミルグリシンを挙げることが
できる。
本発明における有効成分は、遊離体の形であってもよく
、また、その薬理学的に許容され得る塩であってもよい
。このような塩としては、無機酸(例、塩酸、硫酸、燐
酸、)又は有機酸(例、酢酸、プロピオン酸、クエン酸
、酒石酸、リンゴ酸、シュウ酸、メタンスルホン酸)等
の塩のような酸付加塩や、ナトリウム塩、カリウム塩、
トリエチルアミン塩等のような塩基性塩が挙げられる。
本発明における有効成分は公知の物質であり、それ自体
公知の方法により製造したり人手することができる。例
えば、4−ヒドロキシ−2−キノリンカルボン酸はIf
ald、Joullie、J、Org、Chem、31
゜3369 (1966)、6,7−ジニトロキノキサ
リン−2,3−ジオンは東京学芸大学紀要 第4部門、
1981年、33巻、p、1]5−118 、そして、
6−シアノ−7−ニトロキノキサリン−2,3−ジオン
は特開昭63−83074号公報等に記載の方法により
得られる。しかしながら、これらの物質が消化管運動抑
制作用を有し消化管運動抑制性医薬組成物の有効成分と
して有用であることについては知られていない。
本発明における有効成分が優れた消化管運動抑制作用を
有することを下記の実験により示す。
[実験方法] W i s t a r系雄性ラットを24時間絶食し
、ウレタン(1,2g/kg、s、c、)で麻酔した。
腹部を正中線に沿って切開して胃を露出させ、前胃に小
孔を開け、小バルーンを挿入した。
バルーンに5cmH2Oの圧負荷をかけ、15〜30分
間放置したのち、胃の自発運動をバルーンの内圧変化と
して圧トランジューサーを介して測定した。
薬物(上記有効成分)は、生理食塩液に溶解し、NaO
HでpHを7に調整したのち、大腿静脈より投与した。
[実験成績] 本発明の有効成分は、いずれも低用量で胃の自発運動を
抑制させた。胃の自発運動を抑制させるための最小有効
量は、下記第1表に示す通りであった。
第  1 表 有効成分 最小有効量(+ng/kg、 i、v、)2、 0 0、 5 〈 1 、0 A:4−ヒドロキシ−2−キノリンカルボン酸、B:6
,7−ジニトロキノキサリン−2,3−ジオン、 C:6−シアノー7−ニトロキノキサリン−2゜3−ジ
オン、 本発明の有効成分である前記物質は、優れた消化管運動
抑制作用を有しており、腹痛、腹鴫、胃痙彎、下痢、消
化性潰瘍などの治療剤として優れた効能を有する。
また、本発明の有効成分は、その効果の持続性が優れて
おり、投与に伴う副作用が少ない。
本発明の有効成分は、遊離体又はその塩とじて投与でき
る。その投与量は、それらの何れであっても、遊離体の
量として、経口投与において一般に1mg〜1000m
g/日の範囲の量が適当である。本発明の有効成分は、
経口的にも非経口的(例、静脈内又は皮下注射、経鼻投
与、直腸投与)にも投与される。
剤型としては、例えば、注射剤、坐剤、散剤、点鼻剤、
丸剤、錠剤、シロップ剤等であってよく、それ自体公知
の賦形剤、崩壊剤、結合剤、滑沢剤、コーティング剤、
基材、その他などと共に製剤できる。
以下に実施例を示す。
[実施例1] 製剤例(錠剤) 1錠(210mg) 活性成分 ラクトース でんぷん ステアリン酸マグネシウム ヒドロキシプロピルセルロース 中に下記成分を含有する。
0mg 03mg 0mg mg  5mg [実施例2] 製剤例(カプセル剤) ゼラチン硬カプセル1球中に下記成分(330mg)を
含有する。
活性成分           20 m gラクトー
ス         200mgでんぷん      
     70 m gポリビニルピロリドン    
   5mg結晶セルロース        35mg
[実施例3] 製剤例(顆粒) 顆粒1g中に下記成分を含有する。
活性成分          1 ラクトース          4 トウモロコシデンプン    4 ヒドロキシプロピルセルロース 0mg 0mg 0mg 0mg

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、グルタミン酸拮抗剤であって且つN−メチル−D−
    アスパラギン酸、キスカル酸及びカイニン酸による神経
    興奮作用を非選択的に抑制し得る物質を有効成分として
    含有することを特徴とする消化管運動抑制性医薬組成物
    。 2、該物質が、4−ヒドロキシ−2−キノリンカルボン
    酸、6,7−ジニトロキノキサリン−2,3−ジオン、
    6−シアノ−7−ニトロキノキサリン−2,3−ジオン
    、1−(p−ブロモベンゾイル)ピペラジン−2,3−
    ジカルボン酸、2−アミノ−3−(6−カルボキシ−2
    −オキソ−2H−ピラン−4−イル)プロパン酸、2−
    アミノ−3−(6−カルボキシ−2−オキソ−2H−ピ
    ラン−3−イル)プロパン酸、γ−D−グルタミルアミ
    ノメチルスルホン酸、及びγ−D−グルタミルグリシン
    からなる群から選択された化合物であることを特徴とす
    る請求項第1項記載の消化管運動抑制性医薬組成物。
JP1202557A 1989-08-03 1989-08-03 消化管運動抑制用医薬組成物 Expired - Lifetime JP2832726B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003053131A (ja) * 2001-08-09 2003-02-25 Toyobo Co Ltd ガス処理装置およびガス処理方法
US6986901B2 (en) 2002-07-15 2006-01-17 Warner-Lambert Company Llc Gastrointestinal compositions
JP4772684B2 (ja) * 2004-08-30 2011-09-14 武田薬品工業株式会社 スクリーニング方法

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