JPH0365877A - マスキング係数決定装置 - Google Patents

マスキング係数決定装置

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JPH0365877A
JPH0365877A JP1201948A JP20194889A JPH0365877A JP H0365877 A JPH0365877 A JP H0365877A JP 1201948 A JP1201948 A JP 1201948A JP 20194889 A JP20194889 A JP 20194889A JP H0365877 A JPH0365877 A JP H0365877A
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signals
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Shuji Ishihara
秀志 石原
Haruo Yamashita
春生 山下
Yasuki Matsumoto
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はカラー画像をプリントアウトするカラープリン
タにおいて、忠実な色再現を行なうマスキング係数を決
定するマスキング係数決定装置に関するものである。
従来の技術 フルカラー記録を行なうためには、C(シアン)、M(
マゼンタ)、Y(イエロー)の3原色インクに対して各
々階調記録を行なう必要がある。階調記録は、昇華型熱
転写方式や銀塩写真方式に代表されるように単一のドツ
ト内で濃度を制御できる濃度階調方式と、溶融型熱転写
方式や電子写真方式のようにデイザや濃度パターンによ
り、視覚の積分効果を利用してドツトの組合せで階調を
表現する面積階調方式に大別できる。
いずれの方式も、色光の3原色である(R,G。
B)による加法混色の補色である(C,M、  Y)を
用いた減法混色の原理を用いている。加法混色は、3原
色による色再現範囲のみが問題であり、各々の分光分布
は色再現には影響しないのに対し、減法混色は、色素の
分光分布が色再現に大きな影響を及ぼす。そして、現実
のインクの分光吸収特性は、中心波長が理想から外れて
いることと吸収特性がブロードなため副吸収が存在する
ことから、記録された画像の色相が変化し彩度が低下す
る現象が生じる。
従来、これらの問題に対して、印刷分野を中心にマスキ
ングと呼ばれる手法が用いられている。
最もよく用いられているのは(1)式に示した線形マス
キングと呼ばれるものである。線形マスキングにおいて
は、現実のインクの濃度信号(C。
M、Y)は、 (1)式のように三原色輝度信号(R,
G、  B)の補色である三原色主濃度信号(DR,D
o、Do)のマトリクス演算で表わされる。
−一(1) 線形マスキングにおいては(1)式の(aha)(、=
1〜3、+=1〜3)をマスキング係数と呼ぶ。
ところで、線形マスキングは、3つの色素量による濃度
の増加の和が、各濃度成分の増加に等しいという相加剤
が成立すること、即ち減法混色における濃度の加法剤(
Lambert−Beer則)が成り立つことを暗黙に
仮定している。しかし、現実のインクにおいては、濃度
に関する相加剤、加法剤は成りたたないため、マスキン
グ係数(a=1)は理論的には得られない場合が多く、
従来は以下に示す2つの方法がよく用いられている。
第1は実験を繰り返すことにより決定するものである。
あるカラー原稿をスキャナで色分解し、三原色主濃度信
号を得る。そしてプリンタにおいて、三原色主濃度信号
にマスキング計算を行ないインクの濃度信号に変換し、
この濃度信号を用いてインク塗布量を制御しカラーサン
プルを作成する実験を行なう。この時、マスキング計算
におけるマスキング係数は適当な初期値を設定してわく
得られたカラーサンプルとカラー原稿とを目視による比
較、あるいは両者の測色結果である色信号の比較を行い
、カラーサンプルとカラー原稿の違いに応じてマスキン
グ係数を変更する。そして、変更されたマスキング係数
を用いて同様にカラーサンプルの作成を行ない、再びカ
ラー原稿と比較する。すなわち、マスキング係数の変更
、カラーサンプルの作成、カラーサンプルとカラー原稿
との比較を繰り返すことによりマスキング係数を決定す
るものである。
第2は濃度に関する最小自乗法を実行する方法である。
この方法を第4図を用いて説明する。第4図はこの方法
が用いられる色再現システムのモデルである。Xは既知
の濃度信号であり、十分多くの(n個の)Xを用いて対
象のプリンタでカラーサンプルを作成し、そのサンプル
をスキャナで色分解し、三原色主濃度信号りを得る。こ
の過程においてφなる伝達関数の影響を受けたと考える
と色修正系にはこの逆特性をもたせ、色修正系を通った
後のX”と元のXが平均的に最小になるようにφ−1を
決定する。色修正系φ−1を(1)式で表わされる線形
マスキングで実現する場合、例えばシアンについてプリ
ンタでカラーサンプルを作成したときの既知の濃度をC
j (j=i〜n)とし、カラーサンプルをスキャナで
色分解した結果が(DGj、DBj、Daj)であると
すると、(2)式で表わされる自乗誤差E2を最小にす
るa++〜a13を最小自乗法により求める。
E2=Σ(Cj−a++D++j  a+2Daja+
aDaj ) 2        −−(2)マゼンタ
、イエローに関しても同様に最小自乗法を実行すること
により、マスキング系数を求める方法である(例えば1
色再現のための画像処理」、写真工業別冊「イメージン
グ PartlJ )。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、第1の従来の方法は試行錯誤的にマスキ
ング係数の変更、記録実験によるカラーサンプルの作成
、カラー原稿との比較を繰り返すものであり、マスキン
グ係数を決定するのに多量な時間と労力を要するととも
に、マスキング係数に対する最適性の判断が難しく、多
数の色に対してカラー原稿とプリンタ出力のカラーサン
プルを等色にするマスキング係数を見いだすことは非常
に困難であるという課題を有している。
また、第2の従来の方法は、既知の濃度を用いて作成し
たプリンタ出力のカラーサンプルをスキャナで色分解し
、得られた三原色主濃度信号と既知の濃度との差を最小
化するマスキング係数を収束計算により求めるものであ
り、−度の記録実験でマスキング係数を決定できる点が
優れている。
しかし、得られたマスキング係数はインクの分光吸収特
性だけでなくスキャナの色分解における分光分布特性を
も含めて補正を行うことになり、CRTに出力されるカ
ラー画像をプリントアウトするビデオプリンタのように
スキャナを持たない系におけるプリンタのマスキング係
数の決定には適用できないという課題を有している。
さらに、マスキング計算はプリンタにより再現される色
と色再現の目標とする色との差を最小にするべきである
が、第2の従来の方法で得られるマスキング係数は、濃
度信号の差を最小化するものであり、実際に人に知覚さ
れる色差を最小にするものではないため、得られたマス
キング係数を用いたマスキング計算による補正特性は不
十分なものであるという課題を有している。
本発明はかかる点に鑑み、実験を繰り返すことなく多数
の色に対して最適化を図ることが可能で、スキャナを含
まない系におけるプリンタにも適用でき、決定されるマ
スキング係数が人に知覚される色差を最小にすることの
できる、マスキング係数決定装置を提供することを目的
としている。
課題を解決するための手段 本発明のマスキング係数決定装置は、上記課題を解決す
るため、n組の濃度信号(Cj、  Mj。
Yj)(j=1〜nz  nは自然数)を発生する色票
信号発生手段と、カラープリンタが前記濃度信号(Cj
、Mj、Yj)によりインク塗布量を制御し作成したn
組の色票を測色し、色票色信号を出力する測色手段と、
前記濃度信号(CL  MLYj)を三原色主濃度信号
(DRj、Doj+  Dej)に変換する逆マスキン
グ計算手段と、前記測色手段の出力と前記逆マスキング
計算手段の出力との色差の計算と、前記色差が最小であ
るかの判断と、判断結果に応じて逆マスキング係数の更
新を行い、色差を最小にする逆マスキング係数を出力す
る制御手段と、前記制御手段の出力する逆マスキング係
数の逆関数を求め、マスキング係数を算出する逆関数計
算手段とを備え、収束計算によりマスキング係数を決定
するものである。
作用 色票信号発生手段が出力した複数組の濃度信号によりイ
ンク塗布量を制御した色票を作成し、測使手段で測色し
て色票の色信号を得る。また、前記濃度信号を逆マスキ
ング計算手段が三原色主濃度信号に変換する。
次に、制御手段が測色手段の出力と、逆マスキング計算
手段の出力を用いて色差を計算する。制御手段がこの色
差を最小でないと判断した場合には、逆マスキング係数
を更新し、逆マスキング計算手段に設定する。色差が最
小であると判断するまで上記過程を繰り返し、色差を最
小とする逆マスキング係数を出力する。
さらに、逆関数計算手段が両色信号の色差を最小にする
逆マスキング係数を用いた逆マスキング計算の逆関数を
求めることにより、マスキング係数を決定する。
実施例 本発明の実施例の構成について図面を用いて説明する。
本実施例のプリンタはCRTに出力されるカラー画像を
プリントアウトするもの(いわゆるビデオプリンタ)で
あり、マスキング計算に(1)式で表わされる線形マス
キングを用いたちのである。本実施例のマスキング係数
決定装置の説明に先立って、対象とするビデオプリンタ
の信号の流れについて説明する。第2図はビデオプリン
タの信号モデルを示す。
第2図の点線で囲まれた部分がプリンタ内の信号処理の
流れであり、21は三原色輝度信号(R。
G、B)を三原色主濃度信号(DR,Dot  Ds)
に補色変換する補色変換手段、22は補色変換手段21
の出力(DR,DO,DI+)に対しマスキング計算を
行ないインクの濃度信号(C,M、  Y)を出力する
マスキング計算手段、23はマスキング計算手段22の
出力(C,M、  Y)に応じてインクに与える熱エネ
ルギーを制御する記録制御手段、24はインクに熱エネ
ルギーを与え、階調カラー記録を行なう記録ヘッドであ
る。25は記録ヘッド24により階調カラー記録を行な
われることにより得られるプリンタの出力画像であり、
再現される色信号を(XI、  Y+、  Z+)とす
る。一方、28はCRTでありプリンタに入力される三
原色輝度信号(R,G、  B)と同一の信号で各色の
蛍光体を駆動し、色信号(Xo、  Yo、  Zo)
を出力する。
NTSC方式のCRTにおいては前記色信号は蛍光体を
駆動する三原色輝度信号を用いて(3)式で表わされる
マトリクス演算により求めることができる。
−−(3) 補色変換は、加法混色原理による三原色輝度信号(R,
G、  B)を減法混色原理の三原色主濃度信号(DR
,Do、  DI+)に変換するもので、本実施例で用
いたプリンタでは(4)−式の計算を用いており、RO
Mテーブルにより補色変換手段21を構成している。
DR=log (1/R) Da=log (1/G)           <4
)Da=log (1/B) 本実施例に用いたプリンタはマスキング計算として、 
(1)式で表わされる線形マスキングを行なっており、
マスキング計算手段22は補色変換手段21の出力と(
1)式に示したマスキング係数(am+)  (b=1
〜3、+ = 1〜3 )との積和演算を行ないインク
の濃度信号を得るものである。
また、本実施例で用いたプリンタの色再現の目標値はC
RT2Bの出力色信号(Xot  Yo、  Z o)
であり、マスキング計算はプリンタの出力色信号(XI
t  Y+、  Z+)をCRT28(7)出力色信号
(Xo。
Yo、  Zo)に等しくすることを目的としている。
そのため、マスキング係数(ak+)は、プリンタの出
力色信号(XI、  Y+、  Z+)とCRT28の
出力色信号(Xo、  Ya、Za)との色差を小さく
するよう、実際に用いられるインクの分光吸収特性の中
心波長が理想から外れていることや、吸収特性がブロー
ドなため存在する副吸収を補正するものである。
そして、本実施例のマスキング係数決定装置は第2図の
ビデオプリンタの信号モデルの1部を変形し、インクの
濃度信号(C,、M、  Y)から三原色主濃度信号(
DR,D(1,DB)を(a k+ )の逆行列(a 
’b+ )を用いた(5)式のマトリクス演算で、三原
色主濃度信号(DR,DG、De)から三原色輝度信号
(R,G、  B)を(6)式でそれぞれ計算により求
め、プリンタの出力色信号(Xl、Yl。
Z+)とCRT26の出力色信号(Xo、Yo、  Z
 o)との色差に関する最小自乗法を実行し、最適な逆
マスキング係数(a’h+)を求めるものである。
−−(5) ただし、 R= 10”R G= 10−IlG                
   −−(6)B=10−DB 次に本実施例のマスキング係数決定装置について説明す
る。
第1図は本実施例で用いたマスキング係数決定装置のブ
ロック図である。第1図の点線内において、8は本実施
例で用いたプリンタであり、9はプリンタ8により作成
された色票である。1は濃度信号(Cj、ML  Yj
)を出力する色票信号発生手段、2はプリンタ8が作成
した色票9を測色し色信号(XIj、Ylj、zlj)
を出力する測色手段、3は色票信号発生手段1の出力(
Cj。
Mj、Yj)と(5)式で表わされる逆マスキング係数
(a’h+)  (k=1〜3、+ = 1〜3 )と
の積和演算を行ない三原色主濃度信号(D RJ r 
 D o jtDej)を出力する逆マスキング計算手
段、4は逆マスキング計算手段3の出力(DRj、DG
j、DBj)に(6)式で表わされる逆補色計算を行い
三原色輝度信号(Rj、Gj、Bj)を出力する逆関数
計算手段、5は補色計算手段4の出力(Rj。
Gj、Blを(3)式で表わされるNTSC方式のCR
Tの色変換式によりCRT出力色信号(Xo L  Y
o J*  Zo J )に変換する色変換手段、6は
逆マスキング計算手段3に対して逆マスキング係数(a
 ’b+)の初期値の設定、測色手段2の出力(X+j
−Y+j、ZIj)と色変換手段5の出力(Xaj、Y
oj、Zoo)との色差の計算、色差が最小であるかの
判断、判断結果に応じて逆マスキング係数(a’h+)
の更新、あるいは色差を最小にする逆マスキング係数(
a’alnkl)を出力する制御手段、7は制御手段6
から出力された逆マスキング係数の逆行列を計算するこ
とによりマスキング係数を出力する逆関数計算手段であ
る。
本実施例では色票信号発生手段1、逆マスキング計算手
段3、逆関数計算手段4、色変換手段5、制御手段6お
よび逆関数計算手段7は、それぞれの手段を1台の電子
計算機のファームウェアとして構成している。また、測
色手段2にはΣ80(日本重色工業(株)製)を用いて
おり、測色手段2の出力はオフラインで電子計算機に入
力した。
プリンタ8は内部に第2図に示した補色変換手段21.
  マスキング計算手段22、記録制御手段23、記録
ヘッド24を備えているが、本実施例でマスキング係数
を決定する際には補色変換手段21のROMテーブルの
内容を入力と出力が等しくなるように、マスキング計算
手段23のマスキング係数を(3X3)の対角行列の要
素に、それぞれ変更しである。この変更により、プリン
タ8は色票信号発生手段1の出力(Cj、  Mj、 
 Yj)でインク塗布量を制御し、色票9を作成するこ
とになる。なお、本実施例ではシアン、マゼンタ、イエ
ローの各色インクの紙面濃度からプリンターが再現でき
る最高濃度までをシアン、マゼンタについては4等分割
、イエローは6等分割した濃度値を組み合わせた86個
の濃度信号を色票信号発生手段1により発生させた。
本実施例では、色信号(X+j、Y+L  Z+j)と
(Xoj、Yoj、Zoj)の色差として、実際に人に
知覚される色の違いに近づけるため、色の違いが均等に
知覚されるように変換した均等色空間における2点の距
離を採用した。すなわち、制御手段6は(X+j、Y+
L  Z+j)と(Xoj、  Yoj、Zoj)を、
それぞれ(7)式により均等色空間における座標(Lo
、uo、vo)に変換し、第(8)式で表わされるn組
の均等色空間での距離の平均値Euvを最小にするよう
に逆マスキング係数(a’h+)を更新する。
L”=11Ei (Y/Y、) ’−(1/3) −1
G(Y/Y、>0.0O885B) 903.29 (Y/Y、) (Y/Yo≦0.00885B) u°=13L” (u’  −un’  )v °= 
13 L ” (v ’  −v n ’  )u’ 
 =  4X/ (X+15Y+3Z)v’  =  
9Y/ (X+15Y+3Z)−−(7) ただし、照明に用いる標準の光源がC光源で、2度視野
の場合、 yn=to。
ua’ =0.2009 Vn’ :o、4sos E u v = (1/n)Σ((L”o j −L”
+ j)2+(u・o j −u ’+ j )2+(
v・oj−V・+ j )21”2−− (8) 次に本実施例におけるマスキング係数決定装置の動作を
第3図を用いて説明する。第3図は動作を表わしたフロ
ーチャートである。以下、ステップに従って順に動作を
説明する。
まず、色票信号発生手段1が濃度信号(Cj。
ML  Yj)を発生しくステップS2)、プリンタ8
が濃度信号(Cj、Mj、Yj)を用いて各色のインク
塗布量を制御し96個の色票を作成しくステップS2)
、測色手段2が作成された色票を測色し、色票の色信号
(X+j、Y+j、Z+j)を出力しくステップS3)
、制御手段6が(7)式により色信号(X+j、  Y
+j、  Z+j )を均等色空間の座標(L”+j+
  u″+L  V″+j)に変換する(ステップS4
)。
一方、制御手段6が逆マスキング計算手段3に対して逆
マスキング係数の初期値(a’□)を設定しくステップ
S5)、逆マスキング計算手段3が逆マスキング係数(
a’に+)を用いて(5)式により濃度信号(Cj9M
j、Yj)を三原色主濃度信号(D++L  DaL 
 Dsj)に変換しくステップS6)、逆補色変換手段
4が(6)式により三原色主濃度信号(DRj、Daj
+  Dsj)を三原色輝度信号(Rj、  G j、
  B j )に変換しくステップS7)、CRT色変
換手段5が(3)式のNTSC方式の色変換式により三
原色輝度信号(Rj、  Gj+  Bj)をCRT出
力色信号(XaL  YoL  Zoj)に変mしくス
テップS8)、制御手段6がステップS4と同様に(7
)式によりCRT出力色信号(X。j、Yoj、Zoj
)を均等色空間の座標(L−0j。
U・。Lv”。j)に変換する(ステップS9)。
制御手段6がステップS4とステップS9で求まった(
L’+ jt u”+ L V’+ j )と(L ”
 o j + u ”。
L  vooj)を用いて(8)式で表わされる色差E
uvを計算する(ステップ510)。
続いて、制御手段6はステップS2Oで求まったEUV
が最小であるかを判断しくステップ5ll) 、最小で
ない場合には逆マスキング係数(a ’に+1を更新し
て逆マスキング計算手段3に設定する(ステップ512
)。
そして、新たに設定された逆マスキング係数を用いてス
テップの56〜Sllを実行する。さらにステップ5l
lでEuvが最小であると判断するまで上記計算ループ
を繰り返し、、Euvが最小であると判断した場合には
計算ループを抜けて、制御手段6はEuvを最小にする
逆マスキング係数(a’sl++、1)を出力する。
上記で得られた逆マスキング係数(a’m+nb+)か
ら逆関数計算手段7がマスキング係数(ab+)を求め
る(ステップ513)。本実施例では線形マスキングで
あるため、マスキング係数は逆マスキング係数の逆行列
として求まる。
なお、制御手段6が実行する色差Euvに関する最小自
乗法は線形ではないが、最適化手法と呼ばれる非線形数
理計画法によって数値的逐次解法によって解けることは
周知であり、本実施例ではフレッチャーパウエル法によ
る最適化手法を用いた。
本実施例で求められたマスキング係数の例を(9)式に
記す。
なお、本実施例ではマスキング係数を適用するプリンタ
がビデオプリンタであり、三原色輝度信号(R,G、 
 B)を色信号(Xo、  Yo、  Zo)に変換す
る色変換手段がNTSC方式のCRTであり、その色変
換式を(3)式としたが、複写機におけるプリンタのマ
スキング係数を決定する場合には色変換手段はカラース
キャナであり、その色変換式はカラースキャナが原稿を
読み取る際に色信号(Xo、  Yo、  Zo)を三
原色輝度信号(R,G、  B)に変換する関数の逆関
数を用いることにより、複写機のプリンタにおけるマス
キング係数を本実施例と同様に決定することができる。
また、本実施例ではCRTの出力色信号(XojIYo
j、Zoj)とプリンタの出力色信号(XIj。
Ylj、Z+j)をそれぞれL−u−■・系均等色空間
の座標に変換したが、 (10)式によりそれぞれをL
″a″b°系均等色空間の座標(L”oL  u’oL
v”oj)X (L”+L  u”+L  v”+j)
とに変換し、 (11)式による色差を最小としても同
様の効果が得られることは明かである。
L”=118 (Y/Yn) ”(1/3) −18(
Y / Y ll> 0.008851;)903.2
9 (Y/Yn) (Y/Y、≦0.00885[i) a°=500 ((X/ Xn) −(1/3)−(Y
/Y、) =(1/3) ) b−:20Q ((Y/Y、)’ (1/3)−(Z/
Z、、) ”(1/3) ) −−(10) ただし、照明に用いる標準の光源がC光源で、2度視野
の場合、 Xn:  98.072 Yl、= 100.000 Z、 = 118.225 E a b = (1/n)Σ((Loa j −Ls
+ j )2+(a’oJ−a +j  )2+(b 
・oj  −b +j)2 )”−−(11) また、色差を三刺激値(Xoj、  Yoj、  Zo
j )と(X+j、Ylj、Z+j)との差、あるいは
測色手段として輝度信号(B+j、G+j、B+j)を
出力するものを用いて(B+ j、  G+ j、  
B+ J )と逆補色変換手段の出力(Rj、Gj、B
j)との差、測色手段として濃度信号(C+j、M+j
、Ylj)を出力するものを用いて(C+j、  M+
j、  Ylj )と逆マスキング計算手段の出力CD
Rj、Daj。
Dej)との差とすることにより、決定されたマスキン
グ係数はプリンタが色再現において目標とする色とプリ
ンタの再現色との色差を、人間が見て最小と感じさせる
ものではないが、装置の構成が簡単になり、高速にマス
キング係数を決定するととができる。
また、本実施例では、プリンタとして熱エネルギーを用
いるもので説明したが、プリンタの記録原理の違いは本
発明には無関係であることは明らかである。
発明の効果 本発明によれば、輝度信号の補色である三原色主濃度信
号から現実のインクの濃度信号を決定するマスキング計
算に用いるマスキング係数を、プリンタによる色票作成
と測色を繰り返すことなく、収束計算で決定できるため
、短時間で決定できるだけでなく、最適な値にすること
ができる。
また、三原色輝度信号から色信号への変換式としてCR
Tの色変換式を用いることにより、ビデオプリンタのよ
うにカラースキャナをもたない系におけるプリンタのマ
スキング係数の決定にも適用できる。
しかも、本発明では濃度信号でなく色差を用いて誤差評
価を行なうため、色差を均等色空間における2点間の距
離とすることができ、決定されたマスキング係数は、プ
リンタが色再現において目標とする色とプリンタの再現
色との色差を、人間が見て最小と感じさせるものとなり
、極めて忠実な色再現が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のマスキング係数決第3図は
本発明の実施例におけるマスキング決定1・・色票信号
発生手段、2・・測色手段、3・・逆マスキング計算手
段、4・・逆補色変換手段、5・・CRT色変換手段、
6・・制御手段、7・・逆関数計算手段、8・・カラー
プリンタ、9・・色票。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)加法混色の三原色輝度信号(R、G、B)から得
    られる減法混色の三原色主濃度信号(D_R、D_G、
    D_B)を、カラープリンタで使用するインクの濃度信
    号(C、M、Y)に変換するマスキング計算に用いるマ
    スキング係数を決定するするものであり、n組の濃度信
    号(Cj、Mj、Yj)(j=1〜n、nは自然数)を
    発生する色票信号発生手段と、カラープリンタが前記濃
    度信号(Cj、Mj、Yj)によりインク塗布量を制御
    し作成したn組の色票を測色し、色票色信号を出力する
    測色手段と、前記濃度信号(Cj、Mj、Yj)を三原
    色主濃度信号(D_Rj、D_Gj、D_Bj)に変換
    する逆マスキング計算手段と、前記測色手段の出力と前
    記逆マスキング計算手段の出力との色差の計算と、前記
    色差が最小であるかの判断と、判断結果に応じて逆マス
    キング係数の更新を行い、色差を最小にする逆マスキン
    グ係数を出力する制御手段と、前記制御手段の出力する
    逆マスキング係数の逆関数を求め、マスキング係数を算
    出する逆関数計算手段とを備え、収束計算によりマスキ
    ング係数を決定することを特徴とするマスキング係数決
    定装置。
  2. (2)測色手段が色票の三刺激値色信号(X_1j、Y
    _1j、Z_1j)を出力するものであり、逆マスキン
    グ計算手段の出力(D_Rj、D_Gj、D_Bj)を
    三原色輝度信号(Rj、Gj、Bj)に変換する逆補色
    変換手段と、前記三原色輝度信号(Rj、Gj、Bj)
    を三刺激値色信号(X_0j、Y_0j、Z_0j)に
    変換する色変換手段とを備え、制御手段が計算する色差
    が、前記色票色信号(X_1j、Y_1j、Z_1j)
    と前記色信号(X_0j、Y_0j、Z_0j)とを用
    いて求めるものであることを特徴とする請求項1記載の
    マスキング係数決定装置。
  3. (3)制御手段が計算する色差が、色票色信号(X_1
    j、Y_1j、Z_1j)と色信号(X_0j、Y_0
    j、Z_0j)をそれぞれL・u・v・系均等色空間の
    座標に変換し、L・u・v・系均等色空間でのユークリ
    ッド距離とするか、あるいは色票色信号(X_1j、Y
    _1j、Z_1j)と色信号(X_0j、Y_0j、Z
    _0j)をそれぞれL・a・b・系均等色空間中の座標
    に変換し、L・a・b・系均等色空間でのユークリッド
    距離とすることを特徴とする請求項2記載のマスキング
    係数決定装置。
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