JPH0365464A - アンチスキッド制御装置 - Google Patents

アンチスキッド制御装置

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JPH0365464A
JPH0365464A JP19989589A JP19989589A JPH0365464A JP H0365464 A JPH0365464 A JP H0365464A JP 19989589 A JP19989589 A JP 19989589A JP 19989589 A JP19989589 A JP 19989589A JP H0365464 A JPH0365464 A JP H0365464A
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JP
Japan
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wheel
duty ratio
initial value
brake
road surface
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JP19989589A
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Inventor
Kazutoshi Yogo
和俊 余語
Masashi Kishimoto
正志 岸本
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、制動時の車輪のロックを防止するアンチスキ
ッド制御装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、特公昭51−6308号公報に示されるように、
ブレーキ油圧を制御弁のデユーティ比制御によって制御
するアンチスキッド制御装置が提案されている。この装
置では制御中は車輪のスリップ率に応じてデユーティ比
を変化させ、車輪がロックしないようにブレーキ油圧を
制御している。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上記従来のものでは、アンチスキ・ンド制御の
開始時には特定のデユーティ比を初期値としており、ブ
レーキ油圧が路面に応じた油圧に制御されるまでに時間
がかかり、その間違したスリップ率に制御できないとい
う問題がある。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、アンチス
キッド制御開始直後から速やかに路面に応じたブレーキ
油圧に制御し、車輪のロックを防止することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、このため第1図に示すように、マスターシリ
ンダと専車輪のホイールシリンダとの間に設けられ、ホ
イールシリンダの圧力を増圧または減圧する制御弁と、 複数の車輪の車輪速度を検出する複数の車輪速度センサ
と、 前記車輪速度センサの検出信号に基づいて、車輪速度演
算する速度演算手段と、 前記車輪速度に基づいて、車輪のロック傾向を判定する
ロック傾向判定手段と、 ブレーキの強さ、路面状態のうち少なくとも一方に応じ
て、アンチスキッド制御開始時のデユーティ比の初期値
を変更して設定する初期値設定手段と、 前記ロック傾向及び前記初期値に応じて前記制御弁を駆
動するデユーティ比を演算するデユーティ比演算手段と
、 前記デユーティ比演算手段が演算するデユーティ比にし
たがって前記制御弁をデユーティ駆動する駆動するとい
う技術的手段を採用する。
〔作用〕
本発明によれば、アンチスキッド制御開始時のデユーテ
ィ比の初期値は、ブレーキの強さ、例えば強ブレーキか
緩ブレーキかによって、あるいは路面状態に応じて変更
して設定され、この初期値から制御弁のデユーティ比を
制御していくので、制御開始直後からブレーキ油圧は速
やかに適性値となり、車輪のロックを防止する。
〔実施例〕
以下、本発明の第1実施例を説明する。前輪駆動自動車
のX配管2系統油圧ブレーキシステムを示す第1図にお
いて、1はマスターシリンダ、2はブレーキペダルであ
る。各車輪(右前輪11゜左前輪21.右後輪31.左
後輪41)は、各々ブレーキ用のホイールシリンダ12
,22,32゜42を有しており、さらに各車輪の速度
を検出する車輪速度センサ13.23,33.43が設
置されている。また、ブレーキペダル2にはその踏込み
を検出するブレーキスイッチ53が設置されている。
マスターシリンダ1は、第1.第2の油圧系統用のタン
デム型のもので、第1油圧系統では2位置弁15を介し
て右前輪11のホイールシリンダ12にブレーキ油圧を
加え、また、プロポーショニングバルブ(Pパルプとい
う)44.2位置弁45を介して左後輪41のホイール
シリンダ42にブレーキ油圧を加える。第2油圧系統で
は、同様に2位置弁25を介して左前輪21のホイール
シリンダ22へ油圧を加え、また、Pバルブ34.2位
置弁35を介して右後輪31のホイールシリンダ32へ
油圧を加える。各2位置弁15,25.35.45は、
電磁式3ポート2位置弁であって、各Aポートはマスク
シリンダ側油圧配管に接続され、各Bボートは各々ホイ
ールシリンダ側に接続されている。また、2位置弁15
.45のCポートは、各々チエツク弁16.46を介し
てポンプ51の吸入側へ、2位置弁25.35のCポー
トは、各々チエツク弁26.36を介してポンプ52の
吸入側へ接続されている。
ポンプ51.52は、構造的には一体構成されており、
1つの電動モータにより共通駆動され、その吐出側は2
位置弁15.25のAポート側配管に接続されており、
また、そのオン/オフは電子制御ユニット(ECUとい
う)60により制御される。
ECU60は、各車輪速度センサ13,23゜33.4
3からの出力信号が人力され、これらの信号に基づいて
車輪速度、車輪加速度等を演算し、これらの演算値等に
基づいて、2位置弁15,25.35.45をデユーテ
ィ制御し、かつポンプ51.52の駆動を指令する。
また、ECU60は、ブレーキスイッチ53の信号が入
力されており、この信号を用いてブレーキの強さを判定
する。
ECU60は、マイクロコンピュータ式のもので、CP
U、制御用のプログラムやデータを記憶しであるROM
、演算データを一時記憶するRAM、各センサ、弁、ポ
ンプに接続されるI10ユニット等から構成されている
第2図は、第1図における1輪分の構成を抜き出したも
のを示し、第3図は駆動信号波形とブレーキ圧力波形を
示すもので、第2図及び第3図により作動を説明する。
(i)通常ブレーキ時 2位置弁15は、非通電状態で第2図(A)に示す位置
にあり、またポンプ51も非駆動状態となっている。こ
のため、ブレーキペダル2が踏み込まれることによって
発生するマスターシリンダ1のブレーキ圧力は、2位置
弁15を介してホイールシリンダ12に直接作用し、右
前輪11にブレーキ力が発生する。
(ii )アンチロック制御時 走行中のブレーキ動作によって、右前輪11のロック傾
向が強くなると、アンチロック制御が開始される。アン
チロック制御が開始されると、第3図(A)に示すよう
にECU60はポンプ51を駆動するようにオン指令信
号を出力する。これにより、ポンプ51がアンチロック
制御中に常に連続駆動される。さらに第3図(B)、(
C)に示すようにECU60は2位置弁15をデユーテ
ィ制御して、ホイールシリンダ12のブレーキ圧力Pい
を調節する。
ここで、2位置弁15は、非通電時(第1位置)第2図
(A)に示すようにA−Bボート間が連通され、この結
果、マスターシリンダ側のブレーキ油圧によりホイール
シリンダ12のブレーキ油圧Puは増圧される。
他方、2位置弁15は、通電時(第2位置)第2図(B
)に示すようにB−Cポート間が連通され、この結果、
ポンプ51の駆動によりホイールシリンダ12内のブレ
ーキ油圧P−は減圧される。
第3図における周期Tは一定(例えば20〜501Il
secの所定値)で、その中の減圧時間TR(2位置弁
15のON時間)を変化させることによって平均的油圧
変化を制御して緩増圧、緩減圧を行う。以後、この周期
Tに対する減圧時間TRO比(T* / T) X 1
00 (%)をデユーティ比りと呼ぶ。
なお、2位置弁15のデユーティ制御において、デユー
ティ比りを大きくするほど減圧傾向が強まり、デユーテ
ィ比りを小さくするほど増圧傾向が強まる。
ECU60が実行するアンチスキッド制御の処理の一例
を第4図のフローチャートに示し、以下このフローチャ
ートに基づいて詳細に説明する。
ステップ100では、各車輪速度センサ13゜23.3
3.43によって検出された車輪速度信号に基づいて、
各車輪速度(右前輪速度■□、左前輪速度V F t 
+右後輪速度VRjl+左後輪速度VRL)が演算され
る。ステップ101では、ステップ1ooで演算された
各車輪速度VFIII  vFLr ”lIR+v、I
Lの変化から各車輪の加速度G FR,G FLI G
 RRIGILLが演算される。ステップ102では推
定車体速度■11+推定車体加速度Gllが以下の式に
よって演算される。
VB(6)=MED (V!+(21−11Ur  ・
tc+Vwsa*。
Vl(n−11+α2 ・ti   ・・・・・・(a
)Vw、−、=MAX (VFIl、 VFL、 VI
IR,Vat)・・・・・・(b) Gl=(Vl(+1)  Vl(11−1))/lc 
  ””(C)ここで、MEDは中間値を選択する演算
子、MAXは最大値を選択する演算子を意味する。また
、式(a)におけるVB(11>の添字、1は今回演算
した値、りfi−0は前回演算した値であることを示す
。そして、α1.α2は車体加速度の減速上限、加速上
限であり、前回演算された車体速度Vm(n−1)と今
回演算される車体速度V、(、との速度差を制限するも
のである。なお、t、は車体速度を演算する周期(例え
ば4〜10 m5ec)である。
ステップ103では、ステップ102にて演算した推定
車体速度vIlに基づいて、車輪のロック傾向を判定す
るための基準速度V3を作成する。
すなわち、推定車体速度V、をに6倍(K0=0.7〜
0.95)L、目標とするスリップ率に対応する速度を
求め、その速度からオフセット速度■。
を引いたものを基準速度V、とする。
Vs ””Ko  ・Vm  Vo       ・・
・・・・(d)ここで、推定車体速度VBをに0倍した
速度Ko −V、からオフセット速度V。を引くのは、
推定車体速度Viが小さくなったときにも推定車体速度
V、と基準速度V、とにオフセット速度V。
よりも大きい速度差を持たせるためである。
ステップ104では、ステップ102,103で求めた
推定車体加速度Glと基準速度V、とに基づいて、各車
輪のロック傾向を表わすパラメータ(以下、車輪パラメ
ータ)W、、、W、L、W、、。
W、lLを次式によって演算する。
Woe−A ・ (V、、−Vs )+B ・ (Gl
、−Gl )・・・・・・(e) ここで、式(e)のW工及び■。等の記号。はFR。
FL、RR,RLのいずれかを表す。
式(e)で計算される車輪パラメータW。は、W。
〉Oのときその車輪にはロック傾向がなく、W。
≦0のときロック傾向があることを意味し、 W。
O値はロック傾向の強さを表す。そして、アンチスキッ
ド制御中は、Woe>Oであればホイールシリンダ12
.22.32.42のブレーキ油圧P%=は増圧され、
Wo≦0であれば保持または減少される。
ステップ105ではすでにアンチスキッド制御が開始さ
れているか否かを判定し、制御が開始されていればステ
ップ111に進み、開始されていなければステップ10
6に進む。
ステップ106では、各車輪のロック傾向が判定される
。すなわち、ステップ104で求めた各車輪の車輪パラ
メータW。と制御開始レベル−K。
(K、1:正の定数)とを比較する。この結果、いずれ
かの車輪パラメータW。の1つでもレベルKwより小さ
いと判定されると、ステップ107に進んでアンチスキ
ッド制御を開始する。一方、ステップ106で全ての車
輪パラメータW、R,W、L。
W□、WllLがレベル−Kw以上であると判定される
と、いずれの車輪にもロック傾向がないものとして、ス
テップ100に戻る。
ステップ107では、ポンプ51.52を駆動(ON状
Lq)シて、アンチスキッド制御を開始する。
ステップ108では運転者がブレーキペダル2を強く踏
んでいるか、緩く踏んでいるかを判定する。緩ブレーキ
時には車輪速度の減速度が小さく、またブレーキを踏み
始めてから車輪にロ゛ツク傾向が表れるまでの時間が長
いという特性があることから、例えば以下の条件が満た
された場合に緩ブレーキと判定する。
条件:G−>K3かつT 3? > K 3?但し、G
oはステップ106でWゆ、<−K。の条件が成立した
際の車輪加速度、K、は定数で−3〜−5G程度の値で
ある。また、T”s’rはブレーキスイッチ53がオン
してからアンチスキッド制御開始までの時間、KITは
定数で0.1〜0.5秒程度の値である。時間TNTは
、第4図中には示されないソフトウェアタイマーの手法
で測定される。
そして、ステップ108で緩ブレーキと判定された場合
はステップ110へ進み、一方緩ブレーキでない(強ブ
レーキ)と判定された場合はステップ109へ進む。
ステップ109.110では各車輪の2位置弁15.2
5,35.45を駆動するデユーティ比Doの初期値り
。0を設定する。ここで、ステップ109ではD 01
10 ”” D I 、ステップ110ではDo*−=
Dt  (D+  >Dz )と設定される。
ステップ111では、全ての車輪パラメータWF*。
W F L I W * * r W RLがOより大
きい状態がTe秒(例えば0.5〜2秒)以上続いたか
否かが判定される。この判定結果が肯定であると、車輪
のロック傾向は完全に抑えられたとして、ステップ11
0に進む。ステップ116では、ポンプ51.52を非
駆動状態(OFF状態)にするとともに、2位置弁15
,25,35.45への通電を止めて(OFF状態)、
アンチスキッド制御を終了し、ステップ100に戻る。
一方、ステップ111での判定結果が否定であるときに
は、車輪のロック傾向がまだ完全に抑えられていないの
で、ステップ112〜ステツプ115にて各車輪1.2
.3゜4についてアンチスキッド制御を実行する。
ステップ112〜ステツプ115では各車輪11.21
.31.41のロック傾向の強さに応じて2位置弁15
,25,35.45を駆動するデユーティ比り*、が以
下の式(f)に示すように車輪パラメータW。と初期値
り。0から演算される。
D**−Do**   S Kn  ・W**d t 
  −”(f)ここで、KDは正の定数である。
そして、式(f)によって演算されたデユーティ比D 
1111で各車輪の2位置弁15,25.35.45を
駆動し、ステップ100に戻る。
式(f)によって、車輪のロック傾向が大きい時(We
、<Oの時)はデユーティ比り。が大きくなるためホイ
ールシリンダのブレーキ圧力P1oは小さくなり(減圧
され)、車輪のロック傾向が小さい時(W**>Oの時
)はデユーティ比り。が小さくなるためホイールシリン
ダのブレーキ圧力p 、l、。
は大きくなる(増圧される)。
つまり、アンチスキッド制御中は車輪のロック傾向に応
じて式(f)に従ってデユーティ比り、ゆが変化し、ホ
イールシリンダのブレーキ圧力Po4ゆ、を路面に適応
した圧力に制御される。
ところで、デユーティ比りとホイールシリンダのブレー
キ油圧P8の関係が第5図に示すようにマスターシリン
ダ1のブレーキ油圧(運転者のブレーキペダル踏力)に
応じて変化する。ホイールシリンダ第5図において、マ
スターシリンダ油圧P4が値PA (P、=PA)で高
いときには、デユーティ比りとホイールシリンダの平衡
油圧P。
はカーブaで示すような特性となり、マスターシリンダ
油圧PI4が値PI  (PH=Pg )で低いときに
は、カーブbで示すような特性となる。
例えば、ある路面におけるホイールシリンダのブレーキ
油圧(平衡圧)p、、、の最適値をPoと仮定すると、
第5図においてマスターシリンダ油圧PMが高いとき(
PイーPA)には、最適値Poに対応するデユーティ比
はD+である。
本発明では、マスターシリンダ油圧PHが高い強ブレー
キ時にはデユーティ比りの初期値Do。
をり、にしており、ホイールシリンダのブレーキ油圧P
 weeはアンチスキッド制御開始後、速やかに最適値
Poになる。
同様の路面でマスターシリンダ油圧P14が低いとき(
P、=p、)には最適値Poに対するデユーティ比はD
2である。本発明ではマスターシリンダ油圧PMが低い
緩ブレーキ時にはデユーティ比りの初期値Do。を・D
2にしており、この場合もホイールシリンダのフ゛レー
キ油圧P weeはアンチスキッド制御開始後速やかに
最適値P。になる。
こうして、強ブレーキと緩ブレーキを判定して、デユー
ティ比の初期値り。*ゆを変えるようにしているので運
転者のブレーキペダル2の踏み方によらず、アンチスキ
ッド制御開始直後から良好なアンチスキッド制御が可能
となり、車輪のロック傾向が小さく抑えられ、車両の安
定性、操縦性が向上する。
なお、上記第1実施例では強ブレーキと緩ブレーキを判
定してデユーティ比の初期値を2値で切り換えているが
、ブレーキの踏み方を細かく判定して初期値を3値以上
切り換える様にしても良い。
もちろんデユーティ比の初期値をアンチスキッド制御開
始時の車輪加速度G。とブレーキスイッチ53ONから
制御開始までの時間T3.の関数として、無段階に変え
るようにしても良い。
また、上記第1実施例ではデユーティ比の初期値D+、
Dzを前輪、後輪共に同じ値を用いたが、前輪と後輪で
異なる値を用いる様にしても良い。
また、上記実施例ではアンチスキッド制御開始時のホイ
ールシリンダのブレーキ圧力の目標を特定圧力Poとし
て、特定圧力P。に対応するデユーティ比の初期値を強
ブレーキと緩ブレーキで切り換えるようにしていたが、
路面状態に応じて特定圧力Poの値を変え、デユーティ
比の初期値を路面状態に応じて変えるようにしても良い
。それを第2実施例として説明する。第2実施例におい
てもECU60が実行するアンチスキッド制御の処理は
第4図におけるステップ200を除いて同じであるため
、第2実施例でステップ200で行われる処理について
、第6図のフローチャートを用いて詳細に説明する。ス
テップ200はアンチスキッド制御開始時のみ実行され
る。ステップ201で演算した推定車体加速度G、を基
準値Kt(例えばKT−−0,2G〜−0,5G)と比
較し、ステップ201でGl>KTの時はステップ20
2へ進み、一方ステップ201でGl≦に7の時はステ
ップ203へ進む。
ステップ202,203では第4図のステップ108と
同様の方法で緩ブレーキか強ブレーキかを判定しステッ
プ202または203で緩ブレーキと判定された場合は
、ステップ205またはステップ207へ進み、ステッ
プ205でデユーティ比の初期値をり。*、=D、(<
D、)、またはステップ207でDo。=04  (<
Ilh )としてステップ111へ進む。一方、ステッ
プ202またはステップ203で、緩ブレーキでない(
強ブレーキ)と判定された場合はステップ204または
ステップ206へ進みデユーティ比の初期値をステップ
204でDo**=D1またはステップ205でり。1
)(1””’ D 3としてステップ111へ進む。
ここで、D、、D、、D、、D、の大小はり、>Dz 
、D3 >DJ 、DI >D:l 、Dz >Daに
設定しである。
ステップ201は推定車体加速度Gsの大小を判定する
ことによって路面摩擦係数の大小を判定している。つま
り、路面摩擦係数の小さいすべり易い低μ路面では制動
時の車体減速時は小さく、逆に路面摩擦係数の大きい高
μ路面では制動時の車体減速度が大きいことから推定車
体加速度Gmの大きさによって路面摩擦係数μの大小を
判定できる。
第1実施例ではデユーティ比の初期値は緩ブレーキか強
ブレーキかによってのみ変更していたが、本実施例では
さらに路面摩擦係数μに応じてデユーティ比の初期値を
変更するため、デユーティ比の初期値をより適切な値に
することができる。
すなわち、路面摩擦係数の大きい路面でのホイールシリ
ンダのブレーキ圧P W**の最適値は路面摩擦係数μ
の小さい路面での最適値より大きいため、第7図におい
て路面摩擦係数の大きい路面でのブレーキ圧の最適値を
PIl、路面摩擦係数の小さい路面でのブレーキ圧の最
適値をPLとすると、路面摩擦係数μの小さい路面では
ブレーキの緩強に応じてデユーティ比の初期値り。ゆを
り、またはD2とし、路面摩擦係数μの大きい路面では
ブレーキの緩強に応じてり。0をD3またはD4にする
ことにより、路面状態と運転者のブレーキの踏み方に応
じてデユーティ比の初期値を適切な値に切り換えること
ができ、アンチスキッド制御開始直後から良好なアンチ
スキッド制御を行うことができる。
なお、第2実施例では推定車体加速度によって路面状態
を2つに判別しているが、路面状態をさらに細かく3つ
以上に判別する様にしても良い。
また、前記実施例の様にデユーティ比の初期値を時間T
STと推定車体速度G、の関数として無段階に変える様
にしてもよい。
また、緩ブレーキ、強ブレーキの判定を行わず推定車体
加速度によってのみデユーティ比の初期値を切り換える
様にしてもよい。
また、本実施例では、路面状態を推定車体加速度によっ
て判定しているが、車輪速度の落ち込み量(推定車体速
度V、と車輪速度V。との差)によって路面状態を判定
する様にしても良い。
また、上記実施例は増圧と減圧のみの2位置弁について
のデユーティ比の初期値演算方法に関するものであった
が、圧力制御弁が2位置弁でなく、例えば、駆動電流に
応じて圧力を連続して調節するような制御弁である場合
には、駆動電流を以下の式で算出するようにし、上記実
施例と同様に駆動電流■*ゆの初期値■。。をブレーキ
の踏み方や路面状態に応じて変更する様にすれば良い。
1**= Ions  S K+  ・Weed tこ
こで、K1は正の定数である。
また、上記実施例では緩ブレーキか強ブレーキかを判定
するのにブレーキスイッチ53オンからアンチスキッド
制御開始までの時間をT3アを用いているが、ブレーキ
ペダルの動きに対するブレーキスイッチ53オン/オフ
の切換位置はばらつきがあるので、ブレーキスイッチ5
3オンから車体加速度が変化するまでの時間を検出して
、T、アとの比較値KsTを補正するようにしても良い
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明によれば、アンチスキッド制
御開始直後から速やかに路面に応じたブレーキ油圧に制
御することができ、車輪のロックを良好に防止すること
ができ、車両の安定性、操縦性を向上できるという優れ
た効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の第I実施例を示す模式図、第2図
(A)、(B)は第1図図示装置の1輪について示す構
成国、第3図は作動説明に供するタイムチャート、第4
図は作動説明に供するフローチャート、第5図は作動説
明に供する特性図、第6図は本発明装置の第2実施例の
作動説明に供するフローチャート、第7図は本発明装置
の第2実施例の作動説明に供する特性図、第8図は本発
明の構成を示すブロック図である。 2・・・ブレーキペダル、11,21,31.41・・
・車輪、13.23,33.43・・・車輪速度センサ
、15,25,35,45・・・制御弁、53・・・ブ
レーキスイッチ、60・・・電子制御回路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)マスターシリンダと各車輪のホィールシリンダと
    の間に設けられ、ホィールシリンダの圧力を増圧または
    減圧する制御弁と、 複数の車輪の車輪速度を検出する複数の車輪速度センサ
    と、 前記車輪速度センサの検出信号に基づいて、車輪速度演
    算する速度演算手段と、 前記車輪速度に基づいて、車輪のロック傾向を判定する
    ロック傾向判定手段と、 ブレーキの強さ、路面状態のうち少なくとも一方に応じ
    て、アンチスキッド制御開始時のデューティ比の初期値
    を変更して設定する初期値設定手段と、 前記ロック傾向及び前記初期値に応じて前記制御弁を駆
    動するデューティ比を演算するデューティ比演算手段と
    、 前記デューティ比演算手段が演算するデューティ比にし
    たがって前記制御弁をデューティ駆動するようにしたこ
    とを特徴とするアンチスキッド制御装置。
  2. (2)前記初期値設定手段は、ブレーキが踏み込まれた
    時点からアンチスキッド制御が開始されるまでの時間と
    、アンチスキッド制御開始時の車輪加速度によってブレ
    ーキの強さが緩ブレーキか強ブレーキかを判定し、緩ブ
    レーキの傾向が大きいほどデューティ比の初期値を小さ
    くすることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のア
    ンチスキッド制御装置。
  3. (3)前記初期値設定手段は、アンチスキッド制御開始
    時の車体加速度に基づいて路面摩擦係数を判定し、路面
    摩擦係数の小さい路面ほどデューティ比の初期値を大き
    くすることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のア
    ンチスキッド制御装置。
  4. (4)前記初期値設定手段は車輪速度の落ち込み量に基
    づいて路面状態を判定し、路面摩擦係数の小さい路面ほ
    どデューティ比の初期値を大きくすることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載のアンチスキッド制御装置。
JP19989589A 1989-02-20 1989-08-01 アンチスキッド制御装置 Pending JPH0365464A (ja)

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