JPH036539Y2 - - Google Patents
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- JPH036539Y2 JPH036539Y2 JP1986169281U JP16928186U JPH036539Y2 JP H036539 Y2 JPH036539 Y2 JP H036539Y2 JP 1986169281 U JP1986169281 U JP 1986169281U JP 16928186 U JP16928186 U JP 16928186U JP H036539 Y2 JPH036539 Y2 JP H036539Y2
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- flange
- vibration
- rubber
- outer cylinder
- circumferential surface
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- JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N Ethyl urethane Chemical compound CCOC(N)=O JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 8
- 239000011800 void material Substances 0.000 description 4
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Landscapes
- Springs (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案は牽引台車と車体とを連結する装置、
或いは車軸の軸箱を支持するために軸箱と車両フ
レームとを連結する装置その他の車両用連結装置
における防振ゴムブツシユに関する。
或いは車軸の軸箱を支持するために軸箱と車両フ
レームとを連結する装置その他の車両用連結装置
における防振ゴムブツシユに関する。
(従来の技術)
例えば鉄道用の牽引用台車と車体とを連結する
装置として、第7図に示すように、台車100と
車体102との間に連結リンク104を介設し、
そしてその各端部に一つずつの防振ゴムブツシユ
106を配設して、これら防振ゴムブツシユ10
6及び連結リンク104を介して、台車100と
車体102とを連結する装置が用いられている。
防振ゴムブツシユ106は力の伝達をなす一方、
連結リンク104と牽引台車100或いは車体1
02との間で振動を吸収する作用をなすもので、
第8図に示すように、円筒状のゴム弾性体108
の中心部に金属製の軸体110が固着され、更に
ゴム弾性体108が、同じく金属製の外筒112
に圧入された形態を成している。そしてその軸体
110が牽引台車100若しくは車体102に固
定される一方、外筒112が連結リンク104端
部に固定されて、これら連結リンク104と台車
100若しくは車体102とを繋いでいる。
装置として、第7図に示すように、台車100と
車体102との間に連結リンク104を介設し、
そしてその各端部に一つずつの防振ゴムブツシユ
106を配設して、これら防振ゴムブツシユ10
6及び連結リンク104を介して、台車100と
車体102とを連結する装置が用いられている。
防振ゴムブツシユ106は力の伝達をなす一方、
連結リンク104と牽引台車100或いは車体1
02との間で振動を吸収する作用をなすもので、
第8図に示すように、円筒状のゴム弾性体108
の中心部に金属製の軸体110が固着され、更に
ゴム弾性体108が、同じく金属製の外筒112
に圧入された形態を成している。そしてその軸体
110が牽引台車100若しくは車体102に固
定される一方、外筒112が連結リンク104端
部に固定されて、これら連結リンク104と台車
100若しくは車体102とを繋いでいる。
ところでこの種防振ゴムブツシユにあつては、
ゴム弾性体108の変形の小さい領域ではバネ特
性を柔らかくする一方、ゴム弾性体108が一定
量変形した時点でその変形を抑えることが必要で
あり、このため従来の防振ゴムブツシユにおいて
は、ゴム弾性体108の上下特定部位に空所11
4を形成して小変形領域ではゴム弾性体108を
変形し易くし、そしてゴム弾性体108一定量変
形して空所114を埋めた時点で、ゴム弾性体1
08の空所部外面116と外筒112内面とを当
接させ、それらの作用でゴム弾性体108の変形
を抑制するようにしていた。
ゴム弾性体108の変形の小さい領域ではバネ特
性を柔らかくする一方、ゴム弾性体108が一定
量変形した時点でその変形を抑えることが必要で
あり、このため従来の防振ゴムブツシユにおいて
は、ゴム弾性体108の上下特定部位に空所11
4を形成して小変形領域ではゴム弾性体108を
変形し易くし、そしてゴム弾性体108一定量変
形して空所114を埋めた時点で、ゴム弾性体1
08の空所部外面116と外筒112内面とを当
接させ、それらの作用でゴム弾性体108の変形
を抑制するようにしていた。
(考案が解決しようとする問題点)
しかしながらこの種防振ゴムブツシユにおいて
は、ゴム弾性体108が空所114を埋めてゴム
弾性体108の空所部外面116が外筒112の
内周面に当接してからの荷重−撓み特性、すなわ
ち立上り特性(ストツパ特性)が緩やかであるた
めに、一定荷重の下でのゴム弾性体の変形量を低
く抑えるためには防振ゴムブツシユを大型化せざ
るを得ない不具合がある。
は、ゴム弾性体108が空所114を埋めてゴム
弾性体108の空所部外面116が外筒112の
内周面に当接してからの荷重−撓み特性、すなわ
ち立上り特性(ストツパ特性)が緩やかであるた
めに、一定荷重の下でのゴム弾性体の変形量を低
く抑えるためには防振ゴムブツシユを大型化せざ
るを得ない不具合がある。
またこの従来の防振ゴムブツシユは、ゴム弾性
体108の形状に起因してこじり方向(軸体11
0がゴム弾性体108及び外筒112の軸心に対
して傾く方向。第9図参照)のバネ特性が硬く、
このためかかる防振ゴムブツシユを上述のような
牽引台車と車体との連結装置に用いた場合に、カ
ーブでの横方向(第7図において紙面に直角な方
向)の剛性が高くなつて振動上の悪影響を及ぼす
恐れがあり、更にそのストツパ特性を望ましい特
性にチユーニングするためには、空所114の寸
法・形状を種々変化させなければならず(このた
めにはゴム弾性体108成形用の金型を種々製作
しなければならない)その作業に面倒を伴うなど
各種不具合がある。
体108の形状に起因してこじり方向(軸体11
0がゴム弾性体108及び外筒112の軸心に対
して傾く方向。第9図参照)のバネ特性が硬く、
このためかかる防振ゴムブツシユを上述のような
牽引台車と車体との連結装置に用いた場合に、カ
ーブでの横方向(第7図において紙面に直角な方
向)の剛性が高くなつて振動上の悪影響を及ぼす
恐れがあり、更にそのストツパ特性を望ましい特
性にチユーニングするためには、空所114の寸
法・形状を種々変化させなければならず(このた
めにはゴム弾性体108成形用の金型を種々製作
しなければならない)その作業に面倒を伴うなど
各種不具合がある。
(問題点を解決するための手段)
本考案は、このような問題点を解決するために
なされものであり、その要旨は、前記ゴム弾性体
を軸方向に2分割して各分割体を軸方向に所定の
隙間を隔てて配置する一方、前記軸体より半径方
向に延び出し前記外筒の内径よりも一定寸法外径
の小さい円盤状の金属フランジを該軸体に一体に
固設して該フランジを前記隙間内に且つ前記ゴム
弾性体の各分割体との間に隙間を生ぜしめる状態
で配置し、該フランジの外周面若しくは該外筒内
周面における該フランジ外周面に対向する部位の
少なくとも何れか一方に薄い弾性材を固着し、該
フランジ外周面を該弾性材を介して該外筒内周面
に当接させることによつて、前記ゴム弾性体の半
径方向の変形を抑制するようにしたことにある。
なされものであり、その要旨は、前記ゴム弾性体
を軸方向に2分割して各分割体を軸方向に所定の
隙間を隔てて配置する一方、前記軸体より半径方
向に延び出し前記外筒の内径よりも一定寸法外径
の小さい円盤状の金属フランジを該軸体に一体に
固設して該フランジを前記隙間内に且つ前記ゴム
弾性体の各分割体との間に隙間を生ぜしめる状態
で配置し、該フランジの外周面若しくは該外筒内
周面における該フランジ外周面に対向する部位の
少なくとも何れか一方に薄い弾性材を固着し、該
フランジ外周面を該弾性材を介して該外筒内周面
に当接させることによつて、前記ゴム弾性体の半
径方向の変形を抑制するようにしたことにある。
(作用及び考案の効果)
本考案の防振ゴムブツシユにおいては、金属製
のフランジが薄い弾性材を介して同じ金属製の外
筒に当接することによりストツパ作用が行われる
ため、即ち従来の防振ゴムブツシユのように空所
114を埋めたゴム弾性体による変形抵抗の増大
によつてストツパ作用が行われるのではないた
め、フランジと外筒とが当接してからのばねの立
上り特性が急激となり、従つて小型の防振ゴムブ
ツシユでも十分にゴム弾性体の変形量を小さく抑
えることができる。
のフランジが薄い弾性材を介して同じ金属製の外
筒に当接することによりストツパ作用が行われる
ため、即ち従来の防振ゴムブツシユのように空所
114を埋めたゴム弾性体による変形抵抗の増大
によつてストツパ作用が行われるのではないた
め、フランジと外筒とが当接してからのばねの立
上り特性が急激となり、従つて小型の防振ゴムブ
ツシユでも十分にゴム弾性体の変形量を小さく抑
えることができる。
またゴム弾性体が軸方向に2分割されると共に
それらが軸方向に所定の隙間を隔てて配置されて
いるため、こじり力を受けたとき、ゴム弾性体の
各分割体のそれぞれが独立に変形できるようにな
り、これによりこじり方向のばね特性が柔らかく
なつて、同方向における振動上の悪影響も心配な
くなる。加えてフランジの外径を変化させるだけ
でストツパ特性を変化させることができ、且つそ
のフランジの外径を変化させることは前記空所1
14の形状を変化させる場合に比べて著しく容易
である(空所114の形状を変化させるためには
ゴム成形用の金型を多数製作しなければならな
い)ため、ストツパ特性のチユーニングも容易に
行えるようになる。
それらが軸方向に所定の隙間を隔てて配置されて
いるため、こじり力を受けたとき、ゴム弾性体の
各分割体のそれぞれが独立に変形できるようにな
り、これによりこじり方向のばね特性が柔らかく
なつて、同方向における振動上の悪影響も心配な
くなる。加えてフランジの外径を変化させるだけ
でストツパ特性を変化させることができ、且つそ
のフランジの外径を変化させることは前記空所1
14の形状を変化させる場合に比べて著しく容易
である(空所114の形状を変化させるためには
ゴム成形用の金型を多数製作しなければならな
い)ため、ストツパ特性のチユーニングも容易に
行えるようになる。
この他本考案の防振ゴムブツシユは、薄い弾性
材をフランジ外周面若しくは外筒内周面の全周に
亘つてリング状に固着した場合には、連結装置へ
の取付けに際して方向性を考えなくて良い利点が
生ずる。
材をフランジ外周面若しくは外筒内周面の全周に
亘つてリング状に固着した場合には、連結装置へ
の取付けに際して方向性を考えなくて良い利点が
生ずる。
前述の従来の防振ゴムブツシユは、空所114
が丁度上下の位置に来るように正確に位置決めし
た状態で連結装置に取り付けなければならないた
めに、取付けその他の作業が面倒であるが、本考
案の防振ゴムブツシユは、従来の防振ゴムブツシ
ユのように、ゴム弾性体周方向の特定部位に空所
等の異形部分を有さず、全周に亘つて均等な形状
を成している。即ちゴム弾性体が円筒形状、フラ
ンジが円盤形状であり、従つて弾性材がリング状
に固着されていれば半径方向のバネ特性はどの角
度位置においても均等となる。このため連結装置
への取付けに際して方向性を考える必要が無いの
である。
が丁度上下の位置に来るように正確に位置決めし
た状態で連結装置に取り付けなければならないた
めに、取付けその他の作業が面倒であるが、本考
案の防振ゴムブツシユは、従来の防振ゴムブツシ
ユのように、ゴム弾性体周方向の特定部位に空所
等の異形部分を有さず、全周に亘つて均等な形状
を成している。即ちゴム弾性体が円筒形状、フラ
ンジが円盤形状であり、従つて弾性材がリング状
に固着されていれば半径方向のバネ特性はどの角
度位置においても均等となる。このため連結装置
への取付けに際して方向性を考える必要が無いの
である。
このことはまた、かかる防振ゴムブツシユを上
記の牽引台車と車体との連結装置に用いた場合に
おいて、車体側の荷重増加により車体と台車間の
高さ方向の距離が変化した場合にも、即ち駆動力
伝達やブレーキ力伝達の際に防振ゴムブツシユに
加わる力の方向が変化した場合にも荷重−撓み特
性を変化させず、同一の荷重−撓み特性が得られ
ることを意味する。
記の牽引台車と車体との連結装置に用いた場合に
おいて、車体側の荷重増加により車体と台車間の
高さ方向の距離が変化した場合にも、即ち駆動力
伝達やブレーキ力伝達の際に防振ゴムブツシユに
加わる力の方向が変化した場合にも荷重−撓み特
性を変化させず、同一の荷重−撓み特性が得られ
ることを意味する。
(実施例)
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。第2図において、10は牽引用台車1
2と車体14とを、取付ブラケツト16,18に
おいて牽引方向に連結する連結装置であつて、そ
れらブラケツト16,18間に介設された連結リ
ンク20を有している。連結リンク20の両端部
には、目玉部を構成する円筒部22がリンク20
の軸心と直角な方向に一体に形成されており、こ
れら円筒部22のそれぞれに、防振ゴムブツシユ
24が圧入により固定されている。防振ゴムブツ
シユ24は、第1図に示すように円筒形状のゴム
弾性体26と、その中心部に固着された金属製の
軸体28とを有し、且つそのゴム弾性体26が金
属製の外筒30に圧入された形態を成している。
軸体28は軸方向両端部がゴム弾性体26から一
定量突出しており、その突出した各端部に、偏平
な面取面32と円形の嵌合孔34とが設けられて
いて、この部分で上記取付ブラケツト16,18
に固定されている。すなわち第2図に示すよう
に、それら嵌合孔34にボルト36が嵌合され、
そしてそのボルト36がブラケツト16,18の
先端部に形成された円筒状嵌合部38に挿通され
て、ナツト40と共に締め付けられることによ
り、それらブラケツト16,18に対して固定さ
れている。
説明する。第2図において、10は牽引用台車1
2と車体14とを、取付ブラケツト16,18に
おいて牽引方向に連結する連結装置であつて、そ
れらブラケツト16,18間に介設された連結リ
ンク20を有している。連結リンク20の両端部
には、目玉部を構成する円筒部22がリンク20
の軸心と直角な方向に一体に形成されており、こ
れら円筒部22のそれぞれに、防振ゴムブツシユ
24が圧入により固定されている。防振ゴムブツ
シユ24は、第1図に示すように円筒形状のゴム
弾性体26と、その中心部に固着された金属製の
軸体28とを有し、且つそのゴム弾性体26が金
属製の外筒30に圧入された形態を成している。
軸体28は軸方向両端部がゴム弾性体26から一
定量突出しており、その突出した各端部に、偏平
な面取面32と円形の嵌合孔34とが設けられて
いて、この部分で上記取付ブラケツト16,18
に固定されている。すなわち第2図に示すよう
に、それら嵌合孔34にボルト36が嵌合され、
そしてそのボルト36がブラケツト16,18の
先端部に形成された円筒状嵌合部38に挿通され
て、ナツト40と共に締め付けられることによ
り、それらブラケツト16,18に対して固定さ
れている。
一方ゴム弾性体26は、軸方向の中央部で所定
隙間を隔てて前後方向(軸方向)に2分割されて
おり、そしてその隙間において、円盤状の金属製
フランジ42が軸体28に一体に固設されてい
る。フランジ42の外径は、外筒30の内径より
も一定寸法だけ小さくされており、それらフラン
ジ42の外周面と外筒30内周面との間に、一定
の隙間が確保されている。尚、軸体28とゴム弾
性体26とは加硫接着されているが、フランジ4
2とゴム弾性体26とは分離されている。
隙間を隔てて前後方向(軸方向)に2分割されて
おり、そしてその隙間において、円盤状の金属製
フランジ42が軸体28に一体に固設されてい
る。フランジ42の外径は、外筒30の内径より
も一定寸法だけ小さくされており、それらフラン
ジ42の外周面と外筒30内周面との間に、一定
の隙間が確保されている。尚、軸体28とゴム弾
性体26とは加硫接着されているが、フランジ4
2とゴム弾性体26とは分離されている。
他方、外筒30の内周部位には、フランジ42
と対向して環状の浅い溝44が形成されており、
この溝44に、弾性を有するウレタン材46が第
3図にも示すようにリング状に埋設されている。
またこの外筒30の軸方向両端部には、半径方向
内方に突出する突部48が形成されており、ゴム
弾性体26の軸方向への相対的なずれを規制して
いる。
と対向して環状の浅い溝44が形成されており、
この溝44に、弾性を有するウレタン材46が第
3図にも示すようにリング状に埋設されている。
またこの外筒30の軸方向両端部には、半径方向
内方に突出する突部48が形成されており、ゴム
弾性体26の軸方向への相対的なずれを規制して
いる。
尚、第1図はゴム弾性体26を外筒30に圧入
した状態を示しているが、ゴム弾性体26は圧入
前においては第4図に示すように断面台形状をな
しており、且つその高さが軸体28の外周面と外
筒30の内周面との距離よりも一定量高くされて
いる。而してゴム弾性体26は外筒30への圧入
により半径方向に圧縮されて、第2図に示すよう
な円筒形状をなる。
した状態を示しているが、ゴム弾性体26は圧入
前においては第4図に示すように断面台形状をな
しており、且つその高さが軸体28の外周面と外
筒30の内周面との距離よりも一定量高くされて
いる。而してゴム弾性体26は外筒30への圧入
により半径方向に圧縮されて、第2図に示すよう
な円筒形状をなる。
以上のような防振ゴムブツシユ24において
は、ゴム弾性体26、ストツパ手段を構成するフ
ランジ42及び外筒30内周面部のウレタン弾性
材46が何れも円筒形状或いは円形状をなしてい
て、周方向における形状的な変化が無いため、半
径方向のばね特性はどの角度位置においても均等
となる。このため第2図において車体14側の荷
重増加により、車体14と台車12とが高さ方向
に接近してもばね特性の変化が無く、また連結装
置10への取付けに際しても方向性を考えなくて
良いために取付けも簡便となる。
は、ゴム弾性体26、ストツパ手段を構成するフ
ランジ42及び外筒30内周面部のウレタン弾性
材46が何れも円筒形状或いは円形状をなしてい
て、周方向における形状的な変化が無いため、半
径方向のばね特性はどの角度位置においても均等
となる。このため第2図において車体14側の荷
重増加により、車体14と台車12とが高さ方向
に接近してもばね特性の変化が無く、また連結装
置10への取付けに際しても方向性を考えなくて
良いために取付けも簡便となる。
更に、第5図中実線50で示すように(破線5
2は従来の防振ゴムブツシユ)、ストツパ手段を
構成するフランジ42と外筒30内周面部のウレ
タン弾性材46とが当接してからの荷重−撓み特
性の立上りが急激であるために、防振ゴムブツシ
ユ24の小型化が可能であり、一方でゴム弾性体
26が半体26aと26bとに2分割されている
ことから、こじり方向のばね特性は柔らかくなつ
て振動面での悪影響の問題も解消される。
2は従来の防振ゴムブツシユ)、ストツパ手段を
構成するフランジ42と外筒30内周面部のウレ
タン弾性材46とが当接してからの荷重−撓み特
性の立上りが急激であるために、防振ゴムブツシ
ユ24の小型化が可能であり、一方でゴム弾性体
26が半体26aと26bとに2分割されている
ことから、こじり方向のばね特性は柔らかくなつ
て振動面での悪影響の問題も解消される。
その他、本例の防振ゴムブツシユ24は、外筒
30の軸方向両端部に突部48が形成されてい
て、ゴム弾性体26圧入時の位置決め作用をなす
から、ゴム弾性体26と外筒30との組付作業が
楽となり、加えてこの突部48によつて、ゴム弾
性体26がこじり方向に弾性変形した時その端部
が外筒30からはみ出すのが防止される。
30の軸方向両端部に突部48が形成されてい
て、ゴム弾性体26圧入時の位置決め作用をなす
から、ゴム弾性体26と外筒30との組付作業が
楽となり、加えてこの突部48によつて、ゴム弾
性体26がこじり方向に弾性変形した時その端部
が外筒30からはみ出すのが防止される。
以上本考案の実施例を詳述したが、本考案はそ
の他の形態で構成することも可能である。
の他の形態で構成することも可能である。
例えば第6図に示すように、ゴム弾性体26を
連結リンク20の両端部に形成した円筒部54に
直接圧入するようにしても良い。この場合、円筒
部54が防振ゴムブツシユの外筒を構成し、そし
て上記環状の溝44、ウレタン弾性材46はこの
円筒部54に設けられる。
連結リンク20の両端部に形成した円筒部54に
直接圧入するようにしても良い。この場合、円筒
部54が防振ゴムブツシユの外筒を構成し、そし
て上記環状の溝44、ウレタン弾性材46はこの
円筒部54に設けられる。
また、かかるウレタン弾性材をフランジ42の
外周面に固着することも可能であるし、更にこの
フランジ42外周面若しくは外筒30内周面の周
方向に一定範囲で部分的に配設することも可能で
ある。
外周面に固着することも可能であるし、更にこの
フランジ42外周面若しくは外筒30内周面の周
方向に一定範囲で部分的に配設することも可能で
ある。
この他、かかるウレタン弾性材に代えて他の弾
性材料を用いることも可能であるし、また防振ゴ
ムブツシユの軸体を連結リンクの側に固定するこ
とも可能である。
性材料を用いることも可能であるし、また防振ゴ
ムブツシユの軸体を連結リンクの側に固定するこ
とも可能である。
これらの外、本考案を上記形態の連結装置のみ
ならず、ゴムブツシユ型のボルスタアンカ或いは
2本のリンクで車軸の軸箱を支持するアルストム
式軸箱支持装置等の連結装置に適用することも可
能である等、本考案はその主旨を逸脱しない範囲
において、当業者の知識に基づき様々な変形を加
えた形態で構成することが可能である。
ならず、ゴムブツシユ型のボルスタアンカ或いは
2本のリンクで車軸の軸箱を支持するアルストム
式軸箱支持装置等の連結装置に適用することも可
能である等、本考案はその主旨を逸脱しない範囲
において、当業者の知識に基づき様々な変形を加
えた形態で構成することが可能である。
第1図は本考案の一実施例である防振ゴムブツ
シユの一部切欠正面図であり、第2図はこの防振
ゴムブツシユを用いた連結装置の一例を示す正面
図である。第3図は第1図及び第2図の防振ゴム
ブツシユの一部切欠側面図であり、第4図は第1
図乃至第3図における防振ゴムブツシユの圧入前
のゴム弾性体形状を示す一部切欠正面図である。
第5図は第1図乃至第3図の防振ゴムブツシユの
荷重−撓み特性を示す特性図であり、第6図は本
考案の他の実施例である防振ゴムブツシユを連結
装置とともに示す正面図であり、第7図は本考案
の適用対象である連結装置の一例を示す図であ
る。第8図はその連結装置において従来用いられ
ている防振ゴムブツシユの側面断面図であり、第
9図は第8図の防振ゴムブツシユの不具合を説明
するための説明図である。 10……連結装置、12……台車、14……車
体、20……連結リンク、24……防振ゴムブツ
シユ、26……ゴム弾性体、28……軸体、42
……フランジ、44……溝、46……ウレタン弾
性材。
シユの一部切欠正面図であり、第2図はこの防振
ゴムブツシユを用いた連結装置の一例を示す正面
図である。第3図は第1図及び第2図の防振ゴム
ブツシユの一部切欠側面図であり、第4図は第1
図乃至第3図における防振ゴムブツシユの圧入前
のゴム弾性体形状を示す一部切欠正面図である。
第5図は第1図乃至第3図の防振ゴムブツシユの
荷重−撓み特性を示す特性図であり、第6図は本
考案の他の実施例である防振ゴムブツシユを連結
装置とともに示す正面図であり、第7図は本考案
の適用対象である連結装置の一例を示す図であ
る。第8図はその連結装置において従来用いられ
ている防振ゴムブツシユの側面断面図であり、第
9図は第8図の防振ゴムブツシユの不具合を説明
するための説明図である。 10……連結装置、12……台車、14……車
体、20……連結リンク、24……防振ゴムブツ
シユ、26……ゴム弾性体、28……軸体、42
……フランジ、44……溝、46……ウレタン弾
性材。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 互いに連結すべき第一の連結体と第二の連結
体との間に連結リンクを介設するとともに、円
筒状のゴム弾性体の中心部に金属製の軸体を固
着し且つ該ゴム弾性体を金属製外筒に圧入した
形態の防振ゴムブツシユを該連結リンクの両端
部にその軸心と直角に向けて配設し、それら防
振ゴムブツシユの各軸部を前記第一若しくは第
二連結体と連結リンクとの一方に、また外筒を
他方にそれぞれ固定して、それら2つの連結体
を該防振ゴムブツシユ及び連結リンクを介して
連結する連結装置の該防振ゴムブツシユであつ
て、 前記ゴム弾性体を軸方向に2分割して各分割
体を軸方向に所定の隙間を隔てて配置する一
方、前記軸体より半径方向に延び出し前記外筒
の内径よりも一定寸法外径の小さい円盤状の金
属フランジを該軸体に一体に固設して該フラン
ジを前記隙間内に且つ前記ゴム弾性体の各分割
体との間に隙間を生ぜしめる状態で配置し、該
フランジの外周面若しくは該外筒内周面におけ
る該フランジ外周面に対向する部位の少なくと
も何れか一方に薄い弾性材を固着し、該フラン
ジ外周面を該弾性材を介して該外筒内周面に当
接させることによつて、前記ゴム弾性体の半径
方向の変形を抑制するようにしたことを特徴と
する車両用連結装置における防振ゴムブツシ
ユ。 (2) 前記薄い弾性材が、前記フランジ外周面若し
くは前記外筒内周面の全周に亘つてリング状に
固着されている実用新案登録請求の範囲第1項
に記載の防振ゴムブツシユ。 (3) 前記外筒内周部の前記フランジ外周面に対向
する部位に浅い溝が形成され、前記薄い弾性材
が該溝内に埋設されている実用新案登録請求の
範囲第1項若しくは第2項に記載の防振ゴムブ
ツシユ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986169281U JPH036539Y2 (ja) | 1986-11-04 | 1986-11-04 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986169281U JPH036539Y2 (ja) | 1986-11-04 | 1986-11-04 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6374373U JPS6374373U (ja) | 1988-05-18 |
JPH036539Y2 true JPH036539Y2 (ja) | 1991-02-19 |
Family
ID=31102942
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986169281U Expired JPH036539Y2 (ja) | 1986-11-04 | 1986-11-04 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH036539Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11325145A (ja) * | 1998-05-15 | 1999-11-26 | Bridgestone Corp | 防振ゴムブッシュ |
WO2016189854A1 (ja) * | 2015-05-25 | 2016-12-01 | 川崎重工業株式会社 | 軌条車両用台車及びそれを備えた軌条車両 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001260878A (ja) * | 2000-01-14 | 2001-09-26 | Hitachi Ltd | 鉄道車両 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4726808U (ja) * | 1971-04-14 | 1972-11-27 |
-
1986
- 1986-11-04 JP JP1986169281U patent/JPH036539Y2/ja not_active Expired
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11325145A (ja) * | 1998-05-15 | 1999-11-26 | Bridgestone Corp | 防振ゴムブッシュ |
WO2016189854A1 (ja) * | 2015-05-25 | 2016-12-01 | 川崎重工業株式会社 | 軌条車両用台車及びそれを備えた軌条車両 |
JPWO2016189854A1 (ja) * | 2015-05-25 | 2017-12-14 | 川崎重工業株式会社 | 軌条車両用台車及びそれを備えた軌条車両 |
US10793167B2 (en) | 2015-05-25 | 2020-10-06 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Railcar bogie and railcar including same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6374373U (ja) | 1988-05-18 |
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