JPH0364280A - 映像中間周波信号検波回路 - Google Patents

映像中間周波信号検波回路

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JPH0364280A
JPH0364280A JP20111089A JP20111089A JPH0364280A JP H0364280 A JPH0364280 A JP H0364280A JP 20111089 A JP20111089 A JP 20111089A JP 20111089 A JP20111089 A JP 20111089A JP H0364280 A JPH0364280 A JP H0364280A
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JP
Japan
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signal
phase
video
intermediate frequency
circuit
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JP20111089A
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Yukio Nishizawa
西沢 幸男
Kazuo Urata
浦田 一夫
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、テレビジョン受像機などにおける映像信号処
理回路にかかるちのであり、特に映像中間周波信号をベ
ースバンド映像信号に変換する映像中間周波信号検波回
路に関するものである。
[従来の技術] テレビジョン受像機では、一般に多数のテレビ電波がア
ンテナに入射する。これらのうちの受信しようとするチ
ャンネルのテレビ電波は、チューナによって選択、そし
て増幅され、更に所定の中間周波信号に周波数変換され
る。また、この中間周波信号は、中間周波増幅回路によ
って更に増幅される。そして、映像検波回路により、増
幅された映像中間周波信号からベースバンドの映像信号
が取り出される。
ところで、テレビ電波の伝送方式は残留側波帯伝送であ
る。このため、映像搬送波±l。
25MHzの低域成分は両側波帯伝送であり、高域成分
は単側波帯伝送となる。この様子をベクトルで表わすと
、第5図及び第6図に各々示すようになる。
まず、映像信号の低域成分について、第4図を参照しな
がら説明する。同図中、[OR3は映像搬送波のベクト
ルであり、同図fAl中、[I(T]は変調波の低域成
分合成ベクトルである。ここで、低域成分合成ベクトル
[HT]は、ベクトル[HA ]と[HB]とを合成し
たものである。
従って、映像検波回路に対する低域成分の入力ベクトル
は、搬送波ベクトルと変調波ベクトルを加えたベクトル
[OT]となる。
他方、映像信号の高域成分については、第6図に示すよ
うになる。すなわち、映像搬送波ベクトル[:OR3に
対して、変調波の高域成分ベクトルは[HClとなる。
従って、映像検波回路に対する高域成分の入力ベクトル
は、搬送波ベクトルと変調波ベクトルを加λたベク[・
ル「OQ]となる。
次に、映像検波回路で?Tなわわる「検波Jという作用
は、理想的には搬送波ベクトルと同相成分のみを取り出
すものである。従って1両側波の低域成分、単側波の高
域成分が各々理想的に検波されると、検波出力は、  
「or)、[oR]となる。これらのベク;−ルを比較
すると明らかなように1両検波出力の間に振幅差による
歪が発生することとなる。
そこで、映像信号の低域成分については、第5図(B)
に示すように1、まず、ベクトル[HA] 、[HI3
Jをベクトル[Ha]。
[Hblに帯域制限して低域成分合成ベクトルを[Ht
]とする。すなわち、映像検波回路に対する低域成分の
人力ベクトルを[Ot]とする。このようしこすると、
低域成分の検波出力はベクトル[0s)hなる。これに
よって、検波出力に振幅差に、I:る歪が発生しない理
想的な検波が可能となり、忠実な再生を行なうことがで
きる。
次に、第7図を参照しながら、第1の従来例について説
明する。この例は、疑似同期検波方式のもので、映像中
間周波信号は増幅器100に入力されるようになってい
る。この増幅器100の出力側は、一方において同調リ
ミッタ増幅器102の入力側に接続されており、他方に
おいて位相検波回路104の入力側に接続されている。
そして、同調リミッタ増幅器102の出力側は、前記位
相検波回路104の他の入力端に接続されており、位相
検波回路104の出力側が検波出力となっている。
以上のように構成された従来装置の動作について説明す
ると、増幅器100で増幅された映像中間周波信号は、
同調リミッタ増幅器102に入力され、これによって位
相検波の基準48号が生成される。この基準信号は、増
幅された映像中間周波信号とともに、位相検波回路10
4に入力される4位相検波回路104では、基準信号を
用いて映像中間周波信号の位相検波が行なわれ、検波信
号が出力されることとなる。
しかしながら、このような従来装置では、位相検波の基
準信号が同調増幅器で生成されるため、入力搬送波ベク
トル[OR3(第5図ないし第6図参照)と基準信号の
位相とを完全に一致させることができない、従って、検
波出力に直交歪成分(第5図(B)のベクトル[st]
、第6図のベクトル[RQ] )が含まれることとなる
そこで、かかる不都合を改善しで忠実な再現を行なうと
ともに、音声多重ないし文字多重性能の向上等の要求か
ら、P L L (Ph、ase Locked Lo
op)完全同期検波方式の位相検波が行なわれるように
なってきた。
第8図には、このPLL完全同期検波方式にかかる第2
の従来例が示されている。同図において、映像中間周波
信号は、端子200に入力されるようになっている。こ
の端子200は、第1及び第2の位相検波回路202.
204の入力側に各々接続されている。そして、第1の
位相検波回路202の検波出力側は、ローパスフィルタ
(以下、rLPFJという)206を介して電圧制御発
振器(以下、rvco、1という)208の入力側に接
続されている、また1、:のV C0208の第1の基
準信号出力側は、前記第“lの位相検波回路202 (
D他の入力端に接続されており、第2の基準信号出力側
は、前記第2の位相検波回路204の他の入力側に接続
されでいる。なお、VC0208の出力基準信号間には
、90°の位相差があり、第1の基準信号は、人力搬送
波と1〕0゛の位相差がある。
次に、以上のように構成された従来装置の動作について
説明T 6 、位相検波回路202には、端子200か
ら映像中間周波信号が大力され、VCO208から第1
の基準信号が人力される。位相検波回路202では、入
、力された両イこ号!、:、対して掛算処Jlが行i、
c t、> tt、 、両省(77泣相なの検出が竹な
われる0 1.の検14出力は−L−? F 20Fl f:二人
力され、ここで直流化さp、る。この直流化信号は、前
記映像中間周波1i号と第1の基準信号ヒの位相差に対
応する1ノベルを有し、でおり、両者に位相差かない場
合には「QJレベル、1)7相差があ611)合にはそ
の位相差量に応じて各々プラス又はマイナスの相当レベ
ルどなる信号である。この直流信号は、v c O20
8に発振制御信号として入力される。
次!、m、 VCO208t:’は、L P F 20
6から入力された直流信号レベルに対応する発振周波数
制御が行なわれ、これによって第1の基準信号の周波数
が制御されることとなる。すなわち5位相検波回路20
2.LPF206.VCO208ニJ:、6閉回路ニヨ
ッてP L Lが形成され、V CO208の発振周波
数が入力映像中間周波信号の搬送周波数にロックされる
こととなる。
以上のようにして発振周波数が固定されたV CO2[
18の発振信号は、第1の基準信号と位相が90°異な
る第2の基準信号として位相検波回路204に入力され
る6位相検波回路204では、この第2の基準信号に基
−4いて映像中間周波信号の位相検波が行lcわれる。
これによっ゛C1映像中間周波信号がべ・−入バンド映
像信号に変換されることとなり、これが端子21fJか
も出力されることとなる。
なお、第2の基準信号と第1の基準18号との間に9「
)°の位相差を設けたのは、入力映像搬送波と基準信号
との位相が−・一致した場合に、PLLを構成する位相
検波回路202では出力が「01になり、ベースバンド
変換用の位相検波囲路204では最大出力か得られるよ
うにするためである。
以上のように、P L L、同期検波方式では、理想的
には映像搬送波位相と完全に同相な信号なPLL回路に
よって生成し、これを基準信号として映像中間周波信号
の位相検波が行なわれる。
従って、原理的には理論通りの位相検波が可能となる。
この方式の採用により、第1の従来例よりも忠実な映像
信号の再生が可能となるとヒもに、音声ないし文字多重
信号の復調性能も向5.ヒする。
[発明が解決しようとする課題1 しかしながら。このような従来例においても、以下のよ
うな不都合がある。第5図ないし第6図に示したように
、低域ないし高域の映像中間周波信号ベクトル[OTl
 、[OQ]は、映像信号の内容により常時変化してい
る。!のため、第8図に示したPLLでは、VCO20
8の発振周波数が搬送波の位相変化にのみ追従し、映像
信号の内容の変化には追従しないように、LPF20B
が設けられている。
ところが、このようなPLLでは、VC0208の発振
周波数が完全に搬送波の位相にのみ追従するようにする
ことは不可能であり、映像信号の内容変化の低周波成分
に対してV’CO2O3の発振位相が変化することとな
る。このため、忠実な映像信号の再生が妨げられるとい
う不都合が生ずる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、忠実な映
像信号の再生を実現でき、音声ないし文字多重性能の向
上を図ることができる映像中間周波信号検波回路を提供
することを、その目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、入力された映像中間周波信号を位相検波する
位相検波手段、この検波信号の直流分を得る直流変換フ
ィルタ手段、及び得られた直流分によって発振周波数が
制御される電圧制御発振手段により映像中間周波信号の
搬送波に対するPLLを構成するとともに、これによっ
て位相が固定された基準信号により映像中間周波信号の
位相検波を行なってベースバンド映像信号を得る映像中
間周波信号検波回路において、前記検波されたベースバ
ンド映像信号に基づいて同期、非同期状態を検出する同
期非同期検出手段と、その位相制御動作が、同期状態で
は前記映像中間周波信号中の映像内容の変化しない部分
のみに基づいて行なわれ、非同期状態では常時行なわれ
るように。
前記PLLを制御する動作制御手段とを各々備えるとと
もに、前記直流変換フィルタ手段を、その時定数が同期
非同期状態に応じて切り換えられる構成としたことを特
徴とするものである。
[作用] 本発明によれば、位相検波の基準信号を生成するPLL
における位相制御は、映像中間周波信号中の映像内容に
よって変化しない部分1例えば帰線期間中の信号のみに
基づいて行なわれる。このため、PLLによる基準信号
の位相は、映像内容による影響を受けなくなる。
位相検波の基準信号の位相は、映像信号の搬送波位相に
良好に一致し、これに基づいて映像中間周波信号の位相
検波が行なわれてベースバンドの映像信号が得られる。
また1弱信号時、チャンネル切換時、電源投入時などの
非同期状態では、PLLの直流変換フィルタ手段の時定
数の切り換えによって、広い引き込み範囲で常時PLL
動作が行なわれるので、速やかに安定した状態となる。
[実施例] 以下1本発明の実施例について、添付図面を参照しなが
ら説明する。なお、上述した従来例と同様の構成部分に
ついては、同一の符号を用いることとする。
く第1実施例〉 最初に、第1図乃至第3図を参照しながら、本発明の第
1実施例について説明する。第1図には第1実施例の基
本構成ブロックが示されており。
第2図には第1実施例の主要部の具体的な構成が示され
ている。
まず、第1図を参照しながら、第1実施例について概略
を説明する。この第1実施例の構成は。
基本的には上述した第8図の第2の従来例と同様である
が、PLL用の位相検波回路IO及びLPF70の構成
が異なるとともに、新たに同期非同期検出回路80.ス
イッチ回路90などが負荷されている点でも異なる。
すなわち1位相検波回路10は、二つの動作モードを持
っている。このうち、PLLがロックされている場合、
つまり同期状態の動作モードにおいては、映像信号の帰
線期間のみ位相検波動作を行なってその他の映像期間で
は動作しないように構成されている。他方、PLLがロ
ックしていない場合、つまり非同期状態の動作モードに
おいては、映像信号の全期間で位相検波動作を行なうよ
うに構成されている。そして、かかる位相検波回路10
1.:i5ける動作モードに応じて、LPF70におけ
る時定数も変化するように構成されている。
更に、PLLの同期非同期状態の検出は、同期非同期検
出回路80によって行なわれるようになっており、これ
による検出結果による移動検波回路10の動作モード切
り換えは、スイッチ回路90による電圧切り換えによっ
て行なわれるようになっている。
次に、この実施例の動作について概略を説明する。最初
に、PLLがロックしている同期状態における動作につ
いて説明する。
テレビジョン電波は負変調方式で伝送されているので、
映像(1号の帰線期間では映像中間周波信号レベルが最
大となり、位相は搬送波位相と一致している。他方、上
述した映像信号の内容の変化は、かかる帰線期間を除く
映像期間において生じている。従って、この帰線期間に
おいてのみ位相検波動作を行なうようにすれば、V C
0208の発振周波数の固定が良好に行なわれることに
なる。
本実施例では、この動作モードにおいて、同期非同期検
出回路80から同期状態を示す検出信号が出力される。
そして、これによってスイッチ回路90が切り換えられ
、帰線期間パルス(又は水平同期パルス)が位相検波回
路lOに入力されるようになる。また、同時に1.、 
P F 70も大きな時定数に切り換えられる。この切
換後の大きな時定数によって、PLLの応答範囲ないし
引き込み範囲は狭くなる。
これによって、位相検波回路10では、映像信号の帰線
期間中においてのみ位相検波動作が行なわれ、VC02
08の発振周波数の固定が行なわれるようになる。
他方、映像信号の映像期間では2位相検波回路10によ
る検波動作は行なわれず、V C0208から出力され
る基準信号は、帰線期間中に固定された発振位相な保持
することとなる。このように、映像信号の内容が変化し
ても、それGご左右されることなく基準信号の位相が決
定されるので、忠実な映像再現が可能となる。また、L
PF70の時定数切り換えによって同期搬送波の純度を
上げており、これによってち映像再現の忠実性が向上す
る。
これに対して、PLLがロックしていない非同期状態に
おける動作について説明する。このような非同期状態は
、映像信号のチャンネル切り換え時や装置の電源投入時
などに生ずる。
この動作モードでは、同期非同期検出回路80から非同
期状態を示す検出信号が出力される。そして、これによ
ってスイッチ回路90が切り換えられ、所定レベルの直
流電圧が位相検波回路10に入力されるようになる。ま
た、同時にLPF70も小さい時定数に切り換えられる
。切換後の小さな時定数によって、PLLの応答範囲は
広くなる。
これによって、位相検波回路10では、映像信号の全期
間中において位相検波動作が行なわれ、V C0208
の発振周波数の固定が広い範囲で引き込み不良を生ずる
ことなく安定に行なわれるようになる。
次に、第2図を参照しながら、第1実施例の具体的構成
に・ついて説明する。同図において、映像中間周波信号
が人力される端子200は、差動増幅器を構成するNP
N形のトランジスタ12゜14のベース側に各々接続さ
れており、これらのトランジスタ12.14のエミッタ
側は共通に接続されてNPN形のトランジスタ16のコ
レクタ側に接続されている。
トランジスタ16のベースには、スイッチ回路90の出
力側が接続されている。そして、このスイッチ回路90
から、映像信号の帰線期間中に論理値のr[−1」とな
る帰線指示パルス、所定レベルの直流電圧のいずれかが
トランジスタ16のベースに人力されるようになってい
る。更に、トランジスタ16のエミッタ側は、抵抗18
を介してアースに接続されている。
次に、前記トランジスタ12のコレクタ側には、差動増
幅器を構成するNPN形のトランジスタ22.24のエ
ミッタ側が共通に接続されており、トランジスタ14の
コレクタ側には、差動増幅器を構成するNPN形のトラ
ンジスタ26゜28のエミッタ側が共通に接続されてい
る。トランジスタ22.28のベース側と、トランジス
タ24.26(+)ベース側ト!;:ハ、 VC020
8ノ第1の基準信号が入力されている。
次に、トランジスタ22.26のコレクタ側は共通に接
続され、更にPNP形のトランジスタ30のコレクタ側
及びPNP形のトランジスタ32のベース側に各々接続
されている。また、トランジスタ24.28のコレクタ
側は共通に接続され、更にPNP形のトランジスタ34
のコレクタ側及びPNP形のトランジスタ36のベース
側に各々接続されている。
次に、トランジスタ30のベース側は、トランジスタ3
2のエミッタ側及びPNP形のトランジスタ38のベー
ス側に各々接続されており、トランジスタ34のベース
1!!1ま、トランジスタ36のエミッタ側及びPNP
形のトランジスタ40のベース側に各々接続されている
。そして、トランジスタ30.34.38.40のエミ
ッタ側は、抵抗42.44.46.48を各々介して必
要な電源側に接続されている。
次に、この電源側は、NPN形のトランジスタ50のコ
レクタ側に接続されており、前記トランジスタ38.4
0のコレクタ側は、NPN形のトランジスタ52.54
のコレクタ側に各々接続されており、これらのトランジ
スタ52.54のエミッタ側は、抵抗56.58を各々
介してアースに接続されており、ベース側は、前記トラ
ンジスタ50のエミッタ側に各々接続されている。そし
て、トランジスタ52のコレクタ側が位相検波回路10
の出力として、L P F 20Gの入力側に接続され
ている。
以上の各部のうち、トランジスタ22.24による差動
増幅器とトランジスタ26.28による差動増幅器とに
よってスイッチング回路が構成されており、これとトラ
ンジスタ12.14による差動増幅器とによって周知の
位相検波器60が構成されている。この検波出力は、前
記スイッチング回路のコレクタ側における逆位相の電流
Ia。
Ibである。
次に5 トランジスタ30.32.38及び抵抗42.
48によって第1のカレントミラー回路62が構成され
ており7 トランジスタ34゜36.40及び抵抗44
.46によって第2のカレントミラー回路64が構成さ
れており、トランジスタ50..52゜54及び抵抗5
13.58によって第3のカレントミラー回路66が構
成されている。
更に、上述した位相検波器60のエミッタ側には、トラ
ンジスタ16.抵抗工8からなる電流源68が設けられ
ており、これに対する前記入力信号がスイッチ回路90
によって切り換えられることにより、位相検波器60の
動作モードの切り換えが行なわれるようになっている。
次に、位相検波回路204の出力側には、同期非同期検
出回路80が接続されており、平滑回路82と比較回路
84とによって構成されでいる。
この同期非同期検出回路80では、まず、平滑回路82
によって入力信号、すなわち検波されたベースバンド映
像信号の平均値が求められる。第3図IAIに示す通常
受信の状態(同期時)では。
同図(B)にV、で示す平均値レベルとなる。これに対
し、弱電界やチャンネル切り換え時(非同期時)では零
キャリアレベルを中心にビート状態となるため、平均値
レベルは同図(B)にVsで示すレベルとなる。
このようにして得られた入力信号の平均値レベルは、比
較回路84で所定の基準レベルと比較されて、同期非同
期状態の検出が行なわれる0本実施例では、同期時に論
理値の「H」、非同期時に論理値のrLJがLPF70
.スイッチ回路90に各々出力されるようになっている
次に、LPF70は、抵抗72.74.コンデンサ76
、NPN形のトランジスタ78によって構成されており
、抵抗72とコンデンサ76とによるフィルタに対する
抵抗74の接続がトランジスタ78によって切り換えら
れるように構成されている。
すなわち、同期時には、同期非同期検出回路80から供
給された論理値rHJの検出信号によってトランジスタ
7日が導通し、抵抗72とコンデンサ76とによってフ
ィルタが構成されるようになっている。
これに対し、非同期時には、同期非同期検出回路80か
ら供給された検出信号は論理値「L」となりトランジス
タ78は非導通となる。この場合には、抵抗72とコン
デンサ76の他に、抵抗74も含めてフィルタが構成さ
れるようになっている。
次に、スイッチ回路90では、一方の切換端子側に所定
レベルの直流電圧92が印加されており、他方の切換端
子側に入力映像信号の帰ll1tl1間を示す帰線指示
パルス94が入力されている。スイッチ回路90は、同
期非同期検出回路80における検出結果に応じて切り換
えられ、これによって信号92.94のいずれかが位相
検波回路IOに供給されるようになっている。
次に、上記第1実施例の全体的動作について説明する。
81石  °熊の この場合には、同期非同期検出回路80から同期状態を
示す論理値rH4の信号が出力される。
このため、LPF70では、トランジスタ78が導通し
て時定数が大きく設定され、スイッチ回路90では、帰
線指示パルス94が位相検波回路10に出力されるよう
になる。
次に、位相検波回路60では、端子200から入力され
た映像中間周波信号とV CO208から入力された第
1の基準信号との乗算により位相検波が行なわれる。こ
の位相検波出力は、上述したように、電流1a又は逆位
相の電流Ibとして行なわれる。
これらのうち、検波電流1aは、第1のカレントミラー
回路62を介してトランジスタ38のコレクタからLP
F70に出力される。他方、検波電流Ibは、第2のカ
レントミラー回路64によってトランジスタ40のコレ
クタ側に出力され、更に第3のカレントミラー回路66
を介してトランジスタ52のコレクタからLPF70に
出力される。すなわち、LPF70には、トランジスタ
38.52のコレクタ電流が加算されて入力される。
以上のようにして、LPF70に位相検波出力が行なわ
れ、以後は、PLLの作用によってV C0208の発
振位相が映像搬送波の位相に固定されることとなる。
ところで、上述したように、位相検波器60のエミッタ
側には電流源68が接続されており、これに帰線期間を
示す帰線指示パルスが入力されている。映像信号が帰線
期間中であると、帰線指示パルスは論理値のrHJとな
り、このため、トランジスタ16ではコレクタ電流が流
れることとなる。逆に、その他の映像期間中は、帰線指
示パルスが論理値の「LJであるため、トランジスタ1
6ではコレクタ電流は流れない。
従って1位相検波器60は帰線期間中のみ動作すること
となり、映像期間中は動作しないこととなる。これによ
って、位相検波回路10の検波出力ないし位相誤差信号
は、映像信号の内容の変化の影響を受けないようになる
。これが大きな時定数のLPF70で平滑されてV C
0208に入力されるので、V C0208の発振周波
数は映像内容によって変化せず、その発振位相は良好に
映像搬送波位相に一致することとなる。
b、  口、   の この場合には、反対に同期非同期検出回路80から論理
値「L」の検出信号が出力される。
このため、LPF70では、トランジスタ78が非導通
となって時定数が小さく設定され、スイッチ回路90で
は、直流電圧92が位相検波回路lOに出力されるよう
になる。
従って1位相検波器60は常時動作するようになり、映
像信号の全期間中において位相検波動作が行なわれ、V
 C0208の発振周波数の固定が引き込み不良を生ず
ることなく安定に行なわれるようになる。また、LPF
の時定数が小さいので、広い引き込み範囲でPLLが動
作する。
く第2実施例〉 次に、第4図を参照しながら、本発明の第2実施例につ
いて説明する。なお、上述した従来例。
第1実施例と同様の構成部分には、同一の符号を用いる
こととする。
この第2実施例の位相検波回路202は、第8図の従来
例と同様の構成であり、常に位相検波動作を行なってい
る。そして、この位相検波回路202とLPF70との
間に他のスイッチ回路98が接続されている点が、第1
実施例と異なる。このスイッチ回路98は、前記スイッ
チ回路90の出力信号の論理値に応じて切り換えられ、
論理値がrHJのときに「閉」、論理値がrLJのとき
に「開」となるように動作するように構成されている。
その他の構成部分は、前記第1実施例と同様である。
次に、この第2実施例の動作について説明する。まず、
同期状態では、スイッチ回路90かも帰線指示パルス9
4が出力されるが、これが論理値の「H」のとき、すな
わち映像信号の帰線期間中のみスイッチ回路98が「閉
」となる、これによって、帰線期間中のみPLLによる
V C0208の発振制御が行なわれることとなる。
次に、非同期状態では、スイッチ回路90から直流電圧
92が出力されるが、これは常に論理値の「H」である
ので、スイッチ回路98は常に「閉」の状態となる。従
って、PLLによるV C0208の発振制御は常に行
なわれるようになる。
なお、LPF70における時定数の切り換えは、第1実
施例と同様である。このような第2実施例によっても、
上述した第1実施例と同様の効果かえられる。
このように、本実施例によれば、映像信号の内容に無関
係にPLL動作を行なうことができるので、映像中間周
波信号の検波出力における歪発生が良好に低減され、き
わめて忠実な映像再生を行なうことができる。従って、
音声多重や文字多重性能が一層向上することとなる。
また、弱信号時、チャンネル切換時、電源投入時などの
非同期状態では、広い引き込み範囲で常時PLL動作が
行なわれるので、速やかに安定した状態となる。
特に、今後発展が予想されるゴーストキャンセラ一対応
の映像検波出力は、現在の検波出力よりも更に忠実なも
のが要求されているが、このようなちのにも本発明は効
果的に対応可能である。
なお、本発明は、何ら上記実施例に限定されるものでは
なく、例えば、上記実施例では、位相検波を映像信号の
帰線期間中のみ行なうこととしたが、映像信号の同期信
号部分のみによる動作を行なうようにしてもよい、この
場合には、例えば第1実施例ではトランジスタ16のベ
ースに同期信号を入力するようにすればよい。
[発明の効果] 以上説明したように2本発明によれば、位相検波の基準
信号を生成するPLLの位相制御が、前記映像中間周波
信号中の映像内容によって変化しない部分のみに基づい
て行なわれるようにしたので、忠実な映像信号の再生を
実現でき、音声ないし文字多重性能の向上を図ることが
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示す基本的な構成図、第
2図は第1実施例の主要部の構成を示す回路図、第3図
は第2図の同期非同期検出回路の作用を示す説明図、第
4図は第2実施例を示す構成図、第5図及び第6図は映
像信号の検波の様子を説明するベクトル図、第7図は第
1の従来例を示す構成図、第8図は第2の従来例を示す
構成図である。 10 、104.202.204・・・位相検波回路(
位相検波手段)、60・・・位相検波器、62.64゜
66・・・カレントミラー回路、68・・・電流源、7
O−LPF(直流変換フィルタ手段)、80−・・同期
非同期検出回路(同期非同期検出手段)。 90.98・・・スイッチ回路、208・・・VCO(
電圧制御発振手段)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 入力された映像中間周波信号を位相検波する位相検波手
    段、この検波信号の直流分を得る直流変換フィルタ手段
    、及び得られた直流分によって発振周波数が制御される
    電圧制御発振手段により映像中間周波信号の搬送波に対
    するPLLを構成するとともに、これによって位相が固
    定された基準信号により映像中間周波信号の位相検波を
    行なってベースバンド映像信号を得る映像中間周波信号
    検波回路において、 前記検波されたベースバンド映像信号に基づいて同期、
    非同期状態を検出する同期非同期検出手段と、 その位相制御動作が、同期状態では前記映像中間周波信
    号中の映像内容の変化しない部分のみに基づいて行なわ
    れ、非同期状態では常時行なわれるように、前記PLL
    を制御する動作制御手段とを各々備えるとともに、 前記直流変換フィルタ手段を、その時定数が同期非同期
    状態に応じて切り換えられる構成としたことを特徴とす
    る映像中間周波信号検波回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06141253A (ja) * 1992-10-23 1994-05-20 Toshiba Corp 映像検波回路

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JPH01185085A (ja) * 1988-01-19 1989-07-24 Nec Ic Microcomput Syst Ltd 映像受信回路

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