JPH036401A - ロール等のｅリング溝間測定用ノギス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、機械部品等の寸法測定に使用されるノギス、
特に、狭い複数の溝を有する部品の溝と溝との内側寸法
を測定するのに適したノギスに関する。

〔従来の技術〕

従来、機械部品等の寸法測定に使用されているノギスは
、第１図に示すように本尺目盛７とスライダ乙のバーニ
ア目盛８により、本尺日盛の読取りを正確にした測長器
具であって、Ｊ工５Ｂ７５０７で規定されたＭ形が、一
般的々ノギスであり、スライダがみぞ形で、内側測定用
くちばし４が設けられ、呼び寸法３００ｗ以下のものに
は、深さ測定用のデプスパー５がある。

スライダ６は本尺５に組込まれ、滑らかに移動すること
ができる。本尺に付属する外側ジヨウ１と、スライダの
外側ジヨウ２の測定用面１′。

２′が合致したとき、本尺とバーニアの０目盛が一致す
るように調整している。また、内側測定用面、深さ測定
用のデプスバーと本尺の端面も合致する。

このようなノギスを使用して、通常、機械部品等の寸法
測定を行うが、例えば複写機、ファクシミリ等の紙送り
部分に用いられるロール１０は、第２図に示すようにズ
Ｖ防止のための刊リングを嵌入する溝１１．１２（以下
Ｅリング溝という）が、ロールの両側に切削形成されて
おり、この両側の溝と溝の間が紙送りに使用されるため
、その寸法は正確さが要求される。−例を示すと、Ｅリ
ング溝は巾０．７　ｍ、深さ０２闇である。

そして、このような溝と溝の内側間の長さを測定するた
め、従来は次の６通りが行われている。

（１）　　このようなＥリング溝付ローフしが大量に製
造される場合、第６図（ａＬ（ｂ＞のように、溝１１．
１２の外側部分１６を切削してロール径を１３′のよう
に小さくし、ノギスのジヨウ１．２によシ所定部分の寸
法を測定する。

（２）　　先の細いくちばし４，４により、第４図のよ
うにＥリング溝１１．１２の外側と外側の間の寸法を測
り、この寸法から両側溝の幅分を差引いて所定部分の寸
法をきめる。

（３）　　ノギスのジヨウ１，２の先端幅を、第５図の
ように狭い尖った形状とし、Ｅリング溝に入るようにし
たもので寸法測定を行なう。

〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、前記したＥリング溝付きロールの従来の
寸法測定方法では、次のような問題点がある。

すなわち、（１）の場合、ロールの両端部に切削加工を
施す必要があり、１工程余分となるため、ロールの生産
コストが上昇する。１だ（２）の場合、溝幅の測定を正
確に行わなければならず、差弓計算の結果の正確さに問
題が残る。さらに（３）の場合、特別にジヨウの先端を
幅狭く尖ったノギスが必要であり、このような特殊なノ
ギスは機械構造上強度が弱く、取扱いに細心の注意を払
う必要があると共に、長期間あるいは大量の部品の寸法
測定に使用すると、ジヨウの摩耗、変形などにより測定
寸法精度が低下するという欠点があった。

本発明は、前述した問題点を解消し、Ｅリング溝付ロー
ルの寸法測定が正確に行えるノギスを提供することを目
的としている。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するため、本発明は、ノギスの外側測定
用ジヨウ１，２の中央部分に、測定面１′、２′に沿っ
てＥｌソング幅よりも幅の小さい縁部９′を残して、ロ
ールが入り込むための凹部９を形成し、測定されるＥリ
ング溝付ロールの溝１１．１２に、前記縁部９′が嵌入
されるようにして測定を行かうようにしたノギスとした
ものである。

〔作用〕

図面によって、本発明の詳細な説明する。

第１図、第２図（ａ）に示すように、ノギスのジヨウ１
，２の中央部側面に、ジヨウの測長面１′。

２′に沿った１ｐＭ狭い縁部９′を残して、図リング溝
付ロール１０の入り込む凹部９を形成するものである。

第２図（ｂ）は第１図におけるＡＡ線の部分断面図を示
している。そして、上記測長面１′。

２′に沿って形成された縁部９′は、第２図に示す平面
図（ａ）および側面図（ｂ）から明か力ように、ノギス
−ヒにＥリング溝付ロールが載置されたときに溝１１．
１２内に嵌入され、Ｅ’Ｊング溝相互間の寸法ｔを正確
に測定することができる。そして、ジヨウに形成された
四部９により、載置されたロールが外れるととはない。

このＥリング溝間測定用縁部９’、　９’は、ノギスの
ジヨウの該当部分に、グラインダ加工、電解加工、放電
加工等、任意の手段を採用して形成すること“ができる
。また、ノギスのジヨウを作成するに当り、凹部９およ
び縁部９′が形成されるようにした金型を使用すれば、
前記のような後加工の必要はかくかる。

〔実施例〕

市販のノギスの外側測定用ジヨウの中央部分に幅０５■
、長さ１０ｍｍ、高さ０２喘の縁部９′が形成されるよ
う、第２図（ａ）　（ｂ）のとおりグラインダ加工を施
し、小型のエアグラインダにより仕上を行った。Ｅリン
グ溝付ロールの溝幅や深さは、ロールの直径によって変
更されるので、前記縁部９′の各寸法は、測定しようと
するＥリング溝付ロールのサイズに適合して決定すれば
よい。

本発明のノギスによって測定を行なった場合、ノギスに
よる支障は何ら生じ々かった。市販の先端が狭く尖った
ジヨウのノギスは、数ケ月の使用で、測定値に誤差を生
ずるようになり、廃棄せざるを得なかった。

〔発明の効果〕

本発明は、以上説明したように構成されたことにより、
従来寸法測定がきわめて困難であったＥリング溝付ロー
ルの溝間寸法測定を能率よく正確に行なうことが可能と
カリ、しかも使用するノギスの寿命は何ら損われないと
いう効果が奏され、産業ｈａめて有益である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明ノギスの全体を示す概要図、第２図（
ａ）　（ｂ３は、Ｅリング溝付ロールの溝間寸法を、本
発明ノギスにより測定している状態の説明図、第３図（
ａ）、（ｂ）、第４図、第５図は、それぞれ従来例によ
る測定状態の説明図である。 １　本尺側の外側測定用ジヨウ １′　測定面 スライダ側の外側測定用ジヨウ 測定面 デプスパー 内側測定用くちばし 本尺 スライダ 本尺目盛 バーニア目盛 凹部 ＥＶソング溝嵌入される縁部 Ｅリング溝付ロール Ｅリング溝 Ｅリング溝 Ｅリング溝外側部分切削代 旧リング溝外側部分

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 本尺に設けたジヨウと、バーニア目盛のついたスライダ
   のジヨウおよび本尺に設けたくちばしと前記スライダの
   くちばしとにより、被測定物の外側寸法あるいは内側寸
   法を測定するようにしたノギスにおいて、本尺およびス
   ライダの各ジヨウの中央部側面に、測定面に接する幅狭
   い縁部を残して被測定物が入り込むための凹部を形成し
   てなるロール等のＥリング溝間測定用ノギス。