JPH0363472B2 - - Google Patents

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JPH0363472B2
JPH0363472B2 JP60225610A JP22561085A JPH0363472B2 JP H0363472 B2 JPH0363472 B2 JP H0363472B2 JP 60225610 A JP60225610 A JP 60225610A JP 22561085 A JP22561085 A JP 22561085A JP H0363472 B2 JPH0363472 B2 JP H0363472B2
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JP
Japan
Prior art keywords
powder
blade
base material
layer
wear resistance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60225610A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6284885A (ja
Inventor
Taro Saito
Taizo Kato
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd, Kubota Corp filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Priority to JP22561085A priority Critical patent/JPS6284885A/ja
Publication of JPS6284885A publication Critical patent/JPS6284885A/ja
Publication of JPH0363472B2 publication Critical patent/JPH0363472B2/ja
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  • Powder Metallurgy (AREA)
  • Soil Working Implements (AREA)
  • Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は対土壌作業用、詳しくは農用作業機器
等に使用される各種刃体並びにその製造法の改良
に関する。
(従来の技術) 例えば、農用の対土壌作業機器として、土壌を
耕起するためのプラウ、すきがあり、土壌の耕
耘・砕土を行なうロータリ、整地用にはレーキ・
ハロー等があり、更にはその作業に関連するもの
としてモアー等があり、これらにはその作業機能
を奏する最も重要な刃体を具備する。その1例と
してロータリの耕耘爪刃を挙げる。この耕耘爪刃
は耐衝撃性と耐摩耗性を有するSUP6やSUP4等
の鋼材が従来から使用されており、その表面を熱
処理により硬化させて特に耐摩耗性を向上させて
いる。また耕耘爪刃として上記以外に第10図に
示すような3層鋼板製のものがある。同図におい
て中間層1は硬度の大きい且つ耐摩耗性を有する
鋼板であり、上層2下層3は靭性をもたせるため
比較的軟質の鋼板が使用されており、このような
上層2中間層1及び下層3からなるクラツド材は
熱間圧接圧延法等により製造されている。
(発明が解決しようとする問題点) 前記従来の単一鋼材を使用して、これに熱処理
を施した耕耘爪刃であつても、その硬化層は精々
0.3〜0.5mm程度であり、短時日のうちに急速に摩
耗し、使用者は消耗品と考えて当然のことのよう
に廃棄していた。また第10図に示したクラツド
材を使用した耕耘爪刃は、中間層1に厚手の耐摩
耗材を使用することにより、同図に示す先端刃先
部分4における符号5,5で示す部分が先に摩滅
し鋭利性を保つことで、前者に比し比較的寿命は
長いが、衝撃等により各層間で剥離現象が生じ、
時には分離飛散して大事故につながる危険もあつ
た。これらの問題点は前記に例示した耕耘爪刃に
限らず、他の対土壌作業用刃体にも共通する問題
点である。
(問題点を解決するための手段) 本発明は前記従来の問題点を解決するため、土
壌作業用の刃体として、靭性を有する上下2層の
鋼板による母材間に硬度大でかつ耐摩耗性を有す
る中間層を設けた対土壌作業用の刃体において、 前記中間層は実質的に高硬度・高耐摩耗性材を
粉砕することで粉末化されたまゝの尖鋭な形状を
有する無数の粉末体が、母材中に所定厚さのもと
に埋入一体化されてなる構成を採用し、また、そ
の刃体の製造法として、母材である鋼板一面に実
質的に高硬度・高耐摩耗性材を粉砕することで粉
末化されたまゝの尖鋭な形状を有する粉末体を付
着させて粉末層を形成し、次いで、該粉末層を有
する1対の鋼板の前記粉末層を対接させて圧延・
鍛接・爆接若しくは拡散手段により前記無数の粉
末体が母材中に所定厚さのもとに埋入させ、かつ
重合接合させて刃体素材を形成し、次に該刃体素
材を使用して刃体を得る構成を採用したのであ
る。
(実施例) 本発明の基本的実施例を第1図〜第6図に示
す。第1図は本発明の刃体素材Aの製造ラインで
あつて、6は熱間圧延された所定厚さと幅員を有
するSUP6やSUP4の如き母材(鋼材)である。
7は高硬度・高耐摩耗性粉末体、又は該粉末体と
母材等の粉末混合物8を収容したホツパーで、こ
のホツパー7の下部から粉末体8を母材6の表面
に所定厚さのもとに第2図,に示す如く母材
幅員の全幅に亘り、若しくは将来刃体の刃縁部と
なるべき部分の一部幅に散布敷設される。この
際、ホツパー7からの粉末体供給量は適当な手段
で制御される。
なお、本発明で使用される高硬度・高耐摩耗性
を有する粉末体8は、WC、MoC、TiC、TiN、
B4C、BN、ダイヤモンド、Si3N4、SiC、サイア
ロン、ZrB2、TiB2、Al2O3、ZrO2及びこれらの
組合せがある。また超硬合金粉末でもよい。この
さい、これら粉末体が母材とぬれ性が良くない場
合は、これら粉末体表面を改質してぬれ性の向上
したものを用いると良い。また、本発明では前記
粉末体と母材となじみの良い金属粉末(例えば母
材と同系金属粉末)を混合して用いることも出来
る。
而して本発明の実施例で使用する粉末体8は前
記WC、MoC…等の製造時等に生ずるスクラツプ
を粉砕粉末化したものを使用することが好まし
く、その外観形状はガラスが粉砕されたような尖
鋭なものである。但し、本発明では前記スクラツ
プに限定するものではない。第3図は母材6上に
散布敷設された粉末体8の拡大図であり、この状
態を維持するために必要に応じて無機材等による
液状結合剤を噴霧させておいても良い。9は仮焼
炉で、ここで母材6は高温赤熱されると共に粉末
体8は仮焼され、母材6上に粉末体8を付着させ
て粉末層10が形成される。11は図示省略して
あるが、前記と同一の別ラインで、ここでも母材
6′上に粉末体8′を付着させて粉末層10′が形
成され、このさい図示のように粉末層10′が粉
末層10に対応するように移送されてくる。12
はクラツドロールで、粉末層10を有する母材6
と、粉末層10′を有する母材6′は、両粉末層1
0,10′が接合界面となつて該ロール12で上
下より強く圧接され、重合接合された刃体素材A
が得られる。第4図は刃体素材Aの断面図であ
り、第5図は接合界面部13の拡大断面図であ
り、この図から明らかなように粉末10はその母
材6内に、粉末10′は母材6′内に深くささり込
み状に喰込む一方、界面に位置する母材6,6′
間は冶金的結合に近い結合が行われると共に、粉
末10,10′はその形状の尖鋭によつて相互に
アンカー結合を行ない母材6,6′のぬれ性の良
好なことと相まつて全体として強固な重合結合が
行なわれる。なお、前記実施例において第1図の
クラツドロール12の後方において、更に拡散加
熱して圧延ロールにより再圧延することによつて
重合結合がより強力なものとなる。
以上のようにして得られた刃体素材Aは、これ
を適宜従来の鍛造、プレス手段等により第6図に
示すように刃体の形状となすものである。
以上は本発明の基本的実施例であり、その重合
手段として熱間で圧延・接合させる圧延法を示し
たものであるが、冷間で圧延・接合させてもよく
第7図にその工程を示す。
また、本発明では上記熱間・冷間で圧延接合す
る重合手段を説明したが、熱間・冷間で鍛造・圧
接する手段も採用でき、その1例を第8図に工程
を示す。更に第9図は本発明の他の実施例として
爆接法を示したものである。なお両図における点
線は加熱を省略しても良いという意味である。
(発明の効果) 本発明は、母材である鋼板一面に実質的に高硬
度・高耐摩耗性材を粉砕することで粉末化された
まゝの尖鋭な形状を有する粉末体を付着させて粉
末層を形成し、次いで該粉末層を有する1対の鋼
板の前記粉末層を対接させて圧延・鍛接・爆接若
しくは拡散手段により前記無数の粉末体が母材中
に所定厚さのもとに埋入させ、かつ重合接合させ
た刃体素材を得て、これを素材として、刃体を製
造したから、その接合界面部分は実質的に高硬
度・高耐摩耗性粉末層として一定厚さの層が形成
され、見掛け上は従来の3層構造の如き複合層が
でき、このさい粉末層は母材である鋼板中に深く
埋入し、接合界面部分にあつて母材同志は冶金的
に近い状態にまで接合すると共に、一方の鋼材に
より粉末層と他方の同粉末層における粉末同志、
又は粉末と母材同志結合し、極めて強力な重合接
合が達成でき、該刃体素材を使用して製造した刃
体は、大きな衝撃力を受けて剥離することはな
く、更には接合界面部分は比較的肉厚の高硬度・
高耐摩耗性は粉末体による硬化層であるため、刃
体としての靭性を維持しつつ、耐摩耗性を向上す
ると共に、切れ味の優れたものが提供できたので
あり、その製法も、圧延・鍛接等の周知設備が用
いられ、安価に製造できるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明製造方法の1実施例を示す工程
説明図、第2図は粉末散布状態平面図、第3図は
粉末散布敷設状態拡大図、第4図は刃体素材の断
面図、第5図は接合界面部の拡大図、第6図は本
発明により得た刃体製品の一例断面図、第7図、
第8図、第9図は夫々本発明の他の実施例工程
図、第10図は従来の刃体一例断面図である。 6,6′……母材(鋼板)、7……ホツパー、8
高硬度・高耐摩耗性粉末体、10,10′……粉
末層、12……クラツドロール、13……界面接
合部、A……刃体素材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 靭性を有する上下2層の鋼板による母材間に
    硬度大でかつ耐摩耗性を有する中間層を設けた対
    土壌作業用の刃体において、 前記中間層は実質的に高硬度・高耐摩耗性材を
    粉砕することで粉末化されたまゝの尖鋭な形状を
    有する無数の粉末体が、母材中に所定厚さのもと
    に埋入一体化されてなることを特徴とする対土壌
    作業用の刃体。 2 母材である鋼板一面に実質的に高硬度・高耐
    摩耗性材を粉砕することで粉末化されたまゝの尖
    鋭な形状を有する粉末体を付着させて粉末層を形
    成し、次いで、該粉末層を有する1対の鋼板の前
    記粉末層を対接させて圧延・鍛接・爆接若しくは
    拡散手段により前記無数の粉末体が母材中に所定
    厚さのもとに埋入させ、かつ重合接合させて刃体
    素材を形成し、次に該刃体素材を使用して刃体を
    得ることを特徴とする対土壌作業用の刃体製造
    法。
JP22561085A 1985-10-08 1985-10-08 対土壌作業用の刃体及びその製造法 Granted JPS6284885A (ja)

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JPS6284885A JPS6284885A (ja) 1987-04-18
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JPS5938491A (ja) * 1982-08-27 1984-03-02 住友電気工業株式会社 複合焼結体工具およびその製造法

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