JPH0363381A - 電動式ブラインド装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は時々刻々変化する太陽光の入射角度や太陽光の
強さに応じて、窓の日除けとして使われるブラインドの
遮蔽板の遮蔽角度およびブラインドの上下、左右の開閉
を自動的にコントロールすることにより、常に入射光量
を室内の居住者に最適な量に保ち、快適な居住空間を提
供しようとする装置であり、一般家屋からビル等に至る
まで広く利用できる。

〔従来の技術〕

一般に、窓の日除けとしてのブラインドは第１図および
第２図に示す如く、入射する太陽光を遮蔽して過度の太
陽光が室内に入るのを防ぎ、室内が明る過ぎたり、熱く
なり過ぎたりまたその逆の状態になるのを防ぐのに使わ
れている。

こｔでは便宜上、第１図のタイプのものを縦形ブライン
ド、第２図のタイプのものを横形ブラインドと呼ぶこと
にし、第１図の縦形ブラインドを例にとって説明するこ
とにする。第１図において（１）はブラインドの遮蔽板
である。（２）はブラインドの遮蔽板の角度調節用シャ
フトであり、（３）はブラインドを左右に伸長または、
た覧み込むためのスライドシャフトであり、（４）は（
２）を回転させる紐であり、（５）は（３）を回転させ
る紐である。（２）および（３）の詳細な構造は各メー
カーにより異なり、またそれらの構造は今や公知である
ので、こ）では詳しくは述べない。

ところで、太陽光の入射角度は、当然のことながら、時
々刻々変化するものであるから従来のブラインドにおい
ては、ある時刻においてそのブラインドを、ある遮蔽角
度に調節したとしても数分後、あるいは１０数分後には
ブラインドの遮蔽板の隙間から強い太陽光が入って来て
再びブラインドの遮蔽板の角度を調節し直さなければな
らないという欠点があった。第３図（ト）、（８）はそ
の様子を示すものである。すなわち第３図囚、（６）は
縦形ブラインドを上端から眺めた図であり、図中（６）
は入射太陽光であって、第３図の囚との）とでは入射角
度が変化しているにもかかわらず、遮蔽板の角度が同じ
であるため第３図（６）においては隙間から太陽光が入
って来ている。勿論、ブラインドを調節して、常に完全
に外光を遮蔽するような角度にセットすることもできる
が、その場合は外の景色も見えずまた室内が暗く感じら
れ、うっとうしくなってしまう。

〔発明が解決しようとする課題〕

本発明は太陽の入射光の角度に応じて、ブラインドの遮
蔽板の角度を、自動的に且つ最適に調節し、それによっ
て従来品の欠点を大幅に改善しようとするものである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の原理的な構成例を第４図に示す。但し本発明を
、この例に限定するものではない。第４図の（７）は太
陽光の入射角度を検出するたのセンサー装置である。こ
のセンサー装置の一例を第５図囚に示す。第５図囚にお
いて、０１ｌ）はスリットを、（ＩＩ）はフォト・トラ
ンジスタ・アレイを示す、また各フォト・トランジスタ
の出力１ｉ流または電圧は出力端子群０２１を通って導
き出される。太陽光（６）はスリット０（Ｉ）を通って
フォト・トランジスタ・アレイ０１）のうち、ある特定
のフォト・トランジスタを照射するが、時間の経過と共
に隣のフォト・トランジスタを照射し、更に時間が経過
するとそのまた隣のフォト・トランジスタを照射すると
いうようにして順次、照射対象となるフォト・トランジ
スタが変化する。それに応じて出力電流または電圧が得
られるのは、出力端子群＋１２１のうち、（イ）から（
ロ）、（ロ）から（ハ）、（ハ）からに）へと順次移っ
て行く、第５図囚の０■は変換増幅器であり、各フォト
・トランジスタ素子の、出力電流または電圧を入力とす
る増幅回路を、フォト・トランジスタの数だけ内蔵して
いる。太陽の入射光が、その角度を変えると、スリット
００を通ってフォト・トランジスタを順次、照射して行
くが、それに応じて変換増幅器０つの出力端子（ロ）に
第５図（８）のような出力電流または電圧が、得られる
。なお、入射光は同時に二つのフォト・トランジスタを
照射しないようにするには、各フォト・トランジスタの
間に、ガード・バンドとして一定の距離をとる必要があ
る。以上は、太陽光の入射角度を、検出するためのセン
サー装置の一例に過ぎないものであり、本発明は第５図
のセンサー装置に限定するものではない。

さて、変換増幅器０刃の出力は出力端子０４に得られ、
それはブラインドの駆動部（９）に加えられる。

駆動部の構成の一例として、例えばステッピング・モー
タの利用が挙げられる。変換増幅器０粉の出力は、駆動
部（９）内のステッピング・モータを駆動し、ステッピ
ング・モータの回転は、（９）内部のギヤーを介してブ
ラインドの遮蔽板の角度を制御する角度可変シャフト（
４）を回転させ、それによってブラインドは、日射角度
に応じて直接的な入射光をさえぎるように、自動的に追
随させることができる。

ｒ作用〕 ブラインドの遮蔽板が日射角度に窃じて入射光をさえぎ
る様子を第６図に示す、第６図は南向きの窓のブライン
ドを例にこって説明するものである。第６囲いは生前中
の太陽の入射光とブラインドの角度である。第６図ｆｆ
３ｊは正午頃の入射光とブラインド′■角度である。第
６図０は午後の入射光とブラインドの角度である。しか
（２、ここで重要ｉζことばブライ゛／Ｆの遮蔽板の構
造上−１第６図錦）Ｑ）状態か桑園１メｌｊ／′ｌの状
遇Ｃ移るため紀は、ターン・オーバーｃ：’＝−）＜り
返し）させることが必要である。そ［Ｆ］状態を第７図
に示す、第７図は一枚の遮蔽板（１）の回転の時間的推
移を示す。すなわち正午になると遮蔽板は南方向に対し
、てはり直角の角度を保たなければならないが、それ以
上間し方向に遮蔽板を回転さ・せるこεが遮蔽板の構造
上できない１、そこで正午を過ぎて、太陽が西側に移動
し始めると、それに追随するためには一度、遮蔽板を逆
戻し方向に１８０“回転させる必要がある。すなわち第
７図において内から（３）に至る過程では遮蔽板は軸を
中心として右廻りに回転して行き、（８）の状態になる
とそれ以上右廻りに回転できないので、正午頃に急速に
ｔ廻りに１８０“回転させる必要がある。これがターン
・オーバーである。０はターン・オーバー中の状態を示
す、なおも左廻りに回転させて、■の状態で落ち着（こ
とになる。

午後は０の状態から右廻りに回転しなから■の状態をと
る。このターン・オーバ・−をさ暁ル機構はいろいろ考
えられるが一例を挙げるならばステ・：／ピングモータ
ーの回転角度がある角度になった時その角度を検出し、
ステッピングモータ・・−に強制的に逆転信号を与え、
−気に１８０°逆転させ、そのあと再び変換増幅器００
）の出力に応（二でステッピングモーターが回転し、ブ
ラインド■遮蔽板の角度を、変えて行くようにさせるこ
ともできる。なお、このターン・オーバーは電子回路的
に生じさせられるだけでなく、機械的に生じさせること
もできるが、勿論、その手段としてどの方法をとっても
差し支えはない。

これまでの例では、南向きの窓のブラインドをモデルに
して説明して来たが、東向きとか、西南向きとかの窓に
でも十分追随できる。また、日中といえども雨天、曇天
の場合および夜間のように入射光量が一定値以下になる
と変換増幅器００の出力信号電流または電圧は、ブライ
ンドの遮蔽板を窓の面とは直角の方向にセットし、最大
光量を窓から室内に取り入れられるようにすることがで
きる。また、夜間においては、入射光量が極端に少なく
なるのでこの場合は、ブラインドのスライド・シャフト
（３）を回転させ、ブラインドを完全に開放させること
も可能である。しかし、逆に夜間には保安のため、プリ
セット操作により完全に遮蔽させることも可能である。

これらのコントロールは第８図に示すコントロールボッ
クス（８）のボタンで行なう、コントロールボックス（
８）には、マイクロコンピュータ、メモリおよびその周
辺回路を内蔵しており、前記のような条件、すなわち雨
天や曇天、および夜間等においては最大の光量が得られ
るように、ブラインドの遮蔽板の角度を制御するような
電流値または電圧値を、予め記憶させておき、出力端子
群０２１の電流値または電圧が、あるｔ　ｍ　ｉｓ値を
下履ると、予め記憶させた出力電流または電圧を発生さ
せ、従ってブラインドの遮蔽板の角度が制御されて、最
大光量が得られるようになる。

また、居住者が日中でもブラインドを完全に開いて外を
眺めたいとか、窓ガラスの内面を掃除する際には、コン
トロールボックス（８）の「マニュアル」ボタンを押し
てから、「開」ボタンを押しつつげるとブラインドは開
放され、「閉」ボタンを押しつつげるとブラインドは、
逆の方向にスライドしブラインドは閉ざされる。また、
「右廻り」または「大恩り」ボタンを押しつつげて、ブ
ラインドの遮蔽板を任意の角度でストップさせることも
可能である。「オート」ボタンを押すと、再び太陽光の
入射角度に応じて最適の遮蔽を行う自動動作に切換える
ことができる。この動作をもう少し詳しく説明すると、
上記の「マニュアル」ボタンを押すことにより、フォト
・トランジスタ群００からの出力電流または電圧が、変
換増幅回路に加わらないようにし、その代わりに「右班
り」または、「左廻り」ボタンを押すことによって、任
意の可変電流または電圧を、手動動作により出力端子（
ロ）に生じさせるようにするものである。また、再度「
オート」ボタンを押すと、フォト・トランジスタ群（１
１）からの出力電流または電圧が変換増幅回路に加えら
れるようになる。

これまでの説明では、説明の便宜上、センサー装置（７
）と駆動部（９）とは別個のケースに納められているが
、これ等は一体構造にしても別に差支えない。また、本
発明の装置は、本装置付きの専用ブラインドばがりでな
く、アタッチメント式にして既設のブラインドにとり付
けて使用することもできる。アタッチメント式にとり付
ける一つの方法として、既設のブラインドの開閉、遮蔽
板の角度調整用の紐を、それぞれ一部改造された駆動部
（９）に連結させて電動動作させることは、当業者にと
っては極めて容易なことである。

このように太陽光の入射角度、光量に応じてブラインド
の遮蔽板の角度を居住者にとって快適なように自動調整
し、またブラインドを開放しまたは閉じ、あるいは逆に
曇天、雨天においては最大の光が入るように遮蔽板の角
度が自動調整され、また夜間においてはやはり自動的に
ブラインドを完全開放または完全遮蔽させることができ
、また手動動作に切換えれば、電動動作のま１でブライ
ンドの開閉２遮蔽板の角度の調整を任意にできるように
なっている。このような電動式ブラインドは居住者に、
これまでにない多大の快適性や使役を与えるものである
。なお故障時にそなえて、本装置の電源スィッチを切っ
た場合や停電の状態では、電動ではな〈従来の紐によっ
て完全手動でブラインドの開閉、遮蔽板の角度を調整す
ることができる。

〔実用例〕

太陽光の入射角度を検出するためのセンサー装置（７）
は、屋外または屋内の太陽光のよく入る場所にとりつけ
、センサー装置の出力は変換増幅器０つを経由して、ブ
ラインドの駆動部（９）に制御信号を与える。ブライン
ドの駆動部（９）は、ブラインドの角度可変シャフト（
２）およびブラインドの開閉用スライドシャフト（３）
の保持部近くにとりつけ、太陽光の入射角度や外光の明
るさに応じてブラインドの遮蔽板（１）の角度可変シャ
フト（２）を回転し、それによって遮蔽板（１）の角度
を変えて入射光をさえぎったり、また夜間等において外
光が弱い場合は、ブラインドの開閉用スライドシャフト
（３）を回転させてブラインドを開く、なお、コントロ
ールボックス（８）は人の手の届く位置にとりつけ、ボ
ックスについているボタンの操作がしやすいようにして
おく。

〔発明の効果〕

本発明は、このように従来のブラインドの欠点すなわち
日射角度が時間に応じて刻々変化するので、その度にブ
ラインドの遮蔽板（１）の角度を再調整しなければなら
ないという、わずられしさをなくし、常に自動的に最適
光量を室内に与えることができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の縦形ブラインドの斜視図を示す。 第２図は従来の横形ブラインドの斜視図を示す。 第３図（ト）と（８）は従来のブラインドを使用した場
合、太陽の入射光の入射角度が変化するとブラインドの
遮蔽板の隙間から光が入って来る様子を示す。 第４図は本発明の原理的構成例を示し、入射太陽光の入
射角度センサー装置、遮蔽板の角度可変駆動部等を示し
ている。第５図は、センサー装置の一例である。第６図
は、本発明のブラインドを使用した場合、太陽の入射角
度の変化に応じてブラインドの遮蔽板の角度が自動的に
変り、室内に必要以上の太陽光が入るのを防ぐ様子を示
す。第７図は、ブラインドの構造上必要なターン・オー
バー動作を示している。第８図は、コントロール・ボッ
クスを示している。 （１）・・・ブラインドの遮蔽板 （２）・・・ブラインドの角度調節用シャフト（３）・
・・ブラインドを左右に伸長またはた覧み込むためのス
ライドシャフト （４）・・・（２）を回転させるための紐（５）・・・
（３）を回転させるための紐（６）・・・入射太陽光 （７）・・・大陽光の入射角度を検出するセンサー装置
（８）・・・コントローボックス （９）・・・ブラインドの駆動部 ０［ｌｌ・・・入射太陽光をとり入れるスリット０１）
・・・フォト・トランジスタ・アレイ＜１２１・・・出
力端子群 ０つ・・・変換増幅器 圓・・・変換増幅器の出力端子

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、時々刻々変化する太陽光の入射角度をセンサー装置
   （７）で検出し、その出力電流または出力電圧を増幅し
   て、ブラインドの遮蔽板（１）の角度を変えるための角
   度可変シャフト（２）の駆動部（９）に前記の増幅され
   た出力電流または電圧を加えることにより遮蔽板（１）
   の角度を太陽光の入射角度に追隋して制御し、これによ
   って太陽光の入射角度が変化しても室内に過度の太陽光
   が入るのを自動的に防ぐようにした電動式ブラインド装
   置。 ２、ブラインドの遮蔽板（１）はその構造上、３６０゜
   回転させることができないので、遮蔽板が窓面と平行に
   なった時に第７図（Ｂ）、（Ｃ）のようにターン・オー
   バー（ひっくり返し）をさせることにより、遮蔽板（１
   ）を急速に１８０°逆回転させ、その後再び太陽光の入
   射角度に追随して遮蔽板（１）の角度を変えるようにし
   た請求項１記載の電動式ブラインド装置。