JPH0362410B2 - - Google Patents
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- JPH0362410B2 JPH0362410B2 JP2205346A JP20534690A JPH0362410B2 JP H0362410 B2 JPH0362410 B2 JP H0362410B2 JP 2205346 A JP2205346 A JP 2205346A JP 20534690 A JP20534690 A JP 20534690A JP H0362410 B2 JPH0362410 B2 JP H0362410B2
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Links
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R33/00—Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
- G01R33/20—Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
- G01R33/44—Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance using nuclear magnetic resonance [NMR]
- G01R33/48—NMR imaging systems
- G01R33/58—Calibration of imaging systems, e.g. using test probes, Phantoms; Calibration objects or fiducial markers such as active or passive RF coils surrounding an MR active material
- G01R33/583—Calibration of signal excitation or detection systems, e.g. for optimal RF excitation power or frequency
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- High Energy & Nuclear Physics (AREA)
- Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
発明の背景
本発明は、核磁気共鳴装置に関する。更に詳し
くは、本発明は、正確な周波数および位相を有す
るRF励起パルスを発生するRF合成器(シンセサ
イザ)および送信器、ならびにNMR信号を正確
に受信してデイジタル化する受信器に関する。
くは、本発明は、正確な周波数および位相を有す
るRF励起パルスを発生するRF合成器(シンセサ
イザ)および送信器、ならびにNMR信号を正確
に受信してデイジタル化する受信器に関する。
磁気モーメントを有する原子核は、該原子核が
置かれている磁界の方向に自分自身を整列させよ
うとする。しかしながら、この動作中に、原子核
は磁界の強さおよび核種に固有の特性(原子核の
磁気回転比γ)に依存する固有の角周波数(ラー
モア周波数)で前記方向の周りを歳差運動する。
この現象を有する原子核は「スピン」とここで称
する。
置かれている磁界の方向に自分自身を整列させよ
うとする。しかしながら、この動作中に、原子核
は磁界の強さおよび核種に固有の特性(原子核の
磁気回転比γ)に依存する固有の角周波数(ラー
モア周波数)で前記方向の周りを歳差運動する。
この現象を有する原子核は「スピン」とここで称
する。
人間の組織のような物質が均一な磁界(分極磁
界B0)内におかれると、組織の中のスピンの
個々の磁気モーメントはこの分極磁界に整列しよ
うとするが、固有のラーモア周波数で無秩序に分
極磁界の周りを歳差運動する。この結果の正味の
磁気モーメントMzは分極磁界の方向に発生する
が、直角すなわち横方向の平面(x−y平面)内
の不規則な方向を持つ磁気成分は互いに打ち消さ
れる。しかしながら、前記物質すなわち組織がx
−y平面においてラーモア周波数近くの周波数の
磁界(励起磁界B1)を受けた場合には、前記正
味の整列したモーメントMzがx−y平面まで回
転すなわち「傾けられ」、正味の横方向磁気モー
メントMtを発生し、この磁気モメントMtはx−
y平面内をラーモア回周数で回転すなわちスピン
する。正味の磁気モーメントMzが傾く程度すな
わち前記正味の横方向磁気モーメントMtの大き
さは主に印加される励起磁界B1の大きさ、時間
の長さおよび周波数に依存する。
界B0)内におかれると、組織の中のスピンの
個々の磁気モーメントはこの分極磁界に整列しよ
うとするが、固有のラーモア周波数で無秩序に分
極磁界の周りを歳差運動する。この結果の正味の
磁気モーメントMzは分極磁界の方向に発生する
が、直角すなわち横方向の平面(x−y平面)内
の不規則な方向を持つ磁気成分は互いに打ち消さ
れる。しかしながら、前記物質すなわち組織がx
−y平面においてラーモア周波数近くの周波数の
磁界(励起磁界B1)を受けた場合には、前記正
味の整列したモーメントMzがx−y平面まで回
転すなわち「傾けられ」、正味の横方向磁気モー
メントMtを発生し、この磁気モメントMtはx−
y平面内をラーモア回周数で回転すなわちスピン
する。正味の磁気モーメントMzが傾く程度すな
わち前記正味の横方向磁気モーメントMtの大き
さは主に印加される励起磁界B1の大きさ、時間
の長さおよび周波数に依存する。
この現象の実用的な値は、励起信号B1の終了
後に、励起されたスピンによつて放出される信号
中にある。簡単な方式においては、励起された原
子核は受信コイルに振動する正弦波信号を誘導す
る。この信号の周波数はラーモア周波数であり、
その初期振幅A0は横方向磁気モーメントMtの大
きさによつて決定される。放出信号の振幅Aは時
間tに対して指数関数的に減衰する。
後に、励起されたスピンによつて放出される信号
中にある。簡単な方式においては、励起された原
子核は受信コイルに振動する正弦波信号を誘導す
る。この信号の周波数はラーモア周波数であり、
その初期振幅A0は横方向磁気モーメントMtの大
きさによつて決定される。放出信号の振幅Aは時
間tに対して指数関数的に減衰する。
A=A0e-t/(T 2 )*
この減衰定数1/(T2)*は磁界の均質性と
「スピン−スピン緩和定数」または「横方向緩和
定数」と称される定数T2に依存する。この定数
T2は、少なくとも部分的に、完全に均質な磁界
内における励起信号B1の除去後のスピンの整列
した歳差運動の位相のずれによつて、信号が減衰
する指数関数的な速度に逆比例する。
「スピン−スピン緩和定数」または「横方向緩和
定数」と称される定数T2に依存する。この定数
T2は、少なくとも部分的に、完全に均質な磁界
内における励起信号B1の除去後のスピンの整列
した歳差運動の位相のずれによつて、信号が減衰
する指数関数的な速度に逆比例する。
NMR信号の振幅Aに貢献する他の重要な要因
は時定数T1によつて特徴付けられる「スピン格
子緩和」過程である。これは、正味の磁気モーメ
ントMが磁気分極の軸(z)に沿つた平衡値まで
回復する過程を示しているので「縦方向緩和」過
程とも呼ばれている。時定数T1はT2より長く、
医学的に関心のある大抵の物質においては更に長
い。正味の磁気モーメントMが平衡値まで緩和す
るのに充分な時間が与えられていない場合には、
次のパルス・シーケンスで発生するNMR信号の
振幅は低減する。
は時定数T1によつて特徴付けられる「スピン格
子緩和」過程である。これは、正味の磁気モーメ
ントMが磁気分極の軸(z)に沿つた平衡値まで
回復する過程を示しているので「縦方向緩和」過
程とも呼ばれている。時定数T1はT2より長く、
医学的に関心のある大抵の物質においては更に長
い。正味の磁気モーメントMが平衡値まで緩和す
るのに充分な時間が与えられていない場合には、
次のパルス・シーケンスで発生するNMR信号の
振幅は低減する。
本発明に特に関連するNMR測定は「パルス式
NMR測定」と呼ばれる。このようなNMR測定
はRF励起期間と信号放出および獲得期間とに分
けられる。この測定は各サイクルにおいて異なる
データを累積したり、または被検体の異なる場所
に対して同じ測定を行うために何回も繰り返して
周期的に行われる。大きさ、周波数、位相および
期間が異なる1つ以上のRF励起パルス(B1)を
供給することを含む種々の準備的な励起技術が知
られている。このようなRF励起パルスは狭い周
波数スペクトル(選択性励起パルス)を有するも
の、または共鳴周波数の範囲にわたつて横方向磁
化Mtを発生することができる広い周波数スペク
トル(非選択性励起パルス)を有するものであ
る。従来は特定のNMR現象を利用するように設
計され、かつNMR測定処理における特定の問題
を克服する種々のRF励起技術がある。
NMR測定」と呼ばれる。このようなNMR測定
はRF励起期間と信号放出および獲得期間とに分
けられる。この測定は各サイクルにおいて異なる
データを累積したり、または被検体の異なる場所
に対して同じ測定を行うために何回も繰り返して
周期的に行われる。大きさ、周波数、位相および
期間が異なる1つ以上のRF励起パルス(B1)を
供給することを含む種々の準備的な励起技術が知
られている。このようなRF励起パルスは狭い周
波数スペクトル(選択性励起パルス)を有するも
の、または共鳴周波数の範囲にわたつて横方向磁
化Mtを発生することができる広い周波数スペク
トル(非選択性励起パルス)を有するものであ
る。従来は特定のNMR現象を利用するように設
計され、かつNMR測定処理における特定の問題
を克服する種々のRF励起技術がある。
最近、RF送信器に更に厳しい要求条件を有す
るNMR技術が開発された。位相無効化定常状態
シーケンスのようなある方法では、相次ぐRF励
起パルスの位相をプログラムされた量だけシフト
することが必要とされ、また高速通過反転パルス
を使用するような他の方法では、RF励起パルス
を所定の波形によつて位相変調することが必要と
される。多面作像法のような更に他の方法では、
相次ぐRF励起パルスの搬送周波数をプログラム
されたパターンで変化させることが必要とされ、
また可変速度励起パルスを使用する更に他の方法
では、RF励起パルスを周波数変調することが必
要とされる。オフセツト視野作像法のような他の
方法では、受信したNMR信号を復調するのに使
用される基準信号の周波数をラーモア周波数に対
してずらしたり、またはシーケンス毎にプログラ
ムされた量だけ位相をずらすことが必要とされ
る。これらの方法の全てはRF励起信号を発生す
るのに使用される搬送周波数の相対的位相が受信
したNMR信号を復調するのに使用される基準信
号に対して一貫した又は周知の位相関係を有して
いるという共通の要求条件を有している。NMR
データ・セツトを発生する多重シーケンスで使用
される周波数合成器の信号がこの位相の一貫性を
有していない場合には、データの品質は低下す
る。従来の周波数合成器は位相の一貫性を維持し
ながら融通性を提供することができないか、また
はそれができるとしても簡便に得ることは出来な
かつた。
るNMR技術が開発された。位相無効化定常状態
シーケンスのようなある方法では、相次ぐRF励
起パルスの位相をプログラムされた量だけシフト
することが必要とされ、また高速通過反転パルス
を使用するような他の方法では、RF励起パルス
を所定の波形によつて位相変調することが必要と
される。多面作像法のような更に他の方法では、
相次ぐRF励起パルスの搬送周波数をプログラム
されたパターンで変化させることが必要とされ、
また可変速度励起パルスを使用する更に他の方法
では、RF励起パルスを周波数変調することが必
要とされる。オフセツト視野作像法のような他の
方法では、受信したNMR信号を復調するのに使
用される基準信号の周波数をラーモア周波数に対
してずらしたり、またはシーケンス毎にプログラ
ムされた量だけ位相をずらすことが必要とされ
る。これらの方法の全てはRF励起信号を発生す
るのに使用される搬送周波数の相対的位相が受信
したNMR信号を復調するのに使用される基準信
号に対して一貫した又は周知の位相関係を有して
いるという共通の要求条件を有している。NMR
データ・セツトを発生する多重シーケンスで使用
される周波数合成器の信号がこの位相の一貫性を
有していない場合には、データの品質は低下す
る。従来の周波数合成器は位相の一貫性を維持し
ながら融通性を提供することができないか、また
はそれができるとしても簡便に得ることは出来な
かつた。
発明の要約
本発明は、周波数または位相を容易に変更する
ことができる励起パルスおよびRF基準信号を正
確に発生し、位相を一貫性を失うことなく、振幅
変調、周波数変調または位相変調することができ
るNMR装置用トランシーバに関している。更に
詳しくは、本発明は、ルツクアツプテーブル中の
一連のデイジタル数をアドレスして読み出し、こ
れらをアナログ信号に変換することによつて搬送
周波数が発生するデイジタル合成器を有してい
る。アドレス手段は、搬送周波数表示デイジタル
数を入力に受信し、これにより出力の変化する速
度が決定される第1のデイジタル累算器と、第1
の入力に前記第1のデイジタル累算器の出力を受
信し、第2の入力に位相表示デイジタル数を受信
し、出力がルツクアツプテーブルの記憶部に接続
されて、該ルツクアツプテーブルの記憶部に記憶
されているデイジタル数をアドレスするようにな
つているデイジタル加算器とを有する。本発明の
他の態様においては、第2のデイジタル累算器が
その出力の変化する速度を決定する周波数表示デ
イジタル数を入力に受信し、第2のデイジタル加
算器が2つのデイジタル累算器の出力のデイジタ
ル数を算術的に加算し、この和を第1のデイジタ
ル加算器に供給する。
ことができる励起パルスおよびRF基準信号を正
確に発生し、位相を一貫性を失うことなく、振幅
変調、周波数変調または位相変調することができ
るNMR装置用トランシーバに関している。更に
詳しくは、本発明は、ルツクアツプテーブル中の
一連のデイジタル数をアドレスして読み出し、こ
れらをアナログ信号に変換することによつて搬送
周波数が発生するデイジタル合成器を有してい
る。アドレス手段は、搬送周波数表示デイジタル
数を入力に受信し、これにより出力の変化する速
度が決定される第1のデイジタル累算器と、第1
の入力に前記第1のデイジタル累算器の出力を受
信し、第2の入力に位相表示デイジタル数を受信
し、出力がルツクアツプテーブルの記憶部に接続
されて、該ルツクアツプテーブルの記憶部に記憶
されているデイジタル数をアドレスするようにな
つているデイジタル加算器とを有する。本発明の
他の態様においては、第2のデイジタル累算器が
その出力の変化する速度を決定する周波数表示デ
イジタル数を入力に受信し、第2のデイジタル加
算器が2つのデイジタル累算器の出力のデイジタ
ル数を算術的に加算し、この和を第1のデイジタ
ル加算器に供給する。
本発明の全般的な目的は、周波数および位相の
両方を正確に制御できるNMR装置用のRF信号
を提供することにある。デイジタル累算器を使用
して、ルツクアツプテーブルに記憶された搬送信
号のデイジタル表現に対してアドレス入力を駆動
することによつて、RF搬送信号の周波数が搬送
周波数表示デイジタル数により正確に決定され
る。RF搬送信号の位相はルツクアツプテーブル
記憶部に入力されるアドレスを対応する量だけ変
更する位相表示デイジタル数によつて迅速かつ正
確に変更することができる。同様に、RF搬送信
号の周波数は異なる値に切り換えることができ
た、また元の周波数および位相に対して位相の一
貫性を維持しながら、第2のデイジタル累算器に
入力される時間的変化する周波数表示デイジタル
数によつて正確に変調することができる。両デイ
ジタル累算器の出力は互いにデイジタル的に加算
されて、ルツクアツプテーブル記憶部中のアドレ
スされるロケーシヨンを決定し、これにより発生
するRF搬送信号の周波数を決定する。
両方を正確に制御できるNMR装置用のRF信号
を提供することにある。デイジタル累算器を使用
して、ルツクアツプテーブルに記憶された搬送信
号のデイジタル表現に対してアドレス入力を駆動
することによつて、RF搬送信号の周波数が搬送
周波数表示デイジタル数により正確に決定され
る。RF搬送信号の位相はルツクアツプテーブル
記憶部に入力されるアドレスを対応する量だけ変
更する位相表示デイジタル数によつて迅速かつ正
確に変更することができる。同様に、RF搬送信
号の周波数は異なる値に切り換えることができ
た、また元の周波数および位相に対して位相の一
貫性を維持しながら、第2のデイジタル累算器に
入力される時間的変化する周波数表示デイジタル
数によつて正確に変調することができる。両デイ
ジタル累算器の出力は互いにデイジタル的に加算
されて、ルツクアツプテーブル記憶部中のアドレ
スされるロケーシヨンを決定し、これにより発生
するRF搬送信号の周波数を決定する。
本発明の他の全般的な目的は、位相の一貫性を
失うことなく、RF搬送信号の位相または周波数
を変更することにある。位相表示デイジタル数を
供給することによつて位相を変更したときには、
位相表示デイジタル数を元の変更前の値に戻すだ
けでRF搬送信号の元の位相を容易に回復するこ
とができる。同様に、RF搬送信号の周波数は周
波数表示デイジタル数を第2の累算器に供給する
ことによつて変更した場合、周波数表示デイジタ
ル数を除去して、第2のデイジタル累算器の出力
をリセツトすることによつて元の変更前のRF搬
送信号の位相および周波数が回復される。
失うことなく、RF搬送信号の位相または周波数
を変更することにある。位相表示デイジタル数を
供給することによつて位相を変更したときには、
位相表示デイジタル数を元の変更前の値に戻すだ
けでRF搬送信号の元の位相を容易に回復するこ
とができる。同様に、RF搬送信号の周波数は周
波数表示デイジタル数を第2の累算器に供給する
ことによつて変更した場合、周波数表示デイジタ
ル数を除去して、第2のデイジタル累算器の出力
をリセツトすることによつて元の変更前のRF搬
送信号の位相および周波数が回復される。
本発明の他の目的は、デイジタル制御を用いて
高周波RF搬送信号を発生することにある。ルツ
クアツプテーブルから読み出されてアナログ形式
に変換された信号は市販部品を使用して無理なく
達成することができる周波数を有している。この
デイジタル的に発生する搬送信号は高周波基準信
号と混合して、所望の側波帯以外の全てをフイル
タで除去することによつて所望のラーモア周波数
にシフトされる。
高周波RF搬送信号を発生することにある。ルツ
クアツプテーブルから読み出されてアナログ形式
に変換された信号は市販部品を使用して無理なく
達成することができる周波数を有している。この
デイジタル的に発生する搬送信号は高周波基準信
号と混合して、所望の側波帯以外の全てをフイル
タで除去することによつて所望のラーモア周波数
にシフトされる。
本発明の更に特定の目的は、単一のデイジタル
合成器を使用することによつて位相の一貫性が
RF送信機とRF受信機との間で維持されるように
したNMR装置用のトランシーバを提供すること
にある。RF送信部の変調器およびRF受信部の復
調器の両方に供給されるRF搬送信号はデイジタ
ル制御の下にある。この受信されたNMR信号に
位相変化があれば、それは正確に検出される。
合成器を使用することによつて位相の一貫性が
RF送信機とRF受信機との間で維持されるように
したNMR装置用のトランシーバを提供すること
にある。RF送信部の変調器およびRF受信部の復
調器の両方に供給されるRF搬送信号はデイジタ
ル制御の下にある。この受信されたNMR信号に
位相変化があれば、それは正確に検出される。
本発明の上述した目的および他の目的および利
点は以下の説明から明らかになるであろう。以下
の説明においては、本発明の好適態様を例示して
いる添付図面を参照する。しかしながら、このよ
うな実施例は必ずしも本発明の全範囲を示してい
るものでないので、本発明の範囲を解釈するには
特許請求の範囲を参照されたい。
点は以下の説明から明らかになるであろう。以下
の説明においては、本発明の好適態様を例示して
いる添付図面を参照する。しかしながら、このよ
うな実施例は必ずしも本発明の全範囲を示してい
るものでないので、本発明の範囲を解釈するには
特許請求の範囲を参照されたい。
発明のの詳しい説明
まず、第1図を参照すると、ゼネラル・エレク
トリツク社によつて商標「SIGNA」として販売
され、本発明が利用される好適なNMR装置の主
構成要素がブロツク図形式で示されている。この
装置の全体の動作は主コンピユータ101(例え
ばデータ・ジエネラル社のMV4000コンピユー
タ)を有している全体的に100で示されている
ホストコンピユータ装置の制御の下にある。この
コンピユータは関連するインタフエース102を
有し、該インタフエース102を介してして複数
の周辺装置および他のNMR装置の構成要素が結
合される。コンピユータの周辺装置には主コンピ
ユータの指令の下で利用される、患者のデータお
よび画像をテープに保管するための磁気テープ駆
動装置がある。また、処理された患者のデータは
110で示す画像デイスク記憶装置に記憶され
る。画像プロセツサ108の機能は拡大、画像比
較、グレイコード調節および実時間データ表示の
ような相互に作用する画像表示操作を行なうこと
である。コンピユータ装置は生データ・デイスク
記憶装置112を利用して、生データ(すなわ
ち、画像構成前のデータ)を記憶させる。また、
オペレータ・コンソール116はインタフエース
102を介してコンピユータに結合され、患者の
調査に関連するデータ、ならびに校正、走査の開
始および終了のようなNMR装置の適切な動作に
必要なデータを入力する手段をオペレータに提供
している。また、オペレータ・コンソールはデイ
スクまたは磁気テープに記憶された画像を表示す
るためにも使用される。
トリツク社によつて商標「SIGNA」として販売
され、本発明が利用される好適なNMR装置の主
構成要素がブロツク図形式で示されている。この
装置の全体の動作は主コンピユータ101(例え
ばデータ・ジエネラル社のMV4000コンピユー
タ)を有している全体的に100で示されている
ホストコンピユータ装置の制御の下にある。この
コンピユータは関連するインタフエース102を
有し、該インタフエース102を介してして複数
の周辺装置および他のNMR装置の構成要素が結
合される。コンピユータの周辺装置には主コンピ
ユータの指令の下で利用される、患者のデータお
よび画像をテープに保管するための磁気テープ駆
動装置がある。また、処理された患者のデータは
110で示す画像デイスク記憶装置に記憶され
る。画像プロセツサ108の機能は拡大、画像比
較、グレイコード調節および実時間データ表示の
ような相互に作用する画像表示操作を行なうこと
である。コンピユータ装置は生データ・デイスク
記憶装置112を利用して、生データ(すなわ
ち、画像構成前のデータ)を記憶させる。また、
オペレータ・コンソール116はインタフエース
102を介してコンピユータに結合され、患者の
調査に関連するデータ、ならびに校正、走査の開
始および終了のようなNMR装置の適切な動作に
必要なデータを入力する手段をオペレータに提供
している。また、オペレータ・コンソールはデイ
スクまたは磁気テープに記憶された画像を表示す
るためにも使用される。
コンピユータ装置100はシステム制御器11
8および勾配増幅器装置128を介してNMR装
置を制御する。コンピユータ装置100は本技術
分野で専門知識を有する者に周知である方法でリ
ンク103を介してシステム制御器と通信する。
システム制御器118はパルス制御モジユール
(PCM)120、アレイ・プロセツサ106、無
線周波数トランシーバ122、状態および制御モ
ジユール(SCM)124、および各構成要素に
電圧を供給するのに必要な電源126などのいく
つかのサブシステムを有している。PCM120
は主コンピユータ101から供給される制御信号
を利用して、勾配コイルの励振を制御するデイジ
タル波形およびRF励起パルスを変調するために
トランシーバ122で利用されるRFエンベロー
プ波形のようなデイジタル・タイミング信号およ
び制御信号を発生する。勾配波形は一般にGx、
GyおよびGz増幅器130,132および134
からなる勾配増幅器装置128に供給される。各
増幅器130,132および134は、磁石組立
体146の一部である勾配コイル組立体136内
の対応する勾配コイルを励磁するために利用され
る。励磁されると、勾配コイルは主分極磁界と同
じ方向に磁界勾配Gx、GyおよびGzの磁界を発生
する。ここにおいて、勾配はデカルト座標系の相
互に直角なX,YおよびZ軸方向に向けられてい
る。すなわち、主磁石(図示せず)によつて発生
される磁界がz方向に向けられて、B0と称され、
z方向の全磁界をBzとした場合、Gx=∂Bz/∂x、
Gy=∂Bz/∂yおよびGz=∂Bz/∂zであり、各点
(x、y、z)における磁界はB(x、y、z)=
B0+GxX+GyY+GzZで与えられる。
8および勾配増幅器装置128を介してNMR装
置を制御する。コンピユータ装置100は本技術
分野で専門知識を有する者に周知である方法でリ
ンク103を介してシステム制御器と通信する。
システム制御器118はパルス制御モジユール
(PCM)120、アレイ・プロセツサ106、無
線周波数トランシーバ122、状態および制御モ
ジユール(SCM)124、および各構成要素に
電圧を供給するのに必要な電源126などのいく
つかのサブシステムを有している。PCM120
は主コンピユータ101から供給される制御信号
を利用して、勾配コイルの励振を制御するデイジ
タル波形およびRF励起パルスを変調するために
トランシーバ122で利用されるRFエンベロー
プ波形のようなデイジタル・タイミング信号およ
び制御信号を発生する。勾配波形は一般にGx、
GyおよびGz増幅器130,132および134
からなる勾配増幅器装置128に供給される。各
増幅器130,132および134は、磁石組立
体146の一部である勾配コイル組立体136内
の対応する勾配コイルを励磁するために利用され
る。励磁されると、勾配コイルは主分極磁界と同
じ方向に磁界勾配Gx、GyおよびGzの磁界を発生
する。ここにおいて、勾配はデカルト座標系の相
互に直角なX,YおよびZ軸方向に向けられてい
る。すなわち、主磁石(図示せず)によつて発生
される磁界がz方向に向けられて、B0と称され、
z方向の全磁界をBzとした場合、Gx=∂Bz/∂x、
Gy=∂Bz/∂yおよびGz=∂Bz/∂zであり、各点
(x、y、z)における磁界はB(x、y、z)=
B0+GxX+GyY+GzZで与えられる。
勾配磁界はトランシーバ122、RF増幅器1
28およびRFコイル138によつて発生される
無線周波パルスと組み合わせて利用されて、検査
すべき患者の部位から発するNMR信号に空間情
報を符号化する。パルス制御モジユール120に
よつて供給される波形および制御信号はRF搬送
波変調およびモード制御のためにトランシーバ1
22によつて利用される。送信モードおいては、
送信器が制御信号によつて変調された無線周波波
形をRF電力増幅器123に供給する。このRF電
力増幅器は主磁石組立体146内に設けられてい
るRFコイル138を駆動する。患者内の励起さ
れた原子核によつて放射されるNMR信号は同じ
RFコイルまたは送信用に使用されるものと異な
るRFコイルによつて感知され、前置増幅器13
9によつて増幅される。NMR信号はトランシー
バ122の受信器部分で増幅され、復調され、濾
波され、デイジタル化される。処理されたNMR
信号は専用の一方向リンク105を介して処理の
ためにアレイ・プロセツサ105に送られる。
28およびRFコイル138によつて発生される
無線周波パルスと組み合わせて利用されて、検査
すべき患者の部位から発するNMR信号に空間情
報を符号化する。パルス制御モジユール120に
よつて供給される波形および制御信号はRF搬送
波変調およびモード制御のためにトランシーバ1
22によつて利用される。送信モードおいては、
送信器が制御信号によつて変調された無線周波波
形をRF電力増幅器123に供給する。このRF電
力増幅器は主磁石組立体146内に設けられてい
るRFコイル138を駆動する。患者内の励起さ
れた原子核によつて放射されるNMR信号は同じ
RFコイルまたは送信用に使用されるものと異な
るRFコイルによつて感知され、前置増幅器13
9によつて増幅される。NMR信号はトランシー
バ122の受信器部分で増幅され、復調され、濾
波され、デイジタル化される。処理されたNMR
信号は専用の一方向リンク105を介して処理の
ためにアレイ・プロセツサ105に送られる。
PCM120およびSCM124は独立のサブシ
ステムであり、両者は主コンピユータ101、お
よび患者位置決め装置152のような周辺装置と
通信するとともに、直列通信リンク103を介し
て互いに通信する。PCM120およびSCM12
4はそれぞれ16ピツトのマイクロプロセツサ(例
えばインテル8086)で構成され、主コンピユータ
からの指令を処理する。SCM124は患者の架
台位置に関する情報および移動可能な患者の位置
合わせ光フアンビーム(図示せず)の位置に関す
る情報を獲得する手段150を有している。この
情報は主コンピユータ101によつて使用され
て、画像表示および再構成パラメータを修正す
る。また、SCM124は患者移動および位置合
わせ装置の作動のような機能を起動する。
ステムであり、両者は主コンピユータ101、お
よび患者位置決め装置152のような周辺装置と
通信するとともに、直列通信リンク103を介し
て互いに通信する。PCM120およびSCM12
4はそれぞれ16ピツトのマイクロプロセツサ(例
えばインテル8086)で構成され、主コンピユータ
からの指令を処理する。SCM124は患者の架
台位置に関する情報および移動可能な患者の位置
合わせ光フアンビーム(図示せず)の位置に関す
る情報を獲得する手段150を有している。この
情報は主コンピユータ101によつて使用され
て、画像表示および再構成パラメータを修正す
る。また、SCM124は患者移動および位置合
わせ装置の作動のような機能を起動する。
勾配コイル組立体136ならびにRF送信およ
び受信コイル138は分極磁界を発生するように
利用される磁石の中孔に設けられている。磁石は
患者位置合わせ装置148を有する主磁石組立体
の一部を形成している。シム電源140は主磁石
に関連するシム・コイルを駆動するために利用さ
れるとともに、分極磁界における不均質性を補正
するために使用される。抵抗性磁石の場合、主磁
石電源142は磁石を連続的に駆動するために利
用される。超伝導磁石の場合には、主電源142
は磁石によつて発生される分極磁界を適切な動作
強度にするために利用され、それから切断され
る。永久磁石の場合には、電源142は必要な
い。患者位置合わせ装置148は患者架台および
移動装置150ならびに患者位置決め装置152
と組み合わせて動作する。外部からの干渉を最小
にするために、主磁石組立体、勾配コイル組立
体、RF送信および受信コイル、ならびに患者取
扱装置などのNMP装置の各構成部は全体的に
144で示すRFシールドされた部屋内に入れられて
いる。
び受信コイル138は分極磁界を発生するように
利用される磁石の中孔に設けられている。磁石は
患者位置合わせ装置148を有する主磁石組立体
の一部を形成している。シム電源140は主磁石
に関連するシム・コイルを駆動するために利用さ
れるとともに、分極磁界における不均質性を補正
するために使用される。抵抗性磁石の場合、主磁
石電源142は磁石を連続的に駆動するために利
用される。超伝導磁石の場合には、主電源142
は磁石によつて発生される分極磁界を適切な動作
強度にするために利用され、それから切断され
る。永久磁石の場合には、電源142は必要な
い。患者位置合わせ装置148は患者架台および
移動装置150ならびに患者位置決め装置152
と組み合わせて動作する。外部からの干渉を最小
にするために、主磁石組立体、勾配コイル組立
体、RF送信および受信コイル、ならびに患者取
扱装置などのNMP装置の各構成部は全体的に
144で示すRFシールドされた部屋内に入れられて
いる。
特に第1図および第2図を参照すると、トラン
シーバ122はコイル138Aに電力増幅器12
3を介してRF励起磁界B1を発生させる構成部お
よびその結果コイル138Bに誘導されるNMR
信号を受信する構成部を有している。RF励起磁
界のベース周波数すなわち搬送周波数は、通信リ
ンク103を介して主コンピユータ101から1
組のデイジタル信号(CF)を受信する周波数合
成器200の制御の下に作られる。これらのデイ
ジタル信号は出力201に出力されるRF搬送信
号の周波数および位相を示している。指令された
RF搬送波は変調器202に供給され、ここでバ
ス103を介してPCM120から受信された信
号R(t)に応じて変調される。この信号R(t)
は発生すべきRF励起パルスのエンベロープ、従
つて帯域幅を定めている。これは所望のエンベロ
ープを表すRF励起パルスを発生するとき、一連
の記憶されたデイジタル値を順次読み出すことに
よつてRCM120で作られる。また、これらの
記憶されたデイジタル値はコンピユータ100に
よつて変更されて、所望のRFパルスのエンベロ
ープを発生することができる。ライン205を介
したRF励起パルス出力の大きさは中心リンク1
03を介した主コンピユータ101からのデイジ
タル信号TAを受信する送信減衰器206によつ
て減衰させられる。この減衰したRF励起パルス
はRF送信コイル138Aを駆動する電力増幅器
123に供給される。
シーバ122はコイル138Aに電力増幅器12
3を介してRF励起磁界B1を発生させる構成部お
よびその結果コイル138Bに誘導されるNMR
信号を受信する構成部を有している。RF励起磁
界のベース周波数すなわち搬送周波数は、通信リ
ンク103を介して主コンピユータ101から1
組のデイジタル信号(CF)を受信する周波数合
成器200の制御の下に作られる。これらのデイ
ジタル信号は出力201に出力されるRF搬送信
号の周波数および位相を示している。指令された
RF搬送波は変調器202に供給され、ここでバ
ス103を介してPCM120から受信された信
号R(t)に応じて変調される。この信号R(t)
は発生すべきRF励起パルスのエンベロープ、従
つて帯域幅を定めている。これは所望のエンベロ
ープを表すRF励起パルスを発生するとき、一連
の記憶されたデイジタル値を順次読み出すことに
よつてRCM120で作られる。また、これらの
記憶されたデイジタル値はコンピユータ100に
よつて変更されて、所望のRFパルスのエンベロ
ープを発生することができる。ライン205を介
したRF励起パルス出力の大きさは中心リンク1
03を介した主コンピユータ101からのデイジ
タル信号TAを受信する送信減衰器206によつ
て減衰させられる。この減衰したRF励起パルス
はRF送信コイル138Aを駆動する電力増幅器
123に供給される。
更に第1図および第2図を参照すると、被検体
から発生されるNMR信号は受信コイル138B
によつてピツクアツプされ、受信器207の入力
に供給される。受信器207はNMR信号を増幅
し、これはリンク103を介して主コンピユータ
101から受信したデイジタル減衰信号(RA)
によつて決定された量だけ減衰させられる。ま
た、受信器207はPCM120からライン21
1を介した信号によつてオン/オフされ、NMR
信号は所望の期間にわたつてのみ獲得される。
から発生されるNMR信号は受信コイル138B
によつてピツクアツプされ、受信器207の入力
に供給される。受信器207はNMR信号を増幅
し、これはリンク103を介して主コンピユータ
101から受信したデイジタル減衰信号(RA)
によつて決定された量だけ減衰させられる。ま
た、受信器207はPCM120からライン21
1を介した信号によつてオン/オフされ、NMR
信号は所望の期間にわたつてのみ獲得される。
受信したNMR信号はラーモア周波数またはそ
の近辺の周波数を有し、これは好適実施例におい
ては約63.86MHzである。この高周波信号はまず
NMR信号をライン201上の搬送信号と混合
し、次いでその結果の差の信号をライン204上
の2.5MHzの基準信号と混合するようにして復調
器208において2段階処理で復調される。その
結果のライン212上の復調されたNMR信号は
125KHzの帯域幅を有し、中心周波数は187.5kHz
である。復調されたNMR信号はアナログ−デイ
ジタル(A/D)変換器208の入力に供給され
る。この変換器はアナログ信号をサンプリングし
て、250kHzの速度でデイジタル化する。A/D
変換器208の出力はデイジタル直角検出器21
0に供給される。この検出器210は受信したデ
イジタル信号に対応する16ビツトの同相(I)値
および16ビツトの直角位相(Q)値を発生する。
受信したNMR信号のその結果の一連のデイジタ
ル化されたIおよびQ値はバス105を介してア
レイ・プロセツサ106に出力され、そこで画像
を再構成するために使用される。
の近辺の周波数を有し、これは好適実施例におい
ては約63.86MHzである。この高周波信号はまず
NMR信号をライン201上の搬送信号と混合
し、次いでその結果の差の信号をライン204上
の2.5MHzの基準信号と混合するようにして復調
器208において2段階処理で復調される。その
結果のライン212上の復調されたNMR信号は
125KHzの帯域幅を有し、中心周波数は187.5kHz
である。復調されたNMR信号はアナログ−デイ
ジタル(A/D)変換器208の入力に供給され
る。この変換器はアナログ信号をサンプリングし
て、250kHzの速度でデイジタル化する。A/D
変換器208の出力はデイジタル直角検出器21
0に供給される。この検出器210は受信したデ
イジタル信号に対応する16ビツトの同相(I)値
および16ビツトの直角位相(Q)値を発生する。
受信したNMR信号のその結果の一連のデイジタ
ル化されたIおよびQ値はバス105を介してア
レイ・プロセツサ106に出力され、そこで画像
を再構成するために使用される。
受信したNMR信号に含まれる位相情報を維持
するために、送信部の変調器202と受信部の復
調器208の両方が共通の信号で動作する。更に
詳しくは周波数合成器200の出力201の搬送
信号および基準周波数発生器208の出力204
の2.5MHzの基準信号は変調処理および復調処理
の両方で使用される。このようにして、位相の一
貫性が維持され、受信され復調されたNMR信号
における位相変化は、励起されたスピンによつて
発生する位相変化を正確に示している。2.5MHz
の基準信号、ならびに5、10および60MHzの基準
信号が基準周波数発生器203によつて共通の
10MHzのクロツク信号から発生される。後者の3
つの基準信号は周波数合成器200で使用され
て、出力201に搬送信号を発生する。
するために、送信部の変調器202と受信部の復
調器208の両方が共通の信号で動作する。更に
詳しくは周波数合成器200の出力201の搬送
信号および基準周波数発生器208の出力204
の2.5MHzの基準信号は変調処理および復調処理
の両方で使用される。このようにして、位相の一
貫性が維持され、受信され復調されたNMR信号
における位相変化は、励起されたスピンによつて
発生する位相変化を正確に示している。2.5MHz
の基準信号、ならびに5、10および60MHzの基準
信号が基準周波数発生器203によつて共通の
10MHzのクロツク信号から発生される。後者の3
つの基準信号は周波数合成器200で使用され
て、出力201に搬送信号を発生する。
トランシーバ122の送信器部分が第3図に詳
細に示されている。このRF送信器は通常のRF送
信器と異なる多くの要件がある。第1は、RF送
信器が非常に高い周波数(すなわち、ラーモア周
波数)で動作するが、非常に狭い周波数範囲にわ
たつて動作する。その周波数は非常に正確に制御
されなければならないし(±1Hz)、その周波数
は波形によつて変調できなければならないし、異
なる周波数(±300kHz)に迅速に切換えできな
ければならない。同様にして、RF搬送波の位相
は正確に制御されなければならないし(±1/
2°)、その位相は波形によつて変調できなければ
ならないし、異なる値(0−360°)に迅速に切換
えできなければならない。位相の一貫性は、位相
情報が歪まないように、または失なわれないよう
に送信RF信号と受信RF信号との間において維持
されなければならない。周知のように、位相の変
化は再構成画像中の対象物の物理的位置を見つけ
るためにNMR画像再構成アルゴリズムで使用さ
れる。従つて、位相情報を失うことは単に画像強
度を歪ませるだけでなく、むしろ画像中における
対象物の位置をずらせて、画像を実際上使用でき
なくする。NMR画像処理および分光分析法にお
いては、信号の平均化を使用して雑音の影響を低
減している。位相の一貫性が維持されない場合に
は、平均化される種々の信号はコヒーレントでな
く、信号損失が発生する。
細に示されている。このRF送信器は通常のRF送
信器と異なる多くの要件がある。第1は、RF送
信器が非常に高い周波数(すなわち、ラーモア周
波数)で動作するが、非常に狭い周波数範囲にわ
たつて動作する。その周波数は非常に正確に制御
されなければならないし(±1Hz)、その周波数
は波形によつて変調できなければならないし、異
なる周波数(±300kHz)に迅速に切換えできな
ければならない。同様にして、RF搬送波の位相
は正確に制御されなければならないし(±1/
2°)、その位相は波形によつて変調できなければ
ならないし、異なる値(0−360°)に迅速に切換
えできなければならない。位相の一貫性は、位相
情報が歪まないように、または失なわれないよう
に送信RF信号と受信RF信号との間において維持
されなければならない。周知のように、位相の変
化は再構成画像中の対象物の物理的位置を見つけ
るためにNMR画像再構成アルゴリズムで使用さ
れる。従つて、位相情報を失うことは単に画像強
度を歪ませるだけでなく、むしろ画像中における
対象物の位置をずらせて、画像を実際上使用でき
なくする。NMR画像処理および分光分析法にお
いては、信号の平均化を使用して雑音の影響を低
減している。位相の一貫性が維持されない場合に
は、平均化される種々の信号はコヒーレントでな
く、信号損失が発生する。
特に第2図および第3図を参照すると、周波数
合成器200は所望の周波数および位相を有する
RF搬送波を発生する。これはデイジタル合成器
220において比較的低い周波数信号0.91ないし
1.9975MHz)を発生することによつて達成され
る。このデイジタル合成器220は以下に詳細に
説明するように周波数および位相を非常に正確に
制御することができる。それから、デイジタル合
成器の出力は混合器221において基準周波数発
生器203からの5MHzの基準正弦波と混合され、
その結果の下側の側波帯が帯域フイルタ222に
よつて除去される。混合器221はミニサーキツ
ト社(Minicircuits Inc.)からモデルTFM−2
として市販されているリング・ダイオード二重平
衡型混合器であり、フイルタ222は5.91MHzか
ら6.9975MHzまでの周波数を通過させるように調
整されている帯域フイルタである。
合成器200は所望の周波数および位相を有する
RF搬送波を発生する。これはデイジタル合成器
220において比較的低い周波数信号0.91ないし
1.9975MHz)を発生することによつて達成され
る。このデイジタル合成器220は以下に詳細に
説明するように周波数および位相を非常に正確に
制御することができる。それから、デイジタル合
成器の出力は混合器221において基準周波数発
生器203からの5MHzの基準正弦波と混合され、
その結果の下側の側波帯が帯域フイルタ222に
よつて除去される。混合器221はミニサーキツ
ト社(Minicircuits Inc.)からモデルTFM−2
として市販されているリング・ダイオード二重平
衡型混合器であり、フイルタ222は5.91MHzか
ら6.9975MHzまでの周波数を通過させるように調
整されている帯域フイルタである。
フイルタ222から出力される6ないし7MHz
の信号は基準周波数発生器203から出力される
60MHzの基準正弦波と混合される。これは混合器
221と同様な混合器223によつて行われる。
その結果の上側側波帯は、65.91MHzないし
66.9975MHzを通過させるように調整されている
帯域フイルタ224を通過する。その結果の66M
Hzないし67MHzの正弦波はライン201上のRF
搬送信号である。
の信号は基準周波数発生器203から出力される
60MHzの基準正弦波と混合される。これは混合器
221と同様な混合器223によつて行われる。
その結果の上側側波帯は、65.91MHzないし
66.9975MHzを通過させるように調整されている
帯域フイルタ224を通過する。その結果の66M
Hzないし67MHzの正弦波はライン201上のRF
搬送信号である。
更に第2図および第3図を参照すると、ライン
201上のRF搬送信号は変調器202に入力さ
れ、ここにおいてリンク103を介して16ビツト
のデイジタル−アナログ変換器225に入力され
る信号R(t)から導き出された波形によつてRF
搬送信号は振幅変調される、信号R(t)の16ビ
ツトの値はパルス制御モジユール120(第1
図)から受信され、1MHzのクロツク信号によつ
てD/A変換器225にクロツク入力される。こ
の1MHzのクロツク信号はまたクロツク・ライン
226を介してパルス制御モジユールから受信さ
れる。D/A変換器225から出力されるアナロ
グ信号R(t)はNMR測定に通常使用される例
えばsinc波形または矩形波形であり、これは典型
的には0.5ないし10ミリ秒の継続時間を有する。
201上のRF搬送信号は変調器202に入力さ
れ、ここにおいてリンク103を介して16ビツト
のデイジタル−アナログ変換器225に入力され
る信号R(t)から導き出された波形によつてRF
搬送信号は振幅変調される、信号R(t)の16ビ
ツトの値はパルス制御モジユール120(第1
図)から受信され、1MHzのクロツク信号によつ
てD/A変換器225にクロツク入力される。こ
の1MHzのクロツク信号はまたクロツク・ライン
226を介してパルス制御モジユールから受信さ
れる。D/A変換器225から出力されるアナロ
グ信号R(t)はNMR測定に通常使用される例
えばsinc波形または矩形波形であり、これは典型
的には0.5ないし10ミリ秒の継続時間を有する。
ライン201上のRF搬送波と混合される前に、
変調エンベロープの信号R(t)は混合器227
において基準周波数発生器203からの2.5MHz
の基準正弦波と混合される。その結果の信号が混
合器228においてRF搬送信号と混合され、そ
の結果の変調されたRF信号はフイルタ229で
濾波されて、下側側波帯以外の全てが除去され
る。フイルタ229は66MHzに同調されているロ
ーパス・フイルタである。
変調エンベロープの信号R(t)は混合器227
において基準周波数発生器203からの2.5MHz
の基準正弦波と混合される。その結果の信号が混
合器228においてRF搬送信号と混合され、そ
の結果の変調されたRF信号はフイルタ229で
濾波されて、下側側波帯以外の全てが除去され
る。フイルタ229は66MHzに同調されているロ
ーパス・フイルタである。
更に第3図を参照すると、トランシーバ122
で使用される全ての基準信号は基準周波数発生器
203内に設けられている単一の10MHz発振器2
40から容易に導出される。10MHzのクロツクは
デイジタル合成器220で直接使用され、5MHz
の基準信号は2分周回路242から出力される。
60MHzの基準信号は6逓倍回路から出力され、こ
れはカスケード接続された2逓倍回路と3逓倍回
路で構成できる。最後に2.5MHzの基準信号は
10MHzの基準信号を4で割る4分周回路243か
ら出力され、これは2つの2分周回路で構成でき
る。
で使用される全ての基準信号は基準周波数発生器
203内に設けられている単一の10MHz発振器2
40から容易に導出される。10MHzのクロツクは
デイジタル合成器220で直接使用され、5MHz
の基準信号は2分周回路242から出力される。
60MHzの基準信号は6逓倍回路から出力され、こ
れはカスケード接続された2逓倍回路と3逓倍回
路で構成できる。最後に2.5MHzの基準信号は
10MHzの基準信号を4で割る4分周回路243か
ら出力され、これは2つの2分周回路で構成でき
る。
次に第4図を参照すると、デイジタル合成器2
20は、12ビツトのデイジタル−アナログ変換器
251の出力250から送出されるアナログ正弦
波信号の周波数および位相を制御するためのデイ
ジタル数をリンク103から受ける多数の入力を
有している。正弦波は、プログラマブル・リード
オンリ・メモリ252に記憶され、ラツチ253
から出力される12ビツトの数によつてアドレスさ
れる一連の12ビツトのデイジタル数から作成され
る。ラツチ253がメモリ252に漸次高くなる
アドレスを供給するに従つて、相次いで記憶され
たデイジタル値が読み出されて、D/A変換器2
51の入力に供給される。一定速度で順次アドレ
スされたとき、メモリ252は正弦波の完全な1
周期を「終了」する。正弦波の周波数(ωc)は
メモリのアドレスが増大する速度により決定さ
れ、任意の時刻における正弦波の位相(φ)は次
式で示すようにラツチ253から供給されるアド
レスによつて決定される。
20は、12ビツトのデイジタル−アナログ変換器
251の出力250から送出されるアナログ正弦
波信号の周波数および位相を制御するためのデイ
ジタル数をリンク103から受ける多数の入力を
有している。正弦波は、プログラマブル・リード
オンリ・メモリ252に記憶され、ラツチ253
から出力される12ビツトの数によつてアドレスさ
れる一連の12ビツトのデイジタル数から作成され
る。ラツチ253がメモリ252に漸次高くなる
アドレスを供給するに従つて、相次いで記憶され
たデイジタル値が読み出されて、D/A変換器2
51の入力に供給される。一定速度で順次アドレ
スされたとき、メモリ252は正弦波の完全な1
周期を「終了」する。正弦波の周波数(ωc)は
メモリのアドレスが増大する速度により決定さ
れ、任意の時刻における正弦波の位相(φ)は次
式で示すようにラツチ253から供給されるアド
レスによつて決定される。
φ/360(供給されたアドレス)/4096 (1)
例えば、ラツチ253が全ての可能な12ビツト
数を上昇順に順次有しており、これらが10MHzの
速度で切換えられたとすると、D/A変換器25
1の出力は10/4096=0.00244MHzすなわち2.44k
Hzの周波数の正弦波になる。しかしながら、ラツ
チの出力が1より大きな増分で0から大体4095ま
での値をとつた場合、出力250における信号は比
較的に高い周波数になる。例えば、値が10MHzの
速度で0から4092まで4ステツプずつ進んだ場合
には、周波数は9.775kHzになる。そして、ラツチ
253の値は一定速度(例えば、10MHz)で変化
し、値がクロツクパルス毎に変化する量は正弦周
波数を決定する。
数を上昇順に順次有しており、これらが10MHzの
速度で切換えられたとすると、D/A変換器25
1の出力は10/4096=0.00244MHzすなわち2.44k
Hzの周波数の正弦波になる。しかしながら、ラツ
チの出力が1より大きな増分で0から大体4095ま
での値をとつた場合、出力250における信号は比
較的に高い周波数になる。例えば、値が10MHzの
速度で0から4092まで4ステツプずつ進んだ場合
には、周波数は9.775kHzになる。そして、ラツチ
253の値は一定速度(例えば、10MHz)で変化
し、値がクロツクパルス毎に変化する量は正弦周
波数を決定する。
デイジタル合成器220は周波数(ω)および
位相(φ)を正確に制御することができる多くの
特徴を有しているが、その動作をよく理解するた
めに、一定搬送周波数の一定正弦波を発生する非
常に簡単な例についてまず説明する。この場合に
は、24ビツトの搬送波表示デイジタル数がデー
タ・リンク103から搬送波ラツチ255にロー
ドされる。この搬送波表示デイジタル数はデイジ
タル合成器によつて出力されるベース周波数すな
わち搬送周波数(ω0)を表す。上述したように
変調された場合、RF励起パルスおよび復調基準
信号を発生する。デイジタル合成器のベース周波
数ω0は次式によつて与えられる。
位相(φ)を正確に制御することができる多くの
特徴を有しているが、その動作をよく理解するた
めに、一定搬送周波数の一定正弦波を発生する非
常に簡単な例についてまず説明する。この場合に
は、24ビツトの搬送波表示デイジタル数がデー
タ・リンク103から搬送波ラツチ255にロー
ドされる。この搬送波表示デイジタル数はデイジ
タル合成器によつて出力されるベース周波数すな
わち搬送周波数(ω0)を表す。上述したように
変調された場合、RF励起パルスおよび復調基準
信号を発生する。デイジタル合成器のベース周波
数ω0は次式によつて与えられる。
ω0=(搬送波表示デイジタル数)
(10MHz/224) (2)
この搬送表示デイジタル数は、24ビツトのデイ
ジタル加算器256と24ビツトのラツチ257と
によつて形成されるデイジタル累算器の入力に供
給される。フエアチヤイルド社から市販されてい
るモデル74F283のような加算器およびテキサス
インスツルメント社から市販されているモデル
74AS874のようなラツチが好適実施例においては
使用される。デイジタル累積器は10MHzの速度で
動作して、搬送波表示デイジタル数をそれ自身に
加算し、その和の上位12ビツトを12ビツト加算器
258の入力に供給する。また、加算器258は
第2の12ビツト加算器259の一方の入力に接続
され、その出力は12ビツトのラツチ253に記憶
される。以下に説明するように、加算器258の
第2の入力は発生した正弦波の周波数を変更する
ために使用され、加算器252の第2の入力は発
生した正弦波の位相を変更するために使用され
る。これらの第2の入力の両方が今ゼロであると
仮定する。この結果、デイジタル累算器257の
出力は12ビツトのラツチ253に供給され、ラツ
チ255の搬送波表示デイジタル数の大きさによ
つて決定される速度で値が着実に増大する。搬送
波表示デイジタル数がそれ自身に繰り返し加算さ
れるにつれて、ある点においてはその結果が加算
器256の24ビツトのワードの深さを超える。こ
れが発生した場合には、「桁上げ」ビツトは捨て
られ、下位の24ビツトのみが保持される。この結
果、ラツチ253において数は増大して、4096の
値に近づき、それから0に戻るように見える。こ
れはルツクアツプテーブル252が正確に1周期
の正弦波を含んでいるのでまさに所望のとおりで
ある。そして、正弦波は所望の一定周波数でメモ
リ252から「繰り出される」。
ジタル加算器256と24ビツトのラツチ257と
によつて形成されるデイジタル累算器の入力に供
給される。フエアチヤイルド社から市販されてい
るモデル74F283のような加算器およびテキサス
インスツルメント社から市販されているモデル
74AS874のようなラツチが好適実施例においては
使用される。デイジタル累積器は10MHzの速度で
動作して、搬送波表示デイジタル数をそれ自身に
加算し、その和の上位12ビツトを12ビツト加算器
258の入力に供給する。また、加算器258は
第2の12ビツト加算器259の一方の入力に接続
され、その出力は12ビツトのラツチ253に記憶
される。以下に説明するように、加算器258の
第2の入力は発生した正弦波の周波数を変更する
ために使用され、加算器252の第2の入力は発
生した正弦波の位相を変更するために使用され
る。これらの第2の入力の両方が今ゼロであると
仮定する。この結果、デイジタル累算器257の
出力は12ビツトのラツチ253に供給され、ラツ
チ255の搬送波表示デイジタル数の大きさによ
つて決定される速度で値が着実に増大する。搬送
波表示デイジタル数がそれ自身に繰り返し加算さ
れるにつれて、ある点においてはその結果が加算
器256の24ビツトのワードの深さを超える。こ
れが発生した場合には、「桁上げ」ビツトは捨て
られ、下位の24ビツトのみが保持される。この結
果、ラツチ253において数は増大して、4096の
値に近づき、それから0に戻るように見える。こ
れはルツクアツプテーブル252が正確に1周期
の正弦波を含んでいるのでまさに所望のとおりで
ある。そして、正弦波は所望の一定周波数でメモ
リ252から「繰り出される」。
発生した正弦波の位相は12ビツトの数を第2の
加算器259の「A」入力に供給することによつ
て任意の時刻にシフトすることができる。位相を
シフトするのに有効な2つの手段がある。すなわ
ち、ライン103から16ビツトの位相表示デイジ
タル数(φ)を受信する16ビツトの位相ラツチ2
60と、時間の関数として一連の位相シフト表示
デイジタル(φ)tを受信する16ビツトの位相ラ
ツチ261とである。ワードの大きさが16ビツト
であるので、位相φ(度)は次のようにラツチ2
60および261の値に関連している。
加算器259の「A」入力に供給することによつ
て任意の時刻にシフトすることができる。位相を
シフトするのに有効な2つの手段がある。すなわ
ち、ライン103から16ビツトの位相表示デイジ
タル数(φ)を受信する16ビツトの位相ラツチ2
60と、時間の関数として一連の位相シフト表示
デイジタル(φ)tを受信する16ビツトの位相ラ
ツチ261とである。ワードの大きさが16ビツト
であるので、位相φ(度)は次のようにラツチ2
60および261の値に関連している。
φ=360(値)/65536 (1b)
ラツチ260および261の上位12ビツトの出力
は12ビツトの加算器262によつて互いに加算さ
れて、いずれかまたは両方が第2の加算器259
に供給され、発生した正弦波の位相を変更する。
例えば、多重エコーCPMGパルス・シーケンス
においては、180°のRFエコーパルスの位相は、
横方向磁化Mtを発生する90°RF励起パルスの位相
から90°だけシフトする。この位相シフトは位相
表示デイジタル数(φ)をラツチ260にロード
して、正弦波ルツクアツプテーブルメモリ252
に供給されるアドレスを直ちに進めることによつ
て、本発明のデイジタル合成器により容易に達成
される。上述した式(1b)によつて示されるよ
うに、90°の位相シフトは16384の位相表示デイジ
タル数φにより達成される。それから、位相シフ
トはゼロを位相ラツチ260にロードすることに
よつて次のパルス・シーケンスの実行のために除
去することができる。
は12ビツトの加算器262によつて互いに加算さ
れて、いずれかまたは両方が第2の加算器259
に供給され、発生した正弦波の位相を変更する。
例えば、多重エコーCPMGパルス・シーケンス
においては、180°のRFエコーパルスの位相は、
横方向磁化Mtを発生する90°RF励起パルスの位相
から90°だけシフトする。この位相シフトは位相
表示デイジタル数(φ)をラツチ260にロード
して、正弦波ルツクアツプテーブルメモリ252
に供給されるアドレスを直ちに進めることによつ
て、本発明のデイジタル合成器により容易に達成
される。上述した式(1b)によつて示されるよ
うに、90°の位相シフトは16384の位相表示デイジ
タル数φにより達成される。それから、位相シフ
トはゼロを位相ラツチ260にロードすることに
よつて次のパルス・シーケンスの実行のために除
去することができる。
RF搬送信号の位相をシフトすることに加えて、
デイジタル合成器220は一連の位相シフトの全
体にわたつて位相の一貫性を維持する。これは第
5A図に例示されており、この図において実線2
63,264および266で示す3つの異なる
RF搬送信号が相次ぐ期間中に発生され、それか
ら信号264および266が繰り返される。3つ
のRF搬送信号263,264および266は同
じ周波数を持つているが、異なる位相表示デイジ
タル数φ1,φ2およびφ3を位相ラツチ260にロ
ードすることによつて位相がずれている。位相の
一貫性は点線で示されている。これは例えば位相
表示デイジタル数φ2がラツチ260にロードさ
れたとき、また後で再びロードされたとき、その
結果のRF搬送信号264は、連続的に発生され
るようにした場合のように同じ位相で継続する。
デイジタル合成器220は一連の位相シフトの全
体にわたつて位相の一貫性を維持する。これは第
5A図に例示されており、この図において実線2
63,264および266で示す3つの異なる
RF搬送信号が相次ぐ期間中に発生され、それか
ら信号264および266が繰り返される。3つ
のRF搬送信号263,264および266は同
じ周波数を持つているが、異なる位相表示デイジ
タル数φ1,φ2およびφ3を位相ラツチ260にロ
ードすることによつて位相がずれている。位相の
一貫性は点線で示されている。これは例えば位相
表示デイジタル数φ2がラツチ260にロードさ
れたとき、また後で再びロードされたとき、その
結果のRF搬送信号264は、連続的に発生され
るようにした場合のように同じ位相で継続する。
発生した正弦波の位相はRF励起パルスの発生
の際に1MHzの速度でパルス制御モジユール12
0によつて位相ラツチ261に書き込まれる波形
φ(t)によつて位相変調することができる。パ
ルス制御モジユール120によつて発生される16
ビツトの数はリンク103に接続されている16ビ
ツトのラツチ265にロードされ、またこれらの
数は位相ラツチ261にロードされる。ラツチ2
65はパルス制御モジユール120によつて1M
Hzの速度で非同期的に発生された数を同期して位
相ラツチ261にロードすることができる。この
位相変調は、横方向磁化を反転するのに使用され
る双曲線セカント・パルスのような「複素」励起
パルスを発生するときに有益である。
の際に1MHzの速度でパルス制御モジユール12
0によつて位相ラツチ261に書き込まれる波形
φ(t)によつて位相変調することができる。パ
ルス制御モジユール120によつて発生される16
ビツトの数はリンク103に接続されている16ビ
ツトのラツチ265にロードされ、またこれらの
数は位相ラツチ261にロードされる。ラツチ2
65はパルス制御モジユール120によつて1M
Hzの速度で非同期的に発生された数を同期して位
相ラツチ261にロードすることができる。この
位相変調は、横方向磁化を反転するのに使用され
る双曲線セカント・パルスのような「複素」励起
パルスを発生するときに有益である。
本発明は多くの異なるNMR測定を実行するた
めにRF励起パルスの位相を正確に制御できるこ
とが明らかであろう。RF励起パルスの位相はパ
ルス毎に正確にシフトでき、RF搬送波の位相は
RF励起パルスの発生の際にシフトし、掃引し、
または変調できる。
めにRF励起パルスの位相を正確に制御できるこ
とが明らかであろう。RF励起パルスの位相はパ
ルス毎に正確にシフトでき、RF搬送波の位相は
RF励起パルスの発生の際にシフトし、掃引し、
または変調できる。
出力250の信号の周波数は適当な位相波形φ
(t)を使用してω0から変化させることができる
が、使用の容易さおよび融通性は第2のデイジタ
ル累算器を使用することによつて向上される。第
4図を参照すると、中心周波数すなわちベース周
波数ω0はラツチ255および第1の加算器25
8のA入力を駆動する関連するデイジタル累算器
269における搬送波表示デイジタル数によつて
決定されるのに対して、この周波数は加算器25
8のB入力を駆動する第2のデイジタル累算器2
70の出力によつて変更することができる。すな
わち、RF搬送波の周波数は、第1のデイジタル
累算器が記憶された正弦波のアドレスを進める速
度と、第2のデイジタル累算器がアドレス順序を
進める速度との和によつて決定される。第2のデ
イジタル累算器270は累算器269と同じもの
であり、24ビツトの加算器271および24ビツト
のラツチ272を有している。
(t)を使用してω0から変化させることができる
が、使用の容易さおよび融通性は第2のデイジタ
ル累算器を使用することによつて向上される。第
4図を参照すると、中心周波数すなわちベース周
波数ω0はラツチ255および第1の加算器25
8のA入力を駆動する関連するデイジタル累算器
269における搬送波表示デイジタル数によつて
決定されるのに対して、この周波数は加算器25
8のB入力を駆動する第2のデイジタル累算器2
70の出力によつて変更することができる。すな
わち、RF搬送波の周波数は、第1のデイジタル
累算器が記憶された正弦波のアドレスを進める速
度と、第2のデイジタル累算器がアドレス順序を
進める速度との和によつて決定される。第2のデ
イジタル累算器270は累算器269と同じもの
であり、24ビツトの加算器271および24ビツト
のラツチ272を有している。
ベース周波数(ω0)は、リンク103からラ
ツチ273にロードされる24ビツトの周波数表示
デイジタル数によつて決定された一定量ずつ増大
できる。ラツチ273は加算器274のA入力に
接続され、加算器274の出力はタイミング・ラ
ツチ275を介して第2のデイジタル累算器27
0の入力に接続されている。周波数の値は次式に
従つて量ωずつ搬送周波数(ωc)を増大する。
ツチ273にロードされる24ビツトの周波数表示
デイジタル数によつて決定された一定量ずつ増大
できる。ラツチ273は加算器274のA入力に
接続され、加算器274の出力はタイミング・ラ
ツチ275を介して第2のデイジタル累算器27
0の入力に接続されている。周波数の値は次式に
従つて量ωずつ搬送周波数(ωc)を増大する。
ωc=ω0+ω
ω=(周波数表示デイジタル数) (10M
Hz)/224 (3) 従つて、相次ぐRF励起パルスの周波数は、異
なる数をラツチ273にロードすることによつて
デイジタル合成器220の動作範囲内の任意の値
に容易に切換えできることが明らかであろう。
NMRの実験において重要なことは、ゼロを周波
数ラツチ273にロードし、制御ライン282を
介して第2の累算器270をクリアすることによ
つて、RF搬送波が中心周波数へと切換えて戻す
とき、装置が中心周波数信号の位相および周波数
を「思い出し」、元の正弦波があたかもオフに切
換えられなかつたかのように発生されることであ
る。
Hz)/224 (3) 従つて、相次ぐRF励起パルスの周波数は、異
なる数をラツチ273にロードすることによつて
デイジタル合成器220の動作範囲内の任意の値
に容易に切換えできることが明らかであろう。
NMRの実験において重要なことは、ゼロを周波
数ラツチ273にロードし、制御ライン282を
介して第2の累算器270をクリアすることによ
つて、RF搬送波が中心周波数へと切換えて戻す
とき、装置が中心周波数信号の位相および周波数
を「思い出し」、元の正弦波があたかもオフに切
換えられなかつたかのように発生されることであ
る。
これは第5B図に例示されているが、この図に
おいて、実線280および281は、別々の期間
にわたる2つの周波数(ω1=ω0およびω2=ω0+
ω)のデイジタル合成器220の出力を示してい
る。点線は位相の一貫性が例えば周波数ω1にお
いて発生した波形セグメント280aおよび28
0bの間で維持されていることを示している。
おいて、実線280および281は、別々の期間
にわたる2つの周波数(ω1=ω0およびω2=ω0+
ω)のデイジタル合成器220の出力を示してい
る。点線は位相の一貫性が例えば周波数ω1にお
いて発生した波形セグメント280aおよび28
0bの間で維持されていることを示している。
合成器の特徴および融通性はNMR画像作成処
理への次に示す適用を考慮することによつてよく
理解することができる。1つのエコー画像作成処
理の実験で2つのインターリーブされたスライス
を実行することが望ましいものとする。2つのス
ライスはAおよびBとする。更に、いわゆる周波
数符号化方向においてスライスBの画像の中心を
5cmシフトすることが望ましいものとする。コン
ピユータ100は波形R90(t)を予め計算して、
R90がスライス選択勾配の存在下で90°パルスを振
幅変調するために使用されるとき、所望のスライ
ス厚さを有するスライスが励起されるようにす
る。またωA(90)および同じようにωB(90)を予め計算
して、90°パルスに対して選択勾配の存在下で、
適当なスライスの位置におけるNMRの励起がそ
れぞれスライスAおよびBに対して生じるように
する。これを行なう方法は本技術分野で周知であ
る。選択勾配の存在下で180°パルスを振幅変調す
るのに使用される別の波形R180(t)が計算され
る。同様にして、180°パルスに対するオフセツト
周波数ωA(180)およびωB(180)が計算される。搬送波
ラツチ255がロードされて、前述した変調(変
調器221,223および228による)の後、
ラーモア周波数のRF搬送波が出力205から送
出される。
理への次に示す適用を考慮することによつてよく
理解することができる。1つのエコー画像作成処
理の実験で2つのインターリーブされたスライス
を実行することが望ましいものとする。2つのス
ライスはAおよびBとする。更に、いわゆる周波
数符号化方向においてスライスBの画像の中心を
5cmシフトすることが望ましいものとする。コン
ピユータ100は波形R90(t)を予め計算して、
R90がスライス選択勾配の存在下で90°パルスを振
幅変調するために使用されるとき、所望のスライ
ス厚さを有するスライスが励起されるようにす
る。またωA(90)および同じようにωB(90)を予め計算
して、90°パルスに対して選択勾配の存在下で、
適当なスライスの位置におけるNMRの励起がそ
れぞれスライスAおよびBに対して生じるように
する。これを行なう方法は本技術分野で周知であ
る。選択勾配の存在下で180°パルスを振幅変調す
るのに使用される別の波形R180(t)が計算され
る。同様にして、180°パルスに対するオフセツト
周波数ωA(180)およびωB(180)が計算される。搬送波
ラツチ255がロードされて、前述した変調(変
調器221,223および228による)の後、
ラーモア周波数のRF搬送波が出力205から送
出される。
スライスAを励起するために、ωA(90)がラツチ
273にロードされ、ラツチ272はクリアされ
る。スライスAに対するスピン・エコーを発生す
るために、ωA(180)がラツチ273にロードされ、
ラツチ272はクリアされる。スライスAから受
信した信号を適切に復調するために、値ωA(r)がラ
ツチ273にロードされ、ラツチ272はクリア
される。ωA(r)は画像信号スペクトルの中心を受信
器の帯域幅の中心にマツプ(map)するように選
択される。前述した第2図の受信器においては、
ωA(r)は187.5kHzに対応する。全ての周波数シフト
に対して第2の累算器を使用し、かつラツチ27
2をクリアすることにより、合成器の全ての信号
は第1の累算器に対して位相が基準化されること
に注意されたい。そして、その後の任意の時刻に
おいては、上述したシーケンスを繰り返すことが
でき、その結果の信号はこの最初のシーケンスに
対して位相が一貫している、すなわち同じであ
る。
273にロードされ、ラツチ272はクリアされ
る。スライスAに対するスピン・エコーを発生す
るために、ωA(180)がラツチ273にロードされ、
ラツチ272はクリアされる。スライスAから受
信した信号を適切に復調するために、値ωA(r)がラ
ツチ273にロードされ、ラツチ272はクリア
される。ωA(r)は画像信号スペクトルの中心を受信
器の帯域幅の中心にマツプ(map)するように選
択される。前述した第2図の受信器においては、
ωA(r)は187.5kHzに対応する。全ての周波数シフト
に対して第2の累算器を使用し、かつラツチ27
2をクリアすることにより、合成器の全ての信号
は第1の累算器に対して位相が基準化されること
に注意されたい。そして、その後の任意の時刻に
おいては、上述したシーケンスを繰り返すことが
でき、その結果の信号はこの最初のシーケンスに
対して位相が一貫している、すなわち同じであ
る。
スライスBを検査するために、ωB(90)および
ωB(180)がそれぞれ90°および180°パルスの間に使用
されることを除いて、上述したステツプが繰り返
される。スライスBに対する信号受信のために、
値ωB(r)がラツチ273にロードされ、ラツチ27
2がクリアされる。ωB(r)は読出し勾配の存在下
で、所望の画像中心に対応する画素位置が受信器
の帯域幅の中心にマツプされるように選択され
る。例えば、読出し勾配強度が1.0ガウス/cmの
場合には、1cmのシフトは4.258kHzに対応する。
そして、5cmのシフトは、ωB(r)=187.5+(4.258)
(5)=208.79kHzで達成される。
ωB(180)がそれぞれ90°および180°パルスの間に使用
されることを除いて、上述したステツプが繰り返
される。スライスBに対する信号受信のために、
値ωB(r)がラツチ273にロードされ、ラツチ27
2がクリアされる。ωB(r)は読出し勾配の存在下
で、所望の画像中心に対応する画素位置が受信器
の帯域幅の中心にマツプされるように選択され
る。例えば、読出し勾配強度が1.0ガウス/cmの
場合には、1cmのシフトは4.258kHzに対応する。
そして、5cmのシフトは、ωB(r)=187.5+(4.258)
(5)=208.79kHzで達成される。
上述したものと等価なRF励起パルスはまた従
来の単側波帯変調器で発生できることは本技術分
野に専用知識を有する者にとつて明らかなことで
あろう。しかしながら、このような変調器は各ス
ライスのためにR90(t)のような2つの波形、
および各スライスのためにR180(t)のような2
つの波形を必要とする。多数のスライスを作像し
ようとする場合には、メモリに対する要求条件は
かなり大きくなる。更に、単側波帯変調器の出力
は直角位相の調節が完全でない場合および/搬送
波漏洩により劣化する。本方法は少なくとも単側
波帯変調器の全ての融通性を有し、その特有の欠
点をもつていない。
来の単側波帯変調器で発生できることは本技術分
野に専用知識を有する者にとつて明らかなことで
あろう。しかしながら、このような変調器は各ス
ライスのためにR90(t)のような2つの波形、
および各スライスのためにR180(t)のような2
つの波形を必要とする。多数のスライスを作像し
ようとする場合には、メモリに対する要求条件は
かなり大きくなる。更に、単側波帯変調器の出力
は直角位相の調節が完全でない場合および/搬送
波漏洩により劣化する。本方法は少なくとも単側
波帯変調器の全ての融通性を有し、その特有の欠
点をもつていない。
画像の中心を読出し方向にシフトすることは、
従来の装置では2つの従来の合成器を使用して達
成することができる。しかしながら、位相の一貫
性を保証するために、NMR装置は米国特許第
4593247号明細書に開示されているように2つの
合成器の出力間の一定の位相差でトリガしなけれ
ばならない。
従来の装置では2つの従来の合成器を使用して達
成することができる。しかしながら、位相の一貫
性を保証するために、NMR装置は米国特許第
4593247号明細書に開示されているように2つの
合成器の出力間の一定の位相差でトリガしなけれ
ばならない。
また、第4図の合成器はいわゆる位相符号化方
向に画像シフトすることができる。これは各ビユ
ー(view)用の信号受信の間に異なる位相シフ
ト値をラツチ260にロードすることによつて行
われる。周知のように、画像のシフトはNMRの
生データにおける線形位相シフトに対応する。こ
の位相シフトは、NMR信号を復調するのに使用
される信号を位相シフトすることによつてデータ
に挿入することができる。画像を位相符号化方向
にシフトするために、各ビユーはビユー番号(ま
たは位相符号化振幅)に比例し、また画素単位で
表わした画像シフトに比例する位相シフトを有す
る。ビユー当りの180°の位相シフトはビユーの視
野の1/2の空間的シフトに対応する。より小さな
空間的シフトはビユー当りの位相のシフトを比較
的に小さくすることによつて達成される。例え
ば、ビユーの視野の10分の1のシフトは受信器の
基準信号をビユー当り(1/10)(180)/(1/
2)=36°シフトすることによつて達成される。位
相の符号化のないビユーは位相シフトを使用しな
い。最も小さな正の位相符号化を有するビユーは
ラツチ260にロードされる36°の位相シフトを
用いて受信される。次に最も正のビユーは72°の
受信器の位相シフトを用いて得られる。以後、同
様に行われる。負の位相符号化のビユーは負の位
相シフトを用いて受信される。負の画像シフト
(すなわち、反対方向のシフト)はビユー当り負
の位相シフトによつて達成される。
向に画像シフトすることができる。これは各ビユ
ー(view)用の信号受信の間に異なる位相シフ
ト値をラツチ260にロードすることによつて行
われる。周知のように、画像のシフトはNMRの
生データにおける線形位相シフトに対応する。こ
の位相シフトは、NMR信号を復調するのに使用
される信号を位相シフトすることによつてデータ
に挿入することができる。画像を位相符号化方向
にシフトするために、各ビユーはビユー番号(ま
たは位相符号化振幅)に比例し、また画素単位で
表わした画像シフトに比例する位相シフトを有す
る。ビユー当りの180°の位相シフトはビユーの視
野の1/2の空間的シフトに対応する。より小さな
空間的シフトはビユー当りの位相のシフトを比較
的に小さくすることによつて達成される。例え
ば、ビユーの視野の10分の1のシフトは受信器の
基準信号をビユー当り(1/10)(180)/(1/
2)=36°シフトすることによつて達成される。位
相の符号化のないビユーは位相シフトを使用しな
い。最も小さな正の位相符号化を有するビユーは
ラツチ260にロードされる36°の位相シフトを
用いて受信される。次に最も正のビユーは72°の
受信器の位相シフトを用いて得られる。以後、同
様に行われる。負の位相符号化のビユーは負の位
相シフトを用いて受信される。負の画像シフト
(すなわち、反対方向のシフト)はビユー当り負
の位相シフトによつて達成される。
また、本発明の融通性は無効化定常画像作成処
理と称される技術に有益である。この迅速な画像
処理技術において、励起パルスはT1およびT2に
比較して短い繰り返し時間で供給される。画像の
コントラストは横方向磁化が定常平衡状態に達す
ることができないことによつて影響される。これ
は「Mag.Res.Med.」第8巻、247ページ(1988
年)にクローリ(Crawley)、ウツド(Wood)
およびヘンケルマン(Hankelman)によつて説
明されているように励起パルスの位相を変更する
ことによつて行なわれる。本発明の合成器はこれ
を容易に行ない得る。励起パルスの位相が変更さ
れると、そのビユーで受信される信号は同じ量だ
け変更される。本発明においては、信号における
この好ましくない位相シフトは、励起パルスの位
相が変更された同じ量だけ、信号受信の間に合成
器の位相をシフトすることによつて除去すること
ができる。
理と称される技術に有益である。この迅速な画像
処理技術において、励起パルスはT1およびT2に
比較して短い繰り返し時間で供給される。画像の
コントラストは横方向磁化が定常平衡状態に達す
ることができないことによつて影響される。これ
は「Mag.Res.Med.」第8巻、247ページ(1988
年)にクローリ(Crawley)、ウツド(Wood)
およびヘンケルマン(Hankelman)によつて説
明されているように励起パルスの位相を変更する
ことによつて行なわれる。本発明の合成器はこれ
を容易に行ない得る。励起パルスの位相が変更さ
れると、そのビユーで受信される信号は同じ量だ
け変更される。本発明においては、信号における
この好ましくない位相シフトは、励起パルスの位
相が変更された同じ量だけ、信号受信の間に合成
器の位相をシフトすることによつて除去すること
ができる。
異なる周波数を発生することができることに加
えて、デイジタル合成器は、パルス制御モジユー
ル120から発生される波形ω(t)によつてRF
搬送信号を周波数変調することができる。この波
形ω(t)は、一連の16ビツトの周波数表示デイ
ジタル数を最大1MHzの速度でラツチ265にロ
ードし、これを16ビツトのラツチ285にラツチ
することによつて、RF励起パルスの発生の際に
繰り出される。このラツチ285の出力は加算器
274のB入力を駆動して、周波数変調波形ω
(t)の値が一定の周波数値(ω)に加えられ、
次のように搬送周波数を比例的に変更する。
えて、デイジタル合成器は、パルス制御モジユー
ル120から発生される波形ω(t)によつてRF
搬送信号を周波数変調することができる。この波
形ω(t)は、一連の16ビツトの周波数表示デイ
ジタル数を最大1MHzの速度でラツチ265にロ
ードし、これを16ビツトのラツチ285にラツチ
することによつて、RF励起パルスの発生の際に
繰り出される。このラツチ285の出力は加算器
274のB入力を駆動して、周波数変調波形ω
(t)の値が一定の周波数値(ω)に加えられ、
次のように搬送周波数を比例的に変更する。
ωc=ω0+ω+ω(t) (4)
もちろん、位相の一貫性は全体的に維持され、
周波数変調波形が終了すると、RF搬送波は周波
数変調が行われなかつたような周波数および位相
で再び始まる。
周波数変調波形が終了すると、RF搬送波は周波
数変調が行われなかつたような周波数および位相
で再び始まる。
合成器のこの特徴は可変速度励起と呼ばれる方
法に有益である。「J.Mag.Res.」第78巻、440ペ
ージ(1988年)にコノリ(Conolly)、ニシムラ
(Nishimura)、マコビスキ(Macovski)および
グローバ(Glover)によつて説明されているよ
うに、この技術においては、変更されたRFパル
スが時間的に変化する磁界勾配の存在下で繰り出
される。この技術の利点は低電力であり、およ
び/または改良されたスライス・プロフイールを
有していることである。しかしながら、従来の合
成器の場合には、勾配コイルの中心から離れたス
ライスを励起することは、所望のスライス位置に
おける共鳴周波数が時間的に変化する磁界勾配の
存在下で時間的に変化するということにより複雑
である。本発明は、励起中にパルスの周波数オフ
セツトを正確に制御できることにより、このよう
な技術の実施を非常に簡単にしている。本発明の
合成器では、ω(t)は、次式で与えられる場合、
一連の数としてラツチ265にロードされる。
法に有益である。「J.Mag.Res.」第78巻、440ペ
ージ(1988年)にコノリ(Conolly)、ニシムラ
(Nishimura)、マコビスキ(Macovski)および
グローバ(Glover)によつて説明されているよ
うに、この技術においては、変更されたRFパル
スが時間的に変化する磁界勾配の存在下で繰り出
される。この技術の利点は低電力であり、およ
び/または改良されたスライス・プロフイールを
有していることである。しかしながら、従来の合
成器の場合には、勾配コイルの中心から離れたス
ライスを励起することは、所望のスライス位置に
おける共鳴周波数が時間的に変化する磁界勾配の
存在下で時間的に変化するということにより複雑
である。本発明は、励起中にパルスの周波数オフ
セツトを正確に制御できることにより、このよう
な技術の実施を非常に簡単にしている。本発明の
合成器では、ω(t)は、次式で与えられる場合、
一連の数としてラツチ265にロードされる。
ω(t)=γG(t)z0
ここにおいて、z0はスライスのオフセツトであ
り、γはスピンの磁気回転比であり、G(t)は
時間的変化する磁界勾配である。
り、γはスピンの磁気回転比であり、G(t)は
時間的変化する磁界勾配である。
本発明の精神から逸脱することなく上述した本
発明の好適実施例から多くの変更を行うことがで
きることは本技術分野に専門知識を有する者にと
つて明らかなことであろう。従つて、本発明の範
囲は特許請求の範囲の記載を参照して定められ
る。
発明の好適実施例から多くの変更を行うことがで
きることは本技術分野に専門知識を有する者にと
つて明らかなことであろう。従つて、本発明の範
囲は特許請求の範囲の記載を参照して定められ
る。
第1図は本発明が使用されるNMR装置のブロ
ツク図である。第2図は第1図のNMR装置の一
部を構成するトランシーバの電気ブロツク図であ
る。第3図は第2図のトランシーバの一部を構成
する周波数合成器、基準周波数発生器および変調
器の電気ブロツク図である。第4図は第3図の周
波数合成器の一部を構成するデイジタル合成器の
電気ブロツク図である。第5A図および第5B図
は第4図のデイジタル合成器から出力される信号
を表す波形図である。 [主な符号の説明]、100……コンピユータ
装置、101……主コンピユータ、104……磁
気テープ駆動装置、106……アレイ・プロセツ
サ、108……画像プロセツサ、110……画像
デイスク記憶装置、112……生データ・デイス
ク記憶装置、118……システム制御器、120
……パルス制御モジユール、122……トランシ
ーバ、123……RF増幅器、124……状態お
よび制御モジユール、128……勾配増幅器装
置、136……勾配コイル組立体、138……
RF送信/受信コイル、200……周波数合成器、
202……変調器、203……基準周波数発生
器、206……送信減衰器、207……受信器、
208……復調器、210……デイジタル直角検
出器、220……デイジタル合成器、221,2
23,227,228……混合器、222,22
4,229……フイルタ、240……発振器。
ツク図である。第2図は第1図のNMR装置の一
部を構成するトランシーバの電気ブロツク図であ
る。第3図は第2図のトランシーバの一部を構成
する周波数合成器、基準周波数発生器および変調
器の電気ブロツク図である。第4図は第3図の周
波数合成器の一部を構成するデイジタル合成器の
電気ブロツク図である。第5A図および第5B図
は第4図のデイジタル合成器から出力される信号
を表す波形図である。 [主な符号の説明]、100……コンピユータ
装置、101……主コンピユータ、104……磁
気テープ駆動装置、106……アレイ・プロセツ
サ、108……画像プロセツサ、110……画像
デイスク記憶装置、112……生データ・デイス
ク記憶装置、118……システム制御器、120
……パルス制御モジユール、122……トランシ
ーバ、123……RF増幅器、124……状態お
よび制御モジユール、128……勾配増幅器装
置、136……勾配コイル組立体、138……
RF送信/受信コイル、200……周波数合成器、
202……変調器、203……基準周波数発生
器、206……送信減衰器、207……受信器、
208……復調器、210……デイジタル直角検
出器、220……デイジタル合成器、221,2
23,227,228……混合器、222,22
4,229……フイルタ、240……発振器。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 相次ぐアドレス可能なロケーシヨンに搬送信
号のデイジタル表現を記憶するルツクアツプテー
ブル記憶手段と、 前記ルツクアツプテーブル記憶手段から読み出
された前記搬送信号のデイジタル表現を受信し
て、それをアナログ搬送信号に変換するデイジタ
ル−アナログ変換手段と、 第1および第2の入力に供給されるデイジタル
数の算術和であるデイジタル数を発生する出力を
有し、該出力が前記ルツクアツプテーブル記憶手
段のロケーシヨンをアドレスするために前記ルツ
クアツプテーブル記憶手段に接続されているデイ
ジタル加算器と、 位相表示デイジタル数を記憶し、該デイジタル
数を前記デイジタル加算器の一方の入力に供給す
る位相ラツチと、 入力に供給される搬送周波数表示デイジタル数
を連続的に加算し、こうして累算したデイジタル
数を出力に発生し、該出力が前記デイジタル加算
器の他方の入力に接続されているデイジタル累算
器とを含み、 前記ルツクアツプテーブル記憶手段に供給され
るアドレスが前記搬送周波数表示デイジタル数に
よつて決定される速度で進められて、これにより
前記搬送周波数表示デイジタル数によつて決定さ
れた周波数を持ち、かつ前記位相表示デイジタル
数によつて決定された位相を持つアナログ搬送信
号が前記デイジタル−アナログ変換器の出力に発
生されるNMR装置用の周波数合成器。 2 前記デイジタル加算器の前記一方の入力に接
続された出力を有し、該出力に、一方の入力に供
給された前記位相表示デイジタル数および他方の
入力に供給された位相変調表示デイジタル数の算
術和であるデイジタル数を発生する第2のデイジ
タル加算器と、 一連の位相変調表示デイジタル数を発生して、
これらを前記アナログ搬送信号の発生の際に前記
第2のデイジタル加算器の前記他方の入力に供給
し、もつて前記アナログ搬送信号が時間の関数と
して位相変調されるようにする位相変調手段とを
更に含む請求項1記載の周波数合成器。 3 前記RF搬送信号が1つ以上のRF基準信号と
混合されて、その周波数がNMR装置のラーモア
周波数まで増大される請求項1記載の周波数合成
器。 4 相次ぐアドレス可能なロケーシヨンに搬送信
号のデイジタル表現を記憶するルツクアツプテー
ブル記憶手段と、 前記ルツクアツプテーブル記憶手段から読み出
された前記搬送信号のデイジタル表現を受信し
て、それをアナログ搬送信号に変換するデイジタ
ル−アナログ変換手段と、 第1および第2の入力に供給されるデイジタル
数の算術和であるデイジタル数を発生する出力を
有し、該出力が前記ルツクアツプテーブル記憶手
段のロケーシヨンをアドレスするために前記ルツ
クアツプテーブル記憶手段に接続されているデイ
ジタル加算器と、 入力に供給される搬送周波数表示デイジタル数
を連続的に加算して、こうして累算したデイジタ
ル数を出力に発生し、該出力が前記デイジタル加
算器の一方の入力に接続されている第1のデイジ
タル累算器と、 入力に供給される周波数表示デイジタル数を連
続的に加算して、こうして累算されたデイジタル
数を出力に発生し、該出力が前記デイジタル加算
器の他方の入力に接続されている第2のデイジタ
ル累算器とを含み、 前記ルツクアツプテーブル記憶手段に供給され
るアドレスが前記搬送周波数表示デイジタル数お
よび前記周波数表示デイジタル数の和によつて決
定された速度で進められて、これにより前記搬送
周波数表示デイジタル数および前記周波数表示デ
イジタル数の和によつて決定された周波数を持つ
アナログ搬送信号が前記デイジタル−アナログ変
換器の出力に発生されるNMR装置用の周波数合
成器。 5 前記搬送信号が1つ以上のRF基準信号と混
合されて、その周波数がNMR装置のラーモア周
波数まで増大される請求項4記載の周波数合成
器。 6 前記第2のデイジタル累算器の入力に接続さ
れた出力を有し、該出力に、一方の入力に供給さ
れた周波数表示デイジタル数および他方の入力に
供給された周波数変調表示デイジタル数の算術和
であるデイジタル数を発生する第2のデイジタル
加算器と、 一連の周波数変調表示デイジタル数を発生し
て、これらを前記アナログ搬送信号の発生の際に
前記第2のデイジタル加算器の他方の入力に供給
し、もつて前記アナログ搬送信号が時間の関数と
して周波数変調されるようにする周波数変調手段
とを更に含む請求項4記載の周波数合成器。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/392,692 US4952877A (en) | 1989-08-11 | 1989-08-11 | RF synthesizer or an NMR instrument |
US392,692 | 1989-08-11 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03118044A JPH03118044A (ja) | 1991-05-20 |
JPH0362410B2 true JPH0362410B2 (ja) | 1991-09-25 |
Family
ID=23551628
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2205346A Granted JPH03118044A (ja) | 1989-08-11 | 1990-08-03 | Nmr装置用のrf合成器 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4952877A (ja) |
EP (1) | EP0412818A3 (ja) |
JP (1) | JPH03118044A (ja) |
CA (1) | CA2010679A1 (ja) |
FI (1) | FI903969A0 (ja) |
IL (1) | IL95180A (ja) |
Families Citing this family (42)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5170122A (en) * | 1991-07-25 | 1992-12-08 | General Electric | NMR imaging using flow compensated SSFP pulse sequences |
AU655079B2 (en) * | 1991-10-25 | 1994-12-01 | University Of Queensland, The | Compensation of pulsed linear magnet field gradient inducted eddy currents in NMR systems |
EP0538668B1 (en) * | 1991-10-25 | 1996-06-26 | The University Of Queensland | Correction of signal distortion in an NMR apparatus |
US5309104A (en) * | 1992-05-22 | 1994-05-03 | General Electric Company | Asymmetric radio frequency coil for magnetic resonance imaging |
US5367261A (en) * | 1992-07-02 | 1994-11-22 | General Electric Company | Shield for a magnetic resonance imaging coil |
US5309102A (en) * | 1993-05-07 | 1994-05-03 | General Electric Company | Frequency calibration for MRI scanner |
US6294914B1 (en) * | 1993-06-02 | 2001-09-25 | The Board Of Trustees Of The University Of Illinois | Method of enhancing an MRI signal |
US5825186A (en) * | 1994-10-19 | 1998-10-20 | Mayo Foundation For Medical Education And Research | Method for producing stiffness-weighted MR images |
US5592085A (en) | 1994-10-19 | 1997-01-07 | Mayo Foundation For Medical Education And Research | MR imaging of synchronous spin motion and strain waves |
US5517992A (en) * | 1994-12-27 | 1996-05-21 | General Electric Company | Magnetic resonance imaging of shear-rate within mechanically vibrated materials |
FR2735865B1 (fr) * | 1995-06-26 | 1997-08-22 | Centre Nat Rech Scient | Dispositif d'analyse quantitative par resonance magnetique nucleaire |
JP2002034947A (ja) * | 1997-10-24 | 2002-02-05 | Hitachi Ltd | マグネット装置、および、これを用いたmri装置 |
US6008648A (en) * | 1997-12-04 | 1999-12-28 | General Electric Company | Method for producing physical gradient waveforms in magnetic resonance imaging |
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US6141578A (en) | 1998-04-08 | 2000-10-31 | General Electric Company | Method for calculating wave velocities in blood vessels |
US6873156B2 (en) * | 1998-05-06 | 2005-03-29 | Insight Neuroimaging Systems, Llc | Method and apparatus for performing neuroimaging |
US6166544A (en) | 1998-11-25 | 2000-12-26 | General Electric Company | MR imaging system with interactive image contrast control |
US6195579B1 (en) | 1998-12-18 | 2001-02-27 | Wisconsin Alumni Research Foundation | Contrast detection and guided reconstruction in contrast-enhanced magnetic resonance angiography |
US6393314B1 (en) | 1999-05-06 | 2002-05-21 | General Electric Company | RF driven resistive ablation system for use in MRI guided therapy |
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US6310479B1 (en) | 1999-08-20 | 2001-10-30 | General Electric Company | Magnetic resonance projection imaging of dynamic subjects |
US6242915B1 (en) * | 1999-08-27 | 2001-06-05 | General Electric Company | Field-frequency lock system for magnetic resonance system |
US6490472B1 (en) | 1999-09-03 | 2002-12-03 | The Mcw Research Foundation, Inc. | MRI system and method for producing an index indicative of alzheimer's disease |
US6252405B1 (en) | 1999-11-15 | 2001-06-26 | General Electric Company | Temperature compensated NMR magnet and method of operation therefor |
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