JPH0361327B2 - - Google Patents

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JPH0361327B2
JPH0361327B2 JP62046822A JP4682287A JPH0361327B2 JP H0361327 B2 JPH0361327 B2 JP H0361327B2 JP 62046822 A JP62046822 A JP 62046822A JP 4682287 A JP4682287 A JP 4682287A JP H0361327 B2 JPH0361327 B2 JP H0361327B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
double layer
electric double
group
layer capacitor
carbon atoms
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP62046822A
Other languages
English (en)
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JPS63213914A (ja
Inventor
Takeshi Morimoto
Kazuya Hiratsuka
Yasuhiro Sanada
Hiroshi Ariga
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Priority to JP62046822A priority Critical patent/JPS63213914A/ja
Publication of JPS63213914A publication Critical patent/JPS63213914A/ja
Publication of JPH0361327B2 publication Critical patent/JPH0361327B2/ja
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  • Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は電気二重層コンデンサに関するもので
ある。 (従来の技術) 電気二重層コンデンサに用いる電解液としては
従来、過塩素酸、6フツ化リン酸、4フツ化ホウ
酸またはトリフルオロメタンスルホン酸のアルカ
リ金属塩、テトラアルキルアンモニウム塩など電
気化学的に安定な溶質を、極性有機溶媒に溶解さ
せたものが知られている(特開昭49−68254号、
特開昭50−44463号、特開昭59−232409号などの
公報)。 (発明が解決しようとする問題点) しかしながら、これら公知の溶質を使用した電
気二重層コンデンサにおいては、耐電圧、容量
値、長期信頼性などの点で十分な性能が得られな
いという問題点があつた。 本発明は、前記の問題点を解決して、耐電圧、
容量および長期信頼性に優れた電気二重層コンデ
ンサを提供することを目的としている。 (問題点を解決するための手段) 前記の問題点を解決するため本発明は、分極性
電極と電解液との界面で形成される電気二重層を
利用する電気二重層コンデンサにおいて、電解液
の溶質が一般式()〜()のいずれかで表さ
れる塩であることを特徴とする電気二重層コンデ
ンサを提供するものである。 R3−P−(CH2o−PR3′・2X () ただし、前記一般式において、R、R′はそれ
ぞれH、または炭素数1〜15のアルキル基、アリ
ル(allyl)基もしくは炭素数6〜15のアリール
(aryl)基を、nは1〜20の整数を示し、Xは
BF4、PF6、ClO4、AsF6、SbF6、AlCl4または
RfSO3(Rfは炭素数1〜8のフルオロアルキル
基)を示す。 本発明で用いる電解液の溶質としては前記一般
式()、()または()で表される塩である
ことが必要である。前記一般式においてR、
R′はH(すべてがHであることはない)、または
炭素数1〜15好ましくは1〜4のアルキル基、ア
リル基もしくは炭素数6〜15好ましくは6〜10の
アリール基であり、nは1〜20好ましくは1〜15
の整数である。 好ましいアルキル基の例としては、メチル基、
エチル基、プロピル基、ブチル基などがあげら
れ、好ましいアリール基の例としては、フエニル
基(C6H5−)、トリル基(CH3・C6H4−)、ナフ
チル基(C10H7−)などがあげられる。 また、前記一般式においてXはBF4、PF6
ClO4、AsF6、SbF6、AlCl4またはRfSO3であり、
Rfは炭素数1〜8のフルオロアルキル基を示す。 好ましい塩としては、たとえば、 ジエチルトリスプロピレンジホスホニウムビス
テトラフルオロボレート テトラエチルジプロピレンジホスホニウムビス
テトラフルオロボレート ヘキサエチルプロピレンジホスホニウムビステ
トラフルオロボレート ヘキサエチルヘキシレンジホスホニウムビステ
トラフルオロボレート などがあげられる。 このような溶質(電解質)の電解液中の濃度と
しては、0.1〜3.0M/が適当であり、特に0.5〜
15M/とすること好適である。この濃度が低過
ぎると内部抵抗が増大し、また容量が低下する一
方、高過ぎると寒冷時などに溶質が析出して安定
性が低下するなどの不具合を生ずる恐れがある。 本発明で用いる電解液の溶媒としては、特に限
定されるものではなく、プロピレンカーボネー
ト、ブチレンカーボネート、γ−ブチロラクト
ン、アセトニトリル、ジメチルホルムアミド、
1,2−ジメトキシエタン、スルホラン、ニトロ
メタンなどが単独でまたは適宜混合して好適に使
用される。 本発明で用いる分極性電極の材質については、
特に限定されないが、電解液に対して電気化学的
に不活性で、かつ比表面積の大きな活性炭粉末あ
るいは活性炭繊維を使用するのが好ましい。 特に、活性炭粉末にポリテトラフルオロエチレ
ン(PTFE)などの結着剤を添加し、ロール成形
してシート化し、さらに好ましくは一軸または二
軸方向に延伸処理を施した電極は、単位体積当り
の容量、強度および長期信頼性に優れているので
好適に使用される。 本発明で一対の分極性電極の間に介装されるセ
パレータとしてはポリプロピレン繊維不織布、ガ
ラス繊維混抄不織布などよりなる通常のセパレー
タを使用することができる。 (実施例) 次に、実施例および比較例を図面を参照して具
体的に説明する。 本発明の実施例および比較例に共通のものとし
て第1図に示すようなコイン型電気二重層コンデ
ンサのユニツトセル(直径20mm、厚し2.0mm)を
次のようにして作製した。まず、活性炭粉末(比
表面積2000m2/g)に10重量%のポリテトラフル
オロエチレンを添加して湿式混練によつてシート
化した。このようにして得られたシートを円板状
に打ち抜いて分極性電極1および2(直径15mm、
厚さ0.7mm)とし、この分極性電極1,2をポリ
プロピレン繊維不織布よりなるセパレータ3を介
して互いに対向させてステンレス鋼製のキヤツプ
4およびステンレス鋼製の缶5からなる外装容器
中に収納する。次に、ユニツトセル中に所定の電
解液を注入して分極性電極1,2およびセパレー
タ3中にこの電解液を充分に含浸させた後、ポリ
プロピレン製パツキング6を介してキヤツプ4お
よび缶5の端部をかしめて封口し一体化した。 前述のようにして作製した電気二重層コンデン
サのユニツトセルを使用し、第1表に示すような
種々の電解液を濃度1.0M/として用いた各セ
ルについて、2.8Vの電圧を印加したときの初期
容量および内部抵抗を測定した後、引続いてこの
セルに2.8Vの電圧を印加しながら70℃で1000時
間貯蔵した後の容量を測定し、初期容量からの容
量劣化率(%)を算出した。これらの測定結果を
実施例1〜8および比較例1、2として第1表に
示した。 なお、内部抵抗は、交流二端子法(周波数1K
Hz)によつて測定した。
【表】
【表】 *:容量%
(発明の効果) 以上説明したように本発明によれば、耐電圧が
高いために高温条件下での容量劣化率が低く長期
信頼性の高い電気二重層コンデンサが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による電気二重層コンデンサの
一実施態様を示す部分断面図である。 1,2……分極性電極、3……セパレータ、4
……キヤツプ、5……缶、6……パツキング。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 分極性電極と電解液との界面で形成される電
    気二重層を利用する電気二重層コンデンサにおい
    て、電解液の溶質が一般式()〜()のいず
    れかで表される塩であることを特徴とする電気二
    重層コンデンサ。 R3P−(CH2o−PR3′・2X () ただし、前記一般式において、R、R′はそれ
    ぞれH、または炭素数1〜15のアルキル基、アリ
    ル(allyl)基もしくは炭素数6〜15のアリール
    (aryl)基を、nは1〜20の整数を示し、Xは
    BF4、PF6、ClO4、AsF6、SbF6、AlCl4または
    RfSO3(Rfは炭素数1〜8のフルオロアルキル
    基)を示す。 2 前記溶質の濃度が0.1〜3.0M/である特許
    請求の範囲第1項記載の電気二重層コンデンサ。
JP62046822A 1987-03-03 1987-03-03 電気二重層コンデンサ Granted JPS63213914A (ja)

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JP62046822A JPS63213914A (ja) 1987-03-03 1987-03-03 電気二重層コンデンサ

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JPS63213914A JPS63213914A (ja) 1988-09-06
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5754393A (en) * 1995-03-07 1998-05-19 Asahi Glass Company Ltd. Electric double layer capacitor

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JPS63213914A (ja) 1988-09-06

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