JPH0360530A - 信号処理装置 - Google Patents

信号処理装置

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JPH0360530A
JPH0360530A JP19759489A JP19759489A JPH0360530A JP H0360530 A JPH0360530 A JP H0360530A JP 19759489 A JP19759489 A JP 19759489A JP 19759489 A JP19759489 A JP 19759489A JP H0360530 A JPH0360530 A JP H0360530A
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JP
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vector
quantization
bit
code
bits
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Application number
JP19759489A
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English (en)
Inventor
Kenzo Akagiri
健三 赤桐
Naoto Iwahashi
直人 岩橋
Makoto Akune
誠 阿久根
Masayuki Nishiguchi
正之 西口
Yoshihito Fujiwara
藤原 義仁
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、入力データの量子化を行う際に用いられる信
号処理装置に関する。
〔発明の概要〕
本発明は、人力データをスカラー量子化した量子化誤差
をlワード当たりlビット以下の端数ビットとなるビッ
ト配分でベクトル量子化を行うことにより、量子化効率
を向上させるものであり、また、入力データを所定ワー
ド毎にブロック化してベクトル量子化し、この量子化誤
差ベクトルをスカラー量子化した量子化誤差を1ワード
当たり1ビット以下の端数ビットとなるビット配分でベ
クトル量子化を行うことにより、簡単な構成で量子化効
率を向上させた信号処理装置を提供するものである。
(従来の技術〕 入力信号の高能率符号化の一手法として、入力信号を時
間軸又は周波数軸上で複数のチャンネルに分割すると共
に、各チャンネル毎のビット数を適応的に割り当てるビ
ットアロケーション(ビット割り当て)による符号化技
術がある。例えば、音声信号の上記ビット割り当てによ
る符号化技術には、時間軸上の音声信号を複数の周波数
帯域に分割して符号化するいわゆる帯域分割符号化(サ
ブ・バンド・コーディング:5BC)や、時間軸上の音
声信号を周波数軸上の信号に変tA (直交変換)して
複数の周波数帯域に分割して各帯域毎で適応的に符号化
するいわゆる適応変換符号化(ATC) 、或いは上記
SBCといわゆる適応予測符号化(APC)を組み合わ
せ、時間軸上の信号を帯域分割して各帯域信号をベース
バンド(低域)に変換した後複数次の線形予測分析を行
って予測符号化するいわゆる適応ビット割当て(APC
AB)等の符号化技術がある。
例えば、上記帯域分割符号化は、第4図に示すような構
成の装置で行われる。この第4図において、入力端子1
10に供給されたディジタルの音声信号は、先ず、符号
器130の周波数分割フィルタ(例えばQ M F :
 quadrature m1rror finer等
のミラーフィルタ)群1311〜1317で帯域通過及
び低域変換が行われる。すなわち、当該周波数分割フィ
ルタ群1311〜1311.においては、帯域通過フィ
ルタ(バンドバスフィルタ二BPF)で帯域分割された
後、その各々の信号は低域通過フィルタを通されて通過
帯域の中心周波数だけ下に周波数シフト(低域変換)さ
れ、これらの信号が量子化器1341〜l341で適当
な標本化周波数でダウンサンプリングされている。
このようにして再量子化されることによりデータの圧縮
がなされた各信号がマルチプレクサ136を介して端子
138から出力され、伝送路を介して復号器1.40の
端子148に伝送されて、当該端子148からデマルチ
プレクサ149を介して逆量子化器144.〜144.
.で復号化された後、周波数変換器1421〜142.
、で時間軸上の各帯域の信号に変換され、加算器146
を通り復号音声信号として端子150から出力されてい
る。
ここで、上記符号器130による信号のデータ圧縮処理
にあたっては、データ圧縮により生ずるノイズが復号音
声信号に与える影響を少なくするように、各帯域に量子
化ビットを適応的に割り当てることにより品質の向上を
図っている。また、復号器1,10側でもビット割り当
て情報をなんらかの方法で獲得して復号を行っている。
従来、上述のビット割り当て情報を得るためには、各帯
域の信号とは別に、補助情報(サイドインフォメーショ
ン)として各帯域のエネルギ値情報を伝送する等の方法
が取られていた。すなわちこの方法では、上記符号器1
30の各周波数分割フィルタ群1311〜131.、で
帯域分割された各信号からエネルギ検出手段1331〜
133、で各帯域の信号のエネルギ値が計算され、該計
算値に基づいて量子化係数算出手段135で、各帯域の
信号の量子化に最適な量子化係数として最適ビット割り
当てと量子化ステップ計算が行われ、この結果を用いて
量子化器1341〜13411で各帯域の信号が再量子
化されている。更に、該量子化係数算出手段135の出
力信号すなわち補助情報が復号器140の量子化係数算
出手段145に送られ、当該量子化係数算出手段145
からの情報が逆量子化器144.〜1447に伝送され
、ここで上述の量子化器134.〜134..とは逆の
処理がなされて信号の復号化が行われる。
このような帯域分割符号化においては、人間の聴覚特性
に対応してノイズシェイピング等を考慮することができ
、音声のエネルギが偏って大きい帯域や、明瞭度等の主
観的品質への貢献の大きい帯域により多くの情報を割り
当てることができる。
この割り当てられた量子化ビット数で上記各帯域の信号
の量子化及び逆量子化が行われ、これにより、量子化雑
音の聴覚的な妨害の程度を小さくでき、全体としてビッ
ト数が低減できる。また、該帯域分割符号化を行うこと
で量子化雑音が分割された帯域にのみ発生し、他の帯域
に影響を与えない。なお、上述のようにエネルギ値情報
を補助情報として送る方法では、各帯域の信号のエネル
ギ値が同時に各帯域の信号の量子化ステップ幅(正規化
ファクタ)としても用いられる等の長所がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上述の各帯域毎の信号の量子化においては、1
サンプル(1ワード)単位のスカラー量子化で量子化が
施されているため、1ワード当たり1ビット以下の端数
ビット(小数ビット)は、その端数ビットを切り捨てる
か切り上げるか或いは別の帯域にlビットを与えるしか
なかった。
ところで、信号の量子化を行う際の手法としては、信号
の個々の独立したサンプル(ワード)値を量子化する上
述したようなスカラー量子化の他に、サンプル(ワード
)値の系列(複数ワードのつながり)を適当な大きさに
区切って1つのブロックにまとめ、該1ブロツクを1つ
のベクトルとして量子化するヘクトル量子化の手法があ
る。
このベクトル量子化法を第5図を用いて簡単に説明する
。第5図において、入力信号の波形を時間軸上で離散的
にサンプリング(サンプリングポイントP)したサンプ
リングデータSが8ワードあり、それぞれが16ビット
長で得られている1ブロツクがあるとする。なお、図中
MSBは16ビット長の最上位ビットを、図中LSBは
最下位ビットを示す、このような場合に必要とされるビ
ット数は、8ワード×16ビット=128ビットである
が、これを1ワード当たり2ビットの16ビットで表現
することを考えると、予め設けられた2目=65536
個の8ワード×16ビットのコードベクトル(代表ベク
トル)から最も近いコードベクトル(最適ベクトル)を
選びだすことでベクトル量子化を実現することができる
。ここで、上述したスカラー量子化は各ワード間の相関
を除去できるが、各ワードを上述のように2ビット長稈
度の低ビットレートで量子化すると量子化歪みが大きく
なる。これに対し、上記ベクトル量子化は、少ないビッ
ト数であっても量子化歪みが少なく、かつ各ワード間の
相関を大幅に除去できるので量子化効率が高いものとな
る。また、ベクトル量子化は、スカラー量子化ではでき
なかった端数ビットの処理も可能である。しかし、2”
=65536個のベクトルの中から最適ベクトルを選び
だすための計算が必要である。
特に、高品質の信号が要求される音声信号、映像信号等
をベクトル量子化する場合には、サーチしなければなら
ないコードベクトルの数が、例えば、ベクトル長8ワー
ドで各ワードの長さが平均して6ビットのとき、2の8
×6乗すなわち248”i2.8XIQI4のコードベ
クトルの中から最適ベクトルを選択することになり、そ
の演算量は天文学的な数となってしまう。
そのため、このようなことを避ける方法の一例として多
段ベクトル量子化の手法が知られている。
この多段ベクトル量子化は、第6図に示す構成の装置で
行われる。この第6図は、2段のベクトル量子化の例を
示しており、入力端子121には、8ワード×16ビッ
トの1ブロツクのベクトルデータが供給され、出力コー
ドが1ワード当たり平均6ビットのデータレートで伝送
されているとする。この入力ベクトルは、先ず、第1段
のベクトル量子化(VQ)器122で24ビットを使う
ベクトル量子化処理を受ける。ここで、上記ベクトル量
子化器122には、コードベクトル(代表ベクトル)が
番号付けられて記録されているメモリのコードブックが
あり、上記端子121を介した入力ベクトルとメモリさ
れているコードベクトルとが比較され、一番類似してい
るコードベクトルが見出され、その番号すなわち識別コ
ード(インデックス)が読み出されてこの識別コードが
第1の出力コードC0とじて端子125から出力される
。また、加算器123で上記コードベクトルと上記入力
ベクトルとの差が取られて量子化誤差が得られる。この
量子化誤差が第2段のベクトル量子化器124によって
更に24ビットを使うベクトル量子化処理を受けて、識
別コードは第2の出力コードC1□として出力端子12
6から出力される。この時、上記1ブロツクのベクトル
長が8ワードなので1ワードのビット長は平均3ビット
となる、以後、図示しないが、上記出力コードC□CI
!は、上記ベクトル量子化器122及び124のコード
ブックと同内容のコードブックに送られ、上記出力コー
ドC□、C+tと対応するコードベクトルのデータが取
り出されることになる。
ここで、上述のような2段構成のベクトル量子化器でサ
ーチが必要とされるベクトルのコード数は、 2”+2”=2”ξ3.3 X 10’ ・、−−−−
(1)となり、例えば、1段のみのベクトル量子化器で
ベクトル量子化処理する場合に、演算量が約2.8x 
l Q 14となるのに比べて演算量は格段に減少する
上述のような多段ベクトル量子化を用いれば、演算量を
減少させることができるが、安価な汎用演算素子を用い
て処理できる演算量まで減少しているとは言えず、更に
演算量を減少させることのできるような量子化が望まれ
ている。
そこで、本発明は、上述のような実情に鑑みて提案され
たものであり、端数ビットの量子化が可能で、かつ大量
のデータをより少ない演算量で性能を落とさずに処理す
ることができる信号処理装置を提供することを目的とす
るものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の信号処理装置は、上述の百的を達成するために
提案されたものであり、第1図に示すように、入力デー
タをスカラー量子化するスカラー量子化(SQ)器30
と、上記スカラー量子化器30で生じた量子化誤差を1
ワード当たり1ビット以下の端数ビットとなるビット配
分でベクトル量子化を行うベクトル量子化(VQ)器3
2とを有するものである。
また、本発明の信号処理装置は、第2図に示すように、
入力データを所定ワード毎にブロック化してベクトル量
子化する第1のベクトル量子化器40と、上記第1のベ
クトル量子化器40の量子化誤差ベクトルの各データを
スカラー量子化するスカラー量子化器42と、上記スカ
ラー量子化器42で生じた量子化誤差を1ワード当たり
1ビシト以下の端数ビットとなるビット配分でベクトル
量子化を行う第2のベクトル量子化器44とを有するも
のである。
〔作用〕
本発明によれば、スカラー量子化後の量子化誤差にベク
トル量子化を施して1ワード当たり1ビンf以下の端数
ビットとなるビット配分で量子化を行っている。
また本発明によれば、第1のベクトル量子化手段の量子
化誤差ベクトルをスカラー量子化することで演算量を減
少させ、その後第2のベクトル量子化手段で1ワード当
たり1ビット以下の端数ビットとなるビット配分で量子
化を行っている。
〔実施例〕
以下、本発明を適用した実施例について図面を参照しな
がら説明する。
第1図に第1の実施例の信号処理装置の概略構成例を示
す。
第1図において、入力端子1を介した入力データは、ス
カラー量子化(SQ)器30で入力データがスカラー量
子化されて出力端子4から出力コードC1として出力さ
れる。また、該スカラー量子化されたデータが加算器3
1で入力データとの差を取られた量子化誤差は、ベクト
ル量子化(VQ)器32で1ワード当たり1ビット以下
の端数ビットとなるビット配分でベクトル量子化が施さ
れる。なお、厳密には加算器31に送られるスカラー量
子化データは、入力データとの差をとるために、上記ス
カラー量子化器30での量子化の逆の処理(逆量子化)
が施される。ここで、該ベクトル量子化器32には、識
別コード(インデックス)に対応付けられたコードベク
トル(代表ベクトル)が記録されているメモリのコード
ブックがあり、上記量子化誤差のベクトルとメモリされ
ているコードベクトルとが例えば距離計算等により比較
され、一番距離の近い(−番類似している)コードベク
トルが見出され、そのコードベクトルと対応する識別コ
ードが読み出されて該識別コードが出力コードCtとし
て端子5から出力される。
また、上記端子4から出力された出力コードC+は、伝
送路を通り、更に端子6を介して加算器34に送られて
いる。なお、厳密には端子6を介したデータに対して上
記スカラー量子化器30とは逆の量子化を施して加算器
34に送っている。同時に、上記端子5から出力された
出力コードC2は、同じく伝送路を通り、端子7を介し
て上記ベクトル量子化器32のコードブックと同じ内容
のコードブック33に送られ、このコードブック33で
上記出力コードCtと対応するコードベクトルが呼び出
されて上記加算器34に送られる。したがって、当該加
算器34では、上記出力コードCIのデータと、上記出
力コードC2と対応するコードベクトルのデータとが加
算(連結)されて出力端子8から出力されるようになっ
ている。
ここで、上述した量子化処理を具体例を挙げて説明する
。上記ベクトル量子化器32で処理されるベクトルの1
ワードのビット長を例えば10ビットとする。この時、
量子化処理を行うことで得られるデー・夕のビット長が
、例えば6.3ビットとなるような量子化の場合、先ず
、上記スカラー量子化器30で6ビットのスカラー量子
化が行われ、上記ベクトル量子化器32でその残差(量
子化誤差)を平均ビット長が0.3ビットのコードブッ
クを用いて量子化することで、ビット長が6.3ビット
の出力データが得られることになる。なお、当該コード
ブックは、平均ビット長が1/10.2/10.・・・
・・、9/10ビットのそれぞれに対応した9個のコー
ドベクトルを有したものを用意しておく。
すなわち、量子化処理された後に1ビット未満の端数ビ
ットを含むデータとなる量、子化を施すような場合、前
述のスカラー量子化のみの量子化では端数ビットとなる
量子化を行うことができないため、この端数ビットを切
り捨てており、量子化効率が低いものであった。しかし
、上述のような構成の装置を用いることで、端数ビット
まで有効に用いることができることになり、量子化効率
が高くなる。
また、第2図に第2の実施例の信号処理装置の概略構成
を示す。
この第2図において、入力端子1を介した入力データ(
入力ベクトル)は、第1のベクトル量子化器40に供給
される。当該ベクトル量子化器40では、上述同様に入
力ベクトルと一番距離の近い(類似している)コードベ
クトルの識別コードが読み出されてこの識別コードが出
力コードC3として端子2から出力される。また、この
ベクトル量子化器40から出力されるコードベクトルは
、加算器41で入力ベクトルと差をとられて量子化誤差
ベクトルqelが求められる。該量子化誤差ベクトルq
elの各データは、1ワード(サンプル)毎にスカラー
量子化器42でスカラー量子化され、端子9から出力コ
ードC4として出力される。また、該スカラー量子化さ
れたデータは、加算器43で上記量子化誤差ベクトルq
elの各データとの差をとられて量子化誤差ベクトルq
e2が求められる。この量子化誤差ベクトルqe2は、
更に、第2のベクトル量子化器44に送られる。
該ベクトル量子化器44では、1ワード当たりlビット
以下の端数ビットとなるビット配分でベクトル量子化が
施され、このベクトル量子化器44からは上述同様に識
別コードが読み出されて端子10から出力コードC2と
して出力される。
次に、上記端子2,9.10から出力された出力コード
Cs、Ca、Csは、伝送路を通り端子11゜12.1
3に送られる。ここで、端子11を介した上記出力コー
ドC1は、上記ベクトル量子化器40のコードブックと
同じ内容のコードブック45に送られ、上記出力コード
C1と対応するコードベクトルが呼び出されて加算器4
7に送られる。
また、端子12を介した出力コードc4は加算器47に
送られている。端子13を介した出力コードC9は、上
記ベクトル量子化器44と同内容のコードブック46に
送られることで、対応するコードベクトルが得られる。
これらのデータが加算器47で加算されて出力端子14
から出力されることになる。
ここで、上述した実施例の装置における各量子化器の役
割として、上記第1のベクトル量子化器40では、ビッ
ト長の小さいコードブックを用いて、少ない演算量で効
率的な量子化を行っている。
上記スカラー量子化器42は、ベクトルコードを用いて
も上記ベクトル量子化器40程の効率を得られない部分
の量子化に用いられており、例えば音声信号のように高
S/Nが必要な信号を、比較的長いワード長で量子化し
ているため、高S/Nを維持できている。また、簡易な
構成で量子化することができる。上記第2のベクトル量
子化器44は、コードブックサイズを2”  (mは整
数)からずらすことで、lワード当たり1ビット以下の
端数ビットを有するビット配分で(すなわち小数部を持
てるような)ベクトル量子化を行っており、このことか
ら、後述するような時間軸若しくは周波数軸上の分割ビ
ット割り当てで生ずる端数ビットに対応することができ
る。
上述したような第1及び第2の実施例装置は、前述した
ビット割り当てによる符号化を行う装置に適用すること
ができる。すなわち、この第1及び第2の実施例装置の
第1の適用例として、例えば、第3図に示すような周波
数軸上のビット割り当てを行う装置に用いることができ
る。すなわち、第1及び第2の実施例装置は、この第3
図の各帯域の量子化手段55.〜55.lの量子化処理
部に用いることができる。
この第3図において、入力信号は、入力端子51に供給
され、フーリエ変換手段52を介することで離散的フー
リエ変換(DFT)処理が威されて周波数軸に変換され
DFT係数が求められる。
このように得られたDFT係数は、複数(例えばN個)
の周波数帯域に分割され、各帯域の量子化手段551〜
55、によって各帯域毎に適応的に割り当てられたビッ
ト数に基づいて当該各帯域毎のDFT係数の量子化が行
われる。この量子化されたDFT係数がマルチプレクサ
57を介して出力端子58から出力されている。
ここで、上記量子化手段55.〜55、で各帯域毎のD
FT係数に適応的に割り当てられるビット数は、上記各
帯域毎のエネルギ値に基づいて算出されるものであり、
上記フーリエ変換手段52からのデータが、エネルギ算
出手段53に送られて各帯域毎に対応したエネルギ値(
平均パワー)が算出され、この各帯域毎に対応したエネ
ルギ値に基づいてビット長算出手段54で求められた割
り当てビット数が上記各帯域の量子化手段55〜55.
に伝送されている。なお、この時の各帯域毎のエネルギ
値と割り当てピント数の関係は、第2弐のようにして求
められるものである。すなわち、 b (k)=bo+ (1/2)logz(E(k)/
Et)・・・・・・(2)ここで、b (k)はに番目
の帯域に割り当てられるビット数を示し、boは定数(
オフセット値)、E7は全帯域のエネルギ値、E (k
)はに番目の帯域のエネルギ値を示している。
このような、第3図の装置の量子化手段55 +〜55
8として用いられる上記第2の実施例装置の具体例につ
いて説明する。この場合の量子化手段55.〜558の
任意の一個分となる第2図の装置において、例えば、上
記ベクトル量子化器40に8ワード×2ビット、スカラ
ー量子化器42にlワード×4ビットが8ワード、ベク
トル量子化器44に8ワード×1ビット(1ビット以下
)を与えるとする。この時、第3図の各帯域毎のビット
割り当てによって、第2図の装置に割り振られる平均ビ
ット長が、例えば6ビット以上となるとき、上記ベクト
ル量子化器40に2ビットを割り当て、スカラー量子化
器42に4ビットを、ベクトル量子化器44に1ビット
以下を割り当てて共に動作させる。また、上記第2図の
装置に割り当てられる平均ビット長が例えば3ビット以
上6ビット未満の時は、上記ベクトル量子化器40に2
ビットを、スカラー量子化器42にlピットル4ビット
を、ベクトル量子化器44に1ビット以下を割り当てる
ようにする。同様に、上記第2図の装置に割り当てられ
る平均ビット長が例えば2ビット以上3ビット未満の時
、ベクトル量子化器40に2ビットを、ベクトル量子化
器44にlビット以下を割り当てるようにする。また、
上記第2図の装置に割り当てられる平均ビット長が例え
ば1ビット以上2ビット未満の時、ベクトル量子花器4
0に1ビットを、ベクトル量子化器44に1ビット以下
を割り当てるようにする。更に、上記第2図の装置に割
り当てられる平均ビット長が例えば1ビット未満の時、
ベクトル量子化器44に1ビット以下を割り当てるよう
にする。
これらのベクトル量子化処理時に使われるコードブック
としては、上記ベクトル量子化器40では8ワード×2
ビット用と8ワード×1ビット用の2種類を持つ、また
、ベクトル量子化器44では7ワード×1ビット、6ワ
ード×1ビット、・・・・・・、1ワード×1ビットの
7種類を持ち、それぞれ(7/8) =0.875 ビ
ット、 (6/8)−0,75ビット、 (5/8)=
0.625ビット、 (4/8)・0.5ビット、 (
3/8) =0.375ビ・ノ) 、 (2/8)−0
,25ビット、 (1/8)−0125ビットの平均ビ
ット長に対応したコードブックを持つ。
すなわち、上述のようなビット割り当てによる符号化に
本発明実施例装置を適用することで、1ビット未満の端
数ビットまで有効にビット数を割り当てることができる
ようになり、データの圧縮効率を高めることが可能とな
る。
また、第3図の例のような周波数軸に変換された信号の
ビット割り当てによる符号化の他に、第2の適用例とし
て、例えば、帯域分割符号化或いは適応ビット割り当て
のように時間軸上の信号を帯域分割してビット割り当て
を行う符号化装置に適用することも可能である。すなわ
ち、この場合は、前述の第3図の場合のような周波数軸
に変換された信号の各帯域毎のビット割り当ての代わり
に時間軸上の信号を周波数領域で複数分割し、それぞれ
分割された信号のエネルギに見合ったビット数でビット
割り当てを行うものである。この場合も、前述同様の理
由から、効率の良い量子化が行える。また、時間軸を複
数時間ブロックにわけて各時間ブロックのエネルギに見
合ったビット数でビット割り当てを行う装置に適用する
ことも可能である。
上述の第1及び第2の適用例では、分割された各信号の
エネルギに見合ったビット割り当てを行っているが、第
3の適用例として、エネルギ値の代わりに各信号のピー
ク値に基づいてビット割り当てを行うこともできる。す
なわち、例えば、第3図の装置の場合、エネルギ値の算
出を行うエネルギ算出手段53の代わりに各帯域内のピ
ーク値を計算するピーク値算出手段を用い、これにより
各帯域毎のピーク値に基づいてビット割り当てを行う構
成とすることもできる。この場合も、前述同様に効率的
なビット割り当てが行える。
その他、第4の適用例として、第3図の離散的フーリエ
変換手段52を、例えばQ M F (guadrat
ure m1rror filter)等でフィルタノ
インク化した構成とすることもできる。この場合、処理
が簡単でかつ折り返し歪みが消える長所がある。
〔発明の効果〕
本発明の信号処理装置においては、入力データをスカラ
ー量子化した後の量子化誤差にlワード当たり1ビット
以下の端数ビットとなるビット配分でベクトル量子化を
施すことにより、量子化処理された後に1ビット未満の
端数ビットを含むビット数までとることができるような
場合に、端数ビットまで有効に用いることができること
になり、効率の高い量子化処理を行うことができる。
また、本発明の信号処理装置においては、入力データを
所定ワード毎にブロック化してベクトル量子化した量子
化誤差ベクトルの各データを、更に、スカラー量子化し
、その量子化誤差を1ワード当たり1ビット以下の端数
ビットとなるビット配分でベクトル量子化することによ
り、簡単な構成で大量のデータをより少ない演算量で処
理することができ、かつ端数ビットまで有効に用いるこ
とができる効率の高い量子化処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例の信号処理装置の概略構
成を示すブロック回路図、第2図は本発明の第2の実施
例の信号処理装置の概略構成を示すブロック回路図、第
3図は実施例装置の第1の適用例装置の概略構成を示す
ブロック回路図、第4図は帯域分割符号化を行う装置の
概略構成を示すブロック回路図、第5図はベクトル量子
化を説明するための図、第6図は多段ベクトル量子化を
行う装置の概略構成を示すブロック回路図である。 30.42・・・・・・・・・・スカラー量子化器31
.34.41,43.47・・・・加算器32.40.
44・・・・ベクトル量子化器33.45.46・・・
・コードブック52・・・・・・・・・・・・・・・・
フーリエ変換手段53・・・・・・・・・・・・・・・
・エネルギ算出手段54・・・・・・・・・・・・・・
・・ビット長算出手段55、〜55N・・・・・・量子
化手段52・・・・・・・・・・・・・・・・マルチプ
レクサへ゛クト1し11子イヒ餅シカ溝U形あ・まム゛
す’、’7’lLテ゛−タ第5図 勿設NクトIL量子イヒの構成骨」 第6図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)入力データをスカラー量子化するスカラー量子化
    手段と、 上記スカラー量子化手段で生じた量子化誤差を1ワード
    当たり1ビット以下の端数ビットとなるビット配分でベ
    クトル量子化を行うベクトル量子化手段とを有すること
    を特徴とする信号処理装置。
  2. (2)入力データを所定ワード毎にブロック化してベク
    トル量子化する第1のベクトル量子化手段と、上記第1
    のベクトル量子化手段の量子化誤差ベクトルの各データ
    をスカラー量子化するスカラー量子化手段と、 上記スカラー量子化手段で生じた量子化誤差を1ワード
    当たり1ビット以下の端数ビットとなるビット配分でベ
    クトル量子化を行う第2のベクトル量子化手段とを有す
    ることを特徴とする信号処理装置。
JP19759489A 1989-07-29 1989-07-29 信号処理装置 Pending JPH0360530A (ja)

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