JPH0358077A - ホログラムおよびその作製方法 - Google Patents
ホログラムおよびその作製方法Info
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- JPH0358077A JPH0358077A JP19450289A JP19450289A JPH0358077A JP H0358077 A JPH0358077 A JP H0358077A JP 19450289 A JP19450289 A JP 19450289A JP 19450289 A JP19450289 A JP 19450289A JP H0358077 A JPH0358077 A JP H0358077A
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Landscapes
- Holo Graphy (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、ホログラム記録面に周囲とは異なる光散乱パ
ターンを形威したホログラムおよびその作製方法に関す
るものである. 〔従来の技術〕 ディスプレイ用のホログラムとして、白色光で再生でき
るものが種々提案されているが、視認性の向上や偽造防
止などのために、主体となるホログラム画像とは別に、
文字や図形などのパターン画像を付加したいという要請
がある。
ターンを形威したホログラムおよびその作製方法に関す
るものである. 〔従来の技術〕 ディスプレイ用のホログラムとして、白色光で再生でき
るものが種々提案されているが、視認性の向上や偽造防
止などのために、主体となるホログラム画像とは別に、
文字や図形などのパターン画像を付加したいという要請
がある。
従来、この種のホログラムの作製方法として、例えば、
主体となるホログラムを記録するときに特定パターンの
別のホログラムを同時または多重に記録したり、あるい
はまた、ホログラムが記録された表示体に特定パターン
の画像を公知の方法で印刷することなどが提案されてい
る.(発明が解決しようとする課ill) 前者のような特定パターンのホログラムを記録する方法
では、その特定パターンがホログラムであり、主体とな
るホログラムの画像と同様に認識されるので、両画像に
見た目の差が少なく、特定パターンが目立たないという
問題があった.この問題を解決するために、特定パター
ンのホログラムの干渉縞のピッチや角度などを変えるこ
とにより、主体となるホログラムとの差を出すようにす
ることも考えられるが、ホログラムの場合には、一定の
方向からしか画像が見えず、?j!認範囲が限定される
という問題は解決されない.後者の特定パターンを印刷
する方法では、ホログラムをエンボス加工などにより、
大量に複製する場合に、復製と印刷とは別工程で行わな
ければならないので、生産コストがあがるという問題が
あった. また、ホログラムの画像と印刷の画像との位置合わせ、
いわゆる見当合わせをする必要があり、その精度を高く
するには、ホログラムの画像位置を検出できる特殊な印
刷機が必要になる.本発明の目的は、主体となるホログ
ラムの画像とは別の特定パターンの画像を付加した見や
すいホログラムおよびそのようなホログラムを簡単に作
製できるホログラムの作製方法を提供することである. (課題を解決するための手段) 前記課題を解決するために、本発明によるホログラムは
、ホログラム画像を記録した記録面の一部に光散乱パタ
ーンを形威したtl戒としてある.この場合に、前記光
散乱パターンは、複製したホログラムを加工するときに
、位置検出用のレジスタマークとして使用することがで
きる.本発明によるホログラムの作製方法は−、ホログ
ラム画像を記録した記録面の一部に光散乱パターンを形
威するホログラムの作製方法において、前記ホログラム
画像が露光されるフォトレジスト面に、部分的に光が透
過するマスクパターンと、透過する光を散乱させる光散
乱板を重ねて、前記光散乱仮側から光を照射し前記フォ
トレジスト面をパターン露光したのちに、前記フォトレ
ジスト面を現像して、前記光散乱パターンを形成するよ
うに構威してある. また、本発明によるホログラムの作製方法は、ホログラ
ム画像を記録した記録面の一部に光散乱パターンを形成
するホログラムの作製方法において、前記ホログラム画
像が記録されたフォトレジスト面の一部、またはそれを
基にして作製した複製型の表面の一部に、サンドブラス
ト加工もしくは粗面印刷等の粗面化処理を施すことによ
り、前記光散乱パターンを形威するように構或すること
もできる. 〔実施例〕 以下、図面等を参照して、実施例につき、本発明を詳細
に説明する. 第1図は、本発明によるホログラムの実施例を模式的に
示した斜視図である。
主体となるホログラムを記録するときに特定パターンの
別のホログラムを同時または多重に記録したり、あるい
はまた、ホログラムが記録された表示体に特定パターン
の画像を公知の方法で印刷することなどが提案されてい
る.(発明が解決しようとする課ill) 前者のような特定パターンのホログラムを記録する方法
では、その特定パターンがホログラムであり、主体とな
るホログラムの画像と同様に認識されるので、両画像に
見た目の差が少なく、特定パターンが目立たないという
問題があった.この問題を解決するために、特定パター
ンのホログラムの干渉縞のピッチや角度などを変えるこ
とにより、主体となるホログラムとの差を出すようにす
ることも考えられるが、ホログラムの場合には、一定の
方向からしか画像が見えず、?j!認範囲が限定される
という問題は解決されない.後者の特定パターンを印刷
する方法では、ホログラムをエンボス加工などにより、
大量に複製する場合に、復製と印刷とは別工程で行わな
ければならないので、生産コストがあがるという問題が
あった. また、ホログラムの画像と印刷の画像との位置合わせ、
いわゆる見当合わせをする必要があり、その精度を高く
するには、ホログラムの画像位置を検出できる特殊な印
刷機が必要になる.本発明の目的は、主体となるホログ
ラムの画像とは別の特定パターンの画像を付加した見や
すいホログラムおよびそのようなホログラムを簡単に作
製できるホログラムの作製方法を提供することである. (課題を解決するための手段) 前記課題を解決するために、本発明によるホログラムは
、ホログラム画像を記録した記録面の一部に光散乱パタ
ーンを形威したtl戒としてある.この場合に、前記光
散乱パターンは、複製したホログラムを加工するときに
、位置検出用のレジスタマークとして使用することがで
きる.本発明によるホログラムの作製方法は−、ホログ
ラム画像を記録した記録面の一部に光散乱パターンを形
威するホログラムの作製方法において、前記ホログラム
画像が露光されるフォトレジスト面に、部分的に光が透
過するマスクパターンと、透過する光を散乱させる光散
乱板を重ねて、前記光散乱仮側から光を照射し前記フォ
トレジスト面をパターン露光したのちに、前記フォトレ
ジスト面を現像して、前記光散乱パターンを形成するよ
うに構威してある. また、本発明によるホログラムの作製方法は、ホログラ
ム画像を記録した記録面の一部に光散乱パターンを形成
するホログラムの作製方法において、前記ホログラム画
像が記録されたフォトレジスト面の一部、またはそれを
基にして作製した複製型の表面の一部に、サンドブラス
ト加工もしくは粗面印刷等の粗面化処理を施すことによ
り、前記光散乱パターンを形威するように構或すること
もできる. 〔実施例〕 以下、図面等を参照して、実施例につき、本発明を詳細
に説明する. 第1図は、本発明によるホログラムの実施例を模式的に
示した斜視図である。
ホログラムlは、ホログラム画像11を記録する記録面
10の一部に、ランダムな散乱光による干渉パターンを
部分露光した光散乱パターン12.13が形處されてい
る. 光散乱パターンl2は、ランダムな大きさの微細な凹凸
パターンであり、周囲のホログラム画像l1と同様に凹
凸のパターンとして形威されている.したがって、ホロ
グラム画像11と光敗乱パターン12.13は、エンボ
ス加工等の方法により同一工程で大量に複製することが
できる。
10の一部に、ランダムな散乱光による干渉パターンを
部分露光した光散乱パターン12.13が形處されてい
る. 光散乱パターンl2は、ランダムな大きさの微細な凹凸
パターンであり、周囲のホログラム画像l1と同様に凹
凸のパターンとして形威されている.したがって、ホロ
グラム画像11と光敗乱パターン12.13は、エンボ
ス加工等の方法により同一工程で大量に複製することが
できる。
また、光散乱パターン12.13は、前述のような凹凸
パターンであり、ランダムに光が散乱するので、どのよ
うな方向からでも明61にそのパターン領域を視認する
ことができる.つまり、光散乱パターンは白色インキで
印刷したのと同様に見え、再生の角度依存性がほとんど
ないので、どの角度からでも容易に見ることができる.
光散乱パターンl3は、ホログラム1の製品を加工する
際に、ホログラム画像1lの位置を検出するレジスタマ
ークとして{吏用することができる.ホログラム画像l
1は、通常、その再生に特定の光学条件が必要であり、
ホログラム画像l1の位置検出には特別な再生光源と受
光素子を使用しなければならなかった.本発明のように
、光散乱パターンl3をレジスタマークとして使用すれ
ば、通常の印刷物と同様の検出器が利用できる.したが
って、ホログラム製品の転写,打抜,印刷などの加工工
程での位置検出に利用できる.第2図〜第8図は、本発
明によるホログラムの作製方法の第1の実施例を示した
図であって、第2図は全工程、第3図はフォトレジスト
乾板、第4図はホログラムの露光工程、第5図は光散乱
パターン露光工程、第6図はホログラム原盤、第7図は
複製型作製工程、第8図は複製工程をそれぞれ説明する
ための図である。
パターンであり、ランダムに光が散乱するので、どのよ
うな方向からでも明61にそのパターン領域を視認する
ことができる.つまり、光散乱パターンは白色インキで
印刷したのと同様に見え、再生の角度依存性がほとんど
ないので、どの角度からでも容易に見ることができる.
光散乱パターンl3は、ホログラム1の製品を加工する
際に、ホログラム画像1lの位置を検出するレジスタマ
ークとして{吏用することができる.ホログラム画像l
1は、通常、その再生に特定の光学条件が必要であり、
ホログラム画像l1の位置検出には特別な再生光源と受
光素子を使用しなければならなかった.本発明のように
、光散乱パターンl3をレジスタマークとして使用すれ
ば、通常の印刷物と同様の検出器が利用できる.したが
って、ホログラム製品の転写,打抜,印刷などの加工工
程での位置検出に利用できる.第2図〜第8図は、本発
明によるホログラムの作製方法の第1の実施例を示した
図であって、第2図は全工程、第3図はフォトレジスト
乾板、第4図はホログラムの露光工程、第5図は光散乱
パターン露光工程、第6図はホログラム原盤、第7図は
複製型作製工程、第8図は複製工程をそれぞれ説明する
ための図である。
第1の実施例のホログラムの作製方法は、第2図に示す
ように、ホログラム露光工程2lと、光散乱パターン露
光工程22と、現像工程23と、複製型作製工程24と
、ゆ製工程25とから構成されている. ホログラム露光工程21は、フォトレジスト面が形成さ
れたフォトレジスト乾板にホログラム画像を記録する工
程である. ホログラム露光工程21では、フレネルホログラム.イ
メージホログラム.レインボーホログラム,回折格子類
などの方法により、ホログラム画像を記録することがで
きる. ここで使用するフォトレジスト乾板3は、第3図に示す
ように、碁板3lの片面にフォトレジスト層32が形成
されたものであり、例えば、ガラス板の片面にフォトレ
ジスト(Mlcroposit 1300シブレイ社製
)を厚み1.5μmに塗布したものなどが挙げられる. このフォトレジスト乾板3に、例えば、イメージホログ
ラムを記録する場合には、第4図に示すような撮影光学
系を用いて、以下のように撮影することができる, すなわち、コヒーレントな照明光40を、被写体41に
照射し、結偽レンズ42によって、フォトレジスト乾板
3上に結倣させ、コヒーレントな参照光44と干渉させ
ることにより、被写体の実像41aをホログラムとして
記録する.照明光40および参照光44としては、波長
457.9nmのコヒーレント光を発振するArゝレー
ザを用いることができる. 光散乱パターン露光工程22は、フォトレジスト面に部
分的に光が透過するマスクパターンと、透過する光を散
乱させる光散乱板を重ねて、その光散乱仮側から光を照
射し、フォトレジスト面をパターン露光する工程である
. つまり、第4図のように被写体の実像41aをホログラ
ム画像として露光したフォトレジスト乾板3に、第5A
図に示すように、マスクパターン51と、光散乱板52
を重ねて、光53で露光すればよい. マスクパターン5lとしては、娘塩感光材料等のフィル
ムに特定パターンの透過部51a,5lbを形成したも
のなどを使用でき(第5B図)、光散乱板52としては
スリガラスなどを使用できる. 露光に使用する光53は、Ar” レーザ、He−Cd
レーザなどから発振したコヒーレント光が好ましい,コ
ヒーレント光で露光する場合には、ホログラム露光工程
2lで使用したのと同じ光源を用いることができる.フ
ォトレジスト乾板3、マスクパターン51、光散乱@5
2の光散乱面が密着していれば、UV(紫外線)ランプ
などのインコヒーレント光で露光することもできる.な
お、ホログラム露光工程21と散乱パターン露光工程2
2の露光は、逆の順序で行ってもよいし、同時に行って
もよい. 現像工程23は、フォトレジスト乾板3を現像してホロ
グラム原盤6を得る工程である.第5図のように露光さ
れたフォトレジスト乾板3を常法により現像することに
より、第6図に示すように、ホログラム画像61および
光散乱パターン62が記録されたホログラム原盤6を得
ることができる. 複製型作製工程24は、第7図に示すように、ホログラ
ム原盤6を用いて、複製型7を作製する工程である。
ように、ホログラム露光工程2lと、光散乱パターン露
光工程22と、現像工程23と、複製型作製工程24と
、ゆ製工程25とから構成されている. ホログラム露光工程21は、フォトレジスト面が形成さ
れたフォトレジスト乾板にホログラム画像を記録する工
程である. ホログラム露光工程21では、フレネルホログラム.イ
メージホログラム.レインボーホログラム,回折格子類
などの方法により、ホログラム画像を記録することがで
きる. ここで使用するフォトレジスト乾板3は、第3図に示す
ように、碁板3lの片面にフォトレジスト層32が形成
されたものであり、例えば、ガラス板の片面にフォトレ
ジスト(Mlcroposit 1300シブレイ社製
)を厚み1.5μmに塗布したものなどが挙げられる. このフォトレジスト乾板3に、例えば、イメージホログ
ラムを記録する場合には、第4図に示すような撮影光学
系を用いて、以下のように撮影することができる, すなわち、コヒーレントな照明光40を、被写体41に
照射し、結偽レンズ42によって、フォトレジスト乾板
3上に結倣させ、コヒーレントな参照光44と干渉させ
ることにより、被写体の実像41aをホログラムとして
記録する.照明光40および参照光44としては、波長
457.9nmのコヒーレント光を発振するArゝレー
ザを用いることができる. 光散乱パターン露光工程22は、フォトレジスト面に部
分的に光が透過するマスクパターンと、透過する光を散
乱させる光散乱板を重ねて、その光散乱仮側から光を照
射し、フォトレジスト面をパターン露光する工程である
. つまり、第4図のように被写体の実像41aをホログラ
ム画像として露光したフォトレジスト乾板3に、第5A
図に示すように、マスクパターン51と、光散乱板52
を重ねて、光53で露光すればよい. マスクパターン5lとしては、娘塩感光材料等のフィル
ムに特定パターンの透過部51a,5lbを形成したも
のなどを使用でき(第5B図)、光散乱板52としては
スリガラスなどを使用できる. 露光に使用する光53は、Ar” レーザ、He−Cd
レーザなどから発振したコヒーレント光が好ましい,コ
ヒーレント光で露光する場合には、ホログラム露光工程
2lで使用したのと同じ光源を用いることができる.フ
ォトレジスト乾板3、マスクパターン51、光散乱@5
2の光散乱面が密着していれば、UV(紫外線)ランプ
などのインコヒーレント光で露光することもできる.な
お、ホログラム露光工程21と散乱パターン露光工程2
2の露光は、逆の順序で行ってもよいし、同時に行って
もよい. 現像工程23は、フォトレジスト乾板3を現像してホロ
グラム原盤6を得る工程である.第5図のように露光さ
れたフォトレジスト乾板3を常法により現像することに
より、第6図に示すように、ホログラム画像61および
光散乱パターン62が記録されたホログラム原盤6を得
ることができる. 複製型作製工程24は、第7図に示すように、ホログラ
ム原盤6を用いて、複製型7を作製する工程である。
つまり、ホログラム原盤6(第6図)にNi等を用いた
t鋳メッキを施してメッキ膜71を形威したのち(第7
A図)、そのメッキ膜7lを剥離し、それを利用して複
製型72を作製することができる(第7B図). ?j![製工程25は、第8図に示すように、複製型7
2を用いて、多量のホログラム複製品8工を作製する工
程である. 例えば、複製型72を用いて、塩化ビニルシ一トにエン
ボス加工することにより、ホログラム原盤6と同様なレ
リーフホログラムの複製品81を得ることができる. さらに、この複製品8lの記録面にアル2ニウムを真空
蒸着して反射層82を形威し、反射層82の裏面に粘着
剤83を塗布して、さらにその裏面に離型紙84を貼付
したのち、所定の形状に抜き加工を行い、ホログラム粘
着ラベル8を作製することかできる. ここで、抜き加工する際に、抜きの位置合わせに、光散
乱パターンの一部として記録したレジスタマーク13を
使用することができる。
t鋳メッキを施してメッキ膜71を形威したのち(第7
A図)、そのメッキ膜7lを剥離し、それを利用して複
製型72を作製することができる(第7B図). ?j![製工程25は、第8図に示すように、複製型7
2を用いて、多量のホログラム複製品8工を作製する工
程である. 例えば、複製型72を用いて、塩化ビニルシ一トにエン
ボス加工することにより、ホログラム原盤6と同様なレ
リーフホログラムの複製品81を得ることができる. さらに、この複製品8lの記録面にアル2ニウムを真空
蒸着して反射層82を形威し、反射層82の裏面に粘着
剤83を塗布して、さらにその裏面に離型紙84を貼付
したのち、所定の形状に抜き加工を行い、ホログラム粘
着ラベル8を作製することかできる. ここで、抜き加工する際に、抜きの位置合わせに、光散
乱パターンの一部として記録したレジスタマーク13を
使用することができる。
得られたホログラム粘着ラベル8は、特定角度からホロ
グラム画像l1が再生されるとともに、光散乱パターン
12.13が白インキを印刷したように見えるものであ
り、どのような方向からも明確に視認できる. 第9図は、本発明によるホログラムの作製方法の第1の
実施例の変形例を示した図である.この例では、ホログ
ラム露光工程21と、光散乱パターン露光工程22を同
時に行なうようにしたものである. つまり、第9図に示すように、フォトレジスト乾板3の
真面に、マスクパターン51と光散乱仮52を配置し、
フォトレジスト乾板3の表面から第4図で示した光学系
によりホログラムを露光すると同時に、裏面から光散乱
パターンを光53で露光する. 二の場合には、マスクパターン51とフォトレジスト面
32の間に基板31があるので、露光光源としては、レ
ーザ光などのコヒーレント光で露光することが好ましい
.この場合には、ホログラム露光する光を、反射光学系
などで導いて、光散乱パターンの露光に使用することが
できる.第10図は、本発明によるホログラムの作製方
法の第2の実施例を示した工程図、第11図は、同実施
例方法のサンドブラスト加工工程を説明するための図で
ある。
グラム画像l1が再生されるとともに、光散乱パターン
12.13が白インキを印刷したように見えるものであ
り、どのような方向からも明確に視認できる. 第9図は、本発明によるホログラムの作製方法の第1の
実施例の変形例を示した図である.この例では、ホログ
ラム露光工程21と、光散乱パターン露光工程22を同
時に行なうようにしたものである. つまり、第9図に示すように、フォトレジスト乾板3の
真面に、マスクパターン51と光散乱仮52を配置し、
フォトレジスト乾板3の表面から第4図で示した光学系
によりホログラムを露光すると同時に、裏面から光散乱
パターンを光53で露光する. 二の場合には、マスクパターン51とフォトレジスト面
32の間に基板31があるので、露光光源としては、レ
ーザ光などのコヒーレント光で露光することが好ましい
.この場合には、ホログラム露光する光を、反射光学系
などで導いて、光散乱パターンの露光に使用することが
できる.第10図は、本発明によるホログラムの作製方
法の第2の実施例を示した工程図、第11図は、同実施
例方法のサンドブラスト加工工程を説明するための図で
ある。
第2の実施例のホログラムの作製方法は、第10図に示
すように、ホログラム露光工程101と、現像工程10
2と、複製型作製工程103と、サンドプラスト加工工
程104と、複製工程105とから構威されている。
すように、ホログラム露光工程101と、現像工程10
2と、複製型作製工程103と、サンドプラスト加工工
程104と、複製工程105とから構威されている。
第4図で示した光学系を用いて、フォトレジスト乾板に
ホログラム画像を露光したのちに(101)、そのフォ
トレジスト乾板を現像することにより(102)、ホロ
グラム原盤を作製する.そのホログラム原盤を用いて、
第7図で示したのと同様にして、電鋳メフキを施して複
製型111を作製する(103)。
ホログラム画像を露光したのちに(101)、そのフォ
トレジスト乾板を現像することにより(102)、ホロ
グラム原盤を作製する.そのホログラム原盤を用いて、
第7図で示したのと同様にして、電鋳メフキを施して複
製型111を作製する(103)。
つぎに、第11A図に示すように、複製型1l1の上に
、パターン状の開口部112aをもつ保護シ一ト112
を重ねて、粒状物113を噴射するサンドプラスト加工
を施すことにより、開口部112aのパターン状に複製
型111の表面を粗面化する(104)。
、パターン状の開口部112aをもつ保護シ一ト112
を重ねて、粒状物113を噴射するサンドプラスト加工
を施すことにより、開口部112aのパターン状に複製
型111の表面を粗面化する(104)。
ホログラム記録面114aの一部に光散乱パターン11
4bが形威された複製型114を用いて、第8図に示し
たのと同様にして、プラスチック等の材料にホログラム
画像のレリーフパターンおよび光散乱パターンをプレス
して、エンボス加工による複製をする(105). なお、複製型114にさらに電鋳メッキを行い複数枚の
同様な複製型を作製することもできる。
4bが形威された複製型114を用いて、第8図に示し
たのと同様にして、プラスチック等の材料にホログラム
画像のレリーフパターンおよび光散乱パターンをプレス
して、エンボス加工による複製をする(105). なお、複製型114にさらに電鋳メッキを行い複数枚の
同様な複製型を作製することもできる。
また、サンドブラスト加工は複製型に行ったが、フォト
レジスト乾板に十分な強度があれば直接行ってもよい. 第12図は、本発明によるホログラムの作製方法の第3
の実施例を示した工程図、第13図は、同実施例方法の
粗面印刷工程を説明するための図である. 第3の実施例のホログラムの作製方法は、第12図に示
すように、ホログラム露光工程121と、現像工程12
2と、粗面印刷工程123と、複製型作製工程124と
、複製工程125とから構威されている. 第2の実施例と同様にして、ホログラム原盤141を作
製する(121.122). そのホログラム原盤131の表面に、第13A図で示す
ように、パターン状に透過部132aをもつシルクスク
リーン132を重ねて、粗面化インキ133をスキージ
134で塗布するスクリーン印刷法等により、ホログラ
ム原盤1310表面に、光散乱パターンとなる粗面を部
分的に形成する. 粗面化インキ133としては、インキ中に多量の顔料を
含む.ものを使用できる. このホログラム原盤135の表面に、電鋳メッキを施し
て、複製型を作製して(124)、ホログラムを複製す
る(125). なお、この場合にも、複製型にさらに電鋳メツキを行い
複数枚の同樺な複製型を作製することもできる.また、
複製型を一度作製したのちに、その複製型を粗面印刷し
て、再度複製型を作製するようにしてもよい. 〔発明の効果〕 以上詳しく説明したように、請求項(1)によれば、周
囲のホログラム画像とは別の光散乱パターンを記録して
あるので、見る角度によっては画像が全く見えなくなる
ということはなくなった.また、光散乱パターンは、ホ
ログラム画像と同様に凹凸パターンの記録であるので、
複製加工を同一の工程で行うことができる. 請求項(2)によれば、光散乱パターンが通常の検出器
で検出できるので、位置検出を容易に行うことができる
. 請求項(3)(4)によれば、前述のようなホログラム
を極めて簡単に作製できる。
レジスト乾板に十分な強度があれば直接行ってもよい. 第12図は、本発明によるホログラムの作製方法の第3
の実施例を示した工程図、第13図は、同実施例方法の
粗面印刷工程を説明するための図である. 第3の実施例のホログラムの作製方法は、第12図に示
すように、ホログラム露光工程121と、現像工程12
2と、粗面印刷工程123と、複製型作製工程124と
、複製工程125とから構威されている. 第2の実施例と同様にして、ホログラム原盤141を作
製する(121.122). そのホログラム原盤131の表面に、第13A図で示す
ように、パターン状に透過部132aをもつシルクスク
リーン132を重ねて、粗面化インキ133をスキージ
134で塗布するスクリーン印刷法等により、ホログラ
ム原盤1310表面に、光散乱パターンとなる粗面を部
分的に形成する. 粗面化インキ133としては、インキ中に多量の顔料を
含む.ものを使用できる. このホログラム原盤135の表面に、電鋳メッキを施し
て、複製型を作製して(124)、ホログラムを複製す
る(125). なお、この場合にも、複製型にさらに電鋳メツキを行い
複数枚の同樺な複製型を作製することもできる.また、
複製型を一度作製したのちに、その複製型を粗面印刷し
て、再度複製型を作製するようにしてもよい. 〔発明の効果〕 以上詳しく説明したように、請求項(1)によれば、周
囲のホログラム画像とは別の光散乱パターンを記録して
あるので、見る角度によっては画像が全く見えなくなる
ということはなくなった.また、光散乱パターンは、ホ
ログラム画像と同様に凹凸パターンの記録であるので、
複製加工を同一の工程で行うことができる. 請求項(2)によれば、光散乱パターンが通常の検出器
で検出できるので、位置検出を容易に行うことができる
. 請求項(3)(4)によれば、前述のようなホログラム
を極めて簡単に作製できる。
特に、請求項(3)のように、光散乱パターンを光学的
に作製すれば、加工物を傷つける可能性が少なく、直接
フォトレジスト原盤に加工ができるので、作製工程が簡
単である.また、光学的加工では、非常に微細なパター
ンの加工ができる.
に作製すれば、加工物を傷つける可能性が少なく、直接
フォトレジスト原盤に加工ができるので、作製工程が簡
単である.また、光学的加工では、非常に微細なパター
ンの加工ができる.
第1図は、本発明によるホログラムの実施例を模式的に
示した斜視図である. 第2図〜第8図は、本発明によるホログラムの作製方法
の第1の実施例を示した図であって、第2図は全工程、
第3図はフォトレジスト乾板、第4図はホログラムの露
光工程、第5図は光散乱パターン露光工程、第6図はホ
ログラム原盤、第7図は複製型作製工程、第8図は複製
工程をそれぞれ説明するための図である. 第9図は、本発明によるホログラムの作製方法の第1の
実施例の変形例を示した図である.第10図は、本発明
によるホログラムの作製方法の第2の実施例を示した工
程図、第11図は、同実施例方法のサンドブラスト加工
工程を説明するための図である. 第12図は、本発明によるホログラムの作製方法の第3
の実施例を示した工程図、第13図は、同実施例方法の
粗面印刷工程を説明するための図である. 1・・・ホログラム 10・・・記録面 l1・・・ホログラム画像
l2・・・光散乱パターン 13・・・レジスタマーク
21・・・ホログラム露光工程 22・・・光散乱パターン露光工程 23・・・現像工程 24・・・複製型作製工程 25・・・複製工程 3・・・フォトレジスト乾板 31・・・基ヰ反 32・・・フォトレジス
ト層4・・・ホログラム撮影光学系 40・・・照明光 41・・・被写体42・・
・結像レンズ 43・・・物体光44・・・参照光
. 41a・・・被写体の実像51・・・マスク
パターン 52・・・光散乱板6・・・ホログラム原盤 6l・・・ホログラム画像 62・・・光散乱パターン
7・・・複製型 71・・・メッキ膜 8・・・ホログラム粘着ラベル
示した斜視図である. 第2図〜第8図は、本発明によるホログラムの作製方法
の第1の実施例を示した図であって、第2図は全工程、
第3図はフォトレジスト乾板、第4図はホログラムの露
光工程、第5図は光散乱パターン露光工程、第6図はホ
ログラム原盤、第7図は複製型作製工程、第8図は複製
工程をそれぞれ説明するための図である. 第9図は、本発明によるホログラムの作製方法の第1の
実施例の変形例を示した図である.第10図は、本発明
によるホログラムの作製方法の第2の実施例を示した工
程図、第11図は、同実施例方法のサンドブラスト加工
工程を説明するための図である. 第12図は、本発明によるホログラムの作製方法の第3
の実施例を示した工程図、第13図は、同実施例方法の
粗面印刷工程を説明するための図である. 1・・・ホログラム 10・・・記録面 l1・・・ホログラム画像
l2・・・光散乱パターン 13・・・レジスタマーク
21・・・ホログラム露光工程 22・・・光散乱パターン露光工程 23・・・現像工程 24・・・複製型作製工程 25・・・複製工程 3・・・フォトレジスト乾板 31・・・基ヰ反 32・・・フォトレジス
ト層4・・・ホログラム撮影光学系 40・・・照明光 41・・・被写体42・・
・結像レンズ 43・・・物体光44・・・参照光
. 41a・・・被写体の実像51・・・マスク
パターン 52・・・光散乱板6・・・ホログラム原盤 6l・・・ホログラム画像 62・・・光散乱パターン
7・・・複製型 71・・・メッキ膜 8・・・ホログラム粘着ラベル
Claims (4)
- (1)ホログラム画像を記録した記録面の一部に光散乱
パターンを形成したホログラム。 - (2)前記光散乱パターンは、複製したホログラムを加
工するときに、位置検出用のレジスタマークとして使用
するものであることを特徴とする請求項(1)記載のホ
ログラム。 - (3)ホログラム画像を記録した記録面の一部に光散乱
パターンを形成するホログラムの作製方法において、前
記ホログラム画像が露光されるフォトレジスト面に、部
分的に光が透過するマスクパターンと、透過する光を散
乱させる光散乱板を重ねて、前記光散乱板側から光を照
射し前記フォトレジスト面をパターン露光したのちに、
前記フォトレジスト面を現像して、前記光散乱パターン
を形成するように構成したことを特徴とするホログラム
の作製方法。 - (4)ホログラム画像を記録した記録面の一部に光散乱
パターンを形成するホログラムの作製方法において、前
記ホログラム画像が記録されたフォトレジスト面の一部
、またはそれを基にして作製した複製型の表面の一部に
、サンドブラスト加工もしくは粗面印刷等の粗面化処理
を施すことにより、前記光散乱パターンを形成するよう
に構成したことを特徴とするホログラムの作製方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19450289A JPH0358077A (ja) | 1989-07-27 | 1989-07-27 | ホログラムおよびその作製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19450289A JPH0358077A (ja) | 1989-07-27 | 1989-07-27 | ホログラムおよびその作製方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0358077A true JPH0358077A (ja) | 1991-03-13 |
Family
ID=16325585
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19450289A Pending JPH0358077A (ja) | 1989-07-27 | 1989-07-27 | ホログラムおよびその作製方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0358077A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04261574A (ja) * | 1990-08-31 | 1992-09-17 | Hughes Aircraft Co | ホログラフ素子における回折効率制御方法 |
US8211595B2 (en) * | 2004-02-12 | 2012-07-03 | Optaglio, Ltd. | Metal identification platelet and method of producing thereof |
-
1989
- 1989-07-27 JP JP19450289A patent/JPH0358077A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04261574A (ja) * | 1990-08-31 | 1992-09-17 | Hughes Aircraft Co | ホログラフ素子における回折効率制御方法 |
US8211595B2 (en) * | 2004-02-12 | 2012-07-03 | Optaglio, Ltd. | Metal identification platelet and method of producing thereof |
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