JPH0357895B2 - - Google Patents

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JPH0357895B2
JPH0357895B2 JP57166411A JP16641182A JPH0357895B2 JP H0357895 B2 JPH0357895 B2 JP H0357895B2 JP 57166411 A JP57166411 A JP 57166411A JP 16641182 A JP16641182 A JP 16641182A JP H0357895 B2 JPH0357895 B2 JP H0357895B2
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JP
Japan
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methyl
ethyl
methylthio
cyanoguanidine
methylimidazol
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JP57166411A
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JPS5867676A (ja
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Kureidoru Yanosu
Furukasu Ne Kiruyatsuku Maria
Harusani Karuman
Benke Bera
Rado Andorasu
Do Manii Gyorugii
Hegedosu Bera
Kusongoru Eba
Deutoshi Ne Yuhasuzu Ida
Peso Hayunaruka
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RIHITAA GEDEON BEGIESUZECHI GIARU AARU TEII
Original Assignee
RIHITAA GEDEON BEGIESUZECHI GIARU AARU TEII
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D233/00Heterocyclic compounds containing 1,3-diazole or hydrogenated 1,3-diazole rings, not condensed with other rings
    • C07D233/54Heterocyclic compounds containing 1,3-diazole or hydrogenated 1,3-diazole rings, not condensed with other rings having two double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D233/64Heterocyclic compounds containing 1,3-diazole or hydrogenated 1,3-diazole rings, not condensed with other rings having two double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with substituted hydrocarbon radicals attached to ring carbon atoms, e.g. histidine
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P1/00Drugs for disorders of the alimentary tract or the digestive system
    • A61P1/04Drugs for disorders of the alimentary tract or the digestive system for ulcers, gastritis or reflux esophagitis, e.g. antacids, inhibitors of acid secretion, mucosal protectants
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P43/00Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00

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  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は式() を有するN−メチル−N′−{2−〔(5−メチルイ
ミダゾール−4−イル)−メチルチオ〕−エチル}
−N″−シアノグアニジン(シメチジン)、ヒスタ
ミンH−2レセプター拮抗体の新しい結晶変異体
およびその製造方法に関する。本明細書におい
て、この新しい変異体はN−メチル−N′−{2−
〔(5−メチルイミダゾール−4−イル)−メチル
チオ〕−エチル}−N″−シアノグアニジン(シメ
チジンZ)と命名する。 N−メチル−N′−{2−〔(5−メチルイミダゾ
ール−4−イル)−メチルチオ〕−エチル}−N″−
シアノグアニジンの数種の変異体は文献に記載さ
れている。発行された西ドイツ国特許出願第
2742531号によると、医薬用途に最も有用である
シメチジンHは無水媒質からの結晶化により形成
され、他方異体BまたはCはそれぞれ水含有溶媒
から分離される。 その他の文献にも同様の記載がある〔Gezz.
Chim.Ital.109、535(1979)〕。この文献の主要結
論は水性媒質からの個々の変異体の分離は遇然的
であつて、制御することができないということで
ある。 N−メチル−N′−{2−〔(5−メチルイミダゾ
ール−4−イル)−メチルチオ〕−エチル}−N″−
シアノグアニジンの既知の製造方法の中で、ベル
ギー特許第804144号に記載の方法が実用上重要で
ある。この方法は次のとおりに行なう: (a) N−シアノ−N′−{2−〔(5−メチルイミダ
ゾール−4−イル)−メチルチオ〕−エチル}−
S−メチルイソチオ尿素をエタノール性メチル
アミンと反応させる: (b) 4−〔2−(アミノエチル)−チオメチル〕−5
−メチルイミダゾールをN−シアノ−N′、S
−ジメチルイソチオ尿素とアセトニトリル中で
長時間沸とうさせて反応させる: (c) N−メチル−N′−{2−〔(5−メチルイミダ
ゾール−4−イル)−メチルチオ〕−エチル}−
チオ尿素を鉛うシアンイミドとジメチルホルム
アミドおよびアセトニトリルの混合物中で反応
させる。 これらの全方法は無水媒質中で行なわれる。方
法b)によると、生成物はカラムクロマトグラフ
イによる精製後に、僅かに20%の収率で得られる
〔J.Med.Chem.20、901(1977)〕。方法(c)の収率
(すなわち40%)もまた反応過程の最後の工程に
要求される効率以下である。方法(c)のもう1つの
欠点は鉛反応剤を使用する点にある。 方法(a)は収率に関しては問題がないようにみえ
るが、この反応の実施および反応混合物の仕上げ
処理はむしろ問題が多い。 べルギー特許第804144号によれば〔例1(c)/
()〕、この反応はエタノール中のメチルアミン
の大過剰を用いて室温で生起させる。混合物を次
に蒸発させ、残留物をイソプロパノールと石油エ
ーテルとの混合物から再結晶させる。この方法の
難点は次のようにまとめることができる。縮合反
応から生じるメチルメルカプタンが室温で行なわ
れる反応中に反応系から離脱されず、従つて両方
の気体の同時的離脱が蒸発処理中に激しく生起し
て、これらの気体の結合が回避できない。反応生
成物としてのN−メチル−N′−{2−〔(5−メチ
ルイミダゾール−4−イル)−メチルチオ〕−エチ
ル}−N′−シアノグアニジンは全ての汚染物質お
よび副生成物を含有する蒸発残留物として生じ
る。これらはベルギー特許第804144号から引用さ
れる実施例に記載の方法では除去できない、すな
わち再結晶では要求される純度の生成物は得られ
ない。 N−メチル−N′−{2−〔(5−メチルイミダゾ
ール−4−イル)−メチルチオ〕−エチル}−N″−
シアノグアニジンを無水媒質中で製造する場合に
は、無水有機溶媒からの再結晶により、或る程度
まで、しかし十分な程度ではなく、化合物の再結
晶および精製が実施できる。この方法は医薬用途
に最も有用な変異体である、N−メチル−N′−
{2−〔(5−メチルイミダゾール−4−イル)−メ
チルチオ〕−エチル}−N″−シアノグアニジンA
を導く。 N−メチル−N′−{2−〔(5−メチルイミダゾ
ール−4−イル)−メチルチオ〕−エチル}−N″−
シアノグアニジンの化学的製造を改善しようとす
る我々の実験中に、N−シマノ−N′−{2−〔(5
−メチルイミダゾール−4−イル)−メチルチオ〕
−エチル}−S−メチルイソチオ尿素とメチルア
ミンとを水性媒質中で反応させる場合に、メチル
メルカプタンの蒸発が円滑になる温度条件を見出
すことができた。従つて、メチルメルカプタンの
化学的転移(熱焼、塩化水素による酸化)による
分解〔アニヒレーシヨン(annihilation)〕が急
激にガス蒸発に比較してより好ましく達成されう
る。すなわち、メチルメルカプタンの離脱が室温
またはそれ以上でさえありうる温度で、メタノー
ル性媒質中で加熱するとメチルアミンにより遅延
される(ゆるく結合した塩形成のため)。メチル
アミン反応剤はまた有為な程度まで除去される。
これに対して、水性媒質を使用すると、メチルメ
ルカプタンは沸点よりはるかに低い温度(約50〜
60℃)で除去できる。従つて、メチルアミンは少
過剰で使用すればよく、従つてより経済的であ
る。2〜5モルで迅速な、完全な転位に十分であ
る。これに対して文献によれば10モルが必要であ
る。 水性媒質中で行なう方法の利点はこればかりで
なく、また周辺の安全および保護にもある。さら
にもう一つの利点はメチルアミンの使用量の減少
および得られるN−メチル−N′−{2−〔(5−メ
チルイミダゾール−4−イル)−メチルチオ〕−エ
チル}−N″−シアノグアニジンがより純粋である
という事実にある。 すなわち、S,S′−ビス−〔2−(シアノ−
N′−メチル)−グアニジノ−エチル〕−ジスルフ
イドがこの反応の副生成物として生じる。この化
合物の生成は発行された西ドイツ国特許第
2944257号に記載されている(十分な純度ではな
いが)。この合成の先駆物質に使用されるシステ
アミン ジスルフイルドの塩酸による汚染はこの
化合物を必ずしも不純とするものではない。この
物質の生成はビス−(2−アミノエチル)−ジスル
フイド(システアミンを汚染する)、メチルN−
シアノイミドジチオカルボネートおよびメチルア
ミンから実施できるが、我々の発見によれば、こ
れはまたN−メチル−N′{2−〔(5−メチルイミ
ダゾール−4−イル)−メチルチオ〕−エチル}−
N″−シアノグアニジンの側鎖中のC−S結合の
分裂から生成できる。マンニツヒ形化合物におけ
る種々の親核的相互変換は良く知られている。有
機溶媒から所望の生成物とともに結晶化する上記
汚染物質が水からの結晶化によつてさえも、また
は反応を水の存在下に行ない、乾燥前に水でメチ
ルアミンを十分に洗浄除去することにより、除去
できることが見出された。我々の実験にもとづ
き、反応をメチルアミン溶液と沸とうさせること
により行なう場合、または乾燥をメチルアミンの
存在下に行なう場合に、この汚染副生成物の量が
著しく減少される。このことはキーゼルゲル
60F254吸着剤上で5:4:1酢酸エチル−アセ
トン−水系により展開させる薄膜クロマトグラフ
イにより、および0.45Rf値に現われるスポツトの
UV濃度計による評価により証明できる。 水性メチルアミンを用いるN−メチル−N′−
{2−〔(5−メチルイミダゾール−4−イル)−メ
チルチオ〕−エチル}−N″−シアノグアニジンの
製造は反応の実施および目的物質が高純度で得ら
れることの両面で好ましい。これらの利点を実際
に確かめているうちに、N−メチル−N′−{2−
〔(5−メチルイミダゾール−4−イル)−メチル
チオ〕−エチル}−N″−シアノグアニジンを水性
反応混合物から得るための、並びに変異体Aの生
成のための単純な方法の開発を目ざすことになつ
た。 水または有機溶媒とともに水を含有する媒質か
ら沈澱させる条件の探求に際して、沈殿を10〜50
℃、好ましくは20〜40℃で生起させると、N−メ
チル−N′−{2−〔(5−メチルイミダゾール−4
−イル)−メチルチオ〕−エチル}−N″−シアノグ
アニジンが取り扱いが容易であり、容易に取で
き、洗浄できる新しい結晶形態で生じることが驚
くべきことに見出された。この新しい結晶変異体
は分光分析およびX線回折により確認でき、N−
メチル−N′{2−〔(5−メチルイミダゾール−4
−イル)−メチルチオ〕−エチル}−N″−シアノグ
アニジンZ(シメチジンZ)と命名される。この
形で水性媒質から取する場合に、母液中に約3
〜15%が保留され、これは単純な洗い出しにより
母液に存在する汚染物質から精製できる。 N−メチル−N′−{2−〔(5−メチルイミダゾ
ール−4−イル)−メチルチオ〕−エチル}−N″−
シアノグアニジンZはまた過飽和水性または有機
溶液(たとえばメタノール)にN−メチル−
N′−{2−〔(5−メチルイミダゾール−4−イ
ル)−メチルチオ〕−エチル}−N″−シアノグアニ
ジンZ形の結晶を接種することによつても製造で
きる。 N−メチル−N′−{2−〔(5−メチルイミダゾ
ール−4−イル)−メチルチオ〕−エチル}−N″−
シアノグアニジンZから、治療的により重要な変
異体Aを当技術で既知の方法、すなわち有機溶媒
から、好ましくはイソプロパノールから、の再結
晶により製造できる。この再結晶はまた水を含有
する粗生成物を用いて直接に行なうこともでき
る。 従つて、本発明はN−メチル−N′−{2−〔(5
−メチルイミダゾール−4−イル)−メチルチオ〕
−エチル}−N″−シアノグアニジンの新しい結晶
変異体Zおよびその製造方法に関し、この方法は (a) N−メチル−N′−{2−〔(5−メチルイミダ
ゾール−4−イル)−メチルチオ〕−エチル}−
N″−シアノグアニジンを10〜50℃、好ましく
は20〜40℃で、水または水と水混和性有機溶媒
を用いて形成された過飽和溶液から沈殿させ
る、または (b) N−メチル−N′−{2−〔(5−メチルイミダ
ゾール−4−イル)−メチルチオ〕−エチル}−
N″−シアノグアニジンZ形の結晶を接種する
ことにより、N−メチル−N′−{2−〔(5−メ
チルイミダゾール−4−イル)−メチルチオ〕−
エチル}−N″−シアノグアニジンを過飽和溶液
から晶出させる、 ことを包含する。 新しい結晶変異体の赤外分析評価は1.5mg重量
の試料をKBr300mgでか均質化し、ペレツトを形
成するようなやり方で行なつた。スペクトルはペ
レツトを用いてPerkin−Elmer257分光光度計上
で読み取る。N−メチル−N′−{2−〔(5−メチ
ルイミダゾール−4−イル)−メチルチオ〕−エチ
ル}−N″−シアノグアニジンZの赤外スペクトル
の特徴帯は次のとおりである。中程度の強さの鋭
い輪郭のシグナルが3300cm-1に見られ、次いでそ
れぞれ3210および3180cm-1で合体する僅かに強い
一対の帯が見られる。区別できない僅かなピーク
が3100〜2800cm-1に見られる。C=Nシグナルは
2155cm-1に現われる。この新しい結晶変異体の特
異な特徴は1610および1585cm-1の高強度の一対の
帯であり、これはC=N結合を示唆する。 「特性評価」スペクトル範囲では、952および
942cm-1に中程度の強さの一対のダブレツト帯が
明白な特徴である。この典型的帯はその他の変異
体では生じない。 もう一つの特徴ある帯は1205、1170、1070、
1023、890、817および755cm-1に見られる。この
スペクトルを第2図に示す。 新しい結晶変異体を用いて、粉末図形および単
結晶X線回折分析をまた行なつた。粉末図形
(Powder diagram)はZeiss HZG4/C装置
(Cu管、40KV、20mA、Niフイルター、ゴニオ
メーターの1°/分の速度およびペーパーの1cm/
分の速度)上で測定した。X線図形(第1図)か
ら算出した格子平面の距離および相対強度を次表
に示す。
【表】 単結晶の検査はKVRAF NCNIUS CAD−4
回折計を用いて行なつた。 H″adicke等はN−メチル−N′−{2−〔(5−
メチルイミダゾール−4−イル)−メチルチオ〕−
エチル}−N″−シアノグアニジンの結晶変異体A
についてX線回折測定の結果を発表している
〔Chem.Ber.111、322(1978)〕。彼等により明らか
にされた結晶構造は明白であり、分子内水素結合
が分子のN2原子とと4原子との間に存在する。
従つて、この結晶変異体の分子は10個の原子にま
で伸びている環状構造を形成する。セル容積から
算出した比重は420g/に相当する。 N−メチル−N′−{2−〔(5−メチルイミダゾ
ール−4−イル)−メチルチオ〕−エチル}−N″−
シアノグアニジンZの単結晶X線図形から算出し
た捩り角度(torsion angle)(度)は次のとおり
である(原子の番号は式に示すとおりである)。 N2−C2−C5−S1 −49.4 C3−C2−C5−S1 129.8 C2−C5−S1−C6 −45.2 C5−S1−C6−C7 −69.8 S1−C6−C7−N3 −60.1 C6−C7−N3−C8 110.1 C7−N3−C8−N4 179.2 C7−N3−C8−N5 −0.1 N3−C8−N4−C9 −7.6 N5−C8−N4−C9 171.7 N3−C8−N5−C10 167.6 N4−C8−N5−C10 −11.7 C8−N5−C10−N6 −173.7 分子のN2とN4との間またはその他の原子間の
どちらにも水素結合が存在せず、分子は顕微鏡的
に測定して680g/の増大した比重をもたらす
より小さいセル容積を導く実質的に線状の構造を
形成していることが、新しい変異体の捩り角度か
ら判る。これはまた医薬としての観点から有利で
ある。 本発明により発見された新しい結晶変異体は結
晶沈殿に必要な過飽和を20〜40℃の温度範囲で得
る場合には、水または水混和性有機溶媒とともに
水を含有する溶液から実用的に製造できる。結晶
化を40℃以上または20℃以下で行なう場合には、
生成物のその他の結晶変異体による汚染を考慮せ
ねばならない。 過飽和はN−メチル−N′−{2−〔(5−メチル
イミダゾール−4−イル)−メチルチオ〕−エチ
ル}−N″−シアノグアニジンの熱い溶液を冷い溶
液中に少しづつ加え、N−メチル−N′−{2−
〔(5−メチルイミダゾール−4−イル)−メチル
チオ〕−エチル}−N″−シアノグアニジンの溶液
を冷却または塩析することにより実現できる。さ
らにまた、過飽和は鉱酸または有機酸を用いて生
成されたN−メチル−N′−{2−〔(5−メチルイ
ミダゾール−4−イル)−メチルチオ〕−エチル}
−N″−シアノグアニジンの塩基の易溶性塩をア
ルカリ水酸化物またはその他の塩基性物質と反応
させるようなやり方で達成できる。塩形成に際し
ては、PHを4より低くない、好ましくは5以上の
値に調節して、いずれの分解反応をも回避する。
塩基はPH値が約10より高くない、好ましくはほぼ
9の値に維持されるように少しづつ加える。 結晶核の形成は促進するために、過飽和溶液は
水混和性有機溶媒を、好ましくは0.1〜5%の量
で含有できる。 N−メチル−N′−{2−〔(5−メチルイミダゾ
ール−4−イル)−メチルチオ〕−エチル}−N″−
シアノグアニジンZの製造は次の非制限性例によ
り例示する。 例 1 N−シアノ−N′−{2−〔(5−メチル−4−イ
ミダゾリル)−メチルチオ〕−エチル}−S−メチ
ルイソチオ尿素200.0g(0.696モル)、蒸留水
650.0mlおよび40%水性メチルアミン220.0g
(3.244モル)を2容量のフラスコに装入する。
反応混合物を55℃に加熱し、この温度で1時間撹
拌する。この期間中にメチルメルカプタンが理論
量の約55%の量で離脱する。 次いで、この反応混合物に酢酸210.0mlを冷却
により温度を40〜50℃に維持しながら少しづつ加
える。5.8〜6.3のPH値を有する均質な溶液が形成
される。酢酸の添加時間中に、メチルメルカプタ
ンのさらに44.5%が離脱する。 形成された塩基を溶解した後に、この溶液を活
性炭3.0gにより清明にし、過し、25℃に冷却
し、次いで濃水酸化アンモニウム水溶液130.0ml
の添加により、PH値を9に調整する。N−メチル
−N′−{2−〔(5−メチルイミダゾール−4−イ
ル)−メチルチオ〕−エチル}−N″−シアノグアニ
ジンの新しい結晶変異体の沈殿が始まる。完全に
沈殿させた後に、混合物を0℃に冷却させ、過
し、0℃に冷却した水で洗浄する。生成物の湿潤
時重量は175.35gであり、乾燥時重量は167.0g
(95.10%)である;融点139〜141℃。 例 2 酢酸を添加し、混合物を35℃に冷却させたのち
に50mlのメタノールを加える以外は例1に記載の
方法に従い、次いで生成物を濃水酸化アンモニウ
ム水溶液により沈殿させる。0℃に冷却した後
に、混合物を過し、冷水で洗浄する。生成物の
湿潤時重量は176.30gであり、乾燥時重量は
165.76g(94.4%)である;融点139〜141℃。 例 3 N−シアノ−N′−{2−〔(5−メチル−4−イ
ミダゾリル)−メチルチオ〕−エチル}−S−メチ
ルイソチオ尿素14.35g(0.05モル)、蒸留水50.0
mlおよび水性メチルアミン溶液(11.5モル/の
濃度を有する)18.5ml(0.21モル)を丸底フラス
コ装入し、混合物を50〜55℃で2.5時間、次いで
80〜85℃で30分間撹拌する。かくして得られた均
質な溶液を強力な外部冷却手段を用いることによ
り0〜5℃の温度に維持された水35.0ml中に注ぎ
入れる。温度は最高で30℃に増加し、良好に沈降
し、良好に取できる生成物が沈殿する。この懸
濁液を撹拌しながら0℃に冷却させ、次いで0℃
に冷却した水で洗浄する。生成物の湿潤時重量は
14.3gであり、乾燥時重量は11.51g(90.5%)で
ある;融点139〜141℃。 例 4 蒸留水は200.0mlを用いて、N−メチル−N′−
{2−〔(5−メチルイミダゾール−4−イル)−メ
チルチオ〕−エチル}−N″−シアノグアニジン
25.24g(0.100モル)を含有する溶液を作り、溶
液のPH値を酢酸により6に調整する。次いで、ア
セトン10.0mlを加え、25〜30℃の10%炭酸ナトリ
ウム溶液によりPHを10に調整する。良好に沈降
し、取の容易な結晶が沈殿する。0℃に冷却し
た後に、沈殿した生成物を取し、冷水で洗浄す
る。生成物の湿潤時重量は26.00gであり、乾燥
時重量は24.30g(96.0%)である;融点140〜
141℃。 例 5 蒸留水200.0mlを用いて、N−メチル−N′−{2
−〔(5−メチルイミダゾール−4−イル)−メチ
ルチオ〕−エチル}−N″−シアノグアニジン25.24
g(0.100モル)を含有する溶液を作り、溶液の
PH値を濃ギ酸により6に調整する。 メタノール5.0mlを加え、25〜30℃で濃水酸化
アンモニウムにより、PHを10に調整する。結晶沈
殿は急速に沈降し、容易に取できる。0℃に冷
却後に、結晶を取し、冷水で洗浄する。生成物
の湿潤時重量は26.40gであり、乾燥時重量は
24.23g(95.7%)である;融点140〜141℃。 例 6 蒸留水100.0ml中のN−メチル−N′−{2−〔(5
−メチルイミダゾール−4−イル)−メチルチオ〕
−エチル}−N″−シアノグアニジン12.62g(0.05
モル)の溶液のPH値を10%濃度にクエン酸溶液に
より、PH6〜6.3に調整し、次いで例5に従い仕
上げる。生成物の湿潤時重量は13.1gであり、乾
燥持重量は12.0g(95.2%)である;融点140〜
141℃。 例 7 蒸留水200.0ml中のN−メチル−N′−{2−〔(5
−メチルイミダゾール−4−イル)−メチルチオ〕
−エチル}−N″−シアノグアニジン25.24g
(0.100モル)のPH値を85%濃度のリン酸により
5.8〜6.0に調整し、次いで例5に従い仕上げる。
生成物の湿潤時重量は25.50gであり、乾燥時重
量は24.2g(95.4%)である;融点140〜141℃。 例 8 蒸留水200.0ml中のN−メチル−N′−{2−〔(5
−メチルイミダゾール−4−イル)−メチルチオ〕
−エチル}−N″−シアノグアニジン25.24g
(0.100モル)の溶液のPH値をプロピオン酸により
6に調整し、次いで例5に従い仕上げる。生成物
の湿潤時重量は26.05gであり、乾燥時重量は
23.90g(94.6%)である;融点140〜141℃。 例 9 メタノールと水との1:1混合物60.0ml中のN
−メチル−N′−{2−〔(5−メチルイミダゾール
−4−イル)−メチルチオ〕−エチル}−N″−シア
ノグアニジン20.0g(0.0696モル)の懸濁液のPH
値を濃酢酸溶液で5.8〜6.0にする。かくして得ら
れた均質な溶液を0℃に冷却させ、N−メチル−
N′−{2−〔(5−メチルイミダゾール−4−イ
ル)−メチルチオ〕−エチル}−N″−シアノグアニ
ジンZの結晶を接種し、次にPHを同じ温度で濃水
酸化アンモニウム溶液により9〜10に調整する。
0℃で1時間冷却させた後に、沈殿を取し、0
℃に冷却した水で洗浄する。生成物の湿潤時重量
は20.80gであり、乾燥時重量は19.26g(96.30
%)である;融点140〜141℃。 例 10 メタノール120.0ml中のN−メチル−N′−{2−
〔(5−メチルイミダゾール−4−イル)−メチル
チオ〕−エチル}−N″−シアノグアニジン20.0g
(0.0696モル)から38℃で溶液を作り、N−メチ
ル−N′−{2−〔(5−メチルイミダゾール−4−
イル)−メチルチオ〕−エチル}−N″−シアノグア
ニジンZの結晶を接種し、0℃に2時間冷却さ
せ、同温度で1時間撹拌し、過し、次いで冷メ
タノールで洗浄する。生成物の湿潤時重量は
19.78gであり、乾燥時重量は19.02g(95.1%)
である;融点140.5〜141℃。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はそれぞれ本発明の新しい
結晶変異体ZのレントゲングラムおよびIR−ス
ペクトルである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 赤外スペクトル分析値(cm-1):3300、3210
    および3180(1対)、3100〜2800(弱い)、2155(C
    =N)、1610および1585(強い、1対、C=N結
    合)、952および942(1対、d)、1205、1170、
    1070、1023、890、817および755;および X線回折分析法により算出された格子平面の距
    離および相対強度: 【表】 を有するN−メチル−N′−{2−〔(5−メチルイ
    ミダゾール−4−イル)−メチルチオ〕−エチル}
    −N″−シアノグアニジンの変異体Z。 2 赤外スペクトル分析値(cm-1):3300、3210
    および3180(1対)、3100〜2800(弱い)、2155(C
    =N)、1610および1585(強い、1対、C=N結
    合)、952および942(1対、d)、1205、1170、
    1070、1023、890、817および755;および X線回折分析法により算出された格子平面の距
    離および相対強度: 【表】 を有するN−メチル−N′−{2−〔(5−メチルイ
    ミダゾール−4−イル)−メチルチオ〕−エチル}
    −N″−シアノグアニジンの変異体Zの製造方法
    であつて、N−メチル−N′−{2−〔(5−メチル
    イミダゾール−4−イル)−メチルチオ〕−エチ
    ル}−N″−シアノグアニジンを、水および多くて
    10重量%の水混和性有機溶媒の過飽和溶液から、
    10℃〜50℃、好ましくは20℃〜40℃の温度で沈殿
    させることからなる製造方法。 3 赤外スペクトル分析値(cm-1):3300、3210
    および3180(1対)、3100〜2800(弱い)、2155(C
    =N)、1610および1585(強い、1対、C=N結
    合)、952および942(1対、d)、1205、1170、
    1070、1023、890、817および755;および X線回折分析法により算出された格子平面の距
    離および相対強度: 【表】 を有するN−メチル−N′−{2−〔(5−メチルイ
    ミダゾール−4−イル)−メチルチオ〕−エチル}
    −N″−シアノグアニジンの変異体Zを、医薬と
    して使用可能な担体および(または)賦形剤と組
    合せて含有する抗潰瘍剤。
JP57166411A 1981-09-25 1982-09-24 シメチジンの新しい結晶変異体およびその製造方法 Granted JPS5867676A (ja)

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