JPH0357892B2 - - Google Patents

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JPH0357892B2
JPH0357892B2 JP57085625A JP8562582A JPH0357892B2 JP H0357892 B2 JPH0357892 B2 JP H0357892B2 JP 57085625 A JP57085625 A JP 57085625A JP 8562582 A JP8562582 A JP 8562582A JP H0357892 B2 JPH0357892 B2 JP H0357892B2
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JP
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ethyl
methylethyl
urea
dimethylamino
sulfonyl
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JP57085625A
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JPS57209267A (en
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Robaato Shankurin Juniaa Jeemuzu
Piitaa Jonson Za Saado Kurisutofuaa
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AH Robins Co Inc
Original Assignee
AH Robins Co Inc
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Publication date
Application filed by AH Robins Co Inc filed Critical AH Robins Co Inc
Publication of JPS57209267A publication Critical patent/JPS57209267A/ja
Publication of JPH0357892B2 publication Critical patent/JPH0357892B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、N−(アリールチオアルキル)−
N′−(アミノアルキル)尿素、チオ尿素、それら
の酸化誘導体、酸付加塩、水和物及び、それらか
らなる不整脈治療剤に関する。 酸素類似体: N′−{2−(ジエチルアミノ)エチル}−N−メ
チル−N{2−(フエノキシ)エチル)尿素及びN
−メチル−N−{2−(フエノキシ)エチル}−
N′−{2−(ピロリジニル)エチル}尿素が
Koelzer,p.p及びWehr,K.H.によりArzneim.
Forsch9.113頁〜20頁(1959年)に開示されてい
る。動物での麻酔活性は開示されているが、臨床
用途はあり得ないと言われている。 動物の不整脈の治療法における酸素類似体が、
1981年5月20日出願のアメリカ特許第265510号出
願の主題である。本発明の酸化誘導体、スルホニ
ル化合物は対応酸素類似体よりCNS(中枢神経)
への副作用が少ない。 本発明は新規なN−(アリ−ルチオアルキル)−
N′−(アミノアルキル)尿素、チオ尿素、それら
の酸化誘導体、スルフイニル、スルホニル類似体
と、それらからなる不整脈治療剤に関する。 これらの化合物は次式で示される。 Arは1又は2−ナフチル、2,3−ジヒドロ
−1H−インデン−4(又は5)イル、2−フラニ
ル、フエニル又は、低級アルキル、低級アルコキ
シ、ハロゲン、トリフルオロメチル、ニトロ、シ
アノ、又は
【式】(R5とR6はHと低級 アルキルとから選択される)から選択される同一
でも異なつてもよい1〜3個の基で置換されたフ
エニルであり、Bに付いた1個の中間メチレン基
を有してもよく; R1とR2はH、低級アルキル、シクロアルキル、
フエニル又は、フエニルがハロゲン、低級アルキ
ル又は低級アルコキシで置換されていてもよいフ
エニル低級アルキルからなる群から選択され; XはOとSから選択され; Bはチオ、スルフイニル、スルホニルからなる
群から選択され; R3とR4はH、低級アルキル、フエニル及び、
フエニルがハロゲン、低級アルキル又は低級アル
コキシで置換されていてもよいフエニル低級アル
キルからなる群から選択され、同一でも異なつて
もよく、或は、R3とR4は隣接Nと一体になり複
素環式基を形成してもよく; alk1とalk2∧ ● ∨は低級アルキ レンと低級アルキレン−低級アルキルからなる群
から選択され、同一でも異なつてもよい。 本明細書で使用される用語の意義は次の通りで
ある。 “低級アルキル”はC18の直鎖又は分枝鎖基
であり、メチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、s−ブチル、t−ブチル、アミル、
イソアミル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、等
で例示される。“低級アルコキシ”は式:−O−
低級アルキルで示される。 “シクロアルキル”はC39第一環式アルキル
基であり、シクロプロピル、シクロブチル、シク
ロペンチル、シクロヘキシル、メチルシクロヘキ
シル、シクロヘプチル、等が該当する。 “ハロゲン”はF、Cl、Br、Iであり、F、
Cl、Brが好ましい。 “低級アルキレン”はメチレン(−CH2−)、
エチレン(−CH2−CH2−)、プロピレン(−
CH2−CH2CH2−)等で代表される連結炭化水素
基である。“低級アルキレン−低級アルキル”は
エチリデン
【式】1,2−プロピレン 〔
【式】又は
【式】〕、イソプ ロピリデン
【式】又は1,3−ブチレン
【式】等の炭化水素基で代表 される。 “複素環式基”はピロリジン、ピペリジン、ピ
ペラジン、4−低級アルキルピペラジン又はモル
ホリ1基である。 “薬学的に許容される酸付加塩”は、本発明の
N−(アリールチオアルキル)−N′−(アミノアル
キル)尿素、チオ尿素、酸化誘導体と、温血動物
において生理学的に適合性の酸とで形成される塩
であり、かかる塩は強酸、弱酸のいづれによつて
も形成される。強酸の例は塩酸、硫酸、リン酸で
ある。弱酸の代表例はフマル酸、マレイン酸、コ
ハク酸、蓚酸、クエン酸、酒石酸、シクロヘキサ
ム酸等である。 本発明の化合物は犬で抗不整脈活性を示す。不
整脈が、(1)ウーアバイン、(2)結紮、(3)損傷、(4)ア
セチルコリン、のうちの1以上により誘発される
数種の不整脈モデルにおける薬理学的活性を追つ
て詳述する。 本発明の第一目的は、動物に対し高度の強心活
性を持つ新規なN−(アリールチオアルキル)−
N′−(アミノアルキル)尿素、チオ尿素、それら
の酸化誘導体の提供である。 第二目的は、不整脈を軽減するための治療剤の
提供である。 他目的は当業者に明らかであろうし、又、本明
細書から明らかになる。 動物生体の不整脈治療法は、前記式のN−
(アリールチオアルキル)−N′−(アミノアルキ
ル)尿素、チオ尿素を製剤として動物生体に、不
整脈コントロールに有効な量で投与することから
なる。 式の化合物は次の4方法A、B、C、Dのう
ちのいづれかで製造される。 方法A 次式で表示される。 (Ar、alk1、alk2、R1、R2、X、R3、R4は前記
定義通りであり、BはSか
【式】である) R1がHの時はPはOで、破線は2重結合でイ
ソシアネートを形成し、R1がH以外の時はPは
1で、破線は存在せず、但し、R2がHでない時
はR3とR4はH以外であり、或はR2はR3と同一
で、R4はHである。 一般に、方法Aにおいては、アリール−B−
alk1と・ホスゲン(又はチオホスゲン)とを適当
な有機溶媒+プロトンスポンジ・ 登 (Proton
Sponge )〔1,8−ビス(ジメチルアミノ)ナ
フタレンの一商品名〕中で反応させ、希硫酸で抽
出(洗浄)し、有機層を乾燥し、蒸発させて油状
残渣(中間体)とし、これを所望なら、単離す
る。この油状物をテトラヒドロフランの様な溶媒
に溶かし、式aのアミンと反応させる。 反応混合物から溶媒をストリツピングし(乾燥
させ)、残渣を水とクロロホルムの様な溶媒との
間に分配する。溶媒蒸発により油状物を得る。こ
れを結晶化させてもさせなくてもよい。薬学的に
許容される塩は適当な酸との反応により製造でき
た。この方法は、ホスゲンかチオホスゲンを使つ
て実施例その他の実施例で更に特定例示する。 方法B 本方法は次式で表示される。 (Ar、B、alk1、alk2、R1、R3、R4、Xは前記
式での定義通りである。但し、R3とR4はHに
はならない)式bは式に包含され、R2は本
方法では常にHである。 一般に、方法Bでは、適当な溶媒(例、テトラ
ヒドロフラン)中でアルキルジアミンを1,1′−
カルボニルジイミダゾールとまず反応させ、つい
でアリールチオ、アリールスルフイニル、又はア
リールスルホニルアルキルアミンの溶液と反応さ
せる。反応混合物を水中で急冷して適当な溶媒
(例えば、塩化メチレン)で抽出するか、蒸発乾
燥し、残渣を水と適当な溶媒とに分配する。いづ
れの場合も有機層を乾燥、蒸発して油状物(遊離
塩基)を生成する。ついで適当な酸で薬学的に許
容される酸付加塩を製造できる。本方法は実施例
7で例示する。 方法C 本方法は次式で表示される。 b Ar−B−alk1−NH2 +1,1−カルボニルジイミダゾール+or1,
1′ −チオカルボニルジイミダゾール (Ar、B、R2、R3、R4、alk2は前記定義通りで
あり、Rは本方法では常にHである) 式cは式に包含される。 一般に、方法CではAr−B−alk1−アミンを
適当な溶媒(例えば、テトラヒドロフラン)中で
まず1,1′−カルボニルジイミダゾールかチオカ
ルボニルジイミダゾールと反応させ、ついで1個
の遊離Hを持つアルキルジアミンと反応させる。
溶媒を蒸発除去し、残渣を適当な溶媒(例えば、
クロロホルム)と水との間に分配する。遊離塩基
を蒸発により得、適当な酸で薬学的に許容できる
塩に転化できる。本方法は実施例32で更に詳細に
例示する。 方法D 本方法は次式で表示される。 (Ar、alk1、alk2、B、R1、R2、R3、R4は前記
定義通りである。但し、R2、R3、R4はHにはな
らない) 式dは式に包含される。 一般に、方法D(実施例33により詳細に例示)
では、三置換ジアミノアルキルとホスゲンとを適
当な溶媒(例、塩化メチレン)中で反応させて中
間体を得る。これは、所望ならば単離できる。
ついでAr−B−alk1−NHR1(一級又は二級アミ
ン)及び三置換アミンと反応させる。生成物は常
法の抽出、蒸発で単離する。 式aでBが−S−である出発化合物は、アリ
ール−S−alk1−ハライドを適当なアミンと反応
させて製造され、式aでBが
【式】
【式】 である化合物は更に過ホウ酸Naとの反応で得ら
れる。反応式は次の通りである。 (1) Ar−S−alk1−halo 過剰の +NH2R1加熱 ―――→ 圧力Ar−S−alk1NHR1 a−1 式aでBが
【式】である出発化合物は、ア リールチオアルキルアミンをクロロギ酸フエニル
と反応させ、ついでm−クロロペルオキシ安息香
酸で酸化し、臭化水素酸で加水分解することによ
つても製造できる。反応式は次の通りである。 別法として、式aでBが−Sか
【式】であ る出発化合物は、次反応式で示される如くメシル
誘導体を経て製造できる。 (Ar、alk1、R1は式で定義した通りである) 反応(1)は反応体をボンベの様な密閉容器内で加
熱することにより実施する。反応(2)は室温で実施
し、反応(3)は還流点で行なう。反応(2)は省略して
還流温度の過剰過ホウ酸Naへ直接進行してもよ
い。 出発物たるAr−B−alk1−ハライドのうちの
幾つかは市販されている。それらのうちでBがS
であるもののうち幾つかは次反応式で表示される
如く還流エタノール中でアリールスルフイドの金
属塩と、α,ω−ジハロalk1化合物とから製造し
た。 ArS-M++Br−alk1−ハロ還流 ――――→ EtOH Ar−S−alk1−ハロ 別法として、次反応式に表示する如く、類似出
発体であるクロロ化合物をアリールスルフイド
と、α−クロロ−ω−ヒドロキシアルカンとから
製造し、ついで塩化チオニルと反応させた。 Ar−S-M++Cl−alk1−OH還流 ――――→ EtOH Ar−S−alk1−OH Ar−S−alk1−OH+SOCl2→ Ar−S−alk1−Cl 類似出発体であるスルフイニル化合物とスルホ
ニル化合物は次の如く、酢酸中での過酸化水素で
の酸化により得られる。 前駆体であるアリールスルフイドは購入して
も、次反応式で例示の如く製造してもよい。 (Org.Synth.51,139〜142頁の方法) ●出発化合物(式b)は次式で例示の如くして
製造される。 出発化合物(b、)は購入するか常法で製
造する。製造例1〜39、44〜49は式で示される
中間体を提供するか、それらの製造に使用され、
次式で示される。 Ar−B−alk1NR1R2 (式) (式a、b、cを包含する) 製造例40〜43はフエニル−低級アルキル部分を
持つ式bで示される化合物の製造の例示であ
る。 製造例 1 N−〔2−{(4−クロロフエニル)チオ}エチ
ル〕−1−メチルエタンアミン・HCl 24.0g(0.116モル)のクロロエチル−P−ク
ロロフエニルスルフイドを100mlのイソプロピル
アミンに溶かし、80℃のステンレススチールボン
ベ中で一夜撹拌した。ついでストリツピング乾燥
し、残渣を水とクロロホルムに分配した。クロロ
ホルム層をIN硫酸で抽出した。3層を得た〔水
相(下)、クロロホルム相(上)、中間相〕。水相
と中間相をあわせ、アルカリ性にし、クロロホル
ムで抽出した。蒸発して、油状物として題記化合
物の遊離塩基を得た。この油状物の一部を、HCl
エーテル溶液と反応させ、生成HCl塩をメタノー
ル−ジエチルエーテルから再結晶して2.23g
(22.6%)の白色結晶生成物、mp126〜128℃、を
得た。 分 析 計算値 C11H17NSCl2
:C、49.63;H、6.44;N、5.26 測定値 :C、49.78;H、6.50;N、5.50 製造例 2 1−メチル−N−{2−(2−ナフタレニルチ
オ)エチル}エタンアミンHCl 2−ナフタレンチオールをOrg.Syn.51、139〜
142頁の方法で製造した。 2−ナフタレンチオールK塩の溶液を、500ml
のエタノール中での50.89g(0.32モル)の2−
ナフタレンチオールと17.92g(0.32モル)の
KOHとの反応で製造した。生成溶液に297.6g
(1.6モル)の1,2−ジブロモエタンを加えた。
一夜還流し、ストリツピング除去し、残渣をクロ
ロホルムに溶かした。クロロホルム層を水と10%
NaOHで抽出した。クロロホルム層を蒸発して、
約20%の望ましくない二量体(1,2−ビスナフ
タレニルチオエタン)を含む暗褐色油状物を残渣
として得た。この不純混合物を100mlのイソプロ
ピルアミンと共に一夜撹拌した。蒸発乾燥し、残
渣をクロロホルムと水に分配した。クロロホルム
層蒸発で油状物を得た。この油状物をメタノール
で研和し、冷却し、沈澱物〔二重体、1,2−ビ
ス−(2−チオナフチレン)エタンであること判
明〕を去した。液をHClエーテル溶液で処理
して題記塩を10.2g(11.3%)の白色結晶、
mp137.5〜138.5℃.として得た。 分 析 計算値 C15H20NSCl
:C、63.92;H、7.15;N、4.97 測定値 :C、63.99;H、7.20;N、5.10 製造例 3 N−〔2−{(4−クロロフエニル)スルフイニ
ル}エチル〕−1−メチルエタンアミン 15.05g(0.066モル)のN−〔2−{(4−クロ
ロフエニル)チオ}エチル〕−1−メチルエタン
アミンと12.0g(0.0079モル)の過ホウ酸Naを
400mlの1M硫酸に溶かし、室温で約18時間撹拌し
た。50%NaOHで塩基性にし、塩化メチレンで
抽出した。硫酸Mgで乾燥し、溶媒を真空除去し
て14.7gの固体を得た。NMR分析によりスルホ
キシドとスルフイドのモル比は9:1であると示
された、エーテル−ヘキサンから再結晶して12.3
g(76.4%)の題記遊離塩基化合物を結晶固体、
mp52.5〜53.5℃として得た。 製造例 4 N−〔2−{(4−クロロフエニル)スルフイニ
ル}エチル〕−1−メチルエタンアミン・マレ
イン酸塩(1:1) 製造例3で得た遊離塩基の一部をマレイン酸と
反応させて題記マレイン酸塩を得、これをメタノ
ール−ジエチルエーテルから再結晶して白色結晶
固体、mp158.5〜159℃を得た。 分 析 計算値 C15H20NO5SCl
:C、49.79;H、5.57;N、3.87 測定値 :C、49.91;H、5.58;N、3.89 製造例 5 N−〔2−{(4−クロロフエニル)スルホニル}
エチル〕−1−メチルエタンアミンHCl 51.51g(0.216モル)の2−クロロエチル−P
−クロロフエニルスルホンを400mlのイソプロピ
ルアミンに溶かして室温で約72時間撹拌した。イ
ソプロピルアミンを真空除去し、残渣を塩化メチ
レンと希NaOHとの混合物に撹拌溶解した。塩
化メチレン層を希NaOHで数度抽出し、硫酸Mg
で乾燥した。溶媒を真空除去して、53.5gの油状
物として題記化合物の遊離塩基を得た。この油状
物の一部をHCl塩にかえ、メタノール/ジエチル
エーテルから再結晶して白色結晶固体、mp169〜
170℃を得た。 分 析 計算値 C11H17NO2SCl2
:C、44.30;H、5.75;N、4.70 測定値 :C、44.37;H、5.81;N、4.73 製造例 6 1−メチル−N−〔2−(フエニルスルホニル)
エチル〕エタンアミンHCl 49.63g(0.24モル)の2−クロロエチルフエ
ニルスルホンを300mlのイソプロピルアミンに溶
かし、室温で約20時間撹拌した。イソプロピルア
ミンを真空除去し、残渣を塩化メチレンと希
NaOHとの混合物に撹拌溶解した。塩化メチレ
ン層を希NaOHで数度抽出し、硫酸Mgで乾燥し
た。溶媒を真空除去して55.1gの油状物として題
記化合物の遊離塩基を得た。この油状物の一部を
HClエーテル溶液でHCl塩にかえ、メタノール−
ジエチルエーテルから再結晶して白色結晶、
mp150〜152.5℃を得た。 分 析 計算値 C11H18NO2SCl
:C、50.09;H、6.88;N、5.31 測定値 :C、50.12;H、6.91;N、5.31 製造例 7 1−〔2−{(4−クロロフエニル)スルホニル}
エチル〕−1H−イソインドール−1,3(2H)
ジオン 14.22g(0.059モル)の2−クロロエチル−P
−クロロフエニルスルホンと11.60g(0.06モル)
のカリウムフタルイミドを200mlのジメチルホル
ムアミドに混入し、80℃で2時間撹拌した。水に
入れて急冷し、生成白色沈澱物を取した。ジエ
チルエーテルから再結晶して白色固体、mp154〜
155.5℃.を得た。 分 析 計算値 C10H12NO4SCl
:C、54.94;H、3.46;N、4.00 測定値 :C、54.60;H、3.41;N、3.90 製造例 8 2−{(4−クロロフエニル)スルホニル}エタ
ンアミン・−HCl 1−〔{2−(4−クロロフエニル)スルホニル}
エチル〕−1H−イソインドール−1,3(2H)ジ
オンと85%ヒドラジンを95%エタノールに溶かし
2時間還洋した。希硫酸中で急冷し、沈澱白色固
体を去した。残留水溶液をNaOHで塩基性に
し、塩化メチレンで抽出した。抽出層を硫酸Mg
で乾燥し、溶媒を蒸発して油状残渣を得た。この
油状物をメタノールに溶かし、過剰量のHClエー
テル溶液で処理した。生成物は白色固体として沈
澱した。mp218.5〜219.5℃. 分 析 計算値 C8H11NO2SCl2
:C、37.51;H、4.33;N、5.47 測定値 :C、37.52;H、4.34;N、5.59 製造例 9 2−〔3−{(4−クロロフエニル)スルホニル}
プロピル〕−1,3−ジヒドロ−2H−イソイン
ドール−1,3−ジオン 17.8g(0.07モル)の1−クロロ−3−(P−
クロロフエニルスルホニル)プロパンと15.2g
(0.082モル)のカリウムフタルイミドを300mlの
ジメチルホルムアミドに溶かし90〜110℃で2時
間撹拌し、ついで水中で急冷した。塩化メチレン
で抽出し、抽出液を硫酸Mgで乾燥した。ジエチ
ルエーテルとヘキサンを加え、0℃で一夜貯蔵し
た。結晶生成物を塩化メチレン−ジエチルエーテ
ルから再結晶して白色結晶生成物、mp187.5〜
188.5℃.を得た。 分 析 計算値 C17H14NO4SCl
:C、56.12;H、3.88;N、3.85 測定値 :C、56.10;H、3.94;N、3.87 製造例 10 3−{(4−クロロフエニル)スルホニル}−1
−プロパンアミン・フマル酸(2:1)塩 55.92g(0.154モル)の2−〔3−{(4−クロ
ロフエニル)スルホニル}プロピル〕−1,3−
ジヒドロ−2H−イソインドール−1,3−ジオ
ンと11.8g(0.2モル)の85%ヒドラジン水和物
との混合物を750mlの95%エタノール中で4時間
還流した。氷中に注ぎ、希釈して3とし、10%
NaOHでアルカリ性にした。塩化メチレンで抽
出し、有機相を1N硫酸で抽出した。酸性層をア
ルカリ性にし、塩化メチレンで抽出した。塩化メ
チレン蒸発で油状物を得、これを結晶化して白色
固体として題記化合物の遊離塩基体を得た。油状
物をフマル酸と反応させ、生成塩をメタノールか
ら再結晶して2.95%(41%)の白色結晶生成物、
mp232〜234℃.を得た。 分 析 計算値 C22H28N2O8S2Cl2
:C、45.29;H、4.84;N、4.80 測定値 :C、45.45;H、4.83;N、4.85 製造例 11 1−メチル−N−{2−(1−ナフタレニルチ
オ)エチル}エタンアミン、HCl 143.7g(0.898モル)の1−ナフタレンチオー
ルと50.3g(0.898モル)のKOHを1の95%エ
タノールに溶かし、室温で10分間撹拌し、つい
で、1843.5g(4.49モル)のジブロモエタンを加
えた。生成溶液を一夜静かに還流加熱し、過
し、ストリツピング乾燥した。残渣をクロロホル
ムに溶かし、10%NaOHで抽出した。クロロホ
ルム層を蒸発して暗褐色の油状残渣を得た。この
油状物を200mlのイソプロピルアミンと共にボン
ベに入れ、一夜100℃で撹拌した。蒸発して油状
物を得、これを水とNaOH10%水溶液で抽出し
た。ついで、クロロホルム層を1N硫酸で抽出し
た。酸性層を50%NaOHでアルカリ性にし、ク
ロロホルムで抽出した。クロロホルム層を蒸発し
て暗褐色油状物として題記化合物の遊離塩基体を
得た。この油状物をHClエーテル溶液と反応さ
せ、生成塩をメタノール−ジエチルエーテルから
再結晶させて44.3g(17.3%)の白色結晶生成
物、mp121〜122.5℃.を得た。 分 析 計算値 C15H20NSCl
:C、63.92;H、7.15;N、4.97 測定値 :C、63.67;H、7.17;N、4.87 製造例 12 1−メチル−N−〔2−{(1−ナフタレニル)
スルホニル}エチル〕エタンアミン・HCl 12.0g(0.0426モル)の1−メチル−N−{2
−(1−ナフタレニルチオ)エチル}エタンアミ
ン(製造例11での最後の油状物)を500mlの
2mH2SO4に溶かし、18.4g(0.12モル)の過ホウ
酸Na・四水和物を加えた。一夜還流加熱後に、
出発物の約半分がスルホキシドに、残り半分がス
ルホンに転化されていたことが判明した。混合物
を30.8g(0.2モル)以上の酸中過ホウ酸Naで処
理し、還流した。氷で冷却し、50%NaOHでア
ルカリ性にし、クロロホルムで抽出した。クロロ
ホルム層蒸発により8.60gの暗褐色油状物として
題記化合物の遊離基体を得た。その3gサンプル
をHClエーテル溶液と反応させ、生成塩をメタノ
ール−ジエチルエーテルから再結晶して2.83g
(16.8%)の白色結晶固体、mp165〜167℃.を得
た。 分 析 計算値 C15H20NO2SCl
:C、57.41;H、6.42;N、4.46 測定値 :C、57.33;H、6.42;N、4.50 製造例 13 1−メチル−N−〔2−{(4−メチルフエニル)
チオ}エチル〕エタンアミン・HCl 10g(0.035モル)の1−p−チオクレシル−
2−メタンスルホニルエタンを50mlのイソプロピ
ルアミンに溶かし、100℃で一夜ボンベ中で加熱
した。室温に迄冷却し、ストリツピング乾燥し
た。油状残渣をクロロホルムに溶かし、1N硫酸
で抽出した。酸性層をNaOH50%水溶液で注意
深く塩化性にし、クロロホルムで抽出した。クロ
ロホルムの蒸発で油状物として題記化合物の遊離
塩基体を得た。この油状物をHClエーテル溶液と
反応させ、得た塩をメタノール−ジエチルエーテ
ルから再結晶して4.5g(53.1%)の白色結晶固
体、mp146〜147℃.を得た。 分 析 計算値 C12H20SNCl
:C、58.64;H、8.20;N、5.70 測定値 :C、58.64;H、8.29;N、5.71 製造例 14 1−メチル−N−〔2−{(4−メチルフエニル)
スルホニル}エチル〕エタンアミン・HCl
(1:1) 7.61g(0.0346モル)の1−メチル−N−〔2
−{(4−メチルフエニル)チオ}エチル〕エタン
アミン(製造例13で油状物として得た)と、30.3
g(0.2モル)の過ホウ酸Na・四水和物を500ml
の2N硫酸に溶かして一夜還流した。冷却し、50
%NaOH−氷混合物でアルカリ性にし、クロロ
ホルムで抽出した。クロロホルム層蒸発で油状残
渣として題記化合物の遊離塩基体を得た。この油
状物の一部をHClエーテル溶液と反応させた。生
成塩をメタノール−ジエチルエーテルから再結晶
して白色結晶生成物(62.5%)、mp188〜190℃を
得た。 分 析 計算値 C12H20NO2SCl
:C、51.88;H、7.26;N、5.04 測定値 :C、51.24;H、7.20;N、5.02 製造例 15 N−{2−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン
−4−イル)スルホニル}−1−メチルエタン
アミンとN−{2−(2,3−ジヒドロ−1H−
インデン−5−イル)スルホニル}−1−メチ
ルエタンアミン 2−(2,3−ジヒドロ−1−H−インデン−
4−イル−チオールと2−(2,3−ジヒドロ−
1−H−インデン−5−イルチオールを、2−ナ
フタレンチオールの製造に使用のOrg.Syn.51、
139〜442頁の方法でまずつくつた。 これらチオールから製造例2の方法を使い1−
メチル−N−{2−(4−インダンチオ)エチル}
エタンアミンと、1−メチル−N−{2−(5−イ
ンダンチオ)エチル}エタンアミンをつくつた。
製造例12と同様に過ホウ酸での熱時酸化でそれら
から題記化合物をつくつた。 製造例 16 製造例5の方法で2−クロロエチル−p−クロ
ロフエニルスルホンの代わりに、 2−クロロエチル 3,5−ジクロロフエニル
スルホン 2−クロロエチル 3,4,5−トリメトキン
フエニルスルホン 2−クロロエチル 4−トルフルオロメチルフ
エニルスルホン 2−クロロエチル 4−シアノフエニルスルホ
ン 駕2−クロロエチル 4−ニトロフエニルスル
ホン を使い、 N−〔2−{(3,5−ジクロロフエニル)スル
ホニル}エチル〕−1−メチルエタンアミン、 N−〔2−{(3,4,5−トリメトキシフエニ
ル)スルホニル}エチル〕−1−メチルエタンア
ミン、 1−メチル−N−〔2−{(4−トリフルオロメ
チルフエニル)スルホニル}エチル〕エタンアミ
ン、 N−〔2−{(4−シアノフエニル)スルホニル}
エチル−1−メチル〕エタンアミン、 1−メチル−N−〔2−{(4−ニトロフエニル)
スルホニル}エチル〕エタンアミン を得た。 製造例 17 製造例16の方法でイソプロピルアミンの代わり
に次のアミン(シクロヘキシルアミン、アニリ
ン、ベンジルアミン)を使い、 N−シクロヘキシル−N−{2−(フエニルスル
ホニル)エチル}アミン、 N−フエニル−N−{2−(フエニルスルホニ
ル)エチル}アミン、 N−ベンジル−N−{2−(フエニルスルホニ
ル)エチル}アミン を得た。 製造例 18 1−メチル−N−{2−(1−ナフタレンスルフ
イニル)エチル}エタンアミンHCl 12.0g(0.043モル)の1−メチル−N−{2−
(1−ナフタレニルチオ)エチル}エタンアミン
HClと19.7g(0.028モル)の過ホウ酸Na・四水
和物を500mlの2N硫酸に溶かして、一夜室温で撹
拌した。氷に注ぎ50%NaOHでアルカリ性にし、
ついで、クロロホルムで抽出した。クロロホルム
層を蒸発して暗褐色油状物として題記化合物の遊
離塩基体を得た。これは室温で結晶化した。1g
のサンプルをHClエーテル溶液と反応させ、メタ
ノール−ジエチルエーテルから再結晶して、0.72
g(9.1%)の白色固体、mp153〜155℃.を得
た。 分 析 計算値 C15H20NSOCl
:C、60.49;H、6.77;N、4.70 測定値 :C、60.17;H、6.75;N、4.75 製造例 19 1−メチル−N−〔2−{(4−メチルフエニル)
スルフイニル}エチル〕エタンアミンHCl 12.3g(0.05モル)の1−メチル−N−〔2−
{(4−メチルフエニル)チオ}エチル〕エタンア
ミン(製造例13の油状物)を500mlの2N硫酸に溶
かして一夜室温で23.1g(0.15モル)の過ホウ酸
Na・四水和物と共に撹拌した。アルカリ性にし、
クロロホルムで抽出した。クロロホルムを蒸発除
去して、油状物として題記化合物の遊離塩基体
(11.7g)を得た。この油状物の一部をHClエー
テル溶液との反応によりそのHCl塩である白色塩
(約100%、mp127〜128℃)にかえた。 分 析 計算値 C12H20NSOCl
:C、55.05;H、7.70;N、5.35 測定値 :C、54.51;H、7.68;N、5.41 製造例 20 N−〔2−{(2,3−ジヒドロ−1H−インデン
−4−イル)チオ}エチル〕−2−プロパンア
ミンHCl 42.27gの、50%(0.73モル)の1−0−メシ
ル−2−14−チオインダン)エタンの紫色油状物
を200mlのイソプロピルアミンに溶かし、ボンベ
中で一夜100℃で加熱した。室温に迄冷却し、ス
トリツピング乾燥した。残渣をクロロホルムに溶
かし、1N硫酸で抽出した。酸性層をアルカリ性
にし、クロロホルムを抽出した。最後のクロロホ
ルム層から溶媒除去して暗褐色油状物を得た。こ
の油状物をメタノールに溶かし、一夜冷蔵した。
液をHClエーテル溶液で処理し、冷蔵した。固
体を取し、一夜真空乾燥したら淡褐色になつ
た。mp196〜197℃。 分 析 計算値 C14H22NSCl
:C、61.86;H、8.16;N、5.15 測定値 :C、62.02;H、8.19;N、5.28 製造例 21 メタンスルホン酸〔2−{(3,4−ジクロロフ
エニル)チオ}エチル〕エステル 117.97g(0.53モル)の2−{3,4−ジクロ
ロフエニル)チオ}エタノール(3,4−ジクロ
ロチオフエノールと2−クロロエタノールとの反
応で製造)と53.5g(0.53モル)のトリエチルア
ミンを500mlのベンゼンに溶かし、氷浴中で冷却
しながら一時間、60.9g(0.53モル)の塩化メタ
ンスルホニルのベンゼン溶液を滴下した。室温で
一夜撹拌し、過した。回転エバポレータで液
から溶媒除去して油状物(結晶化した)を得た。
一部をイソプロピルエーテルから再結晶して白色
結晶固体、mp53〜55℃.を得た。 分 析 計算値 C9H10S2O3Cl2
:C、35.89;H、3.35; 測定値 :C、35.81;H、3.43 製造例 22 N−〔2−{(3,4−ジクロロフエニル)チオ}
エチル〕−2−プロパンアミンHCl 151.46g(0.548モル)のメタンスルホン酸
〔2−{(3,4−ジクロロフエニル)チオ}エチ
ル〕エステルを100mlのイソプロピルアミンと溶
かし100℃のボンベ中で一夜加熱した。回転エバ
ポレータでイソプロピルアミンを除き、残渣をク
ロロホルムと5%NaOHに分配した。クロロホ
ルムを回転エバポレータで除き、油状物として題
記化合物の遊離塩基体を得た。この油状物をメタ
ノールに溶かし、HClエーテル溶液でHCl塩にか
えた。メタノール−ジエチルエーテルからの再結
晶で、101.53g(61.6%)の白色結晶生成物、
mp132〜133.5℃.を得た。 分 析 計算値 C11H16NSCl3
:C、43.94;H、5.36;N、4.66 測定値 :C、44.09;H、5.34;N、4.79 製造例 23 N,N−ジメチルカルバモチオン酸−0−(2,
3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)エ
ステル 4−インダノールK塩の溶液を、8.40g(0.15
モル)のKOHを含む100mlの水に20.12g(0.15モ
ル)の4−インダノールを溶かすことにより製造
した。氷−塩浴を使い0℃に冷却し、温度を0〜
5℃に保ちながら撹拌しながら塩化ジメチルチオ
カルバミル〔24.8g(0.2モル)〕のテトラヒドロ
フラン(100ml)溶液を滴下した。浴を除いて20
〜30分撹拌した。50mlの10%KOH添加でアルカ
リ性とし、ついで、ベンゼン抽出した。ついで、
ベンゼン層をNaCl飽和溶液で逆抽出した。溶媒
を蒸発除去して暗褐色油状残渣を得た。これをメ
タノールから晶出させて16.0g(48.3%)の白色
結晶生成物、mp74〜76℃.を得た。 分 析 計算値 C12H15NOS
:C、65.12;H、6.83;N、6.33 測定値 :C、64.76;H、6.80;N、6.38 製造例 24 2−{3−(フエニルチオ)プロピル}−1H−イ
ソインドール−1,3−(2H)ジオン 32.86g(0.177モル)の1−クロロ−3−(フ
エニルチオ)プロパンと33.7g(0.182モル)の
カリウムフタルイミドを500mlのジメチルホルム
アミドに溶かし、80℃で19時間撹拌した。ジメチ
ルホルムアミドを真空除去した。残渣を塩化メチ
レンに溶かし、数倍部のNaOH希溶液で抽出し
た。塩化メチレン層を硫酸Mgで乾燥し、過
し、液を真空蒸発した。生成固体残渣を塩化メ
チレン−ヘキサンから再結晶して33.56g(63.8
%)の白色結晶生成物、mp83〜85℃.を得た。 分 析 計算値 C17H15NO2S
:C、68.66;H、5.08;N、4.71 測定値 :C、68.51;H、5.07;N、4.73 製造例 25 2−{3−(フエニルスルホニル)プロピル}−
1H−イソインドール−1,3−(2H)ジオン 30.21g(0.102モル)の2−{3−(フエニルチ
オ)プロピル}−1H−イソインドール−1,3−
(2H)ジオン(製造例24の油状物)と、65.4gの
80%(0.304モル)メタクロロペルオキシ安息香
酸を1の塩化メチレンに溶かして、室温で5.5
時間撹拌し、炭酸Naの飽和水溶液を加えた。1/2
時間撹拌し、相分離し、塩化メチレン溶液を数倍
部のNaOH希溶液で抽出した。塩化メチレン層
を硫酸Mgで乾燥し、溶媒を真空除去して油状物
を得た。この油状物を塩化メチレン−ヘキサン混
液に加えて27.56g(82.1%)の白色結晶生成物、
mp116〜127℃.を得た。 分 析 計算値 C17H15NO4S
:C、61.99;H、4.59;N、4.25 測定値 :C、61.84;H、4.61;N、4.31 製造例 26 N−(1−メチルエチル)−3−(フエニルスル
ホニル)−1−プロパンアミンHCl 66.55g(0.3052モル)の3−クロロプロピル
フエニルスルホン(塩化メチレン中でm−クロロ
ペルオキシ安息香酸と3−クロロプロピルフエニ
ルスルフイドとの反応で製造)を200mlのイソプ
ロピルアミンに溶かし、ボンベ中で一夜100℃で
加熱した。イソプロピルアミンを回転蒸発で除
き、残渣をクロロホルムと水に分配した。クロロ
ホルム層を1N硫酸で抽出した。酸性層をアルカ
リ性にし、クロロホルム抽出した。抽出液をあわ
せ、蒸発して、油状物として題記化合物の遊離塩
基体を得た。この油状物をHClエーテル溶液との
反応でOHCl塩にかえた。沈澱塩をメタノール−
ジエチルエーテルから再結晶して48.04g(65.3
%)の白色結晶粉末、mp185 186℃.を得た。 分 析 計算値 C12H20NO2SCl
:C、51.88;H、7.26;N、5.04 測定値 :C、51.77;H、7.27;N、5.19 製造例 27 N−〔2−{(3,4−ジクロロフエニル)チオ}
エチル〕−N−(1−メチルエチル)カルバミン
酸フエニルエステル 29.9g(0.1モル)のN−〔2−{3,4−ジク
ロロフエニル)チオ}エチル〕−2−プロパンア
ミンと10.1g(0.1モル)のトリエチルアミンを
400mlのベンゼンに溶かし、クロロギ酸フエニル
のベンゼン溶液を1/2時間かけて加えた。室温で
一夜撹拌した。クロロホルムを加え、水、つい
で、NaOH5%水溶液で抽出した。有機層を1N硫
酸ついで希NaOHで抽出し、ついで蒸発して油
状物とした。この油状物の一部を80℃で一夜真空
乾燥した。 分 析 計算値 C18H19NO2SCl2
:C、56.25;H、4.98;N、3.64 測定値 :C、55.89;H、4.89;N、3.58 製造例 28 N−〔2−{(3,4−ジクロロフエニル)スル
ホニル}エチル〕−N−(1−メチルエチル)カ
ルバミン酸フエニルエステル 製造例32記載の一般法でN−〔2−{3,4−ジ
クロロフエニル)チオ}エチル〕−N−(1−メチ
ルエチル)カルバミン酸フエニルエステルをメタ
クロ過安息香酸で酸化して題記化合物を得た。 製造例 29 N−〔2−{(3,4−ジクロロフエニル)スル
ホニル}エチル〕−2−プロパンアミン 44.72g(0.107モル)のN−〔2−{(3,4−
ジクロロフエニル)スルホニル}エチル〕−N−
(1−メチルエチル)カルバミン酸フエニルエス
テルを300mlの48%HBrに溶かし、12時間還流加
熱した。室温に迄冷やし、50%NaOH−氷でア
リカリ性にし、クロロホルム抽出した。クロロホ
ルム層を1N硫酸で抽出した。硫酸層をクロロホ
ルム抽出し、クロロホルム層をあわせ、蒸発して
油状物として題記化合物の遊離塩基を得た。この
油状物の一部をHClエーテル溶液と反応させて全
収率32.4%の白色結晶生成物、mp219〜221℃.
を得た。 分 析 計算値 C11H15NO2SCl3
:C、39.84;H、4.56;N、4.22 測定値 :C、39.62;H、4.90;N、4.19 製造例 30 N−〔2−{(4−フルオロフエニル)チオ}エ
チル〕−2−プロパンアミン・HCl 70.0g(0.546モル)のp−フルオロチオフエ
ノール、44.0g(0.546モル)の2−クロロエタ
ノール、75.5g(0.546モル)の炭酸Kを800mlの
アセトニトリルに混じ一夜還流加熱した。過
し、ストリツピング乾燥した。ついで残渣を
NaOH水溶液とクロロホルムに分配した。溶媒
を蒸発して、所望2−{(4−フルオロフエニル)
チオ}エタノールに対応するNMRスペクトルを
持つ淡褐色油状物を得た。これを500mlのベンゼ
ンに溶かし、62.6g(0.546モル)の塩化メタン
スルホニルを30分かけて、氷浴を使い冷却しなが
ら加えた。一夜室温で撹拌し、過し、ストリツ
ピング乾燥した。残渣を5%NaOHとクロロホ
ルムに分配した。クロロホルム蒸発により、約70
%の2−{(4−フルオロフエニル)チオ}エタノ
ールのメタンスルホン酸塩(NMRスペクトルで
確認)からなる油状物を得た。この粗メシレート
(125g)を200mlのイソプロピルアミンと共に室
温で5日間撹拌した。ストリツピング乾燥し、ク
ロロホルムと水に分配した。クロロホルム層を
1N硫酸抽出した。酸性層をアルカリ性にし、ク
ロロホルム抽出した。クロロホルム層をあわせ、
溶媒を蒸発させて褐色油状物を得た。この油状物
をHClエーテル溶液と反応させてHCl塩を得た。
メタノール−ジエチルエーテルから再結晶して
41.5g(p−フルオロチオフエノール基準で30.5
%)の白色結晶生成物、mp113.5〜115℃.を得
た。 分 析 計算値 C11H17NSClF
:C、52.90;H、6.86;N、5.61 測定値 :C、52.92;H、6.88;N、5.70 製造例 31 N−〔2−{(4−フルオロフエニル)チオ}エ
チル〕−N−(1−メチルエチル)カルバミン酸
フエニルエステル 38.5g(0.15モル)のN−{2−(4−フルオロ
フエニル)チオ}エチル〕−1−メチルエタンア
ミンと15.5g(0.15モル)のトリエチルアミンを
300mlの塩化メチレンに溶かし、氷浴で冷却し撹
拌しながらクロロギ酸フエニル〔23.5g(0.15モ
ル)〕の塩化メチレン(100ml)溶液を15分かけて
滴下した。室温で一夜撹拌し、NaOH5%水溶液
で抽出した。クロロホルム層を乾燥し、過し、
蒸発して油状残渣を得た。これは晶出して白色固
体になつた。この固体の一部をイソプロピルエー
テルで研和し、冷蔵冷却した。固体を取し、一
夜80℃で真空乾燥した。白色結晶生成物(mp53
〜58℃)を得た。 分 析 計算値 C18H20NO2SF
:C、64.84;H、6.05;N、4.20 測定値 :C、64.97;H、6.06;N、4.13 製造例 32 N−〔2−{(4−フルオロフエニル)スルホニ
ル}エチル〕−N−(1−メチルエチル)カルバ
ミン酸フエニルエステル 54.76g(0.164モル)のN−〔2−{(4−フル
オロフエニル)チオ}エチル〕−N−(1−メチル
エチル)カルバミン酸フエニルエステルと、
179.64g(0.832モル)のメタクロロ過安息香酸
との混合物を室温で一夜撹拌した。生成混合物を
5%NaOHついで亜硫酸Na水溶液で抽出した。
塩化メチレンに懸濁含有されていた白色固体をエ
タノール添加により溶かした。乾燥し、過し、
溶媒を蒸発して油状物を得た、これは放置したら
晶出した。この固体の一部をイソプロビルエーテ
ルを研和し、80℃で一夜真空乾燥して白色結晶固
定、mp94〜95℃.を得た。 分 析 計算値 C18H20NO4SF
:C、59.16;H、5.52;N、3.83 測定値 :C、58.87;H、5.39;N、3.57 製造例 33 N−〔2−{(4−フルオロフエニル)スルホニ
ル}エチル〕−2−プロパンアミン・HCl 60.25g(0.165モル)のN−〔2−{(4−フル
オロフエニル)スルホニル}エチル〕−N−(1−
メチルエチル)カルバミン酸フエニルエステルを
400mlの48%HBrに溶かし8時間還流加熱した。
氷で冷やし、50%NaOHでアルカリ性にした。
水相をクロロホルム抽出した。クロロホルム層を
NaOH抽出した。クロロホルム層蒸発で油状残
渣を得た。この油状物を塩化メチレンに溶かし
1N硫酸抽出した。酸性層と氷と50%NaOHとの
混合物でアルカリ性にし、クロロホルム抽出し
た。クロロホルム除去で油状物として題記化合物
の遊離塩基を得た。これをメタノールに溶かし、
HClエーテル溶液と反応させてそのHCl塩を得
た。メタノールジエチルエーテルからの再結晶で
白色結晶生成物(mp168〜169℃)を31.1%の収
率で得た。 分 析 計算値 C11H17NO2SF
:C、46.89;H、6.08;N、4.97 測定値 :C、46.71;H、6.09;N、4.98 製造例 34 N−〔2−{(4−メトキシフエニル)スルホニ
ル}エチル〕−2−プロパンアミン・HCl 16.46g(0.055モル)のN−〔2−{(4−クロ
ロフエニル)スルホニル}エチル〕−1−メチル
エタンアミンHClと16.2g(0.3モル)のメチル酸
Naを500mlのジメチルスルホキシドに溶かし95℃
で2時間、撹拌しながら加熱した。回転エボポレ
ータで溶媒を減圧除去し、残渣を水とクロロホル
ムに分配した。水相を50%NaOHで強アルカリ
性とし、クロロホルム抽出した。クロロホルム層
をあわせ、蒸発して油状物とした。この油状物を
HClエーテル溶液と反応させた。生成塩をメタノ
ール−ジエチルエーテルから再結晶させて9.11g
(56.4%)の白色結晶生成物、mp142〜145℃を得
た。 分 析 計算値 C12H30NO3SCl
:C、46.06;H、6.86;N、4.77 測定値 :C、48.98;H、6.91;N、4.80 製造例 35 2−{2−(フエニルスルホニル)エチル}−1H
−イソインドール−1,3−(2H)−ジオン 30.7g(0.15モル)の2−クロロエチルフエニ
ルスルホンと69.5g(0.375モル)のKフタルイ
ミドを600mlのジメチルホルムアミドに溶かして
85℃で一夜加熱した。ストリツピング乾燥し、残
渣を水とクロロホルムに分配した。クロロホルム
層を乾燥し、過し、溶媒を液から蒸発させ油
状物(放置したら晶出した)を得た。固化後にイ
ソプロピルエーテルで研和し、冷蔵冷却した。固
体を取し、乾燥し、メタノール−イソピロピル
エーテルから再結晶して白色結晶生成物、mp186
〜188℃.を35.7%収率で得た。 分 析 計算値 C16H13NO4S
:C、60.94;H、4.16;N、4.44 測定値 :C、60.70;H、4.13;N、4.42 製造例 36 2−(フエニルスルホニル)エタンアミン・
HCl 32.3g(0.102モル)の2−{2−(フエニルス
ルホニル)エチル}−1H−イソインドール−1,
3−(2H)−ジオンと11.8g(0.2モル)の85%ヒ
ドラジン水和物を500mlの無水エタノールに溶か
し、6時間還流した。室温に迄冷却し過し、濃
縮した。濃縮物をクロロホルムに溶かし、5%
NaOHで抽出した。クロロホルム層を乾燥、蒸
発して澄明油状物を得た。この油状物(題記化合
物の遊離塩基)をHClエーテル溶液と反応した。
沈澱塩をメタノール−ジエチルエーテルから再結
晶して白色結晶生成物、mp151〜154℃.を収率
40.5%で得た。 分 析 計算値 C8H12NO2SCl
:C,43.34;H,5.46;N,6.32 測定値 :C,43.09;H,5.44;N,6.42 製造例 37 N−〔2−{(4−クロロフエニル)チオ}エチ
ル〕−N−(1−メチルエチル)カルバミン酸フ
エニルエステル 22.8g(0.1モル)のN−〔2−{(4−クロロフ
エニル)チオ}エチル〕−1−メチルエタンアミ
ン(製造例1の油状物)と10.1g(0.1モル)の
トリエチルアミンを300mlの塩化メチレンに溶か
して撹拌下、クロロギ酸フエニル〔15.7g(0.1
モル)〕の塩化メチレン(100ml)溶液を滴下し
た。室温で一夜撹拌した。塩化メチレン層を5%
NaOHついで1N硫酸で抽出した。塩化メチレン
層を濃縮して油状物を得た。これは晶出して白色
固体となつた。イソプロピルエーテルから再結晶
して白色結晶生成物、mp54〜56℃.を79.6%の
収率で得た。 分 析 計算値 C18H20NO2SCl
:C,61.79;H,5.76;N,4.00 測定値 :C,61.77;H,5.77;N,3.98 製造例 38 N−〔2−{(4−クロロフエニル)スルホニル}
エチル〕−N−(1−メチルエチル)カルバミン
酸フエニルエステル N−〔2−{(4−クロロフエニル)チオ}エチ
ル〕−N−(1−メチルエチル)カルバミン酸フエ
ニルエステル〔33.88g(0.089モル)〕の塩化メ
チレン(1)冷溶液に20分かけて固体の120.8
g(0.7モル)のm−クロロペルオキシ安息香酸
を分けて加えた。室温で一夜撹拌した。塩化メチ
レン層を5%NaOHと重亜硫酸Naで抽出した。
塩化メチレン層を濃縮して得た油状物を放置した
ら晶出した。イソプロピルエーテルからの再結晶
で白色結晶生成物、mp77.5〜79.0℃.を85.3%の
収率で得た。 製造例 39 N−〔2−{(4−クロロフエニル)スルホニル}
エチル〕−1−メチルエタンアミンHCl 製造例29の方法でN−〔2−{(4−クロロフエ
ニル)スルホニル}エチル〕−N−(1−メチルエ
チル)カルバミン酸フエニルエステルをN−〔2
−{(3,4−ジクロロフエニル)スルホニル}エ
チル〕−N−(1−メチルエチル)カルバミン酸フ
エニルエステルの代わりに使い題記化合物を得
た。 製造例 40 2−{メチル−(2−フエニルエチル)アミノ}
アセトニトリル N−メチルフエネチルアミン、クロロアセトニ
トリル、過剰のトリエチルアミンを無水エタノー
ルに溶かし16時間還流した。溶媒を真空除去し、
残渣を塩化メチレンと水に分配した。塩化メチレ
ン溶液を数回、希硫酸で抽出した。得た酸性抽出
物を50%NaOHで塩基性にし、塩化メチレン溶
液を硫酸Mgで乾燥し、溶媒を真空除去して題記
化合物を得た。 製造例 41 N−メチル−N−(2−フエニルエチル)−1,
2−エタンジアミン・マレイン酸塩 2−{メチル−(2−フエニルエチル)アミノ}
アセトニトリルと過剰量の水素化アルミニウムリ
チウムとをテトラヒドロフランに混じ室温で4時
間撹拌した。NaOH希水溶液をHガス発生が止
む迄ゆつくり加えた。過し、溶媒を液から真
空除去した。残渣を塩化メチレンと水に分配し
た。塩化メチレン溶液を硫酸Mgで乾燥し、溶媒
を真空除去して題記化合物の遊離塩基を得た。こ
れをマレイン酸と反応させて生成物を得た。 製造例 42 2−{メチル(フエニルメチル)アミノ}アセ
トニトリル 製造例40の方法でベンジルメチルアミンをN−
メチルフエネチルアミンの代りに使い題記化合物
を得た。 製造例 43 N−メチル−N−(フエニルメチル)−1,2−
エタンジアミン・マレイン酸塩 製造例41の方法で2−{メチル(フエニルメチ
ル)アミノ}アセトニトリルを2−{メチル−(2
−フエニルエチルアミノ)}アセトニトリルの代
わりに使い題記化合物を得た。 製造例 44 N−メチル−2−(フエニルスルホニル)エタ
ンアミン 2−クロロエチルフエニルスルホンと大過剰の
メチルアミン(40%水溶液)をアセトニトリルに
溶かし、室温で一夜撹拌した。溶媒を真空除去
し、残渣を塩化メチレンと希NaOHに分配した。
塩化メチレン溶液を希硫酸抽出した。生成酸性抽
出液を50%NacH塩基性とし、塩化メチレン抽出
した。塩化メチレン溶液を硫酸Mgで乾燥し、溶
媒を真空除去して題記化合物を得た。 製造例 45 N−〔2−{(2−フラニルメチル)チオ}エチ
ル〕−2−プロパンアミンHCl 製造例1の方法で1,2−クロロエチルフラニ
ルメチルスルフイドを2−クロロエチル−p−ク
ロロフエニルスルフイドの代わりに使い題記化合
物を得た。 製造例 46 N−〔2−{(2−フラニルメチル)スルフイニ
ル}エチル〕−2−プロパンアミン 製造例3の方法でN−〔2−{フラニルメチル)
チオ}エチル〕−2−プロパンアミンをN−〔2−
{フラニルメチル)チオ}エチル〕−1−メチルエ
タンアミンの代わりに使い題記化合物を得た。 製造例 47 N−〔2−{(フエニルメチル)チオ}エチル〕−
2−プロパンアミン・HCl 製造例1の方法でベンジル2−クロロエチルス
ルフイドを2−クロロエチル−p−クロロフエニ
ルスルフイドの代わりに使い題記化合物を得た。 製造例 48 N−〔2−{(フエニルメチル)スルフイニル}
エチル〕−2−プロパンアミン 製造例5の方法でN−〔2−{(フエニルメチル)
チオ}エチル〕−2−プロパンアミンをN−〔2−
{(4−クロロフエニル)チオ}エチル〕−1−メ
チルエタンアミンの代わりに使い題記化合物を得
た。 製造例 49ave 製造例5の方法で2−クロロエチル−p−クロ
ロフエニルスルホンの代わりに 2−クロロエチルp−ブロモフエニルスルホ
ン; 2−クロロエチル4−t−ブチルフエニンスル
ホン; 2−クロロエチル2−フラニルメチルスルホ
ン; 2−クロロエチルベンジルスルホン; 2−クロロエチル3−(トリフルオロメチル)
フエニルスルホン; を使い (a) N−〔2−{(4−ブロモフエニル)スルホニ
ル}エチル〕−2−プロパンアミン; (b) N−〔2−{(4−ブチルフエニル)スルホニ
ル}エチル〕−2−プロパンアミン; (c) N−〔2−{(2−フラニルメチル)スルホニ
ル}エチル〕−2−プロパンアミン; (d) N−〔2−{(2−フエニルメチル)スルホニ
ル}エチル〕−2−プロパンアミン; (e) N−〔2−〔{3−(トリフルオロメチル)フエ
ニル}スルホニル〕エチル〕−2−プロパンア
ミン; を得た。 以下の実施例1〜60は本発明の化合物の製造の
例示である。構造式は表1に示す。 実施例 1 N−〔2−{(4−クロロフエニル)チオ}エチ
ル〕−N′−{2(ジメチルアミノ)エチル}−N
−(1−メチルエチル)尿素・フマル酸塩
(1:1.5) 25mlの12.5%ホスゲンをベンゼン(0.0475モ
ル)に溶かし、これと6.42gのプロトンスポンジ
{1,8−ビス−(ジメチルアミノ)ナフタレ
ン}(0.03モル)と共に300mlの塩化メチレンに溶
かし、6.87g(0.03モル)のN−〔2−{(4−ク
ロロフエニル)チオ}エチル〕−1−メチルエタ
ンアミン(製造例1の油状物)を含む塩化メチレ
ン溶液を45分かけて加えた。室温で2.5時間撹拌
し、1N硫酸溶液で抽出した。塩化メチレン層を
無水炭酸Kで乾燥した。有機溶媒を回転エバポレ
ータで除いて油状残渣を得、これをテトラヒドロ
フランに溶かした。5.28g(0.06モル)のN、N
−ジメチルエチレンジアミン(非対称ジメチルエ
チレンジアミン)を加えた。ストリツピング乾燥
し、残渣を水とクロロホルムに分配し、ついでク
ロロホルム層を水で数度洗つた。クロロホルム層
を蒸発して黄色油状物として題記化合物の遊離塩
基を得、これをフマル酸と反応させて結晶固体を
得た。メタノール−ジエチルエーテルからの再結
晶で6.86g(44.1%)の白色結晶生成物、mp101
〜103.5℃、を得た。 分 析 計算値 C22H32N3O7SCl
:C,51.00;H,6.23;N,8.11 測定値 :C,50.65;H,6.20;N,8.17 実施例 2 N−{2−(ジメチルアミノ)エチル}−N−(1
−メチルエチル)−N−〔2−{(2−ナフチレ
ン)チオエチル}〕尿素・コハク酸塩(1:
1.5) 方法Aと実施例1の方法で 0.0475モルホスゲン;プロトンスポンジ 5.81g(0.0237モル)の1−メチル−N−{2
−(2−ナフチレニルチオ)エチル}エタンアミ
ン(製造例2で得た塩酸塩の中和で得た) 4.40g(0.05モル)の非対称−N,N−ジメチ
ルエチレンジアミン、 を順次反応させて油状物として題記化合物の遊離
塩基を得、これをついでコハク酸と反応させて題
記化合物を得た(45 3%)、mp96〜98℃。 計算値 C26H38N3O7S
:C,58.19;H,7.14;N,7.83 測定値 :C,58.06;H,7.16;N,7.75 実施例 3 N−〔2−{4−(クロロフエニル)スルホニル)
エチル}−N′−{2−(ジメチルアミノ)エチ
ル}−N−(1−メチルエチル)尿素・マレイン
酸塩(1:1.5) 方法Aと実施例1の方法で 0.0475モルホスゲン;プロトンスポンジ 6.53g(0.025モル)のN−〔2−{(4−クロロ
フエニル)スルホニル}−1−メチルエタンアミ
ン(製造例5の油状物) 4.20g(0.05モル)非対称−N、N−ジメチル
エチレンジアミン、 を順次反応させて油状物として題記化合物の遊離
塩基を得、これをついでマレイン酸と反応させて
題記化合物を得た(73.5%)、mp134〜135℃。 計算値 C20H30N3O7SlS
:C,48.83;H,6.15;N,8.54 測定値 :C,48.76;H,6.15;N,8.57 実施例 4 N−〔2−{(4−クロロフエニル)スルホニル}
エチル〕−N′−{2−(ジメチルアミノ)エチ
ル}−N−(1−メチルエチル)尿素・酒石酸塩
(1:1) 方法Aと実施例1の方法で 0.060モルホスゲン;プロトンスポンジ 10.44g(0.04モル)のN−〔2−{(4−クロロ
フエニル)スルホニル}エチル〕−1−メチルエ
タンアミン(製造例5で得た油状物)9.28g
(0.08モル)の非対称−N、N−ジエチルエチレ
ンジアミン、 を順次反応させて油状物として題記化合物の遊離
塩基を得、これをついで酒石酸と反応させて題記
化合物を得た(55.8%)、mp135〜137℃。 計算値 C22H36N3O9SCl
:C,47.69;H,6.65;N,7.58 測定値 :C,47.75;H,,6.61;N,7.58 実施例 5 N−〔2−{(4−クロロフエニル)スルホニル}
エチル〕N′−{2−(ジメチルアミノ)エチル}
−N′−(1−メチルエチル)尿素・マレイン酸
塩(1:1) 方法Aと実施例1の方法で 0.1014モルホスゲン;プロトンスポンジ 9.97g(0.045モル)の2−{(4−クロロフエ
ニル)スルホニル}エタンアミン(製造例8で得
た油状物) 5.05g(0.05モル)のトリエチルアミン、5.92
g(0.046モル)のN−イソプロピル−N、N−
ジメチルンジアミン、 を順次反応させて油状物を得、これを晶出させ
て、褐色固体として題記化合物の遊離塩基を得、
これをついでマレイン酸と反応させて題記化合物
を得た(41.2%)、mp125〜126.5℃。 計算値 C20H30N3O7SCl
:C,48.83;H,6.15;N,8.54 測定値 :C,48.64;H,6.16;N,8.58 実施例 6 N−〔2−{(4−クロロフエニル)スルホニル}
エチル〕−N′−{2−ジメチルアミノ)エチル}
−N−(1−メチルエチル)チオ尿素・半フマ
ル酸塩 方法Aと実施例1の方法で 4.90g(0.043モル)のチオホスゲン;プロト
ンスポンジ 、 7.83g(0.03モル)のN−{(4−クロロフエニ
ル)スルホニル}エチル〕−1−メチルエタンア
ミン(製造例5の油状物)、 5.28g(0.06モル)の非対称−N、N−ジメチ
ルエチレンジアミン、 を順次反応させて油状物を得これをシリカゲルカ
ラムクロマトグラフイー〔5〜95(メタノール〜
クロロホルム)で溶出〕に付した。純フラクシヨ
ンをあわせ、溶除を除き、油状物として題記化合
物の遊離塩基を得た。これをフマル酸と反応させ
て題記化合物を得た。(16.6%)、mp141〜142℃。 計算値 C18H28N3O4S2Cl
:C,48.04;H,6.27;N,9.34 測定値 :C,47.74;H,6.21;N,9.35 実施例 7 N−〔2−{(4−クロロフエニル)スルフイニ
ル}エチル〕−N′−{2−(ジメチルアミノ)エ
チル}−N−(1−メチルエチル)尿素・フマル
酸塩(1:1) (方法Bの実証) 4.70g(0.029モル)の1、1′−カルボニルジイ
ミダゾールと2.38g(0.027モル)のN、N−ジ
メチルアミノエチルアミンをテトラヒドロフラン
(前もつて室温で50分撹拌)に溶かし、N−〔2−
{(4−クロロフエニル)スルフイニル}エチル〕
−1−メチルエタンアミン〔6.14g(0.0251モ
ル)〕のテトラヒドロフラン溶液を加えた。約10
時間還流し、溶媒を真空除去して油状残渣を得
た。これを塩化メチレンに溶かし、水で数度抽出
洗滌した。塩化メチレン溶液を硫酸Mgで乾燥
し、真空蒸発させて油状物として題記化合物の遊
離塩基を得た。これをメタノールに溶かし、フマ
ル酸と反応させ、ジエチルエーテルの添加により
塩を結晶固体(58.6%)、mp112.5〜114.5℃、と
して沈殿させた。 分 析 計算値 C20H30N3O6SCl
:C,50.47;H,6.35;N,8.83 測定値 :C,50.45;H,6.38;N,8.86 実施例 8 N′−{2−(ジメチルアミノ)エチル}−N−
(1−メチルエチル)−N−{2−(フエニルスル
ホニル)エチル}尿素・マレイン酸(1:1) 方法Bと実施例7の方法により 5.67g(0.035モル)の1、1−カルボニルジ
イミダゾール、2.91g(0.03モル)のN、N−ジ
メチルアミノエチルアミン、6.00g(0.026モル)
の1−メチル−N−{2−(フエニルスルホニル)
エチル}エタンアミン(製造例6の油状物)、 を順次反応させて油状物として題記化合物の遊離
塩基を得、ついでこれをマレイン酸と反応させて
題記化合物を製造した。39.2%、mp103〜105℃、 分 析 計算値 C20H31N3O7S
:C,52.50;H,6.83;N,9.18 測定値 ;C,52.48;H,6.90;N,9.18 実施例 9 N′−{2(ジエチルアミノ)エチル}−N−(1
−メチルエチル)−N−{2−(フエニルスルホ
ニル)エチル}尿素・マレイン酸塩(1:1) 方法Bと実施例7の方法で 9.72g(0.060モル)の1,1′−カルボニルジイ
ミダゾール、 5.19g(0.045モル)のN、N−ジエチルアミ
ノエチルアミン、 10.33g(0.046モル)の1−メチル−N−{2
−(フエニルスルホニル)エチル}エタンアミン
(製造例6の油状物) を順次反応させ、油状物として題記化合物の遊離
塩基を得、ついでこれをマレイン酸と反応させ題
記化合物、mp88〜90℃を製造した。 計算値 C22H35N3O7S
:C,54.42;H,7.27;N,8.65 測定値 :C,54.33;H,7.30;N,8.63 実施例 10 N′−{2−(ジメチルアミノ)エチル}−N−
(1−メチルエチル)−N−〔2−{(1−ナフタ
レンスルホニル)エチル〕尿素・マレイン酸塩 35mlのベンベン中12.5%ホスゲン(0.0665モ
ル)と9.0gのプロトンスポンジ 〔1,8−ビ
ス−(ジメチルアミノ)ナフタレン〕(0.02モル)
を200mlの塩化メチレンに溶かし、4.60g
(0.0166モル)の1−メチル−N−〔2−{(1−ナ
フタレニル)スルホニル}エチル〕エタンアミン
(製造例12で褐色油状物として得た)の塩化メチ
レン(100ml)溶液を20分かけて加えた。室温で
1時間撹拌しついで1N硫酸抽出した。塩化メチ
レン層を分離し、炭酸カリウムで乾燥し、過
し、蒸発した。得た黄色結晶固体を350mlのテト
ラヒドロフランに溶かした。3.52g(0.04モル)
の非対称ジメチルエチレンジアミンを加え、室温
で一夜撹拌した。ストリツピング乾燥し、残渣を
クロロホルムと水に分配した。クロロホルム層を
蒸発して暗褐色油状物として題記化合物と遊離塩
基を得、これをマレイン酸と反応させた。生成塩
をメタノールジエチルエーテルから再結晶して
5.51g(65.4%)の黄色固体、mp126〜128℃、を
得た。 分 析 計算値 C24H33N3O7S
:C,56.79;H,6.55;N,8.28 測定値 :C,56.60;H,6.61;N,8.26 実施例 11 N′−{2−(ジエチルアミノ)エチル}−N−
(1−メチルエチル)−N−{2−(2,3−ジヒ
ドロ−1H−インデン−4−イル−スルホニル)
エチル}尿素・マレイン酸塩 方法Bで 1,1′−カルボニルジイミダゾール、 非対称−N、N−ジエチルエチレンジアミン、 1−メチル−N−{2−(2,3−ジヒドロ−
1H−インデン−4−イル−スルホニル)}エタン
アミン を順次反応させて題記化合物の遊離塩基を得、つ
いでこれをマレイン酸と反応させて題記化合物を
製造した。 実施例 12 N′−{2−(ジエチルアミノ)エチル}−N−
(1−メチルエチル)−N−{2−(2,3−ジヒ
ドロ−1H−インデン−5−イン−スルホニル)
エチル}尿素・マレイン酸塩 方法Bで 1,1′−カルボニルジイミダゾール、 非対称−N,N−ジエチルエチレンジアミン、 1−メチル−N−{2−(2,3−ジヒドロ−
1H−インデン−5−イル−スルホニル)}エタン
アミン を順次反応させて題記化合物の遊離塩基を得、つ
いでこれをマレイン酸と反応させて題記化合物を
製造した。 実施例 13 N′−{2−(ジエチルアミノ)エチル}−N−
(1−メチルエチル)−N−〔2−{(4−メチル
フエニル)スルホニル}エチル〕尿素・マレイ
ン酸塩 方法Bで 1,1−カルボニルジイミダゾール、 非対称−N,N−ジエチルエチレンジアミン、 N−〔2−{(4−メチルフエニル)スルホニル}
エチル〕−1−メチルエタンアミン を順次反応させて題記化合物の遊離塩基を得、つ
いでこれをマレイン酸と反応させて題記化合物を
製造した。 実施例 14 N′−{2−(ジエチルアミノ)エチル}−N−
(1−メチルエチル)−N−〔2−{(4−メトキ
シフエニル)スルホニル}エチル〕尿素・マレ
イン酸塩 方法Bで 1,1′−カルボニルジイミダゾール、 非対称−N,N−ジエチルエチレンジアミン、 N−〔2−{(4−メトキシフエニル)スルホニ
ル}エチル〕−1−メチルエタンアミン を順次反応させて題記化合物の遊離塩基を得、つ
いでこれをマレイン酸と反応させて題記化合物を
製造した。 実施例 15 N−〔2−{(3,5−ジクロロフエニル)スル
ホニル}エチル〕−N′−{2−(ジエチルアミ
ノ)エチル}−N−(1−メチルエチル)尿素・
マレイン酸塩 方法Bで 1,1′−カルボニルジイミダゾール、 非対称−N、N−ジエチルエチレンジアミン、
N−〔2−{(3,5−ジクロロフエニル)スルホ
ニル}エチル〕1−メチルエタンアミン を順次反応させて題記化合物の雄離塩基を得、つ
いでこれをマレイン酸と反応させて題記化合物を
製造した。 実施例 16 N′−{2−(ジエチルアミノ)エチル}−N−
〔2−{(3,4,5−トリメトキシフエニル)
スルホニル}エチル〕−N−(1−メチルエチ
ル)尿素・マレイン酸塩 方法Bで 1−1′−カルボニルジイミダゾール、 非対称−N,N−ジエチルエチレンジアミン、 N−〔2−{(3,4,5−トリメトキシフエニ
ル)スルホニル}エチル〕−1−メチルエタンア
ミン を順次反応させて題記化合物の遊離塩基を得、つ
いでこれをマレイン酸と反応させて題記化合物を
製造した。 実施例 17 N′−{2−(ジメチルアミノ)エチル}−N−
〔2−{(4−フルオロフエニル)スルホニル}
エチル〕−N−(1−メチルエチル)尿素・マレ
イン酸塩 方法Bで 1,1′−カルボニルジイミダゾール、 非対称−N,N−ジエチルエチレンジアミン、 N−〔2−{(4−フルオロフエニル)スルホニ
ル}エチル〕−1−メチルエタンアミン を順次反応させて題記化合物の遊離塩基を得、つ
いでこれをマレイン酸と反応させて題記化合物を
製造した。 実施例 18 N′−{2−(ジエチルアミノ)エチル}−N−
(1−メチルエチル)−N−〔2−{(4−トリフ
ルオロメチルフエニル)スルホニル}エチル〕
尿素・マレイン酸塩 方法Bで 1,1′−カルボニルジイミダゾール、 非対称−N,N−ジエチルエチレンジアミン、 1−メチル−N−〔2−{(4−トリフルオロメ
チルフエニル)スルホニル}〕エタンアミン を順次反応させて題記化合物の遊離塩基を得、つ
いでこれをマレイン酸と反応させて題記化合物を
製造した。 実施例 19 N−〔2−{(4−シアノフエニル)スルホニル}
エチル〕−N′−{2−(ジエチルアミノ)エチ
ル}−N−(1−メチルエチル)尿素・マレイン
酸塩 方法Bで 1,1′−カルボニルジイミダゾール、 非対称−N,N−ジエチルエチレンジアミン、 N−〔2−{(4−シアノフエニル)スルホニル}
エチル〕エタンアミン を順次反応させて題記化合物の遊離塩基を得、つ
いでこれをマレイン酸と反応させて題記化合物を
製造した。 実施例 20 N−〔3−{(4−クロロフエニル)スルホニル}
プロピル〕−N′−{2−(ジエチルアミノ)エチ
ル}−N′−(1−メチルエチル)尿素・マレイ
ン酸塩 方法Bで 1,1′−カルボニルジイミダゾール、 3−{(4−クロロフエニル)スルホニル}プロ
パンアミン(製造例10で中和で製造した遊離塩
基)、 N−イソプロピル−N,N′−ジエチルエチレ
ンジアミン を順次反応させて題記化合物の遊離塩基を得、つ
いでこれをマレイン酸と反応させて題記化合物を
製造した。 実施例 21 N′−{2−(ジエチルアミノ)エチル}−N−
(1−メチルエチル)−N−{3−(フエニルスル
ホニル)プロピル}尿素・マレイン酸塩 方法Cで 1,1′−カルボニルジイミダゾール、3−(フ
エニルスルホニル)プロパンアミン、 N−イソプロピル−N′,N′−ジエチルエチレ
ンジアミン、 を順次反応させて題記化合物の遊離塩基を得、つ
いでこれをマレイン酸と反応させて題記化合物を
製造した。 実施例 22 N′−{3−(ジメチルアミノ)プロピル}−N−
(1−メチルエチル)−N−{2−(フエニルスル
ホニル)エチル}尿素・マレイン酸塩 方法Bで 1,1′−カルボニルジイミダゾール、 非対称−N,N−ジメチルプロピレンジアミン
製造例6の油状物) 1−メチル−N−{2−(フエニルスルホニル)
エチル}エタンアミン(製造例6の油状物) を順次反応させて題記化合物の遊離塩基を得、つ
いでこれをマレイン酸と反応させて題記化合物を
製造した。 実施例 23 N−(1−メチルエチル)−N−{2−(フエニル
スルホニル)エチル}N′−{2−(1−ピリジ
ニル)エチル}尿素・蓚酸塩 方法Bで N−(2−アミノエチル)ピロジジン、 1,1′−カルボニルジイミダゾール、 非対称−N,N−ジエチルエチレンジアミン、 1−メチル−N−{2−(フエニルスルホニル)
エチル}エタンアミン(製造例6の油状物) を順次反応させて題記化合物の遊離塩基を得、つ
いでこれを蓚酸と反応させて題記化合物を製造し
た。 実施例 24 実施例23の方法でN−(2−アミノエチル)ピ
ロリジンの代わりに N−(2−アミノエチル)ピペリジン、 N−(2−アミノエチル)モルホリン、 N−(2−アミノエチル)−4−メチルピペラジ
ン−1−イル を使い N−(1−メチルエチル)−N−{2−(フエニル
スルホニル)エチル}−N′−{2−(1−ピペリジ
ニル)エチル尿素・蓚酸塩、 N−(1−メチルエチル)−N−{2−(フエニル
スルホニル)エチル}−N′−{2−(4−モルホリ
ノ)エチル尿素・蓚酸塩、 N−(1−メチルエチル)−N−{2−(フエニル
スルホニル)エチル}−N′−{2−(4−メチルピ
ペラジン−1−イル)エチル}尿素・蓚酸塩 を得た。 実施例 25 N−シクロヘキシル−N′−{2−(ジエチルア
ミノ)エチル}−N{2−(フエニルスルホニル)
エチル}尿素・マレイン酸塩 方法Bで 1,1′−カルボニルジイミダゾール、 N,N−ジエチルアミノエチルアミン、 N−シクロヘキシル−N−{2−(フエニルスル
ホニル)エチル}アミン を順次反応させて題記化合物の遊離塩基を得、つ
いでこれをマレイン酸と反応させて題記化合物を
製造した。 実施例 26 N′−{2−(ジエチルアミノ)エチル}−N−
(フエニル)−N−{2−(フエニルスルホニル)
エチル}尿素・マレイン酸塩 方法Bで 1,1′−カルボニルジイミダゾール、 N,N−ジエチルアミノエチルアミン、 N−フエニル−N−{2−(フエニルスルホニ
ル)エチル}アミン を順次反応させて題記化合物の遊離塩基を得、つ
いでこれをマレイン酸と反応させて題記化合物を
製造した。 実施例 27 N−ベンジルN′−{2−(ジエチルアミノ)エ
チル}−N−(1−メチルエチル)−N−{2−
(フエニルスルホニル)エチル}尿素・マレイ
ン酸塩 方法Bで 1,1′−カルボニルジイミダゾール、 N,N−ジエチルアミノエチルアミン、 N−ベンジル−N−{2−(フエニルスルホニ
ル)エチルアミン を順次反応させて題記化合物を遊離塩基を得、つ
いでこれをマレイン酸と反応させて題記化合物を
製造した。 実施例 28 N−(1−メチルエチル)−N−{2−(フエニル
スルホニル)エチル}−N′−(2−アミノエチ
ル)尿素 方法Aでホスゲン、プロトンスポンジ 、1−
メチル−N−{2−(フエニルスルホニル)エチ
ル}エタンアミン(製造例6の油状物)、エチレ
ンジアミンを順次反応させて題記化合物を得た。 実施例 29 N′−{2−(メチルアミノ)エチル}−N′−メチ
ル−N−(1−メチルエチル)−N−{2−(フエ
ニルスルホニル)エチル}尿素・マレイン酸塩 方法Aでホスゲン、プロトンスポンジ 、1−
メチル−N−{2−(フエニルスルホニル)エチ
ル}エタンアミン(製造例6の油状物)、非対称
N,N−ジメチルエチレンジアミンを順次反応さ
せて題記化合物の遊離塩基を得、ついでこれをマ
レイン酸と反応させて題化合物を得た。 実施例 30 N′−{2−(ジエチルアミノ)エチル}−N−
(1−メチルエチル)−N−{2−(フエニルスル
ホニル)エチル}チオ尿素・フマル酸塩 実施例6の方法でチオホスゲン、プロトンスポ
ンジ 、1−メチル−N−{2−(フエニルスルホ
ニル)エチル}エタンアミン(製造例6の油状
物)、非対称−N,N−ジエチルエチレンジアミ
ンを順次反応させて題記化合物を遊離塩基を得、
これをフマル酸と反応させ題記化合物を得た。 実施例 31 N′−{2−(ジメチルアミノ)エチル}−N−
(1−メチルエチル)−N−〔2−{(4−メチル
フエニル)スルホニル}エチル〕尿素・マレイ
ン酸塩 方法Aと実施例1の方法でホスゲン、プロトン
スポンジ 、1−メチル−N−〔2−{(4−メチ
ルフエニル)スルホニル}エチル〕エタンアミン
(製造例14で得た油状物)、非対称−N,N−ジメ
チルエチレンジアミンをを順次反応させて題記化
合物の遊離塩基を油状物として得、ついでこれを
マレイン酸と反応させて題記化合物を得た。 実施例 32(方法C) N−〔2−{(4−クロロフエニル)スルホニル}
エチル〕−N′−{2−(ジメチルアミノ)エチ
ル}−N′−(1−メチルエチル)尿素・マレイ
ン酸塩 等モル量の1,1′−カルボニルジイミダゾール
と3−{(4−クロロフエニル)スルホニル}エタ
ンアミン(製造例10の遊離塩基)とをテトラヒド
ロフランに溶かし、室温で数時間撹拌した。N−
イソプロピル−N′,N′−ジメチレンジアミンを
50%モル過剰量で加え、数時間撹拌しながら還流
加熱した。テトラヒドロフランを除き、生成油状
物をクロロホルムと水に分配した。クロロホルム
層蒸発により遊離塩基を単離し、その後にマレイ
ン酸と反応させた。 実施例 33(方法D) N−〔3−{(4−クロロフエニル)スルホニル}
プロピル〕−N′−(1−メチルエチル)−N′−
{2−(ジメチルアミノ)エチル}尿素・マレイ
ン酸塩 ホスゲンを塩化メチレンに溶かし、同じく塩化
メチレンに溶かした等モル量のN′−イソプロピ
ル−N,N′−ジメチルエチレンジアミンを30分
かけて加えた。室温で1時間撹拌した。撹拌下等
モル量の3−{(4−クロロフエニル)スルホニ
ル}プロパンアミン(製造例10の遊離塩基)と2
倍モル部のトリエチルアミンを30分かけて滴下し
た。室温で一夜撹拌し、その後にNaOH10%水
溶液で抽出した。塩化メチレン層を1N硫酸で抽
出した。酸層をアルカリ性にし、クロロホルムで
抽出した。クロロホルム層を蒸発して題記化合物
の遊離塩基を得た。この遊離塩基をマレイン酸と
の反応でマレイン酸塩に変え、通常溶媒の使用で
再結晶した。 実施例 34 N−{2−(ジメチルアミノ)エチル}−N−(1
−メチルエチル)−N−〔2−{(1−ナフタレン
イルチオ)}エチル〕尿素・マレイン酸塩 方法Aと実施例10の方法でホスゲン、プロトン
スポンジ 、1−メチル−N−{2−(1−ナフタ
レニルチオ)エチル}エタンアミン(製造例11の
遊離塩基)、非対称−ジメチルエチレンジアミン
を順次反応させて題記化合物を遊離塩基を得、こ
れをマレイン酸と反応させて題記化合物製造し
た。 実施例 35 N′−{2−(ジメチルアミノ)エチル}−N−
(1−メチルエチル)−N−〔2−{(1−ナフタ
レンスルホニル)}エチル〕尿素・マレイン酸
塩 方法Bと実施例7の方法で、1,1′−カルボニ
ルジイミダゾール、非対称−ジメチルエチレンジ
アミン、1−メチル−N−{2−(1−ナフタレン
スルフイニル)エチル}エタンアミン(製造例18
の遊離塩基)を順次反応させて題記化合物の遊離
塩基を得、ついでこれをマレイン酸と反応させて
題記化合物を製造した。 実施例 36 N′−{2−(ジメチルアミノ)エチル}−N−
(1−メチルエチル)−N−〔2−{(4−ニトロ
フエニルスルホニル)}エチル〕尿素・マレイ
ン酸塩 方法Bで1,1′−カルボニルジイミダゾール、
非対称−N,N−ジメチルエチレンジアミン、N
−〔2−{(4−ニトロフエニル)スルホニル}エ
チル〕−1−メチルエタンアミン(製造例16)を
順次反応させて題記化合物を遊離塩基を得、これ
をマレイン酸と反応させて題記化合物を製造し
た。 実施例 37 N′−{2−(ジメチルアミノ)エチル}−N−
(1−メチルエチル)−N−{2−(1−ナフタレ
ニルチオ)エチル}尿素・蓚酸塩 7.0g(0.0327モル)のプロトンスポンジ と
ホスゲン(ベンゼン中12.5%溶液80ml)を400ml
の塩化メチレンに溶かし、1−メチル−N{2−
(1−ナフタレニルチオ)エチル}エタンアミン
(製造例11の油状物)(8.03g;0.0327モル)の塩
化メチレン溶液を加えた。室温で2 1/2時間撹拌
し、ついで1N硫酸で抽出した。塩化メチレン層
を無水炭酸Kで乾燥し、過し、蒸発乾燥した。
残留油状物を400mlのテトラヒドロフランに溶か
した。5.75g(0.065モル)の非対称−ジメチル
エチレンジアミンを加えた。テトラヒドロフラン
を蒸発して油状物として題記化合物の遊離塩基を
得、これを蓚酸と反応させた。生成蓚酸塩をメタ
ノール−ジエチルエーテルから再結晶して8.86g
(60.3%)の白色結晶、mp101.5〜104℃、を得た。 分 析: 計算値 C22H31N3O5S
:C,58.78;H,6.95;N,9.35 測定値 :C,58.52;H,6.93;N,9.32 実施例 38 N′−{2−(ジエチルアミノ)エチル}−N−
(1−メチルエチル)−N−〔2−{(4−メチル
フエニル)スルホニル}エチル〕尿素・酒石酸
塩 ホスゲン(ベンゼン中12.5%溶液35ml)と4.28
g(0.02モル)のプロトンスポンジ を300mlの
塩化メチレンに溶かし、6.64g(0.0195モル)の
1−メチル−N−〔2−{(4−メチルフエニル)
スルホニル}エチル〕エタンアミン(製造例14の
油状物)の塩化メチレン溶液を45分かけて加え
た。生成溶液を室温で2時間撹拌し、1N硫酸で
抽出した。塩メエチレン溶液を無水炭酸Kで乾燥
し、過した。液を蒸発して油状物を得、これ
を300mlのテトラヒドロフランに溶かした。4.64
g(0.04モル)のN,N−ジエチルエチレンジア
ミンを加えた。約50時間撹拌後にテトラヒドロフ
ランを回転エバポレータで除き油状物を得た。こ
の油状物をクロロホルムと水に分配した。クロロ
ホルム除去により油状物として題記化合物の遊離
塩基を得た。この油状物を酒石酸と反応させ、生
成酒石酸をメタノール−ジエチルエーテルから再
結晶して6.14g(59.1%)の黄色固体、mp122〜
125℃、を得た。 分 析: 計算値 C23H39N3O9S
:C,51.77;H,7.37;N,7.87 測定値 :C,51.44;H,7.35;N,7.79 実施例 39 N−〔2−{(3,4−ジクロロフエニル)スル
ホニル}エチル〕−N′−(ジメチルアミノ)エ
チル}−N−(1−メチルエチル)尿素・マレイ
ン酸塩(1:1) 6.00g(0.037モル)の1,1′−カルボニルジイ
ミダゾールと2.90g(0.033モル)の非対称−N,
N−ジメチルエチレンジアミンを300mlのテトラ
ヒドロフラン(前もつて室温で2時間撹拌)に溶
かし、7.96g(0.027モル)のN−〔2−{(3,4
−ジクロロフエニル)スルホニル}エチル〕エタ
ンアミンのテトラヒドロフラン(100ml)溶液を
加えた。一夜還流加熱した。回転エバポレータを
使い溶媒を除いて油状残渣を得、これをクロロホ
ルムに溶かした。水で抽出した。クロロホルム蒸
発で油状物として題記化合物の遊離塩基を得、こ
れをマレイン酸と反応させ、生成塩をメタノール
−ジエチルエーテルから再結晶して10.12g
(71.4%)の白色結晶生成物、mp145〜146℃、を
得た。 分 析 計算値 C20H29N3O7SCl2
:C,45.63;H,5.55;N,7.98 測定値 :C,45.63;H,5.61;N,8.11 実施例 40 N′−{2−(ジエチルアミノ)エチル}−N−
(1−メチルエチル)−N−〔2−{(4−メチル
フエニル)スルフイニル}エチル〕尿素・半水
和物 9.08g(0.056モル)の1,1′−カルボニルジイ
ミダゾールと5.58g(0.048モル)の非対称−N,
N−ジエチルエチレンジアミンをテトラヒドロフ
ラン(前もつて室温で2時間撹拌)に溶かし、
9.43g(0.419モル)の1−メチル−N−〔2−
{(4−メチルフエニル)スルフイニル}エチル〕
エタンアミン(製造例19の油状物)のテトラヒド
ロフラン溶液を加えた。静かに還流しながら一夜
加熱した。ストリツピング乾燥し、油状残渣をク
ロロホルムと水に分配した。クロロホルム層蒸発
で油状物を得た。これを、メタノール−クロロホ
ルム(20〜80V/V%)とシリカゲルでのスラリ
ー化によりクロマトグラフイーし、くり返し過
した。液をあわせ、溶媒を蒸発除去した。残渣
を一夜真空乾燥して6.98g(44.2%)の淡褐色油
状物を得た。 分 析 計算値 C38H68N6O5S2
:C,60.60;H,9.10;N,11.16 測定値 :C,60.95;H,9.12;N,11.35 実施例 41 N′−{3−(ジエチルアミノ)プロピル}−N−
(1−メチルエチル)−N−{3−(フエニルスル
ホニル)プロピル}尿素・蓚酸塩(1:1)・
半水和物 6.17g(0.038モル)の1,1′−カルボニルジイ
ミダゾールと4.28g(0.033モル)の非対称−N,
N−ジエチル−1,3−プロパンジアミンを300
mlのテトラヒドロフラン(事前に室温で2時間撹
拌)に溶かし、7.23g(0.03モル)の1−メチル
−N−{3−(フエニルスルホニル)プロパル}エ
タンアミン(製造例26の油状物)のテトラヒドロ
フラン(100ml)溶液を加えた。一夜還流加熱し
た。ストリツピング乾燥し、残渣をクロロホルム
と水に分配した。クロロホルム層を蒸発して油状
物として題記化合物の遊離塩基を得た。この油状
物を蓚酸と反応させ、生成塩をメタノール−ジエ
チルエーテルから再結晶して12.31g(82.6%)
の白色結晶生成物、mp120〜121.5℃、を得た。 分 析 計算値 C44H76N6O15S2
:C,53.21;H,7.71;N,8.46 測定値 :C,53.36;H,7.62;N,8.96 実施例 42 N′−{2−(ジエチルアミノ)エチル}−N−
(1−メチルエチル)−N−{3−(フエニルスル
ホニル)プロピル}尿素・蓚酸塩(1:1)・
半水和物 9.73g(0.06モル)の1,1′−カルボニルジイ
ミダゾールと6.06g(0.054モル)の非対称−N,
N−ジエチル−エチレンジアミンを300mlのテト
ラヒドロフラン(事前に室温で1.5時間撹拌)に
溶かし、12.06g(0.05モル)の1−メチル−N
−{3−(フエニルスルホニル)プロパル}エタン
アミン(製造例26の油状物)のテトラヒドロフラ
ン(100ml)溶液を加えた。一夜静かに還流加熱
した。ストリツピング乾燥し、残渣をクロロホル
ムと水に分配した。クロロホルム層を蒸発して油
状物として題記化合物の遊離塩基を得た。この油
状物を蓚酸と反応させ、生成塩をメタノール−ジ
エチルエーテルから再結晶して20.46g(84.8%)
の白色結晶生成物、mp117〜118.5℃、を得た。 分 析 計算値 C42H72N6O15S2
:C,52.27;H,7.52;N,8.71 測定値 :C,52.62;H,7.35;N,8.61 実施例 43 N′−{3−(ジエチルアミノ)プロピル}−N−
(1−メチルエチル)−N−{2−(フエニルスル
ホニル)エチル}尿素・1/4水和物 6.00g(0.037モル)の1.1′−カルボニルジイミ
ダゾールと4.17g(0.032モル)の非対称−N,
N−ジエチルエチレンジアミンを300mlテトラヒ
ドロフラン(事前に室温で2.5時間撹拌)に溶か
し、6.81g(0.03モル)の1−メチル−N−{2
−(フエニルスルホニル)エチル}エタンアミン
(製造例6の油状物)のテトラヒドロフラン(100
ml)溶液を加えた。一夜還流加熱した。ストリツ
ピング乾燥し、油状残渣をクロロホルムと水に分
配した。クロロホルム層蒸発で油状物を得、これ
を95〜98V/V%クロロホルム+2〜5V/V%
アセトン及び50〜90V/V%クロロホルム+10〜
50V/V%メタノール及びシリカゲルでスラリー
化してクロマトグラフイーし、くり返し過し
た。液をあわせ、溶媒を蒸発除去した。残留油
状物をジエチルエーテルで研和した。エーテルを
デカンテーシヨンし、90℃で一夜真空乾燥して得
た淡褐色油状物は5.29g(44.9%)あつた。 分 析 計算値 C38H64N6O7
:C,58.13;H,8.78;N,10.70 測定値 :C,58.31;H,8.64;N,10.80 実施例 44 N′−{2−(ジエチルアミノ)エチル}−N−
〔2−{(4−フルオロフエニル)スルホニル}
エチル〕−N−(1−メチルエチル)尿素 6.49g(0.04モル)の1,1−カルボニルジイ
ミダゾールと4.06g(0.035モル)の非対称−N,
N−ジエチル−エチレンジアミンを400mlのテト
ラヒドロフラン(事前に室温で1.5時間撹拌)に
溶かし、8.45g(0.03モル)のN−〔2−{(4−
フルオロフエニル)スルホニル}エチル〕−1−
メチルエタンアミンを加えた。一夜還流加熱し
た。ストリツピング乾燥し、残渣を水と塩化メチ
レンに5度分配した。塩化メチレン層をあわせ、
蒸発乾燥した。生成油状物をジエチルエーテルと
水に数度分配した。エーテル層をあわせ、溶媒を
蒸発除去した。80℃で36時間真空蒸発乾燥後4.56
g(39.2%)の褐色油状物を得た。 分 析 計算値 C18H30N3O3SF
:C,55.79;H,7.80;N,10.87 測定値 :C,55.31;H,7.80;N,10.48 実施例 45 N−{2−(ジエチルアミノ)エチル}−N−メ
チル−N′−(1−メチルエチル)−N′−{2−
(フエニルスルホニル)エチル}尿素・マレイ
ン酸塩 方法Aと実施例1の方法でホスゲン、プロトン
スポンジ N−{2−(フエニルスルホニル)エチ
ル}−2−プロパンアミン、N,N−ジエチル−
N′−メチルエチレンジアミンを順次反応させて
題記化合物の遊離塩基を得、ついでマレイン酸と
反応させて題記化合物を製造した。 実施例 46 N−(1−メチルエチル)−N′−〔2−{ビス
(1−メチルエチル)アミノ}エチル〕−N−
{2−(フエニルスルホニル)エチル}尿素・マ
レイン酸塩 方法Bで 1,1′−カルボニルジイミダゾール、N,N−
ビス(1−メチルエチル)−1,2−エタンジア
ミン、N−{2−(フエニルスルホニル)エチル}
−2−プロパンアミン を順次反応させて題記化合物の遊離塩基を得、つ
いでこれをマレイン酸と反応させて題記化合物を
製造した。 実施例 47 N−(1−メチルエチル)−N′−〔2−{メチル
−(2−フエニルエチル)アミノ}エチル〕−N
−{2−(フエニルスルホニル)エチル}尿素・
マレイン酸塩 方法Bで 1,1′−カルボニルジイミダゾール、N−メチル
−N−(2−フエニルエチル)−1,2−エタンジ
アミン、N−{2−(フエニルスルホニル)エチ
ル}−2−プロパン を順次反応させて題記化合物の遊離塩基を得、つ
いでこれをマレイン酸と反応させて題記化合物を
製造した。 実施例 48 N−(1−メチルエチル)−N′−〔2−{メチル
(フエニルメチル)アミノ}エチル〕−N−{2
−(フエニルスルホニル)エチル}尿素・マレ
イン酸塩 方法Bで 1,1′−カルボニルジイミダゾール、N−メチ
ル−N−(フエニルメチル)−1,2−エタンジア
ミン、N−{2−(フエニルスルホニル)エチル}
−2−プロパンアミン を順次反応させて題記化合物の遊離塩基を得、つ
いでこれをマレイン酸と反応させて題記化合物を
製造した。 実施例 49 N−〔2{(4−ブロモフエニル)スルホニル}
エチル〕N′−{2−(ジエチルアミノ)エチル}
−N−(1−メチルエチル)尿素・マレイン酸
塩 方法Bで 1,1′−カルボニルジイミダゾール、非対称−
N,N−ジエチレンジアミン、N−〔2−{(4−
ブロモフエニル)スルホニル}エチル〕−2−プ
ロパンアミン を順次反応させて題記化合物の遊離塩基を得、つ
いでこれをマレイン酸と反応させて題記化合物を
製造した。 実施例 50 N′−{2−(ジエチルアミノ)エチル}−N−
〔2−〔{4−(1,1−ジメチルエチル)フエニ
ルスルホニル〕エチル〕N−(1−メチルエチ
ル)尿素・マレイン酸塩 方法Bで 1,1′−カルボニルジイミダゾール、非対称−
N,N−ジエチルエチレンジアミン、N−〔2−
{(4−t−ブチルフエニル)スルホニル}エチ
ル〕−2−プロパンアミンを順次反応させて題記
化合物の遊離塩基を得、ついでこれをマレイン酸
と反応させて題記化合物を製造した。 実施例 51 N−{2−(ジエチルアミノ)エチル}−N′−メ
チル−N−(1−メチルエチル)−N′−{2−
(フエニルスルホニル)エチル}尿素・マレイ
ン酸塩 方法Aと実施例1の方法で ホスゲン、プロトンスポンジ 、N−メチル−
2−(フエニルスルホニル)エタンアミン、N,
N−ジエチル−N′−イソプロピルエチレンジア
ミン を順次反応させて題記化合物を遊離塩基を得、つ
いでこれをマレイン酸と反応させて題記化合物を
製造した。 実施例 52 N′−{2−(ジエチルアミノ)エチル}−N−
〔2−{2−(フラニルメチル)チオ}エチル〕
N−(1−メチルエチル)尿素・マレイン酸塩 方法Bで 1,1′−カルボニルジイミダゾール、非対称−
N,N−ジエチルエチレンジアミン、N−〔2−
{(2−フラニルメチル)チオ}エチル〕−2−プ
ロパンアミン を順次反応させて題記化合物の遊離塩基を得、つ
いでこれをマレイン酸と反応させて題記化合物を
製造した。 実施例 53 N′−{2−(ジエチルアミノ)エチル}−N−
〔2−{(2−フラニルメチル)スルホニル}エ
チル〕N−(1−メチルエチル)尿素・マレイ
ン酸塩 方法Bで 1,1′−カルボニルジイミダゾール、非対称−
N,N−ジエチルエチレンジアミン、N−〔2−
{(2−フラニルメチル)スルホニル}エチル〕−
2−プロパンアミン を順次反応させて題記化合物の遊離塩基を得、つ
いでこれをマレイン酸と反応させて題記化合物を
製造した。 実施例 54 N′−{2−(ジエチルアミノ)エチル}−N−
〔2−{(2−フラニルメチル)スルフイニル}
エチル〕−N−(1−メチルエチル)尿素・マレ
イン酸塩 方法Bで 1,1′−カルボニルジイミダゾール、非対称−
N,N−ジエチルエチレンジアミン、N−〔2−
{(2−フラニルメチル)スルフイニル}エチル〕
−2−プロパンアミンを順次反応させて題記化合
物の遊離塩基を得、ついでこれをマレイン酸と反
応させて題記化合物を製造した。 実施例 55 N′−{2−(ジエチルアミノ)エチル}−N−
(1−メチルエチル)−N−〔2−{(フエニルメ
チル)スルホニル}エチル〕尿素・マレイン酸
塩 方法Bで 1,1′−カルボニルジイミダゾール、非対称−
N,N−ジエチルエチレンジアミン、N−〔2−
{(フエニルメチル)スルホニル}エチル〕−2−
プロパンアミン を順次反応させて題記化合物の遊離塩基を得、つ
いでこれをマレイン酸と反応させて題記化合物を
製造した。 実施例 56 N′−{2−(ジエチルアミノ)エチル}−N−
(1−メチルエチル)−N−〔2−〔{3−(トリフ
ルオロメチル)フエニル}スルホニル〕エチ
ル〕尿素・マレイン酸塩 方法Bで 1,1′−カルボニルジイミダゾール、非対称−
N,N−ジエチルエチレンジアミン、N−〔2−
〔{3−トリフルオロメチル)フエニル}スルホニ
ルエチル〕−2−プロパンアミン を順次反応させて題記化合物の遊離塩基を得、つ
いでこれをマレイン酸と反応させて題記化合物を
製造した。 実施例 57 N′−{2−(ジエチルアミノ)エチル}−N−メ
チル−N−{2−フエニルスルホニルエチル}
尿素・マレイン酸塩 方法Bで 1,1′−カルボニルジイミダゾール、非対称−
N,N−ジエチルエチレンジアミン、N−メチル
−2−(フエニルスルホニル)エタンアミン を順次反応させて題記化合物の遊離塩基を得、つ
いでこれをマレイン酸と反応させて題記化合物を
製造した。 実施例 58 N′−{2−(ジエチルアミノ)エチル}−N−
(1−メチルエチル)−N−〔2−{(フエニルメ
チル)チオ}エチル〕尿素・マレイン酸塩 方法Bで 1,1′−カルボニルジイミダゾール、非対称−
N,N−ジエチルエチレンジアミン、N−〔2−
{(フエニルメチル)チオ}エチル〕−2−プロパ
ンアミン を順次反応させて題記化合物の遊離塩基を得、つ
いでこれをマレイン酸と反応させて題記化合物を
製造した。 実施例 59 N′−{2−(ジエチルアミノ)エチル}−N−
(1−メチルエチル)−N−〔2−{(フエニルメ
チル)スルフイニル}エチル〕尿素・マレイン
酸塩 方法Bで 1,1′−カルボニルジイミダゾール、非対称−
N,N−ジエチルエチレンジアミン、N−〔2
{(フエニルメチル)スルフイニル}エチル〕−2
−プロパンアミン を順次反応させて題記化合物の遊離塩基を得、つ
いでこれをマレイン酸と反応させて題記化合物を
製造した。 実施例 60 N′−{2−(ジエチルアミノ)エチル}−N−フ
エニル−N−{2−(フエニルスルホニル)エチ
ル}尿素・マレイン酸塩 方法Bで 1,1′−カルボニルジイミダゾール、2−(フ
エニルスルホニル)エタンアミン、N,N−ジエ
チル−N′−フエニルエチレンジアミン、 を順次反応させて題記化合物の遊離塩基を得、つ
いでこれをマレイン酸と反応させて題記化合物を
製造した。
【表】
【表】
【表】 不整脈を正し、不整脈を防止する本発明の化合
物の作用を以下の方法で実証する。 ウーアバイン誘発不整脈 心室源不整脈の矯正を(1)テスト中バルビツール
酸塩麻酔をかけたモングレル成犬で実施する。グ
ラスク型ポリグラフを大腿動脈血圧
(Stathamp23ACトランスデユーサ)と心電図
(グラス7p4プレアンプリフアイヤ)の記録に使
つた。ウーアバインをまず40mg/Kg、その30分後
に20mg/Kgを、そして少くとも15分間持続する不
整脈を作り出す必要に応じてその後15分間隔で10
mg/Kgを静脈内投与した。 不整脈が確立されたらテスト化合物を1mg/
Kg/分の速度で大腿静脈に注入(Harvard942型
注入ポンプ)した。化合物濃度を犬の体重により
調整して1ml/分とした。少くとも30分間維持さ
れる血脈洞律動への反転が生じたら抗不整脈剤と
して活性とみなした。 冠動脈結紮誘発不整脈 覚醒状態のモングレル成犬をテストに使い、
Smith等により1973年報告された如く圧迫装置を
使つて冠動脈血流を閉塞するという事前の(22〜
24時間)外科的準備で不整脈を誘発した。グラス
79型ポリグラフを心電図の記録に使つた(グラス
7p4プレアンプリフアイヤ)。 テスト化合物を0.5mg/Kg/分の速度で1群の
犬の伏在静脈に注入(Harvard942型注入ポンプ)
した。化合物濃度を犬の体重により調整して0.5
ml/分の注入量とした。テスト化合物を10〜40
mg/Kgの用量で別群の犬に食物に混じて経口投与
した。テスト化合物を蒸溜水に溶かし全量20mlと
した。テスト化合物投与後に15分間隔で1分当た
りの異所刺激による心拍数、異所刺激による拍動
率(異所刺激による拍動数1時間×100)を記録
した。投与後2時間以内に異所刺激による心室拍
動がなくなり、正常血脈洞への復元が達成された
ら活性とみなした。 1つの好適化合物、即ち、N′−{2−(ジエチ
ルアミノ)エチル}−N−(1−メチルエチル)−
N−{2−(フエニルスルホニル)エチル}尿素
(実施例9のマレイン酸塩で代表される)のデー
タを表1に示してある。 以上に述べたテストで代表される1以上のタイ
プの不整脈で本発明の他化合物も量的に同様な効
果を示す。一般に本発明の化合物のCNS副作用
はキニジンやリドカインより少ない。この点でス
ルホン類がすぐれており、同時にすぐれた抗不整
脈活性を示す。 表 1 犬の不整脈に対する実施例9の化合物:N′−
{2−(ジエチルアミノ)エチル}−N−(1−メチ
ルエチル)−N−{2−(フエニルスルホニル)}エ
チル尿素の効果 不整脈モデル 矯正所要量(mg/Kg,I.V) ウーアバイン誘発1 4〜15 冠動脈結紮誘発1 2〜5 1 LucchessiとHardmanの方法〔1961年発行の
V.pharmacol.Exp.Ther.132、372〜381頁〕で
誘発した不整脈。 2 Smith等により1973年発行のpharmacologist
15、192頁に報告されているHarrisの方法
(1950年発行のCirculation、1318頁)の改良
法で誘発した不整脈。 本発明は更に、活性成分として、本発明の化合
物の少くとも1種を薬学的担体ないし賦形剤と共
に含む、生体動物投与用薬学的組成物を提供す
る。該化合物は例えば経口、直腸、心臓内投与に
適した治療用組成物の形で提供される。例えば、
経口投与用組成物は固体が好ましく、薬業界で通
知使われる担体を含むカプセル、錠剤、コーテイ
ング錠の形をとれる。適当な打錠用賦形剤はラク
トース、ポテトスターチ、マイゼスターチ、タル
ク、ゼラチン、ステアリン酸、ケイ酸、ステアリ
ン酸Mg、ポリビニルピロリドンである。 非経口投与では担体ないし賦形剤は滅菌の非経
口的に許容される液体、例えば水、或は非経口的
に許容される油、例えば落花生油、であり、これ
をアンプルに含めて使う。 直腸投与用組成物では担体は坐剤基剤、例えば
ココアバター又はグリセリドでよい。有益なこと
には、該組成物は投薬単位として処方される。 各単位は一定量の活性成分を供給する様になつ
ている。錠剤、コーテイング錠、カプセル、アン
プル、坐剤が本発明の好ましい投与体の例であ
る。活性成分が有効量を占めること、即ち、用い
る投与体に一致した適当な有効量が得られること
のみが必要である。正確な個々の量や日用量は当
然、医師、獣医師の指示により標準の医学原理に
より決定される。一般に動物に基づく薬理学によ
り、不整脈矯正に有効な経口量は静脈投与量の約
3倍であるとされている。動物でのデータによ
り、キニジンの約半量でより高い活性が得られる
ことも示されている。 動物でのデータに基き、約1〜約100mg/Kg
(体重)に等しい量の化合物を含む抗不整脈単位
良の変更も考えられる、上記観点の全てに基い
て、人間では約10〜約1000mgの範囲の単位経口
量、好ましくは約10〜600mg(実施例3A、3Bの
様な高活性化合物の場合)の選択が考えられる。
約30〜2400mgの日用量が人間に対して考慮され、
又、明らかに、数単位量をほぼ同時に投与でき
る。しかし、前述した不定故に本発明の範囲はこ
れらに限定されない。 単位投与組成物の例は以下の通りである。 カプセル 成 分 1カプセル当り 1 活性成分 10.0mg 2 ラクトース 146.0mg 3 ステアリン酸Mg 4.0mg 方 法 1 成分1、2、3をブレンドした。 2 成分ブレンドを微粉砕し、再ブレンドした。 3 ついで#1ハードゼラチンカプセルに充填し
た。 錠剤(10mg) 成 分 mg/錠 1 活性成分 10.0 2 コーンスターチ 20.0 3 ケル酸 20.0 4 ケルトース 20.0 5 ステアリン酸Mg 1.3 錠剤(50mg) 成 分 mg/錠 1 活性成分 50.0 2 ミロスターチ 20.0 3 コーンスターチ 38.0 4 ラクトース 90.0 5 ステアリン酸Ca 2.0 200.0mg 方 法 1 成分1、2、3、4をブレンドした。 2 成分ブレンドに充分量の水を少しづつ加えた
(添加後毎に注意深く撹拌)。塊りが湿潤顆粒へ
の転化が可能となる稠度になる迄水の添加と撹
拌を続けた。 3 揺動型顆粒製造装置(8メツシユスクリーン
使用)を通過させて湿潤塊を顆粒に変えた。 4 ついで140〓(60℃)のオーブンで乾燥した。 5 ついで揺動型顆粒製造装置(10メツシユスク
リーン使用)を通過させた。 6 0.5%ステアリン酸Mgで乾燥顆粒を潤滑し
た。 7 適当な打錠機で打錠した。 静注液 成 分 ml当り 1 活性成分 1.0mg 2 緩衝液(PH4.0) 残 1.0ml 方 法 1 活性成分を緩衝液に溶かした。 2 生成溶液を無菌過した。 3 滅菌アセンブリに無菌充填した。 4 無菌条件でアンプルを封止した。 筋注液 成分 /ml 1 活性成分 5.0mg 2 等張緩衝液(PH4.0) 残 1.0ml 方 法 1 活性成分を緩衝液に溶かした。 2 生成溶液を無菌過した。 3 滅菌アンプルに無菌充填した。 4 無菌条件でアンプルを封止した。 坐 剤 成分 mg/個 1 活性成分 10.0 2 ポリエチレングリコール1000 1350.0 3 ポリエチレングリコール4000 450.0 方 法 1 成分2、3を一緒に溶融し、均一になる迄撹
拌した。 2 生成溶融塊に#1を溶かし、均一になる迄撹
拌した。 3 坐剤金型に注入し、冷却した。 4 金型から坐剤を取り出し、包装した。 それゆえ、薬学的担体と不整脈阻止量の式の
化合物及び/又はその薬学的に許容される酸付加
塩からなる、不整脈阻止活性を持つ投薬単位体の
治療組成物は本発明の一態様である。 本発明の精神ないし範囲から離れることなく
様々な変更、修正、均等手段での置換をなし得る
ことは当業者に明白であろう。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 次式で示される化合物とその薬学的に許容さ
    れる付加塩と水和物。 Arは1又は2−ナフチル、2,3−ジヒドロ
    −1H−インデン−4(又は5)イル、2−フラニ
    ル、フエニル又は、低級アルキル、低級アルコキ
    シ、ハロゲン、トリフルオロメチル、ニトロ、シ
    アノ、又は【式】(R5とR6はHと低級 アルキルとから選択される)から選択される同一
    でも異なつてもよい1〜3個の基で置換されたフ
    エニルであり、Bに付いた1個の中間メチレン基
    を有してもよく; R1とR2はH、低級アルキル、シクロアルキル、
    フエニル又は、フエニルがハロゲン、低級アルキ
    ル又は低級アルコキシで置換されていてもよいフ
    エニル低級アルキルからなる群から選択され; XはOとSから選択され; Bは−S−、【式】【式】からなる群から 選択され; R3とR4は、H、低級アルキル、フエニル及び、
    フエニルがハロゲン、低級アルキル又は低級アル
    コキシで置換されていてもよいフエニル低級アル
    キルからなる群から選択され、同一でも異なつて
    もよく、或は、R3とR4は隣接Nと一体になり複
    素環式基を形成してもよく; alk1とalk2∧ ● ∨は低級アルキ レンと低級アルキレン−低級アルキルからなる群
    から選択され、同一でも異なつてもよい。 2 N−〔2−{(4−クロロフエニル)チオ}エ
    チル〕−N′−{2−(ジメチルアミノ)エチル}−
    N−(1−メチルエチル)尿素である、特許請求
    の範囲第1項記載の化合物。 3 N−〔2−{(4−クロロフエニル)チオ}エ
    チル〕−N′−〔2−(ジメチルアミノ)エチル}−
    N−(1−メチルエチル)尿素・フマル酸塩
    (1:1.5)である、特許請求の範囲第1項記載の
    化合物。 4 N′−{2−(ジメチルアミノ)エチル}−N−
    (1−メチルエチル)−N−〔2−{(2−ナフチレ
    ン)チオ}エチル〕尿素である、特許請求の範囲
    第1項記載の化合物。 5 N′−{2−(ジメチルアミノ)エチル}−N−
    (1−メチルエチル)−N−〔2−{(2−ナフチレ
    ン)チオ}エチル〕尿素・コハク酸塩(1:1.5)
    である、特許請求の範囲第1項記載の化合物。 6 N−〔2−{(4−クロロフエニル)スルホニ
    ル〕エチル}−N′−〔2−(ジメチルアミノ)エチ
    ル〕−N−(1−メチルエチル)尿素である、特許
    請求の範囲第1項記載の化合物。 7 N−〔2−{(4−クロロフエニル)スルホニ
    ル}エチル〕−N′−{2−(ジメチルアミノ)エチ
    ル}−N−(1−メチルエチル)尿素・マレイン酸
    塩(1:1)である、特許請求の範囲第1項記載
    の化合物。 8 N−〔2−{(4−クロロフエニル)スルホニ
    ル}エチル〕−N′−{2−(ジエチルアミノ)エチ
    ル}−N−(1−メチルエチル)尿素である、特許
    請求の範囲第1項記載の化合物。 9 N−〔2−{(4−クロロフエニル)スルホニ
    ル}エチル〕−N′−{2−(ジエチルアミノ)エチ
    ル}−N−(1−メチルエチル)尿素・酒石酸塩
    (1:1)である、特許請求の範囲第1項記載の
    化合物。 10 N−〔2−{(4−クロロフエニル)スルホ
    ニル}エチル〕−N′−{2−(ジメチルアミノ)エ
    チル}−N′−(1−メチルエチル)尿素である、
    特許請求の範囲第1項記載の化合物。 11 N−〔2−{(4−クロロフエニル)スルホ
    ニル}エチル〕−N′−{2−(ジメチルアミノ)エ
    チル}−N′−(1−メチルエチル)尿素・マレイ
    ン酸塩(1:1)である、特許請求の範囲第1項
    記載の化合物。 12 N−〔2−{(4−クロロフエニル)スルホ
    ニル}エチル〕−N′−(ジメチルアミノ)エチル}
    −N−(1−メチルエチル)チオ尿素である、特
    許請求の範囲第1項記載の化合物。 13 N−〔2−{(4−クロロフエニル)スルホ
    ニル}エチル〕−N′−〔2−(ジメチルアミノ)エ
    チル〕−N−(1−メチルエチル)チオ尿素・半フ
    マル酸塩である、特許請求の範囲第1項記載の化
    合物。 14 N−〔2−{(4−クロロフエニル)スルフ
    イニル}エチル〕−N′−〔2−(ジメチルアミノ)
    エチル}−N−(1−メチルエチル)尿素である特
    許請求の範囲第1項記載の化合物。 15 N−〔2−{(4−クロロフエニル)スルフ
    イニル}エチル〕−N′−{2−(ジメチルアミノ)
    エチル}−N−(1−メチルエチル)尿素・フマル
    酸塩(1:1)である、特許請求の範囲第1項記
    載の化合物。 16 N′−{2−(ジメチルアミノ)エチル}−N
    −(1−メチルエチル)−N−{2−(フエニルスル
    ホニル)エチル}尿素である、特許請求の範囲第
    1項記載の化合物。 17 N′−{2−(ジメチルアミノ)エチル}−N
    −(1−メチルエチル)−N−{2−(フエニルスル
    ホニル)エチル}尿素・マレイン酸塩(1:1)
    である、特許請求の範囲第1項記載の化合物。 18 N′−{2−(ジエチルアミノ)エチル}−N
    −(1−メチルエチル)−N−{2−(フエニルスル
    ホニル}尿素である、特許請求の範囲第1項記載
    の化合物。 19 N′−{2−(ジエチルアミノ)エチル}−N
    −(1−メチルエチル)−N−{2−(フエニルスル
    ホニル)エチル}尿素・マレイン酸塩(1:1)
    である、特許請求の範囲第1項記載の化合物。 20 N′−{2−(ジメチルアミノ)エチル}−N
    −(1−メチルエチル)−N−〔2−{1−フナタレ
    ンスルホニル)}エチル〕尿素である、特許請求
    の範囲第1項記載の化合物。 21 N′−{2−(ジメチルアミノ)エチル}−N
    −(1−メチルエチル)−N−〔2−{(1−ナフタ
    レンスルホニル)}エチル〕尿素・マレイン酸塩
    である、特許請求の範囲第1項記載の化合物。 22 N′−{2−(ジメチルアミノ)エチル}−N
    −(1−メチルエチル)−N−{2−(1−ナフタレ
    ニルチオ)エチル}尿素である、特許請求の範囲
    第1項記載の化合物。 23 N′−{2−(ジメチルアミノ)エチル}−N
    −(1−メチルエチル)−N−{2−(1−ナフタレ
    ニルチオ)エチル}尿素・蓚酸塩である、特許請
    求の範囲第1項記載の化合物。 24 N′−{2−(ジエチルアミノ)エチル}−N
    −(1−メチルエチル)−N−〔2−{(4−メチル
    フエニル)スルホニル}エチル〕尿素である、特
    許請求の範囲第1項記載の化合物。 25 N′−{2−(ジエチルアミノ)エチル}−N
    −(1−メチルエチル)−N−〔2−{(4−メチル
    フエニル)スルホニル}エチル〕尿素・酒石酸塩
    である、特許請求の範囲第1項記載の化合物。 26 N−〔2−{(3,4−ジクロロフエニル)
    スルホニル}エチル〕−N′−(ジメチルアミノ)
    エチル}−N−(1−メチルエチル)尿素である、
    特許請求の範囲第1項記載の化合物。 27 N−〔2−{(3,4−ジクロロフエニル)
    スルホニル}エチル〕−N′−(ジメチルアミノ)
    エチル}−N−(1−メチルエチル)尿素・マレイ
    ン酸塩である、特許請求の範囲第1項記載の化合
    物。 28 N′−{2−(ジエチルアミノ)エチル}−N
    −(1−メチルエチル)−N−〔2−{(4−メチル
    フエニル)スルフイニル}エチル〕尿素である、
    特許請求の範囲第1項記載の化合物。 29 N′−{2−(ジエチルアミノ)エチル}−N
    −(1−メチルエチル)−N−〔2−{(4−メチル
    フエニル)スルフイニル}エチル〕尿素・半水和
    物である、特許請求の範囲第1項記載の化合物。 30 N′−{3−(ジエチルアミノ)プロピル}−
    N−(1−メチルエチル)−N−{3−(フエニルス
    ルホニル)プロピル}尿素である、特許請求の範
    囲第1項記載の化合物。 31 N′−{3−(ジエチルアミノ)プロピル}−
    N−(1−メチルエチル)−N−{3−(フエニルス
    ルホニル)プロピル}尿素・蓚酸塩(1:1)・
    半水和物である、特許請求の範囲第1項記載の化
    合物。 32 N′−{2−(ジエチルアミノ)エチル}−N
    −(1−メチルエチル)−N−{3−(フエニルスル
    ホニル)プロピル}尿素である、特許請求の範囲
    第1項記載の化合物。 33 N′−{2−(ジエチルアミノ)エチル}−N
    −(1−メチルエチル)−N−{3−(フエニルスル
    ホニル)プロピル}尿素・蓚酸塩(1:1)・半
    水和物である、特許請求の範囲第1項記載の化合
    物。 34 N′−{3−(ジエチルアミノ)プロピル}−
    N−(1−メチルエチル)−N−{2−(フエニルス
    ルホニル)エチル}尿素である、特許請求の範囲
    第1項記載の化合物。 35 N′−{3−(ジエチルアミノ)プロピル}−
    N−(1−メチルエチル)−N−{2−(フエニルス
    ルホニル)エチル}尿素・1/4水和物である、特
    許請求の範囲第1項記載の化合物。 36 N′−{2−(ジエチルアミノ)エチル}−N
    −〔2−{(4−フルオロフエニル)スルホニル}
    エチル〕−N−(1−メチルエチル)尿素である、
    特許請求の範囲第1項記載の化合物。 37 次式で示される化合物及び/又はその薬学
    的に許容される付加塩及び/又は水和物からなる
    不整脈治療剤。 Arは1又は2−ナフチル、2,3−ジヒドロ
    −1H−インデン−4(又は5)イル、2−フラニ
    ル、フエニル又は、低級アルキル、低級アルコキ
    シ、ハロゲン、トリフルオロメチル、ニトロ、シ
    アノ、又は【式】(R5とR6は、Hと低 級アルキルとから選択される)から選択される同
    一でも異なつていてもよい1〜3個の基で置換さ
    れたフエニルであり、Bに付いた1個の中間メチ
    レン基を有してもよく; R1とR2はH、低級アルキル、シクロアルキル、
    フエニル又は、フエニルがハロゲン、低級アルキ
    ル又は低級アルコキシで置換されていてもよいフ
    エニル低級アルキルからなる群から選択され; XはOとSから選択され; Bは−S−、【式】【式】からなる群から 選択され; R3とR4は、H、低級アルキル、フエニル及び、
    フエニルがハロゲン、低級アルキル又は低級アル
    コキシで置換されていてもよいフエニル低級アル
    キルからなる群から選択され、同一でも異なつて
    もよく、或は、R3とR4は隣接Nと一体になり複
    素環式基を形成してもよく; alk1とalk2∧ ● ∨は低級アルキ レンと低級アルキレン−低級アルキルからなる群
    から選択され、同一でも異なつてもよい。 38 投与化合物がN−〔2−{(4−クロロフエ
    ニル)チオ}エチル〕−N′−{2−(ジメチルアミ
    ノ)エチル}−N−(1−メチルエチル)尿素であ
    る、特許請求の範囲第37項記載の剤。 39 投与化合物がN′−{2−(ジメチルアミノ)
    エチル}−N−(1−メチルエチル)−N−〔2−
    {(2−ナフチレン)チオ}エチル〕尿素である、
    特許請求の範囲第37項記載の剤。 40 投与化合物がN−〔2−{(4−クロロフエ
    ニル)スルホニル〕エチル}−N′−〔2−(ジメチ
    ルアミノ)エチル〕−N−(1−メチルエチル)尿
    素である、特許請求の範囲第37項記載の剤。 41 投与化合物がN−〔2−{(4−クロロフエ
    ニル)スルホニル}エチル〕−N′−{2−(ジエチ
    ルアミノ)エチル}−N−(1−メチルエチル)尿
    素である、特許請求の範囲第37項記載の剤。 42 投与化合物がN−〔2−{(4−クロロフエ
    ニル)スルホニル}エチル〕−N′−{2−(ジメチ
    ルアミノ)エチル}−N′−(1−メチルエチル)
    尿素である、特許請求の範囲第37項記載の剤。 43 投与化合物がN−〔2−{(4−クロロフエ
    ニル)スルホニル}エチル〕−N′−(ジメチルア
    ミノ)エチル}−N−(1−メチルエチル)チオ尿
    素である、特許請求の範囲第37項記載の剤。 44 投与化合物がN−〔2−{(4−クロロフエ
    ニル)スルフイニル}エチル〕−N′−〔2−(ジエ
    チルアミノ)エチル}−N−(1−メチルエチル)
    尿素である、特許請求の範囲第37項記載の剤。 45 投与化合物がN′−{2−(ジメチルアミノ)
    エチル}−N−(1−メチルエチル)−N−{2−
    (フエニルスルホニル)エチル}尿素である、特
    許請求の範囲第37項記載の剤。 46 投与化合物がN′−{2−(ジエチルアミノ)
    エチル}−N−(1−メチルエチル)−N−{2−
    (フエニルスルホニル)エチル}尿素である、特
    許請求の範囲第37項記載の剤。 47 投与化合物がN′−{2−(ジメチルアミノ)
    エチル}−N−(1−メチルエチル)−N−〔2−
    {(1−フナタレンスルホニル)}エチル〕尿素で
    ある、特許請求の範囲第37項記載の剤。 48 投与化合物がN′−{2−(ジメチルアミノ)
    エチル}−N−(1−メチルエチル)−N−{2−
    (1−ナフタレニルチオ)エチル}尿素である、
    特許請求の範囲第37項記載の剤。 49 投与化合物がN′−{2−(ジエチルアミノ)
    エチル}−N−(1−メチルエチル)−N−〔2−
    {(4−メチルフエニル)スルホニル}エチル〕尿
    素である、特許請求の範囲第37項記載の剤。 50 投与化合物がN−〔2−{(3,4−ジクロ
    ロフエニル)スルホニル}エチル〕−N′−(ジメ
    チルアミノ)エチル}−N−(1−メチルエチル)
    尿素である、特許請求の範囲第37項記載の剤。 51 投与化合物がN′−{2−(ジエチルアミノ)
    エチル}−N−(1−メチルエチル)−N−〔2−
    {(4−メチルフエニル)スルフイニル}エチル〕
    尿素である、特許請求の範囲第37項記載の剤。 52 N′−{3−(ジエチルアミノ)プロピル}−
    N−(1−メチルエチル)−N−{3−(フエニルス
    ルホニル)プロピル}尿素である、特許請求の範
    囲第37項記載の剤。 53 N′−{2−(ジエチルアミノ)エチル}−N
    −(1−メチルエチル)−N−13−(フエニルスル
    ホニル)プロピル}尿素である、特許請求の範囲
    第37項記載の剤。 54 N′−{3−(ジエチルアミノ)プロピル}−
    N−(1−メチルエチル)−N−{2−(フエニルス
    ルホニル)エチル}尿素である、特許請求の範囲
    第37項記載の剤。 55 N′−{2−(ジエチルアミノ)エチル}−N
    −〔2−{(4−フルオロフエニル)スルホニル}
    エチル〕−N−(1−メチルエチル)尿素である、
    特許請求の範囲第37項記載の剤。
JP57085625A 1981-05-20 1982-05-20 N-(arylthioalkyl)-n'-(aminoalkyl)urea and antiarrhyhmic Granted JPS57209267A (en)

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