JPH0357736B2 - - Google Patents

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JPH0357736B2
JPH0357736B2 JP58222221A JP22222183A JPH0357736B2 JP H0357736 B2 JPH0357736 B2 JP H0357736B2 JP 58222221 A JP58222221 A JP 58222221A JP 22222183 A JP22222183 A JP 22222183A JP H0357736 B2 JPH0357736 B2 JP H0357736B2
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processed food
food
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packaging
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Nobuyoshi Fujii
Nakaji Sarukawa
Tsutomu Matsuda
Sadaaki Ito
Takashi Sato
Akira Sato
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Nippon Suisan Kaisha Ltd
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【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 開示技術は、魚肉、獣肉、糊状デンプン、餡、
ゼラチン等の軟質加工食品をフイルム等のケーシ
ングで単位長さ重量毎に包装する技術の分野に属
する。
〈要旨の概要〉 而して、この出願の発明は、包装フイルム内に
魚肉等の軟質加工食品を充填包装し、その充填軟
質加工食品の全面をフイルム等のケーシングに包
装するようにされた食品の製造方法、及び、該方
法に直接使用する装置に関する発明であり、特
に、該フイルムの内面の少なくとも摂食する場合
の剥離開始部分と該充填軟質加工食品との間に食
用油の薄膜が塗布するようにしたフイルム包装食
品の製造方法、及び、装置に係る発明である。
〈従来の技術〉 周知の如く、加工食品には多くの種類のものが
あつて、流通市場に出回つているが、そのうち、
魚肉や獣肉等を塩酸ゴム、セロフアン、塩化ビニ
リデン等の包装フイルム製の人工ケーシング内に
充填した軟質加工食品である。
而して、通常このようなハムやソーセージ等の
軟質加工食品において特殊な場合を除いて該包装
フイルムのケーシングを剥離して摂食するように
されている。
この場合、一般にその製造過程から摂食までが
経時的に短いと限らないためにはその包装のケー
シングのフイルム内に於ける軟質加工食品の変質
があることは好ましくない。
而して、魚肉ソーセージ等の包装には剥離性の
フイルムのケーシングが長年使われてきており、
充填包装機もかかるフイルムに適した装置となつ
ているので、このような充填包装機に性質の異な
る剥離性フイルムをセツトすると、該種フイルム
は当該包装装置に対する適合性の良くないものが
多く、例えば、フイルムのすべり具合が悪かつた
り、又は、シール性が劣る等のため充填包装装置
にあつてはその都度の調整を要し、更に、剥離性
フイルムを使用すると従来から用いられている密
着性フイルムと異なり不良率が多くなり、分留低
下が著しく増大するなどの難点があつた。
〈発明が解決しようとする課題〉 さりながら、包装フイルムがセツト時の機械に
対する適性に優れ、且つ、内包する軟質加工食品
との適合性に優れた密着性である場合には、摂食
時において該充填食品から包装フイルムが剥離し
ないか、包装フイルムは剥離するが、該包装フイ
ルムの内面に該充填食品の一部が固着して外れな
いので、食べ難く、また、見栄えが悪いため、密
着型フイルムをそのままで使用することには大き
な不具合があつつ。
又、近時、包装フイルムの外面に対して、該包
装フイルムの最初の剥離部分にストリツプ状の所
謂カツトテープを溶着しておき、摂食時に該カツ
トテープの一部を引張ることにより、包装フイル
ムが縦一文字状に切れ、この切れた部分から包装
フイルムが軟質加工食品から剥離してゆくことに
より該包装フイルムを該軟質加工食品からいとも
容易に剥離するようにしたものが相当に出回るよ
うになつてきている。
この場合において、該カツトテープを引つぱつ
ても、包装フイルムが密着型で充填食品に密着し
ていると、カツトテープが作用しなかつたり、カ
ツトテープを引張ることにより包装フイルムが縦
一文字状に切れても、その後、該充填食品と包装
フイルムが密着しているために、全部、又は、一
部で剥離が出来ないという不都合が生じ、カツト
テープを取付けることにより、刃物等を用いずと
も、指先だけで包装フイルムを容易に取去つて該
充填食品だけを取出して食べることが出来ず、し
たがつて、カツトテープを用いる場合に密着型フ
イルムは不向きであるという不具合があつた。
これに対し、包装フイルムに剥離型のものを用
いる場合には、上述のような剥離の不具合はなく
なるが、前述の如く、包装装置や充填食品に対す
る適合性が悪く、不良品が出来易いうえに、充填
食品の肉質に合せ、且つ、包装装置に適合する剥
離型のフイルムを得ようとすれば、フイルムに用
いる可塑剤の工夫が要り、汎用性が失われるので
フイルムがコスト高になる等の不利点がある。
これに対し、例えば、特願昭38−16720号公報
に示されている如く、界面活性材とダステイング
材を混合させてそのフイルムと軟質加工食品との
間の密着性を調整する手段があるが、該種手段で
は両者の性質や種類に応じて調節しなければなら
ず、極めてその組合せが難しく、実効上必ずしも
採用でき難いという不都合さがあつた。
これに対処するに、例えば、特開昭52−17996
号公報や特公昭53−20578号公報に示されている
発明の如く、予めケーシング装置に際しての素材
フイルムに油性皮膜を形成させて軟質加工食品を
充填包装するようにした技術がある。
しかしながら、これらの技術にあつてはフイル
ムシートに予め油性皮膜を形成されているため、
充填工程にて充填装置になじみにくかつたり、充
填される軟質食品との接触に際し確実に剥離性が
保証されない乾燥状態や、変質状態になつてしま
う難点が合つた。
〈発明の目的〉 この出願の発明の目的は上述従来技術に基づく
軟質加工食品を包装するに際してのフイルムとの
問題点を解決すべき技術的課題とし、両者間に空
隙等が生ぜず、しかも、その包装フイルムの軟質
加工食品に対する剥離性を確実に保証すると共に
両者の密封状態をも保持し、更に、充填する軟質
加工食品の味や、香り、色彩等の二次的な点も効
果的に補充することが出来ようにして食品産業に
おける加工技術利用分野に益する優れたフイルム
包装食品とその製造方法、及び、該方法に直接使
用する装置を提供せんとするものである。
〈課題を解決するための手段・作用〉 上述目的に沿い先述特許請求の範囲を要旨とす
るこの出願の発明の構成は、前述課題を解決する
ために、加熱殺菌した魚肉、獣肉や鳥肉等の軟質
加工食品を装置の上部の充填ポンプを介して肉送
りノズルを通し、その下端のサイジングリングへ
供給するようにし、一方、フイルムは装置の側部
にセツトしたケーシングにセツトされたロールよ
り繰り出されて上記肉送りノズルに併設したフオ
ーミングプレートに供給され、円筒状に形成され
て充填パイプに沿つて下降しながら電極によりそ
の縁部が溶着シールされ、その下部の上記サイジ
ングリング部位にて上記ポンプにより充填送給さ
れる軟質加工食品と同速で下降し、その内部に該
軟質加工食品を充填され、装置によりしごき作用
をかけると共に上下昇降するレシプロテーブルの
往復動により所定長さで結紮され、切断されて下
部のシユートより次段程に供給されるようにし、
而して、該装置の上部に設けたタンクより所定の
食用油を油通路を介して装置の下部に設けたポン
プにより該装置の上記レシプロテーブルの進退作
用を介して動作する該ポンプの作用により吸引圧
送され、他の油通路を介して上記充填パイプに沿
つて所定量づつ連続的に下降するようにし、上記
溶着電極と反対側を降下して上記サイジングリン
グの部分で少なくともカツトテープ等の剥離始分
の密着型フイルムとその内部の充填軟質加工食品
の外面との間にその充填の直前に該食用油を薄膜
状に塗布するようにして酸化等がしないように
し、製造されたフイルム包装食品はその充填外面
食品に対してケーシングのフイルムが摂食に際し
て剥離が容易であるようにし、それまでは密着性
が良く、スポツト等が生ぜず、変質が生じないよ
うにした技術的手段を溝じたものである。
〈実施例〉 次に、この出願の発明の実施例を図面を参照し
て説明すれば以下の通りである。
第1〜6図に示す実施例においては、1はこの
出願の発明の1つの要旨の中心を成すフイルム包
装食品製造装置であり、その所定形状のフレーム
2の上部には駆動モータ3が設けられ、図示しな
い軟質加工食品供給源に供給パイプ4を介して接
続する充填ポンプ5をチエンスプロケツト機構に
より駆動するようにされている。
而して、該充填ポンプ5の下部には図示しない
充填口を介して第3図に詳示する様に肉送りノズ
ル6が設けられ、その下端に充填パイプ7が連結
されている。
又、該肉送りノズル6を同芯的にしてフオーミ
ングプレート8を有した充填パイプ7が下延して
おり、フイルム12に対するシール用の溶着カー
ボン電極9を外側に、対向する電極9′を内側に
付設されて該フイルム12の縁部をヒートシール
するようにされおり、又、下端にはサイジングリ
ング10を一体的に形成されている。
又、上記フレーム2の一側寄りにはブラケツト
11を介してフイルム12のロール13が懸架さ
れ、該フイルム12はガイドロール14,14,
14を介し上記肉送りノズル6の下側のフオーミ
ングプレート8に対し所定に折り返され、筒状に
形成されて適宜の引降し装置により下降し、上記
シール用のカーボン電極9,9′でその縁部を連
続的に溶着されて上記充填ポンプ5から供給加工
されて充填パイプ7から供給される後記軟質加工
食品を包装して同速で下降するようにされてい
る。
そして、該フレーム2の中程にその両側に渡設
され、下部の駆動モータ15により所定ストロー
クで昇降動作されるレシプロテーブル16に設け
られたしごきローラ17によりしごかれて該フイ
ルム12内に充密状態にされる。
又、該レシプロテーブル16に設けた図示しな
い結紮装置により所定サイクルで設定ユニツト長
さに結紮されて切断され、下部のシユート18に
連続的に投入されて適宜次段加熱殺菌工程に供給
されるようにされている。
而して、この出願の発明においては、該フレー
ム2の一側寄りに油タンク19が設けられ、油通
路としてのパイプ20を介し、該フレーム2の下
部に固定されたポンプ21に接続されて送油され
ないようにされている。
又、該ポンプ21からはフイルム12内への油
送給用の戻しパイプ22が接続上延して充填パイ
プ7のパイプ止め金具23によりパイプで20と共
に一体支持され、その下部にて電極9,9′の上
部の充填パイプ7に沿つて第4図に示す様に、先
部が内向に斜設された給油口24として開口して
いる。
而して、該ポンプ21の図示しないプランジヤ
による油の給排動作は上記レシプロテーブル16
の下と該ポンプ21のロツド25との当接離反に
より反復動作して行われるようにされている。
尚、第6図に示す実施例は基本的な態様である
が、上記充填ポンプ5から充填送給されるのはソ
ーセージ用の魚肉であり、そして、上記油タンク
19に貯溜されてプランジヤタイプのポンプ21
から連続、又は、間欠的に供給される食用油26
は、例えば、基本的にはサラダ油や白絞油等の常
温で液状の食用油であつて、食品衛生法上支障が
ない限りにおいて、設計的に適宜抗酸化剤着色材
や芳香剤、調味料等を添加させることが設計によ
り自由である。
上述基本的構成の装置において、軟質加工食品
包装製造装置1をその操作パネル27のスタート
ボタンを押すことにより起動させ、上部モータ3
を始動すると共に下部モータ15を始動させ、ソ
ーセージ用の軟質加工食品の魚肉を図示しない供
給源より送給パイプ4を介して送給ポンプ5によ
り肉送りノズル6を介し、充填パイプ7からサイ
ジングリング10に送給し、該サイジングリング
10から圧出送給する。
一方、包装用密着型のフイルム12はそのロー
ル13から所定に繰り出されてガイドローラ1
4,14,14を通り、フオーミングプレート8
で所定に折り返されて筒状に形成されて下降、そ
の僅かにオーバーラツプする縁部の合せ面はカー
ボン電極9,9′で内外から溶着され、シールさ
れ、該フイルム12は筒状を維持して下降し、下
側の充填パイプ7より圧出される軟質加工食品の
外側から包装するように該軟質加工食品と同速で
下降していく。
そこで、上記装置1のフレーム2の両側に渡設
されたレシプロテーブル16が設定ストローク、
及び、所定サイクルで上下することにより、該レ
シプロテーブル16と、ブラケツトを介して一体
的に設けられたしごきローラ17によりフイルム
ごと軟質加工食品はしごかれた後、該レシプロテ
ーブル16に設けられた図示しない結紮装置によ
り結紮されると共に該結紮部で所定に切断されて
シユート18により次の加熱殺菌工程に移送され
ていく。
而して、上述工程において、その軟質加工食品
28の送給は充填ポンプ5により連続的に行われ
ると共に、フイルム12の筒状形成送給、及び、
シールも連続的に行われる。
そして、上記しごき、及び、結紮はレシプロテ
ーブル16の上下動によつてサイクル裡に連続的
に行われる。
そこで、液状の食用油26は油タンク19に常
にその貯溜量が設定量保証されるように適宜監視
されて溜められており、油通路としてのパイプ2
0によりそのヘツドを介してポンプ21に送給さ
れるようにされ、又、油通路22に排出され、し
たがつてて、該レシプロテーブル16の昇降反復
作用により、該ポンプ21の図示しないプランジ
ヤに連結された上部のロツド25が該レシプロテ
ーブル16の下面に押圧される毎に該ポンプ21
は食用油26の給排作用をし、その吐出口から吐
出された食用油26設定量づつ連続的に食用油送
給用のパイプ22を介してパルプ止め金具23に
支持されて極9のシール部とは180゜位相を変えた
裏側の充填パイプ7に臨ませて形成された傾斜し
た開口24から吐出されて該充填パルス7の外面
を第7,8,9図に示す様に線状から面状に流し
て電極9′とフオーミングプレート8の間を通り、
筒状のフイルム12内に設けられたサイジングリ
ング10との間に第6図に示す様に溜められ、そ
の結果、該サイジングリング10の全周から該充
填パイプ7より圧出される軟質加工食品28の外
面全面とフイルム12の内面全面との間に第9図
に示す様に、一種の設定薄膜に塗布された状態で
該軟質加工食品28とフイルム12と共に下降し
て行い、しごき工程に移行されていく。
したがつて、この過程で該軟質加工食品28と
包装用密着型フイルム12の間には薄膜状の食用
油26が全面に塗布され、空気に触れて酸化する
ひまもなくしごき工程に移行されるようにされて
いることになる。
そして、しごきロール17によりしごかれてフ
イルム12内に軟質加工食品28が充密状態で充
填されると猶該充密状態は強化されるにもかかわ
らず、両者の間に介在している薄膜塗布状態の食
用油26は酸化されたり菌等の侵入等がなく確実
にその状態を保持される。
又、上述態様において、ロール13から送給さ
れて筒状に形成される包装用密着型フイルム12
の合せ面が電極9,9′により溶着されてシール
されるが、当該電極9,9′による溶着シール部
に降下してくる食用油26が回り込むと、溶着不
良を生ずることになるため、食用油26の送給油
通路としてのパイプ22の給油口としての開口2
4を充填パイプ7の該溶着シール部の180゜位相を
変えた反対側に形成させて該充填パイプ7の外側
面に降下させるようにし、第10〜15図に示す
実施例においてはこれをより確実にするために電
極9,9′の溶着シール部とは180゜位相を変えた
反対側の充填パイプ7の縦方向位置に軸方向に沿
つて前記油供給用のパイプ20をその内部に埋設
し、又、サイジングリング10には第14,15
図に示す様に径方向溝29,29…を穿設し、充
填パイプ7内の周方向に形成した周孔30に接続
させると共に外周面に開口させてある。
又、油供給用のパイプ22は該周孔30にその
下端で接続することにより、パイプ止め金具23
の下部から充填パイプ7内に埋設されたパイプ2
2に供給される食用油26は強制的に下部のサイ
ジングング10のノズル孔31,31…から吐出
され、その間は周囲に回り込むことなく送給さ
れ、該サイジングリング10の各ノズル孔31か
らフイルム112の内面全面に均一に供給され、
サイジングリング10から圧出される軟質加工食
品28の外面と該フイルム12の内面との間に薄
膜状に介装塗布される。
したがつて、これらの実施例においては、電極
9,9′の部分には絶対に食用油26が回り込ま
ず、サイジングリング10に於いて始めて軟質加
工食品28の外面全面とフイルム12の内面全面
に均一に薄膜の食用油26が塗布されることにな
る。
このため、該食用油26はフイルム12により
外気と遮断されて包装中に酸化したり、外菌の侵
入等が防せがれ、このような状態で装置されたフ
イルム包装食品のソーセージにおいては全てのフ
イルム12が軟質加工食品28から全面的に剥離
されることが出来る。
尚、近時該種フイルム包装食品のソーセージに
おいては前述した如くその一部に長さ方向にカツ
トテープを部分溶着して該カツトテープの溶着し
てない部分を引つ張ることにより、該カツトテー
プとフイルム12の溶着している部分が容易に充
填軟質加工食品28から剥離始分として剥離され
ることが出来るようにされている。
したがつて、包装用密着型フイルムを用いるソ
ーセージにおいては該カツトテープの部分のフイ
ルム12の裏側にのみ上記食用油26を薄膜状に
塗布開設しておけば良いことが分る。
このような実施例としては、第16〜19図に
示す実施例の様にフイルム12のフオーミングプ
レート8への送給工程にカツトテープロール2を
添設し、フイルム12と重合状態で、カイドロー
ラ14に繰り出されるカツトテープ33に対して
制御装置を介して通電加熱される溶着用の電極3
4を付設させて所定プログラム通りに該フイルム
12に対して溶着部分を溶着しない部分とを交互
に形成させて一体化されたフイルム12とカツト
テープ33を前記フオーミングプレート8に送給
し、該カツトテープ33の溶着部分がシール電極
9,9′区と180゜位相の異なる反対側に来るよう
にして同様に筒状に形成し、充填パイプ7外側に
て下降させ、サイジングリング10に送給させて
行く。
そして、当該実施例においては、このカツトテ
ープ31をフイルム12に溶着させて下降させて
行く充填パイプ7の外面の軸方向に、即ち、電極
9,9′の溶着シール部と略反対側の部分の油供
給用パイプ22の給油口24の充填パイプ7の側
面に軸方向に沿つてシール電極9′の適宜上部ま
で溝35を形成して食用油26のガイドとして後
は充填パイプ7の側面を降下させるようにして、
サイジングリング10まで降下させて、該カツト
テープ33の添着された部分のみに食用油26を
薄膜状に塗布するようにしておき、充填パイプ7
から軟質加工食品28が圧出されてフイルム12
により包装されて行く工程において、両者間に僅
かに該カツトテープ33の幅よりもやや広く食用
油26が広がつて塗付介設されるようにすること
も出来る。
尚、この出願の発明の実施態様は上述各実施例
に限るものでないことは勿論であり、種々の態様
が採用可能である。
又、対象軟質加工食品は魚肉ソーセージに限ら
ず獣肉、鳥肉のハム等も対象に出来、更には、羊
羹、ウイロウ等上記ケーシング相当のフイルムで
包装される軟質加工食品は全て適用対象とするこ
とが可能であり、又、食用油は上述の如く、必ず
しも、拡酸化剤、着色剤や芳香剤や調味料等を混
合添加せずとも良い等の態様が採用出来ることも
勿論である。
又、フイルム、及び、軟質加工食品の断面形状
は円筒型に限らず、角形等も可能であり、このよ
うな軟質加工食品充填包装装置については適宜設
計変更の範囲である。
尚、実験においては食用油の薄膜の塗布の有無
によつて著しい効果上の差があることが判明し
た。
〈発明の効果〉 以上この出願の発明によれば、基本的に、魚肉
ソーセージ等の軟質加工食品をケーシングのフイ
ルムに包装して所定の食品を形成するに際し、そ
の包装の材質にかかわりなく、筒状に形成したフ
イルム内に充満状態に該軟質加工食品を充填させ
て所定ユニツト長のソーセージ等を加工成形する
ことが出来る効果が奏されるばかりでなく、それ
らの密着性を保証し、両者の間に気泡等が発生す
ることが無く、その変質を防止することが出来る
優れた効果があり、更には、両者間の剥離を確実
に保証することが出来るという優れた効果が奏さ
れる。
而して、両者間の少なくとも軟質加工食品とフ
イルムとの剥離部分との間に該軟質加工食品のフ
イルムによる包装前に食用油の薄膜がフイルム内
面に塗布され介設されてるようにされいることに
より、該フイルムを軟質加工食品から剥離する場
合にその剥離が容易に出来、しかも、剥離部分で
軟質加工食品のフイルム側への付着がなく、その
ため、摂食時において見栄えが悪い等の商品価値
を低下させることがないという優れた効果が奏さ
れる。
しかも、該薄膜状に塗布して介在させる食用油
は上述の如く、単に軟質加工食品からフイルムを
剥離を容易にさせる効果があるのみならず、該包
装自体に抗酸化剤、着色剤や芳香剤、調味料等を
添加することが出来るために、軟質加工食品から
フイルムを剥離した時にそれらの香りが良く、
又、軟質加工食品に対する外面の色が美観を呈
し、更に、摂食に際して味を賞味することが出来
るという効果があり、加えて、軟質加工食品自体
にこのような添加剤を加える場合には極めて大量
の油を要するのに比し、軟質加工食品の表面のみ
に極めて少量を添加するだけで良いので、コスト
的にも安くなるという利点がある。
更に、従来の如く、充填する軟質加工食品の材
質等によつてその剥離性能を考慮するフイルムの
材質選定が必要であつたので、上記食用油の薄膜
状の塗布介設によりほとんどその選択が自由とな
る組合せ上の効果がある。
そして、上記軟質加工食品の充填パイプから該
充填パイプに対して圧送し、吐出する工程に髄伴
して筒状にフイルムを送給形成する必要がある
が、この場合においても、装置に対する馴染み性
が該軟質加工食品に対する剥離との競合性をほと
んど考慮することが無く選択出来るので、或い
は、考慮しなくても良いので、その製造方法、或
いは、製造装置との馴染み性が支障なく考慮され
るという自由度が豊になる効果が奏される。
そして、軟質加工食品のフイルムによる包装直
前に該フイルムの内面に食用油が塗布されること
により、該食用油は外気に触れず酸化されず、
又、外菌の侵入等も防止されるという優れた効果
が奏される。
而して、製造装置としては従来タイプの装置に
対してそのレシプロテーブルに連係動作するプラ
ンジヤポンプを設けて油通路を介し充填パイプに
給油ノズルを設けるだけで良いので、全く新しく
装置を開発設置する必要なく、従来の装置を利用
できるという点でコスト的に大きなメリツトがあ
る。
【図面の簡単な説明】
図面はこの出願の発明の実施例の説明図であ
り、第1図は装置の1実施例の概略正面図、第2
図は同側面図、第3図は第1,2図要部の機構要
部概略斜視図、第4図は充填パイプにおける油通
路の取付支持構造部分断面側面図、第5図は同
−断面図、第6図は製造方法のプロセスの1実
施例の概略側面図、第7,8,9図は第6図の
−,−,−断面図、第10図は第6図
相当他の実施例の概略側面図、第11,12図は
第10図のXI−XI,XII−XII断面図、第13図はサ
イジングリング部断面図、第14,15図は第1
3図の−,−、断面図、第16
図は第6図相当別の実施例の部分断面側面図、第
17,18,19図は第16図の−−,
−,−、断面図である。 12……フイルム、28……軟質加工食品、2
6……食用油、21……充填ポンプ、6……肉送
りノズル、10……サイジングリング、9,9…
…シール装置、7……充填パイプ、22……油通
路、1……製造装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 包装フイルムをその縁部をシールして筒状に
    成形しつつその内部に軟質加工食品を所定量充填
    してユニツト長にて結紮するようにしたフイルム
    包装食品の製造方法において、上記フイルムの縁
    部に対するシールを行つた後でフイルムによる包
    装前に食用油を外気と遮断状態で上記フイルムの
    内側に流下させて該フイルムの少くとも周方向一
    部に薄膜状に塗布するようにしたことを特徴とす
    るフイルム包装食品製造方法。 2 肉送りノズルを介して先端にサイジングリン
    グを有し、且つ、フイルムの縁部に対するシール
    装置が配設されている充填パイプに軟質加工食品
    の充填ポンプが接続されているフイルム包装食品
    製造装置において、上記充填パイプに併設した油
    通路がその上端を食用油源に接続するポンプに連
    通され、又、下端の開口が充填パイプの外側面に
    てその先端の手前に臨まされていることを特徴と
    するフイルム包装食品製造装置。
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