JPH0357220Y2 - - Google Patents

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JPH0357220Y2
JPH0357220Y2 JP5605984U JP5605984U JPH0357220Y2 JP H0357220 Y2 JPH0357220 Y2 JP H0357220Y2 JP 5605984 U JP5605984 U JP 5605984U JP 5605984 U JP5605984 U JP 5605984U JP H0357220 Y2 JPH0357220 Y2 JP H0357220Y2
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JP
Japan
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deodorant
sanitary napkin
present
divalent iron
iron ions
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JP5605984U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は防臭生理用ナプキンきに関する。
通常、女性の生理の際には、その分泌物に起因
する悪臭およびむれやすい環境のため繁殖する雑
菌の代謝生産物に起因する悪臭を発生する。
この対策として活性炭を悪臭吸収剤として生理
用ナプキンに使用する方法が行なわれたことがあ
るが効果の持続性が短い欠点および活性炭が嵩張
るため使用感が悪く、その上破損したときに真黒
に汚れることおよび水洗便所等に捨てられたとき
に解けにくいなどの欠点があつたため最近は用い
られていない。
本考案はこのような欠点のない防臭生理用ナプ
キンきを提供することを目的とする。
本考案はL−アスコルビン酸を添加した2価の
鉄イオンの水溶液を部分的に含浸させた防臭生理
用ナプキンよりなる。
本考案の防臭剤に用いる2価の鉄イオン溶液と
しては、たとえば、硫酸第一鉄、硝酸第一鉄、塩
化第一鉄、燐酸第一鉄、蓚酸第一鉄などの鉄塩の
水溶液を挙げることができる。
2価の鉄イオンは殺菌作用および悪臭吸収作用
を有している。
すなわち、2価の鉄イオンは酸素と反応して分
子状酸素を活性酸素に変換させるので、この活性
酸素による強い酸化力が殺菌作用を発揮するので
ある。
一方、アンモニヤ、硫化水素、メルトルカプタ
ン等の悪臭成分は2価の鉄イオンと錯化合物を形
成して吸収される。
このように、本考案に用いる2価の鉄イオンは
殺菌作用および悪臭吸収作用の両方を有している
ので雑菌の排除をとくに要求される生理用ナプキ
ンの防臭に最適ものであり、その効果は非常に大
きい。
しかしながら、2価の鉄イオンのみでは空気中
の酸素により急速に酸化され、殺菌作用や悪臭吸
収作用のない3価の鉄イオンに変化するため効果
の持続時間が短い。
本考案の防臭生理用ナプキンきにおいてはL−
アスコルビン酸(ビタミンC)を少量添加すれ
ば、空気中においても、長時間の間、酸化されず
2価の鉄イオンのままで保存できる現象を利用し
て持続時間を増大させることができた。
本考案にL−アスコルビン酸を添加した防臭溶
液を使用するときは、たとえば、硫酸第一鉄の濃
度0.1〜2モル水溶液100ミリリツトルに、L−ア
スコルビン酸50〜1000ミリグラムを添加したもの
を生理用ナプキンの一部に含浸させて、これを乾
燥または半乾燥させて本考案の防臭生理用ナプキ
ン製品とする。
このように製品としては乾燥した状態で販売さ
れるが、使用の際に水分または湿気を吸収して再
び水溶液になつて作用する。
この際に用いる第一鉄塩およびL−アンコルビ
ン酸の濃度は溶液の含浸方法または要求される持
続時間に応じて適宜選択できる。
本考案の防臭生理用ナプキンには従来より使用
されている型式の生理用ナプキンをほとんどその
まま用いることができる。
本考案を生理用ナプキンに適用する場合大別し
て2種の型式に分けることができる。
第一のものは従来の生理用ナプキンをそのまま
用いて、それを構成する素材の中で、防臭剤溶液
を含浸しやすい素材に防臭剤を含浸させるもので
あり、第二のものは防臭剤を含浸させたシートを
従来の構造のものに張り合せたものである。
第1図の実施例はパルプのような多孔質の材質
からなる分泌液吸収体1に紙のような含浸力のあ
る材料に防臭液を含浸させた防臭剤含浸シート2
を貼り合せたものを被覆材3で被覆した生理用ナ
プキンである。
防臭剤含浸シート2として、紙を用いるのが防
臭剤水溶液の含浸力および水解性の点から望まし
い。
また、本考案の防臭生理用ナプキンは必ずしも
第1図のような多層の構造に限らず、場合によつ
ては、吸収体1の一部に該防臭剤を含浸させる構
造にして好都合に使用することができる。
本考案の防臭生理用ナプキンは悪臭吸収作用を
殺菌作用とともに行うので、その効果は相乗的に
増大するため、清潔さと快適さが特に要求される
生理用ナプキンにとつては非常に有用な考案であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の防臭生理用ナプキン
きの構造を示す縦断面図であり、第2図はその斜
視図である。図中の符号は1……吸収体、2……
防臭剤含浸シート、3……被覆材シートである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. L−アスコルビン酸を添加した2価の鉄イオン
    の水溶液を部分的に含浸させた防臭生理用ナプキ
    ン。
JP5605984U 1984-04-16 1984-04-16 防臭生理用ナプキン Granted JPS60168817U (ja)

Priority Applications (1)

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JP5605984U JPS60168817U (ja) 1984-04-16 1984-04-16 防臭生理用ナプキン

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JP5605984U JPS60168817U (ja) 1984-04-16 1984-04-16 防臭生理用ナプキン

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JPS60168817U JPS60168817U (ja) 1985-11-09
JPH0357220Y2 true JPH0357220Y2 (ja) 1991-12-26

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JPH0519052Y2 (ja) * 1989-09-13 1993-05-20
JP2007159632A (ja) * 2005-12-09 2007-06-28 Daio Paper Corp 通気性消臭シートおよびこれを用いた吸収性物品
JP4667485B2 (ja) * 2008-04-21 2011-04-13 花王株式会社 吸収性物品

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JPS60168817U (ja) 1985-11-09

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