JPH0357069Y2 - - Google Patents

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JPH0357069Y2
JPH0357069Y2 JP1986000231U JP23186U JPH0357069Y2 JP H0357069 Y2 JPH0357069 Y2 JP H0357069Y2 JP 1986000231 U JP1986000231 U JP 1986000231U JP 23186 U JP23186 U JP 23186U JP H0357069 Y2 JPH0357069 Y2 JP H0357069Y2
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disk cover
electric wire
disk
recess
cover
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【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は電線の中間部をデイスクカバーに固定
するために用いられる固定装置に関するものであ
る。
従来技術 車両各部に設けられた電気機器あるいは電子機
器を接続するために、単芯または複芯の電線が配
設される。このような電線はその末端のみならず
中間部が固定される必要がある。このような電線
固定装置の一種に、電線が貫通する保護部材を、
デイスクロータを保護するために設けられたデイ
スクカバーに取り付けることにより、その電線の
中間部をデイスクカバーに固定する装置が知られ
ている。
かかる固定装置は、通常、長手状の板材から曲
成され、固定部、この固定部から立上がる脚部、
この脚部に続いてU字状に回曲された把持部を有
するクランプ部材から成り、固定部においてデイ
スクカバーに溶接等により固定されるとともに、
把持部において電線に装着された保護部材をその
軸心方向の移動不能に把持し得るようになつてい
る。そして、電線のデイスクカバー等に対する位
置決めは、電線における保護部材の取付位置およ
びデイスクカバーにおけるクランプ部材の固定位
置により決定されるため、従来においては、保護
部材を電線上の所定位置に装着し、クランプ部材
をデイスクカバーに位置決めし且つ固定すること
が行われている。
考案が解決すべき問題点 しかしながら、上記のようなクランプ部材を精
度良く位置決めしつつ溶接等により固定部をデイ
スクカバーに固定することは比較的困難であるた
め、従来においては、クランプ部材を精度良く位
置決めするために大きな位置決め治具が必要とな
るとともにクランプ部材の固定作業を迅速に為し
得ないという問題があつた。
これに対し、たとえば実開昭55−179275号公報
および実開昭56−40419号公報に記載の技術を参
考にして、デイスクカバーに凹陥部を設けて、電
線が挿通する保護部材の一部をその凹陥部内に嵌
め入れるとともに、基端部においてデイスクカバ
ーに溶接等により固定したクランプ部材の先端部
により凹陥部内からの保護部材の飛出しを阻止す
るように構成すれば、電線のデイスクカバーに対
する固定位置は、電線に対する保護部材の取付位
置およびデイスクカバーにおける凹陥部の形成位
置に基づいて決定されるため、クランプ部材をデ
イスクカバーに固定する際に精度良く位置決めす
る必要がなくなつて、上記の問題を好適に解消し
得ると考えられる。
しかし、この場合において、上記クランプ部材
は、通常、凹陥部内に保護部材を嵌め入れるのに
先立つてデイスクカバーに固定されるので、その
クランプ部材の先端部における弾性復帰力にて保
護部材を押圧することにより保護部材の凹陥部内
からの飛出しを阻止するように構成する場合にお
いては、凹陥部をデイスクカバーの軸心と平行な
方向においてのみ開口するように形成すると、保
護部材を凹陥部に嵌め入れる際にクランプ部材の
先端部を前記弾性復帰力に抗して比較的大きく持
ち上げねばならず、かかる作業を繰り返し行う作
業者に多大の負担を与えることが避け難い。
問題点を解決するための手段 本考案は以上の事情を背景として為されたもの
であつて、その要旨とするところは、デイスクロ
ータを保護するために設けられて円板状を成し、
外周側に軸心と平行な方向へ突き出す環状の凸部
を有するデイスクカバーにおいて、電線が貫通す
る保護部材をその凸部の外面に取り付けることに
より、その電線の中間部をそのデイスクカバーに
固定する固定装置であつて、(a)前記デイスクカバ
ーの凸部の角部に形成されてそのデイスクカバー
の軸心と平行な方向および径方向においてそれぞ
れ開口し、前記保護部材の一部が嵌め入れられる
凹陥部と、(b)先端部が前記凹陥部を覆うように基
端部がその凹陥部の径方向の開口と反対側の位置
において前記デイスクカバーに固定され、その先
端部が自身の弾性復帰力により前記保護部材に弾
性的に当接してその保護部材の凹陥部内からの飛
出しを阻止するクランプ部材とを含むことにあ
る。
作用および考案の効果 このようにすれば、デイスクカバーの外周側に
軸心と平行な方向へ突き出すように形成された環
状の凸部の角部に、デイスクカバーの軸心と平行
な方向および径方向においてそれぞれ開口する凹
陥部が形成されるとともに、クランプ部材の先端
側がその凹陥部を覆うようにそのクランプ部材の
基端部が凹陥部の径方向の開口と反対側の位置に
おいてデイスクカバーに固定され、クランプ部材
の先端部が自身の弾性復帰力により凹陥部内の保
護部材に弾性的に当接して保護部材の凹陥部内か
らの飛出しが阻止される。これにより、電線の所
定位置に装着された保護部材をデイスクカバーの
所定位置に形成された凹陥部に嵌め入れることに
基づいて電線のデイスクカバーに対する位置決め
を為し得るため、従来のようにクランプ部材を精
度良く位置決めした状態でデイスクカバーに固定
する必要がなくなつて、従来のような大きな位置
決め治具が不要となるとともにクランプ部材の固
定作業を容易に且つ能率良く為し得る。また、保
護部材を凹陥部に嵌め入れるに先立つてクランプ
部材が先端部において凹陥部を覆うようにデイス
クカバーに固定されていても、そのクランプ部材
の前端部を前記弾性復帰力に抗して少し持ち上げ
るだけで保護部材を凹陥部の径方向の開口から凹
陥部内へ容易に嵌め入れることができるため、ク
ランプ部材の先端部を持ち上げることによる作業
者の負担を好適に軽減し得る。
実施例 以下、本考案の一実施例を示す図面に基づいて
詳細に説明する。
第1図および第2図において10は一枚の板材
からプレス成形されたデイスクカバーであつて、
デイスクロータ(図示せず)を保護する位置に設
けられている。デイスクカバー10は全体として
円板状を成し、その外周部にはデイスクロータの
軸心方向に環状に突き出た凸部12が形成されて
いる。凸部12の内周側に位置する角部には、プ
レス成形時に絞り出されることにより、デイスク
カバー10の径方向内側および軸心と平行な方向
に向かつてそれぞれ開口する凹陥部14が前記径
に直角な方向に所定長さ形成されている。
一方、電線16の中間部にはゴム等より成る円
筒状の保護部材18が所定の抜け荷重が付与され
た状態でかつ軸心方向に位置決めされた状態で装
着されており、電線16が貫通した状態の保護部
材18の一部が前記凹陥部14内に嵌め入れられ
ている。凹陥部14の長さは保護部材18の軸心
方向長さと略同様に形成されているとともに、凹
陥部14の深さ寸法は、その内部に嵌め入れられ
た保護部材18が後述のクランプ部材20により
押圧されたときに、第2図に示すように、保護部
材18を貫通する電線16とデイスクカバー10
との間により好ましくは所定の間隙Sが形成され
るように予め決定されている。なお、第2図にお
いては、電線16が省略されている。
前記凸部12において凹陥部14の外周側に隣
接する場所、すなわち凹陥部14の径方向の開口
と反対側の位置には、クランプ部材20が固定さ
れている。このクランプ部材20は平坦な固定部
22とへ字状に曲げられた押圧部24とを備えた
長手板状の部材から成り、押圧部24(先端部)
が凹陥部14を略覆蓋する状態で、固定部22
(基端部)がデイスクカバー10の凸部12に溶
接により固着されている。そして、押圧部24の
スプリング力(弾性復帰力)に基づいて前記保護
部材18が所定の押圧力で凹陥部14内に向かつ
て押圧されることによつて、凹陥部14内からの
保護部材18の飛出し(脱落)が阻止されてい
る。
このように、本実施例によれば、電線に装着さ
れた保護部材18を、デイスクカバー10にプレ
ス成形時に精度良く位置決めされて形成された凹
陥部14内に、クランプ部材20の押圧部24を
凹陥部14から離隔する方向へ退避させた状態で
単に嵌め入れるだけで、電線16のデイスクカバ
ー10等に対する位置決めを為し得るとともに、
押圧部24のスプリング力により保護部材18が
凹陥部14内に向かつて押圧されることにより、
保護部材18の凹陥部14内からの飛出しが阻止
されて電線16がデイスクカバー10に取り付け
られる。この結果、電線16のデイスクカバー1
0等に対する位置決めは電線16における保護部
材18の取付位置およびデイスクカバー10にお
ける凹陥部14の形成位置によつて精度良く為さ
れるので、クランプ部材20を精度良く位置決め
した状態でデイスクカバー10に固定する必要が
なくなる。これにより、クランプ部材20を精度
良く位置決めするために従来のような大きな位置
決め治具が不要となるとともにクランプ部材20
の固定作業を容易にかつ能率良く為し得る。
また、本実施例によれば、デイスクカバー10
の外周側に軸心と平行な方向へ突き出すように形
成された環状の凸部12の角部に、デイスクカバ
ー10の軸心と平行な方向および径方向内側へ向
かつてそれぞれ開口する凹陥部14が形成されて
いるとともに、クランプ部材20は凹陥部14の
外周側においてデイスクカバー10に固定されて
いるので、保護部材18を凹陥部14に嵌め入れ
るに先立つてクランプ部材20が先端部において
凹陥部14を覆うようにデイスクカバー10に固
定されていても、クランプ部材20の先端部をそ
の弾性復帰力に抗して少し持ち上げるだけで保護
部材18を凹陥部14の径方向内側の開口から凹
陥部14内へ容易に嵌め入れることができ、これ
により、クランプ部材20の先端部を持ち上げる
ことによる作業者の負担を好適に軽減することが
できる。
また、本実施例によれば、凹陥部14はデイス
クカバー10のプレス成形と同時に精度良く位置
決めされて形成されるので、クランプ部材により
電線を位置決めする従来の場合に比べて、電線1
6のデイスクカバー10等に対する位置決め精度
を一層向上し得る。
また、本実施例によれば、保護部材18の一部
が凹陥部14内に収容された状態で電線16がデ
イスクカバー10に取り付けられることとなるの
で、電線16の取付スペースが小さくなり、他の
部品との干渉が軽減される利点がある。
なお、上述したのはあくまでも本考案の一実施
例であり、本考案はその趣旨を逸脱しない範囲に
おいて種々変更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が適用されたデイスクカバーの
電線固定装置の使用状態を示す斜視図である。第
2図は第1図における−視断面図であつて、
電線を省略して示す拡大図である。 10……デイスクカバー、14……凹陥部、1
6……電線、18……保護部材、20……クラン
プ部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 デイスクロータを保護するために設けられて円
    板状を成し、外周側に軸心と平行な方向へ突き出
    す環状の凸部を有するデイスクカバーにおいて、
    電線が貫通する保護部材を該凸部の外面に取り付
    けることにより、該電線の中間部を該デイスクカ
    バーに固定する固定装置であつて、 前記デイスクカバーの凸部の角部に形成されて
    該デイスクカバーの軸心と平行な方向および径方
    向においてそれぞれ開口し、前記保護部材の一部
    が嵌め入れられる凹陥部と、 先端部が前記凹陥部を覆うように基端部が該凹
    陥部の径方向の開口と反対側の位置において前記
    デイスクカバーに固定され、該先端部が自身の弾
    性復帰力により前記保護部材に弾性的に当接して
    該保護部材の該凹陥部内からの飛出しを阻止する
    クランプ部材と、 を含むことを特徴とするデイスクカバーの電線固
    定装置。
JP1986000231U 1986-01-06 1986-01-06 Expired JPH0357069Y2 (ja)

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JP1986000231U JPH0357069Y2 (ja) 1986-01-06 1986-01-06

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JPS62111723U JPS62111723U (ja) 1987-07-16
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JPS5640419B2 (ja) * 1973-02-19 1981-09-21
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