JPH0356869A - 静止誘導機器の異常検出装置 - Google Patents

静止誘導機器の異常検出装置

Info

Publication number
JPH0356869A
JPH0356869A JP19319589A JP19319589A JPH0356869A JP H0356869 A JPH0356869 A JP H0356869A JP 19319589 A JP19319589 A JP 19319589A JP 19319589 A JP19319589 A JP 19319589A JP H0356869 A JPH0356869 A JP H0356869A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
partial discharge
sensor
moisture
gas
detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP19319589A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2695928B2 (ja
Inventor
Tetsuji Yoshikawa
哲司 吉川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP19319589A priority Critical patent/JP2695928B2/ja
Publication of JPH0356869A publication Critical patent/JPH0356869A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2695928B2 publication Critical patent/JP2695928B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing Relating To Insulation (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、不活性ガスが封入された静止誘導機器の異常
検出装置に関する。
(従来の技術) 例えば不活性ガスたるSFウが密封されたガス絶縁変圧
器では、内部の発線に部分放電か発生することがあり、
これを放置しておくと、巻線用の絶縁物が劣化して絶縁
破壊を誘発する。このため、部分放電の発生が限度以上
発生するようにfコったときは、巻線を修理或は交換し
なければならない。そこで、ガス絶縁変圧器に生じる部
分放電を常時若しくは定期的に測定することが試みられ
ており、その装置の一例としてG I S (gas 
insufated svitchgear〉に発生す
る部分放電を検出するための例えばコロナメータを利用
することが考えられている。つまり、絶縁及び消弧を兼
ねたSF,が封入されたGISには、それに発生する部
分放電を検出するためのコロナメータが設けられており
、このコロナメータをガス絶縁変圧器に発生する部分放
電の検出に適用しようとするものである。
ところで、SF6は部分放電の発生及び水分の存在によ
り次のような化学反応を起こすことが知られている。
SF6→SF4 十F2 SF4+H20−SOF, +2I{FSOF2 +H
2 0→so,+2HFここで、変圧器のタンク内には
数百ppmの水分が存在するのが通常であるため、部分
放電が発生したときは、本来安定なS F bが分解し
て活性ガスに変化してしまうことになる。
一方、第3図に示すガス絶縁変圧器では、部分放電の他
に局部過熱という異常を生じることがある。つまり、例
えば巻線の1ターンに短絡を生じると、常時発熱してい
る鉄心1,一次巻線2,二次巻線3がさらに発熱するこ
とがある。このため、通常ポリエステルフィルム或はブ
レスポード等の薄手の有機絶縁物により形戊された絶縁
物が局部過熱により分解し、これによりH2 0.Co
,CO2が発生してしまう。ここで、前述した化学反応
は部分放電ばかりでなく温度上昇によっても生じること
が知られているので、局部過熱によってもSF.が活性
ガスに変化してしまう。
しかしてガス絶縁変圧器では、GISに比べて局部過熱
による活性ガスの発生が問題化しており、局部過熱を確
実に検出することが望まれている。
そこで、局部過熱を検出する装置として第3図に示すガ
スクロマトグラフィ4を用いてガスの成分を計1定する
ようにしている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上述のガスクロマトグラフ5f4は、そ
の構或が複雑であってコストが高く保守整備が面倒であ
るばかりでなく、その構成上変圧器内部で発生するガス
或分をリアルタイムで測定することができず、局部過熱
の監視が不十分になるという欠点がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は
、局部過熱を簡単な構戊にて常時監視することができる
等の効果を奏する静止誘導機器の異常検出装置を提供す
るにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明の静止誘導機器の異常検出装置は、静止誘導機器
内部で発生した部分放電を検出する部分放電センサを設
け、静止誘導機器内部の水分を検出する水分センサを設
け、前記部分放電センザ及び前記水分センサの検出状態
に基づいて前記静止誘導機器に発生する部分放電或は局
部過熱等の異常を検出する異常検出手段を設けたもので
ある。
(作用) 静止誘導機器内で部分放電が発生すると、部分放電セン
サが検出状態となる。このとき、部分放電の発生により
静止誘導機器内部で水分が発生して水分センサが検出状
態となるから、そのことに基づいて異常検出手段は部分
放電が発生したと判断する。
また、静+1.誘導機器内で局部過熱を生じたときは、
その局部過熱により水分が発生していることから、水分
センサは検出状態となっている。これに対して、部分放
電センサは検出状態にはならないので、そのことに基づ
いて異常検出手段は局部過熱が生じていると判断する。
(丈施例) 以ド、本発明の第1の実施例を第1図により説明する。
タンク11内部に配置された鉄心12には一次巻線13
及び二次巻線14が互いの間にダクト;′T’存在する
ように巻装されていると共に、その夕゛/ク11内に不
活性ガスたるSF6  (六沸化硫黄)が密封されて変
圧器が構成されている。タンク゛1の側面にはその内部
を臨むセンサ格納室15が設けられており、そこに部分
放電センサたるコロナセンサ16が配置されている。こ
のコロナセンサ16はフエライトアンテナと略同一構成
のもので、フエライトコア16aに巻線16bを数ター
ン巻回して形或されている。また、タンク11の側面に
はこれの内部とバルブ17を介して連通したセンサ格納
室l8が設けられており、そこに水分センサ19が格納
されている。この水分センサ19は、ガス中の水分を例
えば多孔性アルミニウムに吸着させ、以て水分量の変化
を気孔壁の電気伝導度の変化(インピーダンス変化)と
して検出するものである。そして、コロナセンサ16及
び水分センサ19からの出力は人工知能を有する異常検
出手段たる信号処理装置20に与えられている。この信
号処理装置20はエキスパートシステムをaしており、
そのエキスパートシステムがコロナセンサ16及び水分
センサ19の検出状態に基づいてガス絶縁女圧器で発生
する各種異常を後述のように判断する。
次に上記構成の作用について説明する。
変庄器の運転に伴って例えば一次巻線13に部分級電が
発生すると、部分放7aの発生に伴ってSFわがSF4
及びF2に分解すると共に一次巻線]3を絶縁している
有機絶縁物が分解してH20Co,C○2等の分解ガス
が発生する。すると、以下に示す化学式のように不活性
ガスのSF6が活性ガスに変化してしまう。
S F ,→SF4 +F’, SF4+H2 0神SOF2+2HF SOF2+H,0叫SO2 +2HF この結果、SF.による絶縁性能が劣化してしまう。こ
のとき、部分放電に1?ってガス中に含まれている水分
量が上昇するから、水分センサ19から出力される検出
信号の信号レベルが上昇する。
一方、一次巻線13に部分放電が発生すると、その部分
放電の発生に伴って一次巻線13から電磁波が発生ずる
。すると、コロナセンサ16に一次巻線13からの電磁
波が鎖交するから、コロナ・ビンサ16から出力される
検出信号の強度が上昇する。従って、信号処理装置20
は、コロナセンサ16及び水分センサ]9か検出状態と
なったとして部分放電の可能性大と判断する。
また、例えば一次巻線13の一部が短絡することにより
、一次巻線13が局部過熱したときは、その局部過熱に
伴って巻線の有機絶縁物が分解して水分が発生するから
、水分センサ19で検出される水分量が上昇する。この
とき、コロナセンサ16は非検出状態であるから、信号
処理装置2oは、局部過熱.外部からの水分侵入,工場
出荷時の水分過大.絶縁物の自然劣化等を推定する。従
って、12号処理装置20による判断結果に基づいて各
種対策を施すことができる。
第2図は本発明の第2の実施例を示すもので、以下これ
について第1の実施例と同一部分には同一符号を付して
説明を省略し、異なる部分のみ説明する。
つまり、タンク11にはコロナセンサ16及び水分セン
サ19の他に、ガスセンサ21が設けられている。また
、このガスセンサ21により測定されたタンク11内の
ガス成分は信号処理装置20に与えられる。そして、信
号処理装置20は、コロナセンサ16及び水分センサ1
9に加えて、ガスセンサ21の測定結果に基づいて変圧
器で発生する異常を検出する。つまり、第1の実施例の
場合、コロナセンサ16が非検出状態で且つ水分センサ
19が検出状態のときは、局部過熱,外部からの水分侵
入,]一場出荷時の水分過大,絶縁物の11然劣化等を
推定することができたが、それ以上の推理は困難である
。これに対して、この第2の実施例によれば、ガスセン
サ21により分解ガスが検出されたときは、局部過熱及
び絶縁物の自然劣化と推定することができる。即ち、局
部過熱及び絶縁物の自然劣化の場合は、外部からの水分
侵入若しくは工場出荷時の水分過大と違って、絶練物の
分解に伴う分鯉ガスの発坐を伴うから、そのことに基づ
いて要因を特定できる。さらに、ガスセンサ21の検出
結果からガス中に含まれる成分を特定できる構成の場合
は、局部過熱及び絶縁物の自然劣化の何れかを特定する
ことができる。
つまり、絶縁物が自然劣化した場合は、ガス中にSFb
の分角¥により生戊されるイオウ化含物或はフッソ化合
物等が含まれないのに対してCO或はCO2が含まれる
から、それらのガスが検出されたときは絶縁物の自然劣
化と判断することができる。一方、SF.の分解ガスが
検出されたときは、局部過熱と判断することができる。
要するに、上記各実施例のものによれば、コロナセンサ
16に加えて水分センサ19の検出結果に話づいてガス
絶縁変圧器で発生する部分放電及び局部過熱を判断する
ようにしたので、コロナセンサ単体で部分放電を測定す
る場合に比べて、部分放電の検出精度が向上すると共に
、局部過熱の発生をも判断することができる。
また、コロナセンサ16及び水分センサ19は連続検出
が可能であるから、ガスクロマトグラフィを利用した従
来検出装置と違って、冗常内容をリアルタイムで測定す
ることができる。さらに、水分センサ19は簡単な構成
であるから、コストの上昇を招くことはない。
尚、上記丈施例では、部分放電センサとしてフエライト
アンテナから成るコロナセンサ16を用いると共に水分
センサ1つとして酸化アルミニウムから成るセンサを用
いたが、各センサとして他の構成より成るセンサを用い
るようにしてもよい。
[発明の効果コ 以上の説明から明らかなように、本発明の静正誘導機器
の異常検出装置によれば、静止誘導機器内部での部分放
電の検出状態並びに静止誘導機器内部での水分の検出状
態に基づいて前記静止誘導機器に発生する部分放電或は
局部過熱等の異常を検出する異常検出手段を設けたので
、局部過熱を簡単な構成で常時監視できるという優れた
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示す概略構成図、第2
図は本発明の第2の実施例を示す第1図相当図である。 また、第3図は従来例の概略購成図である。 図中、11はタンク,12は鉄心,]3は一次巻線.〕
4は二次巻線,16はコロナセンサ(部分放電センサ)
,19は水分センサ,20は1、二号処理装置(異常検
出手段).21はガスセンづ』である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、不活性ガスが封入された静止誘導機器に発生する異
    常を検出するものであって、前記静止誘導機器内部で発
    生した部分放電を検出する部分放電センサと、前記静止
    誘導機器内部の水分を検出する水分センサと、前記部分
    放電センサ及び前記水分センサの検出状態に基づいて前
    記静止誘導機器に発生する部分放電或は局部過熱等の異
    常を検出する異常検出手段とを備えたことを特徴とする
    静止誘導機器の異常検出装置。
JP19319589A 1989-07-26 1989-07-26 静止誘導機器の異常検出装置 Expired - Fee Related JP2695928B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19319589A JP2695928B2 (ja) 1989-07-26 1989-07-26 静止誘導機器の異常検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19319589A JP2695928B2 (ja) 1989-07-26 1989-07-26 静止誘導機器の異常検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0356869A true JPH0356869A (ja) 1991-03-12
JP2695928B2 JP2695928B2 (ja) 1998-01-14

Family

ID=16303888

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19319589A Expired - Fee Related JP2695928B2 (ja) 1989-07-26 1989-07-26 静止誘導機器の異常検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2695928B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011134904A (ja) * 2009-12-24 2011-07-07 Toshiba Corp 炭酸ガス絶縁電力機器
CN113884846A (zh) * 2021-12-07 2022-01-04 山东理工大学 一种用于开关柜的局放及温升在线监测系统
CN115327276A (zh) * 2022-08-22 2022-11-11 禾美(浙江)汽车股份有限公司 一种新能源汽车转换器研发用性能测试系统

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011134904A (ja) * 2009-12-24 2011-07-07 Toshiba Corp 炭酸ガス絶縁電力機器
CN113884846A (zh) * 2021-12-07 2022-01-04 山东理工大学 一种用于开关柜的局放及温升在线监测系统
CN113884846B (zh) * 2021-12-07 2022-02-15 山东理工大学 一种用于开关柜的局放及温升在线监测系统
CN115327276A (zh) * 2022-08-22 2022-11-11 禾美(浙江)汽车股份有限公司 一种新能源汽车转换器研发用性能测试系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP2695928B2 (ja) 1998-01-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3628244B2 (ja) 部分放電検出方法
JP4908146B2 (ja) センサ付きicタグ適用高電圧機器
US5128269A (en) Method for monitoring unusual signs in gas-charged apparatus
KR20110030434A (ko) 절연액으로 채워진 전기 장치의 상대 습도를 판정하는 방법 및 장치
JPH0356869A (ja) 静止誘導機器の異常検出装置
JP3295005B2 (ja) 密閉監視装置
EP0415370B2 (en) Power apparatus, power transmission/distribution unit, and tripping method therefor
EP2080207A1 (en) Improved coupler
JPH11337457A (ja) ガス絶縁機器の分解ガスの検知装置および方法
KR20120059710A (ko) 가스절연기기의 부분방전 검출방법 및 검출시스템
JP2795983B2 (ja) ガス絶縁変圧器の劣化診断方法
JP3774603B2 (ja) ガス絶縁電気機器
JPH0382316A (ja) ガス絶縁機器の部分放電検出装置
JPH03287082A (ja) 電気機器の部分放電検出装置
KR20200047970A (ko) 진공 평가 장치 및 이를 이용한 진공 단열재의 진공도 평가 방법
JPH0599977A (ja) 異常検出装置
RU1803586C (ru) Способ взрывозащиты электрооборудовани и устройство дл его осуществлени
JPS59105540A (ja) 電力ケ−ブル系統における部分放電位置の測定法
JPS6229003B2 (ja)
JPS5853867B2 (ja) ガス絶縁電気機器の放電事故検出装置
JPS5838753Y2 (ja) ガス絶縁電気機器
JPS5825726Y2 (ja) ガス絶縁電気機器の放電検知装置
JPS6220765B2 (ja)
CA2231877A1 (en) Process for evaluating thermal and dielectric strain of electrical machines and systems
JPH046911B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees