JPH0356487A - 有機フォトクロミック化合物 - Google Patents

有機フォトクロミック化合物

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JPH0356487A
JPH0356487A JP2042023A JP4202390A JPH0356487A JP H0356487 A JPH0356487 A JP H0356487A JP 2042023 A JP2042023 A JP 2042023A JP 4202390 A JP4202390 A JP 4202390A JP H0356487 A JPH0356487 A JP H0356487A
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JP
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quinoline
pyrido
isoquinoline
virido
compound
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JP2042023A
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English (en)
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Shigeru Nomura
茂 野村
Takahiro Hidaka
敬浩 日高
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野】 本発明は、フォトクロミズムを示し、各種の記録・記憶
材料や光増感材料として有用な有機フォトクロミック化
合物に関する。 〔従来の技術〕 可逆的光応答性を有するメモリ材料の中で、特に、発色
および消色を伴う化合物をフォトクロミック化合物とい
う。 フォトクロミック化合物は、光照射により互変異性化、
トランスーシス異性化、閉環反応、二量化反応、イオン
解離などによる構造変化が可逆的に生じ、同時に吸収ス
ペクトルが変化するが、この現象(フォトクロミズム)
が分子オーダでの変化に基づくものであることから、超
高密度のメモリ材料として注目されている.例えば、光
ディスク用の可逆ビット記録材料やホログラム感材、レ
ーザー記録材料などとしての応用が期待される.また、
フォトクロミツク材料は、著しい色調変化を示すために
、可逆応答反応の速いものは、表示材料として使用でき
る. このようなフォトクロミズムを示す材料として、各種の
無機化合物や有機化合物が知られているが、それぞれ利
点とともに問題点を抱えている. すなわち、HgzSiIaやZnSなどの無機フォトク
ロミック化合物は、一般に加工性や色調の豊富さ、耐湿
性等に劣る。 一方、有機フォトクロミック化合物としては、アゾベン
ゼン、スビロビラン、ビオロゲン、スビロナフトオキサ
ジン、アントラセン、フルギド、スチルベン等の化合物
およびそれらの誘導体など各種の化合物が知られている
。特許文献では、例えば、特公昭45−28892号公
報、特公昭49−4863 1号公報および特開昭55
−36284号公報に、スピロナフトオキサジン誘導体
やスビロベンゾビランがフォトクロミック化合物として
開示されている。 一般に、有機フォトクロミック化合物は、加工性に優れ
、目的に応じた誘導体への分子設計が可能であり、また
、高分子フィルム中への分散や高分子への共有結晶化、
直接蒸着など各種の媒体形状をもたせ得るなど多くの利
点があるため、光メモリ材料として期待されている。 しかし、これら公知の有機フォトクロミック化合物は、
着色状態の長期保存性、熱安定性、記録の繰り返し特性
(可逆的に安定して記録再生が出来るかどうかの性質)
等に問題があり、現在までのところ記録・記憶材料とし
て広く用いられるには至っていない。
【発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、着色状態の長期保存性、熱安定性、可
逆反応の繰り返し安定性、光反応の量子収率等が良好な
有機フォトクロミック化合物を提供することにある. 本発明者らは、前記従来技術の問題点を克服するために
鋭意研究した結果、ビリ・ド[3.4−g]イソキノリ
ン、ビリド[2.3−g]キノリン、ビリド[3.2−
g]キノリンおよびピリド[3.2−glキノリン誘導
体から選択される化合物に、波長320〜400nm付
近の紫外線を照射すると二量体を生じ、この二量体にそ
れよりも短波長の230〜300nm付近の紫外線を照
射すると元の化合物に戻り、フォトクロミズムを示すこ
とを見出した. また、この二量体が熱安定性に優れており、例えば、8
0℃で20日間以上加熱しても、元の化合物に戻らず、
記録状態が保持されるため、メモリ材料等として好適な
化合物であることを見出した. 本発明は、 これらの知見に基づいて完成するに 至ったものである。 [課題を解決するための手段] かくして、 本発明によれば、 化学式[I] で表されるピリ ド [3. 4−g] インキノリン、 化学式 FIT) で表わされるビリ ド [2. 3−g] キノリン、 化学式 [IIT] で表わされるビリ ド [3. 2−g] キノリン、 お よび化学式 (rv) で表わされるビリド[3.2−g]キノリン誘導体(た
だし、Rは、メチル基、エチル基、プロビル基、ブチル
基、カルボキシル基、カルボン酸メチル基またはカルボ
ン酸エチル基を表わす)から選択される化合物からなる
有機フォトクロミック化合物が提供される. 以下、本発明について詳述する. (ピリド[3.4−g]インキノリン)ビリド[3.4
−glイソキノリンは、公知の化合物であり、例えば、
以下のようにして製造することができる。 N,N−ジエチルニコチンアミドをリチウムジイソブロ
ビルアミドとへキサメチルホスホリックトリアミンの存
在下に、不活性ガス雰囲気中で、−78℃にて反応させ
、5.10−ジオキシービリド[3.4−g]イソキノ
リンを合成する.次いで、この5.10−ジオキシービ
リド[3.4−g]イソキノリンを沃化水素にて還元し
、5.10ジハイドロービリド[3.4−g]イソキノ
リンを得る。この5.10ジハイドロービリド[3.4
−glイソキノリンをパラジウムチャコールで処理する
ことにより目的物のビリド[3.4−glイソキノリン
を得る。 上記の合成反応をまとめると、次のとおりである. このビリド [3, 4−g]イソキノリンに、 波 長320〜400nmの範囲、例えば365nmの紫外
線を照射すると、光二量化反応により二量体が生じる。 この二量体に、波長230〜300nmの範囲、例えば
254nmの紫外線を照射すると、元の化合物のビリド
[3,4−g]イソキノリンに戻る. また、このビリド[3.4−g]イソキノリンが適当な
溶媒中で120℃以上に加熱することにより元の化合物
に戻ることを見出した。この二量体は、120℃未満の
温度では元に戻らず、安定であり、メモリ材料等として
好適な化合物である. この光二量化反応は、下記式により示される.(ビリド [2, 3−g] キノリン) ビリド[2.3−g]キノリンは、既知の化合物であり
、例えば、以下の合成経路にしたがって合成することが
できる。 すなわち、 ■2−ブロモー3−メチルビリジンを出発原料とし、リ
チウムとの反応による3−メチル−2−リチオビリジン
の合成、 ■3−メチル−2−リチオピリジンとビリジンー3−ア
ルデヒドとの反応による3−ビリジル−2一(3−メチ
ルビリジル)メタノールの合成、■3−ピリジル−2−
(3−メチルピリジル)メタノールと塩化チオニルとの
反応による3−ビリジル−2−(3−メチルビリジル)
クロロメタンの合成、 ■3−ビリジル−2−(3−メチルビリジル)クロロメ
タンからの3−ビリジル−2−(3−メチルビリジル)
メタンの合成、 ■3−ピリジル−2−(3−メチルビリジル)メタンか
ら3−ビリジル−2−(3−メチルピリジル)メタンオ
キサイドの合成, ■3−ビリジル−2−(3−メチルビリジル)メタンオ
キサイドの真空フラッシュ熱分解法(flash va
cuum pyrolysis; F V P法)によ
るビリド[2.3−g]キノリ−ンの合成、を順次行な
うことにより合成することができる。 なお、FVP法による反応生成物中にはピリド[4.3
−glキノリンも含まれるが、上記液体クロマトグラフ
ィーによりビリド[2. 3−glキノリンを分離する
ことができる。 (ビリド(3.2−glキノリン) ビリド[3.2−g]キノリンは、公知の化合物であり
、例えば、Liebigs.Ann.Chem., 1
984,pp. 133−146に開示されている以下
の合成経路にしたがった合成法により製造することがで
きる。 このピリド[3.2−glキノリンに、波長320 〜
400nmの範囲、例えば365nmの紫外線を照射す
ると、光二量化反応により二量体が生じる.この二量体
に、波長230〜300nmの範囲、例えば254nm
の紫外線を照射すると、元の化合物のビリド[3.2−
glキノリンに戻る. この光二量化反応は、下記式により示される.(ビリド
[3,2−glキノリン誘導体)ビリド[3.2−gl
キノリン誘導体は、既知の化合物であり、例えば、以下
の合成経路にしたがって合成することができる。 すなわち、前記ビリド[3.2−g]キノリンの合成反
応で得られる4.6−ジアミノイソフタルアルデヒドに
、例えばアセトンを反応させれば2,8−ジメチルビリ
ド[3.2−glキノリン(R.;一CHs)が得られ
、3,3−ジメチルプタン2−オンを反応させれば2.
8−ジターシャリブチルビリド[3.2−glキノリン
(R.;−C(CHs)ilが得られる.また,前記ビ
リド[3.2−glキノリンの合成反応で得られるビリ
ド[3.2−glキノリン−2.8−ジカルボン酸に、
例えばメチルアルコールを反応させてエステル化すると
ビリド[3.2−g]キノリンー2.8−ジカルボン酸
ジメチルエステル(R.:−CHs )が得られる。 これらの化合物の合成方法は、Liebigs. An
n.Chem., 1984,pp.l33−146に
開示されている。 〔作 用〕 これらの化合物に、波長320〜400nmの範囲、例
えば365nmの紫外線を照射すると、光二量化反応に
より二量体が生じる.この二量体に、波長230〜30
0nmの範囲、例えば254nmの紫外線を照射すると
、元の化合物に戻る.この光二量化反応は、前記各式に
より示される. このように、ビリド[3.4−glイソキノリン、ビリ
ド[2.3−glキノリン、ビリド[3.2−glキノ
リンまたはビリド[3.2−g]キノリン誘導体は、い
ずれも光二量化反応が可逆的に起こり、フォトクロミズ
ムを示す材料であることが確認された. これらの二量体は、80℃で20日間以上加熱しても分
解せず、かつ、吸光度の変化も見られないことから、熱
安定性に優れていることが確認できた。さらに、加熱処
理後の二量体に254nmの光を照射すると、いずれも
元の化合物に戻ることが確認された。 また、これらの化合物の二量体は、溶液状態で160℃
以上に加熱することによっても、元の化合物に戻る.た
だし、固体状態では、160℃に加熱しても元の化合物
に戻らないが、光では可逆的に反応する. 以上の実験事実から、これらの化合物が長期の記録保存
性、耐熱劣化性、記録の繰り返し特性等に優れた有機フ
ォトクロミック化合物であり、記録・記憶材料等として
有用であることが分かる。 【実施例】 以下、本発明について、実施例および比較例を挙げて具
体的に説明する. [実施例11 (ビリド[3.4−g]イソキノリン)5.4gのへキ
サメチルホスホリックトリアミンと6.1gのリチウム
ジイソブロビルアミドを70ccのテトラヒドロフラン
(THF)に溶解させた。この溶液をアルゴン雰囲気下
にて、−78℃に冷却し、撹拌しつつ、3.4gのN,
N−ジエチルニコチンアミドな5ccのTHFに溶解し
た液を滴下した.反応系の温度を徐々に上昇させ、20
時間かけて常温にした.100ccの水にてクエンチし
た後、エチルエーテルにて3回、ジクロロメタンにて2
回抽出して、粗製の5.10−ジオキシービリド[3.
4−g]イソキノリンを得た。 これをシリカゲル(YMC社製R−055−15,Sl
5SIL)にて分離精製した(展開液C H * C 
12 */E tヨO)。 収量は3.4g,収率は85%であり、得られた化合物
の融点は、237℃−238℃であった。下記の元素分
析の結果から5.10−ジオキシービリド[3.4−g
lイソキノリンであることが確認された。 く元素分析〉 計算値 C:611.57  H:2.88  N:l
3.33実測値 C:68.72  H:2.88  
N二13. 20上記5.10−ジオキシービリド[3
.4−gl−(ソキノリン2gをアルゴン雰囲気下で5
7%の沃化水素液40ccにて加熱し、6時間還流させ
反応を終了した。292gの亜硫酸水素ナトリウムを3
00ccの氷水に解かした液を加え、2Nの苛性ソーダ
にてpHが8.5になるように調整した。反応液をジク
ロロメタンで抽出し、粗製の5,10ジハイドロービリ
ド[3.4−g]イソキノリンを得た。 収量は1.6gで、収率は92%であった。 上記5.10ジハイドロービリド[3.4−g1イソキ
ノリン1.6gとパラジウムチャコール0.32gをジ
メトキシエチルエーテル100CCに分散して混合し、
アルゴン雰囲気下で15時間以上還流した。触媒のパラ
ジウムチャコールを濾別し、溶媒を留去して粗製のビリ
ド[3,4一glインキノリンを得た。これを分取用液
体クロマトグラフィー(条件:ゲル.YMC社製R一0
55−15,S15SIL、展開液;エチルエーテル/
ベンゼン=3/ 7)にて精製した。 収量は1.3gで、収率は95%であり、得られた化合
物の融点は174℃であった.化合物の元素分析の結果
は下記の通りであり、ビリド[3.4−glイソキノリ
ンであることが確認された。 〈元素分析〉 理論値 C:79.97  H:4.41  N:15
.55実測値 C:79.87  H:4.43  N
:15.63上記で得たビリド[3.4−glイソキノ
リンをジメチルホルムアミドに溶解し、分光光度計によ
りその吸収波長を確認しておいた後、365nmの紫外
光を照射したところその吸収が消失し、次に254nm
の光を照射すると元の365nmの吸収が現れ、この反
応が可逆的に進行することが分かった。 また、最初に365nmを照射して二量体とした後、1
60℃に加熱すると元のビリド[3,4−g]イソキノ
リンに復元することが分かった.ただし、この反応物は
100℃で1時間加熱しても元に戻らず、また、80℃
で20日間以上加熱しても分解せず、熱には比較的安定
であることが分かった。 このように最初に照射した光の波長よりも短波長の光を
照射すると元に戻ることから、光反応物が二量体である
ことが分かる。 [実施例2] (ビリド(2.3−glキノリン) (i)3−メチル−2−リチオビリジンの合成アルゴン
ガス気流下、500ccの三口フラスコ中でn−ブチル
ブロマイド82.5g (0.6モル)を1 20cc
のエチルエーテルに溶解し、O℃に反応系の温度を保っ
た状態で、Li粉8.5g(1.2モル)を300cc
のエチルエーテルに分散して加えた。 この状態を1時間保持した後、反応系の温度を−80℃
に下げ、次いで2−ブロモー3−メチルビリジン68.
sg (o.4モル)を1 20ccのエチルエーテル
に溶解した液をさらに30分かけて滴下した。反応は、
過剰のLiが金属光沢を示した状態で、かつ、懸濁物が
存在した状態で進行するが、過剰のLi粉がほぼ消費さ
れた時点で反応の終了とした。 (H)3−ビリジル−2−(3−メチルビリジル)メタ
ノールの合成 上記反応系に、−80℃に保った状態で、ビリジン−3
−アルデヒド42.8g (0.4モル)を1 20c
cのエチルエーテルに溶解した液を滴下した後、その温
度に2時間保ち、その後徐々に鷹度を室温にまで上昇さ
せた。さらに、1時間還流して反応を終了させた. 次に、水200ccを加え、さらに35%塩酸200c
cを添加して未反応物を処理した.300ccのエチル
エーテルにて3回抽出を繰り返し、水層を水酸化ナトリ
ウムにて中和した。この水層をさらにエチルエーテルに
て抽出し、先のエチルエーテル層と合わせて濃縮した。 減圧蒸留して、目的物の3−ビリジル−2一(3−メチ
ルビリジル)メタノールを得た。 1.8mmHgでの沸点は156℃で、収率は54%で
あった. (iff) 3−ビリジル−2−(3−メチルピリジル
)メタンの合成 塩化チオニル28g (0.25モル)/ベンゼン10
0gの溶液を,3−ビリジル−2− (3−メチルビリ
ジル)メタノール40g/ベンゼン500gの溶液に、
反応系を10℃に保持しつつ、加えて激しく撹拌した。 始めは沈殿が生じ、次第に液が粘偶になってきた.その
後、40℃まで昇温し、その温度に30分間保った。次
いで、純水を加え、水層を水酸化ナトリウムにてアルカ
リにした後、クロロホルムで3回抽出した.このように
して、3−ピリジル−2− (3−メチルビリジル)ク
ロロメタンを得た。この3−ビリジル−2−(3−メチ
ルビリジル)クロロメタンは、熱的に不安定で、また、
再結晶によって単離することもできないため、粗製のま
ま次工程に用いた. 粗製の3−ピリジル−2−(3−メチルビリジル)クロ
ロメタン38.5gを酢酸に溶解し、常温にて亜鉛粉末
31gを加えた。反応液を湯浴上で6時間加熱した後、
亜鉛粉末を除去し、液を1/3まで濃縮して水酸化ナト
リウムにてアルカリにした。200ccのクロロホルム
にて3回抽出して3−ビリジル−2−(3−メチルビリ
ジル)メタンを得た.減圧蒸留により生成物を精製した
. 収量は21.2gで、収率は55%であった。 (iv)ピリド[2. 3−glキノリンの合戊4gの
3−ビリジル−2−(3−メチルビリジル)メタンと4
gの4−クロロ安息香酸を300CCのクロロホルムに
溶解し、暗所で12時間反応させた後、水酸化ナトリウ
ム水溶液にて中和し、次いで、1 00ccのクロロホ
ルムで3回抽出した. このようにして得られた3−ビリジル−2−(3−メチ
ルビリジル)メタンオキサイド4gを真空フラッシュ熱
分解法(FVP法)にて、1100℃、0.05mmH
gの条件で処理した. 生成物を液体クロマトグラフイーにて、シリカ力ラム、
エチルアルコール/ヘキサン(8/2)溶離液、検出器
UV254nmの条件で分取し、目的物であるビリド[
2.3−glキノリン1.2gを得た。 く元素分析〉 理論値 C:79.98  H:4.47  N:15
.55実測値 C:79.86  H:4.55  N
:15.63融点は241〜242.5℃であった。 上記で得たビリド[2.3−glキノリン3mgをシク
ロヘキサノール20gに溶解し、分光光度計(日立製作
所製、型式U−3400)によりその吸収波長を確認し
た後、分光照射機(日本分光社製CRM−FA)により
365nm近傍の紫外線を10分間照射した。そのとき
の吸光度の変化を分光光度計で記録した後、80℃での
加熱試験を行なった。第1図に結果を示す(第1図中の
口口)。 第1図から明らかなように、本発明のピリド[2.3−
glキノリンの二量体は、80℃で2O日間の加熱条件
下でもその吸光度は変化しなかった● さらに、加熱試験後の試料に水銀ランプにて254nm
の光を照射したところ、二量体は元のビリド[2.3−
glキノリンに変化し、365nmの光を照射する前の
吸光度になった.比較のために、代表的な有機フォトク
ロミツク化合物であるアントラセン(紫外線照射で分子
内二量化物を生成)およびフルギド(紫外線照射で閉環
反応物を生成)について、同様の加熱試験を行ない、結
果を第1図に示した(第1図中、○印はアントラセン、
Δ印はフルギドを示す).加熱試験の結果、アントラセ
ンは、吸光度が初期値に対して50%以上変化し、フル
ギドの場合には、15時間程度で着色体がほとんど無色
となった。 また、他の有機フォトクロミツク化合物であるスビロビ
ランおよびスビロナフトオキサジンは、その着色体に相
当するメロシアニンが非常に不安定であり、25℃で3
時間後に、ほぼ元の化合物に戻ってしまった. [実施例3] (ビリド[3.2−glキノリン) (i)4.6−ジニトロイソフタルアルデヒドの合成 遮光、窒素雰囲気下にて、乾燥ビリジン500ml2に
1 18g (0.602モル)の1.3−ジメチル−
4.6−ジニトベンゼンを加え、さらに500mgの乾
燥ビリジンに分敗したヨウ素を加えた. この液を95℃で16時間撹拌した後、生成した褐色の
結晶を濾過し、300mI2のエチルアルコールに2回
、300rnJ2のエチルアルコール/エーテル(1/
l)溶液に1回分散させた。その都度吸引乾燥を行ない
、最後にエーテルで洗浄して1,l− (4.6−ジニ
トロ−1.3−フエニレンジメチレン)ビス(ビリニジ
ウム)ニョウ化物(粗生成物)208gを得た。粗収率
は57%であった。 1.2℃のエチルアルコールに、上記で得られた粗生成
物121gおよび4−ニトロソーN, N−ジメチルア
ニリン塩酸塩82g (0.44モル)を加え、−5℃
で強く撹拌しながら350mβのlO%水酸化ナトリウ
ム液を30分で滴下した。この混合物をさらに5℃で7
時間撹拌し、室温に14時間放置した。生成した深赤色
の沈殿物を濾過し、II2の水に3回、300mj2の
エチルアルコール/、エーテル(1/l)液に1回分散
させた.その都度吸引濾過、乾燥し、最後に200mQ
のエーテルで洗浄して76gのN,N− (4.6−ジ
ニトロー1.3−フェニレンジメチリジン)ビス(N,
N−ジメチル−1.4一フエニレンジアミン)−N,N
−ジオキシドを得た。 次に、600mQのトルエンに上記で得られた化合物3
7.5g (80mミリモル)を加えた溶液に、65℃
,窒素気流下で,ゆっくりと300mI2の6規定塩酸
を加えた。3時間後、トルエン層を分離し、水層には5
00mgの新しいトルエンを加えて65℃で3時間撹拌
した.ここで得られたトルエン層と、前に得られたトル
エン層とを併せて500mβの水で洗浄した後、トルエ
ン層を留去して4.6−ジニトロイソフタルアルデヒド
を得た。収量は10.7gであった。 (ii)  4. 6−ジアミノイソフタルアルデヒド
の合成 400mAの硫酸鉄(■)5水和物184g(0.65
モル)水溶液に、よく撹拌しながら等量の濃硫酸を滴下
した.次に、8.0g (35ミリモル)の4.6−ジ
アミノイソフタルアルデヒドを300mβの温エチルア
ルコールに溶解させた液を滴下し、さらに180mj2
の濃アンモニア水溶液を加えた.この混合物を80℃で
1時間撹拌した後、沈殿物を水/アルコール(5/1)
の溶液で再結晶し、茶褐色の固形物を得た.収量は2.
10gであった。 (iii)ビリド[3.2−g]キノリン−2.8−ジ
カルボン酸の合成 4.6−ジアミノイソフタルアルデヒド1.64gと2
−オキソビオン酸1.94gに、40mj2のエチルア
ルコールを加え、80’Cで撹拌しながら2規定の水酸
化ナトリウム液12.8mβを加え4時間反応させた。 その後、0.41gの2−オキソビオン酸と3mgの2
規定の水酸化ナトリウム液を加えて2時間還流した。こ
の液に、2規定のアンモニア水溶液50mJ!と130
mJ2の水を加えて加熱濾過した後、活性炭を加え撹拌
した。再び濾過を行ない、70−80”Cで0. 6規
定の塩酸と0、3規定の酢酸を用いてpH値を4−5に
したところ、難溶性の固体が得られた。 (Lv)ビリド[3.2−glキノリンの合成上記で得
られたビリド(3.2−glキノリンー2.8−ジカル
ボン酸2.Olg (7.5ミリモル)と、50mg 
(0.35ミリモル)の酸価同(1)に20mnのジエ
チレングリコールモノメチルエーテルを加えて165℃
で5.5時間加熱した。反応中に二酸化炭素が発生した
。25mβの濃アンモニア水溶液を加えた後、100m
I2のジクロロメタンで3回抽出を行ない、炭酸カリウ
ムで乾燥しジクロロメタンを留去し、ビリド[3.2−
glキノリンを得た。 〈元素分析〉 理論値 C:79.98  H:4.47  N:l5
.55実測値 C:79.86  H:4.38  N
:l5.76融点は164.5〜165.5℃であった
.上記で得たビリド[3.2−glキノリン3mgをシ
クロヘキサノール20gに溶解し、分光光度計によりそ
の吸収波長を確認した後、分光照射機により365nm
近傍の紫外線を10分間照射した。そのときの吸光度の
変化を分光光度計で記録した後、80℃での加熱試験を
行なった.本発明のビリド[3.2−glキノリンの二
量体は、80℃で20日間の加熱条件下でもその吸光度
は変化しなかった(第1図のピリド[2.3−g]キノ
リンニ量体の場合と同じ結果が得られた). さらに、加熱試験後の試料に水銀ランプにて254nm
の光を照射したところ、二目体は元のビリド[3.2−
g]キノリンに変化し、365nmの光を照射する前の
吸光度になった。 [実施例4] (2.8−ジメチルビリド[3,2−glキノリン) 実施例3と同様にして得られた4,6−ジアミノイソフ
タルアルデヒド0.82gに、8.7gのアセトンを加
えて溶液にし、56℃まで昇濡した。この系に1.0+
nj2の10%水酸化カリウム/エチルアルコール溶液
を滴下して加え、45分間撹拌を続けた. 反応収量後、過剰のアセトンを留去し、100m2の2
規定塩酸を加えた。20mnのジエチルエーテルで3回
抽出し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液で中性にし、30
mJ2のジクロロメタンで3回抽出を行なった.この溶
液を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒抽出すると黄色
結晶が得られた. く元素分析〉 理論値 C:80.72  H:5.82  N:13
.58実測値 C:80.65  }1:5.86  
N:l3.49上記で得た2,8−ジメチルピリド[3
.2一g]キノリン3mgをシクロヘキサノール20g
に溶解し、分光光度計によりその吸収波長を確認した後
、分光照射機により365nm近傍の紫外線を10分間
照射した.そのときの吸光度の変化を分光光度計で記録
した後、80℃での加熱試験を行なった。本発明の2.
8−ジメチルビリド[3.2−glキノリンの二量体は
、80℃で20日間の加熱条件下で6その吸光度は変化
しなかった(第1図のビリド[2.3−g]キノリンニ
量体の場合と同じ結果が得られた). さらに、加熱試験後の試料に水銀ランプにて254nm
の光を照射したところ、二量体は元の2.8−ジメチル
ビリド[3.2−g]キノリンに変化し、365nmの
光を照射する前の吸光度になった. 〔実施例5〕 (2.8−ジターシャリブチルビリド[3.2−g〕キ
ノリン) 実施例3と同様にして得られた4,6−ジアミノイソフ
タルアルデヒド0.82gに、20gの3.3−ジメチ
ルブタン−2−オンを加えて90−100℃に昇温した
.この系に、2.0mI2.の10%水酸化カリウム/
エチルアルコール溶液を滴下し、3時間撹拌を続けた. 反応終了後、反応液を1/3まで濃縮すると容易に結晶
が得られた. く元素分析〉 理論値 C:82.06  H:8.28  N:9.
66実測値 C:82.l7  H:,8.15  N
:9.68上記で得た2.8−ジターシャリブチルビリ
ド[3.2−glキノリン3mgをシクロヘキサノール
20gに溶解し、分光光度計によりその吸収波長を確認
した後、分光照射機により365nm近傍の紫外線を1
0分間照射した.そのときの吸光度の変化を分光光度計
で記録した後、80℃での加熱試験を行なった.本発明
の2.8−ジターシャリブチルビリド[3.2−glキ
ノリンの二量体は、80℃で20日間の加熱条件下でも
その吸光度は変化しなかった(第1図のビリド[2,3
−g】キノリンニ量体の場合と同じ結果が得られた》.
 さらに、加熱試験後の試料に水銀ランプにて254n
mの光を照射したところ、二量体は元の2.8−ジター
シャリブチルビリド
【3,2−g】キノリンに変化し、
365nmの光を照射する前の吸光度になった. [実施例6] (ビリド[3.2−glキノリン−2.8−ジカルボン
酸) 実施例3と同様にして得たビリド[3.2−g]キノリ
ン−2,8−ジカルボン酸3mgをエチレングリコール
20gに溶解し、分光光度計によりその吸収波長を確認
した後、分光照射機により365nm近傍の紫外線を1
0分間照射した。 そのときの吸光度の変化を分光光度計で記録した後、8
0℃での加熱試験を行なった。本発明のビリド[3.2
−g]キノリン−2.8−ジカルボン酸の二量体は、8
0℃で20日間の加熱条件下でもその吸光度は変化しな
かった(第1図のビリド[2. 3−g]キノリンニ情
体の場合と同じ結果が得られた). さらに、加熱試験後の試料に水銀ランプにて254nm
の光を照射したところ、二量体は元のピリド[3.2−
glキノリン−2.8−ジカルボン酸に変化し、365
nmの光を照射する前の吸光度になった。 なお、使用したビリド[3.2−g]キノリンー2.8
−ジカルボン酸の元素分析値は次の通りであった。 〈元素分析〉 理論値 C:62.62  }1:3.01  N:1
0.53 0:23.84実測値 C:62.57  
H:3.LI  N:10.43 0:23.89[実
施例7] (ビリド[3.2−g]キノリン−2.8−ジカルボン
酸ジメチルエステル) 窒素雰囲気下で、0.536gのビリド[3,2−g]
キノリン−2.8−ジカルボン酸に15m(2の乾燥メ
チルアルコールを加えて溶液にした.この溶液なO℃に
冷却して100%硫酸2.5mI2を滴下した後、3時
間還流を行なった.反応終了後、50mI2の氷水を注
ぎ、炭酸水素カリウム溶液で中和した。この液をジクロ
ロメタンで4回抽出を行なった.抽出液を無水硫酸ナト
リウムで乾燥し、溶媒を留去すると黄色結晶が得られた
。 く元素分析〉 理論値 C:64.80  H:4.09  N:9.
54 0:21.5g実測値 (::64.72  H
:4.18  N:9.55 0:21.35上記で得
られたビリド[3.2−glキノリン−2.8−ジカル
ボン酸メチル3mgをブチルアルコール20gに溶解し
、分光光度計によりその吸収波長を確認した後、分光照
射機により365nm近傍の紫外線を10分間照射した
。そのときの吸光度の変化を分光光度計で記録した後、
80℃での加熱試験を行なった。本発明のピリド[3.
2−glキノリン−2.8−ジカルボン酸メチルの二量
体は、80℃で20日間の加熱条件下でもその吸光度は
変化しなかった(第1図のビリド[2.3−g]キノリ
ンニ量体の場合と同じ結果が得られた). さらに、加熱試験後の試料に水銀ランプにて254nm
の光を照射したところ、二量体は元のビリド[3.2−
g]キノリンに−2.8−ジヵルボン酸メチルに変化し
、365nmの光を照射する前の吸光度になった。 〔発明の効果J 本発明によれば、ビリド[3.4−glイソキノリン、
ビリド[2.3−g]キノリン,ビリド[3.2−g]
キノリンまたはビリド[3.2−g]キノリン誘導体か
らなる有機フォトクロミック化合物が提供される。 すなわち、これらの特定の複素環化合物は、365nm
近傍と254nm近傍の光の照射にょり二量化反応が可
逆的に起こり、かつ、その二量化物は80℃で20日間
以上加熱しても変化しない。したがって、この可逆的光
応答性を利用して記録、書替が可能であり、しかも記録
状態が安定的に保持されるため、長期記録性、耐熱性に
優れた有機フォトクロミック化合物として、各種の記録
・記憶材料、レーダー用感光材料,ディスブレイ材料な
どとして用いることができる.
【図面の簡単な説明】
第1図は、3種類の有機フォトクロミック化合物の着色
体を80℃で加熱(空気中、オーブン加熱)した場合の
吸光度の変化を示す図である。 口印:ビリド[2.3−glキノリンの二量化物 ○印:アントラセンの二量化物 Δ印:フルギドの閉環反応物

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)化学式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔 I 〕 で表されるピリド[3,4−g]イソキノリン、化学式
    〔II〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔II〕 で表わされるピリド[2,3−g]キノリン、化学式〔
    III〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔III〕 で表わされるピリド[3,2−g]キノリン、および化
    学式〔IV〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔IV〕 で表わされるピリド[3,2−g]キノリン誘導体(た
    だし、Rは、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル
    基、カルボキシル基、カルボン酸メチル基またはカルボ
    ン酸エチル基を表わす)から選択される化合物からなる
    有機フォトクロミック化合物。
JP2042023A 1989-04-27 1990-02-22 有機フォトクロミック化合物 Pending JPH0356487A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CA002014554A CA2014554A1 (en) 1989-04-27 1990-04-12 Organic photochromic compound
EP90107444A EP0394846B1 (en) 1989-04-27 1990-04-19 Organic photochromic compound
DE69020042T DE69020042T2 (de) 1989-04-27 1990-04-19 Organische photochronische Verbindung.
US07/513,637 US5091535A (en) 1989-04-27 1990-04-24 Organic photochromic compound, a dimer of pyrido quinoline

Applications Claiming Priority (2)

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JP11042189 1989-04-27
JP1-110421 1989-04-27

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