JPH0356412Y2 - - Google Patents

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JPH0356412Y2
JPH0356412Y2 JP1985104357U JP10435785U JPH0356412Y2 JP H0356412 Y2 JPH0356412 Y2 JP H0356412Y2 JP 1985104357 U JP1985104357 U JP 1985104357U JP 10435785 U JP10435785 U JP 10435785U JP H0356412 Y2 JPH0356412 Y2 JP H0356412Y2
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sunshade
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seal structure
attached
end side
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、サンシエードのシール構造に関
し、特にたとえば、サンルーフの遮光板として車
室内側に装脱着可能に装備されるサンシエードの
漏光防止の構造に関する。
「従来技術」 従来から、この種のサンシエードは、第4図お
よび第5図に示すように、たとえば、車室天井部
2に形成された平板状のサンルーフ部4に対向し
て、ルーフヘツドライニング5など車室内側に形
成された開口部6に装着されるものが知られてい
る。このサンシエード1は、通常、一体的に成型
された合成樹脂材の一枚板1aと、この一枚板1
aの表裏に貼着される合成樹脂製の表装材1bと
からなつており、平板状のサンルーフ部4に対応
して、同じく平板状に形成されている。
第5図において、このようなサンシエードの取
付構造の概略を説明する。たとえば、開口部6に
装着されたサンシエード1は、その一端側9aに
おいて、対向する開口部6の一端側6aに適当な
開隔を隔てて設けられた一対のキヤツチヤ7(第
4図参照)によつて係脱可能に係止され、他端側
9bにおいて、この他端側9bに設けられた回転
爪8を介して、対向する開口部6の他端側6bに
係脱可能に係止されている。
なお、回動爪8は、たとえば、約90°の角度で
回されることによつて、開口部6の他端側6aと
の係合あるいは係合解除が選択されるというもの
であり、ここにおいて、サンシエード1は、開口
部6に、一端側9aにおいて2点で支持され他端
側9bにおいて1点で支持されて装脱着可能に取
り付けられた状態となる。
そして、従来、このように取り付けられるサン
シエード1の漏光防止構造(シール構造)に関し
ては、開口部6や、この周縁に沿つて取り付けら
れた枠部材(オープニングトリム、グロメツト等
を含む)11等との間に隙間を作らないよう、サ
ンシエード1の外周の寸法精度をある程度に保つ
ておく必要があつた。
「考案が解決しようとする問題点」 ところが、このようなサンシエード1では、形
状的には平坦な一枚板状のものであり、かつ材質
的には合成樹脂材の一体成型品であることから、
たとえば、長時間高温の直射日光にさらされて放
置された場合など、熱的変形に起因する反りやね
じれが生じる。これでは、第4図および第5図に
示すようなサンシエードの取付構造の場合、サン
シエード1の反りやねじれに起因する漏光を防止
することはできず、サンシエードのシール構造と
しては不完全であつて、光の漏れを生じさせ、か
つ遮光および見映えの点で問題が生じた。
また、或る種の車両においては、第6図に示す
ように、車室天井部2′から車室側壁部3′まで延
長されたサンルーフ部4′を装備したものがある。
このようなサンルーフ部4′は、車室天井部2′と
同側壁部3′とによつて形成される車両角部に対
応して、緩やかに屈曲されたものとなつている。
したがつて、このようなサンルーフ部4′に対
向して設けられる開口部6′及びサンシエード
1′は、そのような形状に合わせて形成される必
要があり、サンシエード1′の一部に屈曲部10
が形成されることになる。
これでは、単に、平板状のサンシエードを一体
的に成形するという従来のものに比べて、サンシ
エード周縁の寸法設定や射出成形において、新た
に屈曲部10を考慮せねばならず、そこに寸法誤
差や成形誤差が生じることになる。このことは、
サンシエード1′のシール構造において、上述の
第4図及び第5図で示したシール構造の場合とは
異なつた要因による漏光および見映えの悪さを招
いた。
しかも、熱的変形(波打ち)によつて生じる漏
光の点では、この変形がサンシエード1′側ばか
りではなく、ルーフヘツドライニング5を車室天
井部2′および車室側壁部3′等から離れないよう
に開口部6′において固着しておくオープニング
トリム(グロメツト)11側にも起る。したがつ
て、屈曲部10を含むこのようなサンシエード
1′のシール構造では、上記誤差の点共々、この
オープニングドリム11側の変形をも考慮した遮
光対策が必要とされている。
なお、このような欠点を除去するため、サンシ
エード内に鋼材を埋設したり、あるいはリベツト
止めなどによる補強板を装着したりする方法も提
案されているが、いずれも工程増あるいはコスト
高となることにより実用性に乏しい。
「考案の目的」 それゆえに、この考案の主たる目的は、サンシ
エードの寸法上あるいは成型上の誤差、または熱
的変形により反りやねじれの一部を吸収し、これ
らに起因して生じる漏光を防止し、見映えをよく
する安価なサンシエードのシール構造を提供する
ことである。
「問題点を解決するための手段」 上記目的を達成するために、この考案が採用す
る主たる手段は、サンルーフに対向して、車室内
側に形成された開口部に係脱可能に装備されるサ
ンシエードを前記開口部に装着した状態で、前記
サンシエードの周縁部が、前記開口部の周縁に沿
つて取り付けられた枠部材に車室内側から当接す
るサンシエードのシール構造において、前記枠部
材の内周面の全周にわたつて可撓性を有して内側
に向けて突出する薄肉状の突出片を形成し、車室
内側から装着されたサンシエードの周縁部外面に
沿つて上記突出片が密接して重ね合せられるよう
になしたこと。
「作用」 サンシエード側および枠部材側に、寸法誤差や
成型誤差あるいは反りやねじれが生じることとな
つても、枠部材の内周面の全周にわたつて可撓性
を有して内側に向けて突出する薄肉状の突出片
が、車室内側から装着されたサンシエードの周縁
部外面に沿つて密接して重なり合うので、上記誤
差や変形の一部を吸収し、これに起因する隙間の
発生が押さえられる。
「考案の効果」 この考案によれば、平板状のサンシエードある
いは屈曲形成されたサンシエード等のシール構造
を問わず、ここからの漏光の防止および遮断を行
うことができる。
また、サンシエード周縁部外面に沿つて突出片
が密接することから、サンシエードのシール構造
部分の製作及び取付に際しては高精度を要求され
ず、簡単な構造と低コスト化を達成することがで
き、サンシエードと突出片との重ね合せ構造によ
り着脱容易性を確保することができると共に車室
内における見映えの点においても、これを損じさ
せないようにすることができる。
この考案の上述の目的、その他の目的、特徴お
よび利点は図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
「実施例」 第1図はこの考案の一実施例にかかるサンシエ
ードのシール構造を示す概略縦断面図、第2図は
第1図におけるオープニングトリムの一部に断面
を含む斜視図である。なお、以下の実施例はこの
考案の一具体例にすぎず、この考案の技術的範囲
がこの実施例によつて限定されるものではない。
また、第6図に示した従来のサンシエードおよび
ルーフヘツドライニング等と共通する要素には同
一の符号を使用して説明する。
第1図において、サンシエードのシール構造1
1は、例えば、第3図に示すような形状のサンシ
エード1′を備えている。このサンシエード1′
は、平面視(矢視A)においてほぼ矩形であつ
て、側面視(矢視B)において緩やかな角度に屈
曲されている。すなわち、このサンシエード1′
ではその周縁部は、屈曲部10を挟んだ一端側縁
9a′および下端側縁9b′と、その屈曲部10のた
めに屈曲する側端縁12a,12bとからなつて
いる。
そして、このような形状に形成されたサンシエ
ード1′は、第1図からわかるように、前記第6
図に示したような従来のサンシエードと同様に、
車室天井部2′から車室側壁部3′にかけて設けら
れたサンルーフ部4′に対向して、車室内側に形
成された開口部6′に装着されるタイプのもので
ある。なお、このサンシエード1′にも、その下
端側縁9b′の近傍に、従来のサンシエードの場合
と同様に、回動爪8(第6図参照)が所期の目的
を果たすために設けられている。
次いで、第1図においては、このようなサンシ
エード1′が、その周縁部のうち、たとえば、一
端側縁9a′および下端側縁9b′を、それぞれ、開
口部6′の周縁部下端縁および同上端縁に、車室
内側から当接した状態で装着されている。この場
合、サンシエード1′の一端側縁9a′および下端
側縁9b′に当接する部分であつて、開口部6′の
周縁部に沿つて、この実施例における特徴的構成
要素の枠部材の一部であるオープニングトリム1
3が装備されている。なお、サンシエード1′の
他の周縁部つまり側端縁12a,12bの場合に
ついても、上述の一端側縁9a′および下端側縁9
b′の場合とほぼ同様の構造として示すことができ
るので、ここでは説明を省略する。
オープニングトリム13は、たとえば、第2図
に示すように断面略コ字状の嵌め込み部13aと
薄肉状の突出片13bとからなつており、材質的
には、可撓性に富んだ弾性を有する合成樹脂材等
が選ばれ、一体的に成型されている。嵌め込み部
13aは、従来のオープニングトリムの場合と同
様に、ルーフヘツドライニング5をボデー側壁1
4から離れないように開口部6′の周縁において
比較的強く固着しておく部分であつて、ボデー側
壁14およびルーフヘツドライニング5のそれぞ
れの先端に嵌合する。また、嵌め込み部13aに
は、必要に応じて、その強度の向上を図るため硬
質の芯材15が埋設されている。
一方、突出部13bは、第1図に示すように、
オープニングトリム13の周面から開口部6′に
装着された状態にあるサンシエード1′の周縁に
向かつて延設されている。そして、突出部13b
の長さは、嵌め込み部13aの外周面がサンシエ
ード1′に当接した状態において、このサンシエ
ード1′の周縁部外面に沿つて密接して重なり合
い得る程度に設定されている。
すなわち、この実施例においては、サンシエー
ド1′は、開口部6′に装着された状態でオープニ
ングトリム13の嵌め込み部13aの外周面と突
出片13bとに当接触することとなり、ここにサ
ンシエード1′のシール構造としては、いわば2
重のシール部分が形成されたことになる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例にかかるサンシエ
ードのシール構造を示す概略縦断面図、第2図は
第1図におけるオープニングトリムの一部に断面
を含む斜視図、第3図は第1図におけるサンシエ
ードの全体斜視図、第4図はこの考案の背景とな
るサンシエードのルーフヘツドライニングへの装
着状態を示す要部概略斜視図、第5図は第4図に
おける−矢視断面図、第6図はこの考案の背
景となるサンシエードのシール構造を示す概略縦
断面図である。 符号の説明、1′……サンシエード、4′……サ
ンルーフ部、6′……開口部、11……サンシエ
ードのシール構造、13……オープニングトリ
ム、13a……嵌め込み部、13b……突出片。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 サンルーフに対向して、車室内側に形成された
    開口部に係脱可能に装備されるサンシエードを前
    記開口部に装着した状態で、前記サンシエードの
    周縁部が、前記開口部の周縁に沿つて取り付けら
    れた枠部材に車室内側から当接するサンシエード
    のシール構造において、 前記枠部材の内周面の全周にわたつて可撓性を
    有して内側に向けて突出する薄肉状の突出片を形
    成し、車室内側から装着されたサンシエードの周
    縁部外面に沿つて上記突出片が密接して重ね合せ
    られるようになしたことを特徴とするサンシエー
    ドのシール構造。
JP1985104357U 1985-07-08 1985-07-08 Expired JPH0356412Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985104357U JPH0356412Y2 (ja) 1985-07-08 1985-07-08

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JP1985104357U JPH0356412Y2 (ja) 1985-07-08 1985-07-08

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Publication Number Publication Date
JPS6212527U JPS6212527U (ja) 1987-01-26
JPH0356412Y2 true JPH0356412Y2 (ja) 1991-12-18

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6061922U (ja) * 1983-10-05 1985-04-30 トヨタ自動車株式会社 チルト式サンル−フのサンシエ−ド装置
JPS60179513U (ja) * 1984-05-09 1985-11-28 ダイハツ工業株式会社 自動車用サンシエ−ド

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6212527U (ja) 1987-01-26

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