JPH0356355Y2 - - Google Patents
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- JPH0356355Y2 JPH0356355Y2 JP19201886U JP19201886U JPH0356355Y2 JP H0356355 Y2 JPH0356355 Y2 JP H0356355Y2 JP 19201886 U JP19201886 U JP 19201886U JP 19201886 U JP19201886 U JP 19201886U JP H0356355 Y2 JPH0356355 Y2 JP H0356355Y2
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- Japan
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- layer
- thin film
- base material
- wetsuit
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- Expired
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Landscapes
- Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案はウエツトスーツ基材に関する。さら
に詳しくは、水中活動用の潜水用被服の基材に関
する。
に詳しくは、水中活動用の潜水用被服の基材に関
する。
(従来の技術)
ウエツトスーツと称される潜水用被服の基材と
しては、水圧に抵抗できること、低水温に対して
保温的であること、さらに各種動作の自由等の条
件が必要とされ、従来単独気泡のクロロプレンス
ポンジシートが老化が少なく、耐候性がよいため
基材シートとして使用され、さらに着用性がよい
ように伸縮性の優れたナイロンジヤージ等を貼着
したものが用いられている。
しては、水圧に抵抗できること、低水温に対して
保温的であること、さらに各種動作の自由等の条
件が必要とされ、従来単独気泡のクロロプレンス
ポンジシートが老化が少なく、耐候性がよいため
基材シートとして使用され、さらに着用性がよい
ように伸縮性の優れたナイロンジヤージ等を貼着
したものが用いられている。
(考案の解決しようとする問題点)
従来からウエツトスーツ基材には、保温性と各
種の運動が容易であるように普通クロロプレンゴ
ムシート等が用いられているが、膚との摩擦が大
きく着脱が不便であるため、内側にナイロンジヤ
ージ等を接着剤によつて被着したものが多く用い
られている。
種の運動が容易であるように普通クロロプレンゴ
ムシート等が用いられているが、膚との摩擦が大
きく着脱が不便であるため、内側にナイロンジヤ
ージ等を接着剤によつて被着したものが多く用い
られている。
そして、ウエツトスーツ用の基材シートとして
望まれる伸縮性、作業性、耐候性や、着用時の着
脱性などに関して種々の提案がなされている。
望まれる伸縮性、作業性、耐候性や、着用時の着
脱性などに関して種々の提案がなされている。
たとえば、実開昭56−161697号では、ウエツト
スーツ本体をカーボンブラツクを加えない乳白色
合成ゴムスポンジを素材とし、裏面にナイロンジ
ャージ等、表面には着色ウレタン皮膜を形成した
ウエツトスーツが開示されている。
スーツ本体をカーボンブラツクを加えない乳白色
合成ゴムスポンジを素材とし、裏面にナイロンジ
ャージ等、表面には着色ウレタン皮膜を形成した
ウエツトスーツが開示されている。
また、実公昭61−30843号では、独立気泡性ス
ポンジ板に100%モジユラスが0.4Kg/cm以下であ
るポリウレタン薄膜を被着した着脱時の滑りがよ
く、運動も容易である衣服材料が提案されてい
る。
ポンジ板に100%モジユラスが0.4Kg/cm以下であ
るポリウレタン薄膜を被着した着脱時の滑りがよ
く、運動も容易である衣服材料が提案されてい
る。
しかし、上記実開昭56−161697号についてみて
も、ウエツトスーツ材料として普通用いられてい
る独立気泡体の合成スポンジゴムでは、強度を増
加させるためにカーボンブラツクが添加されてい
るので、表面に着色樹脂皮膜を形成しても薄い皮
膜では本来の色彩を得ることが出来ない難点があ
る。
も、ウエツトスーツ材料として普通用いられてい
る独立気泡体の合成スポンジゴムでは、強度を増
加させるためにカーボンブラツクが添加されてい
るので、表面に着色樹脂皮膜を形成しても薄い皮
膜では本来の色彩を得ることが出来ない難点があ
る。
このため、上記考案では乳白色のスポンジ上に
皮膜を形成し、表面には着色ウレタン皮膜を形成
しているが、薄い皮膜では本来の色彩を得ること
は困難である。また、乳白色のスポンジ上に皮膜
を形成すれば、皮膜自体の色彩は得られるが、日
光の作用によつてスポンジが黄変して結果的に褪
色は避け難い。
皮膜を形成し、表面には着色ウレタン皮膜を形成
しているが、薄い皮膜では本来の色彩を得ること
は困難である。また、乳白色のスポンジ上に皮膜
を形成すれば、皮膜自体の色彩は得られるが、日
光の作用によつてスポンジが黄変して結果的に褪
色は避け難い。
また、実公昭61−30843号においては、被膜の
強度及び伸び、吸水性がない点等において優れて
いるが、一方、着色性の点からも膜厚を厚くせざ
るを得ないので被膜が硬くなる傾向を免れず、さ
らにポリウレタンの黄変褪色等において欠点があ
る。
強度及び伸び、吸水性がない点等において優れて
いるが、一方、着色性の点からも膜厚を厚くせざ
るを得ないので被膜が硬くなる傾向を免れず、さ
らにポリウレタンの黄変褪色等において欠点があ
る。
(問題点を解決するための手段)
本考案は上記問題点を解決しようとするもので
あり、ゴム又は合成樹脂の発泡体層の少なくとも
片面にポリエステル系樹脂からなる薄膜体層を装
着してなるウエツトスーツ基材を提供することを
目的とする。また、本考案の第2の目的は、平滑
面の外観がよく、かつ吸水性がなく、伸縮性に優
れ、着脱時の滑りも良好で、汚れ難い等の諸機能
を備えたウエツトスーツ基材を得ようとするもの
である。
あり、ゴム又は合成樹脂の発泡体層の少なくとも
片面にポリエステル系樹脂からなる薄膜体層を装
着してなるウエツトスーツ基材を提供することを
目的とする。また、本考案の第2の目的は、平滑
面の外観がよく、かつ吸水性がなく、伸縮性に優
れ、着脱時の滑りも良好で、汚れ難い等の諸機能
を備えたウエツトスーツ基材を得ようとするもの
である。
(実施例)
以下、本考案の一実施例を示す図面により説明
する。
する。
第1図は本考案の一実施例を示す部分拡大断面
図である。第1図において、1はウエツトスーツ
基材であり、該基材1はクロロプレンスポンジシ
ートからなる基材シート2ならびに片面の平滑面
を形成する薄膜体層3とからなり、さらに前記薄
膜体層3は、基材シート2の表面に接着層4、次
に中間層5ならびに表面層6が設けられた概略構
成となつている。
図である。第1図において、1はウエツトスーツ
基材であり、該基材1はクロロプレンスポンジシ
ートからなる基材シート2ならびに片面の平滑面
を形成する薄膜体層3とからなり、さらに前記薄
膜体層3は、基材シート2の表面に接着層4、次
に中間層5ならびに表面層6が設けられた概略構
成となつている。
基材シート2の素材は、たとえば耐候性の良い
クロロプレンゴム等を用いることができる。次
に、該基材シート2の上に層着せしめる薄膜体層
3は、たとえば柔軟性ならびに伸縮性を有するポ
リエステル系樹脂を主成分とし、これに他の一種
または二種以上の添加剤又は配合剤を添加せしめ
たものを使用する。
クロロプレンゴム等を用いることができる。次
に、該基材シート2の上に層着せしめる薄膜体層
3は、たとえば柔軟性ならびに伸縮性を有するポ
リエステル系樹脂を主成分とし、これに他の一種
または二種以上の添加剤又は配合剤を添加せしめ
たものを使用する。
第1図に示す薄膜体層3の構成では、まず、基
材シート2の表面の凹凸を埋め平滑な樹脂膜を設
けるため接着層4を層着する。次いで、中間層5
では適宜着色を施すことによつて地色を隠蔽し、
又、必要により紫外線吸収剤を添加することによ
つて耐候性が得られる、さらに、表面層6では任
意の色彩、模様などを得ることができる。又、離
型剤などを添加すれば塗面の滑りを調節すること
ができる。
材シート2の表面の凹凸を埋め平滑な樹脂膜を設
けるため接着層4を層着する。次いで、中間層5
では適宜着色を施すことによつて地色を隠蔽し、
又、必要により紫外線吸収剤を添加することによ
つて耐候性が得られる、さらに、表面層6では任
意の色彩、模様などを得ることができる。又、離
型剤などを添加すれば塗面の滑りを調節すること
ができる。
このようにして基材シート2の上に形成した薄
膜体層3は、スポンジゴムシートと同様か、それ
以上の伸びを有するので伸縮性が損なわれること
はない。それのみならずスポンジゴムシート単独
では得られない外観、強度ならびに滑り性をも付
与することができる。
膜体層3は、スポンジゴムシートと同様か、それ
以上の伸びを有するので伸縮性が損なわれること
はない。それのみならずスポンジゴムシート単独
では得られない外観、強度ならびに滑り性をも付
与することができる。
本考案にかかる薄膜体層3は、伸びが600〜800
%、また、モジユラス値では100%モジユラス
(Kg/cm)0.20以下が適当である。
%、また、モジユラス値では100%モジユラス
(Kg/cm)0.20以下が適当である。
第2図は別実施例であり、本考案での薄膜体層
3を片面だけでなく他方の面にも薄膜体層3′を
層着せしめた構成よりなるものである。必要によ
り、このような構成として該薄膜体層3,3′の
優れた諸機能を種々の用途で発揮せしめることが
できる。
3を片面だけでなく他方の面にも薄膜体層3′を
層着せしめた構成よりなるものである。必要によ
り、このような構成として該薄膜体層3,3′の
優れた諸機能を種々の用途で発揮せしめることが
できる。
本考案を図示例により説明したが、本考案はこ
れに限定されるものではなく、種々の変形が可能
であり、たとえば、発泡体層の基材、或いは被着
方法、構成層数に特に制限なく、また、任意に着
色された基材を使用する場合には表面層の着色を
省略することができる。さらに薄膜体層を他の基
材との組合わせとして使用することもできる。
れに限定されるものではなく、種々の変形が可能
であり、たとえば、発泡体層の基材、或いは被着
方法、構成層数に特に制限なく、また、任意に着
色された基材を使用する場合には表面層の着色を
省略することができる。さらに薄膜体層を他の基
材との組合わせとして使用することもできる。
(考案の効果)
本考案では、ゴム又は合成樹脂の発泡体層にポ
リエステル系樹脂からなる薄膜体層を多重層とし
て層着せしめものであるため、保温性はもとより
吸水性がなく、乾き易さ、伸縮性に優れ、着脱時
の滑りがよく、汚れ難く、かつ着用した場合の作
業性が良好である。
リエステル系樹脂からなる薄膜体層を多重層とし
て層着せしめものであるため、保温性はもとより
吸水性がなく、乾き易さ、伸縮性に優れ、着脱時
の滑りがよく、汚れ難く、かつ着用した場合の作
業性が良好である。
また、薄膜体層の構成を多重層としているので
カーボンブラツクの添加も不要で、発泡体層の他
色に関係なく表面層に任意の色彩を採択できる。
さらに中間層に紫外線吸収剤を添加すれば褪色を
防止でき、ウエツトスーツ基材として優れた諸機
能及び外観を確保できる等の顕著な効果を奏す
る。
カーボンブラツクの添加も不要で、発泡体層の他
色に関係なく表面層に任意の色彩を採択できる。
さらに中間層に紫外線吸収剤を添加すれば褪色を
防止でき、ウエツトスーツ基材として優れた諸機
能及び外観を確保できる等の顕著な効果を奏す
る。
第1図は本考案の一実施例を示す部分拡大断面
図、第2図は別実施例の部分拡大断面図である。 1……ウエツトスーツ基材、2……基材シー
ト、3……薄膜体層、4……接着層、5……中間
層、6……表面層、7……ナイロンジヤージ。
図、第2図は別実施例の部分拡大断面図である。 1……ウエツトスーツ基材、2……基材シー
ト、3……薄膜体層、4……接着層、5……中間
層、6……表面層、7……ナイロンジヤージ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ゴム又は合成樹脂の発泡体層の少なくとも片
面にポリエステル系樹脂からなる薄膜体層を装
着してなるウエツトスーツ基材。 (2) 前記薄膜体層が接着層、中間層および表面層
の多重層からなる実用新案登録請求の範囲第1
項記載のウエツトスーツ基材。 (3) 前記薄膜体層の中間層に紫外線吸収剤が添加
されてなる実用新案登録請求の範囲第1項ない
し第2項記載のウエツトスーツ基材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19201886U JPH0356355Y2 (ja) | 1986-12-13 | 1986-12-13 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19201886U JPH0356355Y2 (ja) | 1986-12-13 | 1986-12-13 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6397537U JPS6397537U (ja) | 1988-06-24 |
JPH0356355Y2 true JPH0356355Y2 (ja) | 1991-12-18 |
Family
ID=31146702
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19201886U Expired JPH0356355Y2 (ja) | 1986-12-13 | 1986-12-13 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0356355Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-12-13 JP JP19201886U patent/JPH0356355Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6397537U (ja) | 1988-06-24 |
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