JPH0356252Y2 - - Google Patents

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JPH0356252Y2
JPH0356252Y2 JP1983172960U JP17296083U JPH0356252Y2 JP H0356252 Y2 JPH0356252 Y2 JP H0356252Y2 JP 1983172960 U JP1983172960 U JP 1983172960U JP 17296083 U JP17296083 U JP 17296083U JP H0356252 Y2 JPH0356252 Y2 JP H0356252Y2
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JP
Japan
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gas
fluidized bed
gas outlet
particles
olefin
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JP1983172960U
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JPS6079539U (ja
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  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Devices And Processes Conducted In The Presence Of Fluids And Solid Particles (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の利用分野] 本考案はオレフインの気相重合用流動層装置に
係り、特に流動層容器(反応器)からの粒子の飛
び出しが防止されるよう構成されたオレフインの
気相重合用流動層装置に関する。
[従来の技術及びその問題点] 気相流動層における粒子の飛びあがり高さは、
一般的にZenz,Weil,Lewis et al.の式により
求めることができる。しかしポリオレフイン系の
反応を行う気相流動層などにおいては、1分間に
数回の頻度で、Zenzらの式で求めることができ
ない異常な粒子の飛びあがり現象がテスト装置あ
るいは実装置において確認される。(本願では以
下この異常現象を『突沸現象』と称する。) この突沸現象の特徴は、次の通りである。
あたかも彗星が飛ぶように直線的に飛びあが
る。
粒子の飛びあがり高さはZenzらの式から算
出される高さの数倍にも達する。
飛びあがる粒子の粒径分布は流動層内部と同
一である。
突沸現象の回数は1分間に数回程度である。
(なお突沸の回数及び飛びあがり高さは流動層
の層高とガス流速に影響され、層高が大きいほ
ど飛びあがり高さが大きく回数も多い。またガ
ス流速が大きいほど飛びあがり高さが大きく回
数も多い。) 流動層面からガス出口までの距離を大きくとる
ことは、流動層容器外への粒子の飛び出し(飛沫
同伴)の量を減少するのに効果的である。しかし
ながら、この距離を十分にはとれない流動層装置
においては飛沫同伴量が非常に多く、しかもその
飛沫同伴の大半が突沸現象によるものである。突
沸現象による飛沫同伴は粒子径が大でかつ多量の
為、ブロワー、配管、付属機器への粒子の付着、
堆積、詰りによりトラブル発生の原因となる。
突沸現象を防止する方法として、流動層内にイ
ンターナルを配置してガス分散を行う方法があ
る。しかし流動層内にインターナルを配置してガ
ス分散を行うことは粒子の移動を妨げることとな
る為、ポリオレフイン系気相流動層反応器などで
は粒子塊状物発生の原因となり好ましくない。
また突沸現象による飛沫同伴粒子を捕集する方
法として、第1図に示すように流動層反応器10
の外部に粒子捕集装置12を設置する方法があ
る。この捕集装置としてサイクロン、セントリフ
イツクス、バグフイルタ、電気集塵器等が知られ
ている。しかしながら、いずれの装置も大型とな
り設置場所及び費用の面で好ましくない。また捕
集した粒子の処理についても、ポリオレフイン系
の反応では粒子塊状化があり好ましくない。
[考案の目的] 本考案の目的は、飛沫同伴とりわけ突沸現象に
よる飛沫同伴を防止し、ブロワ、配管、付属機器
などへの粒子の付着、堆積あるいは詰りなどが防
止され、これに起因する様々なトラブルが解消さ
れるオレフインの気相重合用流動層装置を提供す
ることにある。
[考案の構成] 本考案のオレフインの気相重合用流動層装置
は、流動層容器内のガス出口部に粒子とガスとを
分離する分離器を備えるようにしたものであつ
て、 分散板によつて流動室が画成された流動層容器
を備えてなるオレフインの気相重合用流動層装置
において、該流動層容器内のガス出口部に、ガス
出口と対峙し、かつ該ガス出口よりもわずかに大
きい傘状バツフルが、該バツフルの尖頭側がガス
出口に対面するように取り付けられた、未反応オ
レフインガスとポリオレフイン粒子とを分離する
分離器を設けたことを特徴とする。
[考案の実施例] 第2図は本考案の実施例に係るオレフインの気
相重合用流動層装置の全体構成を示す断面図であ
る。
10は流動層容器(流動層反応器)であつて、
分散板14によつて流動室16が画成されてい
る。原料供給口18からは原料20が投入され、
一報、底部のガス入口ノズル22からはガス24
が導入されて、流動層Fが形成されている。
しかして、容器10内の上部のガス出口部(図
中26はガス出口ノズルを示す)には、未反応オ
レフインガスとポリオレフイン粒子とを分離する
ための分離器28が設置されている。
この分離器28が設置されていることにより、
突沸現象30が発生してもポリオレフイン粒子は
分離器28で未反応オレフインガスと分離され、
流動層Fへ搬送され容器外への飛び出しが防止さ
れる。なお考案者らが種々のスケールの装置で実
験を行つたところ、エルトレーシヨンした粒子も
この分離器28で捕集され、容器外へ飛び出すこ
とが防止されるのが確認された。
第3図a〜gは分離器28の取り付け位置とガ
スの流れの一例を示す概略図である。なお実線の
矢印はガスの流れを示し、破線の矢印は粒子の流
れを示している。
第3図a,bはガス出口ノズル26が頂部中央
に配置されており、同aではガスは分離器28下
部より導入され、同bでは分離器28の側部より
導入される。
同c,dでは、ガス出口ノズル26は容器側部
に設けられており、ガスは同cでは側部から、同
dでは上部から分離器28に導入される。
同e〜gでは、ガス出口ノズル26は容器頂部
の中心から少しはずれた部分に設けられている。
ガスは、同eでは下部から、同fでは側部から、
同gでは上部からそれぞれ分離器28に導入され
る。
第4図は分離器28の具体的な構成を示す断面
図であつて、ガスを方向転換させ、その際、粒子
の慣性力を利用して未反応オレフインガスとポリ
オレフイン粒子とを分離するようにしたものに関
する。
即ち、第4図の分離器28はガス出口部に短い
筒状のバツフル32を設け、その直下の部分にガ
ス出口よりもわずかも大きい大きさの傘状のバツ
フル34をその尖頭側がバツフル32の開口に対
峙するように設置したものである。ガスは実線の
様に流れ、一方、ポリオレフイン粒子はバツフル
34によつて飛散を阻止されて未反応オレフイン
ガスから分離される。
第4図において、未反応オレフインガスは実線
の矢印に示すように流れ、一方、ポリオレフイン
粒子は破線の矢印に示すように流れてガスから分
離され、流動層に戻される。
[考案の効果] 以上の通り、本考案はガス出口部にガス出口と
対峙する傘状バツフルを具備する粒子をガスから
分離する手段を設けるようにしたものであり、飛
沫同伴が防止される。またこれにより、 ブロワ、配管、付属機器等への粒子の付着、
堆積、詰りが防止され、これらに起因する種々
のトラブルが解消される。
流動層外における飛沫同伴捕集装置が不要と
なる。
流動層面からガス出口までの距離を小さくし
ても飛沫同伴が妨げるので、その分だけ流動層
容器を小型にすることができる。
などの効果が奏される。また本考案の構造は、比
較的簡易な構成で廉価であり、既存の装置をも容
易に本考案の構成とすることができる。
本考案はガス出口よりもわずかに大きい傘状バ
ツフルにより粒子を捕集するものであり、粒子捕
集機能を設置することによる圧損増加が少なく、
送風装置の容量や動力コストの増大が少ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来装置の断面図、第2図は実施例装
置の全体構成を示す断面図、第3図a〜gは分離
器の取付装置とガスの流れを説明する概略構成
図、第4図は分離器の構成例を示す断面図であ
る。 10……流動層容器、14……分散板、26…
…ガス出口、28……分離器、30……突沸、3
4……傘状バツフル、F……流動層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 分散板によつてオレフインガスとポリオレフイ
    ン粒子からなる流動室が画成された流動層容器を
    備えてなるオレフインの気相重合用流動層装置に
    おいて、該流動層容器内のガス出口部に、ガス出
    口と対峙し、かつガス出口よりもわずかに大きい
    傘状バツフルが、該バツフルの尖頭側がガス出口
    に対面するように取り付けられた、未反応オレフ
    インガスとポリオレフイン粒子とを分離する分離
    器を設けたことを特徴とするオレフインの気相重
    合用流動層装置。
JP17296083U 1983-11-08 1983-11-08 流動層装置 Granted JPS6079539U (ja)

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JPS6079539U JPS6079539U (ja) 1985-06-03
JPH0356252Y2 true JPH0356252Y2 (ja) 1991-12-17

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ID=30376896

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Families Citing this family (2)

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JPH0520430Y2 (ja) * 1986-10-24 1993-05-27
JP2651769B2 (ja) * 1992-06-19 1997-09-10 株式会社荏原製作所 熱回収燃焼設備

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JPS551092A (en) * 1978-05-22 1980-01-07 Gen Electric Contact switch
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JPS5826929U (ja) * 1981-08-13 1983-02-21 笹岡 治郎 流動床熱処理装置

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JPS6079539U (ja) 1985-06-03

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