JPH0356149B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0356149B2
JPH0356149B2 JP5185188A JP5185188A JPH0356149B2 JP H0356149 B2 JPH0356149 B2 JP H0356149B2 JP 5185188 A JP5185188 A JP 5185188A JP 5185188 A JP5185188 A JP 5185188A JP H0356149 B2 JPH0356149 B2 JP H0356149B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide pin
main body
projection welding
welding machine
ceramic material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP5185188A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01224175A (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP5185188A priority Critical patent/JPH01224175A/ja
Publication of JPH01224175A publication Critical patent/JPH01224175A/ja
Publication of JPH0356149B2 publication Critical patent/JPH0356149B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ceramic Products (AREA)
  • Arc Welding In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明はパネルにナツト等の小物物品を溶接す
るプロジエクシヨン溶接機の電極に用いられるプ
ロジエクシヨン溶接機用ガイドピンに関するもの
である。 (従来の技術) プロジエクシヨン溶接機の電極内部に上下動自
在に支持されてキヤツプの取付孔からその先端を
突出させ、ナツト等の小物物品の位置決めを行う
ためのガイドピンには絶縁性、耐熱性のほかに強
度が要求される。従来はこのようなガイドピンは
主としてステンレス鋼の表面に絶縁性の被膜を形
成したものであつた。ところがこの種のガイドピ
ンは20000〜50000回の使用により表面の絶縁層が
剥離し、絶縁不良を生ずるために早目に交換しな
ければならない欠点があつた。またアルミナセラ
ミツクス製のガイドピンも広く用いられている
が、絶縁不良のおそれはない反面、機械的強度が
約30Kg/cm2と低いためにナツト等との接触部が摩
耗したり破損し易く、又熱膨脹係数が大きいため
耐熱衝撃性が低く割れ易くやはり耐久性の点で不
満があつた。 (発明が解決しようとする課題) 本発明は上記したような従来の問題点を解決し
て、溶接時の高温条件下においても絶縁不良や接
触部の摩耗を生ずることがない極めて優れた耐久
性を持つプロジエクシヨン溶接機用ガイドピンを
目的として完成されたものである。 (課題を解決するための手段) 上記の課題を解決するためになされた第1の発
明はプロジエクシヨン溶接機の電極主体の内部を
出没するガイドピン主体をシリコンナイトライド
セラミツクス材料からなるものとしたことを特徴
とするものであり、また第2の発明はプロジエク
シヨン溶接機の電極主体の内部を出没するガイド
ピン主体をセラミツクス材料からなるものとする
とともに、その内部に底面に向つて拡大したテー
パ状部を持つ深い凹部を形成したことを特徴とす
るものである。 (実施例) 次に本発明を図示の実施例とともに更に詳細に
説明する。 第1図は第1の発明の実施例を示すもので、1
はガイドピン主体、2は電極主体、3はキヤツプ
であつて、ガイドピン主体1はその先端部4をキ
ヤツプ3の孔5から突出させることができるよう
にスプリング6により弾発されている。第1の発
明においては、このガイドピン主体1がシリコン
ナイトライドセラミツクスにより形成されてい
る。 シリコンナイトライド(Si3N4)は電気絶縁性
に優れることは勿論、アルミナセラミツクスに比
較して機械的強度は約3倍と大きく、かつ破壊じ
ん性は約1.5倍であり、また耐熱性も良好な特性
を持つ。このようなSi3N4の特性は〔SiN4〕を構
造ユニツトとする六方晶系の共有結合性物質であ
るという特有の構造に由来するものであり、特に
アルミナセラミツクスのような通常のセラミツク
スに比較して引張応力に対する強度に優れるとい
う特徴がある。このため本発明のガイドピンは極
めて耐久性に優れたものであつて、50000〜
100000回の使用に耐えることができる。これを確
認するために次のとおりのテストを行つた。 まず太径部の直径5mm、長さ40mmの寸法のガイ
ドピンを表面被覆ステンレス合金、アルミナセラ
ミツクス、シリコンナイトライドセラミツクスの
3種類の材料によつて各5本ずつ製作し、これら
のガイドピンを用いて厚さ1mmの鉄板に内径5.2
mm、高さ3mmのボルトを5秒ピツチで連続的にプ
ロジエクシヨン溶接し、1万回毎にガイドピンを
取外して外観検査を行つた。その結果は次表に示
されるとおりであり、本発明のガイドピンが極め
て優れた耐久性を持つことが明らかである。
【表】
【表】 第2図は第2の発明の実施例を示すもので、ガ
イドピン主体1をセラミツクス材料からなるもの
とするとともに、底面7に向つて拡大したテーパ
状部8を持つ深い凹部9をガイドピン主体1の内
部に形成したものである。本実施例ではガイドピ
ンは電極主体2内にノズル10を介して供給され
る圧縮空気により出没される構造とされている
が、第1図のようにスプリング6により出没され
る構造としてもさしつかえない。 このような凹部9を形成したガイドピンは中実
なものに比較して軽量化を図ることができ上下動
の応答性が早くなるうえ、圧縮空気により電極本
体1から突出される場合には空気流がこのテーパ
状部8を持つ凹部9内に入りガイドピンをがたつ
かせることなく正しく中心線上に保つたままで出
没させることができるので、溶接されるナツト等
の位置ずれを防止することができる。更にこのよ
うな凹部9を持つガイドピンは溶接時の熱を広い
表面積から放熱することができるので、ガイドピ
ンの耐久性を一段と向上させることができる。以
上のような効果を確認するために次のとおりのテ
ストを行つた。 まず太径部の直径5mm、長さ40mm、重さ3.0g
のステンレス製ガイドピンと、同寸法の重さ1.6
gのアルミナ製のガイドピンと、同寸法の重さ
1.3gのシリコンナイトライド製のガイドピンと
を用意した。これらはいずれもその底面から内径
3mm、深さ20mmの凹部が形成されたものである
が、凹部を持たないものも比較のために用意し
た。これらの各ガイドピンを0.1mm、0.2mm、0.3
mm、0.5mmのクリアランスを持たせたガイドピン
ホルダーにセツトし、圧縮空気による出没を行わ
せて作動状況を観察したところ次表のとおりの結
果が得られた。
【表】 ○:スムーズに動く
△:多少ひつかかる
×:動かない又はガタガタ動く
このように凹部が形成されたガイドピンはクリ
アランスが小さくてもスムーズに動くが従来の平
底状のものはクリアランスが小さいとスムーズに
動くことができない。このように本発明のガイド
ピンはクリアランスの小さい場合にもまつすぐに
出没させることができるのでパネルやナツト等の
片当りがなく、部分的な摩耗を生ずることがない
ので優れた耐久性が得られることとなる。 なおこのような中空状のガイドピンはメカプレ
ス、射出成形、乾式ラバープレス、流し込み等の
方法によつて成形されたうえ焼成して製造される
ものであり、例えば乾式ラバープレス法による場
合の工程は次のとおりである。 まずスプレードライヤーで造粒したシリコンナ
イトライド原料を直径4mm、長さ30mmの中芯金を
持つ内径10mm、長さ60mmのゴム型内を投入し、
1000Kg/cm2の圧力でプレス成形する。その後成形
体を中芯金から取外し施盤により太径部6mm、長
さ5mmに白加工し、窒素雰囲気中で1700℃で焼成
して中芯金により凹部が形成されたガイドピンを
得ることができる。 またメカプレス法による場合には、例えば直径
4.2mm、長さ33mmの中芯金を持つた下パンチと先
端部が凹形状の上パンチを持つた内径10mmの金型
中にスプレードライヤーで造粒したアルミナ原料
を投入し、500Kg/cm2の圧力でプレス成形した。
成形体を中芯金から取外し施盤で太径部外径6.1
mm、長さ55mmの大きさに白加工した後、酸化雰囲
気中で1600℃で焼成すれば中空状のガイドピンを
得ることができる。 (発明の効果) 以上に説明したとおり、第1の発明によれば溶
接時の高温条件下においても絶縁不良のおそれが
なく摩耗が少ない極めて耐久性に優れたガイドピ
ンを得ることができる。また第2の発明によれば
耐久性に優れるのみならずナツト等を正確に位置
決めすることができ、軽量性、作動応答性、経済
性にも優れたガイドピンを得ることができる。よ
つて本発明は従来の問題点を一掃したプロジエク
シヨン溶接機用ガイドピンとして、産業の発展に
寄与するところは極めて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の発明の実施例を示す断面図、第
2図は第2の発明の実施例を示す断面図である。 1:ガイドピン主体、2:電極主体、7:底
面、8:テーパ状部、9:凹部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 プロジエクシヨン溶接機の電極主体2の内部
    を出没するガイドピン主体1をシリコンナイトラ
    イドセラミツクス材料からなるものとしたことを
    特徴とするプロジエクシヨン溶接機用ガイドピ
    ン。 2 プロジエクシヨン溶接機の電極主体2の内部
    を出没するガイドピン主体1をセラミツクス材料
    からなるものとするとともに、その内部に底面7
    に向つて拡大したテーパ状部8を持つ深い凹部9
    を形成したことを特徴とするプロジエクシヨン溶
    接機用ガイドピン。
JP5185188A 1988-03-04 1988-03-04 プロジェクション溶接機用ガイドピン Granted JPH01224175A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5185188A JPH01224175A (ja) 1988-03-04 1988-03-04 プロジェクション溶接機用ガイドピン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5185188A JPH01224175A (ja) 1988-03-04 1988-03-04 プロジェクション溶接機用ガイドピン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01224175A JPH01224175A (ja) 1989-09-07
JPH0356149B2 true JPH0356149B2 (ja) 1991-08-27

Family

ID=12898359

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5185188A Granted JPH01224175A (ja) 1988-03-04 1988-03-04 プロジェクション溶接機用ガイドピン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01224175A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0822467B2 (ja) * 1991-02-27 1996-03-06 日本碍子株式会社 窒化珪素セラミックガイドピン及びその製造方法
US5248869A (en) * 1992-07-23 1993-09-28 Ford Motor Company Composite insulating weld nut locating pin
CN102294539A (zh) * 2011-08-17 2011-12-28 成都九鼎科技(集团)有限公司 两件套凸焊浮动装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01224175A (ja) 1989-09-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5248869A (en) Composite insulating weld nut locating pin
US6935150B2 (en) Superplasticity forming mould and mould insert
JPH0356149B2 (ja)
KR19990029479A (ko) 글라스용기의 제조방법 및 제조장치
US4779669A (en) Feeder sleeves
JPH01212283A (ja) セラミックスと金属の接合体の製法
EP0240190B1 (en) Process for manufacturing ceramic sintered bodies and mold to be used therefor
JPH11347677A (ja) 押出用および鍛造用ダイス
KR890014408A (ko) 호이스카 강화 세라믹재 공구
JPH0237953A (ja) 鋳抜きピンを用いた鋳造装置
JPS6026615A (ja) スキッドボタンの製造方法
JPS5932230B2 (ja) ダイキヤスト装置
JPH0753803Y2 (ja) 湯口ブッシュ
JPS6270509A (ja) 加熱鋼材支持部材
JPH0829576B2 (ja) セラミック構造体の製造方法
CN219494829U (zh) 一种具有压缩组件的烧结炉保温桶
CN112739477B (zh) 用于铸造部件的铸模及其制造方法
JPH0239645Y2 (ja)
JPH0545354B2 (ja)
JPS6313240Y2 (ja)
JPH0239647Y2 (ja)
JPH04270178A (ja) 長尺なセラミックス管状体の製造方法
JPS6270510A (ja) 加熱鋼材支持部材
Gault et al. Thermal endurance of polyphased refractories based on alumina
JP4217044B2 (ja) 軽合金射出成形機用ノズル部材

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080827

Year of fee payment: 17

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080827

Year of fee payment: 17