JPH0355989Y2 - - Google Patents

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JPH0355989Y2
JPH0355989Y2 JP19247586U JP19247586U JPH0355989Y2 JP H0355989 Y2 JPH0355989 Y2 JP H0355989Y2 JP 19247586 U JP19247586 U JP 19247586U JP 19247586 U JP19247586 U JP 19247586U JP H0355989 Y2 JPH0355989 Y2 JP H0355989Y2
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sheets
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JP19247586U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、看板用面板、デイスプレイ、各種
銘板等に使用される螢光性表示板に関する。
従来の技術 表示部に螢光特性を付与して注視性を高めるも
のとした表示板は従来から各種のものが知られて
おり、最も一般的には、合成樹脂板等からなる基
板面に、所定の文字、図形、絵柄等からなる特定
形象の表示部を、螢光インキとか螢光塗料で描画
形成したものが多く用いられている。またこの形
成の螢光表示板では、表示部の螢光発色状態を強
調して表示機能ないし注視性を高めるため、螢光
表示部の背後に予め白色のインキや塗料で裏打ち
層を形成したものとしていることが多い。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、上記従来品において、表示部を
多色のものに形成しようとする場合には、たとえ
ばスクリーン印刷法で表示部を印刷形成するに際
し、1つの単位色の表示部を印刷する毎にその乾
燥を持つて他の色の印刷作業を行うものとしなけ
ればならず、また、その表示部の個々に前記白色
の裏打ち層を設ける場合には、そのための印刷版
をも別途必要として更に印刷作業回数が増え、表
示板の製作に多くの手間と時間がかかるという難
点があつた。
この考案は、上記のような問題点に鑑み、製作
を簡易になし得て、しかも相互に異色の多色表示
部を有し、全体的に螢光発色効果をあらわして表
示機能、注視性の一段と優れたものとなしうる美
麗な螢光表示板を提供することを目的とする。
問題点を解決する為の手段 この考案は、上記の目的において、相互に異色
をなす複数枚の透光性合成樹脂着色螢光シートか
らなり、それらのうちの可視光線スペクトルの波
長の最も短い色相の螢光シートを最前面に配して
順次波長の長い色相の螢光シートがその背後に順
次重ね合わされると共に、各螢光シートの裏面に
所定の文字、図形等の形象をなす反射表示部が設
けられていることを特徴とする螢光表示板を提供
する。
作 用 各螢光シートに付与された反射表示部は、それ
ぞれの螢光シートの螢光発色による色彩をもつて
正面側に強調された状態のもとに顕現し、多色表
示部の様態をなして美麗な外観を呈する。即ち、
複数枚の螢光シートがその波長の長い色相のもの
から順次波長の短い色相のものゝ順に重ね合わさ
れていることで、個々の螢光シートに付与された
反射表示部が当該シートのもつ個々の螢光色をも
つて外部に透過視認されることになる現象を生
じ、表示部がいずれも例えば同じ白色インキで印
刷されたものであつても、多色に表示部を形成し
た様態をもつて外観されるものとなる。しかもそ
の個々の表示部がいずれも光輝性に優れた螢光発
色状態を呈するものとなるため、美匠性、顕示性
に優れたものとなる。
実施例 図示実施例において、1はこの考案に係る螢光
表示板を示し、該表示板は相互に異色をなす複数
枚、特に好ましくは3枚以上の透光性合成樹脂着
色螢光シート1a,1b,1cからなり、各螢光
シートの裏面にはそれぞれ所定の文字、図形等の
反射表示部2が互いに位置を異にして設けられて
いる。そして上記複数枚の螢光シート1a,1
b,1cは、可視光線スペクトルの長い色相のも
のから短い色相のものゝ順に、背後側から前面の
表示側に向かつて順次互いに重ね合わされてい
る。即ち、最も波長の短い色相の螢光シート1a
を最前面に配し、その背後側に順次波長の長い色
相の螢光シート1b,1cの順に重ね合わされて
いる。この可視光線スペクトルの波長の長いもの
から順にその色相を列挙すると、赤、橙、黄、
緑、青、藍、紫の順であり、螢光シート1a,1
b,1cは所定の色相を選んで相互に異色の螢光
色が付与されたものであつて、上記順位に従つて
重ね合わされたものである。例えば、最前面の螢
光シート1aは青色、その背後の螢光シート1b
は黄色、更にその背後の螢光シート1cは橙色の
ものとして構成される。上記の重ね合わせ順位
は、これを逆にすると、背後の螢光シートの発色
色相が前面側の螢光シートに打ち消されて鮮明な
螢光発色表示を顕現せしめることができない。
上記の着色螢光シート1a,1b,1cは、塩
化ビニル樹脂、アクリル樹脂等の熱可塑性樹脂中
に螢光性色材、例えばローダミン系、エオシン
系、フラビン系、ネスフイン系、ベンゾピラン
系、チオインジゴ系、あるいは複素環系等のアル
コール溶性染料あるいは油溶性染料のオレイン酸
塩、ステアリン酸塩等の螢光体で、赤、青、緑、
黄等の螢光色のものを混入して形成した厚さ0.5
〜2.0mm程度のものが一般に用いられる。螢光色
材の混入量は、螢光シートの全光線透過率との関
係を考慮して設定されるべきであり、その好適な
混入量は色材の種類、色によつて種々異なるが、
一般的には樹脂100重量部に対し2.5〜20.0重量部
強度の範囲でありコスト面も考慮すると特に好適
な範囲は5〜10重量部程度の範囲である。
螢光シート1a,1b,1cの全光線透過率
は、最後部に配置される1枚のシート1cを除い
て55%以上のものを用いるのが好ましい。即ち全
光線透過率が55%未満の螢光シートを用いると正
面側に顕れる反射表示部2の螢光度が低下し充分
な注視性を得ることができない。最後部の螢光シ
ート1cは、それ自体の反射表示部2からの反射
光を透過せしめることをもつて足りるから、その
全光線透過率は上記より更に低いものでも良く、
25%以上程度のものであれば使用可能である。
螢光シート1a,1b,1cは、相互を接着あ
るいは熱融着一体化することも許容されるが、表
示部2の一段と鮮明で螢光度の高い状態に顕現せ
しめるためには、単純に相互を重ね合わせただけ
のものとして、相互間に実質的に空気層を介在せ
しめたものとして組合わせるものとなすことが望
ましい。
反射表示部2は、螢光シート1a,1b,1c
の励起発光を反射して透過表示をあらわすもので
あり、その形成様態としてはシートにインキ、塗
料等で別途反射層を形成する場合と、シート自体
を部分加工して乱反射を生ぜしめるようにする場
合との2つの様態がある。即ち、前者の様態とし
ては、第4図イに示すように、光学的に隠蔽性の
ある印刷インキ、塗料等により、所定の文字、図
形等を印刷あるいは描画形成することにより塗層
3として形成する場合のほか、所定の表示形状を
有する着色フイルムの貼着層として形成しても良
いし、更には同図ロに示すように、印刷表示層4
を有する透明フイルム5を螢光シートの裏面に貼
着するものとしても良い。また後者の例として
は、第4図ハに示すように、螢光シートの裏面側
にV形溝等の切溝6を刻設形成するものとなす場
合のほか、同図ニに示すようにヘヤーライン状あ
るいは梨地状等の粗面部7を形成するものとして
も良い。
印刷インキ、塗料あるいは着色フイルム等の塗
層とか貼着層によつて反射表示部2を形成する場
合、当該印刷インキ等は光学的に遮蔽性を有して
光線を透過しないものであるものを用いるのが好
適であり、加えて、その場合白色系のもので、
Lab白色度Wが80以上のものを用いることが望ま
しい。即ち、光学的隠蔽性があり白色度の高いも
のを用いるほど、反射表示部2にあらわれる螢光
度を高いものとすることができ、Lab白色度80未
満では表示部に充分な螢光発色表示効果を出すこ
とができない。
この考案による上記表示板1は、これを反射表
示方式のものとして用いる場合と、透過表示方式
のものとして使用する場合とがある。前者の場
合、前面側から入射した光に含む紫外線によつて
各螢光シート1a,1b,1cが励起発光される
傍ら、その各裏面に設けられた反射表示部2で反
射して螢光度の高い光輝を伴つて前面側に放射さ
れる。しかも各表示部2,2,2にはそれぞれの
所属する螢光シート1a,1b,1cに対応する
色相の螢光色が顕われるものとなつて、実質上多
色表示の外観を呈する。この反射表示方式による
場合、第1図及び第3図に示すように表示板1の
背後に黒色その他任意の色彩の不透明着色背板8
を配置して重ね合わせることにより、表示部2の
背景色を背板8の色相と各シート1a,1b,1
cの透過色との混色状態のものとしてあらわすこ
とができると共に、反射表示部2の表示外観を一
層浮き上がらせたものとして外観上強調せしめる
ことが可能である。
一方、透過表示方式のものとして使用する場合
には、背後に光源を置くか、第4図に示すように
透明合成樹脂板からなる導光板9の一端面に光源
10を臨ませて配置し、その前面側に螢光表示板
1を位置せしめて、専ら透過光により各螢光シー
ト1a,1b,1cの色の混色による背景色の中
に、螢光発色状態の表示部2を観察可能なものと
する。
考案の効果 この考案は、相互に異色である複数枚の螢光シ
ートの重ね合わせからなり、しかもその重なり順
序がそれぞれの有する色相との関係で特定の順序
に規定されると共に、各螢光シートの裏面側にそ
れぞれ反射表示部が設けられたものとなされてい
ることにより、各螢光シートの有する反射表示部
が当該シートの対応色のものとして螢光発色状態
のもとに光輝を伴つて外観されることとなり、多
色の表示部を有して、しかもそれぞれが美麗な高
い螢光度をもつた注視性、顕示性の極めて優れた
ものとなしうる。もとより、各反射表示部から外
観される色彩はそれが設けられている螢光シート
の色彩に支配され決定されるので、ひいては各反
射表示部はいずれも白色インキ等の単色のもので
形成し、あるいは単なるシート面の切削加工等に
よる同一形態のものとして作製することができ
る。従つて、表示部の印刷、描画等によるその形
成作業を簡易になし得、ひいては表示板の製作自
体を能率的に行い得て比較的廉価に提供しうる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すもので、第1図
は構成部材相互を分離状態にして示した斜視図、
第2図は第1図−線の断面図、第3図は反射
型表示装置としての使用状態を示す斜視図、第4
図イ,ロ,ハ,ニは反射表示部の各種形成態様を
示す断面図、第5図は透過型表示装置としての使
用状態を示す断面図である。 1……表示板、1a,1b,1c……螢光シー
ト、2……反射表示部、3……塗層、4……印刷
表示層、5……透明フイルム、6……切溝、7…
…粗面部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 相互に異色をなす複数枚の透光性合成樹脂着
    色螢光シートからなり、それらのうちの可視光
    線スペクトルの波長の最も短い色相の螢光シー
    トを最前面に配して順次波長の長い色相の螢光
    シートがその背後に順次重ね合わされると共
    に、各螢光シートの裏面に所定の文字、図形等
    の形象をなす反射表示部が設けられていること
    を特徴とする螢光表示板。 (2) 反射表示部が、光学的隠蔽性のあるLab白色
    度W80以上のインキ、塗料ないしは着色フイル
    ムの塗層または貼着層により形成されてなる実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の螢光表示
    板。 (3) 反射表示部が、螢光シートに乱反射を生じさ
    せるべく刻設された切溝ないし粗面部によつて
    形成されてなる実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の螢光表示板。
JP19247586U 1986-12-15 1986-12-15 Expired JPH0355989Y2 (ja)

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JPS6398586U JPS6398586U (ja) 1988-06-25
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JP4518343B2 (ja) * 1999-01-18 2010-08-04 八郎 廣田 表示装置
JP2016218417A (ja) * 2015-05-22 2016-12-22 合資会社谷貝鐵工所 集光・発光表示板

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