JPH0355894Y2 - - Google Patents

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JPH0355894Y2
JPH0355894Y2 JP15934786U JP15934786U JPH0355894Y2 JP H0355894 Y2 JPH0355894 Y2 JP H0355894Y2 JP 15934786 U JP15934786 U JP 15934786U JP 15934786 U JP15934786 U JP 15934786U JP H0355894 Y2 JPH0355894 Y2 JP H0355894Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、PH等の検出器、特に工業的測定に好
適な浸漬形PH等の検出器に関するものである。
従来の技術 第2図は、従来の浸漬形PH検出器の一例を示す
図で、20は電極ホルダ、9はPH測定電極、21
は高絶縁性の引出線で、電極ホルダ20の上端に
設けたホルダキヤツプ22を介して外部に引き出
してある。23は電極ホルダ20内に貯蔵された
内部液、16は電極保護筒、24は支持腕で、一
端に電極ホルダ20を取り付け、他端を適当な固
定支持体25に取り付けてある。
考案が解決しようとする問題点 第2図に示した従来の浸漬形PH検出器において
は、電極ホルダ20の中空内部の比較電極の内部
液23が多量に貯蔵され、この内部液がPH測定電
極9の比較電極に自動的に補給されるから長期に
亙つて工業的PH測定が可能となると共に、支持腕
24における止め螺子を緩めて電極ホルダ20を
上下せしめることにより、PH測定電極9を被検液
の所要の深さの個所に支持せしめ得る利点を有す
る反面、固定支持体25と被検液面との高さの差
又は被検液面の変動量等に応じた軸長の電極ホル
ダを用いる必要があり、製造業者側においては、
例えば1m、1.5m又は2m等の軸長を有する電
極ホルダを製造し、使用者側において所要軸長の
電極ホルダを選択使用している。
然しながら、例えば軸長1mの電極ホルダでは
短か過ぎるが、軸長1.5mの電極ホルダでは長過
ぎて取扱上不便である等の場合も多く、このよう
な場合に備えて製造業者側においても、例えば軸
長1.2m又は1.8m等の特殊仕様の電極ホルダの製
造を行つているが、生産性の面から多種生産、在
庫過多を免れることが出来ない。
問題点を解決するための手段 本考案は、比較的軸長が短かく、互いに直径の
異なる複数本の中空管を、同軸状に、かつ、軸方
向に滑動自在に配設して多重管を形成し、各中空
管の継目に筒状パツキング及び袋ナツトを介装す
ることにより、上記従来の欠点を除き得る電極ホ
ルダを備えたPH等の検出器を実現することを目的
とする。
作 用 本案PH等の検出器においては、各中空管の継目
に介装した袋ナツトを緩めることにより各中空管
を軸方向に滑動せしめて総合軸長を任意所要の長
さとなし、袋ナツトを締付けることにより所要の
総合軸長において各中空管を固定し得ると共に、
筒状パツキングによつて各中空管の継目を水密に
保つことが出来る。
実施例 第1図は、本考案の一実施例を示す断面図で、
1は外側の中空管、2は内側の中空管で、外側の
中空管1の内径に比して内側の中空管2の外径を
適宜小ならしめてある。尚、両中空管の軸長は、
互いに等しく形成するか互いに異ならしめるか、
何れでも差支えない。3は袋ナツトで、外側の中
空管1の下端部の外周面に設けた螺子に螺合せし
めてある。4は筒状パツキングで、例えば筒状の
テーパパツキングより成り、外側の中空管1の下
端と袋ナツト3の内底間に介装してある。5は平
ワツシヤ、6はOリングで、内側の中空管2の上
端部の外周面に固定して取り付けてある。7は内
部液の補充口で、外側の中空管1の上端部に穿つ
てある。8はホルダキヤツプで、外側の中空管1
の上端部に嵌合せしめるか、ホルダキヤツプ8の
内周面に設けた螺子と外側の中空管1の上端部の
外周面に刻んだ螺子との螺合により着脱自在に取
り付け、ホルダキヤツプ8の側壁に穿つた孔隙
(図示していない)と内部液の補充口7が重なり
合つた状態で、補充口7を介して外側及び内側の
中空管1及び2内への比較電極の内部液の注入を
可能ならしめ、ホルダキヤツプ8を軸の周りに回
転せしめてホルダキヤツプ8の側壁によつて補充
口7を塞ぐことにより、外側の中空管1の上端部
を水密を保つて密閉し得るように形成してある。
尚、外側の中空管1の上端部及びホルダキヤツプ
8の側壁に内部液の補充口を穿設することなく、
ホルダキヤツプ8を取り外して外側の中空管1の
上端開口部から内部液を注入し、ホルダキヤツプ
8を嵌合又は螺合により取り付けることにより外
側の中空管1の上端部を水密を保つて密封するよ
うに形成してもよい。
9はPH測定電極、10は比較電極側の外管、1
1は液絡部、12は比較電極側の外管10内にお
ける空気の流出口、13は比較電極の内部液の補
給口、14はガラス電極のガラス膜、15は電極
キヤツプで、この電極キヤツプ15から引き出さ
れたPH測定電極9の高絶縁性引出線21がホルダ
キヤツプ8の頂部から水密を保つて引き出され、
外部回路(図には示していないが、インピーダン
ス変換回路、前置増幅器、温度補償回路、指示又
は記録形等より成る)に接続される。
16は、電極保護筒で、その中間部に設けた鍔
状の隔壁17より下方の側壁に適宜の孔隙を穿つ
と共に、下端部を開放して被検液を流入流出せし
め、隔壁17の中心孔に挿通されたPH測定電極9
における液絡部11及びガラス膜14と被検液と
の接触を可能ならしめるように形成してあること
従来同様であり、隔壁17の上部側壁の内周面に
螺子を設け、内側の中空管2の下端部の外周面に
刻んだ螺子に螺合せしめることにより、電極保護
筒16を内側の中空管2の下端部に着脱自在に取
り付けるように形成してある。18は筒状パツキ
ングで、例えば筒状のテーパパツキングより成
り、内周面がPH測定電極9における外管10の外
周面に密着し、上半部の外周面が内側の中空管2
の下端部における内周面に密着すると共に、下半
部の外周面が電極保護筒16の上部内周面に密着
するように取り付けてある。19は平ワツシヤで
ある。
袋ナツト3を緩めるか、袋ナツト3と外側の中
空管1の下端部の外周面に設けた螺子との螺合を
破ると、外側及び内側の中空管1及び2を相対的
に軸方向に滑動自在ならしめ得るから、外側及び
内側の中空管1及び2の総合軸長を所要の長さと
なした後、袋ナツト3を締付けて外側及び内側の
中空管1及び2を固定すると、Oリング6及び筒
状パツキング4によつて外側及び内側の中空管1
及び2の継目、即ち、重なり部分が水密に保たれ
る。
又、ホルダキヤツプ8を回転せしめて内部液の
補充口7を塞ぐことにより外側の中空管1とホル
ダキヤツプ8間が水密に保たれ、電極保護筒16
と内側の中空管2との螺合部分を締付けることに
より、筒状パツキング18によつて内側の中空管
2と電極保護筒16間及び内側の中空管2とPH測
定電極9における外管10間がそれぞれ水密に保
たれる。
したがつて、内部液の補充口7又は外側の中空
管1の上端開口部から注入された内部液は外側及
び内側の中空管1及び2の外部に漏出するおそれ
なく、PH測定電極9の比較電極における内部液の
消耗に応じて外側及び内側の中空管1及び2より
成る電極ホルダ内に貯蔵された内部液が比較電極
に補給される。この場合、比較電極の外管10内
における空気は流出口12から電極ホルダ内に流
出するので、電極ホルダ内の内部液は補給口13
を介して円滑に比較電極の外管内に流入する。
以上は外側及び内側の2個の中空管1及び2に
よつて電極ホルダを形成した場合を例示したが、
3個以上任意複数個の中空管を以て電極ホルダを
形成することが出来る。
即ち、例えば内側の中空管2の内径に比し外径
の適宜小なる第3の中空管の上端部に6と同様の
Oリングを取り付け、この上端部を内側の中空管
2内に挿入し、内側の中空管2の下端部と第3の
中空管との間に3,4及び5と同様の袋ナツト、
筒状パツキング及び平ワツシヤを介装すると共
に、第3の中空管の下端部に18及び19と同様
の筒状パツキング及び平ワツシヤを介してPH測定
電極9及び電極保護筒16を取り付けることによ
り、3段の中空管より成る電極ホルダを形成する
ことが出来る。
第1図には、外側の中空管1の上端部に内部液
の補充口7を穿つと共にホルダキヤツプ8を取り
付け、内側の中空管2の下端部にPH測定電極9及
び電極保護筒16を取り付けた場合を例示した
が、外側及び内側の中空管1及び2の位置を第1
図示の状態と上下逆転せしめ、内側の中空管2の
上端部に内部液の補充口を穿設すると共にホルダ
キヤツプを取り付け、外側の中空管1の下端部に
PH測定電極及び電極保護筒を取り付けるようにし
てもよいこと勿論である。
又、以上はPH測定電極9が比較電極及びガラス
電極の複合電極より成る場合について説明した
が、単体より成る比較電極又は酸化還元電位測定
電極等の場合にも本考案を実施することが出来
る。
尚、本考案における電極ホルダの支持は、例え
ば第2図に示したように支持腕24を介して固定
支持体25に支持せしめる他、従来同様の適当な
手段によつて支持せしめることが出来る。
考案の効果 本考案検出器における電極ホルダは、中空管を
軸方向に滑動せしめて総合軸長を任意自在に変化
せしめ得るから、測定現場の条件、即ち、固定支
持体と被検液面との高さの差、被検液面の変動量
等に対応した長さに定めることが出来、したがつ
て、製造業者において各種軸長の電極ホルダの製
造の要なく、又、本考案における電極ホルダの継
目等は水密に保持されるから電極ホルダ内の貯蔵
内部液が外部に漏出するおそれなく、被検液が電
極ホルダ内に漏入するおそれもないもので、浸漬
形PH等の検出器として効果甚だ大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す断面図、第
2図は、従来の浸漬形PH検出器の一例を示す図
で、1及び2……中空管、3……袋ナツト、4及
び18……筒状パツキング、5及び19……平ワ
ツシヤ、6……Oリング、7……内部液の補充
口、8……ホルダキヤツプ、9……PH測定電極、
10……比較電極の外管、11……液絡部、12
……空気の流出口、13……内部液の補給口、1
4……ガラス膜、15……電極キヤツプ、16…
…電極保護筒、17……隔壁、20……電極ホル
ダ、21……電極引出線、22……ホルダキヤツ
プ、23……内部液、24……支持腕、25……
固定支持体である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 互いに直径が異なり、端部の外周面に螺子を
    刻むと共に、同軸状に、かつ、軸方向に滑動自
    在に配設された複数個の中空管と、互いに隣接
    する中空管の中、直径の小なる側の中空管の外
    周面に内周面が密着せしめられる筒状パツキン
    グ及び内底が前記筒状パツキングの端面に密着
    し、内周面が前記筒状パツキングの外周面に密
    着すると共に、開放端部の内周面に刻んだ螺子
    が直径の大なる側の中空管の端部の外周面に設
    けた螺子に螺合せしめられる袋ナツトとより成
    る電極ホルダの上端部にホルダキヤツプを、下
    端部に電位検出電極及び電極ホルダをそれぞれ
    取り付けると共に、前記電極ホルダ内に電位検
    出電極の内部液を貯蔵せしめたことを特徴とす
    るPH等の検出器。 (2) 各中空管の下端部の外周面に袋ナツトと螺合
    する螺子を刻んで成る実用新案登録請求の範囲
    第1項記載のPH等の検出器。 (3) 各中空管の上端部の外周面に袋ナツトと螺合
    する螺子を刻んで成る実用新案登録請求の範囲
    第1項記載のPH等の検出器。
JP15934786U 1986-10-16 1986-10-16 Expired JPH0355894Y2 (ja)

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JP15934786U JPH0355894Y2 (ja) 1986-10-16 1986-10-16

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JPS6363760U JPS6363760U (ja) 1988-04-27
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JP2015114302A (ja) * 2013-12-16 2015-06-22 住友金属鉱山株式会社 反応槽の酸化還元電位計取付構造

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JPS6363760U (ja) 1988-04-27

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