JPH0355551Y2 - - Google Patents

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JPH0355551Y2
JPH0355551Y2 JP10756685U JP10756685U JPH0355551Y2 JP H0355551 Y2 JPH0355551 Y2 JP H0355551Y2 JP 10756685 U JP10756685 U JP 10756685U JP 10756685 U JP10756685 U JP 10756685U JP H0355551 Y2 JPH0355551 Y2 JP H0355551Y2
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air
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air nozzle
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  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Elimination Of Static Electricity (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、給紙トレー上に堆積された用紙を最
上位のものから順に取り出して複写機やフアクシ
ミリ等に供給する自動給紙装置に関する。
従来の技術 従来から広く用いられている自動給紙装置とし
ては、給紙トレー上に堆積される多数の用紙を最
上位のものから1枚づつ順に取り出してこれを複
写機等に送り込む方式の装置があるが、この従来
例として例えば第4図、第5図に示すようなもの
がある(特開昭58−220032号)。
多数の吸着孔1を有する搬送ベルト2は、駆動
ロール4及びアイドラロール3に巻回され、図示
しないモータによつて矢印A方向に回転される。
搬送ベルト2とロール3,4に囲まれた内部には
バキユームボツクス5が設けられ、該バキユーム
ボツクス5内の空気は吸気ダクト6を介してバキ
ユームフアン7によつて排出されるのであるが、
排出した空気は噴気ダクト8を介してエアノズル
9から噴出するように構成している。エアノズル
9は給紙トレー10上に堆積した用紙11の先端
近傍に開口する。そして、エアノズル9から空気
を噴出することにより用紙11を上位のものから
浮かび揚がらせ、これと同時に吸着孔1に生ずる
負圧により最上位の用紙を吸引して搬送ベルト2
に吸着した用紙を1枚づつ順に搬送ロール12,
13により例えば複写機のプラテンガラス上に供
給するようになつている。
考案が解決しようとする問題点 しかし、このような従来の自動給紙装置にあつ
ては、給紙トレー10から用紙11を1枚づつ取
り出すときに用紙間摩擦力により最上位の用紙に
その下位の用紙つまり最上位から第2番目の用紙
が吸着し、これらの用紙が重なつて搬送ベルト2
により供給されてしまうという問題があつた。と
くに、低湿環境のもとでトレーシングぺーパー等
の高い体積抵抗率の材料からなる用紙を搬送する
とき、搬送ベルト2及び用紙が摩擦帯電し易く、
重送が発生することが多い。
本考案は上記問題点を解決するためになされた
もので、給紙トレーに堆積される用紙を最上位の
ものから順に1枚づつ確実に搬送するようにした
給紙装置を提供することを目的とする。
考案が解決しようとする問題点 そのために本考案の給紙装置は、給紙トレー上
に堆積された用紙のうちの最上位の用紙を吸引す
る吸引手段と、吸引手段により吸引された用紙を
搬送する搬送手段と、前記最上位の用紙を前記吸
引手段により吸引可能な位置まで浮揚させる第1
のエアノズル群と、最上位の用紙とその下位の用
紙の間にエアを吹き込む第2のエアノズル群と、
第2エアノズル群からのエア流方向を切換えるよ
うに前記堆積された用紙の上面に対して傾斜した
斜面をもつエア流衝突壁とから構成し、前記搬送
手段を体積抵抗率が105〜108Ω・cmの材料で形成
し、前記吸引手段の少なくとも該搬送手段と摺動
する部分を導電性材料で形成すると共に、この導
電性摺動部分を電気的にアースして構成する。
作 用 本考案によれば、給紙トレー上に堆積される用
紙のうち最上位にものは第1のエアノズル群から
のエアにより浮揚され、この浮揚された上位の用
紙のうちの最上位の用紙とそのすぐ真下の第2番
目の用紙の間に第2のエアノズル群からエア流衝
突壁を経て噴出されたエアが吹き込まれる。これ
により最上位の用紙と第2番目の用紙とが分離さ
れ、そのうち最上位の用紙のみが吸引手段により
吸引されて該最上位の用紙は搬送手段により所定
の方向に搬送される。
このようにして本考案によると、第1のエアノ
ズルからのエアにより給紙トレイ上の用紙のうち
の上位のものが浮かび揚がり、浮かび揚がつた最
上位の用紙とその真下の第2番目の用紙との間に
第2エアノズル群からのエアを積極的に吹き込む
ことにより最上位の用紙とそのすぐ真下の第2番
目の用紙とを分離し、これにより第2番目の用紙
から最上位の用紙を切り離して最上位の用紙のみ
を搬送手段により搬送する。
この場合、用紙を搬送する搬送手段は、体積抵
抗率の高い材料からなり、しかもアースされる導
電性摺動部分と摺擦しているため、搬送手段及び
用紙の帯電が防がれ、静電気力による用紙の重送
が未然に防止される。
実施例 以下本考案の実施例を図面にもとづいて説明す
るが、第4図、第5図の構成と実質的に同一の構
成部分については同一符号を付して示す。
第1図は本考案の一実施例の概略構成をあらわ
し、第2図はその要部を斜視したものをあらわ
し、また第3図は同じくこの実施例の他の要部を
あらわしている。
給紙トレー10上には堆積された用紙11を位
置決めする用紙案内板15が設けられている。堆
積した用紙11の真上には、駆動ローラ4及びア
イドラローラ3により第1図において矢印A方向
に回転する搬送ベルト2が巻回されている。搬送
ベルト2には図示しない吸着孔が設けられてお
り、この吸着孔近傍においてバキユームボツクス
5のエアの吸引により負圧が生じるようになつて
いる。バキユームボツクス5に接続される吸気ダ
クト6の上流側はバキユームフアン7に接続さ
れ、さらにその下流側においては噴気ダクト8を
経てノズルボツクス18に接続されている。吸気
ダクト6の途中には、搬送ベルト2に最上位の用
紙を吸引するためのバキユームバルブ16が設け
られ、その下流側に後述する第1エアノズル群1
9及び第2エアノズル群20にエアを供給するた
めのリリーフバルブ17が設けられている。
第1エアノズル群19は堆積する用紙11の先
端の上位の部分に噴出エアが当たるようにノズル
ボツクス18に取付けられており、第2エアノズ
ル群20は用紙11の上面に対して角度αだけ傾
斜して設けられるエア流衝突壁21に向けて噴出
エアを吹き当てるようにエアボツクス18に取付
けられている。
さらに詳述すれば、第1エアノズル群19は給
紙トレー10上に堆積する用紙に対してほぼ平行
なエア流を生じさせて上位の用紙を浮揚させ、こ
のうちの最上位の用紙を搬送ベルト2上に吸引可
能な位置まで移動させるようになつている。第2
ノズル群20は吸引された最上位の用紙とそのす
ぐ真下の第2番目の用紙との間にエアを吹き込む
ことにより両用紙の分離を確実にするようにはか
つている。ここで3個設けられている第2エアノ
ズル群20はそれぞれ互いの噴出エアが集中する
方向に向いており、これらのエアノズル噴流がエ
ア流衝突壁21に衝突すると、最上位の用紙とそ
のすぐ真下の用紙との間に澱み圧を生じさせ、こ
の結果最上位の用紙とそのすぐ真下の用紙との間
の静電気による吸引力を打ち消して両用紙の分離
作用を高めている。エア流衝突壁21は堆積され
た用紙11の搬送方向に対して角度αをもつて傾
斜して設けられており、これにより前記澱み圧を
増加させる働きをしている。
そして、前記搬送ベルト2は、体積抵抗率が
105〜108Ω・cmの範囲の例えばカーボンブラツク
入りのハイパロンゴムで形成し、また搬送ベルト
2と摺動するバキユームボツクス5を板金により
形成する。該板金は、アースされている複写機本
体のフレーム30にネジ31により固定されてい
る。即ち、搬送ベルト2は、バキユームボツクス
5、ネジ31、フレーム30を経てアースされて
いる。
搬送ベルト2に吸着された最上位の用紙は、第
1図に示す矢印B方向に搬送され、搬送ロール1
2,13を通過すると、その次に用紙先端がフオ
トセンサ22により検出されるようになつてい
る。
なお、給紙トレー10上には堆積された用紙の
高さを検出するアクチユエータ23が設けられて
おり、これらの用紙が消費されてその高さが低く
なつてくるとアクチユエータ23の働きにより図
示しないスイツチがオンし同時に図示しないトレ
モータが回転して給紙トレー10を所定の位置ま
で上昇させるようになつている。その後給紙トレ
ー10が所定の位置に達すると、アクチユエータ
23も上昇するのでスイツチをオフにし、トレー
モータをオフすることにより給紙トレーはその位
置で停止する。
次に本実施例の作用について説明すると、まず
バキユームバルブ16は閉、リリーフバルブ17
の開の状態にあり、バキユームフアン7が駆動さ
れると、リリーフバルブ17、噴気ダクト8を経
てノズルボツクス18にエアが供給され、第1エ
アノズル群19及び第2エアノズル群20からそ
れぞれエア噴流が所定の方向に噴出される。第1
エアノズル群19からのエアは給紙トレー10上
に堆積された用紙の上位の部分にエア流を当て、
他方の第2エアノズル群20からエア流衝突壁2
1にあたつて供給されるエアが最上位の用紙とそ
のすぐ真下の用紙の間に澱み圧を作るように供給
される。したがつて主として、給紙トレー10上
に載せられる用紙のうちの上位の用紙が第1エア
ノズル群により浮揚されかつそのうちの最上位の
用紙がそのすぐ真下の用紙と分離するように第2
エアノズル群20によりはかられる。
バキユームバルブ16が開、リリーフバルブ1
7が閉の状態になると、バキユームフアン7の作
用により吸気ダクト6を介してバキユームボツク
ス5内に負圧を生じさせ、この負圧が搬送ベルト
2に形成される図示しない吸着孔に生じこれによ
り搬送ベルト2上に最上位の用紙を吸引する。
該用紙が強い静電荷を帯びているときがある
が、このとき用紙が搬送ベルトに吸着すると同時
に用紙上の電荷が除去され、そのすぐ下位の用紙
との間に生じている電荷をも除去する。
したがつて、最上位の用紙とそのすぐ下位の用
紙との分離作用を果たし、重送を防止することが
できる。
尚、吸気ダクト6内の負圧が所定値以上に上昇
するとリリーフバルブ17が開になるようになつ
ている。
バキユームバルブ16が閉の状態から開の状態
に切換わつたのち所定時間経過すると、図示しな
い駆動源と連結される図示しないクラツチがオン
になり、駆動ロール4を矢印Aの方向に回転させ
て搬送ベルト2を矢印Bの方向に駆動する。搬送
ベルト2により移送される用紙は搬送ロール1
2,13を経てフオトセンサ22を通過する。こ
のフオトセンサ22が通過する用紙の先端を検出
すると、前記クラツチをオフにして駆動ロール4
の動作を停止すると共にバキユームバルブ16を
閉の状態にする。これによりそれまで吸着されて
いた用紙が搬送ベルト2から引き剥がされ、搬送
ロール12,13を経て用紙を図示しない例えば
複写機のプラテンガラスへと供給する。
上記実施例では、バキユームボツクス5を板金
により形成したが、本考案としては、バキユーム
ボツクス本体をプラスチツクで構成し、その表面
に導電性メツキを施したバキユームボツクスを用
いてもよい。
考案の効果 以上説明したように本考案によれば、給紙トレ
ー上に堆積された用紙のうちの上位を用紙を第1
エアノズル群からのエア噴流により浮上させると
共に、その内の最上位の用紙を第2エアノズル群
からエア流衝突壁を経て供給されるエア噴流によ
り分離し、かつ摩擦帯電した用紙から搬送手段を
経て電荷を除去するようにしたので、最上位の用
紙とそのすぐ真下の用紙の分離を確実に遂行する
ことができこれにより用紙の重送を防止すること
ができるという効果を生じる。したがつて給紙ト
レイに堆積される用紙を最上位のものから順に1
枚づつ確実に搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例をあらわす概略構成
図、第2図はその要部をあらわす斜視図、第3図
は第1図の他の要部をあらわす概略構成図、第4
図は従来例をあらわす概略構成図、第5図はその
要部をあらわす平面図である。 2……搬送ベルト、4……駆動ロール、5……
バキユームボツクス、6……吸気ダクト、7……
バキユームフアン、10……給紙トレー、11…
…用紙、16……バキユームバルブ、17……リ
リーフバルブ、18……ノズルボツクス、19…
…第1エアノズル群、20……第2エアノズル
群、21……エア流衝突壁、30……複写機本体
フレーム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 給紙トレー上に堆積された用紙のうちの最上位
    の用紙を吸引する吸引手段と、吸引手段により吸
    引された用紙を搬送する搬送手段と、前記最上位
    の用紙を前記吸引手段により吸引可能な位置まで
    浮揚させる第1のエアノズル群と、最上位の用紙
    とその下位の用紙の間にエアを吹き込む第2のエ
    アノズル群と、第2エアノズル群からのエア流方
    向を切換えるように前記堆積された用紙の上面に
    対して傾斜した斜面をもつエア流衝突壁とから構
    成される給紙装置において、前記搬送手段を体積
    抵抗率が105〜108Ω・cmの材料で形成し、前記吸
    引手段の少なくとも該搬送手段と摺動する部分を
    導電性材料で形成すると共に、この導電性摺動部
    分を電気的にアースしたことを特徴とする給紙装
    置。
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JP5455971B2 (ja) 2011-05-24 2014-03-26 シャープ株式会社 給紙装置、及びそれを備えた画像形成装置
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